「WTWオンラインエッセイ」

【第45巻の内容】


「自制心」
「無責任予想」
「籠池逮捕」
「防衛観察」
「北の国へ」
「言葉を捻じ曲げる」
「北の国から」
「内閣怪造」
「野田聖子」
「追求再開」
「被爆者の賠償」
「反社会的扮装」
「オカマ天国」
「現代の語り部」
「非核三原則へ戻れ」
「ミサイルが来たら」
「アベトラの経済災害」
「自民党の事情と世論調査」
「小池首相への道」
「毒には毒で」


881.自制心。17/7/30

NHK Eテレの「スーパー・プレゼンテーション」(司会のメディアラボの伊藤所長のどや顔は苦手)で、海外の4歳児の実験がありました。マシュマロを与えて、もし15分食べるのを我慢出来たら、もう一つ上げると伝えます。でも3人に二人は直ぐに食べてしまいます。その表情が実に可愛いのですが、この実験にはその後の追跡調査があって、食べることを我慢した子供たちは、その後も順調に成長して、人間関係でも、仕事でもうまくいっている。でも我慢できなかった子供達は、様々な問題を抱えているという結果が出ているとのことです。自制心が人生の成功の鍵だと述べています。そこで自分の人生を振り返ってみると、自分がすぐにマシュマロを食べる方の子供だったことを思い出します。自分の人生に改めて合点しました。

ところで核のごみの最適地(?)が問題になっていますが、昨日の朝日の夕刊の素粒子が、原発はトイレの無いマンションを作ったようなものだと批判していました。国民目線で感じて、それを素直に発信する。それがあるべきメディアの姿です。誰か、または何かの「ために」報道に手を加える。本来の目的を忘れて、組織のための組織になり、保身のために忖度を始めたその時に、当該組織(NHKのみならず、財務省、防衛省、経産省、検察を含む)は、国民にとって不要な組織になるのです。
関連記事。政府が候補地。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201707/CK2017072902000139.html

側近の離反が始まっており、安倍政権は雪崩を打つように崩壊を始めました。無理の上に、無理を重ねて作った城だから、自分でも言うように落城3日となる可能性があります。


・二階が防空壕を提唱。
http://www.asahi.com/articles/ASK7Y4HFVK7YUTFK00B.html?iref=comtop_list_pol_n04
コメント:何をトチ狂ったのか。政府の平和への努力は放棄して、またもや国民につけを回す気か。毎回のように思い付きだけの無責任な発言。このような人には、怖くて大臣職など任せられない。自民党の地滑りに直接責任を持つ立場=幹事長、でありながら、その点については何も言わない。日本の政治シーンのみならず、自民党にとって、最も有害無益な政治家の一人。安倍三選を主唱してきたのだから、そのために全力を尽せばいいではないか。政治理念なき老害は去るべきなのです。

・小池知事が金融ビッグバン。
http://diamond.jp/articles/-/136573
コメント:海千、山千のやり手ばあさんです。経済でも政治でも、結局は素人に過ぎなかった石原慎太郎=二流の小説家、は、銀行で巨額の損を出して、大滑りしています。まして青臭い蓮舫などが、もともとかなう相手ではありません。この調子では、国政に小池の時代が来るのは時間の問題です。その時まで生きていたいとは思いませんが。それより二大政党制の小沢にもう一度機会を与えたい。これまた求心力に問題のある前原や枝野などではなく。




882.無責任予想。17/7/31

すみませんが、今日も前書きが長くなっています。テーマは民進の再生です。因みに安倍自民党では大幅な改革は出来ない構造になっているので、その結果として、地盤地価が進む一方になると思います。そして政権が好むと好まざるとに関わらず、年末の解散総選挙に向かって動いてゆくことになるでしょう。北斗の拳のケンシロウではないが、「安倍政権、お前は既に死んでいる」のです。

TBSのサンデー・モーニングは、リベラルな国民にとって信頼できるニュース番組の一つです。寺島や岸井などの、名コメンテーターがいますが、最近では青木理(おさむ)が正しい分析をしています。昨日も、民進には受け皿を期待するのは間違だという出席者が多い中で、自民があまりにも右寄りになっている現在、リベラルな国民の受け皿が必要だという意見で、説得力がありました。
関連記事。
http://www.tbs.co.jp/sunday/

共産党は、言っていることは正しいし、支持者も増えてはいるのですが、政権を批判する勢力ではあっても、政権を担う政党というイメージは希薄です。腐っても鯛で、閣僚経験者もいる貴重な政権担当経験があるというだけでも、民進は受け皿になり得るのです。それでも共産が民進と連立して、経験を積めば、少しは話は変わってきます。またそうすることで、国民により近い政権が生まれる可能性もあります。但し政権を一部でも担当するのであれば、党名だけでも変える必要があります。なぜなら中国を見るまでもなく、共産主義は、もはや民主主義とは同義語ではなくなっているからです。

民進の党首候補としては、前原の方が枝野より求心力はあるが、その主張が、防衛力強化、改憲賛成であり、共産との協力には後ろ向きです。自民党に飽きた保守的な国民を引き寄せるのには都合が良いかもしれないが、リベラルな国民の受け皿としての政党の党首としてはいかがなものか。例え短期ではあっても、まだしも長妻の方が、安倍首相と対等に渡り合えるだけましかもしれないのです。執行部の若返りは重要ですが、かといって、玉木、大串、桜井、福山、山尾、福島では、未だ党首は役不足の感を免れません。

以前最有力だった細野は既に執行部から抜けています。江田も沈黙を守っています。今のままなら前原党首、枝野幹事長になりそうですが、枝野が幹事長というのは、依然それで失敗しているので困ります。枝野の意識が国民から遊離していたがゆえに、選挙で得票が伸びなかったという過去があるからです。野田佳彦とともに、民主党が後退した戦犯としての責任があります。無論、岡田も主要な戦犯の一人で、しかも蓮舫体制のレールを敷いて、民進にとって、貴重な何年かを無駄にしたのも彼のおかげです。

本来なら民進刷新の強力な切り札になり得る、細野や江田が実際に考えていそうなことは、じり貧でしがらみの多い民進から離党して、新党を作ることでしょう。但し江田は維新への移籍もあり得ます。新党の構想の受け皿は、都民ファーストでしょう。但し都議に限って言えば、海のものとも、山のものともつかないどころか、野田数にしても音喜多にしても、政治家としては二流、三流なので、到底国政には使えません。いま大事なのは出来損ないの都議自身ではなく、新党としてのブランドの方です。

従って、秋にかけて政界の大規模な再編成が起きる事が予想されます。国民ファーストならぬ小池新党には、自民と民進からの離党者が集まる可能性があるので、所帯が予想以上に大きくなることも考えられます。その時は、党としての体裁を整え、求心力があって、実際に機能する政党を作るうえでは、経験のある小沢(キング・メーカー)や江田が幹事長になることが有効な手段となります。但し、いつ解散総選挙があってもおかしくない情勢なので、水面下で活発に活動を開始して、至急新党を立ち上げる必要があります。しかもそれは小池知事が一言声を掛けるだけでいいのです。自民党もそれは良く分かっているので、「受け皿」が出来上がる前に、解散総選挙をしようとあせるでしょう。共に時間が勝負だからです。

全く無責任な予想という前提で申し上げると、民進が保守とリベラルに分かれ、新緑風会を中心とする民進リベラルと、前原を中心とする民進保守に分かれるのではないか。リベラルは自由を吸収し、共産との共闘体制を敷き新民進となる。保守は国民ファーストを名乗って公明と連携する。直接政権を狙うのは国民ファーストです。ここで大事なことは、政策別に新民進と国民ファーストが連携してゆくことです。そして自民対民進という現在の構図ではなく、自民対民進対国民ファーストという形での、三大政党制を模索することです。

国民ファーストでは、小池百合子が自動的に共同代表になるでしょう。そこで今更のように思うのは、小池恐るべしということです。右翼の領袖、安倍の後ろ盾である石原慎太郎を手玉に取って一歩も引きませんでした。自民党の二階も安倍も、適当にいなし、結局離党しました。五輪では森を振り回しました。中でも凄いのは、豊洲移転に反対するかのような素振りを見せておいて、土壇場で豊洲移転を決め、しかもあろう事か、安全対策は必要ないと言い切ったことです。これ以上の鉄面皮はそうざらにはないものです。

小池の豹変ぶりには過去でも定評があります。でも豊洲問題で何が怖いと言って、それをメディアが全くと言っていいほど批判していないことなのです。築地の仲買人は激怒しているのです。なぜメディアは沈黙しているのか。安倍政権では圧力(むち)と首相との会食(あめ)で、メディアを手なづけていました。一体小池知事はどんな手を使ったのか。というよりは、また一つ、日本のメディアが信用できない証拠が出てきた、即ち国民ではなく、相も変わらず権力者に顔を向けているのではないかという疑惑なのです。

嘘を付くことを辞さない安部晋三氏が首相になって、日本の政治は右傾化し、しかも腐敗しました。二つの学園問題で、国民はどういう人を政治家として選んではいけないかを、身をもって学習し、その結果、自民党に見切りをつけて、小池知事が率いる正体不明の都民ファを選んだのです。即ちアベ・スガの言葉より、前川の言葉を信用したのです。小池知事の過去の経歴を調べ、最近の言動も良く吟味して、小池知事(事実上の党首)が、前川氏に近いのか、それとも安倍首相に近いのかを、自分の眼で判断しておく必要があると思います。都民ファは都議選に先立ち、安倍政権を一切批判せず、改憲にも反対していません。それらもヒントになるはずです。

国政で自民党を選んだ時と同じように、時代の流れや雰囲気だけで都民(国民)ファーストを選べば、また同じ失敗を繰り返すことになりかねないのです。日本の民主主義は崖っぷちに来ています。安倍首相に続く、次の政界実力者に、もう一度国民が騙されている余裕などはないのです。

前述の青木理が、こういう時期には存在感のある、声の大きい政治家が突然出てきて、彼(または彼女)に国民が付和雷同的に同調する可能性がある、その悪い例がトランプだと言っていました。安倍首相は和製ヒットラー迄は行きませんでしたが(改憲をごり押しすればそうなる)、その代わりが小池西太后なら、冗談としてはきつ過ぎるのです。



883.籠池逮捕。17/8/1

・籠池夫妻逮捕。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00000065-mbsnews-l27
関連記事。逮捕後公開を条件に明かしたこと。
http://toyokeizai.net/articles/-/179316
関連記事。昭恵が神風発生装置。
http://www.asahi.com/articles/ASK776R2BK77UTIL04D.html?iref=comtop_favorite_03
関連記事。政治家関与の解明求める声。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00000114-jij-soci
関連記事。民間人補助金不正問題にすり替えるな。
http://www.huffingtonpost.jp/yoko-kuroiwa/rethinking-how-to-tell_b_17629934.html?utm_hp_ref=japan
コメント:なぜ夫だけではいけないのか。それとも昭恵聴取につなげる為の実績作りでしょうか。そもそも大阪府警で済むようなことをなぜ特捜が担当するのでしょうか。特捜は政治家の不正や汚職が対象だから、籠池=民間、だけを逮捕するのでは筋が通りません。国税庁長官は書類を破棄し、国会で誰にも分かる下手な嘘を付き通し、その挙句に昇格しました。これで国民が納得すると思っているとしたら、本人も政府も知能は猿並みです。国民の常識を馬鹿にしていると、いつか必ずとんでもないしっぺ返しを食う事になるでしょう。メディアは関係者全員をトコトン追い詰めるべきです。しかもこの問題では、検察自身が政治権力との癒着=国策捜査、を問われかねません。動き方を間違えると自分自身を窮地に追い込む可能性も



884.防衛観察。17/8/1

・防衛白書延期。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00000563-san-pol
関連記事。稲田の参考人招致拒否。
http://www.asahi.com/articles/ASK705J71K70UTFK00P.html?iref=comtop_list_pol_n05
関連記事。自己防衛大臣。
http://www.asahi.com/articles/ASK7Y43M3K7YUTFK006.html?iref=comtop_8_02
コメント:稲田は奇抜な服装だけでなく、省内での言動にも問題があったことを週刊朝日の最新号が伝えています。但しこの問題は、制服組のクーデターがあったのかどうか、またそれが許されるのかどうかが大きな問題です。メディアへの情報のリークという形での内部告発はあっても良いと思いますが、いざという時に大臣の指示が届かないというのも大問題です。悪い意味での財務省の一枚岩の現状もあるし、省益優先、国民後回しになってはいないでしょうか。また防衛次官=背広組、但し安倍・菅の子飼い、はシビリアン・コントロールの要であるのに、次官の役割をきちんと果たしていたでしょうか。それとも政権のサービス機関に過ぎなかったのでしょうか。これらは稲田の辞任であいまいにされることなく、閉会中審査で全てが明らかにされるべきなのです。稲田のことなど、もうどうでもいいのです。取り上げる時間ももったいない、まともな人間ではなかったのですから。ここでは総理大臣の責任が問題なのです。ことは日本の安全保障が正常に機能しているのかどうかという、極めて重大な問題なのです。



885.北の国へ。17/8/1

・北、連続打撃。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00000028-yonh-kr
関連記事。米、衛星センサーで迎撃支援。
https://this.kiji.is/264690745614747132?c=39546741839462401
関連記事。北の弾頭消滅か。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017080100147&g=int
関連記事。中ロが反論。責任転嫁するな。
http://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-china-idJPKBN1AG1L7
関連記事。偶発的衝突を防げ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017073102000127.html
コメント:なるほど、米国には恨み骨髄だったわけですか。北は米が手を出せないという前提で挑発を続けているが、巻き込まれる近隣諸国は大迷惑です。豚将軍を取り除く方法を誰かが真剣に検討していないと思っているのでしょうか。それを警戒してか2週間ほど行方をくらましていました。北は中朝の国境近くから発射することで、米のミサイル攻撃をかわそうとしています。まずは衛星監視を強化し、核実験を事前探知することが最優先です。これだけは何としても阻止しなければならないからです。なぜなら豚将軍はミサイルとセットで、核爆弾をテロリストや中東に販売し、或いは発射を代行して、その結果、無関係な市民が十万人単位で命を奪われる、もしくは脅迫を受けることになるからです。残念ながら、もはや北の核開発施設を地図の上から抹消し、核爆弾を取り上げるしか、方法はなさそうです。但しことを起こすのはミサイルの迎撃体制を完全に整えてからであり、攻撃の為の多国籍軍を編成してからでしょう。具体的な準備を始めることで、北の内部でクーデターが起きてくれれば一番良いのですが。いまは北のミサイル発射から、米韓の初動までの時間が大幅に短縮されていることだけが救いです。



886.言葉を捻じ曲げる。17/8/2

・言葉を捻じ曲げるようなやり方。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/31/noya_n_17645420.html?utm_hp_ref=japan
関連記事。今治市の官邸訪問に、愛媛県の職員も同席。
http://www.asahi.com/articles/ASK815F5HK81PFIB00J.html?iref=comtop_8_05
関連記事。愛媛新聞、今治市に情報開示要求。
http://www.47news.jp/47topics/e/293133.php
関連記事。改憲具体化急ぐ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080101106&g=pol
コメント:嘘を付き放題の安倍政権と忖度官僚の手口は、論理のすり替えであり、特に閉会中審査の、小野寺議員と青山議員の前川氏攻撃は、あれで良く自分達は恥ずかしくないものだと思わせるものでした。一言で言って、三百代言です。但し、今回の事件で私が日本の未来に、少し希望を感じたのは、そんな「嘘八百」を、国民の大多数が信じなかったことです。それが支持率の急落の本当の原因(首相の人間性が信頼できないから)です。これこそ安倍政権の、天=国民に向かって唾を吐く行為だったのです。しかも、稲田の問題でも、森友、加計の問題でも、安倍政権は全く同じ態度のままで、嘘を付き通す姿勢です。反省などどこ吹く風で、しかも安倍内閣の体質のままで、改憲を強引に推し進めようとしています。
私は小野寺は自民党では数少ない良識派の議員だと思っていたので、閉会中審査の、安倍弁護の演説には大いに失望しました。与党内野党ではないということは、彼が防衛相になったら、有事に安倍首相の間違った下知に従う恐れが出てきます。もう間に合わないのですが、防衛大臣には、中谷の方が国民としては安心だと思います。



887.北の国から。17/8/2

・北潜水艦が特異な活動。
https://www.cnn.co.jp/special/kr_peninsula/35105087.html?tag=top;topSp
関連記事。日本の領海を狙っていた。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/icbm-10.php
関連記事。二段目はイラン製か。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017073101003&g=prk
関連記事。仏旅客機通過。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084521000.html
コメント:お次は核弾頭を搭載しない水中ミサイルの発射実験でしょう。今度は日本のEEZではなく、日本を飛び越えて、グアムかハワイの近く(の公海)まで飛ばそうとするかもしれません。豚将軍はどうしても米国に先に手を出してもらいたいようです。無論狙っているのは米中の直接対決でしょう。米国がサードで朝鮮半島の上空で迎撃すれば、中国が反撃する。そこでドンパチが始まれば、豚キムチは高笑いという筋書きです。だからこの茶番の挑発に乗ってはいけないのです。ミサイルを打ち落とすのは、公海上に出てからとなれば、迎撃の時間的な余裕は殆どありません。これは豚将軍には有利です。
本来ならミサイルが日本進路を取った段階で、日本が自力で打ち落とすべきなのです。北が以前やっていた事前警告が、最近では全くない以上、もはや実験ではなく、戦闘行為に他ならないからです。通告がなければ、その空気を避けて飛ぶこともできないのです。事実、ミサイル落下の直前に、仏の不旅客機が電場を飛行しているのです。避難出来なければ、日本の船舶や国民に被害が出るのは時間の問題です。それは無差別テロと変りません。日本は平和憲法の国であり、先制攻撃は出来ないのですが、自衛権は国際法上でも認められており、専守防衛でも迎撃は出来るのです。
実力行使を極力避けるために、プロパガンダ、即ち舌戦という手も考えられます。北の口調を真似れば「これ以上北が挑発的行為を繰り返し、日本の領海領土をその薄汚れた手で侵略しようとするのであれば、手痛いしっぺ返しを受ける事になるだろう。極めて近い将来、予告なしに友好国の核ミサイルが、雨あられのように降り注ぎ、地上から北を消し去る可能性を否定できない。豚将軍がいかに地下深く隠れようとも、新型の爆弾は地中深く貫いて、将軍の息の根を止め、チャーシューにする事だろう。北の国民が自国と自分達の命を守る方法は、残酷で狂気の指導者を、北の人民が自らの手で退陣させる事しかないのである、カムサムニダ」というような具合です。そして手は出さないのです。
ミサイルへの即応が難しい以上、迎撃ミサイルよりも、衛星のレーザー兵器の方が有効かも知れません。座して豚さんマークのミサイルを待つことには何の意味もないからです。しかるに自民党の幹事長の二階は、何と思ったのか、全国の自治体が、防空壕を用意すべきだと言い出しました。戦争も、防衛も、何も分からない無能な政治家が、思い付きで愚かな意見を振り回しているのです。そういう政権を、どうして我々は有事に信頼出来るというのでしょうか。手は出さないが、準備はする。それしか選択肢はないのです。しかもそれを日本の国民にはオープンで行う事で、暴走に歯止めをかける。秘密にすべき内容は武器の性能部分だけでいいのです。いまの北には正義はないのです。北が(核兵器の先制攻撃を含む)自国を守る主権があると主張するのであれば、それは日本でも同じなのです。
問題解決の一手段として、あくまで蛇、いや豚の頭だけを狙うのなら、ミサイルより特殊部隊か、ドローンでしょう。でも一発で仕留めないと、後が面倒です。北の施設を先制攻撃することも、憲法上許されません。しかも米軍の爆撃機が日本の基地から飛び立てば、日本の米軍基地が狙われます。北に近いだけに、核ミサイルの飛行時間も短く、精度も上がっているので、発射した後で迎撃する手段は事実上ありません。日米のイージス艦を日本海に展開し、サードやパトリオットで、百発百中、撃ち落とせる確信がない限り、手は出せないのです。まかり間違って、厚木や横田に核ミサイルが落下すれば東京は全滅です。但し、その時は1時間後には北も消滅しているでしょう。だからいまは、(首相が信頼できない以上)的確な判断ができる防衛大臣が、日本にとってどうしても必要なのです。
あまり根拠のない憶測ですが、私は中朝間で、ミサイルには目をつぶるが、その代わり核実験だけは許さないという密約があるように思います。だから米中もミサイルの実験を見て見ぬ振りをしているのではないか。一方で、トランプが直接、北に乗り込むべきだという意見も出ています。



888.内閣怪造 17/8/3

・福田元首相、安倍政権を批判。
https://this.kiji.is/265433769627074564?c=39546741839462401
コメント:出処進退でも、政治信念でも、安倍首相とは雲泥の差です。

・内閣改造の顔ぶれ固まる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000108-mai-pol
関連記事。萩生田の後任に西村。
http://www.asahi.com/articles/ASK8266Q9K82ULFA02J.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。小泉が副幹事長。
https://this.kiji.is/265496933239898115?c=39546741839462401
関連記事。野田聖子、入閣。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170802-00000136-fnn-pol
コメント:厚労相の塩崎は少ない正気の閣僚だったので、中身のない加藤=活躍相として何を成したのかを国民に説明できるか、に交代することで、国の福祉は一層後退することでしょう。福祉の縮小が、今回の安部政権の狙いかもしれないのです。萩生田外しは、加計問題から国民の視線を逸らしたいからでしょう。
総務大臣が、右翼の高市から代わることには歓迎ですが、野田聖子は、安倍首相に自由な口がきけるのは私だけだと豪語しつつ、笑顔で入閣しました。でもこれまでのお飾り的、というより文楽の人形のような女性閣僚達と、事実上どこが違うのかは問題です。なぜなら、仮に首相に意見が出来たとしても、相手は聞く耳を持ってはいないからです。
それとも、自分が、政権のイメチェンの看板に使われるだけだということに気が付かない、或いは気が付かない振りをしているだけなのでしょうか。自由党の森ゆう子や、民進の山尾志桜里、ついでに都ファの小池百合子に対抗するために、雇われた傭兵ではないのか。だからこそ対抗意識を燃やして、ポスト安倍を視野に、野田聖子は喜んでオファーを受けたのかもしれないのです。
何をどう変えようとも、安倍政権は、延命の為ならなりふり構わなくなっている、その前提を忘れてはならないのです。困り果てて田原総一朗に相談するくらいなのです。
いくら大臣を代えても、安倍・麻生・菅・二階の4役=4悪、が変わらなければ、政権の価値観も体質も変わらないのです。改造で政権が延命さえ出来れば彼らはそれでいいのです。今回再入閣の河野太郎が、行革担当相当時、党内で自論を展開して浮き上がり、結局潰されたことや、阿部首相につき従った中谷と岸田が、安保法制の国会答弁やISの人質事件で窮地に立たされ、国会で涙を流したことを忘れてはならないのです。そもそも外相になる河野自身、今回の人事をどう受け止めているのでしょうか。行革相の時には、閣内でなければ戦えないとか言って入閣したのです。その結果はどうだったのでしょうか。今回の人事が口封じだとは思わないのでしょうか。
散々嘘をつかれた国民も、加計学園での矛盾した答弁で、さすがに首相に愛想をつかしたのです。その結果の内閣支持率の低下であることを、関係者は忘れてしまったかのようです。でもそこにこそ、今回の内閣改造の原点があるのです。
政権のポスターの写真だけを差し替えて、お友達内閣の体質が変わったかのように見せかける。それでも嘘も方便という習慣と価値観は変わらない。手が込んでいるだけに、一層悪質で、しかも田原総一朗まで取り込むというのは、したたかさだけは衰えていないようです。
今回入閣を断った人達こそが、自民党の希望の灯、自民党の良心なのです。内閣改造をもてはやすメディアもメディアであって、それは事実上、安倍政権を贔屓しているのと変わらないのです。国民の代わりに、冷めた目で改造内閣を見る事が本来の役目なのです。これで加計問題の追及の矛先が少しでも和らげば、安倍首相としてはしてやったりで、東京五輪も憲法改正も笑顔で迎えられるのです。閣僚の登用が、即その人間を重用することにはならないことは、安倍政権の歴史を見れば一目瞭然です。人材と見識を採用するのではなく、安倍下ろしの反対勢力の勢いを削ぐことに意味があるのです。
国民にご覧頂きたい。小野寺や野田聖子や河野太郎が、手の平を返すように安倍贔屓に変身する様子を。そしてその結果として、安倍一強が続くさまをです。菅長官は傲慢な物言いを少し変えてくるかもしれない。それとも相も変わらず国民を馬鹿にし続けるのかもしれない。それもこれも、加計問題で追い詰められた苦境を乗り切るための、苦肉の策でしかないのです。とことん嘘をつき通し、あくまで国民を愚弄し続ける事に変わりはなく、ただそのやり方とトーンが少し変化するだけの事なのです。
学園問題や、閣僚の不祥事による、引責辞任という言葉は、安倍首相の頭の中には元から存在していないのです。稲田の辞任で、自分に任命責任があると殊勝らしく頭を下げてみせれば、それが禊にあって、それで十分だと思っているのではないでしょうか。
安倍首相を含む政権の中枢に変わりがない以上、超保守の政権の本質も変わらないでしょう。それだけは断言できます。改憲もそのまま進むでしょう。大臣のポストを「安倍政権維持のために」最大限利用しているだけです。安倍首相の思惑に乗って、結果的に安倍政権の延命を支援する議員たち(改造内閣の入閣組)は、いわば敵側に寝返って国民を裏切る小早川秀秋と同じようなものなのです。それさえも分からないような、一寸先も見えない人たちなら、そもそも政治家には向いていないのです。政治家の(政治)生命は、先見の明があるかどうかに関わっているからです。政策を担当する政治家と、実務を担当する官僚の役割の違いも、そこにあるのです。
安倍政権が良くなる、或いは変わることが大事なのではありません。政権、即ち代表が代わることが重要なのです。なぜなら日本の経済も防衛も待ったなしのところまで来ているのに、トップが信用に値しない人物だったら、そんな大事な判断を任せる訳にはいかないのです。大臣をいくら変えても、代表が変わらなければ、政治も変わらないのです。
安倍首相が最も嫌なことは、「安倍辞めろ」と言われることでしょう。彼にとってみれば、まことに心外なことであって、自分が国民から否定される理由は思いつかないし、世界の要人に向かって何を言うかと言いたいところでしょう。即ち自分を客観的に見ることが出来ないのです。そしてあくまで政権にしがみつくその姿は、ご立派というよりは、むしろみじめで情けないものに映るのは、私だけではないと思います。



889.野田聖子 17/8/4

今まではお友達内閣でしたが、改造後は(殊勝に)見せかけ内閣、または(反対派)取り込み内閣です。NHKの昨夕のニュースでは、二階を中心に据えた完全な内閣ヨイショ番組になっており、国民の目線は皆無でした。自由党には批判の機会さえ与えませんでした。どこまでも腐った「自称」公共放送です。新会長には、会長が彼である必要などどこにもないということが、全く分かってはいないようです。代わりはいくらでもというより、彼でない方がふさわしいのです。私はネット発言者の最後の一人になっても、安倍自民党と自称公共放送の批判を続ける所存です。思い上がっているNHKに、日本のジャーナリズムを任せる訳にはいかないからです。
そう言われるのが心外だと言うのなら、菅、二階、麻生=嘘つき三馬鹿大将、を独自に批判して見ればよいのです。絶対それは出来ないでしょう。だから権力におもねっていると申し上げているのです。但しこの点については、多くの民放も同じ傾向にあることは事実です。悪い意味での自主規制が、ひいては言論の自由への見えざる圧力となって、忖度を超えて、自分で自分の首を絞め、自分で自分の足を払っているのです。

関連記事。野田聖子、総裁選必ず出る。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE03H0G_T00C17A8000000/?dg=1
関連記事。野田聖子、国会席次ナンバー2。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080300976&g=pol
安倍首相に取り込まれた訳ではないと言いたいのでしょうが、そういう言い訳が通用するほど国民は無能ではありません。野田聖子にとって都合よく、ことが進むわけでもありません。稲田の敵失で転がり込んできた機会に過ぎないのです。二兎を追うことが、甘い考えなのです。むしろこの綱渡りで、小池知事の方が楽にリードできるようになったのです。小池には二律背反で悩む必要はないからです。国民から見れば、野田、小池、蓮舫の競争は、既にケリがついているのです。これが安倍首相の野田聖子潰し、反対意見封じだとしたら、実に巧妙な方法だとも言えます。今後野田聖子が、国民と政権の板挟みをどう切り抜けてゆくのか=所詮無理だとは思いますが、見ものですが、野田聖子が見て見ぬ振りをしている、大事な要素があります。それは総務相になった以上、自らの所管以外の分野については、自由に発言することが出来なくなったという事です。なぜなら閣僚は助け合わなければならないからです。せめてNHKの体質改善でもしてくれれば、少しは評価できるのでしょうが。

関連記事。閣僚最多は岸田派。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000079-jij-pol
仮に安倍首相が岸田に禅譲したとしても、これではおそらく何も変わらないでしょう。自民党としては、ポスト安倍は、石破しか現実的な選択肢がなくなりつつあります。

関連記事。閣僚調整難航、首相に遠心力。困ったときの林頼み。
http://www.asahi.com/articles/ASK835J60K83UTFK01N.html?iref=comtop_8_01
関連記事。加計問題、追加調査考えず。林文科相。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080301326&g=soc
それ見たことか、です。

関連記事。閣僚資質問われた1年、都合悪い事実は切り捨て。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017080302000145.html
これが正しい評価というものです。



890.追求再開 17/8/5

野党の臨時国会開催要求に対して、通常は20日後に開催しなければならないところを、内閣改造を理由に与党は開催を引き延ばしてきました。でももう引き延ばす理由がありません。平気で憲法違反をする政党が憲法改正を訴えるというのにも無理があります。改憲日程拘らずと言い出しているが、改憲を止めたとは一言も言ってはいないのです。加計と森友は、首相(夫妻)が嘘をついていましたと認めるまで、追及の手を緩めてはなりません。加計理事長と安倍夫人の証人喚問が決め手であり、でもそれをやったらもう言い訳のしようがなくなるので、政権は最後まで抵抗するでしょう。日本の政治を変えた二人。それは籠池と前川です。ノーベル平和賞は無理でも、国民栄誉賞か勲章を出したいくらいです。
関連コラム。臨時国会を召集せよ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017080402000135.html
関連記事。常識外れの籠池逮捕。国の側にも問題。郷原。
http://www.huffingtonpost.jp/nobuo-gohara/why-kagoike-arrest_b_17645492.html?utm_hp_ref=japan

党内反対派の追及をかわす(政治の私物化)ことが内閣改造の目的の一つです。だからいかに懇願されたとしても、見え透いた戦術に嬉々として乗る閣僚も閣僚(野田、河野、小野寺)です。彼らには民意が、どこにあるか(親安部か、反安部か)も分かっていないのでしょうか。そんなことだから自民党議員は信用されないのです。
関連記事。改造後も不支持が支持を上回る。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/cabinet-approval-rating/
関連記事。反勢力分断もやぶ蛇か。
http://toyokeizai.net/articles/-/183352
(寸評:冷静に分析しているので一読願います)

稲田が辞めれば問題が解決するわけではありません。臭い匂いは、元から断たなければ駄目なのです。大臣をいくら変えても、超保守の価値観の首相が続投する限り、日本の政治(と民主主義)は、国民が厳重な監視を続けない限り、いつどんなきっかけで、危険な方向に進むのか分からないのです。
関連社説。真相の究明が先決。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017080402000136.html

加計学園の証人喚問は是が非でも実現させなければなりません。殊勝な振りだけで、現状を糊塗して乗り切ろうとする安倍首相を退陣に追い込み、日本の政治に正気と正義を取り戻すうえで、避けては通れない手順です。一度火の付いた問題は、けじめと決着をつけることが肝要であって、内閣改造で浮かれて、追及を忘れているメディアもメディアです。
関連記事。米メディアと日本の差。取材協力。
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20170804-00073863/
関連記事。明日への報道審議会。
http://www.asahi.com/articles/ASK7D3Q09K7DUQVF007.html?iref=comtop_8_08

それにつけても、私が自民党なら、むしろ民進党が迷走して代表が不在のこの時期に、臨時国会を開催します。これは代表選に時間を掛ける事を主張した野田佳彦の責任です。民進(と野田豚)は何度同じ過ち(自民党にとっては敵失)を繰り返せば気が済むのでしょうか。



891.被爆者の賠償 17/8/5

・在韓被爆者が米に賠償要求。原爆投下は国際法違反。
https://this.kiji.is/266182953110226428?c=39546741839462401
コメント:その通りです。ところでなぜ日本は賠償請求をしないのでしょうか。



892.反社会的扮装 17/8/5

・ピコ太郎結婚。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00010000-spht-ent
コメント:ご同慶の至りですし、古坂も扮装を取れば普通の人間です。それでもあの反社会的扮装だけはどうにも不愉快です。外国人や子供たちから、日本では暴力団が社会的に認められていると思われてしまいます。また一緒に踊るのは、もともとフツーでない茶髪の美容整形の院長なら分かるが、小池知事を含む政治家までとなると、いかがなものか。外観上はやくざと一緒に踊っているのです。



893.オカマ天国 17/8/5

・石原、女装したタレント批判。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/03/shintaro-ishihara_n_17672284.html
(寸評:この点だけは慎太郎に賛成です。歌舞伎の女形とも異なります。日本の芸能界、TV局=含むNHK、が歪んでいるのです。同性愛でもない、性の倒錯を売り物にしたショウの世界であり、欧米では少ない。本物のゲイや、性同一性障碍者=その苦悩は想像を絶すると言われている、への重大な侮辱です)



894.現代の語り部 17/8/6

突然ですがWTWを「現代の語り部」と位置づけました。世の中には様々な情報と意見がある。だからなるべく多くの情報に接して、思考の範囲を広げ、思索を深める必要がある。と言うより、それが可能な環境に自分が居る事をまず意識する必要があります。しかも歴史に学ぶだけではなく、明日の咄嗟の行動を決定するには、なるべく多くの、しかも新しいデータが必要になります。WTWは自分で記事は書かないので、出来ることは語り部でしかありません。ところで死ぬまで人間がしなければならないことは何だとお考えでしょうか。それは考え続けることです。使いきれないほどの能力を秘めた脳というものを人間は与えられた。それが人間と動物を分けたのです。ならばとことん使わないと、それをくれた何かに申し訳ないのです。頭は帽子の台ではないからです。



895.非核三原則へ戻れ 17/8/7

昨日の広島での平和式典。気温が高く、座る位置によっては列席者に太陽が直接当たっており、これで良いのかと思いました。上着とネクタイを免除し、着席時は帽子を許可するべきだと思います。式典よりも、参列者の健康を最優先に考えるべきです。これは五輪でも同じです。それにしても米軍は何故軍港の呉ではなく、市民の住む市内を狙ったのか。どんな言い訳も通用しない、悪魔の所業です。それから安倍政権にはっきりと言いおきたいが、核の保有と使用が憲法違反でないなどというような世迷ごとは聞きたくないのです。破廉恥な法制局長官(横畑)も直ちに罷免して頂きたい。そして政府は非核三原則に立ち戻るべきなのです。
関連記事。平和への誓い。全文。(寸評:一読を)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/05/hiroshima_n_17689394.html?utm_hp_ref=japan
関連記事。国連事務総長。被爆者の努力を評価。
http://www.asahi.com/articles/ASK8671NCK86PITB022.html?iref=comtop_list_nat_n03
関連記事。首相、核兵器禁止条約に言及せず。被爆者の怒り。
http://www.asahi.com/articles/ASK86552JK86PTIL00W.html?iref=comtop_list_pol_n02
関連記事。戦争における重要なルールは非瀬能員の保護。(寸評:トルーマンに正義なし)
http://diamond.jp/articles/-/136243
関連記事。今聞かないと戦争体験者がいなくなる。
http://toyokeizai.net/articles/-/182215
関連記事。リオ五輪で広島の日の言及の計画も。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6249562
(寸評:なぜ中止したのか。平和は五輪の理念でもあるはずです。ヒロシマを時の政権と結びつけることに問題があるのです)突然ですがWTWを「現代の語り部」と位置づけました。世の中には様々な情報と意見がある。だからなるべく多くの情報に接して、思考の範囲を広げ、思索を深める必要がある。と言うより、それが可能な環境に自分が居る事をまず意識する必要があります。しかも歴史に学ぶだけではなく、明日の咄嗟の行動を決定するには、なるべく多くの、しかも新しいデータが必要になります。WTWは自分で記事は書かないので、出来ることは語り部でしかありません。ところで死ぬまで人間がしなければならないことは何だとお考えでしょうか。それは考え続けることです。使いきれないほどの能力を秘めた脳というものを人間は与えられた。それが人間と動物を分けたのです。ならばとことん使わないと、それをくれた何かに申し訳ないのです。頭は帽子の台ではないからです。



896.ミサイルが来たら 17/8/7

フジテレビの8/4の池上の特番(3時間)によれば、北朝鮮からミサイルが発射されると、日本に届くまで10分間しかない。その間の対応は、まず米国の衛星が発射の1分後に探知。在日米軍経由で自衛隊に連絡が入る。日本海の自衛隊のイージス艦がターゲットを設定(一艦で1台しか迎撃ミサイルをコントロールできないので、できれば二艦から発射したい)。宇宙空間を飛行中の弾道ミサイルを迎撃する。迎撃ミサイルの射程は500km。それがうまくいかないときは、敵弾頭が大気圏に突入したところで、パトリオットで迎撃。射程は15km。落下の10秒前に破壊というギリギリの筋書きだそうです。命令系統としては、常時迎撃が可能な体制にはなっているとのことです。池上は準備だけは必要ということと、北にミサイルを撃たせないようにすることが重要だと述べていました。
関連記事。首相、敵基地叩く能力検討予定なし。
http://www.asahi.com/articles/ASK86444PK86ULFA007.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。危機は臨界点。中国が北に警告。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170806-00050097-yom-int
関連記事。韓国に危機感ない。
http://toyokeizai.net/articles/-/183183



897.アベトラの経済災害 17/8/7

・トランプ、対米投資を歓迎。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080401247&g=eco
関連記事。米で雇用4千人。
https://www.cnn.co.jp/business/35105369.html?tag=top;topStories
コメント:トランプ政権がいつまでもつと豊田社長は考えているのでしょうか。トヨタは日本を代表する優良企業ですが、私は迷走の可能性が皆無ではないという印象を持っています。しかもユーザー本位という創業当時の理念から少しずつ、ずれてきているようにも感じます。レクサス・ブランドに力を入れ始めた時から、それが始まったのではないかと思います。高級車は価格だけでなく、質も両立していないと意味がないのです。最低10年は使えることを前提に車を作らないとドイツ車に負けるのです。
自動車業界は大変革の時期を迎えています。しかしそこではメーカーの焦りしか見えてきません。EVと自動運転がもてはやされているが、インフラや法律を含めて、未だ重要なことは何も決まっていないのです。私も10年近く乗ったので、やむなく最近車を買い替えましたが、EVはおろか、HVも対象外でした。電池に寿命があり、その交換には莫大な費用が掛かるからです。
安倍政権は金融と為替で景気を回復させようとしました。新技術と新市場開拓に力を入れなければならないのに、手っ取り早く金融政策に走ったのです。一方、金融政策が一時的な対症療法に過ぎないことを、企業側も良く承知しているので、利益を給与に回さず、すべてを内部留保に回した。分配を惜しんだことと、需要を創造・拡大する努力を怠ったことで、消費者の購買意欲は回復せず、その結果、高額所得者の高額商品以外、消費は未だに回復していないのです。即ち、市場を拡大しなかった、或いはできなかった企業は、自分で自分の首を絞めているのです。しかも余剰金を振り向けたのは海外への投資で、これは伝統的に日本企業の苦手な分野であり、いわばアキレス腱です。これまでの海外投資の失敗から、学習さえしていないのです。
アベノミクスの罪は、一般的な理解より、遥かに大きいのです。その結果、日本の自動車産業でさえ、おかしくなる可能性が出てきています。救いは、トヨタ自身が危機に気が付いていることです。
トランプ政権はウォール街とズブズブの関係であり、それがどんな結果を招くかは、リーマンショックで学んだはずです。高額所得者、しかも金融関係者がトランプ政権を構成している。でもそれがどんな結果を米国の政治と経済に、しかも予想以上に近い将来、もたらすかを想像できないとすれば、あまりにもIQが低いと言わざるを得ません。民主主義を事実上否定している政権が、そのまま安穏と続いてゆけると思うようなら、国民をあまりに甘く見過ぎていることになります。トランプは安倍政権の苦境(国民の意思を軽視し、民主主義も法の支配も否定した結果がどうなったか)から学ぶべきなのです。



898.自民党の事情と世論調査 17/8/8

最近の朝日新聞の川柳からいくつかご紹介します。
気持ちだけ外様をいれて茶をにごし。
麻生さん以外はみんなまじめそう。
頭下げ印象操作する首相。
河野野田、所詮二人も自民党
しらなんだ副幹事長多数とは。
私なりに解説してみます。参考にした文献は週刊朝日の最新号です。同誌によると、今回の改造で、首相は岸田禅譲にハンドルを切ったと言われます。その為に宏池会から4人も閣僚を入れました。但し岸田をポスト安倍として認めている麻生でさえ、首相との意見の差は広がるばかり。つには総裁選では河野を押すとまで言っているそうです。二階も首相に不満があります。それでも安倍首相が彼らを代えないのは、外せば大混乱になるからです。加計学園問題で主犯格の萩生田が、副幹事長に横滑りしたのは、理解できないという声が、党の内外で上がっています。しかもこの役職は、小泉進次郎が打診されて断っています。自民党そのものが、今回の改造で落ち着くような状況ではなさそうです。なお調べて見たら自民党の副幹事長は30名迄認められているようです。一人や二人ではありません。
安倍首相は今回の改造内閣を仕事人内閣と言いました。しかし今回の首のすげ替えは、突っ込まれる要素を極力減らし、国民の不信感を減らす目的だと思います。だから外様を入れてお茶を濁したという批判になるのでしょう。萩生田の温存にこそ、安倍首相の本音が透けて見えるのです。菅長官とはお互いが利用しあう関係だが、この場合はまさに子飼い(加計と同じ悪だくみの仲間、友を見れば本人が分かる)です。それ以外の、体を張って安倍を弁護した問題閣僚は、くたびれもうけで、トカゲの尻尾切りという事になります。せめて安倍首相は慰労会でもやってやるべきではないのでしょうか。それとも籠池を切ったように(それが今回の一連の騒動の発端でした)問答無用で切り捨てるのでしょうか。でもそれでは一国のトップとしては、余りに人間が薄くはないでしょうか。
関連記事。加計学園、疑惑は晴れていないが83%。支持率回復せず。
http://www.asahi.com/articles/ASK877J6PK87UZPS004.html?iref=comtop_list_pol_n04
関連記事。日経の調査でも同じ傾向がみられます。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/cabinet-approval-rating/

・国家戦略WGの速記録不在。
http://www.asahi.com/articles/ASK875QB7K87UUPI004.html?iref=comtop_list_edu_n01
関連記事。特区WG,加計学園幹部出席伏せる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017080702000138.html
(寸評:そもそも八田とか、竹中のような連中は一体どんな人たちなのだろう)

・加計学園の学部新設、弁護士などが質問状。
http://www.asahi.com/articles/ASK874WJWK87UTIL02B.html?iref=comtop_list_pol_n02
(寸評:4条件を満たしていないとして)



899.小池首相への道 17/8/8

・若狭が日本ファーストを設立。映像。
https://this.kiji.is/267168701044621313?c=39546741839462401
コメント:日本ファーストの何が問題か言うと、自民の対立軸として、国民が一生懸命期待して投票しても、立ち上がった暁には、自民への協力政党という形で影響力を行使しようとする可能性が高いことなのです。そうなると野党に投票したはずなのに、結局自民党に投票したのと同じことになります。小池知事は今に至るまで、国政の自民党と一度も正面対決していないのです。その君子豹変と渡り鳥とパフォーマンスは、したたかなやり手婆さんの小池百合子お得意の政治手法です。
だから私は小池代表を信用できず、結果都民ファーストにも投票はしませんでした。私は民進のリベラル派、しかも「腐った」連合の色合いのつかない人達に期待するしかないと思っています。もしくは思い切って共産党です。いかなる形であれ、第二自民党には飽き飽きしており、それは多くの国民が同じ気持ちでしょう。小池知事の最大の欠点は、民意とは利用すべきものであって、それに従うべきものではないという姿勢がうすうすと感じられることです。五輪施設の分散の問題、豊洲の移転問題、いずれを見ても玉虫色の政治的決着であり、自民党との妥協の産物であって、決して国民の望む形にはなっていません。
しかもメディアは、安倍に利あらずと見るや、小池ヨイショに方針を切り替えました。目的のためには手段を選ばないという意味で、安倍首相の女性版=一強を目指す、は、稲田でも野田聖子でもなく、実は小池百合子です。でもそんな政治家は、性別に関わらず、国民の誰一人望んではいないのです。そこで私は予言します。都民も国民も、都政に専念するという言葉を真に受けていれば、いつか必ず裏切られることになるでしょう。今までもそうしてきたからです。
こうなると対立軸として、野田聖子を応援したくなります。政権への下心をかくさない分だけ、未だましだからです。岸田禅譲へのレールが敷かれているので、皆無ではないが、野田聖子首相の芽は限りなく小さいでしょう。
国民は嘘をつかれること、騙されることにはもう飽き飽きしているのです。国民の気持ちを心から理解しようとしないところに、政治家としての小池知事の限界があります。せめて言えることは、防衛官僚と対峙して、半年で防衛大臣を辞任したときの心意気を取り戻してほしいという事です。小池が本当の国民視線に立った時、そこで初めて小池首相の可能性が現実のものとなるのです。
一方で、都民ファーストが一時的なあだ花になる可能性が高いと私は予想しています。なぜなら、これと思われる議員がいないうえに、未だにこれという政策を持たず、何をしているのかさえさっぱり分からないからです。しかもメディアは一切報道も批判もしない。おそらくは安部チルドレン(特に二回生)の醜態ぶりを見ていて、絶対に失敗しないようにと小池が思っている為かもしれません。でも現時点では、都民ファーストは、都民がファーストではなく、都民ファーストがファーストになっているように見えます。国民ファーストが同じことになれば、国民は堪ったものではないのです。
蓮舫を立てた野田佳彦は、もともと野田佳彦本人に政治家としての理念も度量も資質も求心力もなかったがゆえに、失敗しました。でも今後、小池百合子を小沢が支援すれば、全く別の展開になる可能性があります。細野や江田、自民党の反安倍派が合流するというスキームも考えられます。蓮舫や稲田のようなひ弱さ、不安定感は、小池知事にはありません。



900.毒には毒で 17/8/8

・北の石炭禁輸決議採択。中ロも同調。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201708/CK2017080702000134.html
関連記事。北がさらなる軍事挑発。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000062-jij-kr
関連記事。核交渉拒否。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080700874&g=pol
コメント:こういう幼稚な自己主張しか出来ないことに、北の限界があります。誰かが金正恩は薄汚い豚に過ぎないと、面と向かってはっきり言えばいいのです。即ち言葉には言葉で対抗すれば良いのであって、紳士的な対応など、北にとってはいかなる意味もないのです。侮辱が有効だと北が思っているのなら、こちらもその手を使ってこてんぱんにやっつければいいのです。その上で、今度核実験をしたら、金正恩の命は保証しない、平常が地図から消えると通告すればいいのです。経済制裁等、手間がかかる割に効果は薄いのです。北の指導者が、いかに無能で残虐であるかを北の国民にアピールすることが大事なのです。腫れ物に触るようにするから相手がつけあがるのです。もう挑発されるのはやめて、挑発する側に回るべきなのです。脅しには脅しで、それしか相手に言う事を聞かせる方法はないと思います。失敗しました。でも今後、小池百合子を小沢が支援すれば、全く別の展開になる可能性があります。細野や江田、自民党の反安倍派が合流するというスキームも考えられます。蓮舫や稲田のようなひ弱さ、不安定感は、小池知事にはありません。





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