「WTWオピニオン」
【第135巻の内容】
「開催だけが目的」
「生徒の観戦。学徒出陣か」
「大混乱の予感」
「朝日の決意」
「悪夢が現実に」
「開幕直前のごたごた」
「フィッシング詐欺」
「熱海土砂崩れ」
「五輪史上の汚点」
「おもてなしはなし」
1951.開催だけが目的 21/7/17
いくら菅の人気がないからと言って、
小池待望論をはやし立てるのは、
メディアの不見識にもほどがある。
日本の政治をポピュリズムにしているのは
判断力も批判力も失ったメディアに
大きな責任がある
「開催することだけが目的」 五輪準備、現場の無力感
五輪史上初の1年延期を経て、東京オリンピック(五輪)の開幕まで16日で1週間となった。運営の実務を担う大会組織委員会の職員からは口々に、「延期してまで開催する意義は、何だったのか。いまは、開催することだけが目的になっている」との言葉が出る。新型コロナウイルスの感染拡大は収まらず、現場は無力感にさいなまれながら、目の前の業務に追われている。
組織委が入る東京・晴海のオフィスビルでは、連日深夜まで業務が続く。14日は東京臨海部に設置予定の聖火台の見学者が密にならないよう、一部を目隠しして見えなくする提案をしたが、国際オリンピック委員会(IOC)に反対され、調整が難航したという。結局、この案はとりやめになった。
昨年春の延期決定からここまで、現場からの提案の多くは退けられてきた。IOC、政府、スポンサーなど、多くの壁にはね返された。
延期直後は「過度に商業化した五輪を見直し、原点に戻るいい機会だ」ととらえる職員もいた。昨年のゴールデンウィークにさしかかるころ、武藤敏郎・事務総長を交えて、職員はアイデアを出し合った。項目は「開閉会式の規模縮小」「聖火リレーの規模や日数を短縮し、出発式などを廃止」「国際オリンピック委員会(IOC)関係者のホテルやラウンジの見直し」など50を超えた。「観客の数を絞り、最新のテクノロジーを使った観戦方法を提示してはどうか」との声もあった。
とりわけ力を入れたのが、開会式と聖火リレーだった。ある幹部は「象徴的なこの二つにメスを入れて、五輪が変わるという強いメッセージを出す狙いだった」と解説する。
開閉会式は当時の森喜朗会長が「五輪の閉会式とパラリンピックの開会式を取りやめ、オリパラ合同の開閉会式にできないか」と提案した。だが関係者によると、IOCは多額の放映権料を支払う米テレビ局との契約をちらつかせ「違約金が払えるのか」と迫ってきたという。入場行進する選手を大幅に減らせないかとの組織委の提案も、IOCは受け入れなかった。
観客の扱いでは、組織委内では昨年末から「無観客にするべきだ」との声が高まっていた。しかし、幹部らは有観客にこだわる政府の意向を無視できなかったという。延期を決めた安倍晋三前首相や、後を継いだ菅義偉首相は「人類が新型ウイルスに打ち勝った証しとして、完全な形で大会を開催したい」と表明。最終的に6都道県が無観客になったのは、開幕2週間前だった。
開会式は入場行進で選手との距離を2メートル確保するために、終了時間を30分延長し、午後11時半となった。全国各地で行われた聖火リレーでは、先導するスポンサー車両の派手な音楽が批判された。
いまの組織委には「新しい五輪のかたちを作る」といった前向きな雰囲気はない。幹部は疲れた表情でこう話す。「もう、理念を語る余裕はない。ただ安全に大会期間が終わることだけを、祈る毎日だ」
関連記事。小池、感染状況で子供の観戦も。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/117165
関連記事。コロナ対策優先。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/117165
コメント:気でも狂ったか。それともバッハの花束で篭絡されたのか。自分でコロナ対策優先(そのくせ自分では感染拡大防止では、何一つ対策を講じていない)とバッハに言っているではないか。いくら自分に家族も子供もいないからと言って、少しは親の気持ちを考えてみよ。無神経にもほどがあるだろう。学徒出陣や、特攻隊の出撃と同じである。しかも、なぜ運動会を中止するのか、筋が通らない。もともとこの人には道理も論理も通らない。自分さえ目立てばそれでいいという異次元の価値観の持ち主なのだ。この際、スーツを着た公害狸には長期の入院(但し神経科)を強くお勧めしたい。そもそも五輪が特別なものだという思い込みが、為政者の判断力を奪い、巨額な費用負担と、コロナの感染拡大を招くことになったのである。
・バッハ、改善すれば有観客要請。
https://www.asahi.com/articles/ASP7J3GMRP7JUTFK004.html
コメント:ふざけるな。だったらせめて海外から陽性者を持ち込むな。それさえできていないではないか。
・酒提供停止は内閣官房が根回し。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/116247
1952.生徒の観戦。学徒出陣か。 21/7/13
テレ朝のモーニングショウで、北村医師が、生徒だけの観戦を認める茨木方式が賢いと言い始め、しかも同席のコメンテーターが同調している様子を見て絶句しました。なぜそうまでして、有観客でなければいけないのか。その説明は一切ありませんでした。今はTVで感動を分かちあうという方向で動いているのです。それとも、生徒なら絶対に感染しないとでも言うつもりなのか。この医師は、飲食店が感染の最大原因だ、それは必ずマスクを外すからだ(食べる時に)とも言っています。
本当にそうでしょうか。デルタ型では飛沫より、空気感染の方が多く、すれ違っただけでも感染すると言われています。即ち人が集まる事(最近は3密と言わなくなりまた)言い換えれば、人流の増加こそ避けるべきなのです。だから五輪期間中だけでも、プロスポーツのイベントでも、無観客の方が望ましいのです。運動会だって中止にしているのです。
緊急事態宣言が発出されても、飲食店の取り締まり強化以外はこれまでと同じというのでは、感染拡大防止の効果など、期待する方が間違っています。規制の緩い方(まん防)に、緊急事態宣言が足並みを揃えるのもありという発想には、呆れて言葉もありません。関係者の例外に次ぐ例外で、水際の対策など、あってなきが如くになっているのです。感染症の医師にあるまじき発言だと思います。
・自公以外に投票がトレンド入り。
https://mainichi.jp/articles/20210712/k00/00m/040/147000c
コメント:だから菅には任せられないと安倍(3A)がしゃしゃり出るつもりでしょう。やばいときにピンチヒッターを任せて、自分は病気に逃げ込んだくせに、こうも都合よく忘れられるものでしょうか。あのとっちゃん坊やがまた出てくれば、国内政治の地獄の蓋が開きます。
・ワクチンの完全接種でブースターは不要。ファウチ。
https://www.cnn.co.jp/usa/35173718.html
・五輪最優先、崩れた方程式。楽観論に流された菅首相。
https://www.asahi.com/articles/ASP787H28P78UTFK007.html?iref=comtop_ThemeRightS_02
・開示の議事録であらわに。NHK委の根深い問題。
https://www.asahi.com/articles/ASP7D5Q3WP7BUCVL01S.html?iref=comtop_7_02
・7月上旬に豪雨の理由。
https://www.asahi.com/articles/ASP6Y2HSKP6LPLBJ003.html?iref=comtop_ThemeLeftS_02
1953.大混乱の予感。 21/7/15
悪夢の五輪の原因は、IOCの拝金主義、
組織委員会の無能、何より恣意的な例外だらけの、
政局優先の政府のご都合主義にある。
五輪関係者は、東京都の感染者が急増しても、
見て見ぬふり、選手村で感染が拡大しても、
情報を隠蔽して、なかったことにするつもりか。
アベスガ政治の呪いが、五輪を覆っている
東京感染者1149人、第4波ピーク上回る。
10万人の外国人選手・関係者が入国する。
しかも事実上、制約なしで都内を動き回る。
都知事は五輪優先で、都民の盾になる気など
さらさらない。暴力には様々な形があるが、
国と都が都民にしていることは、ウイルスの拡散と、
病床の五輪関係者優先という暴力である.
菅はバッハに英知と努力を結集すると言ったが、
現状の例外だらけの状態では、何もしていないのと同じ
民意からも国民からも遊離した五輪。
バッハ歓迎会への反対運動を一切報道しないNHK。
しかもバッハが行くべきは広島でなく福島。
誰もバッハには助言しない、出来ない。
世界中が五輪への評価を下げた東京五輪。
五輪のイメージを地に落とし、
それでも菅は成功したと言えるのか。
日本がIOCの奴隷ではなく、その正体を暴き、
あるべき五輪の姿を取り戻すきっかけを作る。
そうでなければ、都民の苦痛と我慢は報われない。
先頭に立つメディアがNHKではないことが悲劇。
経営委を含め、金の亡者で権力の犬でないと言い切れるか
五輪の選手が選手村入り。ところがバブルの中に閉じ込めることは不可能なばかりか、組織委には外出監視をするつもりさえない。事実、選手が既に都内を出歩いている所を目撃されている。しかも選手村での感染状況は公開しないと政府は言っている、その結果、何が起きるかは明白。選手村でのクラスターである、毎日PCR検査をしても、それは検査に過ぎないのだから、感染は起きる。そしてその感染が都民にも波及するのも時間の問題。国民の安全安心が聞いてあきれる。選手へのお土産は外国産のウイルスになるだろう。
関連記事。来日する選手や関係者10万人超。
https://www.47news.jp/national/6519103.html
・小池知事は西村大臣の恫喝発言を強く支持。その後のだんまりをメディアは追求せず。
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-747650.html?utm_source=taboola&utm_medium=referral&dc_data=4703538_fujitsu-jp
コメント:どうしても、この騒動の裏に、飲食店嫌いで、取り締まり強化の立役者の小池百合子がいるとしか考えられない。無党派層の有権者に告げる。小池に、都政でも国政でも、権限を付与することは、令和の女性ヒットラーを作り出すことに他ならない。それにつけても、なぜ日本のメディア(と記者)はこうまで小池に忖度しなければならないのか、その理由がさっぱり分からない。(政界の)アイドルでも、もてはやしているつもりなのだろうか。それとも魔女がアンタッチャブルの魔法でも掛けているとでもいうのだろうか。但し、小池を支持する都民が複数いて、その人たちを敵に回したくないというのなら、それは根本的なところで間違っている。報道機関の重要な役割、客観的な立場で権力の不正や不備を指摘し、批判するという、基本的な機能を自ら放棄していることになるからだ。だから日本のメディア(NHKを含む)は三流だと言われるのである。
・無観客は、日本がワクチン確保に失敗したため。
https://diamond.jp/articles/-/276556
コメント:専門家会議が開発に数年かかると言ったので政府の決断が遅れた。専門家会議も感染研も厚労省も、製薬会社や、医師会の方ばかり見て、国民を顧みなかった結果が今の体たらくです。
医者の予約をキャンセルしてTV観戦。大谷は初回投手で3者凡退(一投手一イニング)、打者としてはゴロを二回出したところで交代。無理のない姿勢は好感が持てるが期待のホームランはともかく、ヒットもなく、可もなく不可もなし。でもアリーグが勝ったので勝利投手。後半戦での活躍の方が重要。
1954.朝日の決意。 21/7/21
結局、賭けには負けた菅首相。
緊急事態宣言は効果なし。
入国者の水際対策は例外だらけで機能不全。
事実選手村での陽性者が増えている。
何より国内の感染者が急カーブで増加。
若年層へのワクチン接種も不足。
移動や外出自粛の要請を繰り返す前に、
無症状者を含めた、国民の(無料の)皆検査を
実施せよ。それしか手がないのに、側近の
似非専門家に引きずられて、検査に後ろ向き。
検査と隔離だけが、感染症の決定打。
医療面では、在宅での療養の手引き書を作成し、
医師による在宅訪問診療の体制を構築せよ。
国民の死を座視し、感染対策でやる気のない、
悪夢の菅政権と小池都政は、直ちに交代せよ
今回の前書きは朝日新聞(7.21)の1面からです。
「前例なき五輪、光も影も報じます」坂尻信義から
(前略)競技では、選手たちが重ねてきた努力の成果を存分に発揮してほしいと心から願っています。一方で、新型コロナウイルスのパンデミックが収まりません。「バブル」の状況に置かれているはずですが、すでにほころびが目立ち、クラスターが発生する恐れもあります。そうなれば、疲弊している医療体制にさらなる負担をかけます。「平和の祭典」が、人々の健康や生命を脅かしかねません。
国際オリンピック委員会や政府、東京都は、首都圏で感染がより深刻化するようなら、競技方式の変更や中断の判断を迷うべきではありません。無謀な続行は、五輪の精神にもとります。
いま、日本で五輪を開催する意義は、何でしょうか。誘致のときは東日本大震災からの「復興」を掲げ、それが「人類がコロナに打ち勝った証し」に変わり、「安心、安全」という言葉が繰り返されましたが、説得力はともないませんでした。「開催」そのものが目的となった感すらあります。パンデミックのさなかに再延期や中止を選択しなかったことの是非は、問われ続けます。
私たちは開催期間中、コロナ下での開催に必要な準備がなされ、実践されるのかを丹念に取材します。五輪が感染状況や市民生活にどのような彫響を及ぼし、後世に何を残すのかについても、目をこらします。そして、逆境を乗り越えて競技の場に立つ選手たちが躍動する姿は、しっかりと伝えます。
歴史的な五輪であることは、間違いありません。その光も影も、報道していきます。
コメント:政権に忖度するNHKも、かくありたし。
もう一つは週刊朝日(7.30)の古賀茂明のコラムからです。
「台湾への好意を戦争につなげる策略」
(前略)
台湾を助けるために同盟国アメリカが武力行使に踏み込むのなら、「当然」日本も米軍と協力して台湾防衛のために戦うべきだとなる可能性があるからだ。
現に、麻生太郎財務相は、「台湾で大きな問題が起きれば『(集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法の)存立危機事態に関係する』と言ってもおかしくない。日米で台湾を防衛しなければならない」と発言した。
菅総理は、4月のハイテン米大統領との首脳会談で、台湾海峡という言葉を共同声明に入れた。(中略)
麻生発言について、メディアは厳しく批判・追及しなかった。さらに、日本経済新聞の4月の世論調査では、日本の台湾海峡の安定への関与について74%が「賛成」で反対はわずか13%。野党支持層でも「賛成」が77%だった。国民世論の前のめりの姿勢は驚くほどだ。
だが、こんな馬鹿げた話はない。日本が台湾防衛に兵を出しても、台湾は日本の尖閣諸島の対中防衛戦に兵を出すことはない。台湾自身が尖閣諸島の領有権を主張しているからだ。
一方で、台湾防衛のために日本が米軍と共に戦えば、中国のミサイルが、沖縄はもちろん本土の米軍や自衛隊の基地などに飛んできて多くの死者が出る。台湾という異国の地の話だと安穏としていると、ある日、突然ミサイルが飛んできてやっと危機に気付くのだ。
国民は、五輪の陰で進行する戦争への危機に早く気付き、秋の衆院選で、それに対してはっきりとノーを突き付けなければならない。
コメント:(戦争を知らない世代の)世論の前のめりにはぞっとします。
三つめは、同じく週刊朝日から、学徒の五輪観戦に関する、初めてのまっとうな意見です。
(前略) このように、それぞれの自治体で対応は分かれている。デルタ株の流行など感染収束の見通しが立っていない状況で、保護者や教員らの不安はぬぐえず、児童・生徒の観戦の賛否については意見の分かれるところだ。専門家はどう見るか。
学校リスクに詳しい名古屋大の内田良准教授(教育社会学)はこう指摘する。
「観戦の教育的な意義はあり、特にパラリンピックは多様性の理解を育むのに非常にいい機会になる。一方で、観戦は感染リスクだけではなく、先生たちは特に熱中症の危険を心配しています。また、観戦の制約について決まるのが遅れ、引率者の準備の負担は相当に大きくなっている。五輪の観戦は今からでもやめたほうがいいのではないでしょうか」
開催までに時間のあるパラについてはこう提案する。
「観戦することが前提になっているのであれば、希望する家庭にチケットを配るなどして自由参加にしたらどうか。保護者が見ていれば、熱中症のリスクも抑えられるでし
ょう」
1955.悪夢が現実に。 21/7/20
悪夢の五輪の原因は、IOCの拝金主義、
組織委員会の無能、何より恣意的な例外だらけの、
政局優先の政府のご都合主義にある。
五輪関係者は、東京都の感染者が急増しても、
見て見ぬふり、選手村で感染が拡大しても、
情報を隠蔽して、なかったことにするつもりか。
アベスガ政治の呪いが、五輪を覆っている
海外紙が批判。悪夢の五輪。
危機意識も努力も足りない。
選手村に感染が拡大すれば、
いくら情報を秘匿しようとも、
世界中から批判の矢が飛んでくる。
菅と組織委はそれに耐えられるのか。
国民の安全安心と、選手の安全安心を
両立できるのか
・選手感染で、悪夢が現実にと米紙報道。
https://nordot.app/790018086835847168?c=39546741839462401
関連記事。選手村で9人陽性。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/117918
関連記事。ワクチン突破のブレークスルー感染。米選手も。
https://www.cnn.co.jp/usa/35174158.html
関連記事。ちゃんと開催しようという努力が感じられない。海外メディア大憤慨。ワクチンは自己申告。書類は不備ばかり。
https://bunshun.jp/articles/-/47166
関連記事。危機意識足りない主催者。
https://mainichi.jp/articles/20210720/ddm/005/070/154000c
コメント:選手村でクラスターが発生したら、海外からの大ブーイングで、組織委員会はひとたまりもないでしょう。その時、組織委員会と菅と小池が何をするかも見えています。選手を最優先して、最新の医療機関(大学病院?)に移すでしょう。医師と看護師も総動員するでしょう。その結果、国民の患者、待機患者は二の次、三の次になります。しかもその時は五波の真っただ中。患者が急増している時です。その結果、菅は史上最低評価の首相となり、自民党の政権交代が現実味を帯びてくるのです。
・米子高辞退の当初対応を批判。文科相。
https://nordot.app/790060293262491648?c=39546741839462401
コメント:これだけは同感です。コロナ対応は厳しさと緩さ(特に五輪)が混在してごちゃごちゃになっており、しかもちぐはぐです。濃厚接触でも検査で陰性なら、それ以上何をすることがあるのか。そのための検査(しかも複数回)でしょう。そもそも検査を信用せず、検査をしたがらないのが感染研の基本的スタンスだということが諸悪の根源であり、感染拡大の原因なのです。しかも無症状でも14日隔離とはどういう意味かも分かりません。(自宅で)待機して、自然治癒を待てとでもいうのでしょうか。専門家でさえ、待機は10日で十分だと言っているのです。具合が悪くないのに、14日間、家でじっとしていることなど出来ません。
濃厚接触だけでなく、実際に症状があって14日隔離する場合も、自宅や宿泊先で待機というのは、治療はしない、自然治癒を待つという意味にも取れます。症状があれば隔離して、入院治療が本道でしょう。ということは、専門家会議や厚労省(含む感染研)の基準は、全く実際的ではないし、最初から間違っていた(実は専門家ではなかった)のではないか。とりわけ未だに検査を回避する姿勢は、病院が込み合うことだけを懸念した結果ではないのか。そこに感染を防止しよう、患者を減らそうという医療本来の姿は感じられないのです(以下の岡部信彦にも共通)。実際に、ノーベル賞級の学者(本当の学者)は、クルーズ船の対応当時から、厚労省の対応を評価してはいなかったと記憶しています。無能な二流の学者や専門家が、国民を死に追いやっているのかと思うと、やりきれない気持ちになります。
・感染症対策の基礎、検査を忘れたデータなきコロナ対策。阿部知子。
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20210719/pol/00m/010/002000c
関連記事。
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/801990?category=interview
コメント:日本のコロナの感染拡大には、感染研(二流の学者)と、厚労省の役人が、一役も二役も買っていることだけは間違いないと思います。中でも岡部信彦は最初からPCR検査の拡大に否定的で、その姿勢が感染拡大を招いた大きな原因の一つであることは否定できないと思います。しかも菅が、(尾身ではなく)直接意見を求める相手でもあります。
・小池都知事、過労入院時の記録文書なし。
https://diamond.jp/articles/-/277275
コメント:どうせ仮病でしょう。都議選の前で、自民党と都民ファの間に挟まっていたからです。選挙後に舞い戻り、あまりに元気なので、周囲が驚いたと言われています。
・菅内閣に漂う手詰まり感。ワクチン、五輪、支持率最低更新。
https://mainichi.jp/articles/20210719/k00/00m/010/275000c
・杉田去就焦点。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6399190
コメント:学術会議任命問題の張本人。前川次官の尾行も画策。もう十分、国民に迷惑をかけたろう。リーマンだって65歳で職場を追われる。後任はもう警察から連れてくるな。日本に秘密警察はいらない。
1956.開幕直前のごたごた。 21/7/23
全体主義的五輪国家に見切りをつけよ。
国民は自分で検査し、自らを隔離せよ。
保健所は訪問診療で万全を期せ.
小林問題に関連して、小池知事が人権を口にした。
関東大震災の虐殺はなかったとする知事がそれを言うか。
ナチスを賛美した麻生大臣はどうなのか。
安倍とともに、人権や福祉には関心の無い政治家たち
連休初日の大渋滞。4連休はステイ・ホームといくら言っても券をまたいだ移動が起きる。でもそれは出来ないことを要求しているからです。飲食店への圧力を含め、出来ないことを要求し、叱咤激励するしか方法がない。そういう状態を無策と呼ぶのです。竹やりに鉢巻きで、鬼畜米英に立ち向かうべしと軍部がいばりちらした、戦時中の精神主義とどこが違うのか。いま最善の策は、検査の無料化と自由化しかないのです。国民が自らの意志で検査を受け、陽性なら自分で自分を隔離する。保健所に報告し、その代わりに在宅診療を手配してもらう。政府や都に任せ、依存するのではなく、自分たちで感染症に立ち向かう。そうしなければいつまでたっても、感染症は終息しません。行政の無能、無策に任せていたら駄目なのです。国民が自分で検査し、自分で対処する。もう行政を当てにしない。国民は自ら感染症に立ち向かうしか方法はな区、それが一番有効な方法でもあります。この騒ぎが収まったら、二流の専門家も、厚労省の医官も、総員交代して頂きたい。無論、首相も都知事もです。
今回の前書きは、サンデー毎日(8.1)の「田中康夫、横浜市長選に挑む」から、その一部です。
…五輪についても聞きたい
「東京インパール2021とも呼ばれる今回の五輪は、まさにおもてなしで、表がない。裏ばっかりってことだ。人の命よりも金の力の方が大事だという不条理を、日本政府とIOCが世界に広めた、歴史的なイベントだ。逆ノーベル平和賞を上げたいくらいだ」
東八道路で調布の近くを走っていたら、自衛隊の姿を見かけました。様々な事件を通じて分かることは、国民の気持ちが、歓迎や静観から、反感に変わりつつあることです。危険な兆候です。菅と小池は自分が(日本と国民に対して)何をしたのかを、(愚かであるがゆえに)全く理解できていないことが事態を一層悪化させています。その政治姿勢は、トランプと似通っています。
・ショー演出の小林賢太郎を解任。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ec2b939a3eeaaca189e2749e2c47fabd33cc35f
関連記事。茂木の怒り。批判はフェアでない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccf98c4ed418149ef9673bb9dc0e44f89aaa8a0f
コメント:NHKの常連でしたし、賢太郎が反社会的な言動に走ったという記憶はありません。もはや五輪は魔女狩の様相を呈してきました。しかも最大の魔女(というより悪魔)であるバッハやコーツ、NBCの社長、日本人では菅と小池はお咎めなしです。空中分解寸前の組織委員会は、最後の最後まで、無能ぶりをさらけ出しています。
そしてなによりも危険なことは、ファシズムの臭いが立ち込めていることです。安倍の五輪批判は反日という言葉が、超保守の雰囲気を代表しています。政府に盾つくものは非国民だ、許さないぞというアレです。これでは令和の日独同盟です。五輪が自民党政権存続のため、そして国威発揚のためなら、国民の犠牲もいとわないというのでは、五輪の精神とは真逆であり、政治的に利用され始めたときに、我々は欺瞞に気付くべきだったのです。なにしろ後押しをしているのが、(極右の)安倍と石原慎太郎
都小池百合子なのですから。こう見てくると、東京五輪はまんま、ヒトラーのベルリン・オリンピックの再現なのです。国営放送がそれを後押ししているのも同じ構図です。安倍がヒトラーなら、菅はゲッペルスというところでしょう。
・橋本聖子の五輪は使命の発言に、一人でやれの非難。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa1bcb8937f87305c5aa32e4eb9c83619da43d92
コメント:菅は国民を敵に回しました。
・五輪ロードレースコースにアスファルト散乱。府中市、男を逮捕。
https://news.yahoo.co.jp/articles/389fcc7957be715c2aaf2202d1c127dca94405bf
コメント:とうとう出てきました。国民の怒りのネガティブな表現です。マラソンも要注意です。
・フクシマなのに東京のロゴばかり。デイブ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50dc9d3448e783d4f2959c2066bb02ae1eed9b88
コメント:少なくも小池知事の頭には、福島の文字はありません。五輪は小池(東京都)知事の為のイベントだからです。
・パラは是非有観客での菅発言に、坂上は余りに場違い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/73282406a66df25072d3e4f56c0de1368da2a844
・東京五輪で魚が届かない。怒りの飲食店。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28abffb0414dace06c9643c296da7336f725fb1b
関連記事。渋滞。豊洲周辺も機能不全。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6399386
・安倍、開会式出席見送り。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6399380
コメント:狡猾なやり口です。五輪に国民から強い逆風が吹いていることを承知しているからでしょう。この際(成功でも失敗でも)全て菅にかぶってもらい、引責辞任してもらうという筋書き(後任の総裁は自分)でしょう。
・IOC幹部、北京五輪は観客必要。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6399364
コメント:よほど、東京五輪の無観客が癪に障ったらしい。五輪ファミリーはとことん金(放映料)に拘っています。飢えたオオカミか、吸血蝙蝠の群れのようです。
・ロバートソンが斬る。日本のメディアと国際情勢。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/07/post-96657.php
コメント:一読をお勧めします。
・尾身の医療法人のドアにスコップ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6399382
コメント:国民の怒りが沸騰点に達しています。ここで困るのは、個人テロがしばしば相手を間違えることです。国民は正々堂々と批判する方法を身に着けなければなりません。
・マラソン会談変貌。
https://mainichi.jp/articles/20210722/k00/00m/010/179000c
コメント:そんなことより菅には語るべき世界観や、政治的信念があるようには思えません。日本の代表として疑問符がつく人には、会談の時間がない方が、むしろ国民にとっては不幸中の幸いでしょう。菅には人を見る目も、歴史を考える頭もないので、側近にはろくは人材がいません。和泉、竹中、杉田は言うにおよばず、その他の側近も、専門家としても、人間としても、二流の人たちばかりなのです。だから政権内で、政策の悪循環が起きているのです。
1957.フィッシング詐欺。 21/7/25
何でこれだけ政府と国民の気持ちが大きく
食い違うのかが、やっと判明。
それは基本的に、政府と都がコロナを軽視しているから。
だから検査には消極的、医療体制も充実させない。
苦労しているのは感染者と、疲弊した医師と看護師だけ。
入院を待機して自宅で亡くなる人の無念など、分かろうともせず、
首相も都知事も、五輪祭りにはしゃぐだけ。
NHKも、感染状況を含めた一般のニュースは殆ど流さない。
令和の大政翼賛会。でも開会式の評判がよければ、そこには
小林賢太郎の功績だってあるだろう。
一事が万事、ご都合主義の菅国政と小池都政
すっかり五輪貴族気分の某都知事。身近になったサイバー犯罪
五輪の開会式は見ませんでした。
・東京都は重症者数の計算方法を統一せよ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/906c91d3a19abb8a80163851f805dd67166ffb67
関連記事。国と都。重症者数の計算方法に違い。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/info/zyuusyoubyousyou.html
コメント:これも姑息な小池流。
サイバー犯罪とは無縁だと思っていたら、とうとう自分も詐欺に巻き込まれました。見慣れないメールがあり、支払いがどうのという題名だったのでうっかり開いたところ、2-3か月前、いかがわしいサイトを覗いたことがあるだろう、それを公表されたくなければ、48時間以内に、16万を指定のビットワレットに振り込めという内容でした。私は地位も金もないので、単に爺だから標的になったのかもしれないが、若い者だったら怪しいサイトを見たことのない者の方が少ないでしょう。16万はアマゾンへの発注履歴を見て、参考にしたものと思われます。生憎なことに、爺だからビットコインなどチンプンカンプンなのです。仮に何らかののっぴきならない理由で、身代金を支払わなければならない立場になったとしても、(できれば警察立ち合いの上での)フェイス・トゥー・フェイスの現金手渡し以外は無理なのです。
私の常用のPCを乗っ取ったので、先方からいつでも操作できる。パスワードも分かっているし、発信メールもこのPCを使っているので、追跡は無駄だ。友人と相談するな、警察に言えば、破廉恥な映像(合成して作れるらしい)を公開する、OSは入れ替えるなとのことです。絵に描いたような脅迫メールでした。
私ももはや76、失う地位も名誉も何もありません。見栄もなければ、自尊心もありません。だから喧嘩上等。やってはいけないというのなら、それを全部やってやろうじゃないか。まずご近所でITに詳しい人に相談しました。同氏も最近、詐欺のサイトを見つけたので警察に連絡したが、実際に被害がないと取り合わないということで、彼も無視するのが一番との助言でした。
次に最寄りの警察にアポを取って、メールのプリントを持ち込み、話を聞いてもらいました。今後もメールが来るかもしれないが、絶対に開かず(特に中にリンク先のサイトがあれば絶対にクリックしない)削除して欲しいとのことでした。実際の被害があったわけではないので、今回は相談という形で記録にとどめるとのことでした。
次にPCを買った量販店に行き、OSの初期化を依頼しました。期間は3日。費用は27500円とのことでした。なおこれでウイルスは消えるが、メアドが同じだと、また侵入されるので、メアドは変更した方が良いとのことでした。この手の詐欺は良くあるので、多数にばらまいて、少しでも支払いを得ようとするパターンだそうです。
初めてサイバー犯罪を経験しましたので、メールの文面をそのままご紹介できればいいのですが、余りにもえげつない表現なので、とても転載は出来かねます。その言葉遣いから分かる人物像は、知性と教養はほぼゼロ、年が若く、自分がPCのプロだという自我肥大、むしろPCの弱点を指摘してやったことで、感謝されてもいいくらいに思っている歪んだ性格だということです。倫理観も人格も破綻しており、その自己中ぶりは、京アニややまゆり園の加害者に共通するものがあります。
最後に、良くメールをやり取りする人たちには、(そのメールも又ハッキングされていることを承知のうえで)警告メールを出し、心当たりのない発信者や、「私」名義からのメールが来たら、開けずに消去するよう依頼しました。
PCオタク(というよりサイバー犯罪者)のせいで、半日の時間と27500円を無駄にしました。この一連の対応の結果、今は予備機で作業をしているところです。
・東京五輪、難題を丸投げしたIOC。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b48e11c31f5a4f9bc84f26dab99422464ddd713d?tokyo2020
・IOC独占、強引なシナリオ。
https://mainichi.jp/articles/20210723/k00/00m/050/214000c
・あいうえお順なのに米国最終盤。
https://mainichi.jp/articles/20210723/k00/00m/050/185000c
コメント:これもまた例外ありき。
・TVに映らない迷シーン。抗議デモ。観客で埋まる場外。
https://mainichi.jp/articles/20210724/k00/00m/050/132000c
以下はフィッシング詐欺の続報です。
番狂わせの多い五輪はチラチラ見る程度ですが、公共放送がこうも
五輪放送一色になると、世間の動向がわかりません。一番気になるのは
感染状況です。
特に東京都はICUに入っている人は重症者に数えないという、国と違う
計算方法(都だけ)なので、病症が逼迫しているのに、数字の上では
そう見えないという仕組み(K知事の陰謀)なので、安心は禁物です。
なので、都民の自衛手段としては、体調を崩さないようにすることと、
熱中症の可能性のある行動を極力避けることでしょう。
今回のご報告はフィッシング詐欺(防災というより防犯)の続報です。
結論から言って、ご近所のITの専門家、警察、量販店のPC修理窓口の
言う通りで、メールを開かずに無視・削除するのが正解です。
その後で、私はウイルスのついたメールをばらまくのは迷惑なので、
メールアドレスそのものを削除することを考えて、プロバイダー(Nifty)
に電話しました。そこで、それまでは手探りだった状況が、一気に
解明しました。結論はフィッシング詐欺です。
詐欺メールを読めというので、読み始めると、それと全く同じ文面の
メールが多数配信されているとのこと。
次にメールのサーバーをチェックして、外部から私のアドレスに侵入した
形跡はないこと、同じPCからメールを出したというが、その形跡もなく、
発信元の名前が違うのもおかしい。サーバーへの侵入はなく、このメールに
書かれていることは「全部」嘘だから無視した方がよいとの意見でした。
現用のアドレスは、様々な分野でIDの代わりに使われているし、
(NIftyは全部把握している)削除すると、後始末が大変とのことでした。
今回はパスワードの変更さえ必要がないとの意見でしたが、
念のため、私はパスワードだけは変更しました。
昨日、現用のPCの初期化が終わり、(あったとしても)ウイルスは全部
除去されました。ソフトを入れ直して、メールを作成しています。
なお従来のメアドでも問題はないしても、用心のため、今後メールは
下記のアドレスで授受したいと思っています。
私が今回過剰反応したのは、サイトの訪問履歴をつかんでいる(但しこれも嘘)
という部分ではなく、PCを遠隔操作している(無論嘘)という部分でした。
半年ほど前、ウィンドウズに不具合が起きたときに、マイクロソフトの
相談窓口に電話したら、遠隔操作で自分のPCが動く様を実際に
見ているので、それが可能であることを知っていたからです。
私のように、中途半端なPCの知識の持ち主が、多分フィッシング詐欺に
一番引っかかりやすいカモなのでしょう。未だに同じ詐欺メールが
毎回異なる発信アドレスから届いています。無論開きはしませんが、
題名は「口座からのお支払い」というものです。今回はNiftyのユーザーが
標的になっているのではないかと思いますが、同じ題名のメールには
ご注意ください。
あらゆる状況を列記して、その一つにでも不安を感じたものが、
金を払ってくれれば成功という魚釣りに、私も危うく引っかかるところでした。
今回、自分の目が覚めた(?)最大の原因は、全く同じ文面のメールが
ばらまかれていることを知ったからです。
自分だけが狙われ、深掘りされているという、見えない敵と戦う不安感と
閉塞感が、恐怖の元でした。
なお、NIftyの相談窓口は対応が良好なので、Niftyを使っている方は詐欺だけで
なく、何かあれば相談されてはいかがと思います。
0120-751-331
他のプロバイダーの場合も、サーバーを管理している上に、多数の情報が集まるので、
こういう場合は、かなり有効な相談先だと思います。
1958.熱海土砂崩れ。 21/7/26
五輪の開会式は見ませんでした。
今回の前書は週刊新潮(7.29)から待望の記事です。
「殺人盛り土。作った男の未だ報じられない実名と顔」
(前略)自宅へ逃げようとする彼に本誌記者が、土石流で多くの方が亡くなり、未だ行方不明者がいることへの責任について質したところ、
「そんなのは(弁護士に) 言っとるよ。警察を呼ぶぞ、警察をー」と眼光鋭く威嚇してみせるが、警察に訴えたいのは肉親を失った遺族の方ではないだろうか。
7月3日に静岡県熱海市を襲った土石流災害が起きてから2週間が経つ。131棟の家屋が被害に遭い、犠牲者は19日現在で死者18名、行方不明者12名を数える。未だ500名近くの住民が避難を余儀なくされているが、多大な被害を生んだ原因は、逢初川上流の「殺人盛り土」であることが明らかになりつつある。
急な斜面に産廃を含む土砂が遺棄され、この度の大雨で一気に崩壊したのだ。
つまりは天災ではなく「人災」の疑いが濃厚なのだが、盛り土に関与する人物らは逃げの一手で、責任の所在は定まっていない。
結論から先にいえば、目下の犯人とされるのは二人で、一人目が冒頭で悪態をついた老人で、盛り土の現所有者である麦島善光氏(85)だ。崩落現場の伊豆山一帯の山林を所有する「ZENホールディングス」(本社・東京)の実質的なオーナーで、寺院やリゾート施設を手当たり次第に買い漁る一方で、過去には脱税で逮捕され懲役2年の実刑判決を受けている。事実、遺族をはじめ地元住民への謝罪はおろか、会見も開かずマスコミからも逃げ回り、これまで雲隠れを決め込んでいたのだ。
同じく行方をくらませたもう一人が、この盛り土を「作った男」である天野二三男氏(71)。盛り土崩壊で自ら退会届を出すまでは、保守系同和団体「自由同和会」の神奈川県本部会長という肩書を持っていた彼は、同県小田原市の不動産管理会社「新幹線ビルディング」など幾つかの法人の役員に就く実業家でもある。2006年に宅地造成を名目に今回の現場周辺の土地造成を始めたが、結局は産廃を含む残土置き場にして、11年には麦島氏に売却してしまうのだった。(中略)
弁護士の若狭勝氏は、むしろは責任を問われるのは行政ではないかという。
「業者側と違って、県や市 には土木の専門家がいて、 あの盛り土の危険性を正確に認識していた。にもかか わらず、同和で一筋縄に行かない相手だからと尻込みして必要な対策を怠っていたと見倣されるかもしれ ない。同和の関係者だから特別扱いしていた というのなら、逆説的に部落差別解消推進法の 精神にも反していますから」
最終的には遺族が民事で訴えることで、賠償金を得られる可能性もある。
環境を巡る紛争や事件を扱う森の風法律事務所の花澤俊之弁護士が解説する。
「民事で争う場合は、まず民法709条に基づき不法行為による損害賠償請求を 行うことが検討できます。(中略)ただ、いずれにしましても、請求する側の立証の負担は大きいですし、たとえ認められたとしても破産されてしまうと請求の実現は困難になるでしょう」
だからというわけか冒頭の麦島氏は、本誌記者とやりとりの中で、以下のようにも話していた。
「崩れたのはうちのせいじゃない。段々畑だと思っていた。(盛り土があったとは)知らなかったのと同じでしょう。詳しいことは……わからんっ!」
支離滅裂な言い訳ながらも、土石流になった原因は前オーナーにあるとして、危険性を認識していなかった点を強調するのだ。
片や本誌前号で取材に応じた天野氏は、
「(盛り土のあった土地を)、私は売ったわけですよ。それ以来、現場には行っていません。もう10年も前のことだし、この間に役所も麦島さんと何をしていたのでしょうかと。盛り土があるとわかっていたはずで知らないわけがない」
などと、醜い罪の擦り合いに終始する有様で、謝罪の気持ちは微塵も感じられなかった。このまま彼らの逃げ得を許せば、遺族たちの無念はいかばかりか。
コメント:これは全体の記事のごく一部なので、是非とも本誌を読んで頂くにしても、まずは(被害者の声に応えて)実名報道に踏み切った週刊新潮の勇気に敬意を表したい
。調査報道を建前にしている週刊文春でさえ、本件については、まともな報道が無かった。どこかに忖度したのかもしれない。記事にもあるように、最後は破産で逃げ切ることはほぼ目に見えているにしても、被害者は集団訴訟を提起し、著名弁護士を雇って、なるべく多くの弁済が行われるよう、行政も協力するべきだろう。本当は一旦行政が住民に補償を行い、二名の加害者に、再請求するのが筋だと思う。加害者や行政のもみ消しや、被害住民の泣き寝入りは許されない。
1959.五輪史上の汚点。 21/7/30
東京感染3865人。全国で1万人。
小池知事は、五輪はむしろ役に立っており、
人流も減っている。
都民に一層の努力をお願いしたいと。はあ?
感染拡大は都民のせいだと言いたいのか。
では都は何をしてくれるのか。
仮に国が全県に緊急事態を発出しても
もう何の意味もない。
それより国と都は、軽中症者向けの1万人規模の
野戦病院を大至急用意せよ。
そして治療薬を大増産せよ。
菅と小池のインパール作戦に対し、
国民は感染予防の基本で自衛せよ。
国と都は、もういい加減に、国民の不満と不安に
耳を傾けたらどうか。対策は1日を争う。
国民は、菅と小池の開き直りや言い訳に
付き合っている暇はない
・東京感染3865人
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210729/1000068030.html
関連記事。全国で1万人超。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210729/k10013167811000.html
関連記事。東京五輪に厳しい目。感染急増で海外メディア。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd99881c4c3ef2bc5e1c315de26de2686f4cb16b?tokyo2020
関連記事。全国対象に宣言を。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6400163
コメント:これで東京五輪は五輪史上に汚点を残しました。菅の国民の命を軽視した判断と、バッハの金目当てのIOC運営+小池知事の自己顕示欲が原因であることは言うまでもありませんで。もう嫌でも五輪は変わります。またそうでなければ国民が承知しません。無論菅首相もです。愚かな者がリーダーになると、国がどんなことになるかを我々は目の当たりにしています。アベスガ政治が戦後の政治にもたらした弊害は、太平洋戦争に匹敵します。当時も無能で独断的な政府でした。戦況をまともに伝えない、現状を認めようともしない大本営発表もそっくり同じです。
今回の前書きはサンデー毎日(8.8)の拾い読みです。
「五輪を政治利用しつくし、五輪と共に失墜する安倍・菅政権」倉重篤郎
…菅氏の真の大罪は、五輪の予定通り開始を政権の命綱と決め込み、コロナ下で国見の生命と健康をどう守るか、という国家指導者としての厳正なる職務よりそれを優先してしまったことである。科学者や専門家の声を軽視、パンデミックとは何かについて根源的な知見を得る努力もせず、国会や国民に対する的確な情報提供、説明を怠ったまま、限られた政治経験から得た勘のみを頼りに大博打を打ったことである。
行政の最高責任者としての執行・交渉能力にも疑問符が付いた。五輪開始までに日本国民の大半がワクチン接種をほぼ完了していなければ「安心・安全な」大会にはならないことを分かっていながら、それを成しえなかった。自分は主催者ではない、として中止議論から逃げ、IOCに対しても何ら物言いできなかった…。
「予防軽視と治療薬優先が招いたワクチン敗北」鈴木哲夫
…鴨下議員は指摘する。
「今、ワクチン政策で政治リーダーに求められるのは、あえて危険性があることを理解した上で、行動・発言するリスクテイク。官邸でそれができるのは総理か官房長官しかいない。ワクチンによって、高齢者3千万人はコロナ危機から外れたと言い切る。そして不平等と言われても今、感染の中心になっている40−50代に接種を優先するとか、そうしたリーダーシップしかない」
「東京五輪は過ぎてゆくが、暮らしに終わりはない」高村薫
東京オリンピック開幕10日前になって、そういえば、参加する国の数や国別の選手団の人数が正k式に報じられていないことに気が付いた…。
こんな気品的な数字がなぜ出てこないのか理解の苦しむ。…また7月12日には、晴海の選手村のニュ依存者数や、国籍を非公表にする都言う組織委員会の発表もあった。集計をしないで済ませる理由は何なのか。…
コメント:問題は感染の状況さえ公表しないことです。
「自然の理」青木理
…この五輪、あまりに無残でみっともない醜聞ばかりが途切れることなく噴出しつづける。公式ロゴは盗用疑惑で撤回、建設費膨張で新国立競技場の当初案も撤回、元首相の組織委トップはあからさまな女性蔑視発言で辞任し、更には開閉会式の務めていた男は女性タレントの容姿を侮蔑する演出案が猛批判を浴びて辞任した。そして今回の一件。
だから今五輪を呪われていると嘆いた政治家もいるらしいが、私に言わせれば何もかも必然的帰結。…そもそも今五輪の東京招致に確たるビジョンなどなく、…その言い出しっぺの都知事は、根っからの差別者にして排外主義者だった、
しかも為政者たちは「復興五輪」とか「アンダーコントロール」とか「コンパクト五輪」とか、誰がどう考えても虚偽や詭弁とわかる言辞を連ね、招致に際してはIOC関係者への贈賄疑惑を引き起こし、7000億円ほどとされた大会経費は膨張に膨張を重ねていま3兆円。「コンパクト」も「復興」も、もはやその影も形さえも残っていない…。
「祭典の正体を問う、五輪開会式」石戸諭
入場行進作曲者の過去問われず。
…作曲活動と並行して、すぎやまが精力的に取り組んできたのは、例えば、《南京大虐殺の証拠とされる写真の全ては改ざん、捏造されたものである》という研究成果(多くの歴史学者は認めていない)をアメリカの新聞に掲載する試みだった。直前まで伏せられていたこともあってか、小山田や小林とは異なり、すぎやまの過去の言動は問題視されないまま開会式で使われることになった…。
・今こそ感染予防の基本を確認。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2021/07/post-558.php
コメント:我々都民の一人一人が、生活の中で、何をするべきか、してはいけないかを、「専門家」が具体的に示すことこそが、感染拡大防止の決め手になるのです。
1960.おもてなしはなし。 21/7/31
今回の前書きは週刊朝日(8.6)の拾い読みです。
「五輪ワイド、ヤケのやんぱち、安倍氏開会式出席見送り、存在感増す森喜朗氏」
…東京五輪を巡る安倍氏の判断に、国民の間では反発の声が多いのも事実だ。新型コロナの感染が拡大した昨年3月に五輪の開催時期をめぐる話し合いで、大会組織委員会前会長の森喜朗氏が2年延期を提案したのに対し、当時首相だった安倍氏は1年延期説を譲らなかったとされている。スポーツ紙記者はこう指摘する。「2年延期だったら、日本国内にワクチンが行き届いて、コロナが終息していた可能性が高い。観客を入れての開催もできたでしょう。なぜリスクを冒して1年延期にしたのか…」
「おもてなしはなし」
プレス向け食事、過去最悪かも
特に話題になっているMPC内での食事。提供場所の一つであるフードコートでは、最も安いカレーでも千円(税込み、以下同じ)。記者も食べてみたが、具はほとんどなくてレトルトカレーのような昧だ。ネギトロ鉄火井は1600円で、丼に盛られたマグロの刺身は三切れ。別のフロアのレストランでは、特製ピザが1900円、東京バーガー1600円などと書かれている。ハンバーガーはパンが冷たく、肉も味があまりしない。フランスの記者はツイッターに「ゴム肉、冷たいパン、汚いプレゼンテーション、すべて1600円」などと投稿したほどだ。
いずれもドリンク代は別で、コーラが280円、水が180円と外の価格'の1.7倍。これには外国メディアの記者も「高いよ!」と驚いていた。
2000年のシドニー大会から五輪取材をしている日本の記者は、「北京大会では北京ダックが数百円だったし、他の大会でもスポンサーになっている飲料メーカーの商品は取り放題でした。コロナという事情があったにせよ、これではおもてなしどころか料理のレベルは過去最悪かもしれない」と話した…。
コメント:海外選手の間では卵サンドが好評、餃子も今までで一番とか。
「政官財の罪と罰、菅総理と立憲の大勝負、横浜市長選」古賀茂明
…当初、カジノ推進の林氏では勝てないということで、自民の候補者選びが難抗。菅氏側近の小此木八郎前国家公安委員長がカジノ反対を掲げて立候補宣言するという驚きの展開となった。菅氏としては、地元横浜で市長ポストを死守し、コロナ終息後に小此木氏をカジノ推進に転換させればよいと考えたのだろう。
これに対し、反カジノ陣営では、立憲推薦の元横浜市立大教授の山中竹華氏のほか元長野県知事の田中康夫氏、元検事で弁護士の郷原信郎氏らの有力候補が参戦し、乱戦状態となった。管氏の支持率急落の中で、カジノ反対票をまとめれば楽勝だったはずが、陣営内の調整に失敗したことが原因だ。立憲は、何とか市民グループの山中支持を取り付けたが、裏では、反旗を翻す市民活動家も増え、田中氏や郷原氏も支持を広げる。
この中で、私が特に注目するのが田中氏だ。彼は生粋の市民派で、長野県知事時代に、県庁入口にガラス張りの執務室を置いたことでも有名だ。脱ダム宣言で既得権を排除し、市民の声を反映した県政で実績を上げた。
今回も、田中氏の公約が具体的でわかりやすく、市民のニーズに合致していると他陣営関係者も脱帽する。田中氏は勝手連的選挙を得意とするが、これもカジノ反対の市民グループとの相性が良い…。
「しがみつく女、絶対に忘れるな」室井夘月
…菅さんに取って(五輪階差の判断が失敗したら)パーになるのは、東京五輪後に描いていた自分の思惑だけだ。五輪で国威発揚を狙ってその後、解散総選挙をやって勝ちたいという。小池さんもできるだけ目立って国政へ帰り咲き、初の女性総理の目を模索するってくらいのもん。
この人たちの勝手に付き合わされ、コロナにかかって大変な目にあったらどうしてくれるんだ。まして自分や大事な人が死んだりしたら。
戦後、あたしたちがこんなに自分たちの命を軽視されたことがあったか?みんな、このことは、絶対に忘れないでいよう。
・桜、安倍不起訴は一部不当。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210730/k10013170101000.html
・菅首相、金メダルラッシュでも回復しない支持率。感染者数過去最多。
https://toyokeizai.net/articles/-/444535
・小池国政復帰説は、小池流アピールに乗せられているだけ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072000275&g=pol
コメント:メディアは小池百合子に過大な関心を持つ(結果的にちやほやする)のをやめよ。それが彼女を増長させ、パフォーマンスに走る原因になっている。女帝でもなければ、女王でもない。ただの不誠実な(公約を破棄し、人権も福祉も無視し、出世のためなら他人を踏み台にする)二流の政治家に過ぎない。
関連記事。感染者数発表前に退庁。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/120575
コメント:逃げたと思われても仕方がない。
・感染急増、見えぬ首相の危機感。
https://news.yahoo.co.jp/articles/16bde0f7ddb5ccf0a60f2f9cd53cd0ff4c7a3f51
コメント:このどこに国民の安全・安心が。