「WTWオピニオン」
【第112巻の内容】
「目詰まりで手遅れは行政による殺人」
「無神経な役員報酬」
「能力が足りない専門家会議と、人間力が足りない都知事」
「黒川問題を追及し、民主主義の復権を」
「内閣支持率危険水域に」
「NYと東京都の決定的な違い」
「野党は民意を最優先に」
「不要不急の都知事選」
「不公平な知事選」
「18知事が提案」
1721.目詰まりで手遅れは行政による殺人。20/5/15
日本の公務員像というと、やや融通は利かないものの、丁寧で真面目、勤勉で正直という印象です。ところが、2015年の国有地の払い下げを巡って、公務員と官僚のイメージが大きく損なわれる事件が起きました。それが森友事件です。実際に売買契約に関わったのは、佐川氏を頂点とする、財務省のキャリア、迫田、武田の面々です。
省内での保身の為なら、国民の利益も度外視するし、公務員法も、服務規程も曲げることを厭わない。一般国民には、にわかに信じがたい暴挙が白日堂々と行われました。ところが黒川検事長が、官僚の関係者全員を不起訴処分とし(籠池は官僚ではないから収監されました)、財務省内での軽い処分だけで事件をもみ消したのです。この事件で民間人とも、公人ともつかないある愚かな女性が、首相夫人であったがゆえに、首相が同夫人の為に嘘をつくことになり、今度はその嘘を守るためだけに、国家的な規模の、壮大な茶番が用意されたのです。その不毛な論戦の為に、膨大な労力と、国会での審議時間が消費されました。しかも嘘を強要された正直な公務員が自らの命を絶つという悲劇も起き、その夫人の告発で、状況が再度動き始めたことは、ご承知の通りです。
保身の為なら政権の御機嫌取り、媚びへつらい(忖度は本来良い意味の言葉なので、こういう倍位に使うのは相応しくありません)を辞さず、国家公務員法を踏みにじることも厭わないという究極の割り切りが、佐川が代表する第二世代の官僚のドライな特質だとすれば、コロナの対応で代表される厚労省の幹部は、政権の顔色さえ窺わぬ、自分が全ての新人類の、大気圏から飛び出した、第三世代の官僚だということができると思います。
病院も、医者も、製薬会社も、全てが彼らの監督下、支配下にあるのです。医療行為と機材と、薬剤の許認可権を一手に握っているのです。利権が絡んでいるかどうかは別にしても、これは強大な権力です。医療関係者は、厚労省には逆らえず、ひれ伏すしかないのです。だからコネクティング大坪のような不心得者が現れ、超法規的に振舞うことが出来るのです。国民の健康と命を人質に、(どこかの都知事の様に)全能感に浸って、やりたい放題が可能になるのです。まして安倍首相の側近と手を組めば、もはや向かうところ敵なしなのです。仮に国会喚問で、野党議員から突っ込まれたら、最後は記憶にございませんで、どうにでもなります。そこは財務省も同じです。間違っていました、私は法を犯しましたと(うっかり)言わなければ、それで済んでしまうのです。国会答弁には偽証罪の規定があるのに、なぜそれが一度も適用されないのかは(特にモリカケで)、私には謎です。
そしてこの厚労官僚の独裁体質が如実に示されたのが、コロナ対応です。特に最初のクルーズ船での対応は、厚労省職員の感染への無知と準備不足から目を覆う状況で、死ぬ必要の無い乗客の命が失われました。しかもそれを指摘した教授には、あろうことか、あからさまに菅長官が圧力を掛けたのです。NHKは検査不足を含むコロナの問題では、終始、厚労省の立場を支持する姿勢を貫いてきています。その後なんどか組まれたコロナの特集番組でも、(Eテレを除いて)一度たりとも厚労省や専門家会議への批判の言葉は聞いたことがありません。しかもその運営費用は(高額な経営委員の手当を含む。常勤ではない、しかも公的な名誉職なら、日当と交通費だけでいいはずです)国民が強制的に負担させられているのです。安倍政権のポチは、衆院予算委員会の棚橋委員だけではないのです。紛らわしいので、今後は政権のコタロウ(オス犬の名前で人気一位。ちなみに雌はココ)と呼ばせて頂きたいと思います。
ところで御用学者で構成された(自称)専門家会議から、国会で答弁に立った尾身氏に対する態度が失礼だという理由で、立憲の福山が炎上しました。でもこの批判は全く当たりません(安倍首相の表現)。なぜなら私はその質疑を録画で見ていたからです。PCR検査が十分に行われていない現在、実際の感染者数は厚労省の発表の10−20倍ある可能性もあるのではないかと、福山が(もっともな)質問をしたのに、安倍首相の方をちらちらと見ながら、まともに答えようとしなかったのは、尾身氏の方なのです。
口ごもった挙句、結局どのくらい多いかは自分では言えないという歯切れの悪い答えに、ならば(尾身氏自身が)以前言ったように、10-20倍の可能性はあるという理解でいいですねと畳みかけただけなのです。この質疑のどこに論理的な問題や手落ちがあるのか私には理解できません。まともに答えようとしなかったのは尾身氏の方なのです。おそらく畳みかけた質問の仕方が、視聴者の気に入らなかったのでしょう。
でも本当に失礼なのは、(国民に対して)誠意のある回答をしなかった尾身氏(専門家会議)の方でしょう。専門家を名乗る以上、知識と見識が全てなのに、数字の根拠も示さずに、傾向だけで判断して、増えたの減ったのと言われても、国民は困惑するだけです。休業の指示も、それに伴い発生する国や地方自治体からの補償も、すべてが根拠を失うのです。尾身氏というより(西浦教授を含む)専門家会議は、自分達がしていることと、その責任の重さを正しく理解できていないのではないでしょうか。言葉遣いが丁寧であれば、主張も正しいということにはらないのです、(慇懃無礼な)佐川がその悪い例であり、某都知事も言葉遣いだけは丁寧です。もしそれですべてが許されるのなら、安倍首相の疑惑は全て潔白になるでしょう。
保身の為なら良心を売ることを辞さなくなった官僚が、今度は自分だけが唯一絶対的な存在だと言い出したようなものなのです(繰り返しになりますが、間違った判断をしても、絶対に謝らない某都知事も似たスタンスです)。世界一流の学者(特に本庶博士)の指摘でさえ、無視したのです。山中教授の研究開発予算も独断で削ろうとしました。日本の医療を決めているは自分達だという自負が暴走し、(部外の)学者にも、ましていつ辞めるかわかない政治家(加藤大臣を含む)に横やりなど入れさせる気はないのです。
第二世代では、政権のポチ(ミケは森法相)の代表格が佐川であり黒川でした。そして今は厚労省の中で、誰が検査の目安を含めた、厚労省の方針を決めているのか、国民の目から全く見えません。普通ならそれは次官のはずですが、それも周到に隠されています。無論大本営発表のNHKに、厚労政策を批判する気等は全くありません(顔色の悪い岩田記者の政権ヨイショを今更取り上げるまでもありません)。不正の臭いのする、アベノマスクの背景を取り上げることもなさそうです。あからさまな政権の御機嫌取りが、国民の費用負担で、公共放送の名のもとにまかり通っていることになるのです。
一昨日もNHKのアナウンサーの呆れた発言がありました。パルスオキシメーターは、取り扱いが間違いようもなく、数値も明確なので、私も使っています。高額でもないし、自覚症状が無くても、酸欠を起こしていることが分かるので、一家に一個はあった方が良いのです。しかしこの女子アナは、品薄だし、素人では使い切れない(どこが)ので、買わないで欲しいという、病院が崩壊するから検査を希望せずに自宅待機してくれと言った(今から思えば狂気の)厚労省と同じようなコメントをつけ足したのです。この女子アナは、厚労省の希望をオウム返ししただけで、自分が何を言っているのかも理解していなかったのだろうと思います。
更に夕方7時のニュースで、NHKのアナウンサーが山中教授に遠隔インタビューしたことがありました。感染症に向き合う必要性を説いた内容でしたが、その直後に、本筋とは全く関係がない9月始業問題については、山中教授は賛成ですと、アナウンサーが独断で付け加えたのです。一体誰の差し金かと言いたくなります。このようなアナウンサーの理不尽な不規則発言が常態化するようだと、その内アナウンサーの判断で、体温計も扱い扱いが難しいから買うなと言い出しかねません。これではN国の立花にもうひと暴れしてもらう他はないのかもしれません。一方で、NHKの職員も半公務員だと考えれば、その第三世代化(独善と暴走)も納得がゆくような気がします。
この機会に、私たちは厚労省(と厚労相)の一連のコロナ対策をレビューし、衛生研、保健所、相談窓口、病院、救急体制、中でもドライブスルー検査を含めた迅速な検査体制を整備しておく必要があります。自組織の権限(と利権)を守ることだけに躍起になっているように見受けられるし、それがあらゆるところで歪を生んでいるとしか思えないのですが、本来なら防疫と医療の「体制整備」こそが、厚労省の役割なのです。
コロナ禍に対して、出来ることをやっておかないと(原発事故の様に)天災が人災になってしまうのです。体制を見直し、無理や無駄を排除し、不足している部分(動線を分けた発熱外来や、多数を処理できる検査体制。マスクや防護服、検査薬など)を早めに拡充しつつ、構造的な問題を洗い出し、冷静に(むしろ冷徹に)人事を含めた機構を一新して、可及的速やかに体制を立て直しておかないと、第一波より大きい第二波で、想像を絶する人的被害が出かねないのです。
・強制や罰許さぬための自粛。さだまさし。
https://mainichi.jp/articles/20200514/dde/018/040/011000c
コメント:政府に罰を要求した、知事会の会長、徳島県知事とはどんな人物なのか。目立ちたいだけの問題児なら、一人で十分です。
・落書き、治安悪化の兆候。迅速な対処を。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359709
1722.無神経な役員報酬。20/5/16
・トヨタ、取締役賞与の総額18%増。一人平均2.4億円。
https://www.asahi.com/articles/ASN5H45LFN5HOIPE00B.html?iref=comtop_8_07
コメント:報酬を決めるのは経営者の権限でしょう。海外の子会社のトップの報酬都寝ればそれなりの高い標準もあるでしょう。同業者では日産のゴーンのような、悪しきお手盛りの例もあるでしょう。運動選手やタレントならそれ以上の収入の者もいることはいるでしょう。それでもなお、月給換算で2千万というのは、一般市民から見たら、常識を遥かに超えた報酬です。ならば役員は間違いなく、一般国民より百倍優秀なのでしょうか。
しかもいまはコロナの休業要請で、中小は青息吐息。明日の生活の保証さえないのです。そういう一般庶民が、この話を聞いて、どう感じるか、せめてその想像力だけは持っていて欲しい。そうでなければ、日本を代表する、良識を備えた優良企業というイメージが、音を立てて崩れ去り、なんだ、結局、私欲に走った日産の役員と同じじゃないかと思われても仕方がないのです。
加えて、高額報酬の企業(とその役員)は、コロナ対策で、報酬に見合った役に立つことを、何かしているでしょうか。人間は年齢と経験では測れないし、気力も体力もなく、無位無官、無知無能な年寄りの私でも、彼らとさしで勝負しても、それほど負ける気はしていません。なぜならこちらには失うものがないからです。しかも一般庶民なので、報酬は100分の1です。
・レナウンが倒産。
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4815170.html
コメント:元々経営状態が良くなかったとはいえ、いよいよ(非情な)企業選別が始まりました。しかもそれを動かしているのは、ケインズの言う「神の手」です。もはやどの国にも、需要減で困難に直面している、全ての企業を支援する余裕はありません。必然的に社会的な存在意義のある企業だけが生き残ることになります。しかもコロナの一時的な現象の様に思われていて、事の重大性がよく理解されていない。前記の非常識な役員報酬で分かるように、従来の歯止めのない資本主義では、もう社会も国もやっていけないという「冷酷な現実」に、企業が正面から向き合わなければならない時期に来ているのです。これ(行き詰った資本主義経済)こそ、21世紀の世界を襲うアルマゲドン(最終戦争)の正体なのです。
・経団連、週休3日の検討を。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359874
コメント:次はアルバイトを認めるのでしょうが、所詮は対症療法に過ぎません。社会の仕組みの見直しが必要なのです。ちなみにコロナた施策は、現会長(日立)では荷が重すぎます。難局打開の布陣には、再度、経営は稲盛、政治は小沢の組み合わせしか考えられません。ついでに都知事には吉村(兼務)です。
・都心に人出。緩むときは一気。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359892
コメント:国民だけに負担を強いる、自宅ロックダウン(100年前の対策)以外の方法を考えないと。現場ではいくらでもやりようはあるはず。検査体制はそっちのけで、自粛と3密回避を錦の御旗の様に振りかざし、都知事の下知に従わぬ者は非国民でひっとらえよ、感染拡大は都民の責任と言わんばかりの小池知事。人間性(の底の浅さ)で、吉村知事との違いに驚かされます。
・政府、ビジネス渡航解禁を検討。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359884
コメント:検査体制が先です。そうでないと相手の国がたまらない。出国者は全員検査が必要です。無論入国者もです。政府がそれをやらなかったから、今のような状態になってしまったのです。政府にも少しは学習して貰わないと。
1723.能力が足りない専門家会議と、人間力が足りない都知事。20/5/21
5/20の午後、NHKが専門家会議の質疑の様子を中継しました。後で見て驚いたのは追加になった経済の専門家(慶応の先生)の質です。説明が意味不明で、一体こういう人を誰が選んだのでしょうか。週刊現代が専門家会議を特集しており、厚労省の御用学者で構成されていることを指摘していますが、まさか彼も厚労省が選んだのでしょうか。それなら政府は国会と国民を馬鹿にするにもほどがあります。せめて水野和夫くらいは加える必要があります。一流の専門家を入れないから、いつまでたっても二流の会議のままなのです。
安倍首相自身、大学では必修の政治学の授業には一度も出席せず、あれで良く卒業できたと大学の恩師がつぶやいたのは有名な話です。そう言えば、某都知事も中東の大学卒ですが、アラビア語が堪能だとでもいうのなら未だ分かるが、そうでないのなら、思い付きで英単語をばらまくのはむしろ逆効果です。欧米コンプレックスにしか思えないからです。
そういう中途半端なことをするのは、昔から半可通と決まっています。政治家のレベルを見ているだけでも、日本全体でIQが下がっているような印象を受けるのです。
都知事は軽症者の為のホテルを借り上げたというが(但し自宅療養を望むものが多いので、全部は埋まっていない)、これはアパホテルの好意によるものです。またお台場で戦時病院のベッド用のスペースを確保したというが、これも某財団の好意によるものでしょう。自分で結果だけ報告して、やってる感を演出しているのではないでしょうか。
しかもゴールデンウィークでもないのに、2週間単位(長すぎる)で状況判断(しかも解除には4段階)とは、これ以上「都知事の指示」で都民を「自粛」に縛り付けて、後の始末(経済破綻)をどうするつもりなのでしょうか。困っているのはパチンコ屋だけではないのです。病院でさえ経営破綻を起こしているのです。
関連記事。最悪301万人が失業の恐れ。
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4830888.html
救急医療体制が破綻し、都民が病院のたらい回しで死んでも、都の代表からは謝罪の言葉もお悔やみもありません。支援金の支払いが滞り、店主が自殺しても、見ない振りです。保健所や病院、介護施設から人が足りないと悲鳴が上がり、直訴があっても、知らん顔です。たまりかねた東京都の医師会が、自主的に検査を増やす準備(発熱外来)をしています。
感染者数が減っても、都民の自粛努力に感謝するわけでもな,く、代わりに言った言葉は「気が緩んでいる」です。都民を軍隊の新兵扱いです。GWの前には、今年は家に居なければならないが、来年は思い切り遊んでくれと言いました。でもそれは上から目線で、子供に言う言葉です。万事につけ、都民に対するリスペクトは感じられません。何様か(西太皇か)というのはこの人の為にあるような言葉です。その代わりに熱心なのは、知事の再選と、負担が大きいだけの9月入学、そしてTV映りだけです。「ありがとう」も「ごめんさい」もない。人間性と、品格が問われているのに、それに気が付いているようにも思えません。
かたや吉村知事は、神童と呼ばれたこともあり、若いのに経歴も豊富で、将来大物になる可能性もあると思います。ちなみに週刊誌の知事の比較で、評判が一番高かったのは和歌山県の知事です。国の(厚労省の、もしくは専門家会議の)押し付け検査基準(高熱で4日以上という無理無体)を無視して独自に検査を進め、しかも院内感染を率直に認めて、素早く対処したからです。院内感染(もはや爆発)について、東京都は無策です。
関連記事。コロナが知事アピールの場に。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200520-OYT1T50142/
かたや都知事は厚労省の基準から一歩も出ず(これは都民の命より、知事選を控えて、政府、特に自民党との関係を重視しているからでしょう)、だから都内の保健所は、検査を求める医師や都民の必死の願いを平気で踏みにじり、有名人を含む死者を出し続けているのです。なので私は、命が惜しかったら、(小池都政の)東京から逃げ出した方が良いと申し上げているのです。
いま私の脳裏にある格言は、悪貨は良貨を駆逐するという経済学の言葉です。無論それは日本の国政や都政を念頭に置いてのことです。
関連記事。首都圏と北海道は宣言継続。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360293
コメント:錦の御旗を得た女帝の支配が続くということです。
1724.黒川問題を追及し、民主主義の復権を。20/5/22
・黒川処分、規定では?
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20200522-00179764/
関連記事。証拠改ざんや汚職。過去にも不祥事。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360468
関連記事。森法相が進退伺。首相が慰留。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360417
関連記事。麻雀、宣言後5回。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202005/CK2020052202000245.html
関連記事。菅長官、黒川再調査せず。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360448
関連記事。政府、退職金支払いへ。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020052290135131.html
関連記事。訓告処分は満額。
https://www.47news.jp/news/4838279.html
関連記事。徹底的な調査必要。専門家。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59435850S0A520C2CE0000/
関連記事。辞職で幕引きするな。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020052202000161.html
関連記事。一線超えた、黒川とメディアの関係。
https://mainichi.jp/articles/20200521/k00/00m/040/234000c
関連記事。点ピンで賭麻雀。
https://www.asahi.com/articles/ASN5Q7J9SN5QUTIL05P.html?iref=comtop_8_07
コメント:点ピンは普通のレートで、商社は以前は両ピンでした。でもピンなら30回箱テンにならないと、計算が合わないので、レートは嘘でしょう。かたや政権は幕引きの茶番劇に没頭し、首相はいつものように開き直っています。但し退職金を問題にすれば、こちらの品位迄下がってしまいます。それよりも、彼が在職中にどれだけ「検察の品格を傷つけ、法の正義を曲げた」のかの方が重要です。そして国民は、集団訴訟で報酬の一部返還を求めればいいのです。背信行為による不足分を払うのは国民ではなく、恩恵を受けてきた安倍首相の方でしょう。
・訴追は市民の固有の権利。
https://www.47news.jp/47reporters/4836480.html
関連記事。検察は厳正公平という幻想。
https://www.47news.jp/47reporters/4833021.html
関連記事。安倍内閣は閣議決定で何でも決まる。石破。
https://www.asahi.com/articles/ASN5Q7G47N5QUTFK01Q.html?iref=comtop_8_05
関連記事。首相、絶対王政の批判に反論。私は選ばれた。
https://www.47news.jp/news/4838109.html
コメント:首相に選んだのは自民党議員であり、議員に選んだのは山口県民です。でも共に、そろそろ激しく間違った選択だった事を認めてもいい頃ではないでしょうか。
1725.内閣支持率危険水域に。20/5/25
・内閣支持率27%。黒川、懲戒免賞にすべき。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360549
関連記事。政権が危険水域に。
https://mainichi.jp/articles/20200523/k00/00m/010/252000c
関連記事。黒川麻雀、3年前から月1,2回。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052300310&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
関連記事。陸上イージス施設、萩市給水断る。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360505
コメント:もはやみえみえの、その場しのぎの言い訳で済まないことに、未だに気が付いていないとすれば、よほどの間抜けです。安倍政権の横車は、もう今までのように簡単には通らないでしょう。国民がネットや専門家を動かすことで、民意を政治に反映できることに気が付いたからです。これはコロナの数少ない、プラスの効果なのかもしれません。
1726.NYと東京都の決定的な違い。20/5/27
・NYに比べて死者が少ない東京が称賛されない理由。
https://toyokeizai.net/articles/-/351317
関連記事。冬季の再流行、専門家が懸念。課題山積。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360749
コメント:国内でも東京が称賛されている訳ではありません。大阪の方がまだしもNYのモデルに近いのです。またそこにこそ、私が小池知事を全く評価していない理由もあるのです。安倍首相も、何が日本モデルでしょうか。自画自賛にも限度があるし、そもそも必要な絵さえ、描けてはいないのです。政府はコロナに対して、殆ど何もしていないのです。給付金は愚か、マスクさえ「未だに」届かないていたらくです。これでは、次なる有事、例えばミサイル攻撃でもあれば、国民は無為無策の内に全員が死亡するしかないのです。政府が全くと言っていいほど、あてにならないからです。
検査が目詰まりしようと、保健所が拒否しようと、病人がたらいまわしになろうと、遺体と面会できなかろうと、一切を見て見ぬ振り。必要な指示は出しているから、その指示が末端まで行き渡らないのは自分達の責任ではない(それでは指示の意味がない)、保健所や帰国者外来(未だに名前さえ変えようとしない)が忙しくて、検査や紹介を拒否しても、彼らは忙しく働いているのだから、都民(国民)は諦めてもらいたい。軽症者は自宅で待機して欲しい(このどこが感染防止ですか。しかも外出自粛と整合性がある。どちらも見殺しが前提)。目安を指示と誤解したのは、国民が悪いと言い放った時の、某厚労大臣のカナツボ眼が忘れられません。あれこそが安倍政権のコロナ対応を象徴する姿勢だったのです。
国(天の声)に反旗を翻すどころか、(知事選で自民党が対立候補を立てないことを条件に)無策への協調姿勢をとった都知事のお陰で、志村けんも(小池知事が亡くなってくれてよかったと言ったときには唖然としました)、岡本行夫も、若い力士も死んだのです。しかも小池知事の体制不備への反省の言は、未だに一切ないのです。
NYでは東京より遥かに多くの死者が出ました。それでもクオモ知事は考えられる限り、全ての手段を講じたのです。だからクオモの評判は高いのです。NYでは可能な「例外措置」をどんどん投入しました。東京では厚労省や専門家会議の目安を都知事が追認し、都民もそれを自ら守って死んでいったのとは大違いなのです。上掲の記事では、NYと東京の決定的な違いは、限度を超えた時のカルチャーの質の違いだと指摘しています。
日本では、相変わらず医は算術であり、それを支援しているのが、他ならぬ厚労省と専門家会議なのです。私は理由も根拠もなく、両者を批判しているわけではないのです。感染者が減ったから、病床が少し空いてきただけのことで、未だに医療体制が出来ていない(病院を統廃合してしまっているし、無論そこでも都知事は一役買っている)から、秋の第二波には大惨事が起きるだろうという予測も出ているのです。
1727.野党は民意を最優先に。20/5/27
・連合、参院選で野党共倒れを警戒。
https://jp.reuters.com/article/idJP2018122001002206
コメント:立憲の排他主義と、飽くなき権力志向と独善姿勢。でもそれは民意とはかけ離れているのです。日本には、政権交代に耐え得る野党がないこと、それこそが国民にとって最大の悲劇幸なのです。
黒川を辞任に追い込んだのは立憲ではありません。検察庁のOBと、市民と有名人のツイッターと、最後はゴシップ週刊誌の力です。野党第一党の立憲には自分達に何が足りないのかを反省する義務があります。一方で、国民民主は、立憲に輪を掛けたようなKYだから、まことに日本の国民には救いがないのです。野党に票がバラけるのは、他ならぬ野党自身の責任なのです。一度国民の目線で自分達の政党を見直してみる必要があるのです。
与党を追い詰め、明らかに不正な法案なら、廃止に追い込むことが出来るようでないと、野党に払う歳費は、国家が民主主義の維持のために支払うべき必要経費とは、認められないのです。
なぜ知識でも、経験でも、理念でも、勝る自分達に、何故票が集まらないのか。相手が地方のボスの親戚だからなのか。野党の候補者は、有権者にとって、自分と政党が、なぜ魅力がないのかを、冷静に見極める必要があります。
そして枝野や蓮舫が、すぐに逃げ込む自己満足の井戸から飛び出して、絶対に勝てる狡猾な戦略を、死に物狂いで考える必要があるのです。選挙対策のヒントは(良かれ悪しかれ)世の中のポピュリズムにあります。小池知事などは知名度(=ポピュリズム)を取れば、後には何も残らないのです。
国民は一連のコロナ対策の失敗や、検察庁法の不正を通じて、政治家が本物か、偽物かを区別する力を徐々に身に着けてきています。だからこそ、野党は国民に誠意を尽くし、民意を理解し、民意に歩み寄る努力をしなければ、野党は、このまま一生野党のままで終わるでしょう。今が野党にとって最大のチャンスなのです。
・魔女狩りや全体主義を蔓延させてはならない。
https://toyokeizai.net/articles/-/352607
コメント:だからこそ、そういう傾向がある政治家を、(首相や、副総理や、都知事のような)権力の座につけてはならないのです。全体主義の裏には、支配者の途方もない野心やエゴイズムが隠れていることが多いのです。トランプの米国も、習近平の中国、プーチンのロシアは言うまでもなく、安倍首相の日本、小池知事の東京都も例外では無さそうです。
1728.不要不急の都知事選。20/5/28
この時期に知事選などやっている場合ではありません。それでも自分に有利と見れば、都民の都合はさしおいてでも強行するのは、自分ファーストの小池知事のやりそうなことです。ならばこちらも徹底的に戦うほかはありません。
・小池都知事、再選出馬。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360859
コメント:都民にとって小池知事の再選こそ、悪夢以外の何物でもありません。反対も批判も許さない、職員にも都民にも絶対服従を要求する、女帝の独裁政治が続くことを意味しているからです。
しかも小池都政には自慢できるような実績はありません。結果論であっても、五輪も、豊洲も、ろくな結果になっていません。コロナでばらまいた支援金は、未だ企業に届かないうえに、原資は前任者達が蓄えた剰余金を使っており、本人は痛くもかゆくもないのです。
何より許しがたいのは、五輪をやりたいがために、コロナの対策を意図的に1ト月以上、遅らせたことです。しかもその対策も、行政側ではいかなる工夫も努力もない、ロックダウンという一方的に都民に苦痛を強いるものでしかなかったのです。軽症者用のホテルの借り上げはアパホテルの提案、野戦病院のスペース確保は日本財団の好意。自分は何ひとつ、汗をかいていないのです。無論感謝の言葉もない。自分がやったと思いこんでいるだけです。
しかも都庁と保健所の連携も滅茶苦茶で、感染者の数字ひとうまともに上がってこない。都の感染者の数字など全く信用できないのです。かと言って、人手が足りない保健所や、病院を地方行政が支援するという話も出て来ません。
これは都知事を評価するときの、象徴的な出来事なので、何度でも繰り返しますが、志村けんが亡くなった時に、知事は、これで都民も少しはロックダウンの必要性を理解しただろう(だから自分の指示に従え)と笑みを漏らしたと、週刊誌が報道しています。このどこに、行政のトップとしての責任感や、死者に対する哀悼の気持ちがあるというのでしょうか。
経済の立て直しなどと言っているようですが、経験も知識もなく、優秀なブレーンがいるとも思えません。優秀なブレーンがいても、少しでも意見をしようものなら、明日は席がないでしょう。ヒトラーというよりスターリンの政治姿勢(粛清)です。
史上最悪の首相、安倍晋三でさえ、情実には報いる。でも小池知事はそれさえない。それをクールと表現するのは間違っています。冷血(コールド・ブラッド)なのです。だからこそ、人望がないのです。
私は都民にモンスターを選んで欲しくない。不完全でも、強くなくてもいいから、血の通った人間、都民の痛みが分かる人を、知事に選んで欲しいのです。
しかもそこには気持ちの問題以上に、実質的な問題があります。今この時期に、第二波に備えて、医療や検査体制を強化し、資金や人材を投入しなければならないのに、小池知事の頭の中は、再選を確実する対策で一杯のはずです。第一波は、五輪で初動に失敗したのに、それから学習せずに、第二波を選挙優先(本当は1年延ばしてもいいくらいです)にして、それで対応が遅れる可能性があります。
でもそうなれば、多分無事では済まないでしょう。大規模なリコール運動が起きてもおかしくないし、少なくとも私はその運動には参加するつもりです。
そもそも首相を目指す小池知事が志向している、民主主義にも民意にも背を向けた、ナショナリズムの独裁政治は、もはや完全に時代遅れなのです。今世界はその真反対の方向に向かって進み始めているのです。晋三・ゆり子の時代はもう終わったのです。
小池知事は上昇指向が強く、保身の為なら、主義主張や前言(及び都民への公約)を平気で投げ捨てるところがある。だから信用ができないのです。定見も信念もない人が都政のトップに立つ。これほどの恐怖はそうざらにあるものではありません。
繰り返しになりますが、私が一番恐れているのは、選挙を最優先にして、いかなる拡大防止の追加対策も、困窮者対応も取られないままに、コロナの第二波に突入することなのです。
関連記事。たらいまわしの困窮者。福祉崩壊。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360869
関連記事。コロナで派遣切り。違法状態。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360871
関連記事。次の脅威は病院閉鎖。
https://mainichi.jp/articles/20200527/dde/012/040/028000c
関連記事。宇都宮候補。医療提供体制の充実、生活保障など訴える。小池都政は不十分。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052700546&g=pol
・津波逃れるための丘完成。仙台。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360881
コメント:こういう地道な努力こそ、(たった2週間の)五輪のお祭りなどより、遥かに重要だと思います。
・訪日客消費2兆3千億減。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360878
コメント:こればかりは仕方がない。誰もいつ流れ弾に当たるか分からない戦場に行きたくはないからです。五輪だって無観客以外でも無理かもしれない。何とか抑え込もうとしているのに、世界中からコロナを持ち込まれる国民は堪ったものではないからです。
・大河枠で名場面放映。朝ドラは再放送。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360901
コメント:番組の中で職員の働き方改革などと、視聴者不在の身勝手な発言を繰り返してきたNHKですが、明らかなサービス低下です。しかもコロナ禍が生活を直撃している、こういう状況になってもなお、(高額な)料金は据え置きなのでしょうか。NHKを見ないことを条件に、契約を解除しても、情報で国民は少しも困らないのです。というより、民放の方が遥かに国民よりの報道をしているのです。派遣切りで家賃も払えない難局なのに、なぜ政府の広告代理店の費用まで、国民が負担させられなければならないのか、疑問に感じているのは、私だけではないと思います。総務省の猛省を求めます。
1729.不公平な知事選。20/5/29
5/22発売の週刊新潮が、女神か死神かという題名で小池都知事を特集しています。記事の内容で、さまざまに共感する部分はあるけれど、見過ごすことが出来ないのは、事実上、公正な選挙が行われないという実態です。
今は国の緊急事態宣言が解除され、都知事が決めた独自のロードマップに従って、東京の自粛解除が段階的に進められる時期に入っています。無論合計で6週間という、しかも医学的根拠のない計画に従っていたら、大方の店は倒産してしまうでしょう。いくら知事の権限とはいえ、非現実的な要請を「恣意的に」強制するのは、地方行政の目的や民主主義の精神から大きく外れていると言わざるを得ません。
都知事のロードマップに乗っているうちは、小池知事は選挙運動をする必要さえないのです。毎日のように報道番組に顔が映るからです。ところが対立候補は3密だからという理由で、自粛期間中は、街頭演説さえ許されないのです。
民主主義の国で、このような不公平な選挙が許されてもいいのでしょうか。しかも、対立候補は、無料の宣伝による知名度で、選挙運動開始前から大きな差をつけられているのです。
同じく、同日発売の週刊文春が、小池知事の学歴詐称を取り上げています。カイロ大学を、日本人女性として、しかも首席で卒業というのがうたい文句です。でも、カイロ大学に問い合わせると、彼女は卒業はしてない、でも卒業証書は持っているという回答だそうです。この矛盾した説明には背景があって、カイロでは卒業証書の偽造は珍しくないとのことです。偽造かどうか確かめる方法は我々にはありません。でも、少なくとも知事の元知人の話では、アラビア語が堪能という事はなさそうです。
私は自分が官学出身でないこともあって、学歴などどうでもいいと思っています。小学校しか出ていなくても、どんなに毛並みが悪くても、常識があり、都民に共感を持ち、約束を守る人なら誰でもいいのです。カイロ大学を卒業していなくてもいいのです。
でも、選挙で勝つためには手段を選ばない人、都民への約束を守らない人、しかも約束した覚えはないと言い出す人、総じて嘘の多い人は御免蒙りたいのです。首相が嘘を重ねることで、日本の政治の質がどれだけ劣化したかは、今更言う迄もありません。嘘つきは一人でも多すぎるのです。なぜなら我々都民は数か月後に危機と直面しなければならず、その時にリーダーが信用できない人だと、死ななくても良い犠牲者を多数、出しかねないからです。
私はこういう非常時だからこそ、当面対応して来た小池知事の任期を1年延ばすべきだと思っていました。ところが、小池知事はコロナ対応より、選挙を優先する姿勢を明確にしました。相手がそう出るのなら、この際思い切って知事は他の人と交代して貰い、もっと都民寄りの、きめ細かい政策に方向転換して貰えば、犠牲者が減るのではないかと思い始めました。
なので、私は改めて、宇都宮候補を応援したいと思っています。
関連記事。共産、宇都宮出馬歓迎。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/31775?rct=politics
関連記事。自民都議らに主戦論。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052800863&g=pol
1730.18知事が提案。20/5/30
5/29の羽鳥モーニングショウに、広島の宮崎知事が登場しました。18道府県で意見をまとめて政府に提言しています。この中には首都圏も大阪も入っていませんが、その主張は国民の感覚に最も近いもので、納得できるものです。番組から要点を採録します。
1)宣言解除後、感染が拡大し、再び緊急事態宣言が発出される様な事態は何としても回避しなければならない。
WTWコメント:この意識が国にも都にも全くありません。感染が拡大すれば、再度宣言を出すしかないし、出せばいいんだという安易さが見て取れます。事実上のロックダウンの指示に国民や都民が従ったから感染が止まったし、それは指示を出した自分達(政府、東京都)の判断が正しかったからだといわんばかりの、マスクの下のしたり顔に虫唾が走ります。口とは裏腹に、経済問題を含めて、ロックダウンの結果に責任を感じているようにも、国民の苦痛を肌で感じているようにも思えません。
2)その間、感染への不安から経済・社会活動が萎縮し日常生活でもずっとおびえ続けるような状況も避けなければならない。
3)ウイルスを抑え込みながら一日も早く経済・社会活動を回復させ、日常生活を取り戻さなければならない。
この3卯は、安全な医療体制を確保しながら、感染拡大防止と経済・社会活動をバランスよく両立させる観点から提言をまとめたとあります。これを達成するためには検査体制を強化し、なるべく多くの国民、最低でも感染が拡大している地域だけでも全数の検査を実施し、感染者を洗い出すことが重要です。そのためには検査機器や試薬が足りない。でもそれらを県単位で買っていたら非効率(検査機器は7千万)なので、国がまとめて欲しいというものでした。
なお第二波への備えとして、
1)感染者の早期発見=PCR検査を始めとする検査を大規模に拡大
2)観戦者を囲い込み=接触者を徹底的に調査・検査
3)観戦拡大防止=重症度に応じた適切な施設での治療・療養
この議論を通じて分かるのは、いかに厚労省の対応が間違っていたか、と言って悪ければ、時代や現状に即していなかったかということです。ちなみにあの大問題の専門家会議でさえ、今では検査拡大に方針を転換してきています。それなのに、何の工夫も努力もなく、厚労省に乗っかることしか考えなかった国政と都政は、お粗末の極みなのです。それでも大阪は、未だ府民の気持に寄り添おうともがいていた。ところが小池都政にはそれさえなかったのです。いまのまま、小池知事が半自動的に再選されれば、東京だけロックダウンが発令されるということにもなりかねないのです。小池知事が自分の権威をひけらかしたいためにです。私は余生も残り少ないので、これ以上、そういう無茶で非情で無責任な都政には耐えられそうもないのです。
一方で、和歌山や広島のような知事(大阪と北海道を加えても良い)がいることが分かったことは、21世紀の日本に若干の希望を持たせるものです。ちなみにこの番組の常連コメンテーターの一人、長嶋一茂は単なるため口男ではなく、その判断は捨てたものではなく、自民党の若手政治家(進次郎や河野等)より遥かにましだということが分かったのも収穫でした。
・感染対策、必要性増す個人データの公共活用。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360948
コメント:それより病床と医療関係者の有効活用が必要です、それでなくとも自民党政権と小池都政は病院を統廃合し、検査機関も不足していたのです。病床や医療関係が潤沢な時代を想定した厚労省の、ずれまくった非現実的で無意味な規則の見直しこそが急務なのです。
NYでは知事が例外に例外を重ねて非常事態に対処し、犠牲者の数こそ多かったものの、全力を尽くしたことが理解されて、市民の信頼を得たのとは真逆です。厚労省の規則の完全主義に固執し、その結果、現場では手当が間に合わず、見殺し状態となり、国民や都民の信頼を失ったのです。検査に万全を期することが全てに優先すると誰が決めたのですか。公務員試験を免除されている医系技官ですか。緊急時には、規則だけでは人は救えないということが分からないほどEQが低いのですか。一体誰の為の、何の為の規則なのか。検査機関と厚労省の為の検査なのでしょうか。
関連記事。PCR検査なしでも、退院可能に。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6361079
コメント:半歩前進です。
・持続化給付金の97%を電通に再委託。不透明な769億円。
https://www.asahi.com/articles/ASN5Y6R35N5YULFA00P.html?iref=comtop_8_01
関連記事。観光割引の事務費が3千億。高すぎると野党問題視。
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4861302.html
コメント:似た構図です。再委託するなら最初から受託するべきではありません。税金の中抜きなど許されるものではありません。それとも電通と自民党政権(=日本政府)がずぶずぶの関係で、それを隠すための姑息な方策なのでしょうか。思い出すのは、石原元知事と電通の、都民にとって最悪の癒着の構図です。石原の五輪誘致活動の渡航には何人もお供を連れてゆき、現地でも豪遊。誘致費用の総額100億円は、まとめて電通に支払われたのです。自民党政府お得意の、「癒着」と「天下り」の構図ではないのでしょうか。しかもそこには自民党政権と(電通を含む)大企業との抜き差しならぬ、関係も予想できます。政府と大企業の癒着の構図、大企業の役員の超高額報酬、中小は切り捨て、派遣も切り捨てで、経済格差は広がるばかり。諸悪の根源が他ならぬアベノミクス(トリクルダウン理論)だということがよく分かります。
・非正規労働97万人減。過去最悪。
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/4859600.html
コメント:政府はどうやって雇用を守るのか。
・SB,役員報酬21億円。
https://www.47news.jp/news/4860846.html
コメント:上の記事を見て頂きたい。資本主義の負の側面と、それを象徴する孫の愚行です。こんな高額の報酬に見合うだけ価値のある人間はいません(業務上背任のゴーンなどは論外です)。確かにこの役員以上の報酬を得ているスポーツ選手やタレントもいるが、だからといって報酬の青天井を正当化する理屈はどこにもないのです。なぜなら一時的にスポンサーの負担でも、それは結局、巡り巡って消費者にツケが回るだけのことだからです。
しかも本当に価値のある(真に実力と能力のある)人間は、基本的に金では動きません。その活動に社会的意義がないとやらないのです。一流の人間は、法外な報酬を要求するどころか、無償で働くこともあります。金に目の色を変えるのは二流以下(の人間)です(悪い例が、東西の有名お笑い芸人)。でも本当に悪いのは、こういう放埓経営に文句を言わない株主(や国民)なのかもしれません。
・都で22人感染。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6361041
関連記事。東京アラートの目安超える。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6361073
コメント:何がアラートですか。英語を使ってもうさん臭さは変わりません。しかもいまはアラート発しては絶対にいけません。理由は前書の広島県知事の主張の通りです。やるべきは外出や営業の自粛ではない。検査の拡大と、感染経路の追及なのです。しかも小池知事が根拠もなく勝手に決めた規則に従う義務は「都民にはありません」。本人は都道府県の中でも、最も見劣りする知事の一人に成り果てているのに、それにさえ気が付いていないのです。