「オンライン・オピニオン」


「中身の無いJアラート」
「ジャニー図とジブリ」
「明石モデル」
「鴨下参与への期待」
「無理心中」
「外苑開発誰の為、公益それとも私益」
「処理水と中国」
「地域の防災」
「ワクチン7回目」
「異変に備えよ」


2401.中身の無いJアラート 9/20

本日(9.20)11時にJアラートの試験放送が流れます。何回も何回も失敗してきた政府が、躍起になる気持ちも分からないではないが、名称の意味さえ不明なこの警報が、何を目的にしているのかも、実は良く分かりません。こう考えて見て下さい。建物中に避難せよと言うが、核弾頭をそれで防げるのか。建物がない場所ではどうしろと言うのか。しかも肝心な公的シェルター(防空壕)については、未だに話題にされたことさえないのです。本当に飛んで来ると思っていないのは、実は政府の方ではないのか。狼少年と同じであり、もっと言えば、やってる感(政府は働いていますよ、警告はしましたよという)、の演出だけが真の目的ではないのか。それでも放送したいのなら、まず名称をミサイル空襲警報と率直に変え、次に、落下予想地点をせいぜい半径100キロ、出来れば50キロ以内に限定して頂きたい。更に現在自衛隊が迎撃を準備中くらいは言うべきでしょう。最低でも、レーダーで追跡中くらいは付け加えるべき文言です。そもそも国家間の紛争に、国民が自己責任で対応しろはないでしょう。プライベートであれ、情報提供を続けている身から言えば、その意図から見ても、効果から見ても、こういう形の情報提供は、もはや流言飛語と変わらないと思います。政府の無責任さに、無性に腹が立つ瞬間です。仮に(本物の)Jアラ−トが放送されても、私にはいつもの生活を続けるしか方策はないのです。結論から言えば、国民をビビらせる以外に、何の役にも立たないのが現在のJアラートなのです。



2402.ジャニーズとジブリ 9/23

・タレントに罪はないで逃げるTV局とは大違い。アサヒビールが素早い決断。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90ec26ae8ef6e8b27e0e59b47572d96adbb0409c
関連記事:ジュリー景子がハワイで豪遊。事務所から批判。
https://news.yahoo.co.jp/articles/812e0a9a7f595f9baad966fb8fbe8e1b82bdfc7d
関連記事:ゴーマン対応。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d0a4d95e0c9c3256672e862bb8bf8a143351e6c
関連記事:性加害、次はTV局か。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72b93a80fe9c94eec8e92762d68b5f84ebcab1f5
コメント:反省も自粛もない。気にしているのは相続税のことだけ。しかもそれも、元はタレントを酷使して稼がせたカネ(75%!をピンハネ)。性被害以外にも二重、三重の搾取と人権無視の超ブラック企業。
もうこれ以上、「人気」なる得体のしれないものに、莫大な費用を払う商習慣を、企業は改めるべき。企業自身が自社の宣伝部の考えで、新人を見つけて積極的に使った方が良い。
タレント事務所は、突き詰めれば(歌唱力のあるなしさえ判断できず)見る眼がなく、付和雷同の、底の浅い大衆(及びその文化)をあざ笑っているとしか思えない。しかし大衆にはタレントを発掘し、育てる手段があるわけではない。だから与える側の数が多い方が、大衆には選択の自由が増えることになる。さもないと、また第二、第三のジャニーズが出てくる。
電通の例でも分かるように、日本は競争社会ですらなく、大手が寡占を作りやすい精神的風土(寄らば大樹)がある。いわば資本主義自体が未熟で、機会均等と言いながらも、事実上は自由競争ですらないように思われる。
政治でもそうだが、経済界も、事実上一強多弱の構造になっており、一強が全てを取る(テイク・オール、言い換えれば甘い汁を吸う)ことになる。そして(権力に弱いメディアからの)批判がないのをいいことにして、内部の腐敗が進行し、やがて内部から朽ちた大木のように、音を立てて倒れる日がやって来る。ジャニーズのように。
しかもこの現象は、民間企業だけではなく、労組や、自治体(東京、大阪を含む)でも同じことが言える。天皇とか女帝という言葉が出るような組織は、既に腐敗が始まっていると考えた方が良い。
ジャニーズも、ビッグモーターも、電通も同じ構図と思われる。中でも最悪のケースが電力会社の腐敗である。JRや専売公社も似たようなものだろう。絶対的権力は絶対的に腐敗すると言う鉄則がある。独占もまた必ず腐敗する。
独占から来る弊害を繰り返さない為には、新規参入の門戸を広げ、特に有望なニューカマーには、政府が積極的に、規制緩和や投資で後押しをすることが望ましい。またそこで多少読み間違っても、国民は担当部門や担当者を責めない方が良い。新規事業に失敗はつきものだからだ。
一方で、必ず同じ業界内での二番手、三番手が、一番手に潰されないように、(政府が)目を光らせる体制も必要。これは国としても、一社に任せておいて、(電通のように)こけた場合でも、行政の活動が全面的にストップしないような保険の意味もある。同時に、企業同士を競わせることで、業界の競争力を底上げする効果も期待できる。
ここで大事なことは、新規参入、もしくは新事業創成の担当部門又は省庁と、二番手、三番手育成の担当部門を分けることだ。責任を分担することで、省庁内の競争関係を作り出し、担当官僚のやる気を引き出すことにもなる。安定基盤維持部門と、新規事業立ち上げ部門が、せめぎ合い、もしくは省庁内競争する構図である。その官の熱気が、ひいては日本という国の活力を引き出すことになる。
いま株価がいくら高いと言っても、産業自体に実態も展望もない以上、やがて株価は暴落する。その場合は、富裕層が路頭に迷うことだってないとは言えない。だから今のうちに思い切った方向に舵を切る(一強他弱への依存体質からの脱却)ことが、日本の将来の為に絶対に必要だと考える。


・ジブリの日テレ子会社化に賛否。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/279065?rct=culture
関連記事:日本アニメの生きる道。
https://www.nikkei.com/live/event/EVT230919001/live
関連記事:株価20%超。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2023/09/20-118.php
コメント:なぜそんなことを鈴木(プロデューサー)の一存で決められるのだろう。宮崎駿も承知しているのなら、宮崎駿はファンに向かって所感を述べる義務がある。ジブリは金の為に、作品を作ってきたわけではないと信じているからだ。
しかも、今後日テレの保守的な価値観が、作品に影響を与えないと、誰が断言できるのか。宮崎駿の前にジブリはなく、おそらく宮崎駿の後にもジブリはない。間違った相手に身売りするくらいなら、ジブリの名誉のために終わった方がいい。日本の文化遺産として保存されればそれでいいのである。
スタッフは新たな会社を作って、活動を再開すれば良い。そして新会社では、宮崎に捉われずに、新たな発想で作品に取り組むことで、初めて宮崎を超える作品が生まれる可能性も出て来る。
そして安易な身売りよりも、内外でクラウドファンディングを募れば、使い切れない額の基金がすぐに集まる。私も喜んで寄付したい。身売りを選んだプロデューサーの浅薄な価値観が、どうにもやりきれない。宮崎昨品の透き通った純粋さと、鈴木の商業主義には、相いれない違和感を感じる。鈴木が宮崎を支えてきたことに疑いはないにしても、徹頭徹尾、彼は裏方に徹することがなぜできないのか。ハリウッドでは製作者は表には出てこない。なぜなら出資者の立場だからだ。
宮崎作品が世界中で評価されているのは、その高い理想と人間性であることに思い至れば、フジTVよりはましにしても、超保守のTV局に身売りをするという発想が、どうすれば出てくるのか理解に苦しむ。私は今回の誤った経営判断により、ジブリは本当に終わってしまうのではないか(地上から消滅し、名声も失われる)と危惧している。



2403.明石モデル 9/27

今回の前書きはサンデー毎日(10.8)「明石モデルでニッポンを変える方法」、倉重篤郎のニュース最前線から。

(前略)先の岸田文雄政権の人事は。せっかく過去タイ記録の女性5 閣僚でイメージアップしようとしたのにその評価が浸透せぬうちに副大臣・政務官では、54人中女性ゼロというチグハグさ。元の木阿弥というより、政権のジェンダー問題への意識の低さ、再選目的ゆえの総主流派体制作りという下心のみが改めて浮き彫りにされ、かえって失望を感じた国民 が増えたのではないか。衆院解散時期や今後の政局にも尾を引くことになろう。

それより気になる人がいる。泉房穂前明石市長(60) だ。「子どもは未来」を街づくりの基本方針に同市長を12年務め、予算配分を見直し、こども関連予算を倍増、18歳までのこども医療の無料化、第2子以降の保育料完全無料化、おむつ定期便、中学校給食無償化、公共施設の入場無料化という五つの所得制限なしの子育て支援策を展開し、同市の出生率を1.70(2018年)に引き上げ、人口も5%強増やした。子どもに積極投資することで経済も好循環、その恩恵が巡り巡って、高齢者福祉を含め社会の隅々にまで届く、という「明石モデル」を作り上げた人だ。

4月の統一地方選で市長業は引退したものの、「明石モデル」創業者としてのカリスマ的影響力はむしろ深化、拡大しつつある。明石市長の後継者として無名の新人を擁立、自民、公明が推す候補にダプルスコアで圧勝させたほか、志を同じくする候補を全国で応援、兵庫県三田市長選(7月23日)では、3選を目指す現職市長を新人候補が破り、仙台市議選(同月30日)では「明石モデルを仙台でも」と訴えた無所属候補をトップ当選させた。

泉氏は近著『日本が滅びる前に明石モデルがひらく国家の未来』(渠英社新書)でこう言う。
「(明石モデルが)全国の市町村にドミノを倒すように広がり始めている。子どもを無視してきた社会がようやく子どもに目を向け始めている。安心して子育てができる社会が実現すれば出生率は必ず回復する。日本社会が転換する一つの大きなきっかけになるやもしれない。そのことを私は今ひしひしと感じている」(以下略)

コメント:泉市長は子どもの時に、母親が障害を持った弟と無理心中を図ったという壮絶な経験がある。自分の可能性、能力は自分に使うんではなく、弟を含む支援の必要な人の為に全身全霊、一生をかけて返そうと思ったと、本記事の田原総一朗との対談で語っている。


2404.鴨下参与への期待 9/27

・創薬・認知症の参与に鴨下。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6476550
コメント:結構と存じます。自民党では数少ない、良識を備えたまともな(元)自民党議員です。この記事は、皆さんにはなんという事のない記事に思われるかも知れないが、私には重大な示唆を含んでいるように思われます。今回の内閣改造の補佐官(?)人事を見ていると、岸田の意図が見えてきます。総裁に留まるためには大臣職は派閥にばらまくしかないが、実務は自分が担当するという意欲の下に、側近は使えそうな人材を、自分で選ぶという方式です。

その背景には、プライベートで大問題(警察に圧力)を起こしたが(問題の原因は手が血に染まっているらしい配偶者です。しかももはや誰もそれを追求しようとはしない)、補佐官としては非常に使い勝手の良かった木原の成功体験があったのではないでしょうか。ということは、この体制は、大臣に権限を付託する首相ではなく、自分に権限を集中する大統領の体制です。しかも国の代表ともなれば、言ったもん勝ちの面があり、実際にその権利(?)を岸田はフル活用してきました。処理水放出で分かるように、国民の納得等なんのその、たまに方針を修正するようなことがあったにしても、その説明さえない。その岸田が事実上の日本の大統領になる。ということは、これまでになかった、日本における、全く新しい形の独裁政治形態(岸田皇帝?)なのかもしれません。

一方で、安倍も菅も、官僚の操り人形でしかなかった。しかも省庁は民意には無関心です。なぜなら彼らを首に出来る政治家の首根っこさえつかんでおけば、あとは終生安泰だからです。彼らが働かなければ、政治家には法案一つ起案できないのです。
安倍は経産省の今井の言いなりでした。今岸田には財務省と防衛省の影響が見え隠れしています。基本的に自民党政治は、支配層、権力層、富裕層の為の政治です。しかも国民の側に立つべき野党が、こともあろうに自民党に擦り寄るという以前では考えられない、いびつな政治体制になっています。理念も信念もない政治がまかり通っているのです。

そんな状況で、鴨下の人事に私が注目するのは、彼が省庁からの派遣ではないことです。そこに岸田政治の一抹の可能性を見るのです。
せっかく小沢が官僚から政治家の手に政治を取り戻したのに、(見るからに)愚かな野田が勝財務次官の操り人形になり、果ては安倍に政権を売り渡す醜態まで演じました。岸田の新体制が、官僚が支配力を強める日本の政治に、少しでもゆさぶりを掛けられるのかどうか、大いに興味があります。とはいえ究極の解決は、これまた小沢の言うように、二大政党制になることだと思います。但し今の日本の状況では、二大政党制になったとしても、それが保守と超保守になる公算が大きいことが、次なる問題です。



2405.無理心中 9/29

・無理心中で3人死亡。静岡。
https://digital.asahi.com/articles/ASR9W7GG3R9WOXIE040.html?iref=comtop_AcsRank_05
コメント:おそらく誰からの助けもなく、相談する相手もなく、自分で自分を追い詰めて行った挙句の凶行だったのではないか。でも崖っぷちに立たされているのはこの一家だけではないはず。第二、第三の悲劇を生まない為にも、公の支援が不可欠。民間でもファンドとボランティアを募って、支援組織を立ち上げるべきだ。死ななくても良い命を、むざむざ死なせてはならない。生活保護で生活を保障し、健康保険で健康を保証。加えて気持ちの保護(心のケア)で、人生に絶望し、他人や自分を傷つけることのないよう、相談に乗り、また見守る体制があれば、起きなくて済んだ事件が、無差別殺傷の事件を含めて、どれほどあっただろう。人の命と人間性を守るために、国民の三つの保障の土台作りが欠かせない。それが出来てこその福祉だ。絶対に国民を死なせない、不幸にしない。そういう強い決意を政治が示すことこそ、いま日本に、そして世界にとって、最も必要なことではないか。



2406.外苑開発誰の為、公益それとも私益 9/30

・神宮外苑再開発は資本主義の暴走か。
https://toyokeizai.net/articles/-/704625
関連記事:神宮外苑伐採は年明け以降にずれ込み。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/280535
コメント:9月21日のBSTBSの報道1930がこの問題を取り上げ、賛否双方の論者を交えて、相当突っ込んだ議論を展開していた。銀杏並木の保全では国からの補助がないこと、しかも神宮からは、古都法の適用などの申請は出ていないこと、国は国でこの問題は地治体の問題、即ち都と区の問題と割り切っていること、野球場の収入など、外苑の事業で神宮側に年間100億円の売り上げがあり、内10億円が森の保全に必要な事、再開発を承認した都議会から、市民へのまともな説明もなく、東京都選出の国会議員も動かない、などが明らかにされた。更には高層ビル建築に必要な空中権の売買規則に、曲芸に等しい例外規定が適用されたことなど、調べれば調べるほどに、きな臭さが立ち込めてくる。当時は東京五輪招致のどさくさの時機でもあったので、五輪でも暗躍した人達(政治、行政)が、この件にも多かれ少なかれ関与していないとは限らない。統一教会には及ばずとも、巨額の金が宗教に絡んで動いている可能性はないのだろうか。真相を明らかにするためにも、週刊誌には、再開発に伴う金の流れを中心に、今回の再開発の計画から決定への敬意を再検証することを強く勧めたい。裏に一大スキャンダルでも隠れていれば、とんだ大スクープになると思うが、いかがなものか。



2407.処理水と中国 9/25

なぜ政府は迷惑以外の何者でもない
インボイス制度を、多数の国民の反対を
押し切ってまで導入するのか。
それは消費増税が悲願の財務省が、
政府に圧力を掛けているからだろう。
そもそも日本の納税は申告制で、
強制徴収に等しい今回の制度はなじまない。
一方、政府は政府で、税収を増やしてでも、
殺人兵器を米国から買いたい野望を持つ。
これらの何処にも、国民と民意は存在していない。
あるのは国家主義者や支配層の、
ぎらぎらした権力欲だけだ



ところで、処理水の放出で、いかに理屈が通り、実害がなくても、影響を受ける相手国には、下手に出て、説明にこれ努めるところから始めるのが当たり前ではないか。ところが、東電も政府も、その段階をすっ飛ばし、事実上の事後了解(それも中国は納得はしていない)にしてしまったことは、理解に苦しむ。仮に米国の同盟国であることをチラつかせて、高飛車に出れば、日本が大嫌いになるに決まっている。そういう思い上がりがチラとでも見えてしまったら、もう両国の関係はそこでお終いだということが、なぜ分からないのだろう。

ところが未だにトリチウム以外の放射性物質(セシウム。ストロンチウム等)の放出については、日本の国民にさえ、十分な説明がない。そのくせ、汚染水という言葉を使っただけで、半狂乱でかみつく始末。相手が誰でも、逮捕をしかねない強権ぶり。

しかも凍土癖を設けるなどして、余分な地下水がこれ以上流れ込まないような対策についても、何時の間にか消えてしまった。だから汚染水はどんどん増えており、もはやそれを海に流すしか方策がない。

それらの身勝手と強権体質は、一体どこから出てくるのだろう。そもそも原発のメルトダウンは、津波で原子炉が破損し、しかも非常用電源でさえ満足に稼働できないようなお粗末な体制にした、東電の責任なのである。

政府が、外交で一番重要な、『相手の納得』を得るための、最善の努力を尽くしているとは到底言えないことは、誰の眼にも明らかだ。中国との摩擦も、端的に言えば、政治と外交の失敗以外の何物でもない。政府は自分達が間違っていたとは絶対に認めないだろう。汚染水の存在さえ認めていないのだから。日本には常識を弁えた正常な神経の、政治家、役人、企業経営者がいないことこそが、国民にとっての最大の不幸であり、国難と言えるのではないだろうか。

関連記事:買い控えで中国業者も悲鳴。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023092300295&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
関連記事:処理水放出いつまで。
https://digital.asahi.com/articles/ASR9C4QJ9R9BULBH001.html?iref=comtop_ThemeLeftS_03
コメント:政府は、これからも、何度でも、説明の労を取るべきだ。事ここに至っては、せめて誠意を尽くすことでしか、こじれた関係を糺すことはできない。同時に基本的に外交は全方位でなければならない。その姿勢が岸田には決定的に欠けているような気がする。米国超偏重は見ている方が恥ずかしくなるほどである。



2408.地域の防災 10/3

以下は私が地域向けに発信した、いわばローカルな話題ですが、
皆様の多少の参考にもなると思うので、転載します。

(以下引用)

昨日は恒例の防災資器材の点検作業が行われました。
全体の様子を3分ほどのビデオ映像にまとめましたので、
関心のある方はご覧ください(映像は省略)。

防災活動は自治会が掌握していますが、防災委員会の末席を
汚すものとして、個人的な感想を申し上げると、大きく2つの
問題があるように感じました。

第一に、専門委員の高齢化が進み、後期高齢者やそれに近い
人達が大半を占めていて、実際に退任者も出ていることです。
ご存じない方もいると思いますが、防災専門委員というのは、
防災の経験や知識を、自治会の年度に関わらず、引き継いで
行くことを目的に、設定された制度です。

防災資器材の使い方を含めて、内容が多岐にわたること、また
活動では外部(市役所、消防)との接触もあるので、資料を
読んでおいて下さいでは済まない部分が多いからです。

これは自治会の役員人事でも同じことですが、関係者がいつも
苦労されているのは、世代交代がうまく進んでいないことです。
性別・年齢を問わず、出来れば自治会の役員(班長)経験者から、
積極的に手を挙げて頂けないものでしょうか。ハヤブサならぬ
陽光台消防団と考えても良いと思います。とにかく、いまのままでは
自然消滅してしまう、そういう危機感があります。

長年、揃えてきた資器材も、使い方を知っている人がいなくなれば、
宝の持ち腐れで、とっさの役にも立ちません。

もう一つは防災意識の低下、又は風化です。例年、防災訓練では
消防署に来てもらい、AEDの実演、消火器の実習、スタンドパイプの
実演などを頼んできましたが、今年は消防署は予定が組めない
とのことです。

実際に被災した時に、住民が出来ることは限られます。まず自分の身を
守り、火を使っていたら消す、家族の安否を確かめる。それが最優先です。
安全の確認が終われば、自治会の安否確認作業は不要ですという
意思表示の為に、白布を門扉に掲げることになっています。
その次に必要なことは、決して強制ではありませんが、是非とも
向こう三軒両隣の様子、特に安否を確かめて頂きたいのです。

その結果、自宅及びご近所で異変を察知したら、消防署と防災委員
(または班長)に連絡して応援を要請して下さい。独居のお宅も
結構あるので、この近所による安否確認がとても大事なのです。
独居で被災した人は、自分では助けを呼べないからです。
しかも助ける方も、一人では無理です。

昔から火事と葬式以外のつきあいのない世帯に村八分というものが
あったと聞いています。付き合いのない世帯でもこの二分だけは
手助けする。それが共助の基本です。火事が、震災に当たると思います。

自治会員でなくても、気に掛けるのは、それがお隣さんだからです。
しかも行政から見たら、自治会員か否か等関係はなく、皆同じ市民なのです。
即ち震災は地域全体の問題だという認識が大前提なのです。

確かに一般市民に出来ることは限られます。その数少ない
「出来ること」が安否確認なのです。そして消防車や救急車を
呼ぶことです。ジャッキを使ったり消火器を使うのは、
その後の話です。救出救護には、人手が必要であり、その時は
班長経由で自治会に支援を要請することになります。
対応は一刻を争うのに、震災の時には、消防車がいつ来るか
分からないからです。

震災の可能性はもはや70%です。ところが危機感は逆に下がっている。
確かにこれにはコロナの引きこもりも大きく関係していると思います。
でも一つ、ここは思い切り意識を転換して頂き、来るべき震災に、
正面から向き合い、水や食料の備蓄、家族との連絡方法を含めて
自宅の体制を見直しておくことも、決して無駄ではないと思います。

なお蛇足ですが、私も持病を抱えており、日々の投薬が欠かせません。
ひとたび震災があると、ひと月は市の機能がマヒすると考えた方が良く、
常用の薬品もひと月分の予備を持っておくことをお勧めします。

防災意識の向上に関して、改めて地域の「住民」各位の、
ご理解とご協力を切にお願いする次第です。

・首都直下地震で帰宅できなくなる驚愕の人数。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4433ff70fbd17551a4adaa2d3df7074507098941
コメント:なんと415万人。311では、私も都内から帰宅できず、それでも
都内に親戚の家があったので、一晩厄介になり、助かった経験があります。

(引用終わり)

ライブカメラをご存じしょうか。多摩川の画像もあります。洪水対策です。
https://www.tokyo-np.co.jp/livecamera_tokyo_np



2409.ワクチン7回目 10/7

私事ですが、7回目のコロナワクチンの接種を受けました。ハイブリッド免疫(接種+感染)があるので、接種しなくてもいいのではとも思ったのですが、従来のワクチンでは新型xbbには効果がないという市からの情報もあり、接種に踏み切ったものです。今まで強い副反応もなかったので、おそらく今回も副反応はないだろうと判断しました。
ところが問題が一つ、2−3日前から、風邪が原因だと思いますが、鼻水が止まらないのです。どこの医院でも、風邪気味だと言うだけで受診を断られる可能性があるので、まして接種は無理かもしれないと思いましたが、最寄りの接種場所に於ける、モデルナの接種は月に6日ほどしか機会がなく、今回を逃すと今度は何時予約が取れるかも分かりません。実際、続いて接種予定のインフルエンザのワクチンも、少し油断していたら、10月中の予約は既に一杯になっていました。
そこで、迷った挙句、予診票の具合が悪いことはないかの欄だけチェックを入れずに、接種前の医師との問診で相手に決めて貰おうと思い、状況を正直に話すことにしました。それで断られたら諦めるしかないと考えたからです。結果、接種は認められましたが、これは体温が正常だったためでしょう。
無論、接種直後のアナフィラキシーショックなどはなかったのですが、実は今まで経験したことのない副反応が一つありました。これは先に接種した近所の人から聞いていた話の通りで、注射した肩にかなり強い痛みが出たことです。無論スポーツや入浴は避けています。未だ接種の翌日でもあり、様子を見るしかありません。なお不思議なことに同時に接種した家内にはこの症状は出ていません。
少しでも参考になれば幸いです。

・万博警備費200億円、国負担。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6477670
コメント:なぜ一度くらい、立ち止まって、頭を冷やす(=見直す)ことが出来ないのか。原発しかり、東京五輪しかり。しかも失敗しても、結局誰も責任を取らない。これではどこかで小競り合いでも起きれば、とことん戦争に突っ込んでゆくことになる。大東亜戦争のように、ウクライナ侵攻のように。立ち止まる勇気、引き返す勇気が、いま世界で最も求められているのに、それが決定的に欠けている。なぜそうなるのかと言えば、最高責任者にはあってしかるべき責任感が欠如しているから。プーチンを見よ、習近平を見よ、維新と自民党を見よ。取り分け自民党の政治家、保守系の知事に、この責任感が限りなくゼロに近い者がいる。彼らの浅薄で身勝手な論理が、いつか日本を滅ぼすだろう。しかもその責任を他人になすり付けるだろう。これこそ、人災の最たるものではないか。

・80歳超えの老害議員に翻弄される政界。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e49fe2501c311b1cf196a3b28ce62acaed9b6a8a
コメント:小沢は別だ。なお老害は評論家(田X)にも、芸能界(タXシ、アXコ、キXオウ)にも。また若いのに精神は老人(超保守)という者たちもいる(橋X,成X)。



2410.異変に備えよ 10/9

2017年に人類史上初の恒星間天体オウムアムアが、太陽系にやってきました。
その異様な姿に天文学者は驚きました。とろが滅多に起きない来訪が2019年にも
起きたのです、その名はボリソフです。
・オウムアムアに続く恒星間天体
https://www.gizmodo.jp/2019/10/comet-borisov.html

天空でも異変が起きている。まして地上では南極の氷や氷河の後退は
言うまでもなく、海水の温度(エルニーニョ)や動物の世界、昆虫の世界、
果ては植物の世界でも異変が相次いでいます。大コンニャクや笹の花も咲きました。

人間世界では、コロナとインフルの流行は言うまでもなく、
ウクライナ侵攻や、ハマスのイスラエル攻撃など、武力行使が
当たり前のように行われるようになりました。かと思えば、
トランプのような愚鈍な独裁者が復活の兆しを示しています。

更にはUFOが、もはや錯覚やフェイクではなく、実在することを米政府が
認めて研究を進めています。ところがそれに乗っている者が何者か、
どうすれば科学的には説明のつかない方法で移動できるのか、
分かってはいないのです。

日本人を含め、人類は未だかつてない、大きな、しかも異質の
変化、又は混沌に直面しているのに、なぜかその意識がないようです。
これだけ多くの兆候を目の前にして、何故危機感も緊張感もないのか、
また誰も警告を出さないのか、理解に苦しみます。

しかし現実主義の人々には、どんな兆候でも一笑に付されかねません。
そこで、こう考えてみてください。少なくとも誰でも理解できる可能性は、
地震と火山噴火でしょう。それが間もなく来るという事だけは、科学的にも
はっきりしています。

ならばその備えをしておくことが無駄ではないことはご理解頂けると思います。
せめて水と食料の備蓄、電池の予備など、誰にでも、しかも負担が少なく
出来る事をやっておくというのは如何でしょうか。

・井ノ原の会見に拍手する日本のメディアの駄目さ加減。青木。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7325fb6ead7e457080289c284102ffa879ce2d5
コメント:サンモニ見ました。放送記者のレベルの低さに絶句。ジャーナリズムとは無関係。wtwの方が忖度(ごますり)がないだけまし。

・大きな戦争始まる。イスラエル。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50023/
関連記事:死者500人超。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100800172&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
関連記事:イスラエル・サウジ接近に危機感。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100700609&g=int
関連記事:ハマスが民間人連れ去り。
https://mainichi.jp/articles/20231008/k00/00m/030/026000c
コメント:背景には、イスラエルに肩入れする米国への、アラブ側の不満。この紛争はシンプルなウクライナ侵攻より遥かに質が悪く、解決も難しい。宗教の問題もある。




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