「WTWオンラインエッセイ」

【第47巻の内容】


「不戦の誓いはいずこ」
「外交は大丈夫か」
「人を憎まず」
「起死回生の白紙撤回」
「防衛暴走の歯止めが必要」
「東洋経済とジャーナリズム」
「次世代の為に大戦の総括を」
「迎撃困難」
「都民ファに要注意」
「生命保険は誰のため」
「不毛な選択」
「イージス艦の謎」
「残業100時間の意味」
「小泉は切り札ではない」
「テロと宗教」
「デマと籠池」
「心配な新内閣、民進も」
「拝啓各省庁殿」
「民進の右傾化に反対しよう」
「安倍晋三と金正恩」


921.不戦の誓いはいずこ 17/8/17

閉会中審査への出席を拒否した網タイツ・伊達メガネは、靖国に参拝しました。閣僚が参拝しなくても、元閣僚は参拝。野田聖子も過去に参拝しています。小泉進次郎も参拝しました。
関連記事。安倍首相式辞。不戦の誓いの、明確な言葉なし。
http://www.47news.jp/47topics/e/293682.php
関連記事。ペリリュー島の漫画反響大きく。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017081602000248.html
(寸評:私も読みたい)



922.外交は大丈夫か 17/8/17

・ミサイル保留は賢い決断。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170816/k10011101961000.html
関連記事。中国外相、危機終わっていない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000083-asahi-int
関連記事。北、なぜわざわざ作戦公開。
http://www.asahi.com/articles/ASK8J4VTWK8JUHBI01F.html?iref=comtop_8_03
関連記事。中国全土射程。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO19994090V10C17A8000000/?dg=1
関連記事。日本は過去の清算を。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081501142&g=prk
関連記事。北が対話打診。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081501041&g=prk
コメント:外務大臣は岸田のままで良かったのです。河野では不安です。一方で、自分の閣僚を信用できない安倍首相は、総裁補佐として河井線補佐官を新設ポストに起用。外交の二重構造を作り出しており=無論安倍首相は米国べったり派、外交の不協和音が起きるのも時間の問題です。それもこれもつまるところ安倍首相が、見せかけだけの無理な組閣を行ったせいです。かたや金正恩が金正恩で、トランプがトランプである限り危機は続きます。そもそも米国は大統領に権限を集中し過ぎです。日本でも腹黒、失礼、ガン黒の官房長官が強大な権力を持つことで、法治国家の崩壊という、とんでもない事態が起きているのです。いつまでも政権にしがみつこうとする安倍首相が、これらの諸悪の根源なのです。


・尖閣へ中国漁船団が出港。緊迫の事態へ。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170816-00000457-fnn-int
(寸評:太郎は自分がしたことが分かっていないらしい。のっけから対話のパイプを断ち切ったのは他ならぬ自分自身なのです。安倍首相がいやいや選んだ閣僚の最初の黒星です)

・日米同盟、役割分担協議へ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170817/k10011102101000.html
(寸評:これで河野外相が力による問題解決を主張するようだと、目も当てられません。国民が予想だにしなかった、タカ派内閣の誕生になってしまいます。TVのインタビューで、野中広務が、自衛隊は戦争を起こさないための自衛隊なのに、安保法制で戦争をすることが前提の自衛隊になっていると指摘していました)



923.人を憎まず 17/8/17

・オバマの「生まれながらに人を憎まず」に史上最多の「いいね」
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/16/obama-charlottesville-protests_n_17763706.html?utm_hp_ref=japan
コメント:ところで誰かさんは自分の事ばかりにかまけています。オバマとは、人柄でもスケールでも、天地の差です。国民としてすくなからず恥ずかしい。但し同じ大統領でもトランプとはニアリー・イコールのようですが。



924.起死回生の白紙撤回 17/8/17

・白紙撤回しかない。
http://diamond.jp/articles/-/138922
コメント:加計学園理事長に、少しの良心と、僅かな親友への思いやりがあれば、自ら白紙撤回すべきでしょう。でもそれが出来るようなら、こんな事態にはなってはいないでしょうが。



925.防衛暴走の歯止めが必要 17/8/18

・防衛省、陸上イージス導入へ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00000022-asahi-pol
コメント:豚将軍とトランプのおかげで、(必要もないのに)、日本の防衛体制が、一気にきな臭くなってきました。そもそもこの件では、出遅れもいいところです。しかも軍国主義者の安倍・菅では再現なくエスカレートとするでしょう。軍事エキスパートによる歯止めが必要です。自民党お得意の大盤振る舞いをやられたら、東京五輪の二の舞になる恐れがあります。私は、何事によらず、安倍政権は一切信用しておりません。
コメント:豚将軍とトランプのおかげで、日本の防衛体制と自衛隊の装備の強化の問題が、一気にきな臭くなってきました。しかもこの件では、政府は逆に初期反応が鈍くて、出遅れているのにも関らずです。間に合わないくせに、これがチャンスとばかり、軍国主義の安倍政権は、防衛問題を際限なくエスカレートさせる危険性があります。
暴走(必要以上の体制構築)に歯止めをかけるためには、国民としては軍事のエキスパートに頼んで、理論武装をする必要があります。しかもこういう時に民進はあまり宛になりません。論者として最も強力な共産党は、党名さえ変えられない。勝共連合万歳=共産党はアカだ、赤は連合赤軍の赤、共産主義者は暴力革命集団、などというクモの巣の張ったイメージでによる、超保守の印象操作を許しているようでは、国民の真の力にはなり得ないのです。
そもそも臨時国会まで3カ月とはどういうことでしょうか。これには民進にも責任があります。微妙で重要なこの時期に、安倍政権が好きなように政治や外交を進めてしまえるからです。メディアだけでもいいから、いま直ぐに防衛ト外交の問題のチェック体制を臨時に作っておかないと、業者(設計会社、土木建築会社)の言いなりになり、費用が2倍、3倍と天文学手に膨らんだ東京五輪の二の舞になりかねないのです。
米国の武器を米国の言い値で買わされ、しかもそれが、米軍の軍事作戦で、自衛隊もろとも米軍の下請けとして使われるのです。2プラス2などは、正に首を差し出すために渡米しているようなものなのです。お兄様(金髪豚大統領=もっとも米国では金髪チキンですが)に守っていただく、という筋書きです。自主防衛もへったくれもあったものではないのです。
米国が見返りも無しにそんなことをするはずがないとはなぜ思わないのか。またも自民党の隷属外交です。但し奴隷=費用負担、にされるのは日本の国民であって、義務は国民に、米国のおこぼれだけ頂くのは、自民党議員や経営者などの権力階層なのです。
自分の人生経験で分かることは、卑屈な人ほど、傲慢だということです。自民党の女性議員を例に出すまでもなく、それは不思議なほどです。稲田などは、自民党の為に、自分には責任がない(!)のに辞任してやったんだと言わんばかりです。この人や安倍首相政権は、ハナから国民のことなど念頭にはなかったのです。
そもそも私は、何事によらず、安倍政権を信用していません。一事で信用できない人が、他では信用できるという保証はなく、むしろその逆だからです。そういう安倍政権が自衛隊を握っているのかと思うと背筋が寒くなる想いです。何をしでかすか分からないからです。任せられない状態を、信用が置けない、だから任せられないのです。
安倍首相から9条を変えようなどという意見が出るのも、指揮権を使って自衛隊を使うのは自分だという意識があるからです。自衛隊は安倍晋三ごときの玩具ではあってはならないのです。
関連記事。2プラス2。対北で核の傘継続。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00000101-mai-pol
関連記事。防衛大綱の改定明言。
http://www.asahi.com/articles/ASK8L14Q2K8KUHBI03S.html?iref=comtop_8_04
(寸評:そもそもこの会議は必要のない会議であって、安部首相によるトランプ延命のサービスでしかないのです)
関連記事。金正恩、グアム攻撃は口だけ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00000040-wow-int
関連記事。交渉スタンスが暴走を招く
http://diamond.jp/articles/-/138924
(寸評:仮に本当に打ち上げても、その時は、「黙って」淡々と迎撃の実験に使えば良いのであって、大騒ぎすればするほど相手の思う壺なのです。中四国への迎撃配備など、誰一人有効ではないと分かっているので、茶番もいいところなのです)



926.東洋経済とジャーナリズム 17/8/18

8/17のNHKBSの「昭和の選択」は石橋湛山の再放送で、私も見るのは二度目です。真のジャーナリスト(いまや絶滅危惧種)であった湛山は、大正・昭和のリベラル(当時は過激)の代名詞です。番組の中で最も印象に残った部分は、冒頭で東洋経済の社長が紹介し、湛山も共有していた社是です。自由主義がまずあって、その上に民主主義、平和主義があり、この三本の柱を大事にしてきた。これが社会の底辺にあることで、社会が良くなると考えた。更にその下に個の確立があると述べていました。
今そういう日本の根底が、安倍政権の陰謀でぐらついています。危機感を共有して頂ける方は、守旧勢力(自民党超保守派)の好きなようにさせないように力を結集して頂く必要があります。私は記事を紹介する立場でしかありませんが、東洋経済とダイヤモンドも引用の対象に入っており、両誌を比較して思うのが、両社の価値観の違いです。前者がリベラルで、後者が保守です。
NHKの制作局(?)が日本人の意識を正気に保つ重要な役割を担っています。逆に報道局(?)はほぼ信用できません。湛山当時は、当局の検閲も露骨で、警察が担当していました。現在ではそれが自己規制に取って代わっており、実際にはそれがどのように行われているのかに、重大な関心があるのです。私は前回の湛山の放送の時にもエッセイを書いており、同じような事を申し上げた記憶があります。
関連情報。NHK組織図。
http://www.nhk.or.jp/bunken/book/regular/nenkan/pdf14/14_723_724.pdf
関連記事。放送予定。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3246/2473081/index.html



927.次世代の為に大戦の総括を 17/8/19

昨夜のBS日テレの深層ニュースが、海軍反省会を取り上げており、特攻作戦(ゼロ戦、桜花=グライダー、回天=体当たり潜水艦、震洋=体当たりボート)について議論していました。特攻作戦で亡くなった兵士は5千人。終戦の日の特集で、インパール初め、日本陸軍の異常さ、残虐ぶりが話題になりましたが、海軍だって決して褒められたものではないのです。しかも亡くなったのは若い兵士ばかりです。何故年長者が進んで乗ろうとしなかったのか分かりません。だって、戦争に負けたら生きていてもしようがないという理屈を振り回していたからです。
インパール作戦の牟田口司令官は、いち早く戦地を離れて、戦後10年ほどで天寿を全うしています。極東裁判を免れており、その目的が、連合国側に損害を与えた者だけを、戦勝国が裁く裁判だからでしょう。米英兵に対する残虐行為があれば、B・C級戦犯でも死刑にされています。
日本の国民=戦争の直接的被害者、に対する(戦争)犯罪が裁かれたという話は聞きません。しかし戦争の再発を防ぐ為には、原因と経緯の客観的な分析と評価が不可欠なのです。守旧派が言い訳に使うので皮肉なのですが、戦勝国による裁判では不十分なのです。勝敗、両側からの分析・検討がなければ、大戦全体を総括し、(世界)全体で反省したことにはならないのです。大戦を敗戦側からもきちんと総括しない限り、本当の戦後はないのです。
関連記事。超自然的な力を信じた日本の戦争。磯田。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/17/michifumi-isoda-02_n_17772068.html?utm_hp_ref=japan
ではなぜ敗戦側が総括をしないのか。当時の岸商工大臣(安部首相の祖父)を含め、大戦を無傷で生き延びた当時の政権や軍部の幹部が、脛の古傷をつつかれることを嫌ったからでしょう。しかもそうした(口先だけの)民主主義者、その実守旧派の権力者は、手の平を返すように、その後の米国への隷属にまい進したのです。国民を軍部に売った人たちが、今度は国民を米国に売っているのです。売国奴どころか、売国民奴です。これは絶対に見過すことは出来ません。なぜならその中には将来の国民も含まれるからです。
関連記事。国に捨てられた、数知れぬ浮浪児。
http://www.asahi.com/articles/ASK7Z4CHWK7ZULZU006.html?iref=comtop_favorite_02
(寸評:ホタルの墓です)
開戦と敗戦に責任がある人達が、一転、米国に尻尾を振る。無駄死にした300万人の国民に対する説明もなければ、謝罪もない。大戦を生き延びた権力層とその子弟は、戦争犯罪人を一緒に祭った神社に参拝して、暗に戦争を正当化しようとしています。今年も、戦争体験のない前防衛大臣が仲間を引き連れて参拝しました。例えは悪いが、これはドイツでナチスの旗を掲げるのと同じことなのです。
一方、戦災で非業の死を遂げた国民は、兵士ではないから、神社さえないのです。
大戦を経験した世代はもはや絶滅寸前です。戦争の記憶が残る団塊の世代も、それに続くことでしょう。でも我々高齢者には、戦争の記憶が日本で消えてしまう前にすることがあります。それは大戦の本当の意味、正しい理解を後世に伝える事です。そしてその為には、「国民による」大戦の総括をぜひとも実施しなくてはなりません。国家主義、軍国主義の日本会議とその支持者〈安倍首相を含む〉は、なりふり構わず抵抗するかもしれません。それでも、私たちは自分たちの子孫の為に、それをしなければならないのです。なぜなら、それが私たちに出来る、と言うより避けて通ることのできない、たった一つの正しい行いであり、300万人の犠牲を無駄にしない、真の反省になるからです。
民主主義・自由主義とは名ばかりの、格差推進主義、カネ至上主義、大衆迎合主義(ポピュリズム)に代わる何か、国民や市民主体の新たな民主主義が必要とされているのかもしれないのです。但しどこかの知事が主催する得体のしれない新政党(極右の可能性さえある)ではなく、自分の頭で考えて、既成政党を一度ガラガラポンにした、知的レベルが十分に高く、論理矛盾がなく、視野も理念も、21世紀に相応しい、そして自浄作用と外部からのチェック機能を備えた、全く新しい構造が必要とされているのです。
当面の目標は、公明を入れた野党の緩い共闘ネットワークから始まり、やがて主義主張を同じくするものが集まって新党を作る。それが無理のない野党再編成になるのです。都民ファの台頭や、民進の代表変更で済むようなレベルの話ではないのです。そしてその方向に進むためには、意識の改革も必要です。政界再編と同時並行的に起きる可能性がある新民主主義革命は、武力によるものではなく、知的な、いわば精神の革命になるでしょう。
関連記事。日本ファーストに見える国家間。ウルトラ右翼。
http://toyokeizai.net/articles/-/185054
安倍晋三氏(に至る自民党と超保守派)は、日本の民主主義(と議会政治)を徹底的に破壊してくれました。だから私たちには、権力者が自分の都合の良いように運用できない、新たな主権在民の、しかも堅固な民主主義が必要になっているのです。
関連記事。勝手に忖度する危うさ。
http://webronza.asahi.com/national/articles/2017080900006.html?iref=comtop_fbox_u08



928.迎撃困難 17/8/20

・完全な迎撃困難。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170819-00000030-jij-pol
コメント:それは誰にでも分かっています。自然物であれ、人工物であれ、天から降ってくるものを100%避けることは出来ないからです。それでも、予見できる(想定外を含む)ものについては、最善を尽くすべきです。
北のミサイルも核弾頭を乗せていなければ大きめの隕石みたいなものです。それより本当に深刻なのは、直径数キロ程度の小惑星の直撃です。この場合、その地域だけのダメージでは済みません。破砕か、軌道変更が出来ないと、その影響はハンパないのです。災害という意味では地震以上です。
こちらの方の迎撃は、人類の知恵を尽くして、何としても達成しないと、人類どころか地球の生命が絶えてしまいます。但し、精密な観測体制を作れば、人為的なミサイルと違って、早めの予知が可能なはずです。諸刃の剣ではあるが、その時の為に、ミサイルの技術は必要なのです。
なお日本にはGPS衛星を打ち上げて、狭い範囲で八の字の軌道を維持させるという、、世界でも最高レベルの技術があります。



929.都民ファに要注意 17/8/20

・都民ファ、市民ファの名称に不快感。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170819-00000022-khks-pol
コメント:既に週刊誌では、小池政党(および小池知事自身)の超右傾化傾向を指摘(私もエッセイで指摘)していますが、いよいよその本質が見えてきたような気がします。野田聖や音喜多の政党、それが狭量で偏向した若年層が中心の政党であれば、一番近いのはヒットラー・ユーゲントという事になります。極端な見方をすればイスラム国の日本版予備軍です。他政党との連携どころか、存在の容認さえ出来ない偏狭な政党では、公明以外の、共産党や生活者ネットワークとの連携も無理でしょう。私は都議選で投票しなくて本当に良かったと思っています。
都民ファは自民党を敗退させました。でもそこで使命は終わったのです。なぜならそこにこそ、都民の本当の意図(自民党都政の否定)があったからです。
政策もなければ綱領もない。都議選からどのくらい経つのか分からないが、あれから(歳費は払っているのに)事実上何もしていない議員や政党など、あり得ないのです。新人が多いから、経験がない点は致し方ないにしても、政党の理念もないのでは、政党としては致命的な欠陥です。
都民ファはどさくさ紛れに生えた毒キノコになるおそれもあります。あえて毒と書かせて頂くのは、日本型のポピュリズムを象徴しているからなのです。即ち米国でトランプを大統領にしたものと、同じ力(米国でも大衆の現政治体制への否定が原動力でした)が働いたと考えられるからです。今度はそこに感情的な要素が入ってくると危険です。日本国民よ。どうか冷静で知的であって頂きたい。それだけが新(しかも超)右傾化社会を食い止める、唯一の方法なのです。
政治の右傾化は国家主義、軍国主義に直結します。不寛容で、価値観の異なる国も個人も受け入れません。それは結果的に、日本が孤立し、やがては領土争いから、再度国民が戦火にさらされることを意味しています。大戦から何も学習していない(それはそうです。総括していないのですから)という事になるのです。
これから、安倍政権時代は、もっと自由で民主的で良かったなどと言われる時代が来たら、目も当てられないではありませんか。但し、都民ファでも日本ファでも、早い段階で自民党の右派と結びつく公算が高いので、結果的には皆、自民党ということになるのかもしれません。
その時に誕生するであろう、日本初の女性首相は、性別を超えて、最も自衛隊の制服が似合う首相になることでしょう。そしてその時は、女性を含めた国民皆兵制度になるでしょう。

・日本ファどこへ。排外主義の批判も。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00000076-mai-pol




930.生命保険は誰のため 17/8/20

・生命保険、月9万円。悩む夫婦。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170819-00000016-mai-bus_all
コメント:余程の高額所得でないと無理です。保険会社は年齢を理由に一方的に解約はできない仕組みになっています。その代わり、保険料を倍々で上げてきます。それが嫌なら自分から解約しなさいと言わんばかりです。これは卑劣な搾取の方法であって、事実上の保険会社からの一方的な契約解除通告に他なりません。
ならば最初から掛け捨てにしておけば良かったと思っても後も祭りです。私も結局何百万もの掛け金をどぶに捨ててきました。こういう利用者にとって不公平な仕組みは、利用者の保護という観点で、法律で規制されるべきなのです。
その方法は、晴の日に傘を貸し、雨の日に取り上げる銀行と同じです。ちなみに保険会社の資金運用は、詳細が公開されるべきですし、役員の報酬も明らかにすべきです。
ささやかな日本の庶民の生活を圧迫する三大要因。それらが自動車、保険、そして学費です。無論、一番高い買い物は住宅です。持ち家の為に働いて死んでゆく。それが日本の庶民の人生なのです。無論それが正しいとは思いませんが、資産と不労所得の無い階層にとっては、それが実態なのです。



931.不毛な選択 17/8/21

民進代表選。前原対枝野。国民にとっては不毛な選択です。前原の右傾化傾向は、とりわけ緑風会のイメージとはマッチしません。民意からの遊離をものともしない、というより、理解できない同党の右派のKYぶりは健在のようです。だから、民進は駄目政党なのです。支持率の回復も望み薄です。私なら民進の右派より、自民のリベラルを選ぶでしょう。
関連記事。二者対決。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082000292&g=pol




932.イージス艦の謎 17/8/21

米イージス艦の事故。原因は明らかにされないまま幕引きとなりました。イージス艦が当然進路を変えてコンテナ船の進路を横切り、コンテナ船の警告に応じなかったことが現認とされているが、GPSデータなどを使って検証すると、イージス艦は急な進路の変更はしていなかったという情報もあります。真相は闇に葬られそうですが、そうなると同種の事故の防止は出来ません。



933.残業100時間の意味 17/8/21

100時間の残業は睡眠が5時間という意味だそうです。それで心身の健康が保てるわけがありません。
関連記事。高まるうつ病リスク。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO20123670Y7A810C1TCC000/?dg=1



934.小泉は切り札ではない 17/8/21

・力量試される小泉進次郎。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082000296&g=pol
関連記事。
http://www.asahi.com/articles/ASK8N5SRJK8NUJHB00J.html?iref=comtop_8_06
コメント:結局安倍内閣入り。幹事長代行萩生田とは盟友です。しかも上司の幹事長には二階という、オレがオレがの大問題児。それやこれやで小泉が自民党を変えられるとは思いません。要は若い有権者の票集めの客寄せパンダに使われるだけのことです。しかもいま安倍首相を支えることは本人にとって(そして、何より日本国民にとって)ろくな結果にはなりません。媚を売り、お荷物を買う二人連れの小野寺、河野、そして新味を出せない野田を見れば分かるのです。ところで、民進の野田、都民ファの野田、そして自民の野田。「のだめ」の揃い踏みです。無論どこかにまともな野田さんもいるのでしょうが。

・すべてが憲法改正のため。
http://diamond.jp/articles/-/139215
(寸評:岸伸介の亡霊に呪われた自民党。同じ安倍でも、国会では安倍晴明の御払いが必要のようです。国民としては安倍晋三=二流の政治家、と平和憲法を心中させる訳にはいかないのです)



935.テロと宗教 17/8/21

・宗教指導者がテロ主導。爆死か。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082000182&g=int
コメント:人々の生命や財産を奪う宗教は、宗教の名に値しません。宗教は魂を救済するものであって、他人を殺める正当化に使うというのは、神への冒涜に他ならないのです。中世の十字軍と同じです。自己犠牲も、自爆テロの時だけ、指導者によって都合よく使われているだけです。エセ宗教家、エセ信者は、神の手で地獄に直行、という事にならないものでしょうか。



936.デマと籠池 17/8/21

・なぜTVはネットのデマに踊らされるのか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00010001-bfj-sci
コメント:この記事が間違っているとは言いませんが、もっと重要な問題があります。それは放送局が国民の視点に立っているのかどうかです。度重なれば良くないにしても、取材のミスよりも、ワイドショウのMCやコメンテーターに、お笑い芸人を投入する方が問題であって、それは海外では考えられないことなのです。知性が最優先される場だからです。
それでも、最近では、日テレやフジでさえ、報道番組で政権べったりではなくなってきています。言い換えれば、アベ・スガのメディアの締め付けが緩んできている証拠なのかもしれませんが、いずれにせよ、大事なことは報道の姿勢と価値観なのです。

・浜松に落ちた雷のデマ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00010000-bfj-soci
コメント:今私が書きたいと思っている本は、どうすればデマから自分を守れるかです。

・籠池夫妻、再逮捕。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170821/k10011105821000.html
コメト:メディア裁判で、全てを籠池一人の責任に押し付けるつもりでしょうか。それが正しい事件の見方だというつもりなのでしょうか。籠池の保釈金の募金活動を始めたいくらいです。彼が安倍首相夫妻に反旗を翻してくれなければ、その後の加計学園問題の発覚もなかったし、安倍一強が今でも安穏と続いていたことでしょう。これはデマというより悪質なプロパガンダです。



937.心配な新内閣、民進も 17/8/23

8/22の朝日新聞の朝刊の川柳で、「モリカケの記事を絶やすな忘れるな」という作品がありました。「お隣に聞けば出来ない再稼働」というものもありました。

いまや、民意の裏切り者と言ってもそれほど言い過ぎとは思えない安倍首相が意図していることは、まずはしおらしく振る舞い、国民の反安倍感情がこれ以上燃え上がらないようにすることでしょう。次に出来の悪いお友達を内閣から追い出して、国民が好みそうな議員を閣僚に据えたことです。批判的な議員でも閣僚にしてやれば、そうそう正面から楯突く訳にはいかなくなります。安倍首相の存在を肯定して、初めて内閣の一員たり得るからです。登用(任命)してくれた上司に、部下が出来ることと言えば、せいぜい「お諫め」することくらいですが、今のところそれが行われた形跡はありません。

その証拠に、野田聖子は借りてきた猫同然で開店休業状態です。以下にご紹介する投書にもあるように、小野寺は平和主義の「仮面」を、いともあっさりと投げ捨ててしまい、タカ派として、安倍首相の暴走の片棒を担いでいます。その言い訳も容易に想像できます。現実的になれば選択肢は限れるというものでしょう。しかし現実主義で決まるのなら、大臣はいらないのです。次官がいれば十分です。長い眼で、大所高所から長期の大方針を見極めて、その意思決定の責任を潔く取る事が大臣の仕事なのです。

河野は河野で、安倍の反中思想を自分の思想として振りかざし、世界中に疑問符をばらまいています。深い考えがあって暴走しているのかもしれないという政治ジャーナリストも居ましたが、そんなことを機体すれば酷い目に遭うのがおちなのです。周囲が困惑しているのは、粗野で短慮で浅慮ではないかと危惧するからなのです。そもそも、外交とは戦争をしないための手段なのです。安倍と河野にはそれが分かっているのでしょうか。

こう見てくると、旧安倍政権でまともだったのは、岸田と塩崎だけだったことが分かります。江崎などはましな方かもしれないのです。

内閣改造を歓迎するというコラムを、室井卯月が、週刊朝日の最新号に書いています。しかしその実態は、むしろ一層の状況悪化であって、その理由は先に述べた通りです。一方こうした政治の状況下で、私が推薦するジャーナリストは青木理ですが、もう一人挙げておきます。それは角谷浩一(かくたにこういち)です。
関連記事。
https://www.giintv.com/profile/
関連記事。
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150427/Litera_1056.html

安倍首相の現在の座右の銘を当てて見せます。それは「急がば回れ」だろうと思います。いま少しだけ、自分の(変わった)趣味・趣向と価値観を控えていれば、そのうち飽きやすい国民は、モリカケのことなど忘れてくれるだろう。ほとぼりが冷めたころ(年末?)に解散して、総裁三選を確実なものにすれば、2020迄政権を維持できるだろう。自分が今ちょっとだけ我慢しさえすれば、後はまた自分の思い通りになると思っているのではないでしょうか。

安倍首相が待っているのは、国民がモリカケの議論に飽きてきて、追及を諦めてくれることです。でもそういう態度の何処にも誠実さはありません。関係者全員が知らぬ存ぜぬで、それが通るのであれば、最早法治国家でもないという事になるのです。

安倍首相の、理念にも手法にも納得できない大勢の国民の一人として、対等に立ち向かえる野党が必要なのです。しかし、TVの報道番組で言っていたように、民進が前原代表になれば、改憲で安倍首相に歩み寄るでしょう。日本ファーストは事実上小池の政党で、だからどう動くかは小池次第ですが、小池はそもそも予測不能です。反自民の票を集めておいて、結局安倍首相にすり寄った維新と同じ道を歩まないとは誰にも言えないのです。

さて今日の朝日新聞の投書と、社説に、我が意を得たりというものがありましたので、紹介させて頂きます。

「日本は何を守るための盾?」 東京AT氏50歳の投稿から引用
北朝鮮をめぐって緊張が高まる中、小野寺五典防衛相が10日の衆院安全保障委員会で「日本は盾の役割、米側には打撃力をもって抑止力を高める役割がある」としたのには驚きました。
日本は「盾」なんですね。盾は何かを守る道具で、守る対象そのものではありません。19
83年、当時の中曽根康弘首相が初訪米して「日本列島を不沈空栂のように」と発言したのを思い出しました。日本が盾となり、空母となって守るのは、米軍と米国なのですか。
米国と北朝鮮の間で威嚇の応酬が高まっている今、現状を転換しなくては、この先には本当に武力行使しかなくなります。
そうなった時の日本や周辺国の、被害の甚大さを考えると、武力行使の選択が有効であり得るのはあくまで米国だけでしょう。
本当に日本国民の生命、尉産を守りたいなら、完全な日米協調にこだわる危険性も考えるべきです。日本政府にはむしろ、米国と北朝鮮が対話のテーブルにつけるような遣筋を探ってほしいと願います『米国が守ってくれるからなんとかなるという建前あるいは幻想は置いて、今は現実昧を増す戦禍を防ぐ遣を本気で探る時だと考えます。
(寸評:日本ではなく自衛隊の間違いでしょう)

「崖っぷちだ、どうする」朝日社説から引用
この崖っぷちを乗り切れるかどうか。野党第1党としての存在意義が問われる民進党の代表選は、前原誠司氏と枝野幸男氏の一騎打ちになった。
党代表は毎年のように交代している。約5年前の旧民主党政権の挫折後、代表選は早くも4度目。あきれる人も多かろう。
本紙の8月の世論調査で民進党の支持率が6%に過ぎないことが、そんな実情を映す。
民主主義が健全であるためには、頼れる野党が必要だ。政権交代に現実昧がなければ、政権党は緊張感を失い、おごりや腐敗につながる。 「安倍1強」のもとで噴き出した森友学園や加計学園の問題、陸上自衛隊の日報隠しはその典型だ。
7月の東京都議選で民進党は大放したが、直後の本紙の世論調査では、82%もの人が「自民党に対抗できる政党は必要だ」と答えた。有権者の大多数に、民進党は安倍政権に代わりうる受け皿とは見られていない現状を端的に物語る。、
事態は今回の代表選だけで打開できるほど甘くはない。せめて再生への手がかりをつかむためには、“どうすべきか”。
民進党は何のために、何をする政党なのか。どんな社会の未来図を描くのか。愚直でも、徹底した論戦を通じて国民に示すことだ。
きのうの記者会見で前原氏は「消費税を上げる代わりに教育・子育て・医療・年金・介護の恒久財源をしっかり担保していく」、枝野氏は「原発ゼロへのリアリティーある工程表をしっかりと示す」などと述べた。
両氏はともに旧民主党政権の中枢を担った。その失敗の教訓や反省も踏まえ、原発エネルギー政策、人口減少社会での給付と負担のあり方など日本の喫緊の課題について、自民党と民進党はどう違うのか、具体的な青写真を示し合ってほしい。
自民党と同じように、民進党が既得権益をもつ支持団体に縛られるようでは国民の選択肢にはなりえない。「安倍1強」が続いた自民党が失った党内議論の幅を国民に大いに見てもらう。そんな論戦を聞きたい。
小池百合子・東京都知事を支持する議員らの新党結成が取りざたされるなか、民進党内には政界再編に期待する声もある。
世論に耳を澄ますことは大切だが、風に頼るだけでは地に足のついた政治は望めない。新党ブームにあやかるのではなく、地方議員や党員らが参加する代表選を機に、 「国民とともに進む」原点に立ち返ることだ。それができるかどうかに、この党の存亡がかかっている。
ネット記事。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13097020.html?iref=comtop_shasetsu_01
(寸評:私は新聞から書き写しましたが、同じ内容がネットでも公開されています)
ところで、日本の政治を変える、お金と手間の掛からない、しかも平和的で確実な方法があります。それは読売新聞を読んでいる読者に、ひと月だけでもいいから朝日新聞に切り替えてもらう事です。余分な費用は掛からないし、いつでも元に戻せます。安倍首相の宣伝紙にお金を払う事に、違和感を感じたことがある方には、ぜひお試し頂きたい方法です。



938.拝啓各省庁殿 17/8/23

・防衛省、過去最大の概算要求。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170822-00000038-nnn-pol
コメント:一方的に米国に儲けさせるのが悔しい。米国は先進国に武器を売り、北は旧共産圏相手に武器で稼ぐ。以前申し上げたように怪しげなWin-Win関係が、結果的に現出している。自衛隊も、たまにはロシアや中国から買ってはどうか。おまけとして島の一つくらいついてくるかもしれないし。

関連記事。北からシリアに化学兵器輸送阻止。国連報告。
http://jp.reuters.com/article/north-korea-syria-idJPKCN1B201Z
関連記事。北のICBMで欧州も核の脅威。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50782
コメント:こうなると北の政権=というより王朝、の承認はいかがなものか。核兵器のバーゲンは時間の問題だからです。対話が通じる相手ではないことも既に証明されています。本当に動き方が難しい局面ですが、逆に現時点に限って言えば、北が核ミサイルを米国に発射しなければならない理由は見当たりません。北は国の安全と核兵器の保有を認めさせたいだけでしょう。でも核を含む大量破壊兵器の密売の可能性を見過すことは出来ません。こればかりは事が起きてしまってからでは遅いのです。平壌を壊滅させた方が、世界的レベルで見れば、被害が少ない可能性もあります。約束を守る相手でもありません。とにかく一時的にではあっても、まずは融和姿勢を取る事が肝要であって、それが次の手を考える時間稼ぎになるかもしれません。相手の隙を待つのです。

・JTが比のたばこ大手買収。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-82490130-bloom_st-bus_all
コメント:世界市場制覇の心意気は結構だが、タバコが将来的に発展する産業だと思っているのでしょうか。結局健康破壊産業ではないのか。国家レベルの壮大な無駄遣いとしか思えません。なぜ資金があるうちに思い切った転身を図らないのだろう。素人目にも信じられないアXさ加減(失礼)です。もう一つの巨大アホ産業は、言うまでもなく東芝と日立の原発事業です。原発に将来性があるわきゃネーし、それは廃棄物の処理が出来ないんだから自明の理なのです。事故のリスク考えたら、割が合わネーのです。

・貸し切りバス、国交相が覆面調査。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00010006-norimono-bus_all
コメント:さすが国交省、前向きです。なぜかというと意図が間違っていないからです。某首相は、口先の説明=というより言い訳、より、魂胆=目的が間違っているから国民が認めないのです。晩夏のセミじゃあるまいし、しがみつくのもほどほどに。加計の白紙撤回(理事長は雲隠れ)しか、モリカケ問題解決の方法はないのです。ぐちゃぐちゃした情けない個人的な感情に、なぜ国民が突き合わされなければならないのでしょうか。三人で撮った写真の「悪だくみ」という昭恵のコメントが、まさか本当だったとは、昭恵も自分で驚いたのではないか。自分の元スタッフを栄転させるのはそちらの勝手だが、そこでも我々の税金が使われていることを忘れては困ります。安倍夫妻の政治の私物化には、歯止めが掛からないようです。先に待っているのは、より深い泥沼だけであり、分かっていないようだから申し上げるが、この不明朗な人事で、また安倍首相は評判を落としているのです。この二人に子供でもいれば、価値観も変わり、もっとまともな政治家になっていたのかもしれませんが、それは余計なお世話というものかもしれません。でもこの二人に、浮いた噂は全くないのでしょうか。

・三菱UFJ,超富裕層狙い新組織。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00000008-mai-bus_all
コメント:ますます広がる経済格差。銀行はどうぞご自由に、と言いたいところだが、格差は資本主義の成長にとってはマイナスなのです。消費が全体で縮小するからです。

・枝野が細野に刺客。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00000063-jij-pol
関連記事。離党者への対応い。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017082201001594.html
コメント:ナことやってる場合ですか。敵がチガウダロー、このXXー。本当に不毛な選択になりそうです。岡田が代表になった時の悪夢が蘇ります。しかも前原は野田佳彦というおんぶお化けまで背負っているのです。

・国家公務員の現役出向増加。天下りの抜け穴。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00000067-asahi-pol

・入居者いない、年金機構の宿舎廃止。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00050101-yom-bus_all
(寸評:もともとこの組織、他人のお金を預かっているという意識が希薄です)8/22の朝日新聞の朝刊の川柳で、「モリカケの記事を絶やすな忘れるな」という作品がありました。「お隣に聞けば出来ない再稼働」というものもありました。



939.民進の右傾化に反対しよう 17/8/24

野田佳彦が民主党にしたこと、国民にしたことは、万死に値するものです。消費増税と解散を引き代えにして、せっかく小沢が作ってきた二大政党制の芽を潰してしまったこと。しかも最近、民進が低迷しているのは、小沢が消費税に反対して党を出たからだとわめきちらしました。子供にでも分かる論理のすり替え、責任転嫁です。消費増税に反対したのは小沢だけではないのです。多くの国民が反対し、官邸前でデモをしたのです。しかもその時に、誰かが騒いでいるようだと言い放ったのは、当時の首相だった野田自身です。国民意識のない首相という点では安倍と良い勝負です。勝次官の掌で踊らされたと皆もが思っているのに、自分だけは絶対にそれを認めようとしない。今でも口を開けば消費増税。もはや偏執狂の世界です。
そもそも消費税の増税分は福祉に回すという約束だったのに、3%の増税分を安倍政権がどこに使ったかが問題です。議員の歳費はデフレが終わったと勝手に宣言して元に戻されました。安倍政権では行革の気配さえありません。一方で、法人税は減税し、首相の外遊には必ずばらまきのお土産が付く。それもハンパない金額です。防衛費も毎年記録を更新。首相の外遊費は公開だれない。一度は8%で凍結したのに、安倍首相がじゃぶじゃぶ使って足らなくなってきたので、10%を実行する計画です。福祉に回すどころか、逆に介護保険の国民負担は増やされているのです。
野田は民進党に籍を置きながら、自民党政権にどこまでサービスすれば気が済むのでしょうか。
外見の事を言ってはいけないのでしょうが、あの暗い目つきを見ていると、とても正気とは思えません。これから議員に立候補する者には、共通一次程度の学力・常識テスト=百点である必要はない、と、精神鑑定を受ける事を義務にして欲しいものです。
党員からも、国民からも、民主党衰退の主犯だとみなされているのに、自分では反省するつもりは全くない。しかも、無能な岡田の置き土産、蓮舫を支持して幹事長に返り咲いたものの、支持率の低下に歯止めは掛からなかった。蓮舫自身も、人間の幅も奥行きも、余りに小さかったこともあって、結局、党員から浮いたままで終わりました。
そんな野田を師と仰ぐ前原を代表にしてはならないのです。前原(野田)で最も許しがたいことは野党共闘に反対していることです。党是だなんだと、偏狭な理屈をこねるより、国民から見た時に、独歩の民進と、共闘の民進の、どちらを好ましく思うかを考えてみるべきなのです。右傾化した民進を、自民党に批判的な国民が対立軸として選ぶ理由はありません。同じ穴のムジナと狸(安部と前原)なら、どちらを選んでも同じことだからです。前原を含む、民進党の右派は、いい加減に目を覚まして、国民視線で自分達を見るべきなのです。というわけで、心ある民進党員には民進党からの離党をお勧めする次第です。
関連記事。自立支援介護の報酬増へ見直し。
https://this.kiji.is/273035610596818946?c=39546741839462401
(寸評:どのように表現を変えようとも福祉サービスの低下になることに変わりはありません。どや顔の加藤大臣が最初にしたことがこれでは話になりません)



940.安倍晋三と金正恩 17/8/24

民主主義を守ると口では言いながら、政策審議では議会政治の手続きを最大限無視する。だから本音では民主主義などくそくらえと思っているとしか考えられない。憲法に従うと言いながら、臨時国会開催をとことん引き延ばす。疑惑には丁寧に答えると言いながら、閉会中審査に1日出ただけ。丁寧なのは言葉だけで一切の証拠、証言を出さない、出させない。証人は国外に逃亡させ、問題の理事長はどこにいるのかさえ分からない。首相官邸が命令し、関係省庁はもとより、警察と検察の協力が無ければ成し得ない、事件と事実の隠蔽工作。私達が目にしているものは、小沢の国策捜査とは逆の意味の、国策不作為、即ち不正の隠蔽行為です。このどこに司法の正義があるというのでしょうか。「お巡りさん」が泥棒の肩を持ったら、国民は誰を頼りにすれば、いいのでしょうか。内閣を改造すれば、その前の日までの疑惑も不正も一切チャラだと開き直る。稲田に至ってはその気持ちを隠そうとさえしない。辞職で全ての責任が免れるのなら、警察も法律もいらないのです。
加計学園の獣医学部の校舎建設では、2倍の費用を計上し、教育と全く関係のないワインセラーを2室建築しようとしている。籠池が、叩けば誇りが出ることは全国民が承知しているに、屍を鞭打つことだけに熱心で、肝心の政治や行政との関係の究明は一向に進まない。そうこうしているうちに、証人になるそうな元職員は海外赴任させる。特捜が担当しているのは事件が政治がらみからではないのか。それとも安倍政権の行方でも見守るつもりなのか。それは悪質な忖度ではないのか。
それやこれやで言えることは、たった一つです。安倍首相は国民に嘘をつくことに罪悪感を感じない人間だという事です。でもこれは日本の国民にとってはおなじみの光景なのです。即ち利権ために戦争をはじめ、負けそうになると、国民に一億相玉砕を強要する。軍部と政治家は何様のつもりか。それが安部首相と取り巻き(含む官僚)にも言えるのです。木太町背における金正恩と同じです。トップを変えないといけないのです。安倍首相を政治の場から一日でも早く追い出す。どうすればそれが出来るのかを、国民が真剣に考えるべき時に来ていると、私は思います。金正恩はいくら言って聞かせても分からない。分かろうともしない。その姿と安倍首相の現在の姿の何処が違うというのでしょうか。





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