「WTWオピニオン」
【第111巻の内容】
「改憲急ぐ必要なしが72%」
「望遠レンズの話」
「コロナとグローバル経済」
「検査が少ない理由」
「やる気のある知事とない知事」
「国民はまだまし。都民はダブルパンチ」
「ロックダウンは100年前の対策」
「自分に都合の悪いことは相手の誤解」
「火事場の狸」
「国と都に再度言う。検査数を増やせ」
1711.改憲急ぐ必要なしが72% 20/5/4
・改憲議論、急ぐ必要ないが72%。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358805
関連記事。緊急権、自民前のめり。
https://mainichi.jp/articles/20200503/ddm/010/010/017000c
関連記事。与党内にも疑問の声。
https://www.asahi.com/articles/ASN536W4VN53UTFK004.html?iref=comtop_8_01
コメント:…と同時に、知事たちが特措法の知事の権限を強化せよと騒ぎ出しています。この(どさくさの)機会に、(取り締まりの)権限だけを強め(県民や都民を信用していない)、更なる強権体質を目論む国と地方行政。では国と都は、一体国民に何をしてくれたのか。少なくとも未だ、何もしていないのです。都知事に至っては、悩みさえしないし、汗もかいていない。それなのに、生徒も教師も反対している9月開校などを持ち出してはしゃいでいる(小池都知事、稲田議員)。しかもあろうことか、悪名高い某公共放送がそれを暗に支持しているのです。
首相と都知事(都国営メディア)のせいで、民主主義が危機に瀕している。私は日本の現状をそう理解しています。荻上チキが5/3のサンデー・モーニングで、以前五輪を開催したがために、なかなかコロナ感染を認めようとしなかった安倍首相と小池都知事が、今度は9月開校の為に、収束してもいないコロナが収束したと宣言しかねない危険性を指摘していました。またも国民不在の、「前提ありきの」政策であり、無視してはならない警告だと思います。
9月開校のような誰も喜ばない思い付きに人と時間を割くぐらいだったら、なぜ検査は増えないのか。医療体制が今のままで、医療崩壊は防げるのか。都立大学の学費は見直さないのか。自分の報酬はノータッチなのか。貧困層の対策はどうするのか。来年のゴールデンウィークは思い切り御遊んで下さいとは、都民に不便を強いる知事の言う言葉か。来年の五輪は待っていれば来るとでも思っているのか。しかもそれは誰のための五輪なのか。いつ日本は戦前の体制に戻ってしまったのか。しかも超保守の首相や知事が、これをナショナリズム推進の機会に利用しかねないのです。
誰にとっても初めての経験だから、多少の混乱は止むを得ないという意見もあるでしょう。でも緊急事態だからこそ、見えてくる人間の本質もあるのです。その結果、国にも地方にも、権限を与えない(選ばない)方が良かったという人が少なからずいることは否定できないと思います。早い機会に不適格な人たちを、まともな神経と常識を持った人たちに交代させないと、日本には将来がないという事だけは断言できると思います。
関連記事。コロナ改憲論の不見識。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020050302000128.html
関連記事。個人の努力で国が稼働。戦時下より異常。
https://www.asahi.com/articles/ASN523PSGN4NUCVL02Y.html?iref=comtop_8_08
関連記事。憲法学者が勧める批判的思考。
https://www.asahi.com/articles/ASN526F9TN4XUTIL011.html?iref=comtop_8_07
関連記事。小説家だからこそ言う。
https://toyokeizai.net/articles/-/347641
関連記事。コロナ下の日本人。
https://toyokeizai.net/articles/-/347658
1712.望遠レンズの話 20/5/6
5/4 キヤノン6D、同300mmF2.8 X2エクステンダー ISO800 F5.6 1250分の1秒
キヤノン専用ソフトで現像、フォトショップで加工
出かけるのはコンビニくらいで、生活半径が500m以内の、巣ごもりの日々ですが、連休最期の日でもあり、今日は考えるだけでも腹の立つ政治と行政の話ではなく、ピュアに個人的な趣味の話題を少々。
小生の最大の趣味は映画ですが、なにしろレンタルビデオ屋に行けない(密集はある程度、避けられても、不特定多数が触ったDVDに触れたくない。しかも遠い)ので、この.ひと月半ほどは新作ビデオを見ていません。コロナの流行が始まる前(2月)には、家に閉じこもり可能性を見越して、TVの録画機を増設し、現在自宅には4台の録画機があり、8チャンネルの同時録画が可能です。但し今更往年の映画を見る気はなく(見ていない映画は極めて少ない)、最近ではワウワウとスカパーを契約しており、録画して見るのは、ナショジオやヒストリーチャンネルが主体です。
おかげでUFOと超常現象については、1時間くらいの講演なら出来るくらい詳しくなりました。しかもオカルトで一括りにするのではなく、科学的な根拠から説明できます。中でも前にも書きましたが(これはさすがに科学では説明不能)、東京五輪が中止になるという予言さえ。2年以上前から出ている通説(=複数予言)なのです。
今一番関心があるのは新型コロナのウイルスがどこから来たかです。武漢の研究所から漏れたと、ポンペイオ(CIA出身の国務長官です)が主張しています。しかもコウモリから採取したウイルスを武漢で保管していたことも事実なのです。
しかし今回の話題は映画ではなくカメラです。一度だけニコンを使ったことがありますが、フィルムの時代はコンタックス、デジタルになってからはキヤノンの一眼レフを使い続けています。キヤノン(キャノンではない)を使うのは、レンズに特徴があるからです。以前よく言われたのは、ニコンはシャープでコントラストが高い。いわば報道写真向け。対するキヤノンは描写が繊細で、ポートレイト向けというものです。ニコンが男性的で、キヤノンが女性的という分類です。
カメラを買うとついてくる標準レンズ(標準ズーム)は、コストとサイズの点で、あまり明るいレンズはありません。それでも実用上問題がないのは、デジタルカメラの感度はフィルムとは比較にならないくらい高いからです。それでもより良い描写を求めれば、解像度の高いレンズが欲しくなります。キヤノンの交換レンズの中に、ハイエンド・アマチュアやプロ向けのLレンズという、赤い輪が入ったレンズのシリーズがあり、性能では定評があります。よくスポーツの報道写真で見かける白い鏡胴のレンズもそれです。
望遠レンズでなくても、明るくて性能の良いレンズは、カメラが数台買えるほど高価です。そうした望遠レンズの中で、どうしても手が出ないレンズがありました。それは大口径の望遠レンズで、通称サンニッパ(300mmF2.8)です。レンズが明るい(F値が少ない)と高価に(しかも重く)なるのは、レンズの直径が大きくなるからです。
私はバードウォッチィングにも、風景写真にも興味はなく、それでも望遠レンズが必要なのは、天体写真を撮るからです。レンズ専業メーカーから、そこそこ描写力が良く、しかもそんなに重くも高くもないレンズが発売されているので、私もその内の一本(150-600mm IS付き)を使っていました。
但し風景写真ならともかく、口径が小さいので、天体写真では、撮影時間(ISO3200で15秒以上)を稼ぐために、赤道儀が必要です。でも精密な専門的機材はこれまた高価なので、自分が使っているような簡易的な装置では、何度調整し、PCの自動追尾装置などを使っても、静止する画像は5枚に1枚もありません。一方で、近所の同好の士は、十年以上前から、大掛かりな装置を使わずに、キヤノンの400mmでアンドロメダ星雲の見事な写真を物にしていました。
昨年から、身の回りの整理(終活)の一環で趣味の整理を始めました。その時に、中途半端なままで、写真の趣味を閉じてしまえば、心残りが出そうだということに気が付きました。そこで長年の課題であるサンニッパを調べ直しました。最新モデルはなんと80万、まさに一桁違います。これが量販店で64万。中古でさえ40万。とてもお呼びではありません。後はやけっぱちで、手当たり次第に情報を漁っていたら、10万円台の中古品に行き当たりました。但し40年前の製品です。
しかしおそらく基本設計は変わらないだろうし、三脚を使うので、手振れ補正装置もいりません。駄目モトで、清水の舞台から転げ落ちて、この中古どころか大古モデルを入手し、試写しました。冒頭に載せてあるのは、昨日(5/4)撮影した月面の写真です。但し300mmでは像が小さいので、倍率二倍のコンバーターを使っており、実質600mmF5.6です。
大変無責任な言い方になりますが、写真マニアを自負し、キヤノンを使っているのであれば、大口径望遠レンズを使わないと、「お話にならない」と思います。重いし、高いが、それだけの価値があります。私のように丹念に中古を捜す方法もあります。今後は、お金が紙くずになる可能性もあり、買うなら今のうちかもしれません(但しこと経済の見通しに関しては、当方では責任を持ちかねます)。
エクステンダー(コンバーター)を使っても、それほど画質が落ちない。それがこのレンズの素性の良さを物語っています。一言で言えば細部まで鮮明であり、画像に立体感があります。後は色彩が自然かどうかですが、それには更なるテストが必要です。いずれにしても、レンズの性能はすなわち、写真の本質そのものではないかと思っています。
1713.コロナとグローバル経済 20/5/5
NHKというのは不思議な会社(または公社)であって、報道部門は安倍政権のポチなのに、教養部門は世界でも有数の見識を誇っています。報道部門の悪い例では、まず4/4野憂国の首相会見があります。安倍首相となると必ず顔を出す岩田記者が、安倍首相の忖度に徹しており、言い換えれば彼女はNHK専属の首相秘書官です。参院選で自民党から出馬のうわさもあるが、むしろそうして貰った方が、視聴者をミスリードしないだけましというものです。
もう一本のお粗末番組は5/3のクルーズ船ダイヤモンド号の船内感染の教訓で、厚労省の対応には手落ちがなかったことを繰り返すだけの内容になっていました。例えば検査については、拡大の必要性を民放では重ねて指摘しており、国民感情もそれと同じなのに、NHKだけは、「必要な人にだけ検査をしたので、状況も把握でき、医療崩壊に至らなかった」という厚労省(保健所、感染研、帰国者外来)の立場を肯定してきました。ことコロナに関しては、NHK(の報道部門)は、厚労省の大本営発表から一歩も外に出ていません。安倍政権や厚労省への忖度を、これだけ臆面もなく見せられると、国民は辟易どころか、うんざりしてしまいます。
一方で、教養部門では2本優れた番組がありました。その一本はJFKの暗殺の真相を追う番組です。オズワルドを洗脳し、暗殺をそそのかし、その翌日には単独犯だと発表した上で、別の人間に始末させました。すべてがCIAの計画だとはっきり指摘しています。但しこれは単独取材番組ではなく、ワシントンポストの記者で40年間この事件を追ってきた記者と、CIAの元幹部の内部告発が発端です。トランプが一度は資料を公開すると言っておきながら、結局腰砕けで終わっています。とはいえオリバー・リードでさえ、CIAとはっきり言っていなかったので、外国の放送局としては大したものでしょう。但し二人目の狙撃者に言及がないのは不満です。致命傷を負わせたのは丘の上のスナイパーの銃撃だったからです。
そしてもう一本が4/29に放映された「シリーズコロナ危機、グローバル経済の複雑性への挑戦」という特番です。お馴染みスティグリッツを始め、一流の学者が、遠隔出演で個々に意見を述べていました。2時間の内容ですが、記憶に残ったフレーズだけをご紹介します。
…コロナ危機で、二つのトレンドが現れる。ひとつはDeglobalization(脱グローバリゼーション)で、もうひとつはDebt Phobia(債務恐怖症)である。コロナ以前の世界をBC(ビフォア・コロナ),以後の世界をAC(アフター・コロナ)と呼ぶことも出来る。ACでは上記の二つのトレンドが長引き、世界の経済成長の試練の時期となる。経済は将来への約束(株や融資)の上で成り立っているが、その約束が切り裂かれた。
…第一次世界大戦では、オーストリアの大公が暗殺されたその日でさえ、未だ誰も戦争が始まるとは思っていなかった。ところがその年の年末には株式市場が閉鎖された。
…今回はリーマン危機とは違う。即ち金融危機ではない。財政的症状を持つ公衆衛生の危機である。大規模な金融と財政で対処するのは危機の本質を見誤る恐れがある。経済活動のキャッシュ需要が劇的に高まっている。だからドルの大量供給という処方は誤りではなく、それで国際通貨鮮度が崩壊することもない。
…経済的距離(エコノミック・ディスタンス)が重要だ。景気対策ではないので、減税や金利引き下げではなく、損失の補填や借金返済の期限を延長させる。
…最も脆弱な人を助けること、企業を倒産させないこと。但し資金をただであげる訳ではない。リーマンでそれをやって、大企業が自社株買いに使った。
…グローバル経済ではデカップリングが進み、米中も分裂する。過度な製造の中国依存が不安定な(アンステイブル)世界を生んだ。戦争が起きるとインフレになり、景気が上向くが、パンデミックの場合はデフレで、不況になる。
…自由民主主義を政治家が信用していない。GAFAはビッグデータの提供など、社会的な責任を果たしていない。効率性を追求した新自由主義は近視眼的な政策だ。
…パンデミックが分断を進め、社会が不安定になる。第一次大戦の時に、市場が機能しないなら市場を使うなという言葉もあった。今もその言葉が通用する。
…パンデミックは富裕層にとっては公衆衛生上の問題。でも移民にとっては経済上の問題。
…コロナで犠牲になるのは非正規従業員。ばらまきではなく必要なところに手厚く。格差は社会の病。格差が広がると富裕の健康度も下がる。市場原理主義に忠実だったことが弱点になった。
…日本の政府は、地方債の発行を認めよ。日本は必要な物を作らず、不必要な物を作って来た。
関連記事。図書館や公園再開、政府が容認。34県ではイベントも。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358936
コメント:まだ早い。しかもまたもや判断ミス。クラスター対策をやっときゃいいという最初の判断と同じです。どうせ軽いインフルのようなもの、病院が混んだら困るので、検査は重症者だけしかしない、軽症者は家にこもっていればそのうち感染も納まる。しかもそれが厚労省の「公式見解」だったのです。それでもいまなお厚労省を信用せよといわれも、それはさすがに無理だというものです。またそういう過去の事実関係を国民は絶対に忘れてはならないのです。大戦の総括を忘れているのと同じです。
図書館も公園も簡単にはつぶれません。しかも図書館は貸出業務だけにするべきです。公園は密集を避けるため警官または町内会が番井で監視に立てたほうが良い。また但し子供のボール遊びの前には子どもの手とボールを消毒させるくらいのことはしてもいいでしょう。要は緊張感だけは絶やさないようにすることです。
安倍(首相)と小池(知事)のしていることは気分だけで、きめ細かい配慮と緻密な思考に欠けている。まさにポピュリズム(大衆迎合)政治の権化みたいな人たちです。
密接が必要なライブハウスとスポーツクラブとナイトクラブ(おさわりバー)は最後の最後まで解禁出来ないでしょう。パチンコについては、台を一台おきにしても、強欲な店主に罰は当たらないでしょう。出来ることもやらないで、国民の金をせびるのは寄生虫です。海外では事業補償はしない(個人は補償する)のが当たり前なのです。それも国民の税金だからです。新自由主義の立場から離れられない経済学者は役に立たないのです。それより家賃の徳政令や補償を具体的に推進するべきです。
中小事業の救済は、地方債を使った、無利子融資(それだけでも貸す方は冷や冷やです)しかないでしょう。融資の手続きは契約書(証文)一枚だけにして、融資の判断は窓口の長の面接に一任する。融資の判断基準は真面目にやっているもの(練馬のとんかつ屋の例)が損をすることがあってはならない、そして他人の命を犠牲にすることは許されないというものであるべきでしょう。
関連記事。専門家会議が考える新しい生活様式。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200504/k10012417071000.html
コメント:今なお専門家会議(と専門家)を、全面的に信用することは危険を伴うので、何事も、また誰の意見でも、とにかく一度は疑ってかかり、必ず自分で考えて決めることが大事です。
関連記事。PCR検査不十分にフラストレーションあった。専門家会議。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358940
関連記事。目詰まり認める。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58781100U0A500C2NN1000/
関連記事。首相やる気ある。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4782244.html
コメント:専門家会議の弁護をするつもりはないが、かなり早い時期に、(専門家会議の雰囲気は検査拡大に後ろ向き)尾身副座長だけは、検査が必要だと言っていました。脇田座長=感染研所長、なら絶対に言わないことです。そろそろ(いまなお検査は絞るべきだと言っている)「万死に値する」真犯人の名前を公表しても、良い時期ではないでしょうか。またなぜ口さがない週刊が、この点になると、なぜ妙に押し黙ってしまうのか。日本医療界の陰に(首相でも逆らえない)ドンがいるのでしょうか。
関連記事。五月は収束の為の一カ月。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358924
関連記事。アビガンの月内薬事承認を指示。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358923
コメント:たとえ安倍首相の言葉であっても、これだけは正しいと思います。
・コロナ国内感染、新たに199人。18人死亡。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020050301001467.html
・専門家会議が考える新しい生活様式。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200504/k10012417071000.html
コメント:今なお専門家会議(と専門家)を、全面的に信用することは危険を伴うので、何事も、また誰の意見でも、とにかく一度は疑ってかかり、必ず自分で考えて決めることが大事です。
1714.検査が少ない理由 20/5/5
・東京、新規感染58人。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/4655.php
関連記事。都道府県、感染マップ。
https://video.mainichi.jp/detail/video/6154247750001?autoStart=true
関連記事。GW,Uターン混雑なし。
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4783925.html
コメント:でしょうね。他県ナンバー車は石を投げられますから。そういう差別的な行為は、自分達にもいずれ跳ね返ります。なぜなら排他主義が蔓延すると、他県ナンバー車も、他県人も、東京にいられなくなるからです。東京には流入ではない、二代目三代目の「東京都民」も暮らしているからです。今一番警戒すべきは、こうした人間性を見失った、情けない了見、こころない行為なのです。
・日本の新型ウイルス検査。少なさに疑問の声。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-52482946
関連記事。コロナ危機。専門家への信頼が崩れるとき。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93330.php
コメント:広義では政府お得意のデータ改ざんでしょうが、その前に病院側の都合が見えてきました。専門家会議に病院側から唯一参加している釜萢(かまやち)委員が、これまでは受け入れ態勢が不足するので、病院側で検査を絞ってきた、でも今後は検査を拡大することを検討すると述べたのです。意図的に絞っていたことを初めて、(専門家会議が)自ら認めたのです。それは、周囲から責め立てられて、すっかり悪者にされてしまった保健所が、たまりかねて、自分たちも実は困っていると吐露したことで、事情が分かっのです。加藤厚労相が、帰国者接触者外来(あるのは大病院だけ)を弁護し続けてきたことが、良い結果を生むどころか、検査が止まる最大の原因になっていたことが想像できます。そこに厚労官僚がどのように関わっているのかも、この際、明確にする必要があります。
・息苦しさ、倦怠感を受診目安に。厚労省が見直し。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020050502000125.html
・喫煙と肥満が危険因子。若年でも油断できない。医師の証言。
https://toyokeizai.net/articles/-/348505
・大阪府が、休業要請解除の独自基準示す。
https://www.asahi.com/articles/ASN555FMHN55PTIL00L.html?iref=comtop_8_01
・東京都、協力金、第二弾支給。
https://www.asahi.com/articles/ASN5551N8N55UTIL00L.html?iref=comtop_8_02
コメント:浮世離れしたこの都知事は、他人の金だと思うと、湯水のように使ってくれます。自分の報酬の見直しをする気はなさそうです。金銭感覚が庶民のそれとは違うみたいです。マスクのデザインも毎日変え(白一色ではなぜいけないのか)、鬼気迫る自己顕示欲が収まる気配はありません。
・出口戦略に6つの指標。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358949
・会話控えめは、飲食店の死活問題。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358973
・ネカフェに抜け穴。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358977
・店を閉めても明けても、結局赤字。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358980
・ワクチン開発で世界が協力。8500億円拠出。
https://www.bbc.com/japanese/52540664
コメント:4馬鹿ため口大将(タケシ、サンマ、トコロ、タモリ)はどいうする。世界的なスターでないと無理なのか。芸人を助けても日本は救われません。大衆芸能を救うというのなら未だ分かるが。誰か松本に基金(ファンド)の作り方と運営方法を教えてやった方が良いと思います。
1715.やる気のある知事とない知事 20/5/7
マスクの問題ですが、相変わらず、ドラッグ・ストアに在庫はないが、通販では50枚4800円という価格から、今では2千円台(それでも高いが)に落ちており、試しに注文してみました。無論(不潔な)アベノマスクは期待していません。違法な街頭販売も報道されており、「事実上」マスクの問題は解決している可能性もあります。またハンドジェル(アルコール消毒液)もたまに店頭で見掛けるようになったので、これでアビガンが認可されれば、気持ちは随分楽になります。
表題部分でも書かせて頂いたが、大阪の吉村知事は、早くから病床の増床に取り組み、独自に検査も拡大、そして出口戦略でも具体的な数字を出し、西村大臣との対立も辞さない。政策が分かりやすいし、その結果、府民の熱烈な支持を得ています。
振り返って小池都知事は、政府に立ち向かい、都民ファーストで独自政策を推進するのかと思いきや、都の予備費をばらまくだけの(無能な)政策に終始。TV会見では、判で押したようなおざなりの発言に終始。これからは、(本当は感じてもいないらしい)危機感を演出するためにジャンパー姿で登場することにしたらしい。ところが肝心かなめの検査の拡充は一切23区まかせなのです。
なによりPCR検査の陽性反応率さえ分からない状態なのに、記者からの(そういう都合の悪い)質問は職員任せ。具体的な回答さえない。実際には対策らしい対策がないうえに、自分の見せ場がないと判断すると、途端に興味を失うように見える。コロナ対策では終始、しかも露骨に政府の顔色だけを窺ってきた。ロックダウンと三密回避以外に何を言ったか全く記憶にない。政府に逆らわないのは、将来国政を目指したいというより、眼先に迫った都知事選で再選を確実なものにするために、自民党の承認(特に二階)を得たいためでしょう。都民の安全・安心どころか、自分の再選が全てに優先する、女トランプここにありというところです。
国政なら、国会の野党の質問をTVで見る機会もあるが、都政ではそれもない。しかも都政への街頭の都民批判や、野党の都議会での追及を報道するメディアは、NHKを含めて皆無。このどこに民主的な都政、そして民主的な都知事選があるのでしょう。山本太郎も(一方的な)選挙に割く時間はないと伝えられます。こういう時期に選挙を強行する地方行政の神経がおかしいし、それが都民の都合よりも、現職知事の都合を優先したものであることは、誰の目にも明らかではないでしょうか。
選挙の為なら、宿敵内田元議員とでも手を握る。自粛要請CMとして、萩本欽一やヒカキンを使った、事実上知事選のCMを流す。スーツを着た、歩く野心とところか。彼女の頭の中には、自己顕示欲を除けば、正義や、福祉や、民主主義が存在する余地があるのでしょうか。
私もこんな時期に、三密の投票所に行って、命の危険を顧みずに、無駄な一票を投じる気にはなれません。まして小池対立花等という、これ以上はない不毛の選択に付き合う暇はありません。初の棄権になりそうです。お粗末なコロナ対応と言い、都民には冬の時代です。都知事も人間なら、人並みにコロナに感染して、その辛さを、都民と分かち合って欲しいと願うだけです。
関連記事。投票に行かない人を非難できない。
https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/yoshida-toru
・吉村知事、医療従事者に20万円。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359111
関連記事。最も評価する知事。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200507/k00/00m/010/001000c
コメント:またヒット。女帝は思考停止状態。
1716.国民はまだまし。都民はダブルパンチ。20/5/8
私は無名の老人です。自分のサイトだけを武器に立ち向かう相手は、日本でも指折りの政治家、タレント、専門家たちです。知名度でも、影響力でも、経済力でも、太刀打ちできる相手で名ない。何より相手には何十万ものファンがついているが、こちらは頼るのは自分一人の力です。いくら遠吠えしても、擦り傷ひとつ負わせることは出来ない。それでもなお、相手が影響力の大きい人たちだからこそ、無名の一市民がその不正や理不尽を見過ごしてはならないと思っています。
不正や理不尽への、庶民の不信や怒りを共感、共有してくれる人が、一人でも二人でも増えてくれることを期待しているのです。自分の置かれている状況が、実は政治家やメディア(特に公共放送)の説明とはかなり違うものかもしれないと疑う目を養い、そこから社会を変える力の芽が生まれてくることを願っているのです。チャラチャラ書いているようで菅、本人は結構真剣だったりするのです。
まことに残念なことに、プロの物書きでも、評論家でもないので、自分でもあきれるほど、語彙が少ないし、文章表現力もない。誤字・脱字に後で気づくことも多い。しかも自分の価値観を押しつけるきらいがなきにしもあらず。そこは、いうなれば個人の能力の限界なので、いかんともしがたい部分です。どうでもいい前書はこれくらいにして、今日の腹立ち日記(からたち日記に非ず)です。今回は週刊朝日の最新号(GW合併号)の拾い読みからです。
1.緊急事態宣言が出された日に、近藤春奈(ハリセンボン)と、又吉直樹が、それぞれ仲間と飲み歩いている様子が写真に撮られ、ひんしゅくを買っており、共に好感度を売りしているタレントなので残念だという記事がありました。
2.タケシが、アルコ―?消毒液を持ち歩いており、会う人ごとに吹きかけているのは好感が持てるという記事があり、これには呆れました。ボトルを配るのなら未だ分かるが、何たるせこさ、みみっちさ。それが富豪タレントのすることですか。
3.コロナ関連の自粛の要請CMから、やっと最近外れたもののが、都からのお知らせには必ず登場する小池知事。その小池知事が途中で放り出して、何人もの都議会議員が離脱した都民ファーストの会の女性元議員が、都議会で、知事のコロナ対応に関する質問をしたいと思ったが、委員会から参加を拒否されたと述べていました。まさにうむを言わせぬ強権体質。同議員も、知事は首相を目指しているらしいが、仮に首相なったら安倍首相をしのぐ独裁者になるだろうと述べていました。。これで人気が第二位とは、いかに印象操作に長けているかということです。小池知事は命令だけで、自分では汗もかかず、指一本動かさず、熱心なのは自分の宣伝だけ。もういい加減、若い有権者も、思いやりも優しさもない、冷酷なその正体に気が付いても良い頃です。
・緊急事態延長妥当、66%。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359113
関連記事。県またぐ移動は自粛を。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359183
関連記事。感染ゼロ続く17県、宣言解除も。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359175
コメント:本当は月末迄我慢すべきなのです。厚労省と専門家会議が対応を誤り、検査を渋ったため、早すぎる制限解除となってしまい、その結果、本当の感染爆発が始まるのです。
・吉村知事、医療従事者に20万円。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359111
関連記事。兵庫県も基準作成。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359187
関連記事。最も評価する知事。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200507/k00/00m/010/001000c
コメント:ところが大都会の女帝は思考停止状態。
1717.ロックダウンは100年前の対策。20/5/9
5/8の羽鳥モーニングショーで、興味深い報告がありました。それは九州大の小田垣教授(理論物理学者)の報告です。同氏が計算したところ、PCR検査数が現状のままで、接触の削減率が8割なら、感染が収束するのに23日かかるが、検査を今の2倍にして、接触を5割に抑えれば収束には14日。更に検査を4倍にして、外出禁止をゼロにした場合、8日で収束するというものです。専門家会議の提案の8割目標の計算式を見たいと、日本中の研究者が思っているとも言っていました。いよいよ専門家会議(と厚労省)の化けの皮がはがれる時が来ます。検査法も薬もなかった100年前のスペイン風邪の当時と同じ対策しかない。でもいまは21世紀。検査で感染者を割り出し、隔離できれば、外出自粛の必要もなくなり、経済的な打撃も少なくなるのです。
また参加者からは、検査がどこかで目詰まりしているという厚労大臣の説明は、まるで他人事のようだという指摘もありました。なぜ目詰まりを解消しようとしないのか。そこで世間の批判に耐えかねたのか、加藤大臣のが、渋々コロナ相談の目安を変更しました。37.5度以上の熱が4日続いたらという部分の37.5度を外したのです。ところが、「4日間」という条件だけは生きていて、風邪の症状が4日間続かないと、窓口に相談出来ないというのだから、いささか呆れますいつまでたっても、仕方がないから診てやるという上から目線。これでは味覚障害くらいでは絶対に検査はしてくれないでしょう。そこには公僕や福祉のコンセプトはありません。安倍首相がなんと言おうとも、あるいは加藤大臣自らが、医師が必要と認めればと言っているにも関わらず、頑として相談部門を通せ、目安は廃止しないと言い続けています。厚労省(感染研、保健所、帰国者外来)には民間に検査権限を委譲するつもりも、検査を拡大する気も無いことがこれでよく分かります。
関連記事。相談目安37.5度削除。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200508-00000173-jij-soci
関連記事。日本の指導者、国民評価で最下位。コロナ対策の国際比較。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050800721&g=int
関連記事。政府の対応、海外から批判、終結困難。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359204
具合が悪くなくても、心配なら検査しますとなぜ言えないのか。医師が必要と言ったら、(退院確認の検査を遅らせてでも)検査しますとなぜ言えないのか。なぜなら「厚労省がそう言いたくないから」なのです。このどこが医療先進国なのでしょうか。命より研究が優先、しかも今のところアウトプット(研究成果)は特になし。アビガンは条件付きで投与すれば済むのに、認可に5月一杯かかるという。「厚労省と厚労相が(最初から)検査にブレーキをかけてきた」のではないか。しかも検査について質問が出るたびに、まるでその質問が無礼千万なものでもあるかの様に、厚労大臣気色ばんで反論していました。だから世界中から不信感を持たれ、馬鹿にされているのです。省益を代表するだけの大臣なら、一日も早く交代してもらわないと、日本は世界中の笑いものになるだけなのです。
一方で、大阪府は国とは別に、独自に検査を拡大しており、自身で感染率の数字を持っています。だから数値目標を設定できるのです。ところが東京都は、厚労省にお任せで、PCR検査への関心があるようには思えません。推進しているのは、医師会と一部の特別区(杉並等)だけです。
ここでいささか腹立たしいことは、緊急事態宣言を発令せよと安倍首相に詰め寄った時は、いかにも気骨のある知事であるかのような印象を与え、ならばマイペースで対応を進めるのかと思いきや、天の声には従うとかの、独裁政治家には似つかわしくない理由で、あっさり引き下がった事です。但しその時はどう考えても無茶な休業指示を出そうとした(おかげで床屋が指示がないのに自主休業してしまい、私は今見た目石器人で、大変困っております)ので、そこは思い留まって貰って、結果的には良かったのですが、以降、政府(厚労省)と完全歩調を取っているように見えます。判断も支援も国に丸投げして、二人三脚のような「体裁」を取り繕っているようにも思われるのです。もしそうなら悪い意味での役者であり、国への甘えという事にもなるでしょう。学費の補助も、家賃の補助も自分からは絶対に言い出そうとはしませんが、独自路線の大阪は、最初に家賃補助を言い出しているのです。
都知事の独自路線は、潤沢な資金を勝手に、しかも湯水のように使う、休業支援(中小企業対策)だけです。路上で寝泊まりしているネットカフェ難民は知らん顔。他県では資金力が無くて、休業支援だって思うように出来ないのに、歩調を合わせよとはしません。首都圏で連携する気もありません。自分が目立てばそれでいいのです。いまや都のコロナ対策は、都民の金を使った小池知事の一人芝居であり、茶番なのです。祖もsも都政全体が絶対に批判を許さない、江戸時代の将軍と見間違うほどの、封建政治、専制政治に成り下がってしまっているのです。
昨日、都知事がそれ迄出していなかった陽性率に着目したの、遅ればせながら半歩前進です。休業要請を延長するにしても、解除するにしても、都が独自に判断すると言ってしまった以上、数字の指標が必要だからです。これを機会に、都知事は、コロナ対応で一番重要な「検査」にもっと踏み込んで、できれば全都民の検査を都の費用で、都の福祉保健局が主導して実施し、正確な感染者数と感染率を、都民(と国民)に示して欲しいものです。なぜなら東京都が、国内で一番多くの感染者と死者を出しており、国内の感染者数を押し上げているからです。しかも院内感染や施設内感染で亡くなる人が増えていることは大問題であって、東京都のコロナへの対応は、今までのところ、決して褒められたものではないのです。
小池知事が、面倒なこと、自分が関心のないことは、国や特別区にやらせて、自分は上澄み(発表)だけ掬うというやり方を取っているとしたら、それが長続きはしません。お山の大将と同時に井の中の蛙になっている可能性があるし、汗の量と評判は比例するからです。知事の人気投票では、吉村知事が一位(この時期に松井知事ではなかったことは、府民には本当に良かった)で、小池知事が二位だといいます。でも順位は近くても、気概と理念には、大きな差があるようにも感じています。ご本人がどう思っているかは直接聞かないと分かりませんが、戒厳令下の絶対的指揮権を、小池知事に預けたと思っている都民は少ないと思います。
コロナ病床の最前線で、命懸けで戦っている医療関係者とともに、職業生命を掛けて省益や既成権威という巨悪、無策という名の国や都の政策に、正面から立ち向かっている羽鳥アナ、玉川記者、ジャーナリストの青木、岡田教授、倉持医師、テレ朝のスタッフ、そして報道1960の松原記者と堤解説員には、敬意を表するとともに、国民栄誉賞を申請したいくらいです。テレ朝とTBSは、コロナのローカルな報道では、ピューリッツア賞に値すると思います。
関連記事。東京都、出口戦略、提示時期示さず。
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4792326.html
関連記事。自治体により異なる対応。
https://toyokeizai.net/articles/-/348942
関連記事。東京、新たに39人感染。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200508/k10012422381000.html
関連記事。都が陽性率を初公表。7.5%。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359273
コメント:都の人口は1300万人。重症者しか検査していないから比率は下がる一方で、症状のない者(検査対象外)が多数いるので、単純計算すると、都内の感染者は100万人。自分の隣どころか、前後左右に感染者がいても少しも不思議ではないのです。
・ロックダウンは必要なかった。外出禁止は感染要請に効果がないという研究もある。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93360.php
コメント:さすがに無関係ではないでしょう。
1718.自分に都合の悪い事は相手の誤解。20/5/9
・実際の感染者数、未だ不明。10倍か20倍か。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359497
関連記事。実際の感染者数分からない。尾身。
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4800889.html
関連記事。保健所、残業200時間。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359481
関連記事。東京都の感染者数、集計ミス。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200511-OYT1T50176/
関連記事。凍り付く予算委員会。
https://mainichi.jp/articles/20200511/k00/00m/010/191000c
コメント:このいい加減な数字で、政策を判断することに抵抗がないとしたら、小池知事も西村大臣も加藤大臣も、頭がどうかしています。3桁の足し算は子供でも暗算で出来ます。東京都は冗談でなく、職員の採用に当たって、算数(数学ではない)のテストを必須にした方が良いと思います。
ところで参院委員会で、尾身氏は言を左右し、答弁には全く誠意が感じられませんでした。かつて本人(と西浦氏)は、感染者が10倍いてもおかくないと発言しているのです。東京都の陽性率の精度が上がったから、これ以上の検査の必要はないという理屈にはならないのです。尾身氏は、日本の検査の現状が、世界の批判と嘲笑の的になっていることさえ知らないとでも言うのでしょうか。それではまさに井の中の(老鈍)蛙です。
加藤大臣はいまなお検査には4日間の風邪の症状が必要などという世迷言の「目安」を言い立てています。少なくとも無症状の人の検査は「全く」やるつもりのないことが、参院予算委の安倍首相、尾身氏の説明でも分かっています。検査は地方自治体が決めることだと繰り返しています。であるならば、加藤大臣(と安倍首相と専門家会議のメンバー)が濃厚接触したら、症状が現れるまで、検査は出来ません。なぜならそれはご自分で決めた目安だからです。今更事実上の規則または「基準」を、あれは「目安」だったと言い換えるのは卑怯というものです。なぜなら指示が行き届いていない、或いは目詰まりしていることを理解していたのなら、それを糺すように動くのが政府の仕事だからです。
検査が進まないのは「誤解」だ、政府は必要な指示はしているという一昨日の説明で、国民の怒りが爆発しました。父親の体調が悪化し、本人は自宅で我慢しており、医師に相談しても保健所に連絡せよと言われる。しかも家族が何度保健所に電話しても検査を断られる。そして10日近くたって、やっと検査を受けたら陽性が判明し、その時は既に手遅れで、入院とほぼ同時に亡くなったのです。
その58歳の父親を持つ娘が、TBSに手紙を寄せました。4日間37.5度でないと検査出来ないという目安を忠実に守った父親(彼は検査で他の人に迷惑を掛けてはいけないと言っていた)のどこに誤解があったのか、検査を断った保健所がどう誤解したのかと。
この手紙の後で、コメンテーターの堤伸輔が、日頃私が感じていることを、はっきり口にしました。それはこの時期に、厚労大臣が加藤氏であったことが、国民にとって不幸だったと。私はそこに尾身副座長も加えたいと思います。
・知事の通信簿。大阪、和歌山。鳥取は○。
https://www.jiji.com/jc/bunshun?id=37690
・都、病床1300増へ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051100390&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
・抗原・抗体検査。小池知事、国に支援要望。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051100989&g=soc
コメント:日頃から体裁をつけ、都民にもったいぶって説教しているのだから、こういうときくらい、「都民ファースト」で、自分の「判断と責任」で実施したらどうなのでしょうか。週刊誌によれば、小池知事が苦手なおじさんが急増中。でも私は印象で判断しているのではありません。建前と本音が極端に違うこと、病的な権力欲、そして福祉や平等の理念、人間としての優しさとは、全く無縁の存在だからです。コロナの対応では、都民は集団訴訟を起こすべきだと思います。大阪の知事が人気があるのは国の政策に逆らってでも、府民の為に汗をかいているからです。小池知事にはない側面です。
・9月入学、問題多い。日本教育学会。
https://www.asahi.com/articles/ASN5C3QYTN5CUTIL004.html?iref=comtop_8_06
コメント:これはいますぐ議論すべきテーマではないでしょう。そもそも先生も生徒も過半数が反対しているのです。とりわけ、最大の感染者数と死者を出している小池知事は、そんな不要不急の課題より、ドライブスルー検査と発熱外来を大至急拡充するべきです。なぜなら厚労大臣が、検査の拡大は「地方行政の責任だ」と何度も繰り返しているからです。
1719.火事場の狸。20/5/13
・日弁連、検察庁法改正を批判。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200511-00000043-jnn-soci
関連記事。検察定年延長に議事録存在せず。口頭決済。
https://mainichi.jp/articles/20200512/k00/00m/010/180000c
関連記事。発端は一人のツイート。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359514
関連記事。採決巡り対決。
https://jp.reuters.com/article/idJP2020051201001962
関連記事。ツイートに世論のうねり感じない。
https://www.asahi.com/articles/ASN5D71YCN5DUTFK00M.html?iref=comtop_8_01
コメント:言いも言ったりですが、世論のうねりを感じないのは、鈍感だからではなく、自分に都合の悪いことはなかったことにしたいからです。それにしても改めて思うのは、公明党は民主主義には関心がないのでしょうか。学会さえ離反している現在、誰の為の政党なのでしょう。
検察官の定年延長問題。一人の女性の反対のツイートが、有名人やタレントも巻き込んで、あっという間に広がり500万。これは有権者の5%です。一般公務員の定年を、民間に合わせて延長するという方向性は、野党も賛成しています。ところが自民党の言い分は、検察官も公務員だというものです。しかしその前提はこじつけです。なぜなら検察官は一般の公務員とは立場が違うからです。国の最高責任者、首相でさえ逮捕出来る権限を与えられ、それゆえ、政権が人事に介入できないように、敢えて別枠にて、特別な規定が設けられているのです。
ところが自民党は、検察官の定年延長に当たっては、政府が必要と認めた者にという条件を付けているのです。これほどあからさまな検察人事への介入は前代未聞です。しかも(委員会で野党から質問されると、支離滅裂な答弁をするので)森法相に委員会を欠席させているのです。
これでは、枝野の言うように、火事場泥棒というより他に表現のしようがありません。国内政治の度重なる失敗で、安倍政権(安倍首相)はいよいよ後がなくなってきました。土俵の瀬戸際です。加えて、現在進行形では、コロナの対策における検査不足と検査機関の疲弊、相談の目安には誤解があったというとってつけた言い訳、費用に疑問が残るアベノマスク。最後まで(小池知事ともども)五輪の開催に拘って、しかも習近平に気を遣って初動が遅れ、感染爆発の寸前までいったことについての反省もありません。
安倍首相の悲願であった改憲はもはや無理だと諦めたので、残った仕事は退任後に自分が訴追されないよう、検察人事で手を打っておくことだけです。でもそうせざるを得ないところまで自分自身を追い詰めたのは、その種をまいたのは一体誰だったのでしょうか。その点についても反省は一切ありません。
彼通った後には死屍累々です。森友では公務員が自死しました。安倍夫人がこの事実をどう受け止めたのかは、誰にも分かりません。そして初動の遅れと、無能な専門家に振り回された挙句、目安で国民に言い訳する羽目に。その無責任な目安発言のせいで実際に、国民が亡くなっているのです。加藤大臣には想像力が欠けているので、国民の痛みも苦しみも、理解できないでしょう。
一つだけ確実に言えることは、専門家会議も首相も厚労相も、コロナの不手際が自分達の責任だとは絶対に考えていないということです。(自分達以外の)誰か、他の者の責任なのです。
検察官の定年延長問題をごり押ししたことが、安倍首相の裏目に出ました。国民はコロナで大騒ぎしているから、こんな小さなことは気にしないだろうと高をくくっていたからです。強行採決すれば野党に止めることはできない。でもその思い上がりで、多くの国民を敵に回してしまったのです。この(コロナの)火事場の中で、狸首相が背負った薪に火がつきました。大やけどをせずに生き残りたければ、背中に背負った薪(政権)を、自ら投げ捨てるしか方法はないのです。しかも禅譲の相手は岸田では駄目でしょう。石破を指名する見識が持てれば、九死に一生を得る道が開けるかもしれません。
というより、この際、思い切って安倍首相を(後任者が)最初から特赦扱いにして、その代わり、今回の法改正を断念させる方が良くはないでしょうか。小悪人を世に解き放つ方が、危ない穂率を作らせてしまうより、遥かに害が少ないように思うのですが。
関連記事。河井夫妻立憲に向けて検討。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359596
コメント:検察がここまで言うからには、立件するという意味でしょう。選挙違反は否定しようのない事実であり、ここにも(本丸の)安倍首相が、黒川を検事総長にしなければならない(必死をこく)理由があります
1720.国と都に再度言う。検査数を増やせ。20/5/14
・横浜中華街でドライブスルー検査。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200513/1000048775.html
コメント:商店街の前向きの取り組みです。かたや厚労省に忖度する東京都はどうか。
TVによく登場する栃木の呼吸器専門医の倉持医師が、5/13のBSTBS1930で明確に抗議していました。それは民間の検査会社に検査が依頼できるようになったと厚労相は説明しているが、実際は栃木でも埼玉でも、それは出来ないと断られていると言うのです。何時までも、保健所と接触者外来を通せという規則(何が目安ですか)がまかり通っているのです。昨日も若い力士が、検査も受けられず、救急患者で運ばれても、間に合わず亡くなりました。これは厚労省、感染研、保健所が、殺したも同然なのです。
たとえ外出自粛期間だという理由で、小池知事が警察を使って弾圧を図ろうとも、国民はここでむしろ旗を押し立てて、厚労省に押しかけない限り、彼らは反省どころか、態度も変えないでしょう。厚労省優先、研究優先、国民の健康は二の次という、感染研や保健所の歪んだ価値観(小池知事も追認)が、検査の現場で猛威を振るい、拒否権を発動し続ける限り、行政による国民の「未必の故意による」殺害が続くことになるでしょう。
ナチスドイツの官僚も、自分は命令に従っただけで、間違ったことはしてないと信じて、ユダヤ人を殺し続けたのでしょう。21世紀では、そうした硬直した官僚制の犠牲者は日本の国民なのです。こうした役所の誤った正義を糺すのが政治の仕事なのに、何という事か、厚労大臣は誤解しているのは国民の方であって、厚労省ではないと言ってのけたのです。
・都道府県3分割。専門家会議案。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359684
コメント:この集団、レベルが低いうえに、ろくな提言が出来ません。こんな雑な基準で、しかも過激な表現で3つに色分けされた都道府県は溜まったものではありません。どれだけ迷惑するかの想像も出来ていない。感染者が被害者どころか、ばい菌扱いされるような偏狭な国民性の国なのです。厚労相と専門家会議は、最初から迷走を続け、それが今でも変わらない。立派な大人(感染症の専門家)が揃っているのに、頭の中身は小学生以下(よく言えば専門馬鹿)なのでしょうか。
最近やっと「根拠なき」8割を指摘されるようになった西浦教授や、たった一人医師で参加の釜萢氏にしても、医療現場の苦労を理解しているようには思えず、検査で患者が押し寄せられたら困るという病院経営者の発想しかありません。しかもこれは医療崩壊以前の話です。そもそも病院は窓口で患者を断れるし、現に救急患者を断っているのです。現在の医療崩壊の原因はベッドと個室がいくらあっても足りないクラスタ戦略に固執したことであり、今後の最大の脅威は「検査体制の不備」により、各地で発生している院内感染なのです。
専門家会議はそろそろ、その名称から専門家を外して頂けないものでしょうか。名前だけが独り歩きしており、実態は厚労省下請け会議なのです。しかもご自分達がどういう責任を負って、何をしているのかの意識さえ十分ではないように、お見受けしています。御用会議から一歩も出られない、無責任なオタク集団です。厚労相とともに、コロナ被害者の会(もしあれば)に集団提訴されても仕方がないと思います。
・ユースピオ、番組に謝罪要求。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359675
コメント:こんどはそう来ましたか。しかも相手はTBSだから、背後に今井・佐伯補佐官(コロナ迷走劇の黒幕)の影がちらつきます。むしろこれで同社の潔白が証明されるよりも、疑惑が一層深まります。後ろめたいから反撃に出たのだろうという見方も可能だからです。プレハブ平屋の社屋といい、マスクの輸入が始まるまで、貿易会社の登記がなかったことや、社長は脱税で有罪の過去があるという、疑惑の背景の説明にはなっていません。社長が最初に週刊誌にペラペラしゃべったのが不味かったのです
会社の素性が悪すぎるので、抗議も、開き直りとしか受け取れません。メディアは、法廷に持ち出して(黒川がいるので検察は立件しないだろうから、民事裁判で)でも、白黒つけた方が良いと思います。もしそこで、官邸や経産省との癒着が明らかになり、1円でも不正な金が動いていたら、モリカケ桜の次の第4の疑惑で、安倍政権の息の根が、「完全に」止まります。
いや第4の疑惑には安里があり、今回の黒川検事長の定年延長問題があるので、第6の案件かもしれません。下手をすると安倍政権の不祥事(というより悪事)の数は、安倍首相がお辞めになる前に二桁を達成するかもしれません。まさに前代未聞のスキャンダル内閣です。その時は座布団10枚で、巣鴨がお待ちしています。最長内閣で、ご自分なりに苦労もされたでしょうから、漫画の差し入れくらいはさせて頂く所存です。