「WTWオピニオン」
【第101巻の内容】
「未成熟なクルマ社会」
「東洋経済とダイヤモンドから」
「雑誌世界から」
「2020年の政治と経済」
「大脱走」
「戦争をする猿」
「黒星を一気に回復する方法」
「IR見直しが70%」
「マイナンバーカードの恐怖」
「質が低い日本の芸能界」
1611.未成熟なクルマ社会 19/12/28
・イライラのトップは強引な割り込み。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000019-rps-bus_all
コメント:これだから発展途上のドライバーは困るのです。強引な割り込みは自分勝手な運転の最たるものであり、割り込まれた方が、驚いて急ブレーキ変え、後続車に追突でもされた日には、目も当てられません。とはいえ、テキは僅かでも前方を走っているわけで、後続車としては、身構える時間があり、不測の事態の覚悟も出来ます。
むしろ避けるべきは、割り込みさせまいと、車間を無理に詰めるセコイ行為です。割り込んでくる方には、前方に障害物があるなどの、やむを得ない事情がある場合もある(その方が暴走行為より多い)ので、割り込みを邪魔することで、事故の原因を作り出してしまうなることもあるのです。割り込みを事故に発展させないことは、後続車の義務なのです。
割り込み対応だけでなく、ドライバーの気持ちの余裕と、大人の対応が、「不必要な」事故を減らすことにつながるのです。それが、成熟したクルマ社会というものです。日本は未だに東南アジア並みに、遅れたクルマ社会なのかもしれません。
特に気の短いドライバーは、一度海外(但し欧米)で、運転を経験してみるべきだと思います。大人の運転とはどういうものかを、垣間見ることが出来るでしょう。ちなみに私が一番イライラするのは、右左折の直前になってシグナルを出すドライバーです。しかもそれは、後続車の急な車線変更の原因にもなっています。
・小沢一郎、次期衆院選で自民党倒せる。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20191227/k00/00m/010/189000c
関連記事。安倍首相の7年。議会民主制を蝕む驕慢。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019122702000134.html
関連記事。立民と国民合流へ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201912/CK2019122702000256.html
コメント:頼む。必ず倒してくれ。この腐りきった日本を、そのまま次世代に渡すことなど、どうしてできようか。
1612.東洋経済とダイヤモンドから 19/12/30
動乱と混乱の2019年も、残すところ後1日となりました。今日のWTWは、週刊東洋経済、週刊ダイヤモンド、そして雑誌世界の最新号からの情報を交えて今年を振り返り、2020年を見通します。今日の週刊誌は経済専門誌なので、両誌ともに、2020年の経済、特に株価の予測を特集記事にしています。
・今求められているのは自己を変革し続ける経営者。丸山・キーガン対談(週刊東洋経済)。
コメント:詳しい内容は本誌をお読み頂くとして、私はCOOとCEOの違いについて述べたいと思います。企業が本来のビジネスを回し、遂行(製品の製造や売り買いのオペレーションを)してゆく上で、日々必要となる調整や、問題を解決するのが、チーフ・オペーレーティング・オフィサーの役割です。
CEOは企業経営の在り方を俯瞰し、なかでも企業の明日の飯の種を見つけることが最大の仕事です。現行ビジネスを拡大するために必要な人脈づくり、政治や経済の正確な見通し、ロビー活動、業界のとりまとめなどの責任を負います。
COOは常時、現場に近い席に居てもらわないと困るが、逆にCEOは席を温めていないで、飛び歩いて貰わないと困るのです。
そういう意味で、日本企業で、真にCEOと呼べる人は少ないと思います。京セラの稲森は、その数少ない人物の一人です。
しかし日本企業の通例として、社長がCOOとCEOを兼務していることが多いと思います。しかしこの二つは、目的も性格も全く異なる。そもそもCOOは売り上げや利益や品質を落とさないこと、できればそれを上げて行くこと。企業を企業たらしめ、事業と従業員を維持してゆくことこそが、最大の使命です。だから保守的でもいいのです。
時間軸で言えば、過去と現在に立っている。
ところがCEOは、未来に足を置かなければならない。いまの自分を肯定して、現状に安住してしまったら、企業の発展も、新ビジネスの開発もない。企業の明日を保証することがCEOの存在理由なのです。だから自己変革が必要なのです。それはCOOではなくCEOだからなのです。
なので、代表権の或る会長がいれば、会長がCEOを担務すべきだと思います。それに経験が長いので、社長(COO担務)より顔が効くという利点もあります。
・2020年の新6重苦。産業総論。(週刊ダイヤモンド)
1.地政学リスクの拡大(米中貿易摩擦、ブレグジット)
2.自由貿易からの逆行(ナショナリズムの台頭)
3.金融危機の再来不安(過剰流動性の高まり)
4.デジタル革命の周回遅れ(レガシーが足かせ)編者注:みずほを見よ
5.モノからコトへの転換遅れ(製造業のサービタイゼーション)編者注:トヨタを見よ
6.人材不足とミスマッチ(業種、地域、世代のミスマッチ)
・系列を壊すCASEに威力。ホンダ・日立の部品統合は序の口。(週刊ダイヤモンド)
コメント:CASEとは、近未来の自動車の4つのファクター、即ちコミュニケーション機能、自動運転、シェア、電気自動車のことです。とはいえ、電気自動車は時期尚早であって、政治家とメーカーの押し売りの印象が濃厚です。私は全個体電池になり、給電ステーションが津々浦々に広がり、電池のリサイクルのシステムが出来るまでは、買う気にはなれないのです。
・コンビニ3社の主要経営指標。(週刊ダイヤモンド)
ローソン(売上7270億円、利益545億円、時価総額-19%)
セブン(売上6兆6880億円、利益4145億円、時価総額-8%)
ファミマ(売上5250億円、利益600億円、時価総額+20.6%)
コメント:ファミマが気になります。大きいがゆえに貴からずでしょう。
・2019年ベスト経済書。(週刊ダイヤモンド)
1位 家族の幸せの経済学
2位 資本主義と戦った男(宇沢弘文)
3位 生産性(理解と真実)
4位 グローバル・バリューチェーン(新・南北問題へのまなざし)
5位 ファクトフルネス(10の思い込みを乗り越えて)
以下10位までは省略。
コメント:一位の本の著者が言いたかったことは、何が幸せかは個人によって違うが、自分の経験に縛られたり、他人の発言に振り回されることなく、エビデンスに基づいて判断することが大切だということで、本人は固定観念から人々を解放したいと述べています。
関連記事。第三位の生産性について。
https://diamond.jp/articles/-/224393
・関連記事。脆い世界経済。火遊びする政策立案者。せめてばかなことはするな。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58012
前書が長いと評判が落ちるので、雑誌世界の紹介は明日にさせて頂きます。
1613.雑誌世界から 19/12/31
既に廃刊になって久しいが、私も昔良く読んでいた雑誌にリーダーズ・ダイジェストがあります。保守系の雑誌ですが、海外のベストセラーを要約で読めるので便利でした。正月に、母の実家(東御市)に行くと、リーダイのバックナンバーを読むのが(生徒時代の私の)楽しみでした。それで思うのは、WTWもある意味で、ミニ・リーダーズ・ダイジェスト(但し国内情報)ではないかということです。
ところで世界と言えば、超のつく硬派の雑誌の代表で、小生ごときの手に負える相手ではないので、できる事と言えば、自分で気になった部分を抜き書きで紹介することくらいです。
「教皇フランシスコのメッセージ」から
…世界は手におえない分裂の中にある。恐怖と相互不信を土台とした偽りの確かさの上に平和と安全を築こうとしている。軍備拡張構想は貴重な財の無駄遣い。何百万という家族や子供が人間以下の生活を強いられている。兵器使用を制限する国際的な枠組みが崩壊する危険がある…
「メディア批評(神保太郎)」から
…桜を見る会で、赤旗は関係者に面談し、証言を取り、物証となる案内状などを入手した。質問時点で首相側は詰んでいた。赤旗の手法は、調査報道そのものである。議員活動と一体になった取材ではあっても、規模や全国ネットを抱える大手メディアならできない事ではない。赤旗にあって、大手メディアに無いのは、追及する意思ではないか。
…ネットの普及は世論形成のルートをも変えつつある。桜を見る会も、国会での共産党の追及が、ネットで話題になり、動画が拡散。手ごたえを感じた野党が足並みを揃えた。新聞が動き、ワイドショーが連日流す。官邸は、新聞が政治面で取り上げる程度なら乗り切れるが、ワイドショーのネタになったら持たないと判断したと言う。
…世論とは、かつては新聞の社説をさしたが、今はネットとワイドショーだと、自民党幹部は言う…
「批判なき時代の民主主義(山本圭)」から
…近年、活発な対立や批判はあまり歓迎されない雰囲気がある。野党による国会追及にせよ、路上での抗議運動にせよ、批判し、対立することは、ネット上の罵詈雑言と大差ないものと処理されるか、或いは空気が読めないことと同義とされる。
選挙で批判なき政治を高らかに唱えた政治家もいれば、批判することを疑う態度が大学の広告にもなる。
…共感にせよ、包摂にせよ、寛容にせよ、無条件の肯定が良しとされる。そのような知的かつ政治的環境を私たちは生きている…。
「新たな規範を打ち立てる市民の力(目加田説子)」から
…私たちはこれまで、人権も含めたさまざまな価値に気づき、社会を変えてきました。すぐに変わらないからと言って、極端に悲観したり、シニシズムに陥る必要はありません。時代が逆戻りしていると強調しすぎるのもバランスを欠くと思います。
…力が低下したリベラル秩序をいかに回復していくかが重要で、そのためには価値の転換と、規範の力に着目しています。
NPTは不平等条約ですが、その中にあって、新たな核兵器禁止条約が成立したことは、非常に意味があります。そこには、非人道的な兵器と人類は共存できないという、価値の転換があったのです。
…良い意味でボーダーレになっている社会では、女性差別や貧困など、どの国においても共通する課題に対する問題意識が、国家という枠を超えて共有されやすくなっています。国境を越えた市民連携をしない理由の方が見つけにくいとも言えます。
…日本も多様化して、ニーズも一様ではありません。その声をすくい取って、政策に転換させてゆくメカニズムを考えていかなければなりません。本来ならば、市民社会の実相を映し出す政治を作っていかなければなりませんが、実際には、国が保守化した政治の枠に市民をはめ込んで規定してしまっている状況です。それを逆転させていかなければならない。
それにはリーダーシップとフォロワーシップの両方が必要です。声を上げ、呼び掛ける人がいても、日本の場合、ついていくよという声が余りにも小さいので、リーダーシップは発揮される事なく、異端児として社会の中で浮いてしまう…。
「選ばれる街にイージスアショアはいらない(花田憲彦)」から
山口県阿武町の決意。街をあげての反対表明。
…電磁波の健康への影響、攻撃目標になりかねないこと、発射の際、ブースターが生活の場に落下する恐れ、ミサイル基地の肥大化、地下水の流れへの影響など、いろいろな不安が出されています。…町長としては、街が推進しているIターンやUターン政策への影響で反論したい…。
1614.2020年の政治と経済 20/1/1
安倍首相は五輪で見栄を張った後で、岸田への禅譲を考えるでしょう。自分を訴追する恐れがないからです。安倍首相が、どこまでも自分の都合(国民の都合よりも)を優先することが、モリカケを含む全ての政治的事件で分かっているのです。しかも解散の目的は改憲にするでしょう。そして自民党が勝てば、民は改憲に前向きだという屁理屈をつけて、強引に国民投票に持ち込もうとするでしょう。最悪の首相、日本のトランプです。
・世耕に600万円献金。原発工事会社。
https://www.47news.jp/national/genpatsu/4086721.html
関連記事。安倍政権のおごりにストップを。與石。
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191224/pol/00m/010/013000c
コメント:それは違います。桜問題に、安倍政権の腐敗と不正(公金の私的流用、裏社会との関係、公文書の破棄、嘘の証言、官僚への圧力、収賄=IRと原発)の本質が示されているのです。おごりの一言で片付けているから、いつまでたっても自民党の支配が続くのです。おごりではなく腐敗なのです。安倍政権の違法を、具体的な例を挙げて国民に「実態を正しく」理解してもらうことが、自民党を追い詰める上で欠かせないステップなのです。
・米国は金融バブルで雇用を維持。
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20191226/biz/00m/020/008000c
関連記事。NYダウ233ドル高。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54021170T00C20A1000000/
・国内景気回復と回答は19%に留まる。昨年は70%。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020010201000715.html
コメント:不動産や自動車などは、異常な値上がりをしています。異常だから、いずれはじけます。バブルがはじけるとどうなるのか、安倍も麻生も本当に理解しているようには思えない。それでも本能的にヤバいと思ったからこその、突然の(垂れ流しの)巨額財政出動でしょう。しかし日本経済が危ないなどとは口が裂けて言えないでしょう。でも無定見な財政出動はバブルの火に油を注ぐだけです。しかもバブルの方が、不景気より遥かに危険です。とはいえ、編集子も、来るべき日本の経済破綻に、どうやって国民が自分の生活を守ればいいのか、良い知恵はないのです。
・世を儚む暇があったら考えろ。帰ってくる半沢直樹。
https://diamond.jp/articles/-/224217
・ノーベル賞あげたかった中村さん。川柳。
https://mainichi.jp/articles/20200103/ddm/003/040/015000c
コメント:日本人なら誰しもそう思うでしょう。
・自衛隊疲弊。人員不足。
https://mainichi.jp/articles/20200102/k00/00m/030/184000c
コメント:安倍首相ら国民皆兵(そのための改憲)と言いたいところでしょう。無論自分では戦地に行く気は毛頭なし。自分(将軍閣下)は国民とは別だと思っているとしか思えない。任務を減らすことは絶対に考えない。しかも理由としては、災害対策だけを取り上げるでしょう(建前と本音が180度違う天性の嘘つきです)。
1615.大脱走 20/1/1
・トルコの警察、ゴーンの不法出国に関連して7人を拘束。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010200246&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
関連記事。検査なしは100%できない。
https://www.asahi.com/articles/ASMD045GZMD0UTIL00N.html?iref=comtop_favorite_03
関連記事。警備会社が思念。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92051.php
関連記事。8日にベイルートで会見。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/8-26.php
関連記事。ゴーンを国際手配。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54011850S0A100C2CZ8000/
コメント:ゴーンの日産の私物化、即ち株主への背任行為は否定できません。でも、「有罪が最初から分かっている裁判」もまた、あってはならないのです。そんな裁判なら、逃げられるものなら、誰でも逃げたいと思うでしょう。ゴーンの8日の会見は世界中に配信されるでしょう。そうなると日本の司法制度の欠陥(安倍政権の別扱い、司法官の公務員化)が白日の下にさらされる可能性があります。そうなれば、むしろ国民はゴーンに感謝しなければならなくなるのかもしれません。
1616.戦争をする猿 20/1/6
・トランプの説明に疑義。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6347334
関連記事。司令官殺害。法的根拠に疑問。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6347296
関連記事。中露はイラン支持。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6347308
関連記事。イラク、米軍撤退を要求。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54051830W0A100C2000000/
コメント:当たり前です。利用しては捨てるという米国の身勝手が何時までも通用すると思ったら大間違い。それでもトランプに縋りつくみっともない首相もどこかにいるようだが。プライドのない姿勢は、国を貶め、国と国民を売ることになります。
1617.黒星を一気に回復する方法 20/1/7
・自民船田、立て続けに黒星。政権の緩みが顕在化。
https://www.asahi.com/articles/ASN164CR8N16UTFK00D.html?iref=comtop_list_pol_n01
関連記事。自衛隊派遣変更せず。首相、司令官殺害の評価避ける。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54065150W0A100C2EA2000/
関連記事。首相の任命責任。3アウトでチェンジに。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202001/CK2020010602000225.html
関連記事。安倍首相、批判は承知、招待者明かさず。
https://www.asahi.com/articles/ASN1651TSN16UTFK00P.html?iref=comtop_list_pol_n02
コメント:明かす義務があります。なぜなら首相〈=公人〉として招待しているからです。これはもはや公私混同とも言えません。いつまでたっても、私心から離れられず、公人になりきれない政治家が、私人のままで「公職を詐称している」に過ぎないからです。政権の緩みなどという上品なものではなく、どこにでもある陳腐な権力の腐敗に過ぎないのです。虚言癖の首相に相応しい末路(=花道ではない)が用意されているのかもしれないのです。桜の会で、安倍首相も結局、他の閣僚と同じ穴のむじなに過ぎず、潔癖ではあり得ないことが分かってしまいました。ということは、つつけば更に危ないものが出てくる可能性もゼロではないのです(特に宗教団体や反社集団との関係で)。但し捜査権限の無い国民としては、告発は検察に任せるしかありません。それにしても、桜の会やIRの国会での追及次第では、解散という逃げさえ打てない、二進も三進もいかないドツボにはまる可能性もあります。そういう首相の自ら招いた苦境とは別に、国民として言いたいことはただ一つ。保身のために、トランプのようなケダモノに日本を売るような首相はいらないという事です。もはや彼には、死ぬ気になって、捨て身でイランと米国に飛び、これ以上の攻撃を止めさせる(停戦する)よう説得を試みるしか生きる道はないのです。しかもそれが出来れば、ノーベル賞への道が開けるかもしれないのです。
1618.IR見直しが70% 20/1/12
・IR整備見直しが70%。中東派遣反対58%。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020011201001683.html
関連記事。自衛隊派遣や桜を見る会に抗議。新宿で大規模デモ。
https://www.47news.jp/localnews/4409627.html
関連記事。安倍は辞めろ。退陣要求デモ。
https://mainichi.jp/articles/20200112/k00/00m/040/188000c
コメント:ここに民意があります。なによりあれだけの安倍政権(とNHKや読売)の洗脳にもめげず、日本の国民が正気を保っていることが救いです。それでも国民を無視して暴走を続けるのが安倍晋三の政治姿勢です。まさにそれがお前のやり方か、なのです。
1619.マイナンバーカードの恐怖 20/1/12
・介護・健康保険証、マイナンバーカードと一本化。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54323130R10C20A1EA3000/
コメント:余計なお世話です。国民を管理することが目的のマイナンバーなど、誰が使うものですか。国民が番号とマスで管理されるようになれば、その瞬間に、もはや血の通った個人も国民も存在しなくなります。ひと握りの富裕な権力階級と、管理し徴税するべき(あるいは徴兵対象の)大衆がいるだけなのです。ナチスの収容所の背番号と何ら変わらなくなるのです。しかもその管理は一方通行であって、国民には政治家や行政官を評価し、管理する仕組みが無いのです。国家の権利ばかりが強調され、国家の義務の方はないがしろにされるのです。そう書くと、おそらく行政側は、取りこぼしが無いようにするためにこそ、ナンバーが必要だというに違いないのです。
それでもなおマイナンバーが恐ろしいのは、最近の顔認証技術の発達があるからです。写真を登録すれば、誰がどこで何をしているかが、リアルタイムで分かるようになるのです。しかもそのシステムを使うであろう警察が、いつも国民の味方とは到底言い切れないところが問題なのです。
反社どころか、反政府、というより政権に少しでも批判的な人物の発見、分析、追跡にも使うことはほぼ間違いないのです。公安とはそういう仕事(反政府行為の監視)をする部門なのです。もはや効率の悪い尾行などいらなくなるのです。
ここで最悪最大の問題は、ことほどさように国民は、自分が何も知らない(know nothing)という事さえ「知らない」ということなのです。しかも国民には知らしむべからずを徹底して来たのが、政財界の権力者(=富裕層)と、彼らに追従(忖度などいう言葉は使いたくもない)するメディア(と芸能界)なのです。
1620.質が低い日本の芸能界 20/1/12
・安倍首相、芸能人と急接近。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6347965
関連記事。山里バブル。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6347962
コメント:上記の記事とも関係するのですが、まず確かにラッキーでしょうが、山里個人の責任ではないと思います。有名女優との結婚がもたらした棚ぼたと考えたほうが良いのです。そもそも母体の南海キャンディーズ自体が、漫才としてのレベルは高くなく、ボクサーから女優に転身した相方も、うまくいっているようには思えません。
それよりも大きな問題は、日本の芸能界のいびつな構造です。魅力も実力のない人たちが既得権益のように、どのチャンネルを回しても登場しています。TV局の一方的な選別で、彼らが大衆に押し付けられているのです。個人の偏見があることを承知で言わせてもらえば、タケシも、サンマも、所も、松本も(金髪、ひげ面だけでも見苦しい)、高橋父子も、切れ芸だけの梅沢や竹山も、天然では済まない指原も、もうこれ以上見たくはないのです。
芸能界においても、競争原理は必要です。コネだけの既得権が大きな顔をする世界で、健全な芸能や娯楽が育つはずは無いのです。その証拠に、欧米では当たり前の、政府や権力批判のスタンダップ・コメディ(漫談または漫才)は皆無と言っていいほどなのです(僅かに近いのはニュースペーパーとロケット団で、爆問は浅い)。取り分け漫才では、世界で通用しそうなものはありません。
むしろ世界で通用するのは、英語が縛れる俳優か(歌手は声量と語学力に問題がある)、パントマイムのが、がーまるちょばや、これは確かに実力のある、若手のマジシャンくらいのものでしょう。今の若手の俳優の中にはプロ以上に歌唱力の或る者も出てきているので、これからが楽しみです。海外で修業して、世界で通用する競争力を身に着けて欲しい。
日本の芸能界は一発屋が多すぎます。そういう意味では古坂大魔王(ピコ太郎)の変身は、ずるいけれども旨いと思います。
こういう世界でもまれな、ローカルで異質な芸能界が出来上がったことについては、日本のTV局にも大きな責任があると思います。
コネだけの芸能界、それを支える政治家(晋三等)、芸能界と芸能人を食い物にする闇社会(他の誰が麻薬を供給するというのでしょうか)。
多分それは米国でも似たようなものなのでしょうが、米国では当然の競争がなく、その代わりにあるのがコネなので(それが極端なのがNHK)、エンターテイメントの質は下がる一方なのです。
権力を批判でもしようものなら(政権の顔色をうかがう)TV局から干され、或いは芸能界(プロダクション)から排除されるので、結果的に、安倍政権の続投に、日本の芸能界は一役も二役も買っているのです。
もういい加減に、国民は上から目線で与えられる、質の低い娯楽に満足せず、文句を言い、或いは拒否反応(スポンサー商品の不買運動)を示すべきなのです。
タケシや松本には早く退場して欲しいし、芸能という名の娯楽がなくても、国民は生きていけることを忘れてはならないのです。