「オンライン・オピニオン」
「再考が必要、国葬も原発も」
「来たれ、食の王国へ」
「ガチャは親だけではない」
「不向きなMCは自ら退く勇気を」
「変わる中流意識」
「傷つけられたら牙をむけ」
「下村はレッドカード」
「幼年期の終わりに」
「自民党≒統一教会」
「独裁の弊害」
2201.再考が必要、国葬も原発も 9/17
『原敬は、世論に流されず、輿論を尊重せよと、
言いました。
でもいまや、世論(風潮・空気)と、
輿論(冷静な意見と良識)の間に、
線を引くことが難しくなっています。
世論を輿論に育てること、
それが有識者の責務ではないでしょうか。
それは、wtwがお手伝いしたい部分でもあります。
9月27日の国葬は予定通り準備が進められています。
一般国民が余り知らないことで、二つ不都合な点があります。
一つは国葬は、麻生の提案であったこと。
しかも麻生は、どっぷり統一教会に浸かっていながら、
未だに知らぬ顔を決め込んでいます。
もう一つは2か月半も後の葬儀など、前例がないことです。
前回の国葬の吉田茂の場合は、葬儀は没後11日目でした。
即ち安倍氏の場合は、国葬ではなく、
追悼集会(偲ぶ会)がふさわしいのです。
突如原発の新増設を言い出した岸田には、
知るべき事があります。それは、
チェルノブイリの事故が、水蒸気爆発を起こしていたら、
欧州全体が、人が住めなくなっていたことです。
しかも原発の近くで、実際に汚染された町は、
今後2万年、人が住むことが出来ないのです』
・物言う世代は老いてますます盛ん。上野千鶴子。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2022091200001.html?iref=comtop_Opinion_06
コメント:WTWもよろしく。
・岩田明子と安倍晋三。
https://news.yahoo.co.jp/articles/33af8622d3bfb8119558a28b4dc5db9d5541bd05
コメント:これだけ親密な関係だとは思いませんでした。NHKの報道に、終始ブレーキが掛かる訳です。
・太田光代、宗教2世告白。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6438831
・二階のずれた認識。
https://digital.asahi.com/articles/ASQ9J5J3CQ9JUTFK027.html?iref=comtop_7_03
コメント:存在そのものがずれています。ちなみに野党はあまり賢くないという発言も、ならばお主は全然賢くない。今や自民党の老醜の、押しも押されもせぬ代表格。
2202.来たれ、食の王国へ 9/18
『世界の旅人よ。
日本に来なさい。
目当てはフジヤマ、芸者、神社仏閣ではない。
アニメでも、ゲームでも、忍者でもない。
食だ。
しかもスシ、天ぷらではない。
そんなもんは海外の方が安い。
(日本人も)寿司は外国で食ってくれ。
日本料理だけじゃない。
中華、洋食、エスニック、ステーキだって、
日本の方が本家より美味しい。
理由はある。それは古来、日本人は味にうるさく、
その分、道を極める職人が育ってきたからだ。
グルメのこだわりと、職人の研鑽で、
日本人の食は、どんどん繊細になっていった。
しかも日本では(もともと庶民は貧乏だ)
食べ物に高い金なんて払わない。
そうして、安くて旨いが、日本の食の特徴になったのだ。
円安になる前から、
ハンバーガーもラーメンも米国の1/3だった。
しかも日本では、ウェイターは店の従業員だから
意味不明のチップを払う必要もない。
清潔な水もただである。
世界中の食が、世界最高レベルで楽しめる。
中華料理、フランス料理、なんでもござれ。
パンだってチョコだってスイーツだって、
世界選手権でトップにある。
ドリンクでも、日本酒はともかく、
ウイスキーだって、ワインだって最高レベル。
日本に来たら、食って、食って、食いまくれ。
しかも店舗は基本的に清潔で、
食中毒の危険性も少ない。
もうすぐコロナの7波は下火になるだろう。
食の大国、日本の秋をご堪能あれ』
2203.ガチャは親だけではない 9/19
『親ガチャという言葉がある。
昔はガチャそのものがなかったから、
そんな言葉もなかった。
要は人生は自分では選べない、
運次第という事だろう。
ならば選べないのは親だけではない。
国だって、地方だって、時代だって選べない。
性別も、容姿も選べない。
生まれた時から、人生は偶然に支配されている。
しかも生まれた後でも、運、不運がある。
人は生まれながらにして、平等ではないのだから、
人生は、全て自己責任という見方には
そもそも無理がある。
無論新自由主義も同じだ。
ではどうすれば良いのか。
実は、これはとても簡単。
持てる者が、持たざる者に
出来る範囲内で、しかも自由意思で、
分け与えるだけで良いのである。
そして助けられた者は、
将来余裕が出来た時に、
自分より恵まれない者に、
更に幾分かを分け与えればよい。
そこには物理的に富を分け合う以上の意味がある。
与える者には、心の豊かさが得られ、
受け取る者には、感謝と信頼の気持ちが生まれる。
自分を信じ、他人を信じ、これからも、
人として生きて行く上で、
最も大切な感情である。
実際の福祉政策は、国の税制の再分配により、
実施されるだろう。
だが国民が、個別に任意で行う慈善行為は、
公的な再分配とは別物であり、別の意味がある。
それは広義の、自主的な助け合いである。
動機は、他を思いやる温かい人間性だ。
その気持ちが伝わることで、
皆の心が豊かになる。
結果的に住みやすい国になる。
そこでは、誰も自分自身を追い込んで、
自ら人生を終わらせようなどとは、
考えないだろう。
与えることより、奪うことにしか関心のない、
新興宗教や、カルトには、
思いもよらない概念だろう』
2204.不向きなMCは自ら退く勇気を。9/20
『メディアは質の低下を認めよ。
たまにはNHKのような教養番組も、
自主制作してみてはどうか。
更に、ニュース番組のMCとコメンテーターには
充分な注意を払ってほしい。
視聴者には、適当なことを言って、
お茶を濁すだけの番組に、
割くような時間はない。
そもそもコメディアンにMCには無理だ。
幅広い教養と文化の素養がマストだし、
会話ではなく、正確な日本語で司会ができなければ、
それこそ話にならない。
また最低でも、英語くらいは通じてほしい。
一言で言って、知名度だけでは駄目なのだ。
それはおにゃんこ出身の、
某参院議員を見れば分かるだろう。
自分がどこに挨拶に行ったのかさえ、
憶えていなかった。
では、そうした観点で、現MCの、
タケX、アッX、ミタX、ジョーシX、ナカX、
メグX、セキグXなどは、どうだろう。
それぞれの分野で名を成していても、
MCに向いているのだろうか。
庶民の立場で意見を言うのも、
それはそれで有りには違いないが、
有名人で高額所得の彼らが、
庶民の代わりにと言うのは、
無理がある。
ましてネタを言う場でもないのに、
受け狙いのギャグなど、場違いだし、
視聴者には、何の足しにもならない。
信頼できるMCは、
記者やアナウンサー出身者に多い。
松原、岩田、大下、野村、宮根、
NHKなら、道傳、桑子、国谷。
タレントでも、主義主張を通す者には救いがある。
坂上、加藤等。
一方、コメンテーターでも、どこ卒、ナンタラ資格と、
肩書こそ立派だが、肩書倒れになってしまい、
話の内容はお粗末という例も結構見受けられる。
しかも男女に関わらず、
ルックスや体裁にひどく拘る者もいる。
(某元野球選手、某心理学者)
民放のニュース番組が、
時間の無駄になりがちなのは、
ひとえに人選が間違っている(ミスキャスト)からである。
中には頭の回転さえ十分とは思えない例さえ、
見受けられるのは、残念と言わざるを得ない。
バラエティ番組なら、どんなハチャメチャでも、
楽しくやって頂いて結構である(タケXを見よ)。
でもシリアスな番組で、人並み以上の意見が
出せないようなら、自分はそういう番組には、
向いていないということを、自覚して、
出演を自粛して貰うことが、
茶番を見せられる国民にとっても、
高額の出演料を負担するスポンサーにとっても、
有難いのではないだろうか』
2205.変わる中流意識。9/21
『NHKの9.18の特番「中流意識を越えて」で、
中間層の年収の最大中央値が、
以前は505万だったものが、
374万になったという統計を紹介していた。
また自分が中流の下だという意識を持っている者が56%で、
中流の意識のある者が38%とのことだった。
以上の原因は、正社員の賃金が減っているためである。
しかし良く言われるのは、給料が上がらないということで、
実質給与が3割も減らされているという事実ではない。
何故労組も、野党も、この重大な問題を取り上げないのか。
連合は経団連の御用組合だから論外にしても。
野党は何をしているのだろう。
自分達が国民のどの階層の支持を得たいのかも
はっきりしない政党に、存在価値はあるのだろうか。』
2206.傷つけられたら牙をむけ 9/22
『悪意に満ちた、根拠のない攻撃は、
中傷であって、批判ではない。
とはいえ、中傷と批判の線引きは難しい。
感受性が強い個人への、
過剰な攻撃(批判でも中傷でも)は、
自死の原因になることがある。
そういう場合、言葉は凶器になる。
一方、権力への批判が封じられれば、
更に怖ろしいことが起きる。
民主主義そのもの死である。
そこで言論の自由に手を付けずに、
誹謗中傷による犠牲を最小限にするための
具体的な方策が必要だ。
その基本は精神的な防御能力を持つことだ。
攻撃から身を守るためには、強靭な精神力、
中でも打たれ強さが必要になる。
また自分自身でも批判する力を身に着ける為に、
悪いものは悪いと、
明確に意思表示する習慣が必要だ。
いじめを含む、理由のない悪意を、
投げつけられたら、その状態を放置・容認せず、
その場で言い返す事が重要だ。
それは相手の言葉への反発のみならず、
自分を否定する相手の感情への抗議でもある。
自分が自分を肯定しなければ、
誰が自分を肯定してくれると言うのか。
あってはならないことだが、
相手がいきなり暴力を振るって来る場合もある。
その場合は、全力で阻止するしかない。
やられっぱなしで良いことは少しもない。
猫だって怒れば引っ掻くのだ。
その場でということが大事で、
後で復讐するのは、報復の連鎖となり、
抗争(?)がエスカレートするだけになる。
但しその場での、咄嗟の反応は
結構難しいことも事実だ。
何が正義かの判断に迷うこともあるだろう。
親や教師など、指導する側は、
子供や生徒が、いじめや攻撃にあった時に、
どう言い返したらいいのか、
誰と相談すればいいのかを教えることだ。
一方的な被害者にならないこと、
負け癖をつけないように指導したい。
そうしていれば、失われずに済む命もあるだろう。
これは言い換えれば精神的な護身術である。
逆に、批判する側は、
逆提訴される場合を考えなくてはならない。
何故なら、言葉による闘争の開始を、
宣言したことになるからだ。
一度始めれば、最高裁迄行く場合も有り得る。
それだけの覚悟がない者に、
攻撃を始める資格はないとも言える。
批判する相手が、自分より決定的に強大で、
攻撃が自分の身に危険を及ぼす恐れがある場合
(例えば反社組織、政治宗教団体、有名人等)
を除いて、匿名での批判・言論活動は許されない。
自分より、弱い立場の人間への攻撃は、
弱い者いじめと変わらないからである』
2207.下村はレッドカード 9/22
今となっては旧聞でしょうが、昨日読んだ週刊文春(先週発売)に、下村議員の記事がトップ掲載されており、内容が内容なので、遅ればせながら、一部をご紹介します。
週刊文春9月22日号
「下村動画入手、統一教会陳情を公約に入れる」から
…統一教会の古参信者の青津氏は下村氏との「十数年前からのご縁」を語り、その人柄や手腕を絶賛。話はこう続く。「選挙のたびに、マニフェストに載せていただくように。『青少年健全育成法』と『家庭教育支援法』は、何としても自民党が達成して頂きたいということで。政調会長室に今回も伺いましたし、議員会館の方にも伺いました…。」家庭教育支援法と青少年健全育成法は、いずれも教団が制定を推進している政策。平和大使運動ビジョン2020でも、目標として <家庭強化のための条例・基本法 >制定が掲げられていた。青津氏はこうした政策を自民党の公約に盛り込むよう、選挙のたびに下村氏に陳情していたと明かしたのだ。話題は、直近の出来事に及んでいく。…下村氏は当時、政調会長だった。「政調会長室に.お伺いしたときに文面もちゃんとお渡しすることができまして、非常に誠意をもって対応して下さいました」
実際、どうなったのか。「家庭教育支援法と青少年健全育成法については、自民党は17年10月の衆院選で政権公約や党政策集に制定を記しています。下村氏は昨年10月1日に政調会長を退くものの、ギリギリまで公約作りを進めていた。主だった政策は後任の高市早苗氏に引き株がれ、10月19日公示の衆院選でも、教団側が要望した二つの政策は公約として明記されました」(政治部デスク)
…青津氏は長年にわたって下村氏への陳情を続け、結果として統一教会側の政策が政権与党の公約に盛り込まれたことになる。単に関連団体の会合に祝電を送ったり、出席したなどの接点とは別次元の問題だ。
…「統一教会や関連団体側としては、文科相や党政調会長を歴任する下村氏はキーパーソン。かつて選挙区では、教団の天敵?有田芳生氏と戦ったこともありました。それだけ下村氏を支援する動機が強かったと言えます」(都連関係者)
(以下略)
コメント:議員である以上、どんな陳情にも対応しなければならないことは、分からないでもないし、たまたまそれが自民党の方針と合致していたからこそ、公約に盛り込まれたと見ることもできます。と言うより、もはや自民党にとってはそう説明するしか道は残されていないでしょう。だからこそ、夫婦別姓にも高市を先頭に、強く反対しているのでしょうが、そんな古臭い、戦前の家庭観を押し付けられる国民こそたまったものではありません。自民党と統一教会が、価値観を共有しているとしたら、これほどぞっとすることはないのですが、これまでの安倍と教団の関係を見てくると、むしろさもありなんと思わせます。これでは自民党政権が、正教分離の憲法のレッドラインを踏み越えていると言われても仕方がないと思います。
私は教団の政治への介入を一番懸念していましたが、まさか実行されていたとは思ってもみませんでした。しかもその活動を支えているのが、家庭を顧みない熱心な信者の献金だというのだから、皮肉を通り越して、救いようがありません。教団がしている事は、メシエどころかサタンの所業です。
家父長的な家庭があるべき家庭の姿だとする見解は、そのまま統一教会の価値観そのものであり、それが自民党の政策に反映しているとなれば、統一教会員以外の、どの国民が納得するでしょうか。反日の教団と、水と油の関係のはずの自民党政権が、反共以外でも、封建的価値観で結びついたのでしょうか。教団は一貫して反日思想だから、自民党の愛国思想が偽物なのかもしれません。しかも韓国の宗教団体のお先棒を担いで、その場しのぎの嘘をつきまくる日本の代表までおり、何処の国(嘘つき国か)の人間かと言いたくなります。
そこで思い付いたのは、実は教団と自民党に共通する強固な理念があることです。それは(ナチスと同じ)全体主義です。教団のイベントは北朝鮮のマスゲームを見る思いですし、自民党では麻生が臆面もなく支持を表明したことがあります。二階の言葉の端々にもそれが感じられます。日本人なら国葬に反対するべきではないと。日本人の定義まで、半ぐれ政治家に教えてもらう必要はないのです。もう一つ、教団と自民党の共通点がありました。それは拝金主義です。万事がカネ、カネ、カネ。何でもカネ、しかも他人のカネで解決しようとする姿勢です。このどこに、民主主義の政治家と、宗教人の姿があるというのでしょうか。
下村は、知らぬ存ぜぬで逃げ回っているが、教団の名称変更でも大きな役割を果たしていたことはほぼ決定的で、まさに教団と自民党との関係では、持ちつ持たれつ、安倍、細田、麻生に継ぐ大きな存在だったことが窺えます。しかしできればこういうすっぱ抜きは、統一教会の問題でもあり、本会議で共産党から質問して欲しかったところです。下村は、確か東京都選出だと思いますが、よもや続投はないと信じたいものです。むしろ市民団体から、山際と一緒に、辞任要求が出ても少しもおかしくないと思います。
安倍の守護神(女神?)だった桜井よし子が、最近は大きな問題を起こしていないのだから、教団に問題はないという奇天烈な意見を言い出しました。ならば一度、家族の会に出向いて被害の実態を聞いてみた方が良いと思います。他人事ながら、桜井は、安倍亡きあと、誰をかついで生きていくのでしょうか。橋下徹でしょうか、麻生でしょうか。
・国葬出席の野田を原口が批判。
https://mainichi.jp/articles/20220920/k00/00m/010/300000c
コメント:無論原口が正しい。そもそもいつも仏頂面の野田泥鰌は、消費増税で政権を安倍に売り渡し、国民を裏切った張本人。よくもそれで立民の議員を続けられるものだ。思い上がりも甚だしい、この自我肥大の老害氏は、この際離党を検討せよ。
・自民村上、国葬欠席。
https://digital.asahi.com/articles/ASQ9P33W7Q9PUTFK005.html?iref=comtop_Topnews2_03
コメント:さすが男村上。野田泥鰌とは違う。
・国葬反対で焼身自殺図る。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092100314&g=soc
・外国人に理解できない統一教会と政治家の関係。
https://www.newsweekjapan.jp/tokyoeye/2022/09/post-127.php
コメント:中国では邪教。
2208.幼年期の終わりに 9/23
今回は、私の蘊蓄に基づくユニーク(あるいは独断的)な分析と提案です。
異論・反論があればどうぞ。今回はかなりの長文です。
ちなみに幼年期の終わりとは、アーサー・クラークの長編SFの題名です。
ついに宇宙人が宇宙船で地球にやってきます。彼らは、人類がお互いに争い
合っている世界に介入します。未開(!)の種族の自滅を回避し、成長の
様子を見守るために(銀河連盟から)派遣されたのです。
しかし来訪者は決して姿を見せずに、人類の代表と交渉します。
そして現代流の言い方をすれば、ついに人類が2.0に移行する時が
来るのです。
この小説から、私は人類が飛躍的に進歩しない限り、やがて
行き詰まり、自滅するしかなくなるというテーマを拝借しています。
そして今や人類の科学技術は、実際に限界に突き当たっています。
過去を振り返ると、行き詰まると、なぜか天才が現れ、科学技術や
文明が、一気に次の段階にジャンプ(飛躍)することが出来た。
人類の文明の発達のカーブは直線ではなく、階段状なのです。
しかし今回の壁と言うか、次のステージとの深淵は、絶望的なほど深い。
とても人類の力だけで克服できるような課題ではないのです。
何故なら、求められているのは、時間と空間を操る能力だからです。
人類の科学や技術が飛躍的に発展したのは、18世紀以降です。
それ迄は、医学より、まじないや祈祷が幅を利かせ、
理性と科学にとっては、夜明け前の闇黒時代でした。
そして1700年ごろにニュートンが力学を発見し、世界を動かしている力は、
神や信仰の力でも、超自然のパワーでもない、太陽を含めた、大自然の
本来的な性質であることを解明しました。
そのあとに、アインシュタインが相対性理論を提唱し、中でも有名なE=MC2は、
物質がエネルギーと相互に交換できるのみならず、膨大なエネルギーに変わる
ことを説明しました。しかもその理論は原爆という、好ましからざる形で実証
されました。
相対性理論は、宇宙の性質を解き明かす上で重要な枠割を果たしています。
取り分け、空間と、時間と、重力の関係が重要で、時間も、空間も、
決して一定不変なものではなく、状況によって伸びたり、縮んだりすることを
証明したのです。
ほどなくして現れた量子力学(クアンタム・サイエンス)は、ミクロの世界の
現象をテーマにしているとはいえ、真空は無ではなく、真空から粒子が生まれたり、
消えたりを繰り返している(ディラックの海)、沸き立つような場であるとして、
空間の意味を再定義しています。
もはや、人類は実際に、目で見て、手で触れることの出来る対象だけで
なく、極めて小さい、あるいは極度に大きい対象を、研究しなければ
全体像を理解できない段階に達したのです。しかも、電子顕微鏡にせよ、
粒子加速機にせよ、手では触れられなくとも、そこには何かが実在して
いることも、また科学的な真実なのです。
ミクロの領域では、10のマイナス36乗の世界を扱っており、
また時間も細分化していくと、実は不連続であることも
分かってきました。巨大な対象では、何千億光年も先の宇宙の
現象を取り上げています。
ここからが私的な考察ですが、次の飛躍が必要な段階にあって、
我々人類がジャンプできるかどうかは、科学技術と社会科学
(人文科学と言ってもいいが)との、アンバランスが解消できるか
どうかに掛かっていると思います。
ところが社会科学、即ち政治、経済、文化、宗教や倫理などの
発達は、科学技術に比べて、相当遅れており、未だ19世紀の
レベルにとどまっているのではないでしょうか。
何故、社会科学の発達が、科学技術の飛躍に必要かと言えば、
それは地球外文明の支援を得る時に必要になるからです。
ローカルな戦争に明け暮れているような種族に、どの宇宙人が
高度な技術を教えたいと思うでしょうか。
私は原子力を、アインシュタインを通じて地球人に教えたことを、
宇宙人が後悔しているように思えてならないのです。だから、
核兵器貯蔵庫の周辺では、頻繁にUFOが現れ、監視を続けて
いるのではないでしょうか。
強大な科学力を手に入れる為には、それを安全に管理できる、
理性の発達が欠かせません。そして、昨今の世界情勢を
見れば分かるように、世界中に独裁政権があるような世界の
現状では、未だに人類の理性は信頼するに足らず、
新技術を受け入れる準備が出来ているようには思えないのです。
この人類の幼年期の終わりにあたり、我々は何をどうすれば、
スムーズに青年期に移行し、人類2.0に跳躍できるのかを、
技術を与える側の観点から、考えるべきだと思います。
相対性理論が脚光を浴び出した頃に、宇宙開発が始まりました。
地球周回軌道、月着陸、火星探査、冥王星への旅と、一歩一歩、
人類は宇宙における既知の領域を広げてきました。
一方、医学の進歩も目覚ましく、今や日本だけで100歳以上が
8万6千人います。但しその88%は女性です。克服できない病気の数が
減った背景には、対症療法が中心だった、18-19世紀と異なり、
分子生物学や、遺伝子工学の発達が寄与しています。
今後はiPS細胞や、予防医療、再生医療の実用化が大きく進むことでしょう。
話を宇宙に戻すと、現在の推進技術では、広い宇宙に乗り出すことは難しい。
何とか火星くらいまでは到達できても、その先は桁違いに遠いからです。
取り分け太陽系を離れて、恒星間空間に乗り出そうとすれば、
克服しなければならない距離は、これまでとは比較になりません。
人間が寿命のあるうち(40年)に、一番近い4光年先の目的地
(プロクシマ・ケンタウリ)に着こうとすれば、光速の1/10の速度が
必要ですが、それは秒速3万キロにもなります。
現在、主に使われている化学式のロケットで出せる速度は
せいぜい秒速30キロまでです。恒星間の果てしない海を渡るためには、
その千倍の速度が必要なのです。
イオンエンジン、レーザー推進のソーラーセールなど、様々な
推進方式の実験が行われていますが、星間空間から水素原子をすくい
とって、炉の燃料にする、核融合エンジンが最も有望視されています。
しかし原子炉に代わる核融合炉でさえ、未だ完成してはいないの
ですから、核融合エンジンが実用化されるのは、いつの事か分かりません。
という事は、当面、人類は太陽系の一部分の狭い範囲に閉じ込められて
しまうということになりますが、もう一つ、架空と言うか、夢の技術が
あります。それがワープ航法です。
映画スターウォーズでも、スタートレックでも、これが出来ないと
ストーリ―になりません。早い話が、空間が広い(距離が遠い)のなら、
空間自体を縮めてしまえば、移動する距離が短くて済むという理屈です。
そんなことが理論的に可能なのかどうか、良くは分からないまでも、
どうやらそれでしか説明のつかないことが、現実にも起きている
ようなのです。
それがUFOです。昨年、ついに米国国防省が正体不明の飛行物体の
「存在」を「公式」に認めました。これは一見大したことでもないように思うかも
知れませんが、実は大変なことなのです。
正体不明のひかりものが空を飛ぶなどと言うことは、時代や場所を問わず、
どこにでもある現象です。ならばその実在を、今更のように認めることが、
なぜそんなに重大なことなのでしょうか。
それはUFOの動きは、人類の現代科学では説明ができないからなのです。
TV等で一度はご覧になった方もいるでしょうが、
UFOの動きは常軌を逸していると言っても過言ではありません。
空間から突然現れ、瞬間的に移動し、あるいはジグザグ運動をする。
勝手に分裂もする。かと思えば、直ぐに消えてしまう。
目的も、意図も、動きも、何もかもが支離滅裂で出鱈目なのです。
もしUFOとコミュニケーションが出来るのであれば、私が最初に
聴きたい質問は、あんたら一体何が目的で、そんな出鱈目な動き方を
しているのか、メダカやオタマジャクシの動きの方が、未だまともで、
筋が通っていると言いたいのです。
仮に我々の宇宙船がUFOと同じ動き方をしたら、猛烈な加速度(50G)で
乗組員は押し潰され、ジャムみたいになってしまうでしょう。では何故
UFOの乗組員(乗っているとして)は平気なのか。
米軍が撮影した戦闘機によるUFOの追跡映像に、そのヒントがあります。
高速で飛行する楕円形のUFOを取り巻くように、外側にうっすらと
光彩が見えるのです。
この温度を測ると、周囲の空気より低温であることが分かっています。
即ちUFOを取り巻いているのは地球の空間ではなく、別の空間である
可能性が高いのです。その空間は人工的に作られた空間、もしくは
ワームホールなので、UFOは隣の部屋に行くように、瞬時にして
(ワームホールを通過して)、移動が可能なのではないか。
今後人類の科学技術が発達し、いつか空間を曲げることができるように
なったとしても、空間を操作し、ワームホールを作るには、
恒星一個分にも相当する莫大なエネルギーが必要だろうと言われています。
ところが、UFOがその都度、莫大なエネルギーを消費している
ようにも思えないので、瞬間移動の為の、大きなエネルギーを使わない
方法を、彼らが知っているのだろうと思います。
アインシュタインは時空という概念を導入しました。そこでは、
空間も時間も曲がる(歪む)物であり、その鍵は重力だと言っています。
UFOの主を、今後は仮に宇宙人と呼ぶことにして、その宇宙人には
重力を操作する技術があり、その結果時間と空間を意のままにする
事が出来るのではないでしょうか。
重力をキャンセルできれば、翼や推進設備の無い宇宙船でも、
空中にホバリングでき、瞬時に飛び去ることも出来るでしょう。
即ち恒星間飛行のヒントは重力にあるのです。
そこで、人類との比較です。人類は自分の力だけで、重力を
意のままにして、空間と時間を自由に操ることが出来るように
なるのでしょうか。それが出来なければ、人類は永遠に
太陽系から出ることは出来ないのです。
でもその前に必要なもの。それは重力の性質を解き明かす数式であり、
電圧を掛ければ、無重力になる合金の発見です。
重力の本質を理解し、克服すること。そこに人類の未来の全てが
掛かっているのです。そうやって太陽系から人類が、一歩踏み出したときに、
人類(地球人)は、初めて宇宙人社会の一員として認知されるのです。
しかし、人類が自力でそれが可能になるのかどうかについて、
私はかなり悲観的です。一方、宇宙人には重力をコントロールする
力があることは、UFOの奇妙な動きの他にも、巨石から成る、
古代遺跡の建設という証拠があるのです。
人類の科学の発達は、重力の発見(ニュートン)、電磁気力の発見(ニコラ・
テスラ等)、相対性理論の発見(アインシュタイン)、量子力学の発見など。
僅か2−300年の間に、矢継ぎ早に天才が現れては、科学が飛躍的に
発展(ジャンプ)し、現在の地球の文明があるのです。ということは、
今私たちが待ち望んでいるのは、新たな重力理論を打ち出せる天才の
登場なのかもしれません。
しかし私は、過去の天才たちも、実は宇宙人から何らかのサジェスチョン
を得て、理論を発展させることが出来たのではないかと疑っています。
ではいま宇宙人がなぜ、重力理論のヒントを人類に与えないのかと言えば、
それは人類が未だに信用できないからです。
いま宇宙を人類に開放してしまえば、精神的に未熟な人類の蛮行が
宇宙全体にどんな悪影響を与えるのか分かったものではないのです。
独裁者が戦争を繰り返し、国連とは名ばかりで機能せず、
核兵器の有効な管理方法さえない種族、それが人類なのです。
宇宙人は、未だ時間と空間を操作する理論を教えてはくれないが、
少なくとも、自分達の存在だけは様々な形で示しています。
UFOもそうですが、より具体的なメッセージはミステリー・サークルです。
人間がロープと木材を使って試してみましたが、ある程度図形は真似出来ても、
穀物の茎を損なわずに、しかも短時間に図形を描くことはできませんでした。
UFOを認知した現在、次に取り掛かるべきは、こうした宇宙人からの
メッセージを読み解くことではないのか。彼らは人類をどう見て、どういう
方向に導きたいのか。そしてそれは何故なのかのヒントが、そこに
隠されているはずだからです。
そして宇宙の秘密を得るためには、宇宙人に人類を信用させなければなりません。
その為には、人類が精神的に成熟し、いわば人類2.0(青年期)になる必要があるのです。
紛争解決の手段が暴力しかない未開の種族に、誰が安心して強力な力の秘密を
明かそうとするでしょうか。
(この項終了)
2209.自民党≒統一教会 9/23
『統一教会の記者会見。
これほど不愉快な会見は、かつて見たことがない。
事実を無視して、
自分達は間違ったことはしていないと強弁。
元信者の訴えと真っ向から対立。
しかも会見の目的が、迷惑を掛けた自民党議員の
皆様へのお詫びだというのだから、何をか言わん。
自ら自民党とのもたれ合いを告白したようなもの。
謝罪する相手が違うだろう。
過度な献金はしないと言いつつも、
金平キャスターの、どのくらいが過度で、
誰がそれを判断するのかという質問には、
真面目に答えようとしない。
上限がないということは、
過度はないということだ。
またメディアが国民をミスリードしており、
左翼系弁護士の策略だと言い放った。
追い詰められて、敵意が露わになった、
関係者の表情からは、
盗人の猛々しさだけが伝わってくる。
だがこれで一つ分かったことがある。
それは自民党が、反日の教団と手を組んだ理由だ。
今も残る勝共連合は、元々反共であり、
岸の時代から、自民党とは縁が深い。
でもそれに留まらず、
リベラルを左翼で一括りにして、
敵対する姿勢も、共通している。
それは民主主義の否定であり、
もっと言えば全体主義ではないのか。
言い換えれば、統一教会も、自民党も、
民主主義などに関心はなく、
国民も信者も、支配すべき対象であって、
(一党又は教組による)独裁を
究極の目標にしているのではないか。
彼らの価値観の中には、
人権も平等もないし、平和憲法もない。
あるのは中央集権だけではないのか。
麻生、二階、茂木、高市、細田などの暴言を聞いて、
感じていた違和感も、背景に上記のような、
極右独裁政治への志向があると思えば、
統一教会との癒着も、国葬の強行も含めて、
全てのつじつまが合うような気がする。
政権が、これまで自由放任と言う形で、暗黙の内に、
統一教会の存在と(違法な)活動を容認し、
下村が教団名の変更を許可し、
その結果、教育庁が解散は難しいと言っているのも、
背景に自民党と教団の癒着があればこそである。
自民党の、特に右傾化が著しい議員に言っておきたい。
今や自民党は、統一教会党だと多くの人が言っているのだ。
それなのに、彼らには未だに危機感が足りない。
知らぬ存ぜぬを続けて、しばらく頭を下げて、
死んだふりをしていれば、何とかなると思っている。
この身勝手さと、国民を舐め切った態度も、
自民党の特徴だ。
もう一つ言っておきたいのは、いかに自民党の保守派に、
岩盤支持層があると言っても、反日で犯罪集団の
統一教会まで受け入れるほど、寛容ではないということだ。
何故なら愛国と反日は相容れないからだ。
いま自民党議員は、統一教会の票を取るのか、
それとも自分の評判と国民の支持を取るのかという、
二者択一の踏み絵の前に立たされている。
それさえ、性格も頭も悪い(失礼)議員諸君には、
理解できていないのかもしれない。
これも、これまで国民が物言わぬことを、いいことに、
国民と民主主義をさんざんコケにしてきた(特に安倍)
ツケなのである。安倍、麻生、二階、茂木らに、
政治を任せてきた、国民の政治への無関心が、
政治倫理の崩壊を招き、日本の戦後民主主義を、
圧殺してきたとも言える。
ついでに言えば、岸田にはおためごかしと言う言葉が
一番に似合うように思われる。
その意味は人の為にするように見せて、
自分の利益を図ることである。
国葬がまさにそうではないか。
安倍の為でさえなく、安倍派の御機嫌を取り、
党内の力をまとめる為の、国民不在の、
虚しい儀式である。そんなことの為に、
こちらは高速道路が使えなくなるだけでも大迷惑なのだ。
連合も維新も、極右への偏向という意味では、
同じ問題を抱えている事を認めるべきだ。
連合で、反共の幹部が会長になったのも、
元はと言えば引き受け手がいなかったからだ。
今や日本が、あらゆる分野で、極右の価値観と、
それ以外とで、大きく二分されているように感じる。
どちらが日本の堕落と崩壊を推し進めて来たのかは、
言うまでもない。
ついでに言えば、超保守層の受け皿として、
偽物の愛国主義政党の代わりに、
穏健な右翼(本物の右翼)がある方が良い。
我々日本国民は、自民党という名の右傾化した政党に、
その本性を理解しないままに、日本の政治を委ねてきた。
その結果が政治経済社会全てに見られる混乱と後退だ。
でもそれは、政治理念も倫理もない政治を続けてきた、
当然の帰結なのである。
今こそ日本の政治をガラガラポンして、
リセット、スタートしなければならない。
国民にとって、次の選挙まで、
後3年も、こんな状態を続ける事は不可能だ。
いますぐ意思表示の為の行動が必要だ。
もしゼネストをするのなら、
安倍政治の総決算と言う意味でも、
27日がベストではないだろうか。』
2210.独裁の弊害 9/25
『五輪の賄賂問題は、アオキの制服の問題に端を発し、
いまやガイドブックから、ぬいぐるみに至るまで、
これでもかと、際限もなく範囲を広げている。
この不正の問題は海外でも報道されており、
不正を好まないIOCは、JOCの認定を取り消す
可能性もあると報じられている。
認定が取り消されれば、
日本人選手は五輪に出場できなくなるし、
札幌五輪の誘致など問題外だ。
なぜこのような不正が堂々とまかり通って来たのか。
それはJOCの命令系統が、体育会のそれと同じ、
即ち上意下達の構造だからだ。
それは権力が上に集中するとともに、
内部告発が出来にくい構造でもある。
権力を握った者はやりたい放題だ。
これで思い出すのは安倍一強体制だ。
安倍晋三に権力が集中し、
誰も反対はおろか、意見さえ出来ない。
しかも官邸が人事権を握っているので、
官僚の保身の為の違法行為が、
公文書の改ざんや、職員の自死にまで及んだ。
批判する者がいないことをいいことに、
安倍と統一教会の癒着が進み、
主として安倍派議員の教団との関係が進行した。
下村に至っては、絶対にやってはならない、
名称変更までやってのけた。
これはまさに絶対的な権力は、絶対的に腐敗するという
公理そのものの現象である。
五輪の賄賂問題を含む、安倍政権の問題が、
一人の人間に権力の集中する独裁政治にこそ
諸悪の問題の根源があることを、はっきりと示している。
この体制を改めない限り、
第二、第三の安倍が生まれるだろう。
政権の暴走を監視するのが議会の役割であり、
政党内でも派閥間の議論が必要な理由だが、
それらが安倍政権では全く機能していなかった。
安倍政治が掲げ、しかも未だ自民党内でも
信奉されているのは、数の論理だけである。
だから安倍が容認すれば、どんな理不尽でも、
民意の軽視でも、まかり通ってきたのだ。
本来、戦後の民主主義の政治体制は、
戦前の軍部独裁や天皇の神格化を反省し、
選挙の後でも、法案ごとに議会で審議が行われ、
最適の政策が決定されるプロセスだったはずだ。
ところが自民党政治の下で、参議院は、
衆議院のおまけ程度の意味のない存在となり、
そもそも議会の審議も形だけ。
議会政治のシステムが、意図的に機能不全にされてきた。
安倍亡きあとでも、こういう体制が続くようだと、
他の誰かが独裁政治をやろうとすれば、
それが出来てしまうことが問題なのだ。
今こそ、政治学者は、独裁者が再び現れても、
その暴走を議会が食い止められるような、
本来の民主主義政治を実現する為の、
21世紀に相応しい、政治の仕組みを、
国民に提示すべきではないのか。』