「WTWオンラインエッセイ」

【第42巻の内容】


「失望政党」 
「政治的決着が豊洲とは」 
「独裁政治も悪いものではない、自分が独裁者なら」 
「悪意のツイッター」 
「見え透いた嘘」
「都議選、情報なしでは判断できない」
「世界に恥ずべき共謀罪」
「前川氏記者会見」
「経営者も三流か」
「加計を強引に押し通す安倍首相」
「都議選の問題点」
「交渉能力の欠如と、外交の不在」
「都議選、ようく考えよう」
「三権分立の危機」
「ブレード・ランナーと安倍首相」
「稲田とは何者か」
「見たくない人々」
「暴走する二階」
「引き揚げ」
「都議選他」



821.失望政党 17/6/21


共謀罪は国民をコントロールすることが唯一最大の目的です。国民が政府を監視するのではなく、政府が国民を監視する手段です。
共謀罪の法務委員会での審議を打ち切り、中間報告という、議会政治も民主主義も否定する卑劣な手段を使って、本会議に持ち込み、強行採決したことは終生忘れることのできない、現代政治史の一大汚点です。法務委員会の委員長は秋野という公明党の若い議員で、しかも同党の佐々木議員は、誰が見てもおかしい金田法相を真摯で誠実な答弁を続けたと弁護していました。一部始終はTV報道されています。
ここで誰しも考えるのは、公明党というのはいかなる政党なのかという疑問です。是々非々で独自の立場に立つという同党の幹部の説明を、私は自分なりに評価してきたつもりですが、その立場をこうもあっさりと投げ捨てるようであれば、いっそ自民党庶民部、あるいはトリクルダウン部として、一体化したほうが、国民にはよほど分かり易いと思います。与党で在り続けたいというだけの理由で、信念も党是もない政党なら、少なくとも大多数の国民にとっては存在の意味がないのです。
安倍政権の暴走を少しでも抑えて欲しい、そんな国民の切実な願いを、公明党はものの見事に打ち砕いてくれました。私はもはや同党を信用することはできません。なぜなら、うかつに信用すれば、改憲でもまた同じことを繰り返す=国民の期待を裏切る、だろうことが容易に想像できるからです。
国民が、公明の法務委員長の、民主主義への挑戦を忘れることはないでしょう。国民に土下座して謝罪すべきは、萩生田だけではないのです。今回の公明党の暴挙=それこそ自民との共謀罪、の罪は、安倍のために権力=官邸の影響力、を乱用した萩生田より、何百倍も重いのです。投票の時の、恥を知れ(自民、公明、維新は)という山本太郎の言葉に、多くの国民の気持ちが凝縮しているのです。
直近のサンデー・モーニングで、寺島実郎が、自民党は軍隊(安保法)と警察(共謀罪)力を強くし、国家の統制力を強くしようとしていると述べていました。正に戦前回帰であり、共謀罪はテロ対策でもないのに、テロ対策と言い続けて、国民を言いくるめようとしているのが、ほかならぬ安倍首相なのです。
国民の安全を守ると言いながら、国民の管理を強めて、既得権者、権力層だけに都合の良い国にしたい。それが安倍自民党の身もふたもない本音としか思えないのです。
関連記事。加計学園、萩生田指示。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062002000265.html
関連記事。自民9条改憲を本格検討。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062001198&g=pol
関連記事。誰一人殺さず。これからも。
http://www.47news.jp/47topics/opinion/2017/06/291414.html



822.政治的決着が豊洲とは。17/6/21

・築地開発、具体性なく。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170620-00000119-mai-soci
コメント:いくら築地の後は築地、豊洲は総合物流センターと言っても、政治的決着そのもの。6000億円の豊洲の費用を補てんするのが築地の売却予定額の3500億円だが、これがなくなるとどうなるのか。仲卸業者は今でも移転には反対しているのです。水槽の数が少ない、大型トラックは入れない。これでは、物流センター足りえない。風評被害についての言及もない。当初完全無害化は出来ないと言っていたのに、その後対策案を出した専門家とはどういう人達なのか。小池が都民ファーストから自分ファーストになるのであれば、公約とは違う。最もまずいのは、折角勢いをつけた都民ファーストの会の脚を引っ張りかねない事です。



823.独裁政治も悪いものではない、自分が独裁者なら。17/6/22

こういう言葉があります。独裁政治も悪いものではない、自分が独裁者なら…。
安倍首相は現代日本における紛れもない独裁者として、超法規的に、好き放題に振る舞っています。側近に萩生田、シンパに二階、高村、閣僚に菅、麻生、稲田、山本、金田、高市、世耕、石原、丸川、加藤と、よくもこれだけ問題の多い人間を揃えたものだと、逆に感心してしまいます。国会答弁で、いささかなりとも良心の呵責を感じているかに見えた人達は除いています。それは中谷(前)、岸田、塩崎などです。ここに挙げた人たちは、そういう部分が感じられない鉄面皮の方々で、まさに類が友を呼んだ人たちです。そして彼らに共通する精神的素養が日本会議です。

しかし日本会議は神社が中心で、本物の右翼とは異なります。これまで右翼と呼ばれてきた人達は40冊を超える原典を、しかも定期的に読まなければなりません。しかるに日本会議に連なり、確たる信念もなく靖国に参拝する人たちには、同じような努力があるとは到底思えない。むしろ高校生程度の歴史や政治、社会の勉強でさえ十分ではないのではないか。もっと言えば、右寄りでさえあればよく、自分がしていることの意味さえ本当は分かっていないのではないか。安倍首相の歓心を買う事だけに汲々としているだけの偽もの議員ではないのか。そいう人たちにいかなる存在理由があるのか、とんと私には分かり兼ねるのです。
関連記事。安倍チルドレンが前代未聞の振る舞い。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170621-00522881-shincho-pol

今の日本は、首相を頂点として、超保守、戦前回帰の思想が大手を振って歩き始めています。それがエスカレートして、国民から、政権に反対する思想の自由を奪おうとする段階に至っています。それが共謀罪法案です。自分たちが超保守の思想を正しいものと信じているのであれば、その論点を明らかにして、五輪などにかこつけずに、正々堂々と主張するべきなのです。安倍首相が、それを何故しないのかというと、本音をストレートに出せば、絶対に国民が付いてこないことを百も承知しているからなのです。

従って、嘘も方便で、その場の耳当たりの良い、しかも自分に都合の良い点だけを取り出して国民にアピールしてきたのです。表現を変える(ごまかす)こと、不都合な部分は隠すこと(隠蔽)、それが安倍首相の説明に共通する特徴です。正直や正確、配慮という言葉は、安倍首相の辞書にはないらしく、忖度という言葉もないのでしょう。忖度は取り巻きが首相に対して使うべき言葉で、首相=中でも安倍首相が使う言葉ではないからです。

議席数を背景に、論戦で旗色が悪くなれば、審議を途中で打ち切る。しかも真摯に議論を重ねて、国民の理解を得たとうそぶく始末です。どこが、と言いたくなります。そのような理不尽な決裁を繰り返すことで、徐々にしかも確実に、超保守による専制政治の道、国民の製品の右傾化が進められてきているのです。

国家主義以外の、いかなる思想、理念も、彼らにとっては異端であり、危険思想です。こうなると、政府の価値観や政策に異議を唱える者は、テロの予備軍と見なされる可能性が出てきます。そういう目障りな者は、早い内に刈り取っておかなければならないからです。そして、後でそれが国と国民を守るために必要なことだったと彼らは言うでしょう。

家に資本論があるだけで、危険なマルクス主義者だと彼らは判断して、任意同行を求める。そして拘留することが、共謀罪で可能になります。政府の転覆は考えていないし、自分は仏教徒だといくら言ったところで、無駄なのです。犯罪に着手しなくても、行動を意図しただけで、逮捕と処罰が可能になってしまったからです。しかもその場で何が危険かは、政府と警察が判断することであって、我々国民(犯罪予備軍?)が決めることではないのです。

共謀罪は、岸信介の警職法に端を発しており、警察の権限を強化することが目的です。一方でテロ反対の共謀罪の何処が悪いのか分からないという国民がほぼ半数います。残りの半分が反対、半分が賛成です。分からなければ、賛成も反対も出来ようがないのです。最終的に賛否どちらになっても、それは国民の判断だから仕方がないにしても、国民の大多数が法律の目的と中身と効果を理解していないことには、採決に持ち込めないことくらいは誰にでも分かります。それでもしかるべき手続きを無視して、無理やり法案を押し通す。安倍首相が独裁者だから、そのような不条理と無法が通るのです。

テロが良いと思っている人間は、私も含めて誰もいません。だからそういう議論をしても意味はないのです。どういう方法が、(五輪を含めた)テロ対策としてベストなのかという議論なら未だ分かります。でもなぜかそういう議論にはなりません。野党の追及もピントがずれています。金田法相の言う、花見の例などはどうでもいいのです。私は出かける時には双眼鏡とカメラとPCを持参しています。地図はスマホで確認できます。だからその気になれば(警察が怪しいと思えば)、いつでも警察は私を拘束できるのです。WTWを読めば、私が政府にいかに批判的であるか、政権の交代を切に願っているかは一目瞭然なのです。

論点を変えると、民主主義を守るには、その方法を守る必要があるということになります。選挙制度が公平に正しく運用されなければ、民意を正確に政治に反映することは出来ません。いま安倍自民が好き勝手に振る舞っていられる唯一最大の根拠は、選挙で最大多数の議席を獲得したことです。その後の世論調査の結果を見れば、国民が自民党に白紙委任したわけではないことが分かり、民意と実際の政治がどれだけ遊離しているかが分かります。

ならばその後の衆院選や参院選でも、なぜ彼らが多数の議席を得ることができたのでしょうか。それは個々の政策とはあまり関係のない事情によるものです。最大の理由は、自民党以外に「現実的な」選択肢がないことです。私でさえ、蓮舫・野田が率いる民進党に政治を任せる気にはなれません。特に野田には良い印象を持っていません。

国民が自民党に求めているものは、安定感(政治と生活における)なのです。急激な変化に伴うリスク(経済面を含む)は避けたいのです。

しかし経営者が、労働者から収奪を繰り返し、若者の女性は風俗、男性は兵隊という選択肢に追い詰められてもなお国民が安定を求めるとしたら、それが果たして平和で幸福な国民のあるべき姿だと言えるのでしょうか。政治にも社会正義にも無関心な国民が、風邪を引く覚悟で、自民党の格差を前提にしたぬるま湯から、自らの判断で一度は出てみる勇気を持たない限り、安倍政権がプロデュースする、社会的不幸の根を断つことは出来ないのです。

英米の二大政党制を志した小沢一郎は、自民党に肩入れする検察(外国でこんなことをすれば長官以下、全員クビです)が、国策捜査を始め、その対応に時間を取られているうちに、愚昧な野田の愚挙で、民進は政権の座を失いました。そもそも二大政党制などは、自民の念頭にはないのです。徹頭徹尾、弱小野党のいる一党独裁が、彼らの理想、即ち自民ファーストなのです。そのためには手段を選ばないうえに、米国がそれを(軽蔑しながらも)後押ししているのが現状です。米国は、米国に反旗を翻した田中を潰し、二大政党制を目論んだ小沢を排除したのです。それは自国による日本の支配に邪魔だからです。

しかもかつては自民党一党独裁でも、党内に主流、反主流という選択肢がありました。また政治家としての矜持とプライドもありました。それらが自民党党内での自浄作用になっていたのですが、今はそれはありません。それどころか国民に選ばれた国政の議員であるという誇りと矜持さえ失ったかのようです。

しかも肩で風を切り(萩生田を見よ)安倍派でなければ人に非ずという傲慢さです。そういう安倍チルドレンが頻繁にスキャンダルを起こしています。親分が親分なら子分も子分というところです。碌な部下のいない、正常な支持者のいない一強のトップが独裁者になれば、どんな不正、いかなる理不尽がまかり取っても、少しも不思議ではないのです。

反対勢力と競争相手のない政治、それが独裁政治なのです。批判されなければ、どんな無理でも通るのです。自分で自分の欠陥を見つけて修正できる人間はごく少数です。ゆえに国民は、野党に力をつけさせて(票を与えて)、安部政権の暴走を止められる重しにする仕組みを作ることがどうしても必要なのです。それは野党でも、自民党内の反対派でもいいのです。今の国会審議では、とてもではないがあるべき論戦にはなっていません。しかも共謀罪では、海外のメディアや国連が、言論弾圧の可能性を示唆しているのです。

関連記事。同調圧力が大量殺人を生む。加計と森友とアイヒマン。
http://www.huffingtonpost.jp/tatsuya-mori/kake_moritomo_b_17238046.html?utm_hp_ref=japan
コメント:群れの論理です。一読を、

関連記事。旭日旗に似たポスター。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/20/story_n_17235570.html?utm_hp_ref=japan
コメント。中央の二人のピエロは、さしずめA首相とS長官と言ったところでしょうか。い事です。



824.悪意のツイッター。17/6/22

・悪意の広報ツイッター。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062101295&g=pol
コメント:某政党が、自党の立場を捨てて、安倍政権の理念なき提灯持ちに堕するのであれば、自民党の靴をなめて生きてゆくしか道はないのです。そもそも権力欲だけでも、仏教の理念から完全に逸脱しています。そう言われるのがくやしければ、自党を国民がどう思われているのかを、自分で確かめてみるべきなのです。共謀罪成立時の法務委員会の若造の暴挙を、私は絶対に許す気にはなれないのです。

・香山リカの公演中止。
http://www.asahi.com/articles/ASK6P5R91K6PULZU00G.html?iref=comtop_8_08
コメント:危ないのは、日本人全体のIQの低下と、それに伴う右傾化の傾向です。トランプを当選させた同じ力が、日本でも働いており、安部続投に留まらず、日本が相互監視社会になり、しかもリベラル派に対するリンチ=個人テロ、が横行する、偏狭で横暴な社会になる可能性が否定できないのです。

・9条改憲、性急すぎる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062102000249.html
コメント:なぜそうまでして安倍首相のご機嫌を取らなければならないのか。加計学園で追い詰められているからでしょう。でもそれは安倍首相の全く個人的な事情です。そんな下らない事情で国政を曲げられたら、国民は堪ったものではありません。



825.見え透いた嘘。17/6/23


・萩生田、知らないはずの相手と写真。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062202000125.html
関連記事。局長も発言を認識。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062300020&g=soc
関連記事。取ってつけた説明。
http://www.asahi.com/articles/ASK6Q5V9WK6QUTIL046.html?iref=comtop_list_pol_n03
(寸評:なんでこうも見え透いた嘘をつくのでしょう。その一事を取ってみても、この人物は信用できないことがはっきり分かってしまいます。八王子市民よ、もっとしっかりしないと。結果的に国民の脚を引っ張っているのですから)

・日本獣医師会。特区制度に基づく対応はなじまない。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170622/k10011027261000.html
(寸評:ここに最大の問題点があります。特区の私物化です。岩盤規制を壊す事が目的なら他にいくらでもやりようがあったはず。なぜそれが首相の友人の事業でなければならないのか。むしろそれは敢えて避けるのが官の良心というものでしょう)

・公明党、丁寧な説明何処へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017062202000124.html

・支持率急落で三期目に暗雲。
http://jp.reuters.com/article/focus-vote-idJPKBN19D0ZH



826.都議選、情報なしでは判断出来ない。17/6/23


・都議選告示。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170622-00000116-mai-pol
コメント:投票用紙は昨日届きました。でも誰を選んだら良いのかがさっぱり分かりません。情報がないからです。いつも選挙では、国民や都民は乏しい情報の中での判断を強いられているのです。これで本当に公正で公平な選挙ができるのでしょうか。政党だけで選んだ結果が、豊田、武藤、中川などの魔の二回生ではないですか。



827.世界に恥ずべき共謀罪。17/6/23


・共謀罪の採決強行。国連、民主社会では認められない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017062202000123.html
コメント:コメントの必要はありません。それがコメントです。最も短いエッセイでもあります。



828.前川氏記者会見。17/6/24

・前川氏、内容はほぼ事実。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062301264&g=pol
関連記事。萩生田、文科省に頼りにされていただけと反論。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-00000180-jij-pol
関連記事。省庁人事を握る萩生田。真実言うと報復。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062302000133.html
関連記事。面従腹背で中央官庁の不満。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062101257&g=soc
関連記事。最初に取材し放送されない。NHK.に疑義。
http://www.asahi.com/articles/ASK6R6DKPK6RUTIL059.html?iref=comtop_8_05
関連記事。メディアまで私物化されたら日本の民主主義は死ぬ。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/23/maekawa_n_17266326.html?utm_hp_ref=japan
コメント:官邸が無関係なら文科省が頼りにする必要はないし、頼られて文科省の味方をしたいのなら、加計には反対したはずです。萩生田は言っていることが支離滅裂になってきました。何度も加計選定とは無関係だと言い張ってきたのに、結局選定にタッチしていたことを自ら認めたのと同じことなのです。嘘を付き通せばいつかそれが真実になるという事だけは晋三親分から学んだのでしょう。安倍政権は、日本を正義感も責任感もない、ひどい国にしてくれました。前川氏の記者会見のTBSの中継も、強引に途中で打ち切られ、録画の葬儀の話題に切り替えられました。他局でも同じような状況で、極力前川報道を少なくしていました。またもや官邸への忖度が感じられる状況です。萩生田に関しては、カジノ法案を強引に成立させたことも許しがたいことの一つです。萩生田は都議から出発しているので、繰り返しこのような怪物を生まないよう、今回の都議選の投票には十分ご注意願います。



829.経営者も三流か。17/6/24

・東芝、東証二部に降格。債務超過5816億円。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-00000060-asahi-brf
関連記事。上場廃止なお疑念。
http://www.asahi.com/articles/ASK6R64KHK6RULFA02H.html?iref=comtop_list_biz_n01
関連記事。東芝とシャープの明暗。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-00010008-newswitch-ind
関連記事。物言う企業の逆襲。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO18058950T20C17A6EN1000/?dg=1
関連記事。役員報酬1憶円超。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23HYQ_T20C17A6000000/?dg=1
関連記事。JAL役員報酬貰いすぎ。
http://toyokeizai.net/articles/-/177553
コメント:経団連を含む日本の経営者とその団体は、三菱自や東芝、日本郵政を反面教師にしなければなりません。経営より保身の役員優先の企業においては、コーポレイト・ガバナンスなどあってなきが如しで、報酬もお手盛りです。経営の失敗があっても知らぬ顔、平然と続投を株主総会に申し出る。一方で、怠惰で安易な日本の経営者が、安倍独裁により掛かかる。いまこそ経営者が気持を切り替えて、精神を引き締めないと、日本が三流国になるのは時間の問題なのです。政治も司法も報道も三流なのだから、せめて企業だけでも一流でないと、取り得のない国になってしまいます。なにより悪いのは、雇用の半数を派遣にしてしまったことです。とってつけたように同一労働同一賃金を目標にするのは問題のすり替えに過ぎない。正規雇用を当たり前=正常、の雇用形態に戻すことが先決なのです。そうでないのなら、正規雇用から正規の名称を外して、特別雇用にすればいいのです。そうまでして自民党政権が企業を甘やかしてきた結果が、現在の企業の不祥事の山なのです。自浄作用がなければ、必然的に組織は腐敗する。しかも唯一の監視装置である株主総会は、事実上いかなる抑制力にもなっていません。ならば企業に常に緊張感を持たせるという意味でも、21世紀に相応しい新しい感覚の労働組合と、その持続的な活動が必要なのです。それは企業が淀んで、ついには溺れて沈んでしまわないためにも、必要なことなのです。ついでに言わせて貰えば、世耕大臣は素人と同じ判断しか出来ていない。この仕事には不向きなのです。



830.加計を強引に押し通す安倍首相。17/6/25

・首相、獣医学部、今治以外も認める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000055-jij-pol
関連記事。疑惑を完全否定。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/24/prime-minister_n_17280068.html?utm_hp_ref=japan
関連記事。獣医学部新設の深い闇。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50327
コメント:泥縄もいいところです。一校に限ると決めたのは特区の委員会で、しかも特区では首相には決定権はないと、さんざん言い訳してきたではないか。いま急に自分に決定権があるかのように言い出すのは、どう考えても矛盾しています。そうまでして加計学園と自分を正当化したいのでしょうか。絶対に引かない、あくまでも強引なやり口はもはや見苦しさを通り越し、常識さえも逸脱しています。追い詰められた末の狂気の政治です。首相交代などは全く念頭にもないらしい。日本は安倍晋三の私物ではないのです。よくもこれで自分が無関係だなどと言えたものです。



831.都議選の問題点。17/6/25

・都議選、各党の主張。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000092-mai-pol
関連記事。構図。
https://mainichi.jp/graphs/20170623/hpj/00m/010/001000g/9?inb=ys
関連記事。
https://this.kiji.is/251289445100650502?c=39546741839462401
関連記事。豊洲、各党の対応。
http://www.asahi.com/articles/ASK6S5CT3K6SUTIL00L.html?iref=comtop_latestnews_02
コメント:これまでの自民党都議の不正と腐敗、出張や車で湯水のような税金の無駄遣い、小池以前の知事達の都民を馬鹿にした都政と公私混同の無駄遣い。溜まりに溜まった都民の不満こそが争点でなければなりません。玉虫色の豊洲を争点にすれば自民党を利するだけです。国政を狙って、安倍政権と敢えて対立を避ける小池知事の怪しい側面がこういうところに現れています。



832.交渉能力の欠如と、外交の不在。17/6/25

・文大統領の発言に抗議。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000012-asahi-pol
コメント:臭いものに早く蓋をしたいだけという政府の姿勢があからさまに見えていることにこそ、問題の本質があります。こういう政官の態度では、いくら交渉を続けても時間とカネの無駄で、問題は永久に解決しません。安倍政権の、人を人とも思わない傲慢さがここにも表れています。もう一つの傲慢さは、共謀罪に関する国連の批判への感情的な反論です。傲慢さでトランプと競争して、どうするというのか。慰安婦問題より、竹島の占領の方が、日本にとっては重大な問題だが、議論になっていません。

・北方領土で日本語講座中断。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170624-00000098-san-eurp
コメント:安倍首相が何回、プーチンと会談してもこの問題は一向に進んでいない。加えて、対ロ交渉が失敗していることを、メディアも敢えて口にしない。だから報道の自由がないと言われるのです。政権の批判が事実上制限されているのです。悪い意味でのお坊っちゃん首相は、政治家として何倍も上手で、したたかなプーチンの相手ではない。掌でいいように転がされているだけです。ばらまき以外に外交の手段を持たず、交渉の能力にも疑問符の付く首相が、まともに相手にされていないのは、彼には見るべき政治的信念も、国際社会の理想像もないからです。いまどき蜘蛛の巣の張ったような岸信介の大東亜共栄圏や国家主義や明治憲法で、世界と渡り合えると思う方がどうかしています。自国主義、孤立主義のトランプが、世界中で問題視されている様子を見ていれば、そのくらいは、いかに安倍首相でも分かるはずなのですが。



833.都議選、ようく考えよう。17/6/26

加計問題で最大の受益者、しかも事の経緯に最も詳しく、政権トップとの情報交換が想像され、真相を知るであろう加計理事長は雲隠れして行方知れず。しかもメディアは行方を追っていない。誰かの別荘にでも隠れているのか。彼と前川氏の証人喚問は実態の解明に不可欠です。国民はそろそろ某首相と某副官房長官を検察審査会に告発すべき時期にきているのではないか。無論訴因は国民の背信行為と議会政治の冒とくであり、それは取りも直さず、国家への裏切り行為です。

6/25のTBSの早朝の時事放談で、武村が、豊田議員は秘書が5年で100人変わったというのは異常だと指摘していました。また今回の内閣支持率の低下は、政策よりも安倍首相の人物に対する信頼性の問題(世論調査でも安倍内閣不支持の理由のトップが、安倍首相が信用できないというもの)なので、後を引くだろうと言っていました。安倍チルドレンの採用当時、幹事長だった石破は、経歴だけで選んだことには反省があると述べていました。武村は英国では政党が公認するときは徹底的に人物調査をすると指摘していました。
印象操作については石破が、前川の攻撃も印象操作だとして、野党への対応は、その背景に国民がいる事を忘れてはならないと述べていました。武村が、総理が岩盤規制に穴を明けると言っても、そこを通るのが、親友の学園だけだというのでは、国民が疑問を感じるのは当然だと述べていました。
6/30付の週刊朝日の特集は、安倍を忖度する小池です。私もその綱渡り(悪く言えば裏表)こそが小池のアキレス腱になりかねないと思っています。加えて音喜多のような問題含みの議員が代表格では、ますます腰が引けます。いま都民が政治を変えたいという尤もな理由ではあっても、無条件に都ファを選択すれば、安倍チルドレンに投票して、不適切な国会銀を量産し、結果、黒を白と言いくるめるだけの安倍独裁政治を生んだしまった現在の体たらく、政治と政治家への無理解、無関心を、別の形で繰り返すことになりはしないか。政党なら民進や共産や自由もあるのではないか。
極端な変化を望まないからという理由なら、条件次第では安倍政権への協力も辞さない政党でも良いのか。いずれにせよ腐敗した自民党都議よりはましであることは確かでしょう。では何が問題かと言えば、大きな影響を持つ重要な選挙にも関わらず、私達選挙民には、比較検討する時間(事実上1週間)も、候補者の政治姿勢を問い質す機会も、人物を評価する情報も与えられていないことです。こうした選挙民が置かれている状況にこそ、我が国の民主主義が危機に瀕している真の理由があると思います。条件を示さずに、選択だけが強要される。これでは投票率が落ちない方がむしろおかしいのです。
だから私は、主義主張のはっきりしている政党の方が、自分が後で後悔しないような気もしています。従って今一つ都ファにも確信が持てないので、正直言ってポスターを持って来なくて助かっています。無碍に断りたくもないからです。それでなくともWTWを読めば、どの政党であっても私だけは敬遠すると思いますが。
とにかく流されないで、立ち止まってよく考えましょう。それこそが正しい民主主義の在り方だと思います。
関連記事。都議選、都ファと自民が競り合い。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170625-00000123-jnn-soci
関連記事。民共は政権批判。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H1H_V20C17A6PE8000/?dg=1
関連記事。小池支持66%。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H2K_V20C17A6MM8000/?dg=1



834.三権分立の危機。17/6/27

秘密保護法、安保法、共謀罪が、日本政治の戦前回帰の反動政治と、安倍首相による国と国民支配の、個人的野望の産物であることは言うまでもありませんが、直接の利害関係者が軍隊と警察であることもまた否定できません。秘密保護法と共謀罪が警察の権限を強化し、安保法と自民党の改憲案が自衛隊の権限を強化する。全てが強行採決で進められてゆくなかで、特に元警察官僚が官邸で画策していることを危惧する声(岸井など)も出ています。それは政と官の癒着を意味しています。
政権と警察が便宜を図りあい、前川氏のクラブ通いもいち早く警察が官邸に報告しています。すなわちいまの警察は、自身の権力志向を背景に、国民を守るより、まず政権を(国民から)守ろうとしているかのようです。そう考えると、籠池の強制捜査が国策捜査だというのも頷けます。それは小沢どころか、田名角栄から連綿と繰り返されてきたのです。
最近の週刊朝日が、専門家の会議でも、人選段階で官邸の厳しい思想チェックと介入があることを告げています。安保法と無関係な委員会でも、安保法にかつて反対した学者が無理やり外されたことを報道しています。これは明白な思想・信教の自由への挑戦であり、究極の憲法違反でもあります。
そういう価値観の人たちが憲法をいじりはじめたら、どんなことになるのか想像するだけでも恐ろしいことです。9条の加憲だけ済むとは思えないし、一度でもなし崩しで改憲の前例を作ってしまえば、あとは一気呵成です。止め処なく憲法を改悪し、憲法を骨抜きし、無力化してしまうことでしょう。それはナチスが権力を掌握した時と同じやり方でもあります。
9条の改憲文案で、総理大臣を最高指揮官とする軍隊を創設するという自民党の案が何を意味しているのか、本当に国民は理解出来ているのでしょうか。他の誰でもない安倍首相自身が、自衛隊の最高指揮官として君臨することを意味していることに、なぜ気が付かないのでしょうか。これはヒットラーが独裁者になった時と全く同じ状況なのです。戦前のドイツを見習って、独裁主義から全体主義への道をひた走っているのが、日本の現在の政治のありのままの姿なのです。
こういう時だけ安倍首相は、いつまでも自分が首相でいる訳ではない(だから私欲ではない)という言い訳をします。それなのに、とっくに内閣解散になってもいいような、籠池問題でも加計問題でも、一切知らぬ存ぜぬで押し通し、一方でなりふり構わずに三期目を狙っています。やること成すことに、個人的な政治的野心が丸見えなのです。
国民はもう今後一切、その場限りの嘘で固めた首相の説明を信用してはならないのです。同志社の浜矩子は、加計問題で顎が落ち続けて、いまや顎につける薬もないと言っていました。私は冗談でなく、顎の筋肉を傷めてただいま治療中です。安倍首相の説明が嘘だということは、森友と加計で、国民の眼にもはっきり見えているはずなのです。だからこそ内閣支持率が急落しており、その理由が首相を信用できないというものなのです。正義とも正直とも無縁な首相。そういう人が、お手盛りで作ってきた法律は、それらを並べてみれば、その意図は誰にでも分かるのです。だから国民が悪法に追い詰められる前に、廃案にする必要があるのです。こういう話も、政権から見れば、重大な国家転覆罪(の計画段階)という事になるのでしょう。企てているのは安倍政権の転覆ですが、彼らにとっては自分達が国家だから、国家転覆と見なされるでしょう。
戦後の自民党政治が最後(であって欲しい)に生み出した、自我肥大で教養の欠如した奇怪な政治家。尊大で傲慢な怪物を、一日でも早く政権の座から追い払わないと、(権力者に)生活のみならず、財産も生命さえも奪われるのは、他でもない一般市民であり、国民自身なのです。保守的な国民の支持で生まれた日本版ヒットラーは、共謀罪法案で警察に秘密警察の機能を付与し、いまや日本版金正恩になりつつあるのです。
官邸の思想介入は苛烈を極めており、安保法とは何の関係もない委員会でさえ、過去に安保法に反対の意見を述べたというだけで、官邸が強引に学者を排除したと週刊朝日が伝えています。その結果竹中平蔵のような理念も責任感もない御用学者だけがのさばることになるのです。それは原発と同じ構図です。首相が口にする印象操作等という生ぬるい言葉と、政権が実際にしている暴力的な行為とは大きくかけ離れています。具体的な思想と表気の自由への弾圧は既に始まっているのです。政治と警察が密着すれば、どんな恐ろしいことが起きるか分からないと前川氏も言っていました。
私の評価が間違っていると思う方は、どうか天皇陛下に確認して頂きたい。但し田原総一朗でさえ面会は実現していません。無論その理由ははっきりしています、いかなる政治的な行動(含む意見表明)も、象徴天皇には許されていないからです。
前川氏がTBSのインタビューで最後に語った言葉が印象的です。日本では民主主義が危機的な状況になっている。なぜなら三権分立が維持できなくなっているからというものです。
いままで、自衛隊はともかく、警察は交通違反くらいしか縁がなかった。でもこれからは集会や職場での何気ない一言が、そのまま警察に伝わり、事情聴取され、デモを口にしただけでも逮捕される日が来るのです。
いま国民に出来ること、しなければならないことは、安倍首相のファシズムに反対する声を上げ続ける事なのです。
関連記事。逆風の都議選。首相露出控えめ。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062600790&g=pol
関連記事。国政選と国民投票、同時は邪道。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062600885&g=pol
関連記事。真面目な議論ではない。法学者、改憲案批判。
http://www.asahi.com/articles/ASK6V4SM9K6VUTIL02R.html?iref=comtop_list_pol_n03



835.ブレード・ランナーと安倍首相。17/6/28

NHKBSで放映された「ブレード・ランナー」を再度見ました。様々なバージョンがある映画で、SFと言っても、能天気な宇宙冒険物語ではなく、モンスターが登場する映画でもありません。むしろモンスターは人間自身という、陰鬱な未来を描いた映画です。それでもこれだけ長く見続けられ、SF映画の金字塔の一つになっているのは、単なるアクション映画ではなく、人間性という人類永遠のテーマに深く切り込んでいるからです。
人為的な遺伝子操作により、厳しい環境で働かせる事を目的にした、奴隷の人造人間の物語です。映像化が極めて難しいテーマでもあります。主演はスター・ウォーズやインディ・ジョーンズ時代のハリソン・フォードですが、未だ当時は彼の演技力も十分ではなく、むしろ人造人間役で共演したルトガー・ハウアーにとって代表作です。監督はエイリアンのリドリー・スコットです。
公害が極限まで悪化し、大気にもやがかかり、地上には酸性雨が降り続く2019年のロス・アンゼルス。青空などは全く見えない。いつも夕暮れのような薄暗い都市環境。古びた高層住宅も、人口の減少でガラガラ。そのくせ地上は人であふれている。その多くが日本人という設定で、日本語の看板が林立しています。飛行船の大画面に登場するCMはわかまつ(ビタミン剤)です。やる気と才能のある人間はとっくに宇宙に出てしまっています。まさに究極の貧民街でもあります。
宇宙で働くように作られた人造人間はたびたび反乱を起こし、人間にも犠牲者が出ている。そこで地球全体が人造人間の立ち入り禁止区域となり、発見次第射殺する命令が出ている。その処刑役がブレード・ランナーと呼ばれ、ハリソン・フォードは、中でも腕利きのハンターという設定です。
おりしも地球に入り込んだ4体の人造人間を排除する命令が下る。彼らはなんのために地球に来たのか。それは肉体的な性能は極限まで改良されているものの、大きな欠陥があるからです。それは4年というあまりにも短い寿命(耐用年数)です。見た目では分からない人造人間を区別するためには、質問をいくつかするだけで良い。感情的には不安定だからです。また成長期はないので、幼少期の記憶もありません。
関心のある方は本編をご覧頂くとして、再度この映画を見て思ったのは、こういう映画を見た後で、安部首相や麻生大臣、稲田大臣、菅長官などと、映画について話し合ったら、果たしてまともな議論になるかどうかです。
安倍首相はスコセッシの映画「沈黙」を見た後、映画館の出口で記者から感想を問われて、一言もなかったと伝えられています。沈黙は宗教的な要素もあるし、難解な部分もあるので、分からないでもないが、ブレード・ランナーを見た後でも、やはりまともな感想は言えないのではないか。それなら首相どころか、国会議員としての資質も、問い直されてもやむを得ないのではないかと思うのです。但しあくまで仮定ですが。
もっとはっきり言えばIQやEQは大丈夫なのかという事なのです。麻生氏は未曽有の漢字が読めなかった。ナチスとワイマール憲法の関係も分かってはいなかった。北方4島の漢字が読めなかった北方対策担当大臣もいました。何故安倍政権の閣僚の知性が疑わしいかと言えば、それは国会で、子供騙しの言い訳に終始し、無責任な態度に終始しているからです。
でもそれが前川前次官なら大分様相が異なるではないでしょうか。なので私は出来れば政治の話題でなく、一般教養のテーマで安倍首相と話し合ってみたいのです。哲学として充分深いものを持っているのかどうかを確かめたいのです。なぜなら、人の上に立つ者は、それなりの知恵と人格、人間性が求められてしかるべきだと思うからです。
関連記事。稲田大臣の発言問題に。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170627/k10011032521000.html
(寸評:これでも大臣の器でしょうか。この人が大臣の時に、有事になることを考えると寒気がします。まともな判断ができるとは思えないからです。しかもそれは首相でも同じことかもしれないのです)



836.稲田とは何者か。17/6/30

・稲田、自民嘆き節。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017062902000125.html
コメント:TBSの午後のニュース番組によれば、あのメガネは完全に伊達=素通し、で視力は1.5と2.0だそうです。出身地の眼鏡産業の宣伝が目的で、網タイツも地元の繊維産業の宣伝だそうです。安倍首相だけが引き立てた理由は、弁護士時代に南京虐殺はなかったという論戦を展開し、それに感銘を受けた安倍首相が、政界入りを勧めたからだそうです。首相の操り人形であることを差し引いて、国家主義的な思想の共有だけで、ここまで徹底的に贔屓できるものでしょうか。国会の答弁は以前から棒読み。仏、カナダの女性防衛大臣との記者会見では、自分たちはグッドルッキングだという発言をして、海外のメディアがあきれました。政権としては8月の内閣改造を待って交代と言う筋書きでしょうが、どうやら政権へのダメージは想像以上のものがあるようです。しかしながらこの問題の本質は、任命した安倍首相自身の、誤った政治姿勢と歪んだ価値観にあると思います。加計学園問題=もりかけ問題=蕎麦屋かよ、と言われています、での安倍政首相の往生際の悪さも相まって、安倍内閣はもはや死に体です。因みにもう一人の舌禍=だけでなく殴る蹴る、の豊田議員は入院中。あるんでちゅかは笑えます。違うだろう、は学童の間の流行語にもなっているとのことです。
関連記事。自衛隊法61条。
http://www.47news.jp/47topics/e/291848.php
関連記事。都議選終わるまで態度保留。
http://www.asahi.com/articles/ASK6Y5RD8K6YUTFK010.html?iref=comtop_8_01
関連記事。安倍政権の黄昏、おごれる政治。
http://www.huffingtonpost.jp/nobuto-hosaka/shinzo-abe_b_17330120.html?utm_hp_ref=japan



837.見たくない人々。17/7/1

私の情報源はインターネットであることは言うまでもありませんが、次はTV、週刊誌、新聞の順番です。TVは録画を早回しで見ており、バラエティからニュース番組まで何でもありです。お笑いも原則全部チェックしています。朝刊の番組欄に録画予定の丸をつけることから一日が始まります。残り少ない人生なので、一日中TVを見て暮らす訳にもいかないので、見る番組は限られます。見て損がなかったと思うものは教養番組が多く、この分野だけはNHK、特にEテレが断トツです。これがなければ国民がNHKに高い料金を払う理由はありません。
商業目的、即ちスポンサーの広告収入だけが頼りの民放に、良心的なジャーナリズムの番組を放送することは、基本的に期待出来ません。資本主義の原理で動いている業界への配慮が、ひいては間接的に業界が気をつかう行政や政権への気兼ねになるからです。政府を批判する番組のスポンサーになれば、政治家や行政機関が企業に良い顔はしないでしょう。但し当該企業が、監督官庁よりも、製品やサービスの直接的な顧客である国民の方を向いている場合は別です。実際にそういう企業が少なくないことが、日本のメディアと、ひいては国民の救いになっているのです。
更に短期の視聴率にはこだわらず、長期的に教養番組のスポンサーを務める企業もあります。その場合は、その番組が企業の看板にもなります。例えば、出光の「題名のない音楽会」や、塩野義の「ミュージック・フェア」、古くは富士フイルムの科学番組「20世紀」、富士通の短いが週日の「世界の車窓から」などがあります。優良番組を長期で支えることで、企業の良心や理念を、私たちは感じ取ることができるのです。そういう大人の余裕と風格が、現代の企業や宣伝から急速に失われているような気がします。
NHKの報道番組は正直、かなり見劣りしています。特に政府への忖度が目に余ります。これ以上、場違いな人選はないという籾井前会長が、高い退職金とともに去って、少しは報道の視点が国民に戻ったかに見えたが、合格点には程遠い現状です。報道局には、籾井が去ってもなお籾井色が強く残っているようで、総入れ替えが必要だと思います。
よく言えばことなかれだが、悪く言えば八方美人=政権に気を遣うから、のNHKはすべてに生ぬるさも付きまとっています。歯に衣着せぬ民放のニュース番組の方が、遥かに切り込みも鋭いし、国民の知りたい内容を伝えてくれています。国民が一番最初にNHKにチャンネルを合わせるのは、おそらく地震速報ですが、例えば熊本地震では、日本中に駐在員を置いているはずのNHKの初動は極めて鈍く、TBSの方が遥かに早く、的確に現地の情報を伝えていました。
費用は国民が負担しているのに、政府が事実上会長や経営委員を任命できる、即ち報道を特定政党の味方にできるという仕組み自体が間違いなのです。本来は国民が自分の権利を国家権力から守るために、報道の普遍性と透明性を担保する必要があるので、あえて別枠で費用を負担しているのです。ならば責任者は国民の直接投票(ネット投票でも良い)で選ばれるべきなのです。
バラエティもNHKの苦手とする分野の一つであって、お笑い三人組や二十の扉、チロリン村、減点パパ、若い季節など、何十年も前の、お涙頂戴、お笑い頂戴のジジババ番組からほとんど進歩していません。一言で言って、いつまでたっても、センスがあか抜けてしていないのです。報道部門に続いて娯楽部門も入れ替えが必要です。そういう意味では、井上やすしが優れた作家だったと思います。チロリン村は先進的な番組でした。市長のドンガバチョは、小さな島の政治家なのに、安倍や石原より、遥かに上でした。
NHKのドラマの頂点に立つ番組は、最大視聴率を誇る朝ドラです。朝ドラは新人発掘の場にもなっており、NHKも十分それを承知しています。そういうリスクのある番組の編成は即利潤追求の民放では手の出しにくい部分です。朝ドラは、中堅のリバイバルの場にもなっています。遠藤憲一も、寺脇康文も、西島秀俊も、キムラ緑子も、宮本信子も、朝ドラには足を向けて寝られないでしょう。
一方で、NHKは視聴者からみて理解のできない人事をします。局内の風通しの悪さと、バイアス=依怙贔屓、が働いていることを想像させます。魅力も才能もイマイチの人々がNHK採用だからというだけで、長期で居座って、お局になる。別にこの人でなくともと思う人の筆頭は朝イチの女子アナ有Xです。でもTV界の人材となるとNHKだけを責めることは出来ません。民放はもっと惨憺たる有様です。ニュースショウの司会=MC、になぜお笑い芸人や歌手を使うのか、理由がさっぱり分かりません。知名度が高いというだけで、すべての能力に秀でているとでも言うのでしょうか。
ついでながらNHKの常連になっている毒舌が売りの青Xさやかも、見るたびになんで不愉快なのかと良く考えてみたら、それは意地が悪いからだと分かりました。同じように意地が悪くても、久X雅美は自分を笑い飛ばせるだけましです。意地が悪いのに見栄を張る女=男も、例えば安倍首相、は始末に困ります。
更には怒る=切れる、事だけを売りにしているタレントさえいます。その人たちは画面に現れるだけで不快感が伴います。怒りは見ている者に不快感を呼び起こすからですが、そういう意味ではWTWも不快な要素なのかもしれません。日テレでMCを努める加X浩次、コメンテーターで、ひな壇に並ぶカンニンX竹山などです。こうなると適材適所どころか、人間性の問題です。活動分野が違うし、役割の上で不可欠な基礎的な素養さえ不足している。これは本人の責任というよりも、配役担当者の責任かもしれません。
他方で、文献を読み、考え、創作することが仕事の作家の中でさえ、明らかに常識がない百Xのような者がいます。では政治家の経験のあるタレントならどうか。よく顔を出す東国Xは、数々のスキャンダルを持ち出すまでもなく、政治家としては最後まで真似事で終わっています。実質タレントで自称政治家では、大阪の橋Xもいます。政治に誠実に向き合い、勉強を積み重ねる、そういう努力が、自称政治家、自称コメンテーターには決定的に不足しているのです。門外漢には思い付き以上の発言は無理なのです。だからといって世論を代表している訳でもありません。首相自らがアマチュアに毛の生えたようなものだからと言ってしまえばそれまでですが。
不人気ついでに、コメンテーターではないが、あらゆるバラエティに出まくっている、梅X富美男は子供たちにも不人気です。それはそうでしょう。しょっちゅう切れているから感じが悪いのは当然なのです。老害という意味では、ため口のゴルフ解説の青X功も、活舌が悪くてズビズバの将棋の加藤一ニXも、TV出演は勘弁して欲しい。あれが高齢者の有名人の代表だとすれば、高齢者の平均知能が疑われてしまいます。
ついでに言えば、女子タレントでは高X真麻も食傷気味です。切れるかどうかではなく、親とのセット販売が鼻につくからです。ルックスや内容で特段の特長でもあれば別ですが、押し売りされる視聴者の身にもなって欲しい。二代目は一代目以上の努力をして、親をしのぐ存在になる。それが二代目に生まれた者の宿命です。親がなりふり構わず売り込むことより、自分をしのぐ子を育てることの方が、親の務めなのです。



838.暴走する二階。17/7/1

・問題発言続く、二階。
http://www.asahi.com/articles/ASK6Z624BK6ZUTFK01N.html?iref=comtop_8_04
コメント:新聞を買っているのは二階でも自民党でもない。国民です。追い詰められて、とうとう気がふれたのでしょうか=二階が使ったキチガイという言葉は、差別語だから使ってはいけないらしく、仮名漢字変換でも対象外になっていますが、それはいささか行き過ぎだと思います。それよりも、今回の発言の方が問題です。自分を安倍首相への売り込んで、結果的には幹事長になったものの、その結果、国民には大迷惑。即ち独裁者の安倍首相が、民意も内閣不支持も踏みにじって、三選するかもしれないのです。責任を取って、豊田、稲田と共に潔く議員辞職して頂きたいものです。



839.引き揚げ。17/7/1

・漫画家が描く引き上げ体験。
https://this.kiji.is/253443638528722427?c=39546741839462401
コメント:我が家でも同じです。軍隊は先に逃げてしまい、後に残った民間人は、敗走する役だけを押し付けられました。身を守る武器さえなく、略奪されるだけの存在です。当然ろくな結果にはなりませんでした。五木寛之が語っている通りです。だから自衛隊を国防軍になどという底の浅い議論が出るたびに白けるのです。軍隊が信用できないことを、身を持って知っているからであって、その点では沖縄の人たちも同じ思いでしょう。我が家は第二次大戦(の敗戦)で経済的な被害を被っているのです。



840.都議選他。17/7/2


今日は都議選の投票日です。各党は全力投球、安倍政権の採点の機会でもあります。生憎の雨で、不動票が心配ですが、誰に投票するにしても、とにかく投票所に足をお運びください。因みに通知書の持参を忘れても、身分証明書(運転免許、保険証)があれば、投票できるはずです。私も運転免許証で投票させて貰いました。職員は折角投票に来てもらったのだからと言って、一枚の用紙への記入で、投票用紙を出してくれました。選管はコンピューターで有権者の投票を管理しているので、二重に投票は出来ない仕組みです。
・都議選。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000083-mai-pol
・有権者の声。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000087-mai-soci
・辞めろコールに首相激高。
http://www.asahi.com/articles/ASK715Q1DK71UTFK00C.html?iref=comtop_8_02
・首相の街頭演説に籠池も登場。映像。
http://www.asahi.com/articles/ASK715W3LK71UTIL02H.html?iref=comtop_list_pol_n05
・投票率上がれば有利か、不利か。
http://www.asahi.com/articles/ASK6Z7J48K6ZUTIL06L.html?iref=comtop_8_01


一昨日のテレ朝の朝生で、経済の高橋洋一が、文科省の加計文書がインチキだとくってかかっていました。全員が苦笑。保守サイドからでさえたしなめれる始末でした。この元財務官僚は教養程度に疑問符が付きます。これが有識者、知識人なら日本も末です。見た目も内容も、経済界の百田です。

・臨時国会の召集に応じない内閣。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00010001-bfj-pol
コメント:明白に憲法違反です。安倍首相の個人的なメンツを守るだけの目的で、議会制度がゆがめられ、ないがしろにされています。歴代で最も不正直な政権であり、正義、公明正大、責任感、公平、無私、奉仕精神、平和主義、国民主権、民主主義、議会政治、三権分立、のどれとも無縁な、戦後最悪・最凶の内閣です。

・米金融引き締めで円高誘発。
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yuji-kameoka-idJPKBN19L0XU
(寸評:日本も引き締めれば良い。それだけの事です)

・麻生、唐突なメディア批判。
http://www.asahi.com/articles/ASK7152RNK71UTFK004.html?iref=comtop_8_06
(寸評:二階幹事長と言い、安倍政権を批判しただけで、情報が間違いだと言い出す。私が財務大臣だったら1000兆円もの借金を背負い込んでいたら、夜も寝られませんけれど。この安倍政権の重鎮?二人の言動を見て思うのは、安倍政権が政権末期の症状を呈してきているという否定しがたい現状です。しかもこの二人に共通しているのは、一種形容しがたい品のない雰囲気です)

・都議の口利き5カ月で92件。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000052-mai-pol

・加計学園、何度でも訴える。社説。
http://www.47news.jp/47topics/e/291931.php





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