「WTWオピニオン」
【第114巻の内容】
「医療崩壊は起きていた」
「日本兵の方が恐ろしかった」
「年内解散説」
「イージスアショア中止の本当の理由」
「給付金スキャンダルの破壊力」
「国際機関で存在力低下」
「奴隷は究極の格差」
「小池知事が1月に防護服を大量に中国へ」
「意味のない数字と意味のない知事判断」
「大衆から市民へ」
1741.医療崩壊は起きていた。20/6/23
・PCR検査、保健所増強。10年前に提言。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/36912
関連記事。感染症予算も保険所も減らしておいて、韓国を評価。緊急事態宣言は劇薬。
https://diamond.jp/articles/-/240916
関連記事。医療崩壊は起きていた。
https://www.asahi.com/articles/ASN6P6JM6N6LULBJ01T.html?iref=comtop_fbox_d1_01
コメント:一読をお勧めします。過去を振り返らず、なんでも済んだことにすれば、学習はありません。しかも何事であれ、絶対に反省しないのが、安倍政権と小池都政です。
1742.日本兵の方が恐ろしかった。20/6/24
・沖縄戦75年。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6363306
関連記事。日本兵の方が恐ろしかった。
https://feedback.promotionalads.yahoo.co.jp/enquete/index
コメント:これだけ多くの民間人が銃弾と爆撃の犠牲になったことを、決して忘れる訳にはいきません。それは広島、長崎の原爆、東京を含む大空襲でも言えることです。政府は民間人(というより国民)の犠牲には言及せず、軍人だけを祀った壮麗な靖国神社に超党派で議員が参拝を続けています。なぜ超党派の千鳥が淵の参拝はないのでしょうか。
軍隊は官吏です。市民は民間人です。そこに明確な区別がなされています。市民に自衛のためにろくな武器も与えられなかったでしょう。軍人が民間人に優先するというスキームがしっかり出来上がっています。最も許しがたいのは、沖縄で千人の子供たちに俄か軍事教練をして前線に出したことです。その時の映像が残っています。だったら軍人や役人や政治家は、自分の子弟を先に戦場に出すべきでしょう。
そして情けないことに、この官尊民卑の風習が、今でも根強く日本のお役所(官僚)に残っています。だから官僚は(身分保障と収入の両面で)上級国民、市民は下級国民と言われるも、あながち間違いではないのです。
1743.年内解散説。20/6/24
・年内解散発言、自民から相次ぐ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61b8c3eaad955e73ac3e293eb856c5ffcacaf317
コメント・総選挙になっても、自民党が負けることは全く想定されていません。岩盤層が存在しており、大敗等あり得ないと彼ら(自民党の議員)は信じているからです。安倍4選さえ取りざたされている事からも、自民党には反省も自戒もないことがはっきりしています。8月にはスキャンダル議員を差し替えるための内閣改造をして、それでも支持率が下がるようなら、秋には解散の段取りでしょう。失敗や問題が積み重なれば、選挙で一度ご破算にする。どうせまた多数を占めるのは自民党なので、選挙が禊の代わりに使われています。国民の審判を受けて、生まれ変わったという筋書きです。まかり間違っても、自民党が与党の座からすべり落ちる事はないと信じているのです。
だから総選挙は、選挙のようでも、選挙ではない。それは何かと尋ねたら、(国会を)占拠、占拠…という所でしょう。自民党議員は、どんなに国会で叩かれても、一度国許に戻れば、殿様です。余程強力なライバルでもいない限り、選挙の落ちることなどあり得ないのです。地元の有力者との厚誼も絶やさない。自分が年を取れば、子どもに地盤を継がせればいいのです。小選挙区の、地方ボス型政治には、落選も政治改革もないのです。しかも先生に口答えし、自民党を批判するような住民には、村八分が待っています。
そういう悪循環が繰り返されて生まれたのが、政治倫理なき8年の安倍政治です。憲法(法治国家でも)も、民主主義も事実上無視の、自民党による自民党の為の政治。究極のごう慢、思い上がりの姿です。
でも私は敢えてここで岩盤層の人たちに問いたい。腐敗を不正と思わぬ自民党の議員たちに、この難局で日本の政治を任せておいて、本当に何の不安も感じていないのか。人権や福祉を論じる前に、経済や安全保障の面でも、本当に彼らで大丈夫なのか。彼らの学校の成績はどうだったのか。
とはいえ、どこぞの知事選では、芦屋の令嬢という触れ込みなのに、実際にやって来たことはとてもそんな生易しいものではないという人がトップを走っています。ということは、無所属だから安心という事でもなさそうです。
1744.イージスアショア中止の本当の理由。20/6/26
・解除後に増え続ける感染者。東京アラートに疑問の声
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38128
コメント:東京アラートの発令にも解除にも、科学的根拠がないからです。特に解除は、小池知事が立候補宣言するための政治的なパフォーマンスです。都政を何だと思っているのでしょうか。コロナへの最初の対応は、五輪ありき遅れ、アラートの解除は知事選ありきでずれまくる。小池知事の自己都合優先の、同じパターンの繰り返し(デジャブ)です。第二波でこれ(都知事の都合ありき)をやられたら、東京は全滅です。
・注目は二位争い。選挙結果は野党共闘に影響。
https://toyokeizai.net/articles/-/359303
関連記事。都議補選、自民、都民ファが激突。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062601013&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:小池知事は自分が作った政党なのに静観。都民ファの議員は堪らないだろう。小池知事は、かわいいのは自分だけ。エゴの塊で、1400万都民の面倒が見られるのでしょうか。
・満員電車ゼロ未達成は必然。
https://toyokeizai.net/articles/-/358087
コメント:この写真は見るだけで虫唾が走る。正直な感想で申し訳ないが。約束は果たさず、実績も誠実さも思いやりもなく、それでもなお偉そうです。
・共産小池がオホホ発言。
https://mainichi.jp/articles/20200626/k00/00m/010/252000c
コメント:小池晃こそ、同名で迷惑しているでしょう。だからオホホでなくトホホでしょう。
ところで、週刊文春最新号(7.2)によれば、イ−ジズアショア中止の背景には飛んでもない背景があるようです。(報道が事実なら)今度の文春砲はメガ級のパンチです。でもその事情が背景にあれば、最近の政府の動きの説明がつくのです。しかも国会を早々と閉会にした理由も、自民党幹部が解散時期を探り始めた訳もです。
その情報とは、昨年文春に持ち込まれたもので、イージスアショアの米国との交渉の経過に詳しい、内部の関係者からのリークとのことです。詳しくは本誌を読んで頂くとして、一言で言えば、契約したイージスショアには敵のミサイル発射の検知能力はあっても、迎撃ミサイルの発射官制能力がないというものです。これは2千億円もするイージスアショアがただのレーダーに過ぎないことを意味しており、迎撃システムとしてはそのままでは役に立たないということなのです。
これで、なんで急に安倍首相が敵地攻撃能力を強化せよと言い出したのかが分かります。イージスアショアにはその(肝心の)能力がないからです。但し(本当の事情を言わない)河野大臣も正直とは言えません。迎撃の際の補助ロケットが、基地近くの市街地に落下する危険があるから中止したというのはあくまで言い訳に過ぎません。泣いて見せたのも下手な茶番です。基地を山中に移せばいいだけのことです。陸上イージスが、トランプからガラクタを押し付けられただけという事実が公になる方がもっと恐ろしい。なぜなら首相も新旧防衛大臣も、面目が丸つぶれになるからです。
しかも米国の世論調査では、11月の大統領選で、トランプの敗北はほぼ決まっているので、安倍首相としても、これ以上、トランプに義理立てする必要はないという判断もあると記事でも述べています。
河野は河野で、ポスト安倍に名乗りを上げる絶好の機会であり、安倍もそれに強く反対する理由はない(子分なので)と思います。安倍としては、少なくとも河野の方が、石破よりはましでしょう。実際にイージスアショア中止の発表後、世論調査で、石破、安部に次ぐ3位に河野が浮上しています。コロナで実績を作った、西村との競争が始まっているとみるべきでしょう。
では誰がイージスアショアの「誤発注」の、政府の責任を追及するのでしょうか。しかも国会は閉会中で野党にその機会はないのです。
河井から地方議員に流れた賄賂が2500万円ほどあります。問題は河井サイドに回された1.5億もの資金がどこから出たのか、そしてどのように使われたのかです。パンフの印刷と配布なら、それほど高額の費用は必要ありません。7500万ずつ2回に分かれて支払われた、その出所が党本部の金なら、それは税金です。税金が票の買収(わいろ)に使われたとなれば、安倍総裁の責任は免れません。
検察トップの人事にまで、自分に都合の良いように手を突っ込んできた安倍官邸への、検事総長の恨みは極めて深いものであって、トップの責任が明確になるまで、検察の攻撃の手が緩むことはないと思います。但し安倍首相は早々と河井夫妻を切る覚悟を決めているようなので、解散前にどこまで検察が本丸に迫れるかは不明です。但し、少なくとも安倍首相が五輪に関与することだけはあり得ないので、その時に都知事が一人だけで五輪を強行できるかどうかです。
私は個人的に、先ず都の経済的な問題で、それは無理だろう思っています。ちなみに、二階以外の自民党議員の受けが良くないので、自民党への復帰は難しい。自民党としても、面倒くさい相手だから、東京都に閉じ込めておけという意見が強いという報道もあります。立憲、国民民主は希望の党騒動でやけどしているので、手は出さないでしょう。どの政党が小池衆院議員に手を出すのか、興味があります。と言うより、本人が自分の立場に少しでも気が付いていれば、知事職にしがみつくしか生きる道はないのです。しかし、それは都民にとっては災難以外の何物でもないのです。
関連記事。安倍政権の対米追従で196億円が水の泡。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38141関連記事。敵基地攻撃、論理の飛躍。石破。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062601033&g=pol
関連記事。河野、総裁選に意欲。
https://jp.reuters.com/article/idJP2020062501001937
・専門家会議廃止で与党からも批判。
https://www.asahi.com/articles/ASN6V6630N6VUTFK013.html?iref=comtop_8_07
コメント:それでも廃止が正解です。専門家会議は最初から迷走しているうえに、ほぼ感染研(厚労省の下部組織)のOBだけで構成されており、その結果(これまでのように)厚労省に都合の良い判断をするからです。もう一つハッキリ言わせてもらえば、「専門家」の知識と経験のレベルが低すぎます。貧弱な体制ではコロナとは戦えません。WHOに文句も言えません。日本には医学でも、薬学でも、経済学でも、世界レベルの優れた人材がいます。今の日本には、彼らの力を存分に発揮してもらう必要があるのです。専門家会議が、彼らの上に立つという体制もあり得ません。そもそも専門家会議の迷走を見るに見かねて、山中教授と本庶博士が途中から口を出したことをお忘れか。専門家会議はお疲れ様でした。どうぞお引き取り下さい。それからついでに(口先だけの、ですから男の)加藤厚労相も連れて行ってください。今回の判断が西村大臣によるものなら、私は西村大臣を評価します。適材適所が政治の仕事だからです。
1745.給付金スキャンダルの破壊力。20/6/28
・安倍政権に激震、給付金スキャンダルの破壊力。
https://diamond.jp/articles/-/241055
コメント:でもやはり河井(=安倍)の政治資金の賄賂流用の方が致命的でしょう。だからこそ検察も立件しようとしているのです。もりかけ、桜、検察庁法、五輪の巨額の費用負担、一斉休校、アベノマスク、給付金中抜き、そして河井問題。よくもこれだけ政治倫理違反(及び憲法違反、民意の軽視)を積み重ねられたものです。憲政史上最長にして最悪の政府なのです。
でも個人的にはやはりイージスでしょう。トランプに脅されて、役にも立たないガラクタを高額で売りつけられた。押し売りに引っかかった間抜けです。政府の面目丸つぶれです。当時担当でなかった河野の、下手なパフォーマンスくらいで帳消しに出来るような内容ではありません。
しかし安倍政権の悪政は、それぞれが百億、千億単位の無駄遣い(首相の外遊費用は含まれない)というのだから、国民の関克感覚からは遥かに逸脱しています。その巨額の無駄遣いのトリクルダウンを、富裕層、経営者、高級官僚が分け合い(中抜きだから下に届かない、だから可処分所得が増えない)今のような格差社会が出来上がったのです。住むところもない若者や、食事を子ども食堂に頼る子供がいるというのに、月千万の企業幹部(しかもしっかり無能)が、掃いて捨てるほどいるのです。
そしてそういう不公平な政治を(陰ながら)支えているのが現状維持派の国民です。もういい加減に、事実に目を向けず、自分で判断しようとしない国民による、権力層の為の政治をおしまいにしませんか。そしてそれを来週の、独裁者の為の都知事選から、直ちに実行しませんか。無論その後に来る解散総選挙でもです。
・関電会長に榊原。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6363646
コメント:よりによって境原とは。但し歴代経団連会長のワーストワンは、311でなーんにもしなかった住化の米倉(サンダース)で決まりです。今の日立の中西にも出来れば早く交代して頂きたい。最近は人格者では経団連の会長にはなれない(あるいはならない)らしい。中身が空っぽでないと阿呆な某首相と波長が合わないからでしょうか。側近が逃げ出したトランプと同じです。呆れた世界市民は、トランプ(と某首相)を裸の王様とも呼ばなくなってきました。無能な政治家と無能な経営者、お似合いの組み合わせなのかもしれません。無論、これも個人的な感想であることは言う迄もありません。但し誹謗中傷ではありません。
・メガバンクが石炭火力に融資停止。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38245
コメント:これだから政府も環境団体も分かっちゃいないのです。太陽熱(太陽光ではない)、風力、地熱、潮力発電に移行するにあたり、一時的にせよ原発依存を正当化させないために、また自然エネルギーに移行した後でも、天候に左右されやすい自然エネルギーを補完するために、最低限度の火力発電が必要なのです。そこではコストの安い石炭を石油化して使う方が経済的なのです。CO2は石炭でも石油でも同じだが、石炭で問題になる粉塵については、技術的に濾過が可能なはずです。我々は理想を追求すると同時に、現実的である必要もあるのです。
1746.国際機関で存在力低下。20/6/29
・日本、国際機関で存在感低下。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062700315&g=pol
コメント:今に始まったことではありません。一番だらしないのはIMFに巨額の資金を拠出しておきながら、フランスのラガルド(策略家)ごときにしてやられ、トップを取れなかった財務省です。今更モリカケを例に出すまでもなく、官僚の凋落ぶりは目に余るものがあります。保身に汲々とし、地位に綿々として、志もプライドも捨て、粒が小さくなった日本の官僚が、いつか世界をリードするなど、夢のまた夢なのでしょうか。
世界、いや地球という舞台では、真に優れた人間だけが評価されるのです。韓国や中国にように、悪評を振りまかないだけでも良しとしなければならないのでしょうか。
但し国連の緒方難民高等弁務官や、民間では中村医師のような素晴らしい例があります。そういう時に、私たちは日本人であることを、世界に胸を張れる気がするのです。
男児志を立てて 郷関を出ず。 学若し成る無くんば 死すとも還らず。
理想と心中するのが男の生きざまではないでしょうか。金ではなく、名を残すのです。しかも金はすぐになくなるが、名は末代まで残ります。
・米で感染者が250万人。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6363724
コメント:これでも未だ五輪をやろうというのだから、小池知事は心を病んでおり、安倍首相は正気を失っています。
この二人の「大罪」は、国民から人を信じる気持ちを奪ったことです。正義と民主主義が必ず勝つという信念を捨てさせたことです。法も金次第ということを教えたことです。
彼らにしてみれば、大義(何が大義か知らないが)や自身の上昇指向の為には、嘘も方便かもしれないが、嘘をつくというのは、即ち人を騙すことです。野心を持つことが悪いと言っているのではない。だが(安倍首相や小池知事のように)、人の道に背くことは許されないのです。
人を騙すことに良心の痛みを覚えない人間が、人の上に立つことがあってはならないのです。
・コロナ抑え込みができているという判断は、候補者では小池知事のみ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38367
関連記事。天の声ではない。法律の声だ。西村。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38362
関連記事。地に足の着いたコロナ対策はこれだ。
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020061700009.html?iref=comtop_fbox_u03
コメント:朝日新聞の千人対象の世論調査では、60%が東京都のコロナ対策を評価、批判は30%。某都知事のやってる感だけのパフォーマンス(とTV露出)が、いかに効果を上げているかが良く分かります。都民も舐められたものです。実態を調べる時間がないのは分かるが、イメージや先入観だけで決めずに、少しは悪い評判にも目を通して頂きたい、間違った選択をして、後で困るのは自分達なのです。
某都知事がどういう演出をしようとも、西村大臣の場合は、本当に国民のことを心配しています。その点では加藤厚労相(や旧専門家会議)とは決定的に違うし、某都知事とも違います。そういう微妙な違いを、国民(都民)は敏感にかぎ分けるのです。西村は、役に立たない専門家会議を廃止したことを反省する必要はありません。むしろその方が国民にとってはプラスなのです。新会議には山中教授、本庶教授、上理事長を入れて下さい。経済では水野和夫、寺島実朗、藤巻健史、浜矩子あたりでしょう。
・免許返納後、電動自転車で死亡。高齢者の悲劇。
https://www.asahi.com/articles/ASN6X3JY1N6WUOOB006.html?iref=comtop_list_nat_n05
コメント:自転車はふらつくので、しょっちゅう乗っていないと危険です。それから杓子定規に制限を設けずに、100%電動アシストを許可してもらいたい。自動車が全自動で、自転車が50%補助ではおかしいでしょう。国交省は、誰がどんな時に、電動力を必要としているかを良く考えて頂きたい。速度制限と強力なブレーキを備えればいいのです。
1747.奴隷は究極の格差。20/6/30
・人間と奴隷の差は、武器としての教養。
https://toyokeizai.net/articles/-/351358
コメント:敢えて言わせて頂くが、小池知事(や安倍首相)が続投出来るのは、都民(国民)の多く(特に無党派層)が奴隷だからです。WTWの目標は日本の奴隷解放です。
・都58人感染。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6363870
関連記事。全国で107人。
https://mainichi.jp/articles/20200629/k00/00m/040/254000c
関連記事。西村大臣、正直、嫌な感じ。
https://mainichi.jp/articles/20200629/k00/00m/040/218000c
関連記事。都、新指標。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200629/1000050719.html
コメント:小池知事は、毎日マスクを変え(しかも記者会見が終わった途端に外す=ファッションショウか)、新規感染者の人数だけを発表しているが、対策には一切言及していません。どのように隔離しているのかも全く分からない。それって都民を騙していることになりませんか。大変だと騒いでいるだけなのです。
まさか感染者を野放しではないでしょうね。しかし夜の店が、感染者が出たから次々に閉めたという話も聞いたことがない。昨日、自ら店名を公表したライブハウスを紹介しました。大方が感染を伏せているから、こういう例が目立つのだと思います。ということは、夜の街がクラスタの原因だと騒いでおいて、一方で営業の継続を黙認しているという事でしょう。でもそれで都内の感染が防げるのでしょうか。小池知事は、こういう都民の素朴な疑問に答える義務があります。ところが都民には、質問の機会さえ与えられていないのです。
知事は、TVに出る回数が飛躍的に多く、しかもその都度、自分はコロナに真剣に向き合っているというジェスチャーを取っています。それに今回もまたもガイドラインを作り、都民に要求(だけ)するつもりのようです。自分はル―ルを作る側、それを都民に守らせるのが仕事(そして緩みを監視する)。自分は指揮していればいい、だって都知事=最高経営責任者なのだから。ル―ルだけが、東京都のコロナ対策だと思っているようです。では命令と号令以外、御自分ではどんな対策を講じましたか。院内感染の拡大は抑え込めていますか。検査数は増えましたか。ドライブスルー検査はどうなりましたか。治療薬やワクチンの治験は進んでいますか。東京にはトップクラスの大学病院や私立病院が、ずらりと軒を連ねているではありませんか(お茶の水を見よ)。
小池知事にとっては、二種類の人間しかいないらしい。即ち嘘や駆け引きなどあらゆる手段を使って、自分に従わせるべき相手と、自分から従う相手です。前者は政治家や役人であり、後者は都民です。自分をちやほやする人たちが良き都民なのです(これは安倍首相にも言える)。これは「女帝…」を読んでの感想でもあります。女帝と言うよりスター気取りです。知名度だけが武器だとそういうことになるのです。究極のタレント候補(ポピュリズムの化身)です。
小池知事に歯向かうなどという不埒な者がいてはならないのです。そんなものが仮にいれば、部下なら左遷、他人なら無視または誹謗です。当然、何事も有識者に相談することもしないし、提案を受け入れる事もない。他人の提案で使えそうなものは、自分の発案にするだけです。感謝と反省、或いはありがとうと御免なさい。そういう我々下々が日々使っている言葉が、どうも小池知事の辞書にはなさそうです。なぜならそれらを聞いた記憶がないからです
小池知事は後藤新平を尊敬しているそうです。でも後藤は、戦争で焼け野原になった東京を、復旧ではなく、広い道路を通し、現代的な都市に作り変えた。今回の都知事選で、改革2.0が小池知事のスローガンです。ということは最初の4年が改革1.0であったということでしょう。ならば、小池知事は改革1.0で、何を成し遂げられましたか。その点を是非とも教えて頂きたいのです。
話をコロナに戻すと、都民が都に期待し、また都がなすべき具体的な政策は(未だに)何一つ出て来ていません。それでもなお、無党派層の票をあてにして、今のまま居座りたいと言われましても、私どもごくフツーの、勤労者階級の都民といたしましては、どうお答えしたものか、窮しております。オホホ、いやトホホ。
関連記事。都民の51%が五輪の中止・再延期を。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38504
関連記事。埼玉知事、東京での飲食自粛を。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38745
関連記事。都から感染拡大か。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e3da90a07ecea6e7a2fc61c18ce5ef737e0392d
コメント:言いたくもなるよね。一度は話し合ったものの、自分ファーストの小池知事には、首都圏連携等は全くやる気はなかった。従って小池知事は風を読み、その場の思い付きだけで行動しているように見えるのです。詳細の報告がない(だから使途不明金がある)予備費のバラマキを見ていても、つくづくそう思います。この人には都政も国政も全く向いていない。なぜなら政治理念も信念も感じらえないうえに、とめどない自我肥大と政治の私物化に、歯止めがかからないからです。
・大阪市立病院でコロナワクチン、治験開始。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020062900515&g=eco
コメント:東京では、どうか。しかし大阪やNYと違って、首都が効果の或る対策を打ってきたどころか、誰かが睡眠時間を削って頑張ったという記憶もない。当然効果も上がらず、現状は見た通りです。感染爆発がないだけで、それも都民がある程度自粛しているからです。誰かの頭が悪いのか、自分が神(女神)にでもなったおつもりか、或いはその両方か。愚かで身勝手な神(ギリシア神話を見よ。知っていればだが)ほど厄介なものはないというのに。何より結果に責任を取らないという点が凄すぎる。やってる感の演出が全てだから、結果が出る訳はないけれど。
・コロナ感染は自己責任、世界で浮く日本の異質。
https://toyokeizai.net/articles/-/359651
関連記事。都債増発で公約実現の落とし穴。
https://toyokeizai.net/articles/-/359133
1748.小池知事が1月に防護服を大量に中国へ。20/7/1
文芸春秋(月刊)の最新号で、「女帝」を書いた著者が、最近のエピソードを紹介しています。それは1月に武漢で感染が始まった時に、小池知事が都内の防護服をかき集め、大量の防護服に中国に送ったというものです。その後で、日本の病院では、防護服とマスクが足りないことから、医療崩壊寸前まで行ったこと、しかも病院のたらいまわしで、有名人を含む複数の死者が出たことは、御承知の通りです。ではなぜ小池知事と中国なのか。その理由は想像に難くありません。二階幹事長が中国とつながりがあり、二階幹事長の御機嫌を取って、知事選を有利に運びたい思惑があったものと思われるからです。知事選ありき(しかも当時は未だ五輪もありき)の、小池知事の動きです。しかも小池知事も二階幹事長も、この「美談?」については一切口をつぐんでいます。都民の健康と安全を犠牲にして、中国に恩(むしろ媚び)を売ったとなれば、評判がガタ落ちになるからでしょう。小池知事は、自分」の都合の為に都民の足を引っ張っておいて、後になって、よくもロックダウンだ、東京アラートだなどと言えたものです。
今週末の知事選で小池知事に投票を予定されている(特に無党派層の)有権者に、これだけは言っておきたい。小池知事には真剣にコロナに立ち向かう意欲も、能力もないということをです。小池知事にとっては自分の都合が最優先で、都民の都合はあとまわしなのです。だから小池知事の体制で第二波が来たら、東京の医療体制と、感染防止体制ではひとたまりもありません。本来は救える(救わなければならない)多くの命が失われる事になるのです。なので、早めに家族だけでも疎開させることを真剣にお勧めします。この選挙だけは、またいつもの小池劇場かと笑ってすませるわけにはいかない事を、どうかご理解頂きたいのです。
・都で新たに58人感染。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93823.php
関連記事。人口10万人当たり2.6人に上昇。
https://www.nikkei.com/theme/?dw=20012202
関連記事。国内感染138人。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2e2dcfb15ee83fcfcbad394895ffb938a90f735
・横浜で28人感染。26人ホスト従業員。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-395968.html
コメント:濃厚接触は駄目だと行政がなんで言えないのか。客だって感染していて、それが家族に拡大しているのは間違いないところでしょう。外国人が聞いたら呆れると思います。
1749.意味のない数字と意味のない知事判断。20/7/2
・唾液PCR,空港で無症状者にも。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1dcd2496489a3c5dbab43de57c7ea67223a226d
コメント:やっとここまできたかという感じです。旧専門家会議のメンバーが朝日新聞に意見を出し始めており、それを読むと結構まともな判断をしています(タコ西浦を除く)。もし彼らが早くから検査の拡大を主張していたとしたら、今なお検査が拡大しないのはなぜなのか、政府は国民に説明する義務があります。そういう質問が野党からも記者からも何度も出ているのに、いつも目詰まりの原因は分からないままで終わっています。しかも厚労省のホームページでは、唾液検査になってもなお、相変わらず発症者(9日以内の)だけがPCR検査の対象とされています。国民や担当大臣の理解とは、大きな温度差を感じさせます。
厚労省が検査の基準を定めているのなら、検査の停滞は厚労省の責任です。一方で以下の記事の様に、厚労省の幹部(複数)が様々な問題にタッチしていたことを示唆する声もあり、仮にその人たちが検査拡大に反対の立場を取っていたとしたら、専門家会議の疑惑を晴らすためにも、責任を明確にする必要があります。多数の患者の無念の死を思えば、その官僚(または医官)には、最低でも退職金を辞退してもらう必要があると思います。手当が間に合わなかった死者の家族から、集団提訴されても仕方がない立場なのです。
関連記事。クラスター利権、その罪と罰。上理事長。
https://mainichi.jp/sunday/articles/20200518/org/00m/010/003000d
関連記事。東京67人感染。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6364054
コメント:繰り返しになりますが、科学的根拠のない数字には意味がありません。それは本庶博士も毎回指摘しています。検査を拡大し隔離を徹底するしか、感染拡大を阻止する方法はないのに、国も都も、それを推進しているようには見えません。それが大問題なのです。
毎日、都知事は状況説明だけで、しかも横文字を交えれば済むという話ではないのです。更に本庶博士は、8割自粛というけれど、その計算根拠が分からないとも言っています(西浦某の件です)。感染者の数字が意図的に作られ、操作されている(まさに小池知事の手法)としたら大問題だとも言っています。最近は西村大臣でさえ、魔女小池に取り込まれたような印象があります。
都知事は、知事選を最優先して、これという手を打っているわけではない。つまることろ注意喚起だけで、感染者は野放しなのですから、検査数(母数)の増加に加えて、実際の感染者数が日々増えても、それは当然なのです。しかもアラートだけで対処しようとしている都知事は、(性懲りもなく)英単語(オンだ、オフだ)を多用して、説明の中身のなさをはぐらかそうとしています。
英語が本当に使える者は、無暗と英単語を交えたりはしません。その理由の一つは、米国のコンテンポラリーな(=時代に即した)日常会話の表現が、日本人にはなじみがないこと、そして中途半端な、雰囲気だけの英単語を交えても、正確なコミュニケーションにならないことを知っているからです。海外の番組に接したことがあればお分かりでしょうが、今はワンダホーや、ビューティホーや、オーマイガッの時代ではないのです。
ところで東京の感染状況が、日本全体の感染状況と大きく関係しています。だから何としてでも、最優先で都内のクラスターを潰しにかかり、感染を最小限に抑える努力をすることが日本全体の感染者を晴らすことになるのです。ところが小池知事にはその危機感もなければ、覚悟も方策もないらしい。ということは小池知事が都知事を続投すれば、都民だけでなく、国民全体が不幸になる恐れもあるということなのです。
関連記事。東京都、3000床確保へ準備要請。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b9553deed5eefe7298be856b31f7832f2d445a9
コメント:都がなすべきは、要請ではありません。通院患者が減っても、病院が破綻しないように、そして医療従事者が離職しなくて済むように、対策を講じることです。21世紀にもなって、患者を道端で野垂れ死にさせるわけにはいかないからです。まずやるべきは官民を問わず、無審査での病院への無利子、無制限融資です。
それにしても都の予備費の9000億円、どこにどう消えたのか未だに分かりません。都知事がそれを開示しないからです。国会なら野党が追及できるが、都議会の質疑は都民には伝えられない。TVで見られるのは戦闘服姿の小池知事の、他人事で分別くさい大本営発表だけなのです。
関連記事。夜の街感染、池袋が新宿上回る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab1015d5df8491b18e65cd4a9d8c3a9ed16c8170
コメント:(マスク魔女による)とことん意味のない報告です。東京の夜の街全体が感染源なのです。それが分かったら、なぜ対策(地域の消毒)を講じたり、営業の自粛を要請しないのか。最初の勢いやいつもの上から目線ははどこへ行ったのか。それとも、とにかく知事選が終わるまでは、高飛車に出たくないだけなのか。
関連記事。英首相、資本家にも拍手を。
https://jp.reuters.com/article/britain-politics-johnson-idJPKBN24248Z
コメント:日本の資本家はなぜ医療機関に投資しないのか。高額所得者も。
関連記事。直ちに緊急事態宣言出さず。菅長官。
https://jp.reuters.com/article/japan-suga-emergency-decralation-idJPKBN2424V5
コメント:なぜここで菅が出てくるのでしょうか。
関連記事。コロナ禍で貧困露わに。食料提供に長い列。
https://mainichi.jp/articles/20200701/dde/012/040/015000c
関連記事。コロナ解雇3万人に迫る。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6364023
コメント:状況は何も改善されてはいないのです。むしろ悪化しています。政治家の印象操作に踊らされてはなりません。
1750.大衆から市民へ。20/7/4
今の世界はポピュリズムの世界(政治)だと言われます。自分なりに翻訳すれば、人気取り政治、美人投票という意味だろうと思っています。でもそれでは本質、というより裏側に潜む本当の危険性を言い当てているようには思えません。なのでこの言葉にはいつも一種の違和感を覚えていました。政治家、特に一国のリーダーが、大衆受けのする政策や、耳障りの良い言葉で、人気取りに奔走する。そのためにバラマキやナショナリズム(国家主義=自分の国さえ良けりゃいい)が横行する。その前提としての多数決の原理。でも何かが間違っている。もしくはシステムが正常に(設計通りに)機能していない可能性があると思います。
多数決は民主主義の根幹なので、それを否定すれば封建性に逆戻りしてしまいます。一人一人が平等の権利を有する(無論平等な義務もある)。それが憲法の基本的な概念です。でもそれだけでは、理性的で正しい政治が行われているという保証にはなりません。
多数決で正邪が決まるのなら、西部劇に出てくる、馬泥棒は吊るせと叫ぶ群衆、人種差別の暴動で破壊や略奪に走る暴徒と変わらなくなってしまいます。この際ですから、更に踏み込んでいえば、特に今の日本のSNSの状況が、まさにこの群衆や暴徒と同じ状況を作り出しています。言葉による暴力、言葉による殺人です。しかも政府が、待ってましたとばかりに言論統制と政治批判の規制の機会に、これを利用しようとしています。暴言を吐く人達は自分で自分の首を絞めているのです。それに気がつかないくらい愚かだから、こういう事態になっている、と言ってしまえば身も蓋もありませんが。
ネットのネトウヨの見解では、安倍首相を批判する者は反日なのだそうです。それは自民党支持者でなければ国民ではないと言っているのと同じです。でも安倍政権が独裁政治を謳歌するような国では、もはや日本とは言えないのではないか。死ねとネットで叫ぶ(書き込む)人達に理性があるのかも疑わしい。憲法を軽視する人、超保守の人たちは、政治や社会の基本的な勉強はされているのでしょうか。新聞は読んでいるのでしょうか。そこがいささか気になっています。
理性と論理の欠如した多数決は、群衆や暴徒と変わりません。まずその点を明確にしておきたいと思います。そしてネチズン(ネット市民)には未だ至らない、ネットモブ(群衆)の「衆愚体制」が、ネット世界の無責任な無政府状態を作り出しているのです。
近代日本になって、国民が理性的で論理的(筋の通った、説明可能な)判断をするための仕組みが作られました。それは明治維新で外国から導入された当時は、未だ支配する者とされる者との区別があり、民主主義言い難い部分があり、自由民権運動と、敗戦によ、平和憲法が導入され、国民は皆平等に修正されました。そして政治が正常な判断力を失い、踏み外さないようにする仕組み(安全弁)が、三権分立であり、二院制であり、国会での公開討論なのです。
ところが、あろうことか、岸元首相のお孫さんが、何とか機能していた日本の民主主義政治を見事にぶち壊してくれました。さぞかし岸伸介も墓の中で喜んでいることでしょう。しかし安倍首相亡き(失礼)後でも、国民は生きてゆかねばならないのです。だから完膚なきまでに破壊された日本の政治システムを、再構築し、風通しが良く、民意を正しく反映出来る21世紀型の民主主義体制を整備しなければならないのです。今は平和だと誤解している国民は、今我々の眼前に巨大な宿題が置かれていることに気が付いていないだけなのです。私怨に凝り固まった政治家が、私物化してしまった政治を、国民の手に取り戻すという大仕事なのです。
なぜ大変いうと、殆ど群衆と変わらない感情的な大衆を、理性のある公衆に育て直さなければならないからです。そこでは教育が大きな役割を果たします。そもそも教育は知識とノウハウを詰め込むだけでなく、物の考え方、勉強の方法、議論の仕方を身に着けることが大事なのです。それは米国で、その教育システムを垣間見る機会があったので、自信をもって断言できます。
世界中で様々な問題が起きているのは、大衆と公衆が入り混じって、悪平等になっているからなのです。中国で、なぜあれほど少数民増の弾圧が横行しているかと言えば、それは漢民族の方が人数が多いからです。即ち多数決イコ−ル必ずしも正しい政治ではないから、こういう問題が起きるのです。今後、WTWでは、順次いくつかの提案をさせて頂く予定ですが、今回はその一つとして、無効票の扱い方を見直したいと思います。日本の投票制度では、棄権(無投票)は現状維持(肯定)だとみなされます。でもそれはおかしいのであって、せいぜいでも、現状肯定と現状否定に半分ずつ振り分けた方が、未だしも民意に近いと思います。今後少しずつ今の選挙制度の不備を考えてみたいと思います。
長くなるので、今日の前書はここでやめますが、多数決の前提は、有権者が大衆ではなく公衆、即ち理性を備えた市民の行動を前提にしていますが、ネット上の狂乱状態を例に引くまでもなく、大衆の判断は信用できない(特に米国)ことが諸悪の根源だということです。せめて投票所の壁に「冷静に比較検討しましたか。自分の選択の理由を他の人に説明できますか」くらいの貼り紙くらいはしたいところです。皆が賢くなる。揃って優秀になる。それしか日本を(世界も)良くする方法はないのです。
最近、政府のコロナ対応で、安倍首相の代わりに菅長官が出てくるようになりました。理由は今更、私が言う迄もないと思いますが、11月の解散、8月の内閣改造の準備で、首相が(コロナどころではない)多忙を極めているからです。安倍政権が煮詰まっているのは万人の見る通りです。しかも11月にはIOCから五輪中止の発表が出る公算が高い。自民党政権でなければならない理由がますます少なくなる。そこで11月までに解散を打ちたい。しかも解散するのなら、立憲と国民が主導家権争いして、野党が一枚岩とは程遠い今の方が(自民党の)勝算が高い。野党の準備が整わないうちにというのは、解散時期を遅らせて、民主党に政権を奪われた麻生元首相の危機感が背景にあるからです。だから最初に安倍麻生の会談が行われたのです。連日の幹部の会談を見れば、政変がないと思う方が不自然です。解散総選挙の為ならコロナ対策などそっちのけ。それが安倍政権の偽らざる本音です。ちなみに解散総選挙の理由は、消費税の5%減額になるだろうとも言われています。
関連記事。秋に解散を振り回す麻生副総理の思惑。
https://toyokeizai.net/articles/-/360768
一方で、これも再選最優先の小池知事。感染者数が拡大しても、注意せよと都民に訓示(注意喚起)を垂れるだけで、具体的な政策は何もありません。東京アラートは何だったのかと、心ある都民が呆れかえっています。残すところ1日の都知事選。私は少なくともコロナ対策に関しては、小池知事に期待を掛けるのは危険すぎると思っています。なぜなら無策だけでなく、問題解決の意欲に疑問符が付くからです。残るのは印象だけであり、昨日は髪のほつれや、やつれまで演出して、ネットで同情を誘うという手の込みようです。本当に連徹なら、側近が証言すれば済む話です。
関連記事。テレビ映えの東京アラートは大阪の真似。基準なき警戒警報の迷走。
https://diamond.jp/articles/-/242132
コロナ対策が上手くいかなかったら(小池都政では第二波に対応できない)、政府のせいにするのは目に見えています。現に緊急事態宣言が出るまで動かないと宣言しているのです。面倒な事態になり、不都合があれば、絶対に自分では責任を取らないし、むろん過去の判断の反省があるわけでもない。だからコロナ対応を小池知事に任せたらとんでもないことになるのです。防護服を中国に送ってしまった知事なのです。無論それは私の個人的な意見であり、何がなんでも小池知事に投票したいという人を留める力は、私には無いことは言う迄もありません。
私の見るところ、東京都には二種類の有権者がいます。小池知事のことを正確に知りたいと思って一応調べてみる人たちと、批判に目を通す時間も取らず、一方的に与えられた印象と先入観だけで判断する幸せ(人を疑うことを知らないから)な人たちです。
関連記事。恐怖心頼みでいいのか。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38557?rct=opinion
コメント:まさに小池知事の手法がこれです。
関連記事。争点見えぬ都知事選。投票前に考える「とにかく今必要な政策」
https://diamond.jp/articles/-/242233
関連記事。東京都、新たな感染者124人。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/1002100.php
コメント:今日はもっと増えるでしょう。でも今一番なことは、我々国民は動揺せずに、マスクや手洗いなど、地道な努力を続けることです。政府や都は何もしないから、自分で自分の身を守るしかないのです。