「WTWオピニオン」
【第141巻の内容】
「真子親王」
「国会開く訳がない」
「茶番劇第一幕の結末」
「魔女の呪い」
「リフォーム詐欺」
「都民は自衛せよ」
「小池ファーストの会」
「EVはインホイールモーターが前提」
「底辺を支える高齢者」
「自意識過剰」
2011.真子親王。 21/9/27
そろそろ自ら勇退して頂けないだろうか。
司会の田X総一郎。
タレントのビートタXシ。
お笑いの松X人志。
賞味期限切れになって久しい。
しかし上には上がいる。
それは政界の老害、
安X晋三、麻X太郎、二X俊博、菅X偉
なぜ政府もメディアも、
ひっ迫医療を見て見ぬ振りをして、
総裁選にうつつを抜かしていられるのか。
とりわけK池やK室(共通項は独善)を
もてはやすメディア(含むA新聞)に至っては、
ジャーナリズムどころか、
週刊誌以下ではないか
・真子親王に一時金支給せず。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6405314
コメント:本稿は全面的に書き直したものですが、前半は伊瀬の文章を流用しています。
一時金を本人は辞退すると言っているが、それは国民の気持ちを忖度してのことでしょう。そこで今更のように感じるのは真子(申し訳ないが、私は相手がいかに高位の有名人でも、さまづけはしていないので、敬称は略させて頂く)の堅い決意です。それに気が付いたからこそ、上皇后も、真子は皇室を壊すと言われたのでしょう。もはやこの結婚は小室母子の問題ではない。皇族の結婚の自由の問題なのです。いま真子は皇室に風穴を開けようとしているのです。それが持つ重大性を認識しないと、問題の本質を見失います。真子がどんな人間を、配偶者を選ぼうと、それは真子の問題であり、国民が介入すべきことではないからです。無論そこには不幸になる自由もついてくるでしょう。それも真子は覚悟の上だと思います。そうした固い決意から分かることは、真子が、義母の佳代がコントロールできるような相手ではない(しかも賢明さや自制心でも、凡人の圭は足元にも及ばない)ということです。佳代が付け入る隙など無いとみるべきなのです。だから国民は過度に心配する必要はないと思います。あえて言えば、その関係がヘンリーとメーガンのようにはなってほしくないということだけです。
問題を整理すると、まず一時金については、今は国民感情を考慮して保留とし、後日、例えば懐妊等の慶事があったときに、別途渡せばよいと思います。一時金を、結婚する相手によって、皇室(または政府)が変えるというのは、決して好ましいことではないからです。
親ガチャという言葉は、子供は親を選べないという意味の最近の造語ですが、圭も親を選べないことに変わりはなく、親が佳代だったということは、圭にとって幸運でもあり、不運でもあったというだけのことです。とはいえ、いかに女手一つで、子供に人並み以上の教育を与える強さがあったとはいえ、佳代の非常識な行動が、国民の反感を買ったことも事実であり、それを国民のせいにはできないし、国民が不満を漏らしても、それは仕方のないことなのです。
たかが数百万の借金がここまでこじれたのは、背景に佳代の不誠実さがあったことも確かでしょう。でもそれも佳代個人の問題であって、圭の問題ではありません。皇室の婚姻では絶対に忌避されるであろう、父親と祖父の自死(特に父親)についても、敢えて割り切れば、それもまた佳代の個人的な問題です。
佳代自身の責任(判断ミス)による失敗は、婚約者からの借金を返すために、皇室に支援を依頼したことです。本人としては、子供の結婚の前に清算しておきたかったのかもしれないが、申し込む相手が悪かった。それこそ、婚約者との間の問題の決着をつけてから、接触するべき相手だったからです。
それを知った国民は、佳代が皇室を軽視したという印象を持ちました。しかも佳代は上昇志向なのに、皇室のことなど何も知らなかったということになります、一般教養、というよりもはや常識の欠如です。自分の力だけを頼りにして、生きてきた逞しさと、他人の配慮の欠如が、完全に裏目に出た瞬間でした。しかも佳代は数百万と引き換えに、国民を敵に回してしまったことに気が付いていなかったようです。
それでもなお、(皇室への借金の申し込みを含めて)、それらは(圭には直接関係のない)佳代の個人的な問題なのです。
国民の思いはおそらく皆同じでしょう。真子には幸せになってほしい。お互いに愛し合っているのなら、添わせてやりたいと。そこに母親の暗い影が落ちていたとしても、それは二人で解決する問題だと割り切るしかないと。本件で一番心を痛めているのは、国民と小室の間に挟まってしまった、秋篠宮の両親です。無論この結婚を心から祝福などできるわけがない。それは秋篠宮だって人間だからです。最大の被害者であり、国民が心を寄せるべき相手なのです。
未だに何も分かっていないのは佳代だけです。しかし、一人日本に残ってもすることがない。だからNYに行くことになるのでしょう。新婚夫婦の邪魔をしたくないなどという常識があれば、今のようにはなっていないでしょう。それでもなお、小室家の問題であり、国民が口を出すべきではないのです。
結局私が言いたいのは、だからもう二人のことは放っておきましょうということなのです。メディアも追っかけ取材を止める。国民も週刊誌を買わない。善意で心配する国民の方が多いことは分かるが、圭が自己中で頼りなくとも、真子がしっかりしているから、何とかうまくやってゆくと思うしかないのです。またそうでないと皇室にも国民にも、とりわけ若い二人にも救いがないということになります。ついでに佳代にも、余り関わらない(取材しない)ほうが、お互いの為だと思います。
2012.国会開く訳がない。 21/9/28
自民党は頑として国会を開かない。
何故彼等にはそんなこと(違憲行為)ができるのか。
それは彼らが、国民に選ばれた政治家ではないからだ。
特権階級や超保守層の支持で独裁政権を握ったので、
一般大衆の世論も、メディアの批判も、憲法さえも
無視することに抵抗感が無い。
民意を気にしない、良心を見失った自民党政治の下では、
民主主義も社会正義もあったものではない。
自分が自民党議員なら、国会開催には無論反対だ。
安倍政権は、憲法違反に留まらず
犯罪まがいの行為を繰り返してきた。
安倍が灰色どころか黒だということは、
今更野党に言われるまでもない。
そんなことは皆が知っている。
でも臭いものには蓋をしなければならない。
おまけに若手の安倍チルドレン議員自身が、
スキャンダルに事欠かない。
菅政権になってからでも、五輪強行、接種の遅延、
医療崩壊と、いいところがない。
8月以降だけでも500人の国民がコロナで命を落としている。
なので、やっと菅にどいてもらって、何とかなるかと
思っていた矢先に、衆院選を前に、菅が答弁に立ち、
自民党の恥を晒すなど、決してあってはならない。
だから国会を開かせる訳にはいかないのだ。
国民が自ら投票行動を変えない限り、
誰が総裁になろうとも、悪夢のような、
不公平、不公正な自民党政治が続くことになるのである
2013.茶番劇第一幕の結末。 21/9/29
【号外】
自民党総裁選挙結果
国会議員票 党員票 合計
河野 86 169 255
岸田 146 110 256
高市 114 74 188
野田 34 29 63
上位2名による決選投票結果
国会議員票 都道府県票 合計
河野 131 69 170
岸田 249 8 257
何が起きるか分からないとは言いながら、合計で岸田の方が河野より一票多かったこと、しかも議員票では、高市の方が河野より票も多かったのには、驚くというより呆れました。
いかに安倍チルドレンとは言っても、安倍が未だに大きな影響力を持っていることに愕然とします。無論失望の意味です。同時に、自民党の議員は、本音では少しも改革など望んではいないということが、よく分かります。菅下しで大騒ぎしたチルドレンも、現状が維持できればそれでいいのです。野田が河野の票を奪った可能性も否定できません。
河野が勝てば未だ自民党には僅かに改革の可能性があったのに、安倍がかき回してその可能性も断ち切ってしまいました。岸田が圧勝し、高市が大躍進するようでは、もう自民党に「自浄」の望みはないのです。
もうこれ以上こんな政党に日本を任せておいてはいけないのです。
ちなみに予想外に高市が票を伸ばしたのは、メディアの露出が増えたことと決して無関係ではないと思います。現にネットでのフォロワー数が激増しています。ということは日本のメディアの(大衆への)影響力が半端なく大きいことを意味しており、国民をメディアの弊害から守る仕組みが必要であることを意味しています。メディアという権力の道具にもなり得る怪物に、国民(の思想や意見)が支配されないために、私にできることは、同じネット情報をソースにしていても、バイアスの掛かった情報や、非常識な情報を排除することくらいなのです。
2014.魔女の呪い。 21/9/30
一回目の投票結果を見て、
岸田に雪崩を打った自民党議員。
勝ち馬に乗ろうとして、繰り返される醜態。
派閥政治の弊害。しかも選挙民は派閥を選べない。
リバウンドはなんとしても避けなければと都知事。
そのために都は何をするのかの説明は一切ない。
しかも次に来るのはリバウンドでは無い、第6波だ。
五輪を強行した政府と都は
第5波をリバウンドだと言い張り、対策が遅れた。
リバウンドと言えば、都は大がかりな対策もせず、
都民が自粛すれば収まるという、ミスリードになる。
いま必要なのは知事による誤ったメッセージではなく、
第6波への腰の据わった対策である。
そこに台風16号。熱海の教訓を生かし、
土砂崩れの警戒と、早めの避難を。
都知事は気が付いていないようだが、
伊豆七島も東京都である
都民は自分が支配する(べき)人達ではあるが、自分が奉仕(サービスを提供)するべき相手ではない、と某知事は考えているとしか思えません。首都圏でワンボイスとしきりに言う割には、都が神奈川、千葉、埼玉を支援したという話を聞いたこともありません。3県の知事達は、懸命に自分たちで工夫して、感染対策を講じているだけです。どこまでも虫のいい、他力本願の某知事ですが、内閣が変わったら、どうやって国から支援を引き出すつもりでしょうか。西村の、休業者への8割負担(2割は自治体)が、国の小池知事に対する最後の手切れ金宣言(もうお付き合いは終わりにしよう)と思えてならないのです。菅も二階もいなくなり、後は誰を踏み台にするつもりなのか分かりませんが、岸田はそうやすやすと取り込めないでしょう。なぜなら自民党の某知事への拒絶反応には、本人の想像を超える強いものがあるからです。かといって某都知事で居座られたら、それはそれで、都民は大迷惑です。いつになったら、都民は魔女の催眠術(むしろ呪い)から解き放されて、目を醒まし、現実を自分の目で見るようになるのでしょうか。
関連記事:コロナ臨時医療施設、大阪で開設、1000床を想定。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF162360W1A910C2000000/
コメント:病床数も2桁違います。東京都はまた大阪の後塵を拝しました。というより都知事が、府知事に見劣りしているのです。東京の飲食店の認証基準は、用紙に書き込むだけで、立ち合いもない。自己申告の上に、未だに飛沫感染がベース。これでは審査基準の意味はないと思います。パーティションより空気の入れ替え(換気)が重要だと言われているのです。
2015.リフォーム詐欺。 21/10/1
小池知事が、リバウンド防止期間を設けるのなら、
第5波で感染者が急減した理由を
都民に、科学的に説明出来なければならない。
それは都民に対する要請(実質指示)に、
どのような効果と意味があるのかを、
都民には知る権利があるからだ。
何もしなくても、感染者が減ったのなら、
リバウンド防止期間に意味はない。
理由も分からずに、命令を乱発しているのなら
知事の義務と責任を果たしているとは言えない。
東京都には、先端医療技術を集めた優秀な病院が
数多く揃っているというのに、
入院さえできずに亡くなった人が、
国内で最多なのは何故なのかも知る必要がある
今回の前書きは週間文春(10.7)からですが、取り上げたのは総裁選でも、小室でもありません。詐欺の話題です。
「コロナで高齢者のお金を狙う最新手口」
警視庁によると、今年1-6月の特殊詐欺被害の総額は129憶円。被害者の9割が65歳以上だった。
振り込め型だけでなく、屋根や外壁など、住宅改修の工事代金を騙し取るケースも増えている。
「台風や水害が増えているうえ、コロナ禍という不安要素もあります。悪徳業者はそこにつけ込んで、『火災保険などの保険金を請求した費用で、住宅の屋根や壁を修繕できる』と言葉巧みに近づいてくる。さらに保険金の請求に対しても手数料も取ろうとします。が、保険金は本来、契約者ご自身で請求するもので、手数料はかかりません」
こんな誘いを受けたら、どうすべきなのか。
「まず、コロナが理由で国から工事の補助金が出ることはそもそもありません。すぐに代金を支払うのではなく、『他の業者からも見積もりを取りたい』と言えば、悪徳業者からの勧誘を一旦回避できます。その間に周囲に相談することが大切。もちろん家族でも、国民生活センターでもいい。すぐに契約せず相談、を心がけてください」
高齢者の消費トラブルは詐欺被害だけとは限らない。
コロナ禍で、改めて高齢者にとっての利便性が注目された、ネット通販のトラブルも急増。国民生活センターによれば、昨年度に寄せられたネット販売の定期購入に関する相談は一万四千件と過去最多を記録した。
日本デジタル終活協会代表理事の伊勢田篤史弁護士が指摘する。
「四十代や五十代なら、ネットの黎明期を見てきた世代ですから、『ネットは危ういこともある』と刷り込まれています。一方で、高齢者はネットが一般化した後から利用を始め、免疫がない場合が多いと言えると思います」
まずは、家族がいるのなら、基本的に子がサポートすべきと語るのは、一般社団法人・相続終活専門協会の江幡吉昭理事だ。
危険なのは、「自分だけは大丈夫」といった根拠のない自信を持つこと。長引くコロナ禍により、誰もが知らず知らずのうちに不安に駆られている。自分一人の判断を過信せず、まず周囲に相談しよう。
コメント:今回この記事を紹介したのは、私も同じ体験をしたからです。参考までに私が配信した地域向けのメールを添付します。ちなみに上記の記事で、初めて終活なんたら協会というものの存在を知りました。
(以下引用)
地域向けメールから。
9.26に悪質商法(≒詐欺)の電話がありました。
まず女性の電話で、台風の被害を無料で点検をしますので、保険会社がどこか調べておいてください、後で訪問日時の確認のために、電話を入れますと言います。
良く分からないままに保険会社の名前を調べておくと、15分ほどして今度は若い男性から電話が入り、以下のような話をします。
「当社は工務店です。台風で被害を受けたお宅がありますが、未だ自宅の被害を十分認識されていないお宅もあるようなので、私達が家屋の点検を行い、もし損傷が見つかれば、こちらから保険会社に連絡し、必要な修理は当社で対応するので、お宅には一切請求がないという方法です。点検の為にお伺いしたいが、ご主人が在宅の時間帯を教えていただけないか」
よせばいいのに保険会社の名前を言ってしまいましたが、それよりこういう時期なので、知らない人と会うのは気が進まないと言うと、点検は棒の先にカメラのついた装置で外側から行うので、顔を合わせる必要もないと言いました。しかし被害はなかった(そもそも台風が来ていない)し、保険の求償で、工務店が間に入ってもらう必要もないと思ったので、この話はなかったことにしてくれと言うと、突然怒りだして、来いと言ったり、来るなと言ったり、どっちなんだというので、やめてくれと言ってるじゃないかと言うと、ガチャンと電話が切れました。
保険会社に電話をすると、本人もしくは親族からの連絡以外は受け付けない(代理を名乗った業者の電話は受けない)とのことでした。ということは、修理した後で、保険会社に支払いを断られる(当然そうなる)と、家主に請求が来るのはほぼ間違いないと思います。後は憶測ですが、屋根というのは自分では点検ができないので、傷んでいると言いやすいのではないでしょうか。要は業者が必要もない修理を請負いたいがための、新手の悪質商法なのではないかということです。
それでも一端家に来てしまうと、何らかの書類にハンコを押させようとするかもしれません。だから顔を合わせないのが一番です。それでなくても、しょっちゅう外壁や屋根の修理の売り込みが来ており、それが百万単位の出費なので、年金生活者には痛い上に、修理しても不動産価格が上がる訳ではありません。何十年も住んだ後では、相続したものが土地値で売却するか、自分の好みで建て直すだけのことです。
なので、屋根から雨が漏ったら洗面器を置いておけばいいと思います。昔懐かしいケロリンの湯桶という手もあります。
八王子市の防犯課に本件を報告したところ、消費者生活センターにも連絡しておくとのことでした。
(引用終わり)
コメント:私が市役所に連絡した後の記事なので、偶然ではないのかも知れません。
2016.都民は自衛せよ。 21/10/2
東京都民は、吉村大阪府知事に、
都のコロナ対策を依頼せよ。
第4波の失敗を教訓にして、大阪府民の命を救い、
来る第6波に備えている。
かたや小池知事は、第6波は念頭にない。
いま東京都に必要なものは
自己顕示欲の強い女優政治家ではなく、
都民の命を救うことに、
情熱を傾ける事の出来る若い英雄である
専門家でさえ説得力のある感染防止策を提案できていない。まして自治体が決めた、飲食店向けの指標に至っては、いかなる科学的根拠があるのか分からない。仕方がないので、自分なりの対策を立てました。極めて単純で、守ることが容易な内容です。
1.人と話すときは、必ずN95クラスの不織布マスクを着用する。
(エアロゾルだろうが、飛沫だろうが、コロナはヒトヒト感染で、モノヒト感染ではない)
2.どのような場所でも、人との間隔を最低1m取る。でも本当は1.5mが望ましい。
3.どのような状況でも大騒ぎ(高歌放吟、どんちゃん騒ぎ)しない。
4.どんな場所でも、換気する(他人の家でも窓を開ける)。
5.ハンドジェルを携帯し、頻繁に手指消毒を行う。
6.帰宅時にはイソジンでうがいする。
7.酸素飽和度と体温は頻繁に測定する。
8.体温が38度以上、酸素飽和度が93以下で、かつせき込むなど明らかに体調が
おかしいと感じたら、自分で抗原検査をする。
9.その結果陽性反応が出たら、発熱外来のあるクリニックで診察を受ける。
もし上記を、全ての国民が行えば、絶対に感染は拡大しないはずです。
2017.小池ファーストの会。 21/10/3
・都民ファ、国政政党設立。衆院選に立候補者。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcb8cc95165cd7692d034bc5904560eab37caeac
コメント:本稿は昨日も掲載しましたが、状況が変わったので書き直しました。内容には重複部分がありますが、了解をお願い致します。
今は衆参両院で、野党連合を勝たせねばならない大事な時なので、小池の身勝手な行動は、野党支持者にとっては甚だ迷惑です。都民ファーストはあくまで地域政党であり、これという活動の成果もなく、その結果、前回都議選で大幅に議席を減らしました。自民党が予定通りの議席数を取れなかったことばかりが報道されていますが、都民ファも第一党から大きく滑り落ちているのです。政党としての実績がないのに、あるいは政治活動に失敗しているのに、国政政党を立ち上げるという発想に無理があると、なぜどのメディアも指摘しないのでしょうか。国政政党に、国民は何を期待せよと、小池と荒木は言いたいのでしょうか。
ファーストの会という名称自体、目的も理念も意味不明です。仮に好意的にそれは国民ファーストの意味だとしても、実態は小池ファースト以外の何物でもないことは明白です。小池には出馬を要請せず、本人も出馬しない(但し衆院選)などと言っていますが、誰がそれを額面通りに受けとるというのでしょうか。ならば何の為の新党か、名称は何を意味しているのか説明を聞きたい。これでまた、小池が締め切り直前に名乗りでも挙げてきたら、同じ手を何度も使うなと申し上げたい。更に言えば、荒木が小池の操り人形だということは、誰の目にも明らかです。
おそらくファーストの会の名称で、一人でも二人でも議席が取れたら、それを小池が自分の国政復帰の手土産にするつもりかもしれません。それより困るのは、衆院選で国民民主と選挙協力をすることです。内容はからっぽな間に合わせの政党なのに、野党を分断して邪魔をするというパターンです。都民、国民、そして民主主義政治を馬鹿にするのもいい加減にしろと申し上げたい。
候補者を募るというが、身体検査が不完全で、現に交通違反で除名の都議の後始末さえついていないのです。そもそも小池は、都民ファの面倒見は最悪で、議員たちと意見交換する機会は年に2回もないという状況です。都議選でも、二階に気を遣って直前まで応援を控えていました(入院は仮病です)。利用できるものは徹底的に利用し、価値がなくなればポイ捨てするのが彼女の「政治信条」です。希望の党も、都民ファも、おそらくファーストの会もそうなる運命でしょう。しかも都民ファの荒木代表自身にも大きな問題があり、仲間の議員の告げ口を小池にしては、小池の歓心を買おうとしていると週刊誌に書かれていました。自分が代表なのだから、これは立派なパワハラです。しかも、代表として都民ファ衰退の責任があるのに、それは知らぬ顔です。ウィキペディアによれば、荒木は小池の私設・公設秘書を6年間勤めていたが、それより驚くのは父親の経歴です。都民ファ自体が政党として体をなしていないのに、それでも国政を目指すというのは、荒木千陽の発想ではなく、小池の差し金がないと出てこない案です。
小池が知事に当選したのは、評判が良かったからではなく、候補者が乱立したからであり、コロナ騒動の最中だから、都民が急な知事の交代を望まなかったことが最大の理由です。コロナのおかげで、小池は当選できたのです。都民ファも小池の応援で、都議選での大敗を免れました。10議席は違っていたでしょう。だから、今度ファーストの会が立候補すれば、投票してくれる都民は一定数おり(特にTVに影響されやすい無党派層)、当選者が出ないと断言することも出来ません。でもそれでは余りにも都民を馬鹿にした、というよりコケにした選挙戦略です。
いよいよ小池が都政から出て行ってくれる気になったのは有難いのですが(コロナ対策の失敗を見よ。大阪の方がどれだけ進んでいることか)、今度は国民が迷惑する番です。でも小池が都政に飽きる前に、良識ある都民は小池のパフォーマンスにはほとほとうんざりしているのです。おそらく自分では、都民には絶大な人気があると信じているのでしょう。だから自民党も警戒しているのです。
小池は極右の国家主義者なので、安倍と相性はいいはずですが、何度も何度も騙してきたので、自民党内部にはすっかり拒否反応(アレルギー)が出来上がってしまいました。また右翼の女性議員なら、高市も、片山も、三原も、稲田も、丸川もいるので、自民党復帰は思惑通りには進まないでしょう。これまでは二階を使う予定だったが、総裁選での二階派の退潮で(それでも二階は衆院選に出ると言っている)、それも思うようにいかなくなりました。だからこその、新党の発想になったものと思われます。
とはいえ知名度だけで考えても、落選は考えにくいから、その人気にあやかりたい議員が、小池新党の下に集うことも十分に考えられます。そして新政党ができた暁には、自民党との連携を模索するでしょう。無論目的は、自分が首班になり、初の女性首相になることです。
人間の本性を見抜く目を持たず、メディアの評判を鵜呑みにして、政治に関心がない都民や国民は必ず一定数はいる(自分もかつてはそうでした)ので、小池百合子は好きなだけ日本の政界に居座り続けることができるでしょう。その身勝手さは、もはや芸術の域です。煮ても焼いても食えないとはこの人のことです。
小池百合子は、無知と無感心、不誠実な政治の荒野に傘を開いた、色鮮やかな毒キノコです。近づく者には不幸をもたらすが、知識と教養の大地では育たない。小池は10/2の記者会見で、衆院選には出ない、新政党とは無関係だと言いましたが、都知事選でも直前まで出馬を表明しなかったという前科があります。とはいえ、まともな知事なら、コロナで東京都も都民も大変な時に、国政を考えている余裕はないと答えるのが普通でしょう。
国民は(都民も)政治家が、何を言っているかではなく、何を言わなかったか、(やるべき)何をやっていないかに注目しないと、その本当の姿は分からないのです。小池知事がどれだけ公約を守ったか、都民の為に汗を流し、配慮したか、それとも自分優先で、五輪を強行しただけだったのかを、冷静に思い起こしてみることも、あながち無駄ではないと思います。そうすれば、本当に知事や議員にするべき人物かどうかが、おのずと分かってくるでしょう。
関連記事:国民民主、都民ファと連携否定せず。
https://www.47news.jp/news/6867882.html
コメント:どこまでも愚かな(そして騙されやすい)玉木です。
・スポットライト症候群+ゲミュートローゼ。小池知事。
https://biz-journal.jp/2021/10/post_255080.html?utm_source=taboola&utm_medium=referral&dc_data=1983392_fujitsu-jp
関連記事:都民ファ代表の略歴。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E6%9C%A8%E5%8D%83%E9%99%BD
コメント:私も上記の精神科医と同じ印象を持っています。
・ファーストの会、不戦敗の誤算。
https://www.asahi.com/articles/ASPBJ001VPBHUTIL017.html?iref=comtop_ThemeLeftS_03
コメント:誤算というより当然の結果です。荒木が党首討論に出るなど考えられないし、泡沫はN国だけで沢山です。そもそも都民ファ自体が、荒木が代表を続ける限り、誰もついてこないでしょう。政策以前に、政治理念もなければ哲学もないからです。しかもこの写真ではなぜ中年女性だけなのか。これでは逆ハラスメントです。これという政策もなく、小池人気の女性票だけを宛にした、都民ファの在り方の限界がそこにあります。それが端的に現れたのが、前回の都議選での敗退です。自民党が議席を増やせなかったことだけが取り挙げられており、それが菅政権崩壊の一因にもなりましたが、大きく議席を減らしたのは小池党、即ち都民ファの方なのです。すでに多くの議員(含む音喜多)が離党したのに、その反省もない。そもそも小池自身が都民ファには関心がないという酷い話なのです。小池百合子の政治姿勢(自分が目立たない案件には不誠実、もしくは無関心。希望の党の時と同じ)がそのまま具体化したような政党なのです。そこに新たにファーストの会などと、呆れるを通り越して怒りさえ覚えます。新党には小池の国政復帰の踏み台以上の意味はなく、小池のとめどない野心に振り回される都民、国民は、たまったものではありません。次回の都議会議員選挙の時には、小池は都政から去っているはず、またそうでなければ困るが(五輪の閉会式で和服姿を披露すれば、もう都政に用はないはず。野戦病院に反対したことなどとっくに忘れているでしょう)、都民ファは既に死に体であり、消滅は時間の問題なのです。党名と内容の違いにも驚くばかりで、今回も小池ファースト(または自分ファースト)の会と言わなかっただけましなのです(せめて国民ファーストの会だろう)。ファーストの会の荒木も、小池の住み込みの秘書だったというだけで代表は無理です。小池が己の野心の邪魔になると思えば、荒木を切る可能性も無いとは言えません。
2018.EVはインホイールモーターが前提。 21/10/5
EVの時代は確実に来る。
でもそれが本当に意味を持つのは、
各車輪にモーターが内蔵された時だ。
4輪が独立してトルクを調整し、
進行方向も変える。
4輪の最適な調和はAIで管理すれば良い。
車輪を増やせば、いくらでも強力な自動車ができる。
故障すれば車輪ごと交換出来る。
車輪内蔵モーターは既に開発されている。
残る課題はパワーアップと標準化だ
2019.底辺を支える高齢者。 21/10/6
今回の前書きはサンデー毎日(10.17)の高村薫のサンデー時評からです。
「社会の底辺を支える高齢者、今こそ人が人を支える共助を」
9月20日の敬老の日、新聞は総人口に占める65歳以上の割合が過去最高の29%に達したことを伝えた。この高齢化率はダントツの世界一だそうである。また、高齢者の就業率は25%で、これも主要7力国のなかでは一番高いそうだが、65歳以上の4人に1人が働いているという現実は、「第2の人生」や「生涯現役」というより、65歳を過ぎても悠々自適はできない厳しい老後を示唆しているようだ。
少予咼齢化と人口減少で働き手が決定的に不足する日本では、非正規やパートーアルバイトであれ、高齢者も働かなければ社会が回らないのは自明だが、社会の側からすれば、高齢者が働いて税金を払い、医療や介護で応分の負担をして国や自治体の社会保障費を軽減させなければ、財政が破綻するということでもある。一方、高齢者にとっても、年金の支給開始年齢が少しずつ繰り下げられ、支給額も徐々に減ってゆく状況では、好むと好まざるとにかかわらず足腰が動く限り働くほかはない。国が掲げる「生涯現役で活躍できる社会」とは、端的に「死ぬまで働かなければ生きてゆけない社会」のことなのである。
半世紀前は若い主婦で賑わっていた駅前のスーパーマーケットは、70代以上の高齢者ばかりが目立つようになった。そこでは買い物用のカートは歩行器代わりであり、パートの清掃員たちも90度に曲がった腰でモップをかけたり、プラスチックゴミを回収したりする。これこそ掛け値なしの高齢化社会の風景であり、子どもには頼れない高齢世帯の年金生活の現実である。
ところで、高齢者の就労先は1位が卸・小売り、2位が農業・林業、3位がサービス業であり、いわゆる「エッセンシヤルーワーカー」として社会の底辺を支えていることになる。間違いなく高齢者も労働力の一部になっているということだが、だとすれば高齢者ならではの身体的諸条件を加味した労働市場を早急に整備しなければならないはずである。高齢者の体力に合わせた働き方の工夫はもちろん、病欠のときの休業補償や労務災害の補償など、働き手としての正当な対価がいつでもどこでも支払われなければならない。高齢者はヴォランティアではないし、お情けで働かせてもらっているわけではないのだ。
高齢者に必要なのはスマホなど情報端末よりも、身体の自由が利かなくなっても生活してゆける人的な支援であり、相談できる人間である。将来的に行政サービスのデジタル化が最大限図られても、私たちの社会は人間が対応する種々の公的サービスをゼロにすることはできないし、その多くは高齢者向けとなろう。腰が曲がっても清掃員として働く高齢者が多数おり、それが社会の底辺を支えているいま、地域社会全体で高齢者を支える公助・共助の人間のネーツトワークは必須である。どこまでも人が人を支えるのである。
コメント:高齢者が働く理由は、収入のためだけではないと思います。そこにも注目しておかないと、真に働きやすい労働環境は生まれないと思います。それは年齢や経験に相応しいリスペクトです。
2020.自意識過剰。 21/10/9
今回は政治ではなくエンタメ、芸能の話題です。私は(根は暗くないつもり)お笑い番組が大好きで、欠かさず録画しています。以前なら「エンタの神様」という定番がありましたが、最近では「有吉の壁」が一番面白いと思います。但し「壁」のいわゆるネタ(演し物)は、背後に作家の存在を想像させます。コントで笑えるかどうかは、つまるところ演じる内容次第です。但し、私は必ずしも芸人が自分でネタを作る必要はないと思っており、面白ければ良いと思います。実際、必ずスクリーンを使う陣内智則などは、数人のチームでネタを作っています。昔はコント作家というものがあって、青島幸男(その後無能な都知事に)や前田武彦などと言った連中が活躍して(というより出しゃばって)いました。
ところが最近はこのお笑い番組が、めっきりつまらなくなったように感じています。録画しても、全く見ないで消してしまう番組もあります。毎回違うネタを見たいというのは観客の我儘ですが、それよりも、7.5世代だか何か知らないが、いつも同じ人たちが出てくるのが気になります。というよりそれがマンネリの最大の原因だと思います。しかも、心の底から笑える芸人はほんの一握りです。TV局としては、人気絶頂の芸人を揃えれば、安直に視聴率が稼げるというイージーな考えかもしれないが、出がらしのお茶を毎回飲まされる視聴者の身にもなって頂きたい。こちらは老い先短いのです。つまらないお終わりに費やす時間はないのです。
ところで、では個人的にはどんな芸人がいいのか。独断と偏見を承知で言わせてもらえば、複数回見たいのは、ネタの豊富なミルクボーイ、霜降り明星の粗品(単独もある、というより単独の方がいい)、ミキ、EXIT、ペコパ、東京ホテイソンで、第7世代でなければ、ロケット団、爆笑問題(漫才は良いがMCは最低)、陣内智則、パンクブーブーなどがいます。ちなみに大御所はみなつまらない。タケシがどんなに悪ふざけしても、サンマがどれだけ唾を飛ばそうとも、所がふざけようと、ワハハと笑えたためしがない。唯一良いと思うのは、サンマとキムタクの正月恒例の掛け合いくらいです。それから、お笑いではないが、毎回確実に笑えるのは大泉洋の福山雅治の物真似です。
ところで話ついでに、以前から気になっていることを書きます。それはタレントの自意識過剰です。
最大、最悪の例はビートタケシです。いつも肩を揺すり上げていますが、これはチック症という緊張性の突発的な疾患です。これだけTVに出まくっていて、未だカメラの前で緊張するのかよと言いたくなります。漫才ではナイツの塙が、自分にこだわり続けるあまり、ドラマの刑事役では全く様になりませんでした。漫才も土屋がいないととても持ちません。ダウンタウンの松本人志も、クローズアップになると、本人の落ち着かなさ、不安、恥ずかしさまでが同時にクローズアップされてしまいます。その歳こいて何を照れているのか。女子アナなら小島瑠璃子で、傷つきやすい自我を持て余し、心中動揺しているのが丸見えではないか。痛々しさが気になって、インタビューなどとても見ていられたものではない。歌手では平原綾香がそれです。アナウンサーなら、自意識過剰の代表格が安住紳一郎です。一度著書も読んだことがあるのですが、ここまで自意識を守ろうとする(自分を可愛がる)のかと、愕然としました。彼らに言いたいのは、一度自分の殻から飛び出して、素裸の自分をさらしてみろ、自分を捨ててみろということです。いつも自分が主役だから、格好悪い真似は出来ないと思うのではなく、相手がいたら、自分を立てずに相手を立てろということです。馬鹿の一つ覚えのように、いつでもどこでも自己主張だけで、結局都民の気持ちが離れてゆく、どこかの都知事(反面教師)を見て、参考にして頂きたい。
関連記事:ぼったくりの東京五輪。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/135778
コメント:最悪の五輪。間違いなく国民と都民の負の遺産です。
・アフガン、空路退避53人日本到着。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2a85544b35ab646bd79bd15112be3bfe4d1ea86
コメント:日本人も協力者も残して、自分たちだけ最初に空路で逃げたことを国民が忘れたとでも。どの面下げて日本に帰れるのか。しかもタリバンは日本大使館の再開を望んでいるのだ。帰るのなら、日本ではなくアフガンだろう。外務省どころか日本の恥さらしであり、無責任な茂木も同罪だ。