「オンライン・オピニオン」


「岸田の魂胆」
「モカ・マタリ」
「オールウェイズ」
「財政健全化」
「サミット閉幕」
「気違いに刃物と銃の国」
「死の商人」
「安倍の呪縛」
「さらば週刊朝日」
「バラマキで増税」


2331.岸田の魂胆 5/17

無論、金などはないが、それ以上にないのが時間。読もうと思って買った本は一行も読めず。録画しても見ていない番組は100本以上。睡眠時間も十分ではない。通院もあるが、地域活動への不義理も続く。散歩をしないから足腰が心配。こういうのを利益なき繁忙というのか。

今回の前書きは週刊誌から4本です。

週間朝日(5.26)田原総一朗のギロン堂から
「共生社会の具現化、山形市が取り組む児童施設に大興奮」
5月8日に山形市に行った。山形にインクルーシプを具現化した而白い施設がある、見学を提案されたのである。
インクルーシプとは包摂という意味で、性別や国籍の違い、障害の有無など、異なる特性を持つ人々が互いに認め合って、ともに生きることを指す。それを具現化するとはどういうことなのか。非常に興味がありぜひ行って見てみたいと思ったのである。

そして実際に見た施設「シェルター・インクルーシプ・プレイス・コパル」にものすごく興奮した。実は、山形市には雨天時や冬期間に子どもたちがのぴのぴと遊べる施設が少なく、子育て中の保護者たちから、乳幼児や小学生までの子どもとその保護者が安全にのぴのぴと遊ぺる屋内制の児童遊戯施設について多くの要望があった。

こうした要望を受けて、市内北部に児童遊戯施設「ぺにっこひろば」がつくられた。
だが、休日を中心に非常に混雑するので、さらに市南部に新たな施設をつくることになった。それが「シェルターインクルーシププレイスコパル」である。

建築物すぺてが公園を思わせるつくりになっていて、障害の有無に関わらず、誰もが一緒に遊べるように、車椅子でも滑れる幅広のスロープや、触覚を頻りに進むトンネルなど、それぞれの特性を生かして遊ぶことができる。また、様々な発見がある野山での遊ぴのように、段差や坂、洞窟など、わくわくするような気持ちが自然に生まれる、多様な遊ぴを触発する
空間となっている。(以下略)


同じく政官財の罪と罰、古賀茂明から
「電力フェイクに騙されるな」
…日本は再エネ発電量が増えて電力卸売価格が激安になる時でも再エネ電力を捨て、高い原発や火力発電を動かしたまま消費者から高い科金を取り、しかもカルテルまでやって料金を高くしている。

(中略)フランスの原発依存度は70%と高いが、原発の多くは老朽化で稼拗できなくなるものが多く、この比率はどんどん下がる見通しである。フランスの例を見れば原発は老朽 化すると危ないことがわかる。日本は地震大国なので、特にリスクが大きいが、仮に事故が起きなくても、故障などで原発が止まれば、巨大な供給力が落ち、この冬のフランスのような電力危機を招くだろう。

日本では、老朽化しても危ないとは言えないと原子力規制委員長が強弁し、60年を超えても動かせる法律を国会で審議中だが、これがいかに非常識かがわかるのではないか。電力フェイクに騙されてはいけない。
関連記事:
https://news.yahoo.co.jp/articles/060cc4fa79bb0b0d790e2da6c88f1668f4fefb51


同じく、岸田首相の魂胆、村上新太郎から
「6月解散はウクライナ情勢次第、一番怖いのは安倍派、頭の中はサミットと人事だけ」
…政治アナリストの伊藤惇夫氏も同調する。
「岸田首相が一番怖いのは政敵の菅前首相や二階元幹事長ではなく、安倍派です。メンパ ーが百人に達した安倍派がどう動くかは、党内政局に非常に大きな影響を与える。そこは首相もわかっており、安倍派を敵にしない作戦を取っている。理念、哲学がなく融通無碍なのが皮肉にも岸田首相の強みなんです」

5月7日に行われた韓国大統碩との会談の中で、岸田首相は徴用工問題に関して個人的な見解として「心が痛む思いだ」と述べた。日韓関係の改善は進めつつも、安倍派に多い岩盤保守層に配慮して韓国側が求める「明確な謝罪」は避けたかたちだ。

では、安倍氏亡き後の 安倍派はいまどうなっているのか。安倍派幹部は 「新代表が決まらないまま萩生田氏、西村経産相、世耕党参院幹事長らの集団指導体制が続き、実質的には森喜朗元首相が出張ってきて束ねている状態。森氏にとってはもはや生きがいという感じですね」と安倍派幹部は苦笑する。カギを握るのは岸田首相の動向だ。

「岸田首相が次の人事で萩生田氏を幹事長にすることをのめば、萩生田氏を会長に、世耕氏を実質ナンパー2の共同代表といったかたちにして文字どおり、ど真ん中で岸田首相を支持する」(安倍派ペテラン議員)

自民党内で駆け引きが続く中、いま、永田町では岸田首相が本気で早期の解散に踏み切るかが関心の的になっている。(中略)

一方で、官邸や岸田派の中では、そもそも早期解散は得策ではない、という意見もあるという。
「いま、首相の頭の中は サミットと人事だけ。米秋の党総裁選での勝利が最優先であり、そのためには衆院選勝利の余韻が残るよう、解散のタイミングはできるだけ総裁選に近づけたほうがいいということです」(前出の政府関係者)

この意見に賛同しているのは麻生副総裁、森元首相、青木幹雄元参院議員会長ら重鎮組だ。
当の首柑は周囲に「(時機を逃して負けた)麻生副総裁と菅前首相の轍は絶対に踏みたくない」と、ことあるごとに話しているという。

政治ジャーナリストの 野上忠興氏はこう語る。
「旧統一教会票が減っているのは事実だし、公明党は統一地方選で票をかなり減らした。自公の集票力低下は明らかで、防衛費の増税議論も待ったなしだ。岸田首相は『単独過半数さえ割らなければいいやと思っている』という話もある」(中略)

長期政権のため、最善のタイミングで解散権を行使する。それが首相の「魂胆」なのか。そんなことより、様々な分野で壁にぶち当たっている日本の課題を解決する方向にこそ、知恵を絞ってほしいのだが…・。

コメント:徴用工問題への岩盤支持層の姿勢には矛盾がある。安倍の盟友統一教会は、日本に謝罪を要求し、だからこそ高額の献金を、日本の信者から巻き上げてきたではないか。安倍派は、そういう安倍や萩生田の姿勢を是としてきたのではないか。ならば徴用工にも謝罪すべきだろう。一方で。最近の合同結婚式でも、教団の体質は全く変わっていなかったという報告がある。ところが萩生田(八王子の恥)が幹事長になれば、絶対に統一教会の解散命令は出させないだろう。国民不在の最悪のシナリオがもう見えている。岸田にとって統一教会の問題は、他人事であり、安倍派への忖度の材料に過ぎないからだ。


サンデー毎日(5.28)
牧太郎の青い空白い雲から
「中国の暴発戸による、暴発戸の為のバブルがはじける予感」
…中国人は爆発的にお金持ちになった成金のことを暴発戸と言うらしい。ITや仮想通貨などで儲けた暴発戸(超富裕層)が資産を持て余し、日本の不動産に目をつけ、買い漁る。

「普通の中国人は子どもを日本に留学させ、子どものために高額なマンションを購入する形で、資産を作る。ところが暴発戸は、中央区や千代田区など『都心5区』の物件を安値で買ってすぐ転売する。この投機的な買い方がマンションの価格を上げている」と言うのだ。
まさに「暴発」である。

彼らは熱海や箱根などリゾート地の古いホテルを買いたたき、中国人向きの別荘に改築して販売しているらしい。気がつけば日本中あっちもこっちも中国「暴発戸」のもの!なんてこともあり得る。(中略)

中国で2月までに完成し、売れ残った新築マンションは約4 00万世帯分と分析している。中国本土のマンション在庫は4 00万戸?

すでにパプル崩壊が起こっている。中国暴発戸による暴発戸のための日本の不動産景気の運命は?

まあ「今回は違う」と言われながらも必ずパプルは起き、必ず崩壊して、金融危機や通貨危機に突き進んでいく。それが歴史というものではないか?

コメント:今マンションを買ってはいけない。間違いなく、高値掴みになるからです。買った翌日には半値です。



2332.モカ・マタリ 5/12

今回の千葉の地震は、都内への影響は大きくなかったものの、千葉県民には衝撃を与えました。首都圏にとって地震は他人事の、遠い出来事ではないことを再認識する機会でもあります。津波が起きなかったのが不幸中の幸いです。能登の地震があったばかりで、間隔が詰まってきたことが気になります。大地震の予兆でなければいいのですが。
しかも当日の午後は雷雨になり、荒ぶる自然が、次第に人間の手に負えなくなってきているように感じます。
・北海道で震度4。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230511-OYT1T50198/

コロナの感染期間中(3年間)、使わなかったコーヒーメーカーを、引っ張り出しました。豆を衝動買いしたためです。その銘柄はモカ・マタリ。昔西田佐知子という歌手(関口宏の連れ合い)がおり、コーヒールンバという歌がヒットしました。その後、井上陽水がリバイバルしたこともあります。その中に〈…もかまたり〉という歌詞があり、以前から気になっていました。何故中東の食品に藤原鎌足が出てくるのか不思議でしたが、その謎が豆を買って解けました。ところで豆を挽くにあたり、熱が出ないようにと手回しのミルを勧める人がいますが、これには賛成できません。少量しかできないので、途中で飽き飽きして来るからです。電動、それもコードレスが便利です。なお自分でドリップする為の口の細長いポットも大小用意してあります。何故今コーヒーかと言えば、それはコロナ期間中は、コーヒーの臭いも味も分からなかったからです。

検査の為に何十年振りで大学病院(お茶の水)に行って、仰天しました。風景が変わって、もはや都心が高層ビルだらけの、見知らぬ街に変貌していたこともありますが、何より駐車料金の高騰です。20分で330円、或いは15分で350円が普通です。しかも病院の検査は2−3時間は掛かるので、大きな経済的負担です。かたや病院付属の駐車場は身障者以外は有料で長い待ち行列が出来ています。民間の高額な駐車場でさえ満車なのです。日本経済が、いかに不健全で、水ぶくれしているかを自分の財布で確かめる結果となりました。駐車料金は、再生産の役に立たない、無駄な経費(どぶに捨てる金)です。異次元緩和した黒田に、請求書を送りたい。税務署は駐車場収入には50%課税してほしい。不労所得の最たるものです。
・物価高倒産。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6462970


2333.オールウェイズ 5/14

今回から始まる編集後記、徒然なるままに思い出を紡ぐという、極めて個人的、かつ気儘なコーナーです。最後に持ってきたのは、嫌なら読まないでくださいと簡単に言えるからです。このコーナーを設けた最大の理由は、前にも書いたように、80年近くも生きてくれば、いつ何があってもおかしくはないからで、書ける内に書いておかないと、次の機会が来ないかもしれないからです。とはいえ6/30までは死ぬわけにはいかない。インディー・ジョーンズ最新作「運命のダイヤル」の公開が控えているからです。

私にはいくつか趣味らしいものがありますが、恥ずかしながらモノになったものはありません。その中でも、期間として最も長いものは映画(鑑賞)です。映画(含むTV)は誰でも見るので、とりわけ趣味と宣言する意味はないかもしれません。私の場合は家庭の事情もあります。亡くなった祖母、父親が特に好きで、毎週映画館に通っていたという我が家だけの事情があります。戦後間もないころ、昭和30年代は、(映画館で上映している)映画が、最大の、またあまりお金のかからない国民的娯楽でした。私は小学生時代(東映の錦之助、千代之介の時代)からなので、70年の付き合いです。この親子三代の趣味も、どうやら私の子供や孫にまでは伝わっていないようです。というよりは、おそらく若い世代にとっては、映画やTVは生活の一部になっているのかもしれません。祖母は一人っ子の私を可愛がってくれましたが、映画という生涯の趣味も残してくれました。

映画は、ストーリーを映像化したものです。即ちまず物語がある。長さに違いこそあれ、要するに小説です。これを役者が舞台で演じることで、物語に命が吹き込まれ、より身近に感じ、観客に感情が移入されます。ところが舞台で再現できることには、背景を含めて、限りがある。その限界を技術で広げたのが映画の世界です。今や映像技術は半世紀前とは比較になりません。映像化できないストーリーはないくらいです。

映画を見る動機は、ハラハラドキドキのスリルや、楽しい歌やダンスでもいいけれど、結局いつまでも記憶に残る映画は感動した作品です。今回は恋愛映画を取り上げます。中でも記憶に新しく、避けて通る事の出来ない映画がタイタニックでしょう。貧しい青年と上流社会のヒロインのたった一夜の恋。年老いて、事件の現場に戻り、生き残るという約束を果たして、最初の、そして最愛の恋人のもとに旅立つヒロイン。タイタニックの悲劇を題材にした、最高の恋愛映画の一つです。ミュージカルなら、ウェストサイドストーリーがあります。但しマイフェアレディはちょっと無理でしょう

日本では実話をもとにした愛と死を見つめてがヒットしましたが、海外ではラブ・ストーリーがあります。でも残念ながら、ヒロインのアリ・マグロウはいまいちでした。男と女が登場すれば映画が出来上がりますし、スター・ウォーズも、レイア姫とのハン・ソロのラブ・ストーリーだと言えないこともありません。それよりも本格的なラブ・ロマンスは、やはりゴースト(NYの幻)でしょう。ヒロインはデミ・ムーアです。強盗に命を奪われた、サム(の霊)が犯人を探し、恋人を守ろうとする物語です。私はNYでこれを見て、主演のパトリック・スウェイジ(サム役)にサインを貰いました。残念ながらスウェイジは若くして亡くなりました。

しかし今回私が推薦する作品は、私自身が至高の恋愛映画と見なしており、スピルバーグの作品中でも最高傑作だと思っているオールウェイズです。現代もAlwaysでそのままです。最近NHKのBSでも再放映されましたが、以前からビデオでも録画でも持っています。
主役はピート(リチャード・ドレファス)で森林消防隊の名パイロットの役、ヒロインはドリンダ(ホリー・ハンター)で無線係。二人ともあまり見栄えはしない俳優です。二人はお互い相手が気に入ってはいるものの、ピートがアイ・ラブ・ユーを言う前に、事故で命を落としてしまいます。ピートが死後の世界で出会うのは、なんとオードリー・ヘップバーン(ティファニーで朝食を、マイフェアレディ)です。当時は既に高齢です。要は神様役ですが、ピートはハップ(せめてオードリーだろう)と呼んでいます。ハップはピートを現在の世界に送り返しますが、誰の目にも見えず、声も聞こえない。但し声は心の声として届く仕組みです。ハップがピートを送り返したのは、他人に尽くさせるためです。それが天国に行く条件なのです。そこで後輩の操縦訓練をするよう指示されます。一方地上では既に半年が過ぎており、ドリンダはピートが忘れられず、悲嘆の日々を送っていいます。ハップは二人ともお互いに自由になるべきだと説きます。ある日、ドリンダ自身もパイロットの経験があるので、山火事で人手が足りない時に、進んで操縦かんを握ります。当然、ピートは脇についており、操縦を支援します。後はネタ晴らしになるので書きませんが、レンタルビデオで探してでも見る価値のある映画です。とりわけ交際相手のいる若者は是非とも一度見て頂きたい。ヘップバーンの登場はサプライズですが、ドリンダが見えないピートと踊るダンスの音楽は煙が目にしみるで、これは山火事にかけたものでしょう。

最近、交際相手が気にいらないと殴り殺してしまったり、別れ話が出たので、相手を刺し、自分も自殺するなど、余りにも不毛でネガティブな愛の形(本当は愛ではなく所有欲に過ぎない)が多すぎます。ネット犯罪の闇の事件も多く、若者の精神世界が危機的状況にあることえ感じさせます。本当の愛の形を理解することで、自分を高めることができ、充実した人生を送る事にもなることを、是非とも理解して欲しい。まあこれも年寄りのお説教だろうと言われてしまえばそれまでですが。


2334.財政健全化 5/21

  今回の前書きは朝日新聞の多事争論、原真人から
「安倍氏の財務相不信、誰の為の財政健全化なのか」

27万部のベストセラーとなった「安倍晋三回顧録」を読んで驚くのは、首相経験者がここまで財務省不信をあらわにするのかということだ。「彼らは省益のためなら政権を倒すことも辞さない」と言い、自身が追い込まれた森友問題について「私の足を掬うための財務相の策略の可能性がゼロではない」とまで疑う。

それがいかに根拠なき陰謀論であっても 現役官僚には反論しにくいらしい。声をあげたのは斎藤次郎元大蔵省次官だった。斎藤氏は「安倍氏が言う省益とは何か?」と 疑義を呈し、物言えぬ後輩たちをかばってみせた。「(増税を求めるのは)国家の将来を思えばこその行動だ。税収を培やしても歳出をカットしても、財務省は何一つ得をしない。むしろ増税を強く訴えれば国民にたたかれ“省損”になる」

大物OBが反論するまでもなく、財政健全化は財務省のためでなく、国民の未来のためにある。政府債務の対GDP比が世界最悪水準にある日本はこのままでは最低限の社会保蹄サービスの維持さえ難しい。まして岸田政権がめさす防衛費や子育て予算の大幅増など絵に描いたモチである。

国民はどう見ているのか。東京財団政策研究所が昨年経済学者(回答2 82人)と国民(20-69歳の千人)を対象に財政意識調査を実施した。財政赤字が「問題」だと答えたのは学者の87%、国民 の66%といずれも多数派だった。国の借金が増加の一途をたどると将来何が起きるかという問いにも「増税や歳出カットなど厳しい財政再建を強いられる」との回答が学者44%、国民31%とどちらも最多。国民にも財政への危機感はじわり広がっていた。

学者と国民の認識に差があるのは赤字の原因(二つ回答)についてだ。学者の7割があげた「社会保障費」は国民では2割にすぎず、7割が「政治の無駄遣い」、4割 が「高い公務員の人件費」を選んだ。

議員の定数や報酬の削滅など「身を切る改革」を訴える日本維新の会が展近の国政選挙、地方選挙で蹄進を続けているのも、こうした世諭の傾向と符合する。

「消費増税より政治の無駄削減を、という国民世論が広がったのは明らかに政治不信が要因。問頗は多くの国民が自分たちの受益が財政赤字の原因だとは思っていないことです」。調査メンパーの1人、佐藤主光教授はそう話し、一つのアイデアを提起する。市町村が行政サービスの際に発行する「領収書」だ。病院で受診する、介護を受ける、学校に行く、ゴミを収集してもらう。それぞれの公共サービスにいくらかかったかすべて見える化する。

市町村は「あなたの家族には今年度はこれだけの受益があり、払った税金はこれだけ。差額のマイナス分は国からの補助金と赤字です」と住民に示すことができる。

そうした工夫や努力を重ねることがぜひ必要だろう。ただ、それでも財政陣全化にさらなる消迎増税が避けて通れないことは予算書が語る厳然たる事実である。

佐藤教授の試算によると消費税で将来の社会保障財源をまかなうには、団塊ジュニア世代が高齢者となる2040年までに欧州並みの税率15-20%にする必要がある。

どの政党、どの政権が挑むにしても、これから10年20年、財務省には死にものぐるいで慟いてもらわねばなるまい。陰謀論で官僚たちを萎縮させ、物言わぬ金庫番にしているゆとりは、この国にはないはずだ。

コメント:今回は長くなることをお許し願いたい。原委員の論説の結論だけを言ってしまえば、15−20%の税(具体的に書いていないので、消費税と理解する。所得税も相続税も贈与税も既に20%)の覚悟を国民に促していると言ってよいと思う。しかし文中の齊藤ナニガシの言い分には呆れる。増税で財務省は得をしない。当たり前だ。具体的な利得があれば、職務上の背任罪で手が後ろに回る。下手をすれば収監である。これではこの論説のレベルは子供の口喧嘩のレベル以下だ。

一つ見方を変えてほしい。財務省がその本来の職能である金庫番としての役を粛々と果たして、乾いた雑巾を絞ってこそ、初めて増税の議論が出来るのである。しかも原委員は国民から取る事しか考えていないが、法人税もあれば、年金資産の運用益だってある。宗教法人への課税も検討するべきだろう。五輪の放埓とも言える散財ぶりに、なぜ財務省のメスは入らなかったのか、しかも未だに検証が放置されているのは何故なのか。

財務省(含む会計検査院)が全てをやりつくした後でなければ、誰も増税の議論など見向きもしないだろう。それが分からないところに、即ち自分を高みに置き、民意から遊離しているところに、朝日の論説委員への疑念がある。財務省が全力を尽くしたという証明がなければ、またもやこれまでの段階的消費増税と同様に、「安易に増税」と言われても反論は出来ないのだ。

安倍に話を戻すと、佐川の忖度が結果的に安倍に不利に働いた(厳密に言えば主因は昭恵なので)ことはあるにしても、安倍には加計学園もあるし、桜の会もある。政治倫理違反と法的にも反則があったことは否定出来ないのだ。全部が財務省のせいにされたら、それはたまったものではないだろう。またもう一つ論説委員に言いたいことは、安倍回顧録は現代の政治史を、或る(しかも敢えて言えば歪んだ)視点から捉えたものだということだ。他の観点で書かれた本も広く読まないと、公正な判断は出来ないのである。

安倍が首相になった当時、日銀の総裁は白川だった。量的緩和には批判的だった。しかし日本経済がジリ貧でデフレから脱却できないと考えた安倍が、浜田教授の理論から黒田の登用に踏み切った。それが未だに続く異次元緩和の最初の一歩だった。その結果、企業の損益は改善したかに見えたが、それは新事業の開発や市場規模の拡大によるものではなかったがゆえに、世界市場での競争力は改善されず、業界での順位は見るも無残に低下した。量的緩和による目先の利益は社内留保に振り向けられ、従業員に還元されることも、新製品や新市場の開発に振り向けられることもなかった。

円安に誘導し、見かけの輸出額が増えたが、設備投資は停滞し、事業買収も成功したとは言い難い。自動化によるコストの削減さえなかった。トリクルダウン(おこぼれ)等と言う人を馬鹿にした言葉を使ったにせよ、報酬の改善が無かった点は、安倍にとっても残念だったに違いない。

ここで言いたいことは、今の異次元緩和は、決して国民が政府に依頼したことではないし、まして内部留保の積み上げなど全く余計なことである。異次元緩和の、いい換えればカネ余りの風潮が、引いては、歯止めのきかない、国家的事業への散財(五輪、間違ったコロナ対策、安倍の国葬他)につながった。その各段階で、財務省は「国民と、国家の健全財政の為に」厳しく、財政の専門家としてのチェックを行い、与党にとっていかに耳障りが悪くても、きちんと指摘し、諫言をしてきたのか。それともそれをしてこなかったのか。佐川の忖度一つを取ってみても、財務省の金庫番としての役割、中でもその誠実さに国民が疑念を持つのは仕方がないと言える。そこを明確にしない限り、増税の話に、国民が耳を傾けることはないであろう。


2335.サミット閉幕 5/22

・サミット閉幕。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230521/k10014073701000.html
関連記事:日韓会談。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6463944
コメント:シャトル外交があるのに、何を今更。もっと分からないのは、それをもてはやすメディア(特にNHK)の存在である。G7中の会談は、二国間の問題ではなく、両国が密に連携して米国に尽くす姿をG7出席中のバイデンにアピールすることが目的だろう。現にその効果は早速現れており、両国はワシントンに招待された。岸田の隷属には際限というものがない。岸田の米国隷属の姿は、見ているこちらまで恥ずかしくなってくる。
サミットの宣言文でもロシアの核兵器だけを禁止しており、(G7側の)防衛の為の核兵器使用は禁止していない。今回のサミットで、被爆者の希望と、G7の宣言の間に、微妙だが受け入れがたい差異があることが、それとなく伝わっているが、そこに原因があるのではないか。宣言には被爆者と国民が希望する、(ウクライナを含む)国際紛争の終結や回避、話し合いと世界平和の文言は見当たらないようだ。習近平の、G7は一部の国の偏った価値観による主張だという言い分に一部の理があるようにさえ思えてくる。
なおこの際、どうしても言っておきたいことは、今回のG7を見ていると、計算し尽くされたショウを見ている感じがするということだ。岸田による米国の為の国際政治ショウである。しかもゼレンスキーの輸送方法一つ取っても、ロシアが攻撃しないように、フランスの航空機を使っている。無論外交筋の根回しがあっての事だろう。こうした筋書き(計画)と実行が、仮に外務省の官僚によるものなら、我々は容易ならぬ相手(火種でもある)を政府内に抱えていることになる。同時にそれは、岸田の後継候補で、林が、もはや茂木や萩生田の(高市は論外)歯の立つ相手ではないことを示している。
法の支配を看板に据えるのであれば、国内政治でまずそれを実現せよ。入管の人権問題、五輪の政官財の汚職問題、安倍元首相の不正の数々、何より統一教会。
一方で、国民が政治的偏向や圧力に立ち向かう時に、理論武装の根拠となるメディアは、どういう状態にあるのか。情けないことに、G7の報道を取って見ても、朝日やNHK迄が、政府に完全に懐柔されているのが実情だ。では一体、国民はどのメディアを頼ればよいのだろう。今のところ、それはTBS(毎日)以外には見当たらないように思われる。
関連記事:日米韓会談、ワシントンで提案。バイデン。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM210II0R20C23A5000000/
関連記事:核軍縮・不拡散の記述は40頁中、半頁のみ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/251314
関連記事:広島ビジョン期待外れ。NGO。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023052000364&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
関連記事:ゼレンスキー訪日の裏側。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb73e8edb0b49eb37439c5dc74519e2084d67ede
関連記事:スナクの巧妙なSNS戦略。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230521-OYT1T50043/
コメント:なるほど。これだけは見習わなければ。



2336.気違いに刃物と銃の国 5/28

TV報道を見れば、悲惨で、
救いようのない事件ばかり。
自分だけが不幸だと思い込み。
他人を自らの不幸の巻き添えにする。
究極で最悪の自己中。
気違いに刃物と銃。

ではどうすれば、取りこぼしの無い
住み易い社会にできるのか。
社会的疎外は経験したものでなければ、
その辛さや苦しみは理解できない。
ところが政治家や、メディアはおろか、
社会病理や福祉の専門家からでさえ、
いかなる提案も出てこない。

自民党や保守的な野党に至っては、むしろ
経済的、社会的格差を助長し、
(自分達や)富裕層や権力層で、
仲良しクラブを形成すればこと足りる、
即ち疎外を一層推し進める方向に
政治の舵を切っている。

上層階級しか眼中にない政権与党に、
このまま政治を任せておけば、
更に一般国民の犠牲者が増える。
自殺、他殺、心中。
この国のどこが美しい国なのだろう。
これで革命が起きれば、
その責任は全て保守政党にある。



2337.死の商人 5/28

広島のG7で核兵器を容認。
しかも武器の輸出を後押し。
穏やかな顔をした死の商人。
恐るべき言行不一致。
一体どこの国の代表の話だろう。


2338.安倍の呪縛 5/30

朝日新聞(5.29)序破急 蔵前勝久から
「安倍氏の呪縛いつまで」
その死去から10カ月。自民党と岸田首相は、いつまで安倍元首相の言説にとらわれ続けるのか。
性的少数者への理解を広めるための「LGBT理解増進法案」をめぐって、超党派で合意済みの案の「差別は許されない」が、自民案では「不当な差別はあってはならない」に変わった。
「差別」という表現は、「不当な」という意味を含んでいるのに、わざわざそれを加えることは、「正当な差別」が存在すると受け取られかねない。(中略)
2021年衆院選時の朝日新聞と東大による共同調査では、自民の当選者で理解増進法の法制化に反対寄りは10%に過ぎず、賛成寄りが45%だった。多数派とは言えない声をおもんばかって、人権を守る表現が弱められたというほかない。
安倍氏の言い回しは、外交の舞台でも使われた。岸田首相が訪韓し、尹錫悦大統領と会談した際、徴用工問願をめぐり、「個人の思い」と断りつつ、「心が痛む」と伝えた。これは安倍氏が慰安婦問題をめぐる答弁で使った表現と同じだ。党内外の保守派の反発を抑えるためにそうしたのなら、純粋な岸田首相本人の思いとは到底、言い難い。
長期政権の後は短命に終わるジンクスがある。確かに吉田、佐藤、中曽根、小泉の各政権の後は3年未満がしばらく続いた。その理由は一概には言えず、政治学でも未解明らしい。(中略)
安倍政権を継いだ菅首相は1年で退陣した。岸田首相は来秋の自民党総裁選で再選を果たせば、任期3年を超え、ジンクスを破る。衆院の解散総選挙も取り沙汰されるいま、岸田首相には二つの道がある。安倍氏の物差しに頼って党内の支持をとりまとめる現状維持か、それとも安倍氏の「呪縛」を断ち切って、自立したリーダーヘ変貌するか、である。
コメント:より正確には派閥への忖度だろう。安倍派が安倍を乗り超えた時に、はじめて新たな保守政治が始まるのに、どうやらそれだけの覚悟も知恵も、安倍チルドレンにはないらしい。無能な議員集団が日本の政治に大きな影響力を持つこと程恐ろしいことはない。そういう先の見えない者達が自分勝手な価値観を振りかざして暴走すれば、日本が今後どんな政治的、或いは人為的な災厄に見舞われてもおかしくはない。


2339.さらば週刊朝日 5/30

来週最終号になる週刊朝日(6.2)政官財の罪と罰、古賀茂明から
「大阪カジノとハマのドン」
…さらに、事業者との基本協定には、事業者側はいつでも撤退できると書いてある。今後、彼らは大阪府市に依存症対策規制を緩めろとか支援金を出せなどと法外な要求をし、嫌なら撤退だと脅すだろう。依存症が蔓延するか、府市の税金をむしり取られるか。いずれも悲惨な結果になる。                                           
大阪には有能な人材も観光資源も豊富だ。知恵さえ出せば、カジノなしでジリ貧の道から脱する方策はいくらで考えられるはずだ。
折しも、横浜でカジノ構想の権化、菅義偉前総理らの横暴を市民の力で止めた地元保守の重鎮、藤木幸夫氏を描いた映画「ハマのドン」が公開中だ。藤木氏の「港で賭博はやらせない」という誇り高き信念の戦いが「民主主義の勝利」を呼んだ。賭博なき港の発展につなげる知恵にも要注目だ。
一方、大阪の知事と市長は大阪の地盤沈下を止める知恵がなく、カジノで一発逆転を狙う。借金返済のために競馬で大穴を狙うギャンブル依存症患者と同じだ。「知恵なし、品なし、謗りなし」の維新コンビ。残念ながら、大阪には、顧れる「ハマのドン」は現れなかったようだ。
コメント:知恵なし、品なし、誇りなしでは、女性知事なのに、街路樹伐採でも分るように、東京も似たり寄ったりの状況にある。しかも三百代言の橋下が都知事選に出馬するという噂さえある。万が一でもそんなことになれば、東京にもカジノがやってくるだろう。腐敗の二都物語である。


週刊朝日の最終号(6.9)が発売されました。週間朝日は硬くもなく、柔らかくもなく、私には丁度良い週刊誌でした。とはいえ、居並ぶコラムニストのメンバーを見ればお分かりのように、大衆をターゲットに(啓発目的?)していることは明らかです。硬い方は田原総一朗がトップです。私が読むのも、田原、室井佑月、古賀茂明だけで、その内室井も限界が見え、田原でさえ陳腐になり、結局週刊誌を買ってみても、読むのは古賀のコラムだけになっていました。最終号は思い出特集で、それはそれで意義深いものでしょうが、偏見だけで言えば、一番出来が良いのは、実は表紙(だけ)です。見開きという前例のないものの上に、編集部員の全員が登場して、笑いを取るという、最終号に相応しい、出色の出来映えです。この表紙を入手する為だけでも意味があるかもしれません。とはいえ、今回もご紹介に値するのは古賀茂明のコラムだけです。ちなみに未だ読んだことのない方には、文庫本で出ているデキゴトロジーをお勧めします。お笑い芸人がはだしで逃げ出す抱腹絶倒の内容(しかも実話)です。


政官財の罪と罰、古賀茂明
「畠山澄子さんに見た一筋の光明」から後半部分。
…さらに、このサミット最大の汚点となったのが 核軍縮に関するいわゆる「広島ビジョン」だ。原爆資料館を首脳が訪れたことで、大きな進展があったと錯覚した人もいるが、実はこれは大きな後退だと言っても良い。皆さんには、このピジョンを日本語訳でも良いからぜひ読んでいただきたい。長々と書いてあるが核軍縮を進める話に新しい話は全くなく、その大 半は、自分たちの核保有の正当化と礼賛、そして、ロシア・中国・北朝鮮・イランの核保有及び核開発の批判である。
 この文書から透けて見えるG7の本音を思い切りわかりやすく要約すれば、「ロシアや中国や北朝鮮の核兵器は危ない悪い核兵器だが、西側が持つ核兵器は安全を守るための良い核兵器である。核兵器のない世界という目標を達成するには、西側諸国の核兵器による抑 止力を活用して西側諸国の安全をいささかも損なうことなく、慎重な上にも慎重を期して行わなければならない」というものだ。私にはそうとしか読めなかった。
もちろん、核兵器禁止条約への言及はなく、核兵器が絶対悪だという認識のかけらもない。わざわざ広島に集い資料館まで見て発表した宣言がこの中身では、およそ核箪縮なんかできっこないと宣言しているのと同じだ。これを受けて、被爆者たちが一様に憤りの声をあ げたのは当然だろう。
ところが、マスコミの報道は非常に生ぬるく、徹底批判どころか、一歩前進などと評価するところまである始末。これを見た私には絶望しか感じられなかった。
ただ、一つだけ良いことがあった。5月21日の TBS「サンデーモーニング」で、NGOビースポートの共同代表である畠山澄子氏が涙ながらに被爆者たちの憤りの声と、その被爆者たちがそれでも諦めないと言っていることを紹介し、「だから私も諦めない」と述べた場面を目にできたことだ。
大手メディアと違い、畠山氏のように権力を恐れず、勇気を持って声をあげる若者たちにこそ、未来を託したい。週刊朝日がなくなり暗い気持ちになりそうな読者に感謝の印として、「一筋の光明」をお伝えして私の最後のコラムとしたい。
コメント:問題のTBSのサンモンニは、私も見ていました。畠山氏の訴えで、初めて、サミットがまやかしだったということが分かりました。古賀氏は、経産省出身ではあっても、「アイ・アム・ノット・アベ」(なぜかブラック・ライブス・マターというスローガンを思い出す)から始まる、硬派の言論人です。いつか議員になり国会で質問に立つ姿を見たいものだと思っていました。それが叶わなくとも、せめてリベラルな番組で、硬派のコメンテーターとして、自由と平和と民主主義を大事にする老若男女を導いて頂きたいと願っています。
ところで、週刊朝日の廃刊の理由は、採算上の問題だと聞いていますが、ならばより一層読者数が少ないアエラを残すのはなぜか、他人のことながら気になります。
いずれにせよ、週刊朝日亡き後は、リベラルで正常な論説はサンデー毎日と雑誌世界に託されます。リベラルの火は消えず、というより、我々問題意識を持つものが、自分達の手で消えないように守っていかなければならないものです。それが唯一、我々が将来世代に残せる思想的遺産なのです。このwtwも、少しでもそういうリベラルな国民の活動を、お手伝いできれば、これに過ぎる喜びはありません。
関連記事:なぜアエラを残すのか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20230119-00333499

今回のもう一つの前書きは朝日新聞(5.30)のインタビュー「終わらなかった歴史」、政治学者フランシス・フクヤマです。
「権威主義国の台頭、米社会の分断激化、民主主義は危機に、ウクライナの今、自由を得るため、人類の努力続く」から、末尾部分

―1989年からこれまでを 振り返って、何が大きな教訓でしょう。

「重要なのは、あの時から、世界中で自由への渇望が続いていることです。世界中の人が、独裁者の下で生きたいとは思っていないはずです。それに自覚めたのが、89年だった。自分たちは力を持っているのだという事実に、世界の人々が目覚めたのです」

「『歴史の終わり』という当時の私の論文や本について、もう人類は何の努力をしなくても、自由で民主的な世界を手に入れられるようになったのだ、と受け取った人も多いようです。しかし、それは誤解です。その努力はいまも続いていて、それがウクライナの現実にもつながっています」 (中略)

「私が言いたかったのは、人類の発展が行き着く目的地は、市場経済と結びついた自由民主主義の国家がふさわしい、という考えだったのです。特に日本語の『終わり』には、そうした『End』の意味がないため、日本には誤解をした人が多いかもしれません。説明を試みたこともありますが、難しいことでした」

「いま求められているのは、権威主義を食い止め、自由な民主主義の世界を守るため、努力することでしょう。世界がこれからどのような方向に進むかは、予測が非常に困難になっています。その意味では、世界の歴史において、刺激的でダイナミックな時代を迎えています。ウクライナのことを考えても、米国のことを考えても、いまは重要な歴史的瞬間です」
コメント:日本の国民には、今が日本の民主主義にとって、危険な段階にあるという認識が不足しています。岸田政権を無条件で信用する理由などどこにもないというのに。

・台風が来る時にとるべき対応。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai-info/typh/
コメント:一読を。

・神宮外苑はクラファンで造られた。聞け国民の声。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253225
コメント:ところが無言で開き直る小池百合子。

・救急搬送困難事案をスマホでサポート。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253123?rct=life


2340.バラマキで増税 6/1

今回の前書きはサンデー毎日(6.11)、牧太郎の青い空白い雲です。
「海外バラマキ1700憶円!日本人は岸田大増税に泣く」から
…所得税、法人税などができた明治以降、「新しい税金」を次々に考える。
その究極は1989年に導入された消費税。初めは3%だったが、97年からは5%、2014 年からは8%、19年10月からは10%に引き上げられた。
しかし、そんなことで驚いてはいけない。岸田政権になってからは「何でもかんでも増税」である。
例えば、「国民年金の納付期間の5年間延長策」。これまで59歳までだったものを64歳までに引き上げる。そうなれば平均で約100万円も負担増になる。消費税のインポイス制度の導入も「巧みな増税策」、零細業者は平均15万円強、よけいに払うことになるという。10月から「第3のピール」の酒税が引き上げられ、来年は「森林環境税」が創設され、住民税が増える見通しなのだ。
なぜ増税ラッシュが統くのか? 岸田さんは年間約5.5兆円の 防衛費を段階的に現在の2倍(G DP比2%)に増やしていく方針だ。はっきり言って、狂気の沙汰だ。そんな余裕はまるでない。
それなのに岸田さんはゴールデンウイークを利用してアフリカを歴訪。エジブトで首都カイロと郊外を結ぶ地下鉄整備に約1000億円の円借款の供与を表明。ガーナでは、サハラ砂漠南部地域やガーナを含むギニア湾沿岸諸国の平和と安定のため、今後3年間で約680億円の支援を公表した。合わせて約1700億円のバラマキ!
空前絶後の大増税と狂気の海外バラマキー。日本は間違いなく崩壊するぞ!
コメント:国債残高1000兆円、GDP比180%。財政破綻と、超インフレ。


・NHKのJアラート、知性がない。茂木健一郎。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e5412856c9e84bee9e0a5c9383eb593d60f1fe9
コメント:私もそう思います。午前7時−8時のNHKのニュース番組は、一体何だったのでしょうか。

・新聞とTVが前明石市長を攻撃するわけ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0bcafed6c938c8a166dbb48189aba98f06ab409

・新聞電子版が苦戦。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78e8dc136aa0dd77c5959e02fd2be679d9b9ca58

・原発事故被害者がGX法を非難。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20230531-00351771
関連記事:原発60年超の運転可。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6464992
コメント:一読を。

・重大事故を隠蔽しまくる国交省。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68459ff11b75071d1c69f9cc4d474fb0e397af42





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