「WTWオピニオン」
【第126巻の内容】
「都民を取り締まる女帝警察」
「自分が言いたいことより都民が訊きたいことを」
「過料を取るより消毒薬の配布を」
「大河ドラマでNHKが配慮」
「二階も大坪も退場を」
「小池知事に決断の遅れ」
「三流の国で生きる」
「組織員会のゴタゴタ」
「政府がNHK人事に介入」
「大阪発のファシズム」
1861.都民を取り締まる女帝警察。21/2/3
喉の痛みで発熱外来を受診したことから、PCR検査では陰性だったにも関わらず、私がコロナに感染したというフェイクニュースが駆け巡りました。一方、発症(?)から2週間、症状が完全に消えた一昨日、老夫婦は若夫婦に、郊外のアウトレット・センターに付き合わされました。コロナ恐怖症(人命優先派)と、コロナ不感症(経済優先派)の、認識の違いには、かなりの差があるようです。そこには年齢も大きく関係しているようです。
・政治家の不誠実が経済優先派と人命優先派の溝を深めた。
https://toyokeizai.net/articles/-/409437
コメント:悪の総本山、二階は国民に土下座を。
・都内から埼玉搬送。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6383940
コメント:ところが小池都知事は、オウムのように、ここが我慢のしどころ(都民が我慢すれば収まる)と繰り返すだけです。都内の医療が逼迫しているというのに、危機感が全く感じられません。神奈川では黒岩知事が陣頭に立ち、入院待ちの感染者の為に、酸素吸入施設(24床)を開設しました。都ではなぜそれが出来ないのか。飲食店を目の敵にするだけで、医療については無関心そのものです。見殺しにされる都民にとって、最大の不幸、それも人災は、都知事が小池ゆり子だということです。
・東京556人感染。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210202/k10012845341000.html
コメント:それでも国民兄ではの感染者巣はダントツ一位。しかも死者は23名で過去最多。
1862.自分が言いたいことより都民が訊きたいことを。21/2/6
小池知事の2/5の記者会見、今度は7割スローガン。7割出勤削減背よと言い出した。テレワークの効能ばかりを延々としゃべり続けた。医療関係、介護関係以外で、職場がクラスターになった例は聞いたことがない。しかも組織の機能を止めれば、国民生活は破綻するし、経済も止まる。そもそも感染拡大は飲食業からだと言ったのはどこの誰だったか。
あまつさえ、今度は昼間の人の流れを抑制せよとまで言い出した。昨年の12月に、日本中でGoto反対の意見が沸き上がった時でさえ、それは国の責任だと開きなって、都のGotoを意図的に止めなかった。しかもその目的は菅への意趣返しだった。都民はいい迷惑だったのだ。
時短も8時ではなく、記入事態宣言まで10時までのままだった。そういうことも、終わってしまえばなかったことになり、自分には一切の責任はないとでも言いたいのだろうか。約束は魔折らない、大人の拝領もない。ひたすらカメラ映りだけを気にしている。自分の蒔いた種には一切触れず、都民がもっと努力すればいいことだとは、一体どの口が言うのか。それでも政治家なのだろうか。
一方で、都(=都知事)がやるべき対策、特に医療関係の改善、検査の拡大については何も語ろうとしない。約束はしたくない。義務は背負いたくない。そんな気持ちが手に取るように伝わってくる。
でも一方的に都民に不便を強いるだけの都知事など、都民は必要としていないのだ。したり顔の演説も、中身のない空疎な代物であって、聞くのは苦痛だし、時間の無駄である。
このさいはっきり言わせてもらえば、どういう理由かは分からないが、小池都知事は、急に12歳児に退行してしまったか、或いは(多分)ストレスで、一時的に精神が錯乱しているとしか思えないのである。
・森、逆ギレの一部始終。
https://mainichi.jp/articles/20210204/k00/00m/040/202000c
関連記事。見えた五輪組織委の限界。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6384259
関連記事。アスリートも怒り。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f21e4767ec749a03bd709676a2a891c6dffd9f2
関連記事。抗議の電話相次ぐ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210205/k10012851151000.html
関連記事。閣僚に森の辞任求める声なし。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6384246
コメント:なんでも自分の好きなように出来ると森に思わせたのは誰か。小池湯知子が好きなように振舞っている都の住民としては言いにくいが。森の基準では都知事が女性ということも本当は嫌なのだろう。しかもアスリート出身でもない。
自民党の閣僚は、安倍にも辞任を求めなかった。森に求めるわけがない。寄らば大樹の木(自民党ツリー)そのものが、根から枝の先まで腐り切っている。森はJIOCの会長になった時に、都内に住まいを用意せよ、運転手付きの車を出せと、ふんぞり返ったことがある。そもそも自分は神の国発言で、首相を辞任したことをお忘れか。
東京五輪の「看板」が、揃いも揃って自我肥大の、森と小池(世界のどこに出してもも恥ずかしい、お似合いの二人)であることが、五輪の目的が本来の崇高な精神から完全に遊離して、金と人気取りの装置に堕してしまったことを、象徴するかのようです。
・公的年金の運用。10兆円の黒字。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021020401022&g=soc
コメント:株のバブルがはじける時が怖い。しかも運用が黒字でも、財務省、厚労省は年金を減らす決意だと聞いている。ならば支給額との差額を、どこに使おうというのか。まさか武器でも買うのか、それともGoto第二弾か(これは国交省が案を作成中と聞く)。
1863.過料を取るより消毒薬の配布を。21/2/7
・手指消毒できない店に過料。
https://www.asahi.com/articles/ASP256TLPP25ULFA02P.html?iref=comtop_Politics_03
コメント:馬鹿野郎、…と敢えて申し上げたい。無論その相手は、都道府県知事である。地方行政がやらなくてはならないことは、各店舗に消毒液と仕切り板を配ることだ。その前に現状を視察することだ。自分は楽をして殿様に収まりかえるような知事ばかりだから、いつまで経っても感染が止まらない。政府どころか首相自らが、国民をだまし続けてきた国だという事実を、決して忘れてはならない。国政や都政を言葉通りに受け取らないことが、国民を最悪の事態から守る唯一のセーフティーネットなのである。
ついでにもう一つ言わせて頂く。それは都民が検査を受けて陽性になっても、うろたえるなと言うことだ。最初に発熱外来を訪問して、処置を仰ぐこと。そして対症療法でもいいから、症状を緩和するために投薬を受けること。家族や他人に移さないように、自己隔離し、10日から2週間したら、もう一度検査(私費でもよい)を受けること。そこで陰性なら、もう自分が感染源になることはないし、しかも免疫が出来ているので、無症状や軽症で済めばこんなにラッキーなことはない。抗体検査を受ければ、免疫が出来ているかどうかは、確認できる。なんでも政府を当てにしていたら、助かるものも助からない。自助は政府(控除)があまりにもお粗末なので、いやでもやらなければならないというのが実態なのだ。令和では、命も自己責任なのである。
・長男の勤務先が談話。
https://www.47news.jp/news/5805058.html
コメント:いかに動揺したとはいえ、首相が自分の長男に「申し上げた」と言ったのには驚きました。川柳でも皮肉られていました。
・富裕層市場は不況知らず。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB160VR0W0A211C2000000/
コメント:こんな大きな経済格差があることがおかしいでしょう。日本の(自由主義資本)経済構造は、どこかが間違っているのです。
ところで、読者にとってはどうでも良いことですが、自分自身をどう定義づけるかで悩んだ結果、ゆきついたのは、(独立系市民)サイトの編集長(兼代表)です。広告を載せれば多少の収入にはなるのでしょうが、そうすると不偏不党の政治信条を堅持出来なくなるので、難しいところです。結局、本でも書くしかなさそうです。
1864.大河ドラマでNHKが配慮。21/2/8
昨日最終回を迎えた大河ドラマ「麒麟が来る」には主役が二人いる。十兵衛と信長だ。しかし信長の最期のシーンは明らかに演技が過剰で、染谷には未だ伸びしろのあることを示している。それにしてもあの終わり方には、日本中がのけぞったことだろう。どうせドラマだからと、NHKが開き直ったのである。しかし、これは必要な配慮だろう。今コロナで国民が疲弊している時に、光秀が3日天下の後、味方も得られずに、秀吉との戦いに負けて、山中を落ち延びる時に、山賊に命を奪われたなどという史実をいくら忠実に描いても、国民の納得は得られない。気持ちが沈むばかりである。なので、ここはNHKの「捏造」と言うより快挙都考えたい。
1865.二階も大坪も退場を。21/2/9
権力の味方=国民の敵の、二階ナニガシは、
森発言でボランティアが辞めたければ、辞めればいいと言い放った。
しかも鼻丸出しのマスク姿。入試なら退場ものだ。
Gotoの真犯人は、国政から退場してもらいたい。
週刊ポストの最新号によれば、菅は未だに問題児の和泉を重用。ところが和泉には大坪と言う愛人のおまけがついている。ダイヤモンド・プリンセス号の時に、マスクも付けずに選愛を歩き回り、お茶だけ飲んでいたという。厚労省の新部署でも、省内では持て余していた。そこで官邸に直談判し、仕事をよこせと言い出した。しかも大坪は医師の経験を生かし、学術会議で脱法人事を強行した杉田の脈を取り、官邸に取り入った。中身のない厚労官僚に、現場をかき回されてはたまったものではない。不倫はあくまで個人的な問題だが、内容のない官僚に、この非常時に医療行政に関与されては国民が迷惑する。しかも大坪と和泉で京都に行き、コネクティング・ルームに泊まり、山中教授に予算の削減を要求した事件を忘れる訳にはいかない。日本が今最も必要としていない官僚の代表格である。
・東京、新規感染276人。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG083CU0Y1A200C2000000/
コメント:俄かには信じがたく、今日の数字を見るまでは、額面通り受け取るわけにはいきません。それにしても、都のコロナ関係の公報サイトは、無理やりひらがなどころか、対象を幼児に絞ったかのような読みにくい代物で、都民を小馬鹿にしており、まともに読む気にはなれません。上から目線でため口の小池女帝のサイトに相応しいと思いました。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/ja-basic/
1866.小池知事に決断の遅れ。21/2/14
小池知事の公私混同は目に余る。
昨年末の時短拒否。五輪の四者会談欠席。
いずれも自分に批判的な権力者への意趣返し。
私怨を政治に持ち込む事も私物化だ。
巻き添えを食う都民は堪ったものではない
朝日新聞 2筑14日朝刊 2面記事4 「決断迫る4知事 切り札は五輪」から
小池氏の決断遅れ指摘も
3県の知事に根回しし、共同で政府に宣言を迫る構図を作ったのは小池だ。政治家として、いざという時に決断する姿勢を見せることで政界を生き抜いてきた。今回も腰の重い政府に「政治決断」を促したようにみえるが、小池の判断の遅れを指摘する声もある。
第3波が始まった昨年11月以降、政府は飲食店などへの時短要請を都に再三求めたが、小池は応じなかった。重症者は増え続け、28日にようやく要請を始めた。医療を担当する都幹部は「早くやった方が良かったに決まっている。判断ミスだった」と指摘する。
2度目は時短要請による閉店時間を繰り上げるタイミングだった。感染がさらに拡大した12月半ば、都庁内では感染防止を重視する医療の担当部署が午後8時を推す一方、かき入れ時の年末年始を控ぇ、経済を担当する部署は午後10時の維持を主張した。
小池は「時短に応じてくれる店が少なくなる」として午後10時を維持。年末に向けて、昨春の宣言時と同様に「ステイホーム」を呼びかけたが、都内の人出は大きく減らなかった。
ある都幹部は「知事の発信力は昨春と比べて落ちていた。決断が後手だったことは間違いない」と話す。
2日の会談後、官邸幹部は小池への恨み節を語った。「時短をやりたがらなかったことを棚に上げて、政府に緊急事態宣言をやれとゲタを預けた。自分に批判が向かわないようにしたということだろう」
感染は年末年始に一気に広がり、医療体制は急激に危機的な状況に陥った。
(以下略)
1867.三流の国で生きる。21/2/18
今日の前書きの最初は、週間朝日のコラムからです。
週刊朝日2.26 しがみつく女 室井卯月から
…大手人材派遣会社が東京五輪-パラリンピック関連の求人広告を出していた。…ちなみに、この求人広告を出していた人材派遣会社は、東京五輪.パラリンピックの大会運営事業を一手に引き受けている会社だ。でもいくらで受注されたのかは明らかにしない。国会で野党議員が尋ねても、絶対に明かさない。
(編集者注:竹中平蔵のパソナでしょう。https://bizjournal.jp/2019/11/post_130346.html)その会社にいくら税金が投入されたかがわかれば、ボランティアを募ることが正しいか正しくないかがわかるのに。正しいことであれば、金額を出していい。つまり、怪しいったらない。
ほかにも暴言を吐いた森会長が「(会長を)無報酬でやっている」とも語ったことで、そのくらいの発言は許せといっている人もいるらしいが、ほんとうだろうか? 大会組織委の役員報酬は、最高で年間2400万円だという。けど、誰がいくらもらっているかを公表しない。(編集者注:月給200万とは社長クラスです)。経費をいかほど使っているのかもはっきりさせない。公益財団法人なのに。
東京五輪、金にまつわる薄汚さはいくらでも湧いてくる。金をかけないコンパクト五輪とあたたちに説明していたのが、蓋を開けたら世界一金をかける五輪となったのだ。森会長が辞めようが辞めまいが、この闇は暴かれなくてはいけない。
前書きの二番目はサンデー毎日2.28のコラムです。
サンデー時評 何もかも三流の国でよりよく生きる方法 高村薫から
いまや日本は何から何まで三流だ。昨年、欧米とほぼ同時にスター卜したはずの新型コロナのワクチン開発は、結局失敗したのか何なのか、話題にもならない。あれほど拡充が叫ばれてきたPCR検査の実施数も、いまなお諸外国にはるかに及ばない。さらには国公立の医療施設が少なく、私立病院はコロナ患者を敬遠する数で医療崩壊が起きる…。何をしても能力不足や資金不足や構造的な欠陥でうまく行かないことが増えてゆく社会にあって、どうしたら少しでもより良く暮らせるかを考える…。
そこでは、私たちがどういう社会を望むのかという大枠をまずは決めることと、何をおいても財政破綻しないための税制改革や歳出削減の二つがとりあえず必要になるが、どちらもそれなりの覚悟や忍耐や生活スタイルの転換が求められる話であり、政治や行政はもちろん、企業を含めた国民全員がそれぞれ自分のこととして向き合うほかはない。なにしろどちらを向いても、ほとんど尻に火がついているのだから。
さてそこで、人口減少で急速に縮んでゆく国で、あれがない、これもないと嘆いても詮無いことである。それよりも、基本的にはいまあるものを過不足なく回すことを考えるべきで、うまく回らない部分があれば、回らない原因をきちんと究明しなければならない。
…結局、私たちは世界のIT先進国に肩を並べることは望むベくもないが、少しでもより良く生きるための革新は進めなければならない。そのためには、先般の改正特措法に「まん延防止等重点措置」なるものが細則を決めないまま盛り込まれたように、立法において当然踏むべき手順をすっ飛ばすような乱雑な政治には、毅然として引導を渡す必要もある。三流でも、正当に手続きを踏むことでシステムは安定するのであり、その逆はないからである。
…三流だらけでも、真剣に学び続けることをやめなければ明日は来る。
三番目は、同じくサンデー毎日から倉重篤郎の小川淳也のインタビュー記事です。
ニュース最前線 感染して分かったコロナの恐ろしさ。
なぜ医療体制は逼迫したのか?
小川「理想的なリーダーシップが発揮されたのは和歌山県だ。専門家(技監)と政治家(知事)の連携が素晴らしかった。昨年初の院内クラスターが発生した際、陣頭指揮を執った野尻孝子技監は、関係者を説得してクラスター発生の病院名を公表、自らの判断、執行の一切を記録にとり、情報共有すると同時に追っては公開に備えよ、と内部に指示した。仁坂吉伸知事は、感染の全容を把握するためにも病院関係者、出入り業者も含め1000人全員にPCR検査することを政治決断、当時県の一日の検査能力が40件分であったにもかかわらず、大阪、奈良、京都と交渉し検査能力を拡張した。『4日間37. 5度の熱が継続』した場合という当時の国の検査指針に対しても、『国の言うことを聞く必要はない。俺が責任取る』とした。感染症対応経験があり現場を熟知しているスペシャリストと、大局に立って一身を賭して全体判断をしなければならないゼネラリストが見事に調和した結果だ。1000人検査して5人の感染者を炙り出し、3週間で院内感染を収束させ、病院再開にこぎつけた。1年たった今、全国で市中感染が平均55%と高い中、和歌山は16%だ。つまり初動対応の巧みさで他県の比肩を許さない抑え込み効果を発揮している」
小川「なぜ医療体制が逼迫したかにも答えを出す必要がある。全病床の2%、大半を占める民間病院のうち2割しかコロナ対応をしていない。医療界に対して公的セクターからの指揮命令権限が届かない、といぅ構造問題だ。医療は他のサービスに比べると機会の公平や結果の平等へのニーズは極めて高い。なぜなら9割以上税と保険料によって支えられているからだ。であるならば、医療の提供体制に対しても完全自由化ではなく、より公的な関与を強め、医師は公務員に近いという感覚をもっていただき、公的分配.サービスを定着させる必要がある」。
(以下略)
・民主主義にはそもそも論が必要。宇野重規。
https://toyokeizai.net/articles/-/397968
コメント:学術会議の任命問題は、政府が押し切ったままです。杉田も未だ官邸に居残っています。いっそ公邸に住まわせたどうか。妖怪同士、馬が合うかもしれない。
1868.組織委員会のゴタゴタ。21/2/19
森、橋本の会長交代は茶番劇。
丸川は五輪相の後任指名にはしゃいで
金色のスーツを着用。小池は丸川にエール。
小池知事の快不快等、都民にはどうでも良いこと。
魔女三人による東京五輪はホラー。
・ワクチン接種、日本はG7で最後。80か国で実施。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6385357
コメント:厚労省が意味不明の理由で頑強に許可を出さなかったためです。特に和泉補佐官と大坪医官は、自分たちがいかなる判断と努力をしたのかを丁寧に国民に説明せよ。
・橋本聖子が組織委新会長。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6385462
コメント:結局森色が残ります。官邸は、橋本を操縦して、強引に五輪をやるつもりでしょう。それにしても橋本の後任に丸川とは。いくら前任者とはいえ、これくらい「内容のない」自民党女性議員もいないと思います。張り子の議員です。前回の選挙では浴衣姿で、盆踊りをする姿が紹介されました(しかもNHK)。印象作りしか能がないと自分で言っているようなものです。そういう人がもう一人、都庁にいますが。
・広島、鳥取知事、島根に理解。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6385437
関連記事。丸山知事は感染リスクを指摘。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b2b459b42941b48b7dfba0be4e5a12fa415b99d
関連記事。薄れる五輪支持。
https://mainichi.jp/articles/20210217/k00/00m/040/267000c
関連記事。五輪がコロナ対策を狂わせた。
https://mainichi.jp/articles/20210217/k00/00m/040/267000c
コメント:当たり前です。感染者数がゼロに近い県だから、最大の感染元の東京に言えるのです。竹下はなぜ島根の知事に注意などするのか。国民は莫大な費用が掛かり、医療関係者にも負担のかかる、見栄張るゆり子知事の運動会などに関心はないのです。菅も今更国威発揚でもないでしょう。今は何年だと思っているのでしょうか。五輪の年に、誰が首相で、都知事かなんど、すぐに国民の記憶から消え去るのです。
1869.政府がNHK人事に介入。21/2/20
週間文春の最新号(2/25)に、看過できない記事が載っていましたので、その後半部分を紹介します。
「NHK,驚きの有馬・武田降板」
…じつは武田アナをめぐっても、ある"事件"が起きていた。
「一月十九日放送の『クロ現+』で、自民党の二階俊博幹事長をインタビュ?しました。このときのやりとりが"虎の尾を踏んだ"と囁かれているのです」(NHK関係者)
テーマは新型コロナ対策だった。武田アナは、いつもの穏やかな調子で「政府の対策は十分なのか。さらに手を打つことがあるとすれば何が必要か」と質問。
すると二階氏は「いちいちそんなケチをつけるもんじゃないですよ」と凄んでみせたのだ。
「武田アナはこの質問で、政権の実力者である二階氏の不興を買った。その直後に突然の降板となれば、訝しむ声が上がるのは当然です」
「クロ現」と菅首相には浅からぬ因縁がある。二十三年間にわたりキャスタ?を務めた国谷裕子氏が一四年、集団的自衛権の行使容認について、官房長官だった菅氏に鋭い質問を投げかけ、それを契機に降板になったというのが定説だ。
…有馬氏は降板発表後、周囲に「NHKがどう見られてしまっているか....それが情けないところ」と語っていたという。前出のNHK関係者が嘆息する。
「菅政権はNHK改革に前のめりです。ブレーンの高橋洋一内閣官房参与が『Eテレ売却案』をぶち上げたほか、菅首相自らも先月、国家運営の大方針を示す施政方針演説で『受信料の一割引き下げ』に言及した。そんな菅政権の幹部に物を申した有馬氏や武田氏を今降板させれば、世間からどう見られるかは明らかでしょう」
菅政権への忖度は本当にないのか。今後の報道姿勢が益々注目される。
コメント:ニュースウオッチ9と言うと、大越キャスターを思い出します。原発事故を批判的に報道したという理由で左遷されました。詳しくは下記をご覧ください。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/42660?imp=0
高橋洋一や竹中平蔵をブレーンにしているということだけでも、菅には、人を見る目も、政治や経済を判断する能力もないことが容易に想像できます。そもそもEテレは今や数少ない国民的良心チャンネルです。東洋大勤務時代に、窃盗で逮捕された経歴があると言われる高橋にとっては、自分の理解を超えた教養程度の高いチャンネルは、目障りな存在だったことでしょう。竹中は人材派遣会社の代表でありながら、政府の委員会に出席して、未だに自社に都合の良い発言を繰り返している可能性が高いのです。上に立つ者に人間を見る目がないと、国民にどんな理不尽な災難が降りかかるかは、今更日本史と世界史を紐解くまでもありません。要は菅がバカ将軍、またはバカ殿である可能性が非常に高いということなのです。
二階の振る舞いはもはや与党重鎮のそれと言うより、下品なやくざの親分のそれでしかありません。昔よくあった政治ゴロ(ゴロツキの略)です。もっと率直に言えば、菅ともども、腐臭ふんぷんたる粗大ごみです。ボランティアが辞めたければ、辞めればいい、代わりは幾らでもいると、鼻ずらしマスクで言った言葉が忘れられません。飯場の手配師でも、もっとましな言い方をするでしょう。
この二人が、外国要人の前で、英語のスピーチをする姿は想像できません。この二人(+安倍)は、どこに出しても「恥ずかしい」政治家だと疑っているのは、私だけではないでしょう。
菅・二階は、あからさまに、メディアと国民を分断しようとしています。民の声が集まれば、自分たちの地位が危うくなることを知っているからです。だから自分達に不利な事実を報道させない(握りつぶす)ことで、なかったことにしようとしているのです。言い換えれば、日本の民主主義と社会正義を守るために、野党政治家よりも、命がけのジャーナリストが、この現代日本では必要とされているのです。但し女子アナとジャーナリストは全く別物です。有働は単なる女子アナですが、テレ朝の大下には可能性があります。
青木理と玉川はジャーナリストですが、田崎史郎は官邸の御用聞きです。池上、林はニュース解説者です。むしろキャスターの中でも、NHKの大越、武田、国谷、TBSの松原、BS11の岩田(インサイドOUT)、テレ朝の羽鳥なら、ギリギリ同じ分類に入る可能性はあります。それも今後の活動(ニュースに対する姿勢)次第です。ニュース番組で、タレント出身の司会者に多くを期待できません。大卒がマストとは言わないまでも、基礎的な教養が不足しがちだからです。コメンテーターでも、タレントの意見(元議員を含む)は、聞くだけ時間の無駄です。有識者となれば選択肢が広がりますが、よく見かける脳科学の中野もそれほどの内容はありません。外国人ではパックンとデイブが少なくとも正気です。経済の専門家では、森永がまともです(深夜番組で竹中と対決)。でも本来ジャーナリストとは、身体を張って自ら取材し、真実を国民に伝え、強靭な倫理感で、世の中の不正を告発する人たちのことなのです。
前記の自民党の「実力者」のお二人には、是非ともコロナに体験感染して頂いて、自宅でのんびりと療養して頂きたい。なぜなら病院も医療看護者も増やさないという、自民党と厚労省と東京都の医療政策のおかげで、今やどこの病院も満床だからです。感染者を減らして、目先で病床数と帳尻を会わせて、当座をしのぐことしか考えていないようでは、先が思いやられます。
・日経平均3万円の攻防。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD191I30Z10C21A2000000/
関連記事。米10年金利はどこまで上がる。株と為替の命運握る。
https://diamond.jp/articles/-/263361
関連記事。攻め時と引き時を考える。嫌な予感の理由。
https://diamond.jp/articles/-/263286
コメント:一読を。私(素人)も同じ見方です。日本の企業次第です。が、大きな負担を抱えている企業も多い。だからジリ上りでしょう。でもさすがに3万8千円はないでしょう。私は3万4千円で手じまいが始まるのではと考えています、でもこれも素人の憶測に過ぎません。こと株価に関しては、あくまでも自己責任です。
1870.大阪発のファシズム。21/2/26
今日の前書きは、平田オリザと藻谷浩介の対談、「経済成長なき幸福国家論」(毎日新聞出版)からの抜粋です。副題は、下り坂日本の生き方です。
(前略)
平田 長く大阪の大学に勤めていて大阪の状況を見てきましたので、橋下徹さんという人は、トランプにそっくりだなと今になってあらためて感じます。その意味では先駆者ですね、橋下さんは。安倍さんとは全く違うキャラクターで、マスコミの操作と恫喝がすごくうまい。大阪はローカルのテレビ局が強くて、視聴率もあがるから橋下さんをよいしょする取り巻きもいます。橋下さんは「タイガースは優勝しなくていいから巨人には負けるな」という大阪人気質をすごくうまく利用してきたんです。外から何か言われても「ほら東京の人間は、大阪のことなんて何も知らずにああ言ってるでしょう」という論法でずーっとのし上がってきた。ところがそれが国政になったときに通用しなくなって、外で敵をつくらなきゃいけなくなってぼろが出たのが従軍慰安婦問題発言でした。
スタイルは一貫して非常にわかりやすい。外に敵をつくってそれを叩く。最初は公務員や教員叩き、そのうちに文楽とかぜんぜん関係ないものまで叩き始めて、四方八方に鉄砲撃って自分のプレゼンスをあげていくという手法ですね。たまたまその時大阪にいたので、ああいうふうにファシズムというのは広がっていくんだと実感しました。
藻谷 ある戦前生まれの識者が、オフレコの場で、「橋下徹氏のキャラクターは辻政信を思い出させる」と話していました。旧日本陸軍で、ノモンハン、ポートモレスビー、ガダルカナルなどの作戦参謀だった人物ですが、指揮する作戦はどれも死屍累々の失敗を重ね、東条英機などの中枢にも疎まれて大佐で終わります。しかし、とにかく陽性で、自慢話はするけれども地位に連綿としがみつかないタイプの言動が大衆に受け、戦後は衆議院議員をやっていた。最後は紛争を収めてみせると大見得を切ってラオスに出かけ、行方不明になるのですが、大戦中に何万人もの死者を出したことへの反省がないのに怒った旧軍人に暗殺されたという説もあります。これまでそういう比喩は考えたこともなかったのですが、彼と同時代を生きた人が言うことですから、なるほどそういう感じなのか、と思いましたね。
それからトランプは確かに辻正信的なキャラクターです。陽性な自信家で、直情的で、人気がすべてを正当化すると思っている節があり、表での冒険も裏での陰謀も大好きで、何より背負っているものへの責任感が欠けている。
(以下略)
コメント:最近、橋下徹がよくTVに登場しますが、その理由が分かりません。政党に属していないから、自由に(というより無責任に)口がきけるからではないかと想像はしているものの、その思想の根幹はここでの指摘にもあるように、あくまでリベラルとは対極の極右です。しかも登用がフジならわかるが、なぜTBSまでがと考えると、口から出まかせが、一部の視聴者には歯切れが良いように思えるからかもしれません。でも傾向は、まさにファシズムのそれです。ちなみにトランプの女性版は、小池百合子だと思います。
私が言いたいことは、今、自民党政権に嫌気がさした国民が、まかり間違って、橋下や小池に期待するようだと、日本が極めて危険な状況になるということなのです。戦前の言論統制が復活し、小池などはよ喜んで検閲を持ち出すでしょう。ファシズムの政治家が国民をもたらすのは、独裁軍事国家であり、国内外の紛争です。それもあって、いつでも国民は、日本が東洋でも有数の軍事力(自衛隊)を抱えていることを忘れてはならないのです。