「WTWオピニオン」

【第53巻の内容】


「小池の代表辞任」
「お言葉」
「あなたも私も独りではない」
「何とかしたい」
「所信表明」
「粉飾経済」
「開いた傘を閉じるのは難しい」
「他人の心配をせよ」
「圧勝などではない」
「代表質問とネトウヨ」
「必要なのは三銃士」
「籠池を釈放せよ」
「北に人権はない。北だけではない」
「民主村」
「民進、三菱マテ、貴ノ岩」
「新聞、モリカケ」
「利害渦巻く相撲界」
「与党と官僚」
「非武装中立を」
「サイコパスは誰か」


1041.小池の代表辞任。17/11/15

小池知事が希望の共同代表を辞任。捲土重来を期しての、(またもや)大博打ですが、こういう大技が仕掛けられる政治家は少ない。しかも退け時を心得ている政治家は大物(或いは本物)であることが多い、福田前首相、小沢一郎、そして前原さえも。ということは逆に要注意なのです。将来小池首相が誕生しても、私は驚かないでしょう。しかも安倍晋三よりは明らかに核が上です。
しかしその右傾化した価値観ゆえに、我々は、彼女が大きな政治的な勢力を築くことに警戒を怠ってはならないのです。
関連記事。小池、代表辞任。
http://www.asahi.com/articles/ASKCG56J2KCGUTFK00C.html?iref=comtop_list_pol_n05

安倍首相の総裁3選はないと断言できます。それは野党の力によってではありません。自民党の議員が、安倍流の独裁政治につくづく嫌気がさし、飽き飽きしているからです。これは国民も同じです。選挙の応援演説で、日の丸の旗の波が揺れるあんどいうものが、多様性(ダイバーシティ)を前提にする(しなければならない)21世紀の国際社会と日本にとって、どれだけ違和感があるかを考えてみて頂きたいのです。『そんな人たちに負ける訳にはいかない』のです。そういう人たちが日本を戦争に導き、ところが戦火が迫ると、同胞も婦女子も見殺しにして、我がちに逃げた(関東軍)のです。

安倍首相が滅びるのは歴史の必然であり、時間の問題です。なぜなら無理の上に、不正と背信(自ら国民の信頼を損なう)を重ねており、その政治姿勢にはいかなる理念も大儀も感じられないからです。常識を持ち合わせいる国民の心は、とうに安倍首相を見限っているのです。

ここで安倍首相が一番恐れているものが何かを想像してみて頂きたい。それが安倍政権を撤退させる方法でもあるのです。一言で言えば、それは全国的な規模の国民の抗議運動です。

そのために必要なものは、自民党支持者さえ巻き込んだ、政府批判活動(敢えて反政府活動とは言わない)の為の、緩いけれど、つながりが広い組織なのです。そのボランティア組織が、政府の活動が行き過ぎないように、常に監視する。メディアが体制側につく傾向が顕著な(だから国連に指摘される)日本にあっては、ジャーナリズムをメディアに任せておくわけにはいかないからです。

国民が政府を監視する体制が出来ない限り、日本が民主主義の国家になることなどあり得ないのです。既得権の権力者達が、日本を好きなように牛耳る姿が、どれだけ民意からも、民主主義の概念からもかけ離れた、異質なものであるのかを、全国民に理解してもらう。そこから全ては始まるのです。

民が声を挙げ、それが政治に届く。そういう新しい姿の日本が誕生したときに、初めて日本に本当の戦後が来るのです。そしてその時が来れば、WTWも安心して活動を休止できるのです。

ところで情報流通業なるものが可能かどうかを考えてみたいと思います。これ以上本サイトが活動を拡大するには、人一人の力(家内制手工業)では無理であって、とはいえ、雇用するには、商業的に成立しないと不可能だからです。但し目的から言えば、情報を売るというよりは、同じ危機感を抱く人たちが、(戦争を回避し、基本的な人権、そして精神の自由を確保するために)資金を出し合って(一株株主になって)、その基金で運営される非営利法人であるべきだと思います。
関連記事。国連が日本の報道の自由に懸念。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171114-00000140-jij-int
コメント:だから日本にはジャーナリズムが存在しないと言われているのです。この指摘をとりわけ購読部数日本一のY新聞には謙虚に受け止めて欲しい。購読しているのは自民党の議員ではなく、大衆(庶民)なのです。



1042.お言葉。17/11/15

気持ちは分かるが無理です。


2017年11月24日付、週刊朝日、しがみつく女から
室井佑月

お言葉が欲しい

11月3日付の日本経済新聞朝刊に『内閣支持 上昇 54%』という記事が
載っていた。
<日本経済新聞社とテレビ東京は第4次安倍内閤の発足を受け、1、2両日
に緊急世論調査を実施した。内閣支持率は54%で、9月の前回定例調査から
4ポイント上がった。不支持率は38%で4ポイント下がった>
なんで? 理由がもうわからん。
野党が纏まっていないから、これ幸いと解散総選挙をする卑怯な首相なのに?
5カ月近くも国会審議から 逃げ回っていた気弱な首相 なのに? 議席数に応じて
野党の質問時間を削れと無茶なこといい出す我が侭な首相なのに?
国会とは野党の質問に答える場というより、税々国民に説明する場。どれだけ
国民軽視なのだろうか?
これまで「謙虚に」と言葉を何度も使ってきた首相。自分の欠点は、謙虚じゃ
ないところだってわかっている。が、直らないし、直さない。ま、それでもいい
のか、支持する人はこんなにも多いのだし。
最近は、目分が間違っているんじゃないかと思えてきた。
間違えているというか、自分だけがわかっていないんじゃないかと。 ・
あたしの知らぬ間に、安倍首相は、この国の象徴のようなものになったのかも。
ひょつとして、閣議決定でそう決めたとか?
だから、安倍首相を攻めるような発言をすれば、『売国奴』だの『反日』だのと
いう悪口を浴びせられるし、安倍首相の街頭演説では、大量の日の丸国旗が振られ
たりする。
つまり、安倍首相がどんな人物であろうが、もう関孫ない。どういう首相であっても、
我々国民は粛々と受け入れなぐてはいけない。安倍首相が卑怯で傲慢で嘘つきで
あったら、それがこの国の姿なわけで。
…ほんとうか?
天皇陛下は2019年3月末にも退位される、と報道されている。陛下は平和を愛する
立派な方だ。国民からも慕われている。
この国が間違つた方向に進んでいきそうな今、なにかが大きく変わりてしまい
そうな今、こういう時にこそ、本物のこの国の象徴である陛下から、この国がど
ういう国であるべきか、将来どういう国を目指すべきか、あたしたち国民への
わかりやすく力強いメッセージが欲しい。
もちろん、天皇陛下は政治的発言をしてはいけないことも知っているし、その
発言を政治的に利用してもいけないことは知っている。
けれど、国民全員が、真剣にこの国について考えるには、もうそれ以外ないと
思う。
安倍首相がいちばんやりたいことは改憲で、それが進めば、この国は瞥争ので
きる普通の国になる。陛下が望まれた平和国家ではなくなる。それでほんとにい
いんだろうか?
安倍内閣の支持率の高さは、この国が戦争のできる普通の国になることを、国
民も望んでいるということなのか? わからない。



1043.あなたも私も独りではない。17/11/16

以下の川柳が一昨日の朝日新聞に掲載されていました。
朝日川柳西木空人選
…2017・11.14
中国じゃトラ借りてきたネコのよう
トランプに物が言えるという幻想
イベントで終わらせないでと家族会
大筋は合意道筋合意せず
権力の岩盤のごと校舎建つ
顔出さず「万感迫る」とケロリ加計
収益よ君は「品質」反故にする

文科委員会が開かれる前日に、林文科相が『強引に』加計学園の認可を下ろしました。税金が200億円も使われるのにです。8億円の森友とは桁が違うのです。何より、国として必要とは思えない学校であり、即ち認可の条件(しかも自民党が作成)に合致しているとは思えないのです。

こうなると違法な臭いのする案件でも、安倍首相に直訴して、彼の自尊心や功名心をくすぐれば、なんでもかんでも正当化できる可能性があるという事です。法律が、独裁者の下では法律ではなくなるからです。非情な悪代官の下で、悪人や悪事が大手を振ってまかり通っているのです。逆に正論を言ったり、政権と安倍首相を批判する者は、どんな難癖をつけてでも、手を後ろに回すぞということでもあります。

最大の問題は、大きな波風が立たなければそれでいいいという社会の風潮にあります。ぬるま湯でも、風呂の外に出て風邪を引くよりはましだと思っているうちに、安倍首相は次第にお湯の温度を上げて(法律を自分の都合の良いようにどんどん変えて)、火傷するような温度になっても気付かずに、やがて蛙はしっかり茹で上がってしまうのです。

いまの日本が『いい湯』だと思わせるために、安倍首相は(仮にそれが野党のアイディアであろうとなかろうと)、なりふり構わずに、耳当たりの良い事だけを、その場の思い付きでばらまいているのです。しかもその約束を命がけで守るつもりもないと来ている(地方創成を見よ)のだから始末に悪いのです。何しろ安倍晋三は、嘘をついても、誰にも(司法にさえも)叱られない超法規的存在だからです。今回ぶち上げた教育無償化も、原資は財政健全化の為に国庫に返す予算を流用(食いつぶして)いるだけなのです。

場当たりで、耳当たりの良い事を言ってその場その場をしのぐ。国民に、日本が良い湯(平和で安全で、民主主義の国)だと思わせる。そうやって時間を稼ぎ、本当に自分のしたいこと、即ち平和憲法を骨抜きにして、戦争が出来る国にする。その最上段に自分が『日本国初の大統領』として君臨する。脅しをかける国には、自分が先頭に立って号令をかけ、『相手が攻撃を掛けてくる前に』、武力を行使する。これは国の究極の私物化の姿です。

安倍個人が絶対的な権利を持つ国にする、そのためには民意どころか、人(=国民)一人の命など取るに足りないものなのです。安倍首相が、後藤さんを見殺しにしたことを私は忘れません。同じ時期に、米国は自国の捕虜を助けるために、水面下で身代金の交渉をしていたのです。一方、安倍首相はテロには屈しないと宣言して、一切の交渉を拒否しました。しかも誘拐は、安倍首相が中東訪問の折、ISを刺激しただけの、余計な発言をしたことが原因だったのです。しかもこういうことは、いずれ全国民に起きるのです。

何が異常と言って、その異常さは、国民の怒りも不審さえも見られない(ように見える)ことです。波風が立たない社会の方が、危ないのです。一見平穏な水面下で、実際には巨悪がうごめいているからです。この一見平穏という所に問題があります。まるで国民全体が、自分の頭で考える事を放棄し、安倍首相の右向け右で、一斉に右を向いている、ゾンビの群にでもなったかのようだからです。ぬるくて、緩い社会に慣れっこになり、それが正常だと思っている。しかも今の平安の代価として、先に待ち構えている、本当に恐ろしいもの(国民皆兵、富者と貧者の階級社会、支配する者とされる者との二極分化)からは目をつぶっているのです。

無論波風がないわけではない。声を挙げる国民もいるからです。しかしここで御用メディアの出番です。事件を報道するのもメディアなら、握り潰すのもメディアです。市民が抗議運動を起こしても、それを報道しなければ、なかったのと同じことです。だから安倍政権は躍起になってメディアを潰しに掛かったのです。安倍首相の脳裏には、第一次安倍政権が、精神力の弱いおぼっちゃん首相が腹痛で辞任したという報道をした報道機関にいつか復讐したい。政権を維持する為には、国民の意見や空気の代弁者である報道機関を抑え込んでおかないと、いつまた足元を救われるか分からない。だからNHKを初め、メディアの政権批判を封殺するために、なりふり構わずに、社長人事にまで介入するメディアの『弾圧』を始めたのです。非寛容の鏡みたいなものです。その先頭に立ったのが、安倍首相の『腰巾着=一の子分』萩生田議員です。

第一次安倍政権が辞任したのは、安倍首相自身に問題があったのに、そうとは絶対に認めずに、安倍首相の非を『報道した』報道機関に責任がある。そういう身勝手でネガティブな発想しか出来ない人が日本の代表になっているのです。だからこそモリカケ問題も起き、そのために無駄な国会時間を割き、挙句は大儀なき選挙までやってのけて、600億もの税金を、自分の付いた嘘(モリカケとは無関係)を押し通すために無駄遣いしたのです。しかも国会での質問を封殺するために、委員会での検討の前に強引に許可を下ろしてしまったのです。
安倍政治には国民主権も、政治理念も、社会正義もありません。私が大げさだとお考えなら『自民党の』古参議員に意見をお尋ねになってみて頂きたい。私の分析とそれほど違わないことがお分かりいただけると思います。

主要メディアは、政府や安倍首相への批判を避けています。正論を掲げて、しかも紳士的に立ち向かっているのは朝日と毎日と、ときどき日経だけです。読売や産経が市民の抗議活動を報道するのは極めてまれです。細々と続けているのは東京新聞だけです。だから私は必ずそれを紹介しているのです。そうしないと国民からは、日本の社会が『異常に』平穏で、国民が政府を信頼しきっているようにしか思えないからです。しかもメディアは野党議員の不祥事は取り上げるが、あれだけ数の多い与党の議員は、何の問題もないかのようです。我々は報道に、公正・公平などを期待してはならないのです。

波風が立たないことが良い社会ではなく、波が立っていることが正常な社会だということなのです。私が社会の片隅で、独りでつぶやいていても、社会を変える力にはなりません。またこれ以上の体力も時間もありません。そこで積極的に『同志=価値観を巨有する人達』の意見を積極的に紹介してゆくことにしました。そこで題名もエッセイではなく、オピニオンにしました。

まずは安倍首相の暴走に対する室井卯月の怒りを紹介します。但し天皇陛下は、既に退位という形で(こんな国の象徴等、到底やっていられないというお気持ちだったでしょう)、安倍政権と、改憲の動きに、いわば『身体を張って』抗議されました。その発表が自民党大勝の参院選の直後であったことを思い起こして頂きたいのです。だから最後の手段を使ってしまった以上、これ以上何かを言ってほしいというお願いは無理なのです。
http://wtw.xsrv.jp/indexsekai1042.html

次はトランプの訪日に関する田原総一朗の見解です。政府の公式見解など何の意味もないことが分かります。
http://wtw.xsrv.jp/indexsekai1040.html

また以下では、有識者が日本の経営者が『老害』で、企業を悪くしていることを指摘しています。
http://wtw.xsrv.jp/indexsekai1039.html

なおテーマは違いますが、併せてヘイト規制の在り方についての朝日の社説も紹介します。
http://wtw.xsrv.jp/indexsekai1038.html

だからいま、私はもう独りではないのです。




1044.何とかしたい。17/11/18

お早うございます。

朝日川柳苗木空人選 2017 .11 .17
官邸の回し者かなこの議員 (義家か足立か)
外遊の首相いつもの自画白賛
他人にはすみやかな調査と言う官邸 (日馬問題)
政治家は聞いたか「一時間だけでいい」(拉致家族)

実はこのWTWを、もっと良くする、即ち読んで有益なサイトにする方法があります。新聞、雑誌、ネットなど、時間を掛け、検索に努力するだけでも、見つかる関連情報は沢山あります。それらを総合し、『常識で』分析することで、事件の真実に迫り、精度の高い将来の予測を行う事も、決して不可能ではないのです。

でも私(トレンド・ウォッチャー)一人の力ではもはや限界に来ています。できれば個々の事件に、一人ずつ、市民のボランティア記者(せめて政治、経済、社会各一人)を割り当てるシステムが出来ればいいのですが。それが出来れば、本当に市民による市民の為のジャーナリズムが実現するのです。あくまで仮にの話ですが、このネット・ニュースの組織名は、草の根ネットでは言いにくいので、市民情報サービス(CIS,略称市民サ)にしたいと思っています。それは、記者が個人名で情報を発信できる、緩い組織(寄合所帯)になるかもしれません。情報サービスが軒(のれん)を提供することになります。



1045.所信表明。17/11/18

・最も短い所信表明。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000118-mai-pol
関連記事。首相、高校無償化読み忘れ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000083-asahi-pol
関連記事。モリカケ問題幕引き狙う。
https://this.kiji.is/304219210618864737?c=39546741839462401
関連記事。玉木、幼児教育無償化に矛盾。
http://www.asahi.com/articles/ASKCK64VYKCKUTFK01W.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。片山、調子に乗っている。
http://www.asahi.com/articles/ASKCK64VYKCKUTFK01W.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。大塚、国難なのに15分。
http://www.asahi.com/articles/ASKCK5358KCKUTFK00Z.html?iref=comtop_list_pol_n05
関連記事。二階、あんな連中と話しても。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20171117-OYT1T50115.html?from=ytop_main1
コメント:長さや熱意より、改憲を正面に打ち出していることの方が気になります。NHKが、当然の如く、順番に野党の意見を流しましたが、一人一人は短くとも、民進(大塚)、立憲(枝野)、希望(玉木)、共産(志位)、維新(片山)、社民、自由と進んで行くと、自民党が日本の政治シーン(中でも民意)を完全支配している訳ではないという事が、国民の眼にもはっきり見えるので、民進の分裂にはプラスの面もあったのではないでしょうか。
質問時間は政党全体に行き渡るだけの時間を配分すべきです。どうしても与党が野党の質問所間を削りたいのであれば、与党内の政策協議の場に野党も加えるべきなのです。どんなに小さい政党にも、国会での質問と意見表明の時間が確保されなければなりません。そうでないと議会政治、政党政治とは言えないからです。政党が複数あるという事は、国民にそれだけ多くの、多様な価値観と意見が存在するという証しでもあるのです。
今後も政治報道のたびに、野党の意見の数が集まる事から、自民にとってはその連続パンチがボディーブローとして効いてくる可能性もあります。そして小池が辞めて『くれ』、こころが自滅したことは、安倍政権の応援団が減ったので、良かったと思います。
野党党首の意見の一つとして、志位は、森友のもの字も、加計のかの字もなかったと言っていました。
自民の二階のふてぶてしい態度は相変わらず感じが悪く、『心ならずも』安倍首相に『恥も外聞も捨てて』胡麻をするような政治家は、日本にとっても、国民にとっても、不要な存在です。
前にしゃしゃり出てくる分だけ、菅長官より一層不愉快です。ひとつ言える事は、みっともないゴマすりをいい加減にして(ルックスを含めて見苦しいインタビューの録画をいちばん見たくないのは、実は本人ではないか)、自分の政治理念をきちんと打ち出して、安倍首相との(僅かではあっても)違いを浮き彫りにすれば、中国政策だけについても、自民党内で居場所はあると思われます。



1046.粉飾経済。17/11/19

どんな人にも天職があります。無論それは趣味でもいいのですが、天が自分に『せよ』と命じた仕事を、日々淡々とこなす。何が自分の天職かは、頭で考えても分かりません。でも身体が(手や足が)知っています。打ち込んでいる時の表情が、自分の天職が何かを物語るのです。

好景気だと、政府もメディアも騒いでいるが、まず景気判断そのものが怪しいのです。なぜなら、未だにデフレ脱却が政府の目標となっているからです。だから今は未だデフレの中にいることが『現実』なのです。しかし日銀にはこれ以上の金融緩和の手段がなく(禁じ手を何度も使ってしまっているので)、しかも出口政策も見えないと総裁が自ら言っているのです。

今の日本の株高は実体経済が伴っていないのですから、それは『バブル』なのです。でも政府はそれ(バブル)を認めようとしません。世界の景気は低インフレでなんとか均衡を保っている状態で、設備投資が活発に行われているところまでは行っていません。

ところで、経済を貿易の観点で見ると、なんとか黒字になっているという状態です。しかもそれは円安に支えられている面も少なくないでしょう。トランプは、実際には受け入れ国の演出されたシナリオに乗っただけとはいえ、少なく米国産品、特に兵器の売込みには熱心でした。でもそういうこと(なりふり構わぬセールス)を安倍首相が『日本の為に』してくれたことがありますか。インドの新幹線も、中印の関係悪化がなくても、受注できましたか。首相が財界の代弁者なら、それくらい(セールス)はしないと『スポンサー』に申し訳ないのではないのでしょうか。

自己実現だけが目標の代表なら、富裕層にとっても、庶民にとってもプラスにはなりません。富裕層が富裕層である理由は、本来庶民に分け与えられるべき『正当な』取り分を(給与、福祉)を富裕層に回し、企業がプールしているからなのです。国の内部で富の配分を(しかも不公平な方向に)傾けているからなのです。

なぜ国全体のパイを増やそうとはしないのか。実際に首相がしていることは、(負担を先送りする)、税金のばらまきだけではないのでしょうか。イバンカ基金などはその最たるものです。使う事には熱心でも、稼ぐことには苦手。そのくせ見栄だけは張りたがる。

その超保守の思想、身勝手な政治、なにより憲法の無視など、安倍首相は批判には事欠かないが、何よりも先の見えない経済・財政政策で『無能・無策』であるが故に、私は一日も早く首相には退陣して頂きたいのです。

そうではないといくら政権が主張しても、さすがにそれは無駄です。若し財界が、自民党や安倍政権の経済政策に不安を感じていないのであれば、なぜあれだけ企業が(常軌を逸したレベルの)内部留保を積み上げているのでしょうか。現在の日本の景気が、禁じ手を連発する、異常とも思える日銀の金融緩和に依存した一過性のものであることを、百も承知しているからではないのか。そういうフツーでない経済政策は長続きはしないと承知しているからではないのか。だからこそ『うかつに』賃上げもしない、というより出来ないのです。

そういう実態を理解できないとすれば、財務大臣にも首相にも、日本の経済・財政を担当する資格はないのです。




1047.開いた傘を閉じるのは難しい。17/11/19

・ジブチの自衛隊拠点拡大へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111800429&g=pol
コメント:いったん軍備を拡張すれば、今度はその維持にまた金が掛かる。かくして国民の防衛費の負担は増える一方なのです。大企業と富裕層に偏った、しかも将来にツケを回しているだけのアベノミクスのおかげで、一般国民の暮らしは少しも楽にはなっていないのです。税制も、企業収益配分の構造も変わらない以上、将来に渡って国民の生活は苦しいままだという事が『約束』されているのです。某首相は富裕層のパシリと言われてもしかたがないでしょう。



1048.他人の心配をせよ。17/11/19

・中高生の20%。死にたいと時々思う。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/k10011228141000.html
コメント:日本人全体が打たれ強くない、我慢の出来ない国民になってきていること(実はこれは本当は恐ろしい事なのですが)にも原因があると思います。40億年も掛かって、やっと出来上がった知的生命が、簡単に死に逃げ込んではならないし、自分の繁栄の為に(自国民を含む)他の生物を滅ぼしても(思い上がり)ならないのです。

未だかつて、これほど宗教が無力な時代があったでしょうか。小難しい教理を学ぶ必要などないのです。金品を信者に要求するなどは、最早宗教でさえないのです。自分が信じればそれが自分にとっての宗教(信心)なのです。ただ自分を救ってくれる、絶対的な存在を信じるだけで良いのです。自分が唯一絶対だと思う事から、傲慢さも、利己心も、人生の苦悩も絶望も生まれるのです。謙虚と感謝の気持ちだけが、自分を救うのです。自分に執着し続けている限り、それらが生まれてくる余地はありません。他を否定し、排除する。そこには満足も救いもないのです。だから、とことん自分に拘る首相に救いはないのです。誰にでも出来る、自分を救う簡単な方法があります。それは自分への関心を捨て、関心を他に向けることです。己から離れる事が重要なのです。自分の心配をするな。他人の心配をせよ。自分を憐れむな。人生は短い。自分にかまったり、自分の死を願っている時間などないのです。



1049.圧勝などではない。17/11/20

自民党の平沢議員が田原の番組で、今回の衆院選で、自民党は勝っていない、野党が負けただけだと言っていました。確かに自民党は議席を伸ばしたわけではなく、減らさなかっただけです。だから圧勝でもなんでもないのです。国民に選択肢がなかっただけなのです。従って自民党を選んだ国民が悪いという言い方もまた正しくないということになります。なので、ここで安倍首相が調子に乗ってごり押しを再開すれば、国民はそれにふさわしい反応をするでしょう。実際に、一番新しい世論調査では、政権の不支持が、僅かに支持を上回っています。


・行政の無駄、廃止一事業のみ。政府、点検終了。
https://this.kiji.is/304919452360098913?c=39546741839462401
コメント:やる気がないとしか思えません。

・質問時間削減に野党幹部反発。
http://www.asahi.com/articles/ASKCJ5F9FKCJUTFK013.html?iref=comtop_favorite_02
コメント:実際に国会の質問を募集したら、、野党からは100を超える質問が出てきたが、与党はゼロだったと青木が言っていました。一体自民党は国会での質問時間を何に使うつもりなのでしょう。般若心経はもうやったから、今度は寿限無でもやるつもりか。その茶番こそ、世界中に配信すべきです。

・小池、護憲、遠慮願う。
http://www.asahi.com/articles/ASKCJ5F9FKCJUTFK013.html?iref=comtop_favorite_02
コメント:これでは小池新党を選ぶ必要は全くありません。自民党に投票すればそれで済む話です。法衣の下が鎧で完全武装(平清盛)では、都知事も早く辞めてもらいたい。女性の姿をした戦争好きの中年狸の、私が私がのお芝居は、もう見あきました。玉木は思いきり小池から距離を取るべきです。民進が分裂してくれて本当に良かったと思います。

・誰がインフルエンサーだったのか。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/twitter-on-election--timeline/




1050.代表質問とネトウヨ。17/11/21

生きていてよかった。そう思える瞬間が誰の人生でも何回かはあります。
その一つが昨日の国会(衆議院)の野党代表質問です。
立憲の枝野、希望の玉木。どちらの主張も納得できるものでした。
政府の説明が、現在の日本の政治状況の唯一・絶対の解釈ではないという、反論(但しこちらが正論)でもあります。
安倍・粗相はせせら笑い。でもそれは野党ではなく、その背後の過半数の国民に向けられたものであることをしっかりと認識すべきなのです。安倍に反対する国民は、非国民なのです。非政治家の非人間、には言われたくありません。
関連記事。枝野質問。
http://www.news24.jp/articles/2017/11/20/04378393.html
関連記事。朝日社説。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13237361.html?ref=editorial_backnumber
関連記事。立憲と希望に違い。
http://www.asahi.com/articles/ASKCN5KL2KCNUTFK016.html?iref=comtop_list_pol_n01
関連記事。同上の表。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112001044&g=pol
関連記事。質問時間5対5.立憲が拒否。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000084-mai-pol
コメント:当たり前です。しかも国民の過半数がおかしいと答えているのです。野党の質問に同じ時間を掛けて与党が答えるのだから、発言時間の7割が与党なのです。だから2対8でちょうど良かったのです。しかもそれは自民党が野党時代に要求して成立した仕組みです。なお、希望の問題は小池を引きずっていること(特別顧問)、立憲の問題は排他性です。しかもそのどちらもが、民意とはかけ離れています。未だに、本当に国民の味方、民意を反映している政党は現れていないようです。


ところで日本のネット社会には、IQの疑わしいネトウヨが、掃いて捨てるほど、ウヨウヨしていて、少しでもリベラルと見れば、寄ってたかって悪口三昧。誹謗中傷を投げつけています。一方で安倍(総統)万歳を叫ぶ姿は異様です。代表質問で、首相は完全論破?? 嘘もいい加減にして頂きたい。『まともな国民』は、『そんな連中(安倍親衛隊)に負けるわけにはいかない』のです。本物の右翼の大物も、ネトウヨは男ではないと言っています。
関連記事。愛国ビジネス盛り上がる。
http://diamond.jp/articles/-/150109
関連記事。ネトウヨは男ではない。再掲
http://diamond.jp/articles/-/149724
関連記事。座間事件でデマ氾濫。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000104-mai-soci
コメント:無責任で悪意に満ちた内容の、しかも匿名の情報や投稿が氾濫していることが、ネット社会最大の負の側面です。取り締まりは出来ない(言論と表現の自由がある)以上、劣悪な情報やいわれのない悪意に対抗する、ネット上の反権力のボランティア組織が必要です。発言する力とそれを批判する力、更に反論する力という、平等で理性的な議論の場がネット上で用意されることが必要であり、悪口造語を言うだけのネット炎上では、問題は解決しないのです。善悪、正邪、右左、あらゆる意味で、両極のバランスを取る仕組みが必要なのです。一方で匿名を完全否定すれば、言論の自由が窮屈になり、全体主義社会になりかねません。ネット民主主義をどう確立するのか。それが21世紀の世界の最大の課題です。その鍵が、実名での反論や批判を容易にする仕組みです。匿名の誹謗中傷は、『国民が自らの意志で』批判する定着すること、それが例え『その情報は真実か、ならばどこから得たのか』と問いかけるだけでも、デマに振り回された挙句、人権を抑圧され、ひいては戦争に引きずり込まれるような事態を避ける為にも、必要なのです。



1052.籠池を釈放せよ。17/11/22

・籠池夫妻、保釈請求。映像。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171122-00000003-jnn-soci
関連記事。森友値引きの全容判明。
https://this.kiji.is/305619819087905889?c=39546741839462401
コメント:真の犯人(犯意があった者)は籠池夫妻ではなく、『安倍夫妻』であり、佐川長官です。一度、彼らも体験として5ケ月、拘置されてみればいいのです。凶悪事件でもあるまいに、家族との接見さえ許されない。その目的はメディアとの接触禁止であることは誰の目にも明らかです。選挙を有利に進めるために、その間、留置場に閉じ込めたのです。そのやり口は、国家権力の乱用であり、自分達が後ろめたいことをしてきた事実を、問わず語りに立証したようなものなのです。自分と側近以外、国民の基本的人権などは何とも思わない。それが安部晋三という人間の真の人物像なのです。
私も出来れば保釈金を寄付したい。それだけでなく、前川を民進(立民ではなく)、そして籠池を自民の議員に推薦したいくらいです。
前川、籠池、そして三銃士。彼らが、数少ない日本の、偽物ではない言論と思想の自由、そして社会正義の希望の星なのです。
これ以上日本を『巨悪』の思い通りにさせてはならないのです。仮に彼らが今回、法律の網の目をうまく潜り抜けたとしても、最後は『天』と国民が許さないでしょう。独裁者のムガベも辞任しました。憲法も人権も眼中にはない安倍首相も早く辞任して頂きたい。
後継者の心配は無用です。代わりはいくらでもいます。また後継者の方が政治、経済、外交すべてにおいて、国民に対しも、世界に対しても、無責任な安倍政権より遥かにましなのです。非国民、売国奴、ネトウヨが良く使う言葉は、リベラルな国民に対してではなく、安倍シンパにこそ向けられるべき言葉なのです。加えて非臣民、即ち天皇制を事実上否定し、自分が天皇になり代わろうとしている、不敬極まりない『逆臣』でもあるのです



1053.北に人権はない。北だけではない。17/11/23

・北、女性兵の現実。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-42077034
コメント:核・ミサイルより人民の解放が最優先です。それが最終的に国際平和にもつながるのです。即ち、今は米国ではなく、国連の出番だという事です。北に世界を敵に回していることを強く認識させる必要があります。それが『正しい』圧力の掛け方です。日米が自国の安全を振りかざすだけでは、真の問題の解決にはならないのです。もっとも、自国の国民の人権にさえ関心のない安倍首相には、そういう発想は無理なのかもしれません。国連を信用しないトランプも無理でしょう。そして国連を私物化し、国連の権威を失墜させたパン・ギムンの罪は重大です。
守るべきは『北を含めた』国民の人権なのです。トップ(安倍・トランプ)が偏狭なら、その悪影響は同国の国民だけでなく、世界中に及ぶのです。高い視点も、広い視野も、高潔な政治理念も持ち合わせていない、この国際漫才コンビは、単純な発想しか出来ないので、政治巧者の習・プーチンに取って、容易に手玉に取れる相手なのです。
衆院選の反政府のスローガンにあったように、本当の『国難』は北ではなく安部首相、(とトランプ、もっと言えば両者の愚かさ)であり、その外交(と先の見えない経済政策)なのです。
金正恩に突きつけるべきは武装放棄より、『人権思想』なのです。特権階級だけが得をしても当たり前だと思う人達(含む安倍・トランプ)には、人権の発想そのものが欠けているとしか思えません。
人権軽視という括りでは、日米ロ中北は同じカテゴリーであり、更にそれをIQで分けると、中ロ北と日米に分かれるのです。無論知能程度が高いのは前者です。北と日本には共通点があり、それは程度の差こそあれ、階級格差が拡大し、国民が収奪されている点なのです。




1054.民主村。17/11/23

監視と密告。中国、民主村。
https://jp.reuters.com/article/china-wukan-insight-idJPKBN1DM04H
コメント:更に重要な事は、安倍独裁政治の下の今の日本が、この中国に一歩一歩近づいているという『事実認識』を国民が共有しなければならないということなのです。全ての国民が基本的人権の大切さに気が付くことで、初めて護憲活動にも魂(意義)が入るのです。
なし崩しに国民の権利を取り上げ、抑圧しようとする政治権力に、個々の市民がペンの力で立ち向かう。WTWはそういう『同志』を募集しています。それは、それぞれが置かれた立場で全力を尽くし、緩いつながりで、情報と理念を共有する、そんな関係であるべきだと思います。
私(達)のような有志が、独裁政治に楯突くことが悪ならば、この世の中は、正義の存在する余地のない、闇の社会になってしまいます。安倍晋三だけでなく、その思想に染まった超保守の与党とその支持者たちが、国家総動員法(国民皆兵)を言い出すのは、時間の問題です。そんな偏向した現代日本には、21世紀を名乗る資格さえないのです。

・広がるワニの口。賃金増えず。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/wage2017/
コメント:一読を。日本経済の諸悪の根源であり、アベノミクス(トリクルダウン)の失敗の否定しようのない証明です

・株価暴落。危険なシグナルの簡単な見つけ方。
http://toyokeizai.net/articles/-/198277

・NHK受信料、任意の訳。
http://www.asahi.com/articles/ASKCN520ZKCNUCLV00D.html?iref=comtop_8_03

・新国立、やはり負の遺産。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23728850R21C17A1000000/?n_cid=DSTPCS001

・警告。次の震災は、国民の半数が被災者になる。
http://toyokeizai.net/articles/-/198296




1055.民進、三菱マテ、貴ノ岩 17/11/24

・民進に埋没感。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000076-mai-pol
コメント:無所属を入れれば4つに分裂は、おかしいと言えばおかしいが、これも我を通した小池(女帝)と、民進を売った前原が原因です。中でも前原の本音が、小池のそれと違いがなかったことは、(私を含めた)国民に対する大いなる裏切りです。なのでその血を引く希望の人数が増えて野党第一党(しかも小池が復帰)になれば、余り良いことにはなりそうもありません。大塚の発言機会も温存したい。だから民進の分割も痛しかゆしです。そっくり立民に入るのが、最も民意に近いような気がするのですが、それも世論に尋ねてみるべきでしょう。なので前原の約束が空手形になった以上、参議院議員の処遇については、参院選まで『国民の判断』を待つべきではないか。

・三菱マテ、不合格品半年以上出荷。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000075-mai-bus_all
関連記事。自衛隊にも不適合品。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23843420T21C17A1TJC000/
コメント:これでもなお、なぜ大企業だけを優遇(法人税引下げ、非正規雇用、サービス残業)しなければならないのか。以前は議論があったコンプライアンスはどこに飛んでしまったのか。こういう事態を誰がどこに提訴、告発すれば良いのか。公正取引員会に出番はないのか。安倍政権下での政治家と企業の腐敗は目を覆うばかりです。凄惨で救いのない犯罪の増加とともに、社会が明らかに悪くなっています。首相が『率先』して、法と倫理を踏みにじる国になってしまったからでしょう。

・貴ノ岩。灰皿やリモコンで数十回殴られる。未だに片耳聞こえず。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20171123-00000063-nnn-soci
相撲関連記事。大相撲の子供の喧嘩に世界唖然。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51687
コメント:横綱は4人もいらないでしょう。モンゴルだけ選んで拒否する訳にもいかないので、そのかわり、不祥事があった力士は『国籍を問わず』お引きとり頂くべきでしょう。さもなくば国技を名乗るのを止めにして、プロレスと同列になるべきです。

・改憲は、今ある憲法を守ってから言え。立民。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201711/CK2017112102000131.html
関連記事。合区で改憲の無責任。朝日社説。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13240853.html?iref=comtop_shasetsu_02
関連記事。・ずさんで済む話ではない。森友。
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/20171123030863.asp
コメント:その上に9条改正を上乗せしようとか。『子供だまし』の手口もいい加減にせよ。自分達の頭が『底なしに』悪いから、その程度の、小手先の反則技で何とかなると思っているのかもしれない。国民をなめるのもほどほどにされよ。本当に『馬鹿者たち』(安倍、麻生、萩生田、菅、二階、高村=真の側近なら、上司を諫めよ)は始末に困ります。

・拓銀破たんから20年。メインバンクがなくなる時。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00010005-newswitch-bus_all
関連記事。3メガ銀。構造不況業種。
http://diamond.jp/articles/-/150144
コメント:超低金利政策で本業が立ち行かず、今猛烈なリストラを始めているメガバンクが、一行でも破たんしたら何が起きるのでしょうか。但し何が起きても、それがアベノミクスの結果である事だけは確かです。



1056.新聞、モリカケ 17/11/25

トランプと安倍が『世界のバカップルだという事実』を、なぜメディアは報道しないのか。権力にすり寄る、お得意の『忖度』なのでしょうか。国民は安倍首相のお世話になど、全くなってはいないのです。それもまた事実なのです。
関連記事。新聞は事実こそ命。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/education/nib/CK2017111902000155.html
関連記事。加計学園問題は朝日の社運をかけた闘い。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51672
関連記事。民進、模索。
http://www.asahi.com/articles/ASKCS5J37KCSUTFK00J.html?iref=comtop_list_pol_n03
コメント:分裂は結果オーライなのです。リベラルが野党第一党になり、しかもそれが民意をストレートに反映しているからです。希望ですか。お好きなように。

・根拠崩れる森友答弁。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112401112&g=pol
関連記事。国税庁長官は説明を。石破。
http://www.asahi.com/articles/ASKCS6DT1KCSUTFK014.html?iref=comtop_8_03
関連記事。聞きっ放しは許されぬ。東京社説。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017112402000167.html
コメント:財務省の権威は地に落ちました。佐川は、財務省の名誉を守る為ならば、強弁よりも辞任を選ぶべきだったのです。



1057.利害渦巻く相撲界 17/11/25

・相撲協会、貴乃花呼び出し。無言。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112401119&g=spo
関連記事。相撲界で渦巻く利害。やくみつる。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/24/yaku-harumafuji_a_23287025/?utm_hp_ref=jp-homepage
コメント:TV報道によれば、モンゴルでは貴ノ岩を非難する記事を書けば賞金が出るとのこと。国を挙げての隠蔽工作。出稼ぎも結構だが、これでは同国出身力氏は全て帰国して貰うしかありません。なぜなら出身国が、国を挙げてスポーツ精神を否定しているからです。大相撲の精神とは真っ向から対立するからです。ハワイやブルガリアでは見られない現象です。力士とて所詮人間です。いくら強い方が良いと言っても、人間としての限界もあります。強ければいいというのならゴジラが一番偉い。ならば日本の首相はゴジラの方がいいのです。余計なことは言わないし、嘘もつかない。スポーツの中で、何故相撲だけを特別扱いするのでしょうか。横綱を特別の存在として祭り上げる必要もありません。相撲中継も、NHKが有難がらずに、そろそろ民法に任せたらどうか。NHKは我々が受信料を負担して放送しているのです。この問題では、日馬富士を処分しない相撲協会も同罪です。




1058.与党と官僚 17/11/26

いま日本の政治で起きていることは『テロ』だと思います。気に食わない政治家を短刀や拳銃で襲う事件が戦前には良くありました。政治家も命がけだったのです。同じことが形を変え、目的を変えて、いま日本の政治の世界で横行しています。狙われているのは憲法であり、議会政治であり、民主主義であり、リベラリズムです。

自分の思い通りにならなければ、憲法だろうが、基本的人権であろうが知ったことか。自分を批判し反対する者は、徹底的に排除する(小池も同類)。批判的な記者には質問をさせない、答えない、会見場から締め出す。反対の声が出そうな演説会はシンパで自分の周りを固めて、日の丸を振らせ(彼らには日の丸を持つ資格さえないのに)、反対派を遠ざけ、親衛隊は反対派に体当たりをくわせ、看板を引きずり下ろす。

自分の見栄(プライド=矜持、ではない。それは元々持ち合わせていない)の為なら手段を択ばない。暴言と暴力(と国家権力)を使う事に躊躇しない。国の代表自身が、国民と憲法に対する『テロリスト』の他ならないという、驚愕の事実をごまかすために、取ってつけたように幼児教育を持ち出す。国家100年の計など最初から念頭にはない。見ているのはせいぜい半年先くらい。自分が在職期間を楽しく過ごせればそれでいい。先を見る能力もなく、日本の未来にも関心はない。

低金利と、不健全な国家財政の先にあるものは極力考えない。経済格差などは彼にとっては存在しないも同然。アベノミクスの目標は、国民は企業のおこぼれ(トリクルダウン)を貰えばいいという言い草自体、貧乏人は麦を食えと言った、池田隼人と同じくらい失礼な発言だが、それとて、この5年間実現しなかった。増えたのは非正規雇用だけ。

しかも次々に日本の企業から、腐敗と不正が明るみに出てきた。その上、低金利政策のおかげで、大手金融機関は1万人単位の大リストラに着手している。これが日本経済にとって、危機的な状況でなくて何が危機なのでしょうか。

某首相にとっては業界も、国民生活もどうでもいいのです。ただただ、自分が首相で在り続けることが出来さえすれば、それでいい。国費をジャブジャブ使って世界中を飛び(いや遊び)回る。行けば国賓でチヤホヤされる。それは鴨がネギ(補助金)を背負ってくるからです。訪問先の国は、せいぜいおべんちゃらを言って持ちあげ、適当にあしらって、ご機嫌よくお引き取り願うだけでいいのです。

某首相は思い付き(その最たるものが今回の大儀なき、最悪の解散総選挙)だけで、局面を乗り切ることにやっきになっています。なんという小さい人間であることか。そんな欠格人間に一国を任せる事が、どんなに危険かを、いつになったら保守派の国民が理解するのでしょうか。

この際更に言えば、行政が中立だというのは幻想に過ぎないのです。行政は明確に自民党、というより保守政治の支持者です。決して中立ではないのです。それを私は現役時代に、いやというほど思い知らされました。現役の人ならとっくに知っていることですが、野党や革新を支持していることを、彼らの前で漏らすとろくなことにはなりません。いわゆる中央省庁でなく、地方の小さい行政機関でも同じことです。

但し政党支持と政権支持は違います。政権はどうせ代わることは百も承知しており、そういう政治の変化の中で生き延びてきたという実績もあります。でも与党が保守政党ではないなると、彼らも途端に拒否反応を示すのです。民主党も、政権担当当時(特に長妻など)、それでさんざん苦労(省庁職員の反発)したのです

ビジネスマンが、うかつに革新政党の支持を持ち出そうものなら、その途端に、彼は省庁の担当を外されます。交渉相手にはされなくなるからです。御出入り委禁止というあれです。中にはそれでも付き合ってくれるお役人もいないことはないが、それは自分に自信のあるよほど優秀な一握りの人達だけです。でも多くのお役人はフツーの人なのです。従って少なくも最初からそのような危険は犯さない方が、ビジネスマンの身のためなのです。

言っていることが矛盾していると思われるかもしれないが、要は個人の価値観と企業人の価値観を使い分けないと、この世の名では生きていけないという事なのです。『自由な発言、思想の自由』は、経済的な制約のない人に、初めて許される『特権』なのです。

ほぼ全てのお役人は自民党支持です。なぜなら自民党が保守政党であり、70年間、日本を支配し、良くも悪くも運営してきたからです。役所の仕事は『日本の現状を維持』し『行政を回して』行くことにあります。そうやって営々と築いてきた自分達の組織と実績や価値観を一気に否定されてしまう可能性があるから、革新という名前を聞くだけで、反射的に拒否反応を示すのです。自民党は、役人の立場を理解し、持ちつもたれつ、阿吽の呼吸で二人三脚が出来る。でも野党は役所の存在価値さえ否定しかねないからです。

でもそこにヒントがあります。自民党であれば良く、しかしそれは必ずしも安倍政権である必要はないという事です。この点を(頭の余り良くない)佐川長官は読み間違ったのです。

一方で、そこには政治と行政の棲み分けの姿があります。行政は現状維持を基本に、実務を回す。政治家は国民の現在の不満と、日本の将来を考えて、変化、と言うより、正確には改善を考える。それを国会で議論し、国民の賛同を得て、法制化する。そしてそれを行政が実行するのです。

しかし今の安倍政権では、そういう健全な政治と行政の関係がなく、正常に機能していない。それが問題なのです。ハッキリ言えば、政治が過度に行政に介入していると言っても過言ではない。だから国民がモリカケ問題に『重大な』関心を持ち、また怒りも感じているのです。

不見識極まる自民党議員や、その同調者の中には、なんでこのような『些細な』問題で国会の貴重な時間を使うのかと反対する者がいます。アホは顔だけにして頂きたい。この問題は、政治と行政の健全な関係がどうあるべきかという、議会制民主主義の根幹に関わる議論だから、いくら時間を使っても惜しくないのです。

行政の判断に、政治家が介入したのではないかと言う疑いは、政治の基本的な疑念であり、そう簡単に忘れたり、納得できるものではないのです。政治家の献金のような一時的で、個人的、かつ属人的な問題とはn性質が異なるのです。、日本の政治と行政の制度に関わる基本的な問題なのです。それを一回の総選挙でチャラに出来る問題だと思うあたりが、首相の虫の良さであり、身勝手さなのです。

結論から言えば、モリカケ問題は、安倍首相が自分と家族の非を認めて、国民に頭を下げるまで『永久に』続くのです。何故なら国民の制度への疑念は、時間が立てば消える類のものではなく、制度自体が見直されるまで続くからです。こうなると、首相が自尊心だけでも救いたければ、自発的な勇退しか道はないのです。幼児教育法も、安倍首相の最期の悪あがきでしかないのです。

こう考えると現実的な、日本の政治の変革の道が見えてきます。それは一気に野党政権を打ち立てる(前原の読みの何と甘かったことか)ことではなく、与党内に『まともな』政治家を育てることです。石破も孝太郎も、未だ自民党全体を掌握する力はない。ではどうすれば良いのか。それを国民全体で考える事が、右傾化一直線で進んでいる日本を軌道修正する為に、最も手っ取り早い方法なのです。自民党を否定するのではなく、自民党をうまく使う。それができるように国民が『政治的に』成長することが求められているのです。
関連記事。徹底解明を。
http://www.sakigake.jp/news/article/20171125AK0016/



1059.非武装中立を 17/11/27

朝生(テレ朝)の北朝鮮特集を見ていて気が付いたことは、安倍首相が米国の武力行使に賛同するという事は、結果的に日韓での30万人の犠牲を容認しているという事です。日本を防衛する為に、日米安保があるわけではないという井上達夫の指摘も正しいと思います。同盟というのは戦争に巻き込まれる危機もあるというジャーナリストの布施の意見も納得できます。彼の言うように、ノーと言える同盟が必要なのです。常に野党の理想論を批判する三浦瑠偉が主張する安全保障の『リアリズム=現実論』は、言葉を変えた米国べったリズムに他ならないのです。非武装中立で戦火のとばっちりを受ける方が、武装してお互いに報復の戦火を交えるより、遥かに(しかも双方で)人的被害は少ないのです。そうして世界中が犯罪抑止以上の武装(当然核は含まれない)を放棄する覚悟をした時に、初めて世界に平和が訪れるのです。今回の朝生(3時間)は、初めて飛ばさずに全部見ました。



1060.サイコパスは誰か 17/11/27

NHKの英雄たちの選択で、レギュラーになっている美人脳科学者の中野信子が、同名の著書の中で述べている、サイコパスの特徴とは以下のようなものです。
・良心が異常に欠如している。
・他者に冷淡で共感しない。
・慢性的に平然と嘘をつく。
・行動に対する責任が全く取れない。
・罪悪感が皆無。
・自尊心が過大で自己中心的。
・口が達者で表面は魅力的
米国での実験でも、3x4の答えを、『確信』を持って7だと先に答えた者の方が、後で12だと言った者より大きな影響力を持つと説明していました。そしてそれは怖い事であり、現在の米国が似たような状況だと述べていました。日本なら、黒を黒だと冷静に言う者より、大声で黒を白だと言い張る方が有利だという事になります。
誰でも、上記の特徴の一つや二つは当てはまるのかもしれないが、その代表的な人物として、中野はトランプを挙げていました。しかもトランプは発言がころころ変わって定まらない。
我々が良く知っている日本人の政治家にも、表面が魅力的かどうかは別にして、これらの全てに当てはまる人物がすぐに思い浮かぶのですが、皆様は如何お考えでしょうか。
ちなみに職業別で、サイコパスが最も多いのが企業経営者で、次が弁護士だそうです。無論、政治家にも多いと述べていました。