「WTWオピニオン」

【第110巻の内容】

「国家救難タスクフォース」
「五輪の女帝とコロナの女王がまさかのコラボ」
「都知事選を延期せよ」
「なんでも見直す委員会」
「アベノマスクの闇」
「名刀田坂丸」
「国民不在の政治ショウ」
「石破を総裁に」
「8割の根拠」
「要請の前に謝罪と反省を」

1701.国家救難タスクフォース 20/4/22

昨日提案した、コロナ災害対策本部のタスクフォースの概念ですが、もう少し具体的に説明してみたいと思います。問題が解決するまで、スタッフはホテルに缶詰めとなります。まず分科会ごとに会議室を割り当て、部門長(中隊長)を任命します。部門長は関係の深い省庁や、これと目星をつけた企業からから、若手のナンバーワン、またはナンバーツーを、期間を限って強制的に借り上げ〈徴用〉ます。チームワークが上手く機能するようなら、複数の東洋でも結構です。彼らには個室をあてがいます。無料飲食券も出ます。彼らは前線への切り込み隊の小隊長なので、彼らには自由に使える予算と車と最新の機材を与えます、但しサポートに必要な人材は自分で調達させます。助っ人は家族でも友人でも同僚でも部下でも構いませんが、臨時の公務員なので、守秘義務契約が必要です。

小隊長は自省庁の枠に捕らわれることなく、横断的に活動することが認められ、又その必要があります。万が一、他省庁の理解が得られなくて、トラブルになった時の調整役は中隊長(部門長)の仕事です。今はやる気のある若手の、創意と工夫と熱意と体力が是非とも必要なのです。既成概念に囚われ、既得権でがんじがらめになった老害スタッフでは、動きが鈍く、問題の迅速な解決が期待できないからです。海外に情報を取りに行ったり、調査を行うのも自由です。

今思いつく、タスクフォースが必要な、具体的なテーマには以下が考えられます。
生鮮食品と米・麦・食肉の確保(生産見通しと、最適配分、備蓄の為の政府買い上げ分の検討を含む)は農林マター。食料の備蓄方法(冷蔵倉庫)と運送方法は国交マター。生活資材(トレパーやマスク)の生産と供給体制の構築は、経産マター。人の移動を最小限にする最適地図の作成と、国民が最低限度の生活を維持するために必要な、最小限誤の移動手段(バス・タクシー)の確保と維持(含む国庫補助)も国交マター。個人と企業の家賃の繰り延べや、無利子融資は財務マター。最も重要な赤字国債の発行準備も財務マター。観光地や遊戯施を全滅させずに、選別と延命(いわば事業のトリアージ)の方法を考えるのは地方創成マター。

緊急事態法がもっと有機的、能動的に、しかも基本的人権の侵害を最小限度にするような、法改正と、法解釈を考えるのは法務マター。税金の繰り延べ(消費税の凍結を含む)減免の方法を考えるのは総務マター。企業の生産活動の一時休眠と、有休設備の有効利用を考えるのは経産マター。在宅教育の手法の確立と、教材の制作、学童に一人一台のPCを早急に配布するのは文科マター。大きな病院船の建造は自衛隊マター。というように、有事の検討事項は山の様にあるのです。

国が危機に置かれているときに、最良の人材を投入することにためらいがあってはならないのです。いくら使っても、タスクフォースの経費など(アベノマスクに比べれば)微々たるものです。じっとするな。考えよ。他人の知恵も借りよ。閉塞感を打ち破って活動範囲を広げよ。国と国民をコロナ禍のピンチから救うために。

関連記事。ノーベル賞本庶、PCR検査1日1万件超やるべき。
https://www.asahi.com/articles/ASN4P5V00N4PPLBJ004.html?iref=comtop_8_03
関連記事。政府に二つの非常識。森永。
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200420/pol/00m/010/004000c
関連記事。家賃支援法、与野党で取り合い。
https://mainichi.jp/articles/20200422/ddm/005/010/078000c
関連記事。コロナ解雇、働く人を軽視している。東京社説。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020042102000149.html
関連記事。休業補償は認めない。北村。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6357799
コメント:居酒屋やカラオケ店への支援では、国民の理解は得られまい(小池知事は財源が血税だということが分かっているのか)。国民の生活支援の方が先だし、中小企業は夜の店だけではない。一定の事業支援をするにしても、ビルのオーナーにも負担を分担してもらう、家賃対策から入るべきです。



1702.五輪の女帝とコロナの女王がまさかのコラボ 20/4/25

10年ぶりに(当時自慢だった)ステレオに灯を入れて、昔のCDを聴きながら作業しています。屋内の仕事があり、外出する暇もありません。ただ情報を横流ししているように見える、このWTWでも、日に8時間掛かっています。

コロナのストレスで国民が追い詰められ、日本中が急速に閉鎖的に、排他的に、ヒステリックになってきています。人間性を置き去りにし、自分さえ良ければという、身勝手で醜い面だけが強調されるようになってきました。こういう状況であればこそ、政治や行政が、弱者の保護に動かなければならないのに、都知事からはそういうニュアンスのメッセージは殆ど伝わってきません。ひたすら都民を追い立てる、というより閉じ込めることに躍起になっているようにしか思えません。もしどうしても「都民」を自宅から出したくないのなら、弁当(ピザでもそばでも)か、もしくは食材を各家庭に配送することを考えるくらいの覚悟が必要です。でもそんな気は都知事にはさらさらないでしょう。なぜなら自分は「都民の為に」正論を述べているのだから、都民は黙ってそれに従うのが当然だという強い信念(というよりは都民への甘え)があるからです。

他県の知事が東京から来ないでくれというのは理解できます。なぜなら自県の県民を、感染から守りたいからです。都知事は他県から都内に来ないでくれと言ったのでしょうか。五輪延期後に最初に発した言葉がロック・ダウンです。あたかも東京の周囲にはベッド・タウンが存在していない、或いは全面通勤禁止のような、驚愕の発言でした。そして今はステイ・ホームです。正確に言うとステイ・アト・ホームですが、万事省略が好きな米国ではステイ・ホームの方が多く、その場合は、ホームは名詞ではなく、目的語(家に)として使われます。ちなみにジョンソンもステイ・ホームと言っていますが、これは多分に彼のコックニー訛りと関係があるのではと憶測しています。私は某女史が、その辺まで分かっていて、英語を乱発しているのかどうかが、少々気になっています。

最近の同氏の発言でも最悪は、公園を閉鎖すると言い出したことです。親御さんは子どもさん同士が、接近、接触しないように見守ってあげてください、とでも言うのなら未だ分かるが、なんでもかんでもてーへんだと(杓子定規のように)騒いでいる印象(とりわけ西浦某)が否定できません。学校も休みで、長期の外出禁止で、狭い家に居場所もなく、子供たちと親のストレスは限界に来ています。一方、反専門家会議(ここは私も同意見)のコロナの女王、即ち岡田教授は、この小池知事の決断が素晴らしいとほめそやしています。

この二人に共通するのは、強権体質、で悪ければ強い女性です。私が彼女たちの態度で我慢できかねるのは、「たった」6割とはいえ、それでも国民も都民も、誠一杯努力しているのです。そこには全く考慮せずに、足りない足りないと叫ぶだけです。専門家会議も最近では8割を既成概念として押し出しています。そういう自分達は、これまで何もして来なかったではありませんか。そのツケを何故国民が一方的に背負わなければならないのでしょうか。しかも8割の根拠は、専門家会議の西浦教授の曖昧な計算(しかも国民には開示されない)しかなく、なぜ誰も再計算もしないし批判もしないか全く分かりません。なんで彼とその根拠なき数字が、聖域化されなければならないのかが理解できないのです。

何事によらず、この行政の規制概念化で、どれだけ国民は苦労もし、迷惑もかけられてきたことか。多分それは森友の構図と同じなのかもしれません。一度、首相が追認してしまったからでしょう。見方を変えれば、8割ではむしろ足りないのかもしれません。素人の直感でも、2週間限定なら95%以上は必要な気もします。でも、それもこれも可能な限り正確な予測値が前庭の話なのです。

これという科学的、医学的な根拠も示さずに、ひたすら都民と国民のお尻を叩く。それが小池知事と岡田教授(と専門家会議)が実際にしていることなのです。でも今の日本で、有事だからこそ最も必要なものは、リーダーと都民や国民との信頼関係なのです。ドイツ・台湾・大阪・和歌山・北海道ではそれが成立しています。でも東京はどうなのか。東京では信頼感が生まれないのは、都民や国民の側に責任があるわけではないのです。感染経路が追えなくなったのも、「ウイルスをまき散らした」国民のせいではなくて、政府が(もっと言えば専門家会議と厚労省が)対応を間違えたからなのです。

それでも「緊急事態宣言(特措法)」が発令された以上、都民は(国民も)在宅勤務や、休業に努めています。でもそれは首相に言われたからでも、都知事に指示されたからでもないのです。そうしないと、感染が広がることを、自分で理解しているからなのです。しかし国民の一斉行動の前提は、共通の理解と心からの納得(得心)なのです。だから政府も東京都も、国民や都民が納得するように最大限の説明をすると共に、自らも身を切る努力をしていることを、示さなければならないのです。西村大臣にはその努力が垣間見えるものの、都知事からは(もっと言えば岡田教授からも)それは伝わってきません。

しかも自分達の自粛や休業の努力の効果を、自分で把握することが出来ないという理解不能の仕組みです。全ての数字を厚労省が握っているからです。加えて、一部実施されている抗体検査でも、その結果は本人に通知する必要はないと、岡田教授は言い切りました。何という研究優先の価値観でしょうか。言い方を変えれば上から目線なのでしょうか。困っているのは研究者ではなく、国民なのです。この教授には、国民の一人一人が、血の通った人間だということが理解できていないのではないかと思えてきます。

自粛の出来栄えを評価するのは、専門家会議であり、政府と都知事なのです。これってどこかおかしくないでしょうか。なんで国民が自分で判断できず、誰かから成績をつけて貰わなければならないのでしょうか。しかも結果が分かるのは2週間も経ってからであり、その時の、厚労省(大本営発表)の数字でしか、国民が確認する手段はないのです。

小池知事と岡田教授が、国民や都民にお願いをすること自体は間違っているとは思いません。でもそこには絶対に踏み越えてはいけない一線があることを、この二人は気がついているのでしょうか。それが基本的人権であり、人間の自由と尊厳です。私がそう書くと、この二人はこう反論するでしょう。死んでしまえばそれも意味がないと。でも、人間性を捨て去って生きるよりは、(殺人鬼がコロナであっても)人間らしく死んだ方が未だましな場合だってあるでしょう。人間は遅かれ早かれ、いずれ死ぬという考え方もあります。一市民として出来るだけの努力も協力もするけれど、それでもなお死ぬのであれば、自分の死を粛々として受け入れるしかないのではないか。

人間性の醜い面が出がちなこういう時にこそ、政治や行政が調整の機能を発揮しなければならないのに、そういう姿が見えてこないのは残念です。都知事は都知事で、近隣県との連携は愚か、自らの存在感の演出(やってる感)にしか関心がないようにお見受けします。同じ地方自治体に属していることが悲しくなります。一方で、岡田教授は岡田教授で、時折、感染を食い止める為なら、国民はあらゆる我慢をし、自己犠牲を厭うべきではないという価値観を示しています。そこには人には家庭があり、家族がいることを理解していないかのようです。戦時中の、一億総火の玉で突撃せよという掛け声が聞こえてきそうです。とりわけ小池知事からは、戦時中の全体主義の感覚(都知事閣下の命令)がひしひしと伝わってくるように思われるのです。国民には、自分で自分の道を選ばせるべきなのです。たとえそれが破滅に至る道であっても、指導者の私心を背景にした強権で破滅に至るよりは遥かにましなのです。

長い前書の結論を言えば、自分達には分かっているし、先も見えている。だから命令に従えばいいのだ、では駄目なのです。専門会議も都知事も、国民に分かるように、判断と対策の根拠を説明する義務があるのです。

もう21世紀、しかも令和です。もうそろそろ、都民や国民が共感を分かち合える、まともな女性の政治家や専門家(政治家ならばメルケル、歌手ならレディ・ガガ)が出てきてもよさそうな気がします。でもそれは今のところないものねだりであって、そういう社会が日本で実現するのには、もっと時間がかかるのかもしれません。


・ステイ・ホームの影で居場所を失う少女たち。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200425/k10012404951000.html

・遊具施設閉鎖。
https://toyokeizai.net/articles/-/346625
関連記事。公園密集で閉園。親が悲鳴。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358058
コメント:なぜ、公民館、体育館、企業の運動場を開放しないのか。

・大阪府のスーパーへの要請。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00032729-mbsnewsv-l27
コメント:こちらの方が遥かに現実的です。雲の上の都知事の発想とは、きめの細かさでも違います。

・コロナ医療崩壊。かせいだ時間の上にあぐらをかき、何の対策もして来なかった。
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/23513?_ga=2.144106933.1088176857.1587642339-580242968.1564770161
コメント:他ならぬ東京都のことです。

・東京五輪の1年後開催は無理。中止を直ちに決めるべき理由。
https://diamond.jp/articles/-/235644
コメント:都知事は大反対するでしょう

・都の陽性率の高さ危惧する声。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6357997

・宣言解除、地域ごとに判断か。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358081
コメント:それしかないと思います。明らかに地域差があるうえに、ことは生存権に関わるからです。国政と都政も責任者が信頼できないので、国民には自分で病死か飢餓死かを選ぶしかないと思います。
マジに東京都と大阪府の知事が一時的でもいいから、交代して貰えないでしょうか。それが、東京だけではなく、日本も救うことになるのです。女帝陛下の大き目のマスクも、記者発表の時だけだということもバレています。外面と内面の違いに呆れます。私はそういう中身のない人生は虚しいと思うのですが。

・電気ガス支払い、2カ月猶予。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358090
コメント:これは正しい施策だと思います。後は家賃の繰り延べです。それが出来て、従業員の雇用を国がバックアップできれば、少なくとも1-2カ月は持つはずです。その予備費の余裕さえないような経営をしていれば、ウイルスでなく、震災などの理由で、需要が落ち込んだだけでも、お店はつぶれていたでしょう。今回は国が休業を指示していますが、原因は国にはなく、ウイルスなのです。よく考え、効果的で公平な事業支援は、来るべき第二波の為に取っておく方が良いと思います。ただ金よこせでは乞食と同じです。足が地についていない、場当たりのバラマキが好きな誰かさん(男と女各1名)には、その違いが分かっていないようです。むしろ背景にある楽観主義、即ちこの場さえしのげれば何とかなるという、(科学的な根拠のない)見通しの「甘さ」に驚かされます。

・西友、3千人の緊急採用を開始。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358087
コメント:基本ブラックなセブンとの違いが歴然としてきました。




1703.都知事選を延期せよ 20/4/26

・公表パチンコ店、大勢の客集まる。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358121
関連記事。万馬券一日最多。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358129
コメント:なぜパチンコ店は休業させ、公営ギャンブルは継続するのか。是非とも各地知事の御意見をお伺いしたい。いくら密集問題を盾に取ってみても、地方行政のご都合主義だと、パチンコ店や客が騒ぎ出したらどう対応するつもりなのか。この機会だから公営、私営を問わず、窓口に行く必要があるギャンブルは控えましょうというのが一番分かり易い。パチンコ店側にしても、常時換気を行い、席も間を空けないと要請拒絶に留まらない人道上の問題だし、感染者が出たら訴訟で負けます。入店退店時には両手の消毒も必要です。

ところで、小池知事のコロナ対応名目のばらまきが、目的は「知事選の布石」の票集めだと疑われても仕方がないような(個人的な)印象を持っています。私が野党なら都議会で追及するところですが、都議会の質疑など、NHKが中継するはずもありません。だから都政が、都民の目の届かないところでやりたい放題になっている可能性があります。これでは事実上の知事の独裁政治です。

今はコロナ対応と言いさえすれば、どんな支出でもノーチェックで通ってしまう危険性があります。都民がこんなに苦しんでいるときに、自分の宣伝に余念がないという神経(外出自粛の呼び掛けだけはタレント起用に切り替え)は、常人とは思えません。こうした私の憶測が、仮に当たっているとしら、小池知事のしていることは、あまりにも品がなく、えげつないものと思わざるを得ないのです。知事選は多分、強行されることになるでしょうが、都民不在のその姿勢に、小池都政の体質が端的に表れているのです。

もし小池知事に、都民に対する誠意が僅かでも残っていれば、今は非常時だから、せめて1年、任期を延長して欲しい。状況が落ち着いた後で、都民の審判を受けたいと言ってもいいはずなのです。その結果、対応が順調に進めば、それこそ胸を張って選挙に臨めるでしょうし、再選も確実でしょう。

ともかく今はコロナ対策が最優先であって、都知事選の準備や後始末で、コロナの対策に空白期間があってはならないのです。日々状況が変化(むしろ悪化)しているから、一日たりとも切れ目を作らない方が良いのです。そういう時なのに、便乗(悪乗り)して、「ちゃっかり」再選を果たし、来年の五輪も自分の手でというのは、余りにも虫が良すぎるし、都民の気持を踏みにじる蛮行ではないでしょうか。

どうしても選挙を強行するということになれば、対立候補にとっては、これ以上はないくらい不利な選挙戦を戦うことになります。政権発表の機会さえない(街頭演説が出来ない上に、TVの露出回数で、現職とは比較にならない)のに、正常な選挙など行えるわけがないのです。選挙で不公平が事実上許されるのなら、それはもはや民主主義とは言えないのです。

都民から見た場合、対抗馬のない選挙であれば、都民に負担(と費用)をかけてまで、この時期に選挙を強行することにどんな意味があるのでしょうか。無投票で決まった方が未だしも都民への負担は少ないでしょう。加えて、コロナ対策の名目で、実際には現知事の票集めの目的で、これ以上に都の金を使われるというのは論外です。しかもその支出の規模たるや青天井に等しく、会議室の絵を自宅に持ち帰る(舛添)どころのレベルではない(桁が違う)のです。

ホームレス対策にも、ネット難民対策にも、小池知事は関心を示していません。うがった見方をすれば、ホームレス支援は票に結びつかないからでしょう。冷血非情。でも妊婦にはタクシー券を配る。表裏がひどすぎます。こういう対策の歪みにも、知事の福祉とは無縁の価値観(但し上昇指向)に加えて、知事選が影響していると見るのが自然です。

今は挽回に躍起になっていても、五輪ありきで突っ走ってきた結果、小池知事のコロナ対策(の初動)が遅れたのは紛れもない事実なのです。但しチャーター機の対応では、都知事の正当な提案に対して、首相の愚かな秘書官が横やりを入れたという話もあります。こういう取り巻きが政治を左右しているようでは、安倍首相は都知事より前に退陣して貰った方が良いのかもしれません。ともあれ3月までは小池知事にとっては五輪が全てであり、それが政策を誤らせました。そのうえ、今度は知事選が、更に政策に影響を及ぼすようだと、都民にとっては、コロナがらみで二重の人災になるのです。

だからこそ、知事選を1年延ばし、選挙から小池知事の関心を一度引き離す必要があるのです。そうしないと、コロナ対策に集中できないうえに、あってはならない私心が政策に介入する恐れが出てきます。再選の為なら手段を択ばずという手法は、トランプならいざ知らず、したたかな女性政治家だからという理屈で正当化は出来ません。まして都民が全員馬鹿でもないのです。(無責任極まる)二階やメディアがいくら後押ししようとも、どさくさ紛れの知事選も、ましてこれ以上の都政の私物化も、到底許すわけにはいかないし、それは私だけではないと思います。
関連記事。大手を振る弱肉強食の論理。戦時中とそっくり。
https://mainichi.jp/articles/20200425/k00/00m/040/002000c
コメント:久しぶりに三浦瑠璃です。
関連記事。コロナで失業、食品盗む。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042500351&g=soc
コメント:こういう人がコロナの本当の被害者なのです。(弱肉強食の)小池知事には関心はないと思いますが。

・東京で103人感染。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042500354&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

・コロナ担当相待機。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4754719.html
コメント:これは困ります。

・アベノマスク調達、謎だらけ。
https://www.47news.jp/47reporters/4751293.html
コメント:これは安倍首相というよりは、仕掛け人の秘書官に説明責任があります。事情によっては、令和元年の所得税の返還を求める集団訴訟を提起したいくらいです。




1704.なんでも見直す委員会 20/4/27

・緊急事態、大幅延長に慎重。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042500312&g=pol
コメント:西浦教授のクーデターで日本中が振り回されています。生活習慣の違う日本でも欧州と同じ感染率2.5を適用。その結果として6割でいいのに、パチンコや風俗の客(自粛しないだろうから)の2割を上乗せして8割にしたと説明しています。そして自分は警告したかっただけだと。でもしていることは統計と科学を愚弄する、子供だましでしかない。これで本当に第一人者なのでしょうか。
再三申し上げるが、検査数の増加に最後まで反対したり、クラスター理論にしがみついたり、西浦教授を含む、専門家会議のコロナ禍で果たした「負」の役割は、到底無視できないものがあります。それでもおとなしく、疑うことを知らない国民は、粛々と従い、結果、日曜日の東京駅はがらがら、新幹線の乗車率も0%。国民は自らの判断で自粛しているのです。
だから危ない緊急事態宣言(=戒厳令、伝家の宝刀だが、小池知事にとっては気Xいに刃物。安倍は未だ多少は自制が効いている。だが小池には歯止めが効かない。自らの力を過信しているうえに、自分の利益しか眼中にない)は早めに納めるのが得策と存じます。

・揺らぎ始めた習近平独裁の権威。
https://www.jiji.com/jc/v4?id=foresight_00305_202004240001
コメント:4/26のNHKの「これで分かった、世界のいま」によれば、コロナウイルスは武漢の研究所から漏れた可能性が「極めて」高いようです。同研究所の所員が洞くつでウモリを採取している動画が残っていたり、研究所を視察した米国の大使館員と、設立に協力した仏の専門家が、研究所の管理体制に問題があると指摘しています

事実の解明は極めて容易です。研究所が保管しているウイルス株と、コロナウイルスを比べれば一目瞭然だからです。仮に比較を拒絶したり、廃棄していたら、もはや確信犯です。

昔、宇宙から来たウイルスによる感染の恐怖を描いたアンドロメダ(病原体)とう題名のSF小説がありました。地下深くの研究所の何十もの感染防止の網をくぐって、ウイルスが世界に感染する直前に食い止めるのですが、その予言が現実のものとなった訳です。このウイルスがノストラダムスの言う、アンゴルモアの大王かもしれません。ウイルスの漏洩が証明されたら、習近平の失脚は避けられません。(迷惑を受けた)世界中のトップが相手にしなくなるからです。

・アベノマスク、発注枚数、単価さえ分からず。
https://www.47news.jp/47reporters/4751293.html
コメント:カネの流れを追う必要があります。ここはお馴染み会計検査院の出番です。ここで不正が発覚すれば、(すでに死に体の)安倍政権の息の根を止めることになるでしょう。桜の会の追及の必要もなくなります。側用人政治の成れの果てです。

・三菱UFJ人員削減2000人上積み。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358216
関連記事。就社の時代、ついに終止符。
https://www.47news.jp/47reporters/4748990.html
コメント:いま各社に好き勝手に人員削減を始めさせてはなりません。経産省は、企業による従業員の解雇を、有休を最大限使ってでも、ぎりぎりまで待機、凍結させるべきです。同時に、産業横断的な、事業と雇用の再配置のための、最高レベルの経済学者、経営学者を揃えたタスクフォース(委員会)を組織する必要があります。そこでは今後成長が見込まれる、もしくは成長させるべき産業と、衰退のやむを得ない事業を厳しく選別することになります。だから責任は重大なのです。

一方で、私は確たる根拠はないにしても、そう簡単に日本経済はへこたれないと思います。持ち前の忍耐力と工夫で乗り切って行く可能性は十分に残っていますし、そうあって欲しいと願っています。日本では政治家はIQもEQも信用できないし、頼りの官僚の質も、10年前とは比較にならないが、少なくとも民間、即ち市民は未だ信用できるからです。

タスクフォースの目的は、業種と事業のトリアージです。その過程で、従業員の能力を活用し、最適再配置するための、産業横断的な人事政策が必要です。経産省が経営に口を出したくないと言うのであれば、厚労省(本当は厚生省と労働省に分割すべきです。異質なもの組み合わせが破綻した例です)が、労働者(被雇用者)の代わりに、経営者の団体に要求を出すことも考えられます。

このなんでも見直す委員会で、最も大事なことは、ノーベル賞クラスの経済学者と、一流の経営者を入れることです。今回は、自民党癒着型の御用学者(反省なき竹中某など)は、御遠慮願いたい。さもないと、アベノミクスやバブルの失敗を繰り返すことになるからです。厚労省の専門家会議が、この委員会の反面教師なのです。実行部隊はやる気と能力があれば、若手でもいいが、委員会は参謀本部なので、能力も名(実績)も必要です。

ついでに(生意気を言う)私が何者かを申し上げておきます。私は、元はコンピューターメーカーのサラリーマンですが、定年退職後、大手海運会社の研究子会社に置いて頂いた時に、同社社長のご理解とご支援を得て、国際物流の官民サロン(意見交換会)を立ち上げたことがあります。その当時、民間企業ではキヤノンさん、ソニーさん、パナソニックさん、ホンダさん、日通さん、通信ではNTTさん、物流専門誌の編集長ともお付き合いさせて頂き、国交省、経産省、財務省の若手行政官の才能を間近で拝見する機会がありました。

なこたあ、読者にはどうでもいいことですが、話を景気に戻すと、仮にいま車を買うとしたら、カローラのハイブリッドが良さそうです。重厚な乗り心地で高級感があり、世界スタンダードのゴルフに肩を並べると、カーグラフィックが評価していました。排気量は1.2Lです。ちなみに私ごとで恐縮ですが、私は車のマニアでもなく、高級車やスポーツカーを所有したこともありませんが、生活のツールとしてずっとそばにありました。何台乗り換えたのか、もう覚えてはいませんが、うち6台はワーゲンで、それもゴルフです。なので、ゴルフであれば、目隠しして乗っても分かります。

何が言いたいかというと、いまは需要は確かに冷え込んでいますが、競争力の或る製品は存在しているという事なのです。需要と供給のどちらが無くても経済は成立しないし、需要は低空飛行だが、両方とも壊滅した訳ではないのです。それが、私が景気の回復を期待している理由なのです。

・米、貧困層、家で手洗いできず。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358208
コメント:なぜこういう人達の存在が許されるのでしょうか。使い切れない資産の富裕層が沢山いるというのに。米国では、私有財産は徹底的に保護しても、公有・公共の概念が不足しているのではないでしょうか。そういえば共和党(トランプ)は小さい政府(国民の負担=税が少ない)が党是です。格差が当たり前という価値観と哲学はそもそも何に基づいているのか。まさかキリスト教ではないでしょう。ということは富裕層は反キリスト教(悪魔崇拝)ということになるのでしょうか。振り返って、日本の自民党(安倍政権)の理解では、日本には貧困層はいないということになっているようです。

だから平気で見て見ぬ振りが出来る(福祉を削減、富裕層と企業は減税、武器は買う)のでしょう。働けど、働けど、我が暮らし楽にならざるという(嘆きの)言葉は、お坊ちゃん首相、お嬢ちゃん知事(しかも共に自己満足)にとっては、どこかよその国のことなのでしょう。

・都内の感染数72。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042600137&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:検査数の少ない週末でもあり、こんな数字は全く当てにはなりません。グラフがギザギザになるということは、人為的な操作が加わらない限り、統計学的にはありえないことです。これでは統計に何の意味もありません。しかも数字をいじるのは厚労省と官邸のお得意の手法です。



1705.アベノマスクの闇 20/4/28

コロナで重要なのは、ソーシャル・デスタンスではなく、フィジカル・ディスタンスです。
都知事にその意味の違いが分かるでしょうか。感染を防ぐために、物理的な距離を取る必要があるが、協力と助け合いのためには、お互いの社会的距離は短い方が良いのです。
いまTV報道で注意すべきはコメンテーターの質です。EQ/IQに不安の残るお笑いやタレント(及び松井市長)は在宅休憩していて頂きたい。TVで正論を述べているのは、堤伸輔(フォーサイト)、松原耕二(1930)、青木理、そして町山智浩(在米)です

・西村大臣、陰性。自宅待機解除。
https://www.asahi.com/articles/ASN4W2VGWN4VULFA009.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。PCR検査に批判。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358308
コメント:西村大臣の復帰は歓迎ですが、国民の不満(やっかみ)も分かります。無名の市民は、治療は愚か(自宅待機)、検査さえされずに「死に放題」なのです。なぜならそれが厚労省と専門家と医師会の「方針」だからです。感染初期の帰国者・接触者(しかも中国観光客の追跡は放置)の入院隔離(感染研のクラスター理論に執着)に拘った挙句の感染爆発(いくらグラフを後からいじっても傾向までは隠しようがない)。その結果医療崩壊が起きて、感染する前から、(上級かどうかで)国民のトリアージが始まっているのです。下級国民は死ぬまで「健康観察」です。

・布マスクの配布4%どまり。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358329
関連記事。社名公表遅れた理由分からず。
https://www.asahi.com/articles/ASN4W6KPRN4WUGTB00T.html?iref=comtop_8_03
コメント:少なくとも、私は(不潔な)マスクはいりません。もはや、愚かな思い付きや、製造の不備や遅延だけで、笑って済ませられる問題ではなくなってきています。配送に26億円、メーカーに90億円。残り400億円はどこへ消えたのか。社名公表の遅れと無関係とも思えない。経産省から来ている(発想の幼稚な)今井君と佐伯君には、是非ともお答え頂きたい。

経産省と言えば、関電汚職の問題は全く手つかずです。その他に官邸に巣くっているものに、厚労省関係で和泉補佐官(コネクティング)もいました。400億は、まさかどさくさ紛れに、請求書のいらない官邸予備費や、政党助成金への補填ではないでしょうね。

籠池なら正当な理由もなく1年でも拘留するのに、秘書官や補佐官、首相のカミさんは聖域でノータッチ。黒木の定年延長は看過し、安里議員の追及だけで汚名を雪ごうと四苦八苦する検察。日本の立法、司法、行政の、明らかな歪みと、忖度の枠さえ超えた、もたれあいの構図の分かりやすさには、呆れるばかりです。

・新聞・TV「政府の言いなり」の実態。大本営発表。
https://toyokeizai.net/articles/-/347070
コメント:クルーズ船の悲惨な実情を報告した岩田教授を、厚労省と官邸が、あからさまに弾圧したことを忘れたくありません。何よりも、実態と掛け離れた、(意図的な)感染者数グラフ。自称専門家が何重にも関わっている。国民の為でなければ、誰のための御用学者(専門家会議)と御用メディアなのでしょうか。上級国民ですか。

・スポンサー離れ、五輪延期影響。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358259
コメント:それでもなお森代表と小池都知事が、強引にかつ理不尽に開催する可能性がゼロとは言えません。但し日本の国民にはこれ以上の追加費用負担には耐えられません。世界同時コロナ不況なのですから。

・習近平の看板に墨かけた女性を監禁、薬投与。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358335
コメント:政権に都合の悪い存在は拷問と抹殺。少数民族の弾圧を引き合いに出すまでもありません。民主主義どころか人権もありません。でも安倍政権や小池都政(弱者に冷淡)でも、習近平やプーチンとの間に、それほど大きな価値観の差があるようにも思えません。厚労省と都庁の看板が未だに無事なのは単にラッキーなのです。

・高齢者施設858事業所が休業。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358320
コメント:なぜこれだけ感染を放置したのか理解に苦しみます。厚労省と厚労相、五輪ばかり見ていた首相と都知事、加えて最近になって外出禁止(本当は接触禁止だろう)で騒ぎ始めた専門家会議の「大失態」なのです。首相が謝って済む問題ではない。大坪(厚労省幹部)や専門家を含めて、全員坊主(出家)で土下座相当です。

・院内感染、元を辿ると無症状の入院患者。
https://www.asahi.com/articles/ASN4W51YSN4SOIPE01R.html?iref=comtop_8_04
コメント:それはそうでしょう。厚労省(と医師会)によれば、無症状と軽症は非感染者の扱いなのですから。新型肺炎を舐めていた、専門家と医師と役人が、院内感染と、その結果の医療崩壊を引き起こしたのも同然なのです。

・パチンコ店休業巡り、罰則も。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358333
関連記事。大阪、休業指示も。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358327
関連記事。なぜパチンコ店だけ。兵庫。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202004/0013302378.shtml
コメント:無論悪いのは営業を自粛しないパチンコ店であり、そもそもパチンコ店だけを大目に見る理由もありません。一方それとは別に、大きな問題があります。さだまさし、青木理、三浦瑠璃が異口同音に懸念しているように、ここで国が超法規的措置を更に一歩進めてしまうことなのです。なので国家権力より先に、市民が店と客に対して訴えるべきです。一種の不買運動です。それが自分達の健康と憲法の精神の、両方を守ることにもなるのです。
なおパチンコ店の問題の本質は、許認可権を警察(本来取り締まりだけで良い)に持たせることにあるのです。私権束縛の時限措置の問題ではなく、「癒着」の構造の問題なのです。

・アメリカで始まった百貨店倒産ドミノ。
https://toyokeizai.net/articles/-/346754
関連記事。三越伊勢丹が赤字110億円。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358306
コメント:不要不急の製品やサービス、あるいは割が合わない、またはコスパの悪いものから、順次淘汰が始まったと見るべきでしょう。有無を言わせぬ(否応のない)業界の再編成。しかも日本でもそれは時間の問題です。

・マスク不当販売対策強化。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4759711.html
コメント:要請ではなく逮捕と押収、身柄拘束の話でしょう。ドゥテルテなら射殺しているかもしれません。犯罪者なのですから。



1706.名刀田坂丸 20/4/28

米国では犬のお預けや、待てを、ステイと言います。
知事がステイ、座して死を待つ、飼犬か。でもいずれ、飼い主の手を、噛むことも。

昨日(4/28)の羽鳥のモーニング・ショウの、多摩大の田坂名誉教授の言葉が印象に残りました。休業の罰則化に関連して、こういう時に大事なのは政治のリーダーシップだと述べ、北海道の鈴木知事や、大阪の吉村知事の休業要請には、3つの特徴があると指摘していました。まず強い危機感があり、妙な楽観を持たずに最悪の事態を想定していること。二つ目は最後の責任は自分が取るという覚悟をしっかり示しているということ。3つ目がメッセージの持つ信頼性。即ち、この政治家の言っていることは信頼できると思われるのか、それとも、なんとなく言葉だけ踊っていると思われるのかの違いです。だからリーダーは自分の言葉が、国民に届いているかどうかを確かめる努力が必要だと述べていました。

更に感染率の判断基準も曖昧であり、今後の第二波、第三波にどう対処すのかもわからないとしています。計測モデルも公開されておらず、スマホデータは丼勘定の印象を否めないとしています。私だけが西浦教授(というより専門家会議)に批判的なのかとやや不安になっていたので、田坂教授の見解に助けられました。蛇足ですが、田坂教授は、専門は社会起業論で、中高の2年先輩です。

小池知事の「言葉」の全てが間違っていると言わないが、田坂学長が良い方の例として北海道と大阪を出したのは、反面教師として東京都を想定していたと憶測出来ないこともありません。

私から付け加えたいのは、都が検査を区に任せている点です。区によって検査を拡大していない区もあるし、そもそもその区に検査できる病院があるかどうかも分かりません。知事が都としての感染者数を公表するのであれば、都全体で検査数が増えるような、支援があってしかるべきではないでしょうか。

もう一つ、4日間の自宅待機についても言いたいことがあります。専門家会議は、4日待てと言ったわけではなく、4日過ぎても症状が改善しなければ「受診してほしい」という意図だったという苦しい言い訳をしています(釜萢医師)。ところが保健所でも、帰国者外来でも、厚労省の方針や、実際の対応が、少しも変わっていないと番組が伝えています。即ち今でも死にそうにならないと検査はされないわけです。その結果、死後の検査が増えています。最近まで専門家会議は、検査のキャパシテイとバランスを取る必要があったから検査を抑制したという説明をしていましたが、それは本末転倒であって、だからキャパを増やすべきだという政府への助言にならなければおかしいのです。

昨日の予算委員会で、枝野議員が検査の不備を激しく追及していました。加藤大臣はのらくらと逃げていましたが、これでこそ(民意を代弁する)野党第一党です。相談センターが、接触者・帰国者センターというのもおかしいという指摘もその通りなのに、厚労相は変える必要がないの一点張りでした。振り返れば、検査抑制で加藤厚労相が果たしたネガティブな役割も少なくなかったと思います。加えて、大串議員がマスクの4番目の発注先が、それまでマスク製造の実績もない会社になったのかという質問に、まともに答えられませんでした。そしてここが重要な点ですが、同社を紹介したのか経産省(今井?)だとうっかり漏らしたことです。同社社長は脱税で気嘘されているという情報もありました。しかもこの4社目の存在を先週は秘密にしていたのです。もはや大串の言うように官邸の経産官僚の影響を否定するのは無理です。それにしても、委員長の棚橋の依怙贔屓(首相のポチ)は目に余るものがあります。

ついでですが、都知事が世論をミスリードしようとしているのではないかという疑惑もあります。一昨日(4/28)の都内の感染者が39人で二桁になった(但しその翌日は112人)と、都知事が語りましたが、公的検査機関の一日当たりの検査数が(土日を含めて)300件と明かに少ないこと、窓口になるクリニックの休日で検体が少ない可能性もあるので、感染者が減ったと安易に言えるような状況ではないし、そもそも感染の実態に、あまりにも無関心で無知です。

いい加減な数字に立って、都知事がパチンコに限らず、休業要請に罰則を加えるようなら、「魔女」が魔女狩をするという笑えない茶番が演じられることになるのです。

・何千人もの死、避けられたはず。英政権と科学者に批判。
https://www.asahi.com/articles/ASN4W3GD7N4SUHBI00H.html?iref=comtop_8_03
関連記事。PCR躊躇しまくった日本が抱える難題。上理事長。
https://toyokeizai.net/articles/-/347364
関連記事。クラスター対策班とは。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000599837.pdf
コメント:同じことを日本政府、厚労省、専門家会議にも申し上げたい。(最近ニュアンスを変えたとはいえ)この機会に、検査拡大に強く反対してこられた方々のお名前を紹介させて頂きたい。それは(TVでもよく拝見する)尾身、押谷、釜萢、西浦の諸先生方です。

・一転東京で112人感染確認。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4763778.html
関連記事。国内感染282人。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020042801002709.html
関連記事。月曜の人出、先週より増加。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358373
関連記事。都知事はゼロと言ったけれど、一転営業を確認。パチンコ店。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4763958.html
コメント:パチンコ依存症の対策が先でしょう。私はこれこそ、オンラインゲームにすればいいと思います。景品は後日交換ということで。またこういう状況だからこそ、カジノを解禁すべきではないのです。自己破産で一家心中が続出するでしょう。

・ 菅長官。マスク業者の口利きなし。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358387
関連記事。同社社長談。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200428-00000085-sasahi-soci&p=1
関連記事。首相、色をなし反論。
https://mainichi.jp/articles/20200428/k00/00m/010/276000c
関連記事。シャープのマスク倍率120倍。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358374
関連記事。 トリニティが39円の原価マスク。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00010002-huffpost-soci
コメント:口利きがあったことは厚労相が暗に認めています。社長は談話でしゃべりすぎで逆に疑惑が深まります。素性が良くありません。反社かどうかも分かりません。3社でいいのに、厚労相が4社目を使う決心をした経緯の説明もありません。また同社の受注単価は130円で、首相の言う単価よりかなり安い。差額はどこへ行ったのでしょう。政府は国民に費用の内訳を説明する義務があります。税金を使っているからです。私は得体のしれないアベノマスクは、気持ちが悪くて使う気になれません。必要なら、自分たちで縫えば良い話です。39円の使い捨てマスクを、80円で買う気にもなれません。

・首相の総裁4選に反対が66%。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358427
コメント:6月に禅譲なら、「戦時中」なので、岸田でなく中谷に。



1707.国民不在の政治ショウ 20/4/30

【号外】
・金正恩が脳死。

https://www.mag2.com/p/money/915491
コメント:4/30発売の週刊新潮が背景を伝えています。平壌郊外を視察中の金正恩が心筋梗塞で倒れた。急遽中国に医師の派遣要請が出され、301部隊から医師50人が派遣された。しかし到着には時間がかかる。そこで金正恩に随行していた医師が、ステント手術を試みたものの、手術がうまくいかず、金正恩は植物状態にあるとのことです。


お早うございます。

4/29の参院予算委員会では見るべきものがありませんでした。なんでこの不況時に、中小事業主だけでなく、個々の国民でさえ、家賃だけは満額支払わなければならないのでしょうか。家賃収入で生活できるのは、高額所得者と経営者でしょう。無論不動産賃貸業もあるので、経営が破綻する企業もないとは言えません。それでもなお、不可抗力の災害の負担を、テナントだけにしわ寄せするのは、不公平です。今後、国が家賃の6割負担する(当面は肩代わりという形で)としても、2割は家主が負担しても罰が当たらない(残る2割はテナント負担)でしょう。家主には固定資産税の減免もあるのです。

しかしこの3日間の委員会を通して、つくづく感じたのは加藤厚労相が慇懃(無礼)な答弁の印象と裏腹に、「使えない」ということです。検査の拡大には後ろ向き、防護服や医療用マスクの増産のプッシュは出来ない。帰国者外来の権限は絶対渡さない。しかも素人目で見ても、専門家会議のメンバーの資質には大きな疑問が残る。PCRセンターのネーミングも認めない。一体何のために厚労大臣を拝命しているのか、一度存念を伺いたいものです。一言で言えば、お話だけで、実績が伴わないのです。今のままなら、彼が続投する事に意義が見出せないのです。4/30の参院予算委員会でも、森ゆう子の、なぜPCR検査が増えないのかという質問にも、地域と一緒でなければ出来ない、皆で努力している、目詰まりの理由は分からないと、繰り返すだけでした。口先だけで、使いものにならないという点では、北村地方創生相と、甲乙つけがたい存在です。

4/29の参院予算委員会で、蓮舫議員が、検査されずに路上で亡くなる人が一番多いのは東京都だと指摘していました。この状況を、ドヤ顔の都知事はどう説明するのでしょうか。また今回だけは、厚労相と首相相手に、一歩も引かなかった蓮舫が頼もしく思えました。面白かったのは、蓮舫がアベノマスクは失敗だと思っているのではないかと首相に質問したときに、委員長の金子原二郎が思わず笑ってしまったことです。

・PCR検査、全然受けられない人を続出させる闇。クラスター対策への拘泥。
https://toyokeizai.net/articles/-/347451
関連記事。救急医療の危機。もっと検査を。
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20200428/med/00m/100/005000c
コメント:西浦教授を含む専門家会議が、政府と国民をミスリ−ドしています。この状況は、科学というより、新興宗教(あるいは国家総動員法)の世界です。どうしてこうも日本人は易々と、偽装されたカリスマと、既得権にひれ伏すのか。ことは国民の命が掛かっているのです。少しでも疑問を感じたら、徹底的に疑い、議論しなければならないのです。科学的な根拠の薄弱な西浦理論に異を唱えたのは、本庶教授と田坂教授と岡田教授だけなのです。

・緊急事態条項の賛否二分。
https://jp.reuters.com/article/idJP2020042801002763
関連記事。緊急宣言、延長1カ月か。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358503
コメント:二流の学者と二流の政治家、規則偏重の役人による科学的な根拠を欠いた緊急事態宣言。それに悪乗りした特措法を振りかざし、自分では汗もかかず、都民の苦労も見て見ぬふり、コロナを自己宣伝に利用するどこかの知事の厚顔ぶりは、むしろ天晴と言いたくなります。検査拡大については一言もない。憶測だが、それは専門家会議の神経を逆撫ですることを避けたからではないのか・。あれだけやかましく都民の外出を制限しているのに、おひざ元の豊洲市場では、過密状態で仲買人が怖がっていると言われます。価値判断の基準が、都民の安心・安全より、自分の政治的立場に重心が置かれていないか。某知事の辞書には感謝と謝罪という文字はなく、その代わりにあるのは(ギラギラした)野心と権力ではないのか。疲弊している北海道や大阪の知事と比較してみても、大きな差があるように思います。失礼を顧みずに言えば、都知事から「政治的発言」を取れば、おそらく後には何も残らないのではないでしょうか。不完全でも良いから、せめて人間の血の通った人に、都知事になって欲しいと切に思います。批判が行き過ぎだと言うのなら、ご本人に五輪をどうするつもりかお尋ねになってみると良いと思います。どんな状況であっても、何とかして、五輪を開催したいという気持ちが伝わってくることでしょう。五輪と都民と、どちらに軸足があるのかがはっきり見えてくるでしょう。マラソンの札幌移転にあれだけ強く反対し、アスリートファーストでさえなかったのです。7月のどさくさ紛れの選挙で再選され、こんな自分ファーストの都政が続くのかと思うとやりきれない気持になります。

・公園制限拡大に戸惑い。
https://mainichi.jp/articles/20200430/ddm/041/040/072000c
コメント:TVゲームがあればいいでしょと言わんばかりの小池知事の、世間知らず(よく言えば浮世離れ)の神経が理解できません。子供は体を動かさないとストレスになるのです。都知事は家庭を持っていないのでファミリーのことなど分からないのかもしれません。9月始業案にしても、10代の66%は反対なのです。同じような生活感の欠如は、安倍首相にも言えることです。日本では経済的な理由で自殺する人の方がコロナで死亡する人より多いのです。国民が我慢を強いられる2週間の約束が、ニ流の学者と、二流の政治家(含む知事)の判断で、6週間にもなろうとしているのです。そろそろ主婦が声を挙げても、良い頃なのです。
口ではなんと言おうとも、事実上、国民の負担も苦痛も、彼らは見て見ぬふりです。しかも自分の政治手腕を過信しているらしい。であるならば、医療崩壊がなぜ国民のせいにされるのか、分かるように説明して頂きたい。初動を間違えたのは(安倍首相と加藤厚労相と小池知事と専門家会議であって)、国民ではないのです。私はTVコメンテーターの様に、それを済んだ(チャラ)ことには出来ないし、する気もありません。なぜなら同じ(価値観の)人が今後も担当していれば、同じ失敗を、来るべき第二波、第三波でも繰り返すおそれがあるからです。

・店名公表、パチンコばかりやり玉に。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358478
コメント:文句を言いたくなる気持ちも分からないではないが、せめて台は一台おきとし、席の移動は禁止するべきでしょう。見ず知らずの人との、台を仲介した接触の危険性が極めて高いことが、「他の店」にはない、大きな特徴です。客同士を離す努力さえせずに、ただ稼がんかなでは、国民の理解が得られると思う方がどうかしています。それにしても、行政がこうも簡単に強権を行使できる(小池知事が安倍首相におねだり、というよりもはや脅迫、しかも権限行使は自分なのに、責任は首相という虫の良さ)ようになったことが、コロナの感染以上の恐怖感があります。まして行使するのが私心満載ダンプの、あの軽力欲の権化なのです。

・札幌、過去最多に並ぶ26人感染。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200429/k10012410671000.html

・国内感染224人、22人死亡。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4767677.html
コメント:死亡率10%ならとんでもないことです。だから正確な数字が必要なのです。

・土日。JR主要駅、80%台の減少。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020042901000913.html

・本庶教授かたる偽情報。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358471
コメント:反中で反リベラルとなれば、ネトウヨを疑いたくなります。

・テレ朝玉川記者、陳謝。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200429-04290045-sph-soci
コメント:これに伴い、私も自分のコメントを修正しましたが、27日の染者数に厚労省の研究所の検査数が入っていたにしても、彼らが土日に検査を継続していたにしても、だからと言って、検査が増えないことや、統計数字に信頼性がないことに、いささかも変わりはないのです。どうせいつものように、度重なる指摘に業を煮やした厚労省や官邸から、反撃の横やりが入ったのでしょう。

・年内にワクチン接種可能の見通し。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4763180.html

・スウェーデン、集団免疫に見通し。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4766750.html

・外国人が見た日本人の二つの顔。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358455

・金券ショップにマスク山積み。
https://www.asahi.com/articles/ASN4Y6220N4SUTIL06Z.html?iref=comtop_8_04
コメント:警察も消費者庁も無力ですか。反社の臭いもするが。




1708.石破を総裁に 20/5/1

政府や東京都が、何をしているかより、(必要な)何をしていないかを見よ。

4/30のBSTBS1930に石破議員が登場。政府、外国の首脳がしているように、逐次、感染状況の数字をきちんと示して、状況を国民に示しながら、緊急事態法の延長を説明するべきだ。緊急事態法は戒厳令ではないし、運用するのは地域の住民が選んだ知事の役割だと正論を述べました。

石破なら安倍の様に小池知事に丸め込まれたうえに、反面教師として利用される事もないだろうと思います。更に9月開校の案では、英語教育で萩生田大臣が法案を取り下げたのも、現場の声を聴かなったからだ。教師や生徒の声を聴かずに進めるのが良いことだとは思わないと指摘していました。しかも僅か4カ月ですべての準備ができるのだろうか。広範な範囲に影響するのです。その上、9月にコロナが収束していなかったらどうするのかと述べていました。

小池知事は、自分は以前から9月開校論者だ、こういう機会にシステムの見直しをするべきだと主張しています。でも番組でも言っているように、今一番大事なことはコロナ対策であって、システムを変えることではなく、一人でも死者や感染者を減らすことでしょう。一社でも倒産を晴らす経済対策でしょう。国が推進中の、病院の統廃合ではなく、病床数と医療関係者を増やすことしょう。

何よりも東京では、検査の件数を増やすことが急務であって、厚労大臣は、それは地方の仕事だと逃げています。でも検査の目詰まりの原因は、いつまでも検査の許可権限を保健所や感染研や帰国者相談センターが握っていることなのです。目詰まりを解消するには、厚労省による現行の現状のル―ルの改正と、地方行政の責任で、検査を拡大することなのです。

なので、いま各知事が論じるべきは9月開校ではないのです。そもそも生徒の66%が9月開校に反対しているのです。そんな派生した些末な問題に、政治や行政のパワーを、使っている暇などないはずなのです。小池知事は、それよりも、もっと切実な問題、即ち都立中高大の学費の減免を先に検討するべきなのです。

こうなると、小池知事【小池ショウ=濃い化粧】は、自分が目立ちたいだけだという青木理の批判が正しいように思えてきます。付け加えれば、小池知事は自分が目立つ為なら、コロナさえ利用する冷酷な政治家なのではないのか、そこにはもはやしたたかという表現では済まないものがあるのではないかということです。しかも我々都民は、都知事就任以来、何度そのような光景を見せられてきたことでしょうか。

石破は、コロナ対策と経済対策のどちらを優先するべきかという議論は間違いだと述べています。どちらでも大事なことは、コロナが原因でも、経済が原因でも、人を死なせないことだ。そして感染や倒産を減らすことなのです。

司会の松原とも質疑の息が合い、堤信輔のコメントも当を得ていました。同席の岡田教授でさえ、石破の存在感に呑まれていました。石破の議論を聞いていて、今の日本の政治に何が足りないかがはっきり分かりました。それはカリスマ性以前に、国民目線なのです。加藤厚労相(厚労省の代表)や安倍首相(今井、佐伯秘書官の代表)、小池知事(自分自身の代表)、に決定的に欠けているのもそれなのです。私は安倍首相の後任には中谷議員の短期リリーフもありだと思っていましたが、石破を見て、改めてやはりただ者ではないと感じました。私は自民党をひっくり返す(今の野党の支持率では10年は必要)前に、まず野党は石破を応援した方が良いと思います。

関連記事。学生団体、学費半額に。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4769998.html
関連記事。学生2割、新型コロナで中退検討。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020043000177&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:私が学生ならやはり中退を検討すると思います。収入が減る親に、学費が払えるとは思えないからです。
一方で知事の多くが9月紙業を求めているのは全く別の理由です。コロナ感染抑制「だけ」が目的です。(週刊誌で)悪名高い小池知事に至っては、自分は以前から9月始業主義者だったと、得々として話す始末です。
そんなことより、都立の中高大の学費を半額にする方が先決でしょう。想像力が貧弱な政治家だと言われても仕方がありません。しかも救いがたい自我肥大です。ところがネトウヨを中心に、右傾化した若者の人気が急上昇中のようです。それも安倍首相との比較の結果だから、まさに小池知事の思惑通りなのです。
これでは首相もたまったものではないでしょうし、こちら(中高年)も将来の日本(都東京都)に暗澹たる気持ちになります。人生経験も長くなく、人見る目も出来ていない若者が、印象だけで判断するのは、ある意味で仕方がないことでしょう。でも当方は、海千山千で、何十年も政治家たちの言動や価値観を観察してきた結果の、人物の判断なのです。参考までに本サイトの巻末に、過去20年の日本政治の来し方をまとめてあります。
言い換えれば人生の経験者としては、その政治家が信頼に足るかどうかを、現在の言動ではなく、過去の全ての言動を考慮して判断することで、本当に国民の信頼に耐え得る人物かどうかを見極めようとているのです。言い換えれば、言葉ではなく人間の本質(本性)で判断しようとしているのです。言動の屋に別の意味(というより本音)が隠れている可能性を推測することで、信頼を裏切られる目に合わないように、注意を払っているのです。
昔を知る者としては、小池知事の場合は、希望の党結党時の不手際と不誠実(国民への裏切り)を忘れる訳にはいかないのです。それでもなお支持者が多いようなら、小池首相が実現する可能性だってないわけではないので、ここは知事も逆転の発想で、思い切って都知事の職を辞して、来るべき総選挙の為に準備を開始し、国政に返り咲くことを積極的に検討されてはいかがでしょうか。そうすれば国民はともかく、都民は大いに助かるのです。

・非を認めぬコロナ対策の陰にモリ・カケの呪縛。共産、小池。
https://mainichi.jp/sunday/articles/20200428/org/00m/040/003000d
関連記事。日本のウイルス検査に疑問の声。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-52482946
関連記事。PCR検査、民間会社が3割。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200430/k10012412061000.html
コメント:PCR検査は本当に必要な場合に限るという条件を、厚労相が(うっかり)しゃべりました。これが高熱4日間でないと検査を受けられない背景を作っていたのです。この恣意的に外来者センターが検査を拒否する姿勢が、隔離が不十分だから増える院内感染や、自宅待機中の感染者の見殺しを引き起こしているのです。厚労省のこのルールが、帰国者外来が、担当医師からの依頼を断る理由に使われてきたのです。検査過程の目詰まり原因はまさにそこにあるのです。公的検査の枠組みが未だに続いているという、共産の小池の指摘の通りなのです。
従って、検査数が増えないのは、厚労相と安倍首相が、そういうプロセスを事実上認めていたからだということが、この質問で明らかになりました。(いつものように)ここでも政府の言動不一致が起きていたのです。努力するという約束はリップサービスに過ぎず、積極的に拡大する気など、政府にはなかったのです。こうなると(国民に対して)面従背服の加藤大臣には、一日でも早く辞めてもらう必要があります。

・コロナ死者23万人超す。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4771562.html

・ロシア首相がコロナ感染。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358620

・ドイツ社会の対応。
https://mainichi.jp/articles/20200430/dde/014/040/013000c

・コロナショックを、経済・金融危機に変異させてはならない。
https://diamond.jp/articles/-/235712

・企業援助と財政再建を両立する方法。
https://toyokeizai.net/articles/-/347189

・金正恩死亡でも悲しむ声は少ない。後継者を指名していないので、権力闘争勃発か。
https://jp.reuters.com/article/dprk-breakingviews-idJPKBN22C0IG
関連記事。毒舌の妹の正体。
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=37543



1709.8割の根拠 20/5/2

免許証を返納する高齢者が増えています。しかし我が家では、通院も、スーパーの買い物も、歩いていける距離ではなく、バスに便も不便なので、自動車が生活必需品になっています。とはいえ、そのうち本当に運転が危なくなってきたら、免許を返納しないまでも、自動車の運転は自主的に諦める日が来る可能性もあります。

その時は昔乗っていた原チャリに戻るしかないと思っています。まず免許不要の電動(アシスト)自転車を去年入手しました。ところが我が庵は山の中。坂の根性の悪さも半端ではありません。たかだか数百m進むのに、アシストヲ最大に効かせても、3回休まなければなりません。

そして今はバイクもEVの時代です。以前原チャリに長く乗っていたこともあるので、超小型の電動スクーターを手配し、それが今日納品されました。箱全体で25キロもあったので、運送屋(トランスポーツ)のお兄ちゃんは頭に来て、口もきいてくれませんでした。

しかし原チャリはそのままでは乗れません。ナンバーが必要です。そこで、今日、市役所の出張所に行って、ナンバーを貰ってきました。それなりの待ち時間がかかり、その間、待合室のNHKTV放送を見て時間をつぶしました。何気に見ていると、専門家委員会の尾身理事長が出て、延々としゃべっていました。NHKもしびれを切らして途中で中継を中止しました。そしてここからが本論です。

結論から言うと、今日までの、私を含む国民が感じてきたイライラやストレスは、一体何だったんだという話なのです。もっと言えば、もう出来ないことまでやる無理は必要ないということなのです。

尾身氏の話には、新しい情報や、斬新な切り口があるわけではありません。それがないことが、身構えている我々にしてみれば、拍子抜けだし、ずっこける原因の一つです。今回の専門家会議の目的は、緊急事態法のひと月延長を政府に進言するためのものでした。ならば専門家会議と名がつく以上、科学的な説明が無ければならないが、その数学的根拠さえ、物の見事に存在しなかったのです。だから腹が立つ以前の話なのです。

説明は全く別のスタンスで行われました。即ち検査数は限られているものの、全国でも東京でも、3週間前をピークに感染者数は減っている。その傾向は明確だと断言したのです。でも8割削減の目標を引き下げればまた感染者が増える。だから目標を維持してくれということなのです。言い換えると、発表の前と後も変わってはいないのです。

ただ今回少し変わったのは、コロナが長期戦というより長丁場になるので、(持久戦の)生活のタイプを二つに分けてはどうかという提案です。公務員やインフラ関係で、休むわけにはいかない職場もある。そこまで8割を要求するのは現実的ではないという見方です。でもこれもまた、現状の追認なのです。

私がずっこけたのは、彼らは超一流ではない(失礼)にしても、彼らなりに、無い知恵を絞って全力で取り組んでいることは分かったからです。いまはそれ以上、彼らに何を望めるでしょうか。小池ゆり子でさえもうどうでもよくなりました。私から見れば年齢的には洟垂れ娘でしかないし、騒ぎたいだけ、騒げばいいのです。

なお、尾身氏は、もっとPCR検査や抗体検査が増えてくれることを願っていると言いました。ということは、一つの解が見えてきます。即ち検査の目詰まりを起こしているのは現場の意向だということです。或いは現場の疲弊を見て見ぬふりをする厚労省の幹部の差し金です。そこに政治家が思い切って予算を回せば、少しは様子が変わって来るでしょう。

更に言えば、クラスター潰し作戦が、全く間違っていたわけでもありません。でもその前提が、感染は水際で食い止められるという見込み(感染は始まったばかり)でしたが、実は外国人観光客などで、観光地中心に既にポツポツと感染が始まっており、ライブハウスやスポーツジムから、或いは最近では病院の院内感染、老健施設の感染などで、感染が拡大しているのはご承知の通りです。帰国者・接触者外来等という現状にそぐわない名称でも分かるように、当初感染経路を断定して、対象を絞ってしまったことが失敗で、実際には水面下で感染が始まっており、それが現在に至っているのです。

また今回、8割の根拠も分かりました。言ってしまえば、それは感染率のカーブとも無関係です。難しい計算などではない、誰にでも分かる理屈です。まず感染率を2.5とする。これはドイツの数字です。人一人が動き回って2.5人に感染させるという前提です。次に人口の8割が外出を自粛すると、感染可能な人工は2割となる。2.5かける0.2は0.5.(人)。即ち人一人が感染させる人数が1以下なら感染者数は減少に向かう(終息する)という理屈です。

ならば6割自粛で2.5X0.4となり丁度1になるが、仕事で通勤、即ち外出しなければならない人もいる。最初の西浦教授の説明では、それがパチンコや風俗に通う(やめられない)人達で、実際にパチンコが悪例として、やり玉にあがりました。雀荘などはパチンコ以上に濃厚接触なので、もってのほかですが、ライブハウスやスポーツジムもクラスターの原因になりました。いまはゴルフの練習場などが取り上げられています。でも余り締め付けると市民の息抜きの場がなくなるという問題が残ります。でも本当に感染率の数字を挙げているのは、働く人たち、しかも社会を維持するために必要な、医療関係者や公務員、インフラ関係の仕事の通勤なのです。

従って、「暇人」の8割が外出を控えないと、全体で6割にならないというのがその理屈です。単純であるがゆえに、説得力があります。ただ感染率2.5は定数ですが、欧州の数字を使っており、アジアなら1.7くらいでしょう。そこに8割が多少下がってもと考える余地が出てきます。なので、私も日々の数字の変化によっては、2か月行っていない床屋にも行けるかもしれません。一方で、専門家会議の説明のあった日(5/1)に東京は132人で急速に上がっているので、専門家会議としては立場がなくなりそうですが、そこは5/2の数字を見る必要があるでしょう。

関連記事。尾身副座長のコメント。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00010005-wordleafv-soci
関連記事。感染者減の地域、対策の緩和も。
https://jp.reuters.com/article/japan-coronavirus-economy-idJPKBN22D57M
関連記事。外出自粛、当面維持が望ましい。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358686
関連記事。接触減4-6割止まり。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58710660R00C20A5EA2000/
関連記事。通勤続く限り8割減無理。
https://www.asahi.com/articles/ASN515VJQN51ULBJ00C.html?iref=comtop_8_05
関連記事。感染率出せぬPCR検査、二つの壁。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200430-00000468-nnn-soci
関連記事。大阪府、休業要請を段階解除へ。国は出口戦略がない。
https://www.asahi.com/articles/ASN5173RHN51PTIL01Q.html?iref=comtop_8_01
関連記事。首相、4日に延長の宣言。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358696
関連記事。国民ついてこられない。愛媛。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200501-OYT1T50147/
コメント:正直、どうでもいいです。感染が広がっていないという、専門家のお墨付き以上の安心材料はないからです。上沼ゆり子が何と言おうともです。なぜなら現状の生活スタイルを続ければ、更に減ることが分かったからです。先が見えないことがどれだか不安であり、基準や目標があることが、どれだけ心の支えになることか。そういう単純な心理でさえ、(不出来な)小池恵美子には分かっていないのです。お前さんの指示に、盲目的に従っていたら、都民は全員死に絶えてしまうわい。八甲田山の女性指令官殿。

・日本のコロナ対策は独特だが、希望を持ちたい。パックン。
https://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2020/05/post-55.php

・新型コロナ感染長期化という確実な将来。取るべき対策。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/3-198.php

・コロナ治療薬。10種の既存薬の化合物の可能性。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/10no.php

・注目高まる糞便移植。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/05/post-93297.php
コメント:使える手ならなんでも。

・アベノマスク、首相はどこで誤ったのか。
https://toyokeizai.net/articles/-/347960

・東電で感染者多発。電力供給に不安。
https://toyokeizai.net/articles/-/347921
コメント:冷房が使えないと猛暑で熱中症が心配です。

・漢方がコロナに効くは本当か。
https://diamond.jp/articles/-/236139

・小1、小6、中3優先で登校。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050100987&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

・発熱外来、各地で設置進む。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358630

・スーパーで感染防ぐには。買い物のポイント。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00010000-ryu-oki

・長崎クルーズ船、真相究明ほど遠く。
https://mainichi.jp/articles/20200501/k00/00m/040/009000c
関連記事。感染発覚から1週間。
https://www.asahi.com/articles/ASN4W6R93N4WTOLB001.html
関連記事。二隻が出港。
https://www.youtube.com/watch?v=5nF4otH6yMM

・マスク500万枚売った。中国人業者。
https://www.asahi.com/articles/ASN4Z5D56N4YULFA01G.html?iref=comtop_favorite_02
関連記事。街角マスクが飽和。
https://mainichi.jp/articles/20200501/ddm/041/040/130000c

・集団免疫作戦のスウェーデンに異変。死亡率が米中の二倍に。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93307.php

・生き残りの鍵は日本の社会主義化。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2020/05/post-93311.php



1710.要請の前に謝罪と反省を 20/5/3

・新型コロナ検査目標、日本はドイツの14分の1.
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58692210R00C20A5SHA000/
関連記事。英政府。ウイルス検査、日に10万件達成。
https://www.bbc.com/japanese/52511701
コメント:ホラ、やっぱり厚労省はやる気がないのでは。

・中国からの初期の渡航禁止が感染阻止に。NZ。
https://www.cnn.co.jp/world/35153284.html
コメント:日本は武漢だけでしたよね。しかも「誰も」中国人観光客をクラスター追跡しようとはしなかった。何かそうすることが、都合の悪い事(習近平の来日予定)でもあったのでしょうか。しかも未だに、当時(春節)日本には中国人は一人もいなかったかのようです。それは政府の国民への裏切り(隠ぺい)でしょう。

・緊急事態宣言延長は国民のせいか。
https://www.47news.jp/47reporters/4775213.html
関連記事。人まばら。異例の大型連休。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58758040S0A500C2MM0000/
コメント:そう言っているのは(自粛不十分)のは安倍首相と小池都知事くらいのものです。他の知事は(自分の責任でもないのに)ひたすら県民へのお願いです。首相と都知事はしかるべきタイミングで、自分達が五輪で初動を送らせた点を国民と都民に対して、真摯に謝罪するべきなのです。それがなければ、政治家として信用する訳にはいきません。
但し記者のいう経済補償は、これが人災ではなく、天災であることを考えると、まずは様々な保険の出番であって、その次は生活保護です。支援をダダ洩れさせてしまうと、そのツケを払うのは自分達や若い世代(増税の形で)なのです。パチンコ屋の経営支援の費用を後世に負担させることなど、私には出来ません。不急不要産業だからです。
冷たいようですが、社会的存在意義のない業界が、後回しになるのはやむを得ないと思います。但し文化的な意味のある演奏会場、舞台、美術館、博物館、映画館、一部のテーマパークなどは、むしろ積極的に支援する必要があります、それらは後世に残さなければならない需要な文化遺産だからです。オーケストラや落語家もそうです。インフラでは新幹線や高速道路があります。

・封鎖は必要だが、短期でなければならない。目の前の一歩に専念せよ。マーティン・ウルフ。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60077
関連記事。宣言延長で77万人失業。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358742
関連記事。今回は庶民と中小企業の救済を優先せよ。(再掲)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59890
関連記事。意識低い系、日本人。
https://www.newsweekjapan.jp/tokyoeye/2020/05/post-21.php
コメント:某有名タレントも(しかも複数)。

・あいつぐ嫌がらせ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358710
関連記事。コロナ自警団。
https://www.asahi.com/articles/ASN4Y3GN0N4WUTIL013.html?iref=comtop_favorite_01
関連記事。監視社会か市民の権利か。ハラリ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO58701710R00C20A5000000/
コメント:規制の不愉快な側面です。戦時中でもあるまし、自警団の悪夢。日本人お得意の、狭量、差別、自己中、排他主義、自分だけエリート主義。隠れヘイトスピーチ。同じ日本人なのに、福島原発事故の被害者も差別されました。あおり運転をする連中も同類項です。自分が人間失格のくせに、何様のつもりでしょうか。自我肥大の某都知事も排他主義(あるいは排除の論理)の側面を持っており、どこかで極右思想とつながっていると思うとやり切れません。
今回の規制では、基本として要請と自粛の組み合わせの一線を、絶対に超えてならないのです。基本的人権を冒してはならないのです。どうバランスを取るかで、地方行政の度量が試されているのです。そもそも緊急事態法は戒厳令ではないのです。
店側の事情で、営業を続けた結果、その店から感染者が出たら、その時こそ、強権を発動して、休業させればよいのです。しかもそれが「一本筋の通った」一罰百戒になるのです。
パチンコを休業させるのなら、公営ギャンブルも、ゴルフ練習場も閉鎖しないと筋が通りません。かたや豊洲市場は大混雑で、仲買人が冷や冷やしています。感染者がいないと信じろと言う方が無理です。でも封鎖したら都民の台所が止まってしまうので、日々の大規模消毒などの、具体的な防疫策が必要になります。TVに映っていれば幸せという大変分かり易い某知事も、大変だの掛け声だけではなく、具体的な政策を次々と(吉村知事の様に)打ち出してくれなければ困るのです。それが出来ないというのは、側近にろくな人材がいない(安倍首相しかり)せいなのでしょうか(自分で手を挙げたいくらいです)。

・WHO事務局長に辞任要求の署名100万人。感染拡大に責任。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4773732.html
コメント:私も署名したい。歴代事務局長の中でただ一人医師の資格を持たない事務屋出身です。