「WTWオピニオン」

【第56巻の内容】


「甘たれ議員のいい加減な防衛」
「民進は民心に耳を傾けよ」
「アベノミクスの化けの皮がはがれる時」
「臆病者の独裁者達」
「地獄の使者」
「人物待望論」
「殿の乱心で済む話ではない」
「首相と悪霊」
「民進の生きる道」
「予算委員会と森友問題」
「原爆使用への抗議文」
「歪んだ芸人の世界」
「ナウシカ、ラピュタの続編を」
「トランプ、河野を排除せよ」
「うそ発見器の出番です」
「株価はどうなる」
「愚かで危険な鼻血作戦」
「国民と民主主義に対する背信行為」
「茶番劇の道化役」
「平昌五輪とNHK中継」



1101.甘たれ議員のいい加減な防衛。18/1/10

甘えた二世議員が日本の政治「理念」を害虫のように食い荒らし、国を私物化しています。安倍、河野、麻生、二階、萩生田、稲田、等々。しかもこうした坊ちゃん嬢ちゃん議員は、感情的で刹那的、派手好きで見栄を気にする強硬派なのに、基本は無責任なので、いざと言う時には、もっとも宛にも頼りにもできない人々でもあります。とは言え、岸田も石破も、小沢でさえ二世なので、石を投げれば二世、三世に当たるのが国会の現状である以上、あえて『甘えた』を冒頭につけて、区別する必要があります。昨日の朝日の川柳で、「国会で決める、ならば自分で言い出すな」という趣旨の句がありました。甘ったれ首相に対する抗議です。

ところで、現在の改憲や加憲の議論が、根本的におかしいのは、保守と革新とを問わず、憲法を自衛隊が存在しているという「現実」に「合わせよう」としているからです。戦力を持たないという条文が、これまでの自民党のなし崩しで、いかに空文化しようとも、条文だけは絶対に削除してはならないのです。その一点にしか、国民が国の武力行使を抑制する方法がないからです。その「真実」こそが護憲派にとって最後の砦、橋頭保なのです。

守れないから憲法を変えるなどという暴論を吐く専門家(とても有識者とは思えない)さえいるご時世であって、最早本末転倒もいいところです。守るべきは自衛隊=現有戦力ではなくて、憲法の精神の方なのです。憲法を変えるのではなく、憲法を守る為に、現状を変える。即ち非武装中立の「理想」に向かって、決して諦めることなく、不断の努力をする。それが正しい日本の平和政治の在り方なのです。「現状を憲法に合わせる」のです。そうでないと、改憲の次に出てくるのは、間違いなく核武装の議論です。そうやって、結局武装に歯止めが利かなくなるのです。

日本は武装を強化するのではなく、むしろ徐々に武装を緩和、放棄してゆく覚悟こそが、世界が称賛する日本の基本的姿勢なのであって、日本はその姿勢を堅持することで、世界の緊張を緩和し、話し合いによる世界平和への道を開くことになるのです。

そもそも世界で4位とも5位とも言われる自衛隊が、北への抑制力には全く役に立っていないのです。極論すれば、保持しても無駄な戦力なのです。現在の自衛隊の戦力に多くを期待できないのには、いくつかの理由があります。実戦経験がないのは仕方がないにしても、厳しい訓練で鍛えられているという印象が薄いこと。即ち兵員が即戦力になっていない可能性が高いこと。もうひとつは武装の目的が曖昧で、装備の旧式化に加えて、武装の効果がほぼ期待できないことです。

しかしここで、自衛隊の装備を、専守防衛と割り切ってしまえば、それなりの対応と効率化も可能だと思います。まず爆撃機はいらない。空母もいらない。強襲艦もいらない。ICBMもいらない。ついでに米軍の基地もいらない。米軍の存在は、「自国」の領空の防衛の邪魔になっているだけです。米軍はスクランブルなどやらないからです。しかも北のミサイル寺家にも、全く無力でした。テキトーな米国に過度に期待し、依存するのはいい加減やめにしましょう。いてくれてもいいが、横須賀の第7艦隊だけで十分です。

専守防衛のために、「自力開発」の迎撃戦闘機を高性能化して、領海をカバーできるように航続距離を伸ばすか、空中給油機を用意する。日本を針ネズミ状態にする方が、核爆撃を含むあらゆる侵略に対する有効な手段となります。その為に優秀な戦闘機乗りを養成します。トップガンそこのけの部隊を編成します。

中長距離のミサイル攻撃に対しては、技術を結集して「中短距離」の「迎撃」ミサイルを「自国」で開発、生産します。上陸強襲作戦には、センサー技術を駆使したロボット兵やドロ−ンヘリの配備で対抗します。独自の監視衛星を打ち上げ、いかなる国のICBMの発射でもいち早くキャッチし、世界中に警告します。

軍務即ち戦闘行為は、3Kの中でも、命を失う危険が最も高いから、最悪のお仕事です。だから人(自衛隊員)を使わずに、機械を主力にします。しかも命がけの北の兵士に、軟弱な日本の兵士では最初から勝負にはなりません。だから生身の兵士が出てゆくのは、敵の上陸を防ぐ、最後の手段なのです。しかもその時には、おそらく多くの国民も、自衛隊任せにはせず、自ら銃を握って待ち構えているはずです(少なくも私はそうするつもりです)。

敵基地の先制攻撃などと言い出すから、専守防衛が崩れて、武装が総花的になり、結果、戦力として期待できないのに、図体(武装)だけ大きい、ミニ米軍(または米軍御用部隊)が出来てしまうのです。目的も理念も曖昧だから、実戦で役にも立たない、金だけが掛かる「戦力」を「保持」してしまうのです。自衛隊員を減らせば人件費も減るのです。

専守防衛なら憲法に明記する必要さえありません。個別的自衛権の範囲内だからです。敵国に上陸して攻撃したい(それって侵略じゃねーか)という、しかもそれが政府の本音であるからこそ、我々のような護憲派が反対しているのです。日本が専守防衛を掲げて、それを貫くことで、初めて世界平和の場での発言権も出来るのです。核兵器にも反対できるのです。なぜなら、核こそ、専守防衛には無用の長物だからです。

日本の防衛に本当に必要で、しかも役に立つのは、米国から「押しつけられた」「米国にとって都合の良い」防衛戦略でも、米国製の武器でもなく、日本人による日本の為の、自主的な専守防衛戦略と、技術力なのです。一言で言えば、「安易」に金(税金)を使わずに、戦略でも無批判に外国に盲従せずに、もっと頭を使えということなのです。頭は帽子の台ではないのです。

私はBBCの事は良く知りませんが、同じ公共放送を名乗っていても、BBCとNHKでは、根本的な違いがあるように思われます。BBCは政権を国民の立場から批判します。でもNHKからはその姿勢は感じられないのです。




1102.民進は民心に耳を傾けよ。18/1/11

・民進、二党との先行会派。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000104-mai-pol
コメント:前原が、目的の為に手段を択ばずに、タカ派(前原もタカ派だったが故に)の小池を担ぎ出した。悪しきポピュリズムに賭けてみた大博打だった。でも国民は希望からそっぽを向いた。国民は前原が思うより、遥かに賢かったからです。結果、希望の新人はたった「一人」しか当選していません。残り全員が元々地盤のある民進です。何より希望の目指すものが中途半端で、国民には全く理解できないのです。更に「自民党寄り」を中道とは呼ぶのにも無理があります。保守どころか、安倍政権下の自民は「超」保守だからです。民進が希望と「下手な組み方」をした途端に、民進から「民心」が離れてゆくことだけは間違いないと思います。大塚耕平は超絶的な手腕を要求されているのです。希望の立党構想は、前原が小池を担ぎ出してはみたものの、その途端に、安倍と同じ路線で、しかも安倍と同じように慢心した小池が、本性とボロを出してしまい、それに国民があきれ返った。国民は二人目の政治独裁者などに用はなかったのです。その時点で希望の存在はゼロに戻ったのです。政治理念なき政党は、政党ですらないのです。希望が生き残る道は、とにかく悪いイメージしかない希望という政党名を、捨てるしかないのです。

・韓国、日本の心こめた謝罪を。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000023-yonh-kr
コメント:じつはこれは言いがかりであって、既に河野洋平と岸田外相が「真面目」に謝罪しています。但しこの機会に、安倍首相自らが、下げたくない頭を下げてみるのも、本人の傲慢さの薬になるのではないか。

・日立の英原発事業、損失なら国民負担。
https://www.asahi.com/articles/ASL1B5D5FL1BULFA015.html?iref=comtop_8_02
コメント:それで経団連の会長が務まるのか。

・日銀、国債買い入れ減額。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000577-san-bus_all
関連記事。賃金抑制はいいことだと考えた企業経営者たちの失敗。
http://diamond.jp/articles/-/155409
コメント:黒田氏は任期の満了時期を控え、財政健全化の正論で、政権と刺し違える覚悟ではないか。大企業と富裕層だけに大盤振る舞い、そのくせ国民消費を冷え込ませ、財政赤字を積み上げたアベノミクスの不見識を、看過できないのは私だけではありません。第二の前川次官を応援する国民も多いでしょう。



1103.アベノミクスの化けの皮がはがれる時。18/1/12

日本経済が動き始めたという印象があります。変動の激しい株価ではなく、消費動向に着目したのです。経済を動かしているのは、つまるところ、製品やサービスを提供する企業側ではなく、それを求める消費者に(景気の)主導権があるのです。買う人、使う人がいなければ企業も成立しないのです。だからこそ消費がGDPの6割を占めいるのです。

ならばどうすればGDPが増え、景気が本当に回復するのか。その答は簡単です。平均的消費者(=国民)の可処分所得を増やせばいいのです。この「あったりまえ」の理屈を無視してきたからアベノミクスはうまくいっていないのです。カネがどこに溜まって、しまい込まれたかを見ればそれは一目瞭然なのです。使われないカネが経済を刺激することはあり得ないのです。

なのにいまは、使えるカネがないにも関わらず、新製品や新サービスに、消費者が関心を持ち始めています。俗な言い方をすれば食いつき始めているのです。その関心が需要を呼び起こし、本当の景気回復につながる可能性が出てきているのです。

人間を単なる労働力を見なすから、資本主義が悪さをするのです。労働力である以前に、社会的存在であり、政治の主権者なのです。単純労働は機会に任せればよく、その恩恵を受け取るのが人間=国民、市民なのです。

安倍首相はトリクルダウンという、労働者は企業のおこぼれを貰えばいいではないかという失礼極まりない経済政策を打ち出しました。しかしアベノミクスの失敗の5年間で、その効果は全く現れませんでした。増税と負担増で相殺されて家庭の可処分所得はむしろ減ったのです。余った資金は企業の金庫にしまい込まれて、設備投資にさえ回らなかったのです。

そしていま、アベノミクスの想定とは全く逆の現象が起きているのです。国民がなけなしのカネを使い始めたことで、企業が潤おうとしているからです。これだから経済のド素人(安倍・麻生、5根前からWTWがそれを指摘しています)に、日本の経済と財政は任せられないのです。黒田の方が未だしも専門家です。




1104.臆病者の独裁者達。18/1/13

・小池知事、平昌視察せず。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000089-mai-soci
コメント:朝鮮半島に今は行きたくないという、超保守の「腰抜け」政治家がもう一人。この二人に共通するのは、自分ファースト(自分可愛さ)です。二人は国に「自分」を守って貰いたいから、しきりに防衛を強調しているのかもしれません。嘘をついても平気でいられることや、すぐに海外に逃げ出す事でも共通しています。
補助金を携えて訪問して歓迎される。当たり前です。国内にいれば針の筵だから天地の違いです。そして平昌を含めて、嫌なことは一切お断わり。子どもの発想です。それはとりもなおさず、人の上に立って、他人の分まで苦難を背負い込むという立場でも器でもないということです。
二人は独裁政治でも似ています。そう言えば、いま都民ファーストの会はどうなっているのでしょうか。その活動について、何の報告(情報)もないとは、選んだ都民に対して甚だ失礼なことだとは思わないのでしょうか。
国と都が独裁政治家(と日本会議)の手にあるという事実に、何故国民と都民が戦慄を覚えないのか。多分それこそが、外国から日本を見た時の、最大の謎かもしれません。
希望が野党第一党にならなくて、本当に良かったのです。ヒミコならぬユリコザウルスが国政でのさばり始めたら、国にどんな災いが及ぶか分かったものではないからです。まさにあだ花と、毒キノコ(スーマリの)、「お似合い」の二人です。
安倍首相に謝罪する気持ちが皆無だから、慰安婦の問題がこじれるのです。しかもそこには女性蔑視の本音が見え隠れしています。外交センスのない政治家だと思われても、自分の個人的なメンツ(モリカケ量子)や価値観を国益に優先させているのですから、仕方ないのです。民心は徐々に、しかし確実に安倍首相からは離れて行っているのです。

・日本でもトランプ暴露本出版。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000556-san-n_ame
コメント:私も買います。政府は止めないように。そんなことをすれば言論と表現の自由へのあからさまな介入となり、政権の命取りにもなるでしょう。

・北、核実験の坑道掘削進む。映像。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180112-00000019-ann-int
コメント:「核大国」になったと宣言しておいて、未だに実験が必要とは。ロケットマンなら冗談で済むが、ニュクリアーマンは看過できません。中国がそれを知っていて容認するようなら、中国も世界中から非難を浴びるでしょう。日本も中国を非難したければ、そういう部分(と人権問題)で攻撃すべきなのです。
今回の北の動きは、米韓が今後強く出た時の恫喝の手段として、実験の可能性(もしくは権利?)を留保したと考えれば、金正恩の最近の言動との整合性が取れます。核を撃たないにしても、その代わりに実験をするぞということでしょう。

・朝日にジャーナリズム大賞。モリカケ報道で。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011200897&g=soc

・協会の命綱、天覧相撲危機。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000091-jij-spo
コメント:ヒントをさし上げます。日本相撲協会を、世界相撲協会にすればいいのです。白鵬を初め、外国人力士には、日本人の精神も、和の精神もないのですから。



1105.地獄の使者。18/1/14

・米、核攻撃の基準緩和。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180113-00000034-jij-n_ame
コメント:トランプは、つまるところ米国の異常な資本主義が生んだ化け物です。特権階級(資本家と経営者)が富の大部分を握るという、全く不平等な世界では、民主主義も福祉も機能する余地などないのです。一握りの富裕層と、教育も満足に受けられない大勢の大衆といういびつな社会の二重構造から、トランプのような粗野で暴力的なリーダーが、大衆の誤った期待から発生するのは時間の問題だったのです。資本主義の暗黒の谷間で、大衆に迎合(しかもそれが本音でさえない)することだけで、地獄から這い出てきた金髪の魑魅魍魎。その化け物が核の恐怖を世界中にまき散らしているのです。私から見ればトランプも金正恩も全く同じ存在です。この二人は世界の害虫であり毒虫です。一日でも早く、この豚とゴリラの前脚から、危険な玩具では済まされない核のボタンを取り上げる必要があります。
この二人と日本の狸(但し複数)が、全く相応しくないその座から去ってくれないと、人類にとって、取り返しのつかないことになるでしょう。資本主義というシステムそのものを、人間本位(ヒューマニズム)を基軸に作り直さないと、人類は地球上でもっとも短命な種族で終わってしまうでしょう。来世紀までは到底もたないでしょう。我々は未だかつて誰も経験したことのない、即ち人類の滅亡を自分の眼で見ることになるのです。資本主義を現在のような歯止めのない状態で放置する限り、同じこと(国家の中の、或いは国家間の紛争)が繰り返され、欲望という悪が世界を滅ぼすのです。未だかつて、これほど程度が低い米国の大統領がいたでしょうか。日本でも、安X晋X氏が、破廉恥(恥知らずという意味です)ということでは、歴代最悪の首相です。
関連記事。ICAN事務局長、米核戦略を懸念。非常に危険。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011300547&g=soc
関連記事。ICAN事務局長、原爆資料館を見学。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011300167&g=soc
関連記事。ICAN、日本は核廃絶のリーダーになるべき。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180113/k10011288351000.html
関連記事。武器売るトランプ、富裕層に恩恵。」
https://www.asahi.com/articles/ASL1954BWL19UHBI018.html?iref=comtop_8_01
関連記事。白人至上主義とネオナチがトランプ絶賛。
https://this.kiji.is/324871545997313121?c=39546741839462401
関連記事。アフリカ54か国が謝罪要求。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018011301001893.html
関連記事。トランプ、ポルノ女優に口止め料。
https://www.cnn.co.jp/usa/35113108.html?tag=top;topStories
非関連記事。コケ人気増殖中。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180113-00000011-kobenext-l28
コメント:某首相も。いやこちらはコケが好きではなく、国民をコケにするのが好きでした。

・ロヒンギャ殺害を認めても懲りないミャンマー。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9295.php
関連記事。一人ひとりに出来る国境なき人道支援。国境なき医師団。
http://toyokeizai.net/articles/-/200852




1106.人物待望論。18/1/15

・安倍政権下の改憲反対54%。原発即時停止49%。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018011401001211.html
コメント:何で内閣支持率が上がるのだろう。仮に百歩譲って、非常時の大権を認めたにせよ、その相手が安倍首相では困るのです。何故なら腹が出来ていない、肝が小さい(=胆力がない)から、我が身可愛さが先に立って、自分で攻撃を命じておきながら、いざ敵が撃ってきたら、最初に防空壕に逃げ込みかねないからです。大言壮語する人間ほど、自分の言葉に責任を持たないものなのです。そもそも独裁者は被害妄想、自己正当化の上に、小心の人間が多いのです。日本でも、もとましな「人物」をトップに据えておかないと、重要な判断で致命的な間違いを犯す可能性が極めて高いのです。「人物」よ出でよ。日本を戦争や天変地異から救うために。知力の欠如した政治家や経営者たちが作り上げた手間勝手な格差社会を打ち破るために。

・首相の外遊、5年で76各国。
https://www.asahi.com/articles/ASL1G4H5FL1GUTFK002.html?iref=comtop_8_03
コメント:国民のカネを使っているのです。成果を報告する義務があるでしょう。外遊が文字通りの遊びになっていることを、洒落で済ますわけにはいかないでしょう。

・路上で刺され、男性死亡。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180115/k10011289211000.html
コメント:問題はこういうニュースに驚かなくなってしまったことです。これは安倍政権下では正義も思いやりも通用しなくなって、自分が良ければそれで良くなったからでしょうか。それとも安倍政権下では国民の神経がマヒしてしまったからでしょうか。ごく当たり前の判断さえ国民が出来なくなってきているという驚愕の事実から、今後はいかなる不条理なことが起きても不思議ではないのです。どこかの国と戦争を始めようが、核兵器を持って気分次第でぶっ放そうが、何でもありになる可能性が大なのです。こういう状況では、政策実行やご意見番の知的エリート(日本国の中間管理職)の責任も重大です。木の天辺が腐っており(気分でも道徳でも)、木の根元、草の根も、自分の判断に責任を感じない。これではとてもではないが、米国民の事など言えたものではないのです。なんでなんでもかんでも政府の言いなりになるのだろう。そこが私には理解できないのです。

・専門家70人がトランプの精神状態検査を要求。
https://www.cnn.co.jp/usa/35113111.html?tag=top;topStories
関連記事。移民を罵倒。
http://www.bbc.com/japanese/42658559
コメント:AB首相もそろそろどうですか。いや遠慮せずに。国が費用を持ちますから。おそらく被害妄想という診断になると思いますが。

・自分の為の人種差別主義。
http://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2018/01/post-3.php
コメント:日本だって他人事ではありません。



1107.殿の乱心で済む話ではない。18/1/16

安倍首相は、国民がそれを望んでもいないのに続投を当然のように考えています。試しに世論調査をしてみればいいのです。その時は、内閣支持率の他に首相個人の支持率が必要です。しかも総裁選には余裕さえ見せている。一体この人はどこを向いて、仕事をしているのでしょうか。財界か、トランプか。いずれにしても、それが国民でないことだけは確かのようです。

オピニオン関連記事。日赤病院、残業が過労死ラインの2倍。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00050071-yom-soci
コメント:このルールを決めた人々は、自分でも月に200時間残業してみればいいのです。しかしどこまで労働者、勤労者(医師だって労働者です)を痛めつけ、搾り取れば、政府と経営者は満足するのでしょうか。そのくせ自分達だけは、違法だろうが、非道徳的だろうがし放題で、やりたい三昧。言うなれば人非人であり、しかも国に仇なす非国民でもあります。まとめて遠島を申し付けたいくらいです。いでよ、本当の司法官、大岡越前。いま国民は日本の政治と経済に、「正義と平等」を求めているのです。

関連記事。政府。首相とICAN局長の面会断る。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000042-jij-pol
関連記事。日本は足踏み外した。
https://this.kiji.is/325573671761560673?c=39546741839462401
関連記事。どこの国の首相か。共産、小池。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011500824&g=pol
コメント:政府(日本の行政の頂点)は、どこまで安倍晋三を祭り上げれば気が済むのでしょうか。なぜ首相は忖度を禁止しないのか。それいう指示を絶対に出さないのは、自分に都合が悪いからです。結果、忖度はエスカレートする一方なのです。この行き過ぎた忖度、言い換えれば国際的に非常識な振る舞いも、モリカケ問題を放置した当然の結果なのです。
首相は、むしろ周囲が反対しても、自ら会うという事で、少しでも人気を回復できる機会なのです。歩く漫画の経産相にとっても同じことが言えます。
忖度は都合の良い仕組みです。言葉で指示を与えなくとも、周囲が競ってゴマを擦り、首相が傷かないように、規則まで曲げて、「行き過ぎた」配慮を行う。無論見返りを期待しての下心のある行為です。その代償が地位の保全と昇進です。例え忖度の結果が裏目に出た場合でも、担当者が歯を食いしばって「自己責任」で泥をかぶってくれるのですから、安倍首相にとって、こんなに便利なことはないのです。
しかもこれが日本流の独裁政治の姿なのです。事実上の独裁なのに、最終段階で自分は知らなかったと言い逃れるが出来る仕組みです。しかもこれは安倍晋三氏のこれまでの常とう手段でもあります。
首相の気に入られるためなら、違法行為さえ押し通す。行政官が揃って、民には苦難を強いて、自分はお手盛りの悪代官になったら、誰が正常な神経で国を治めるというのでしょうか。
首相批判の発言が広がるのを恐れて、重罪でもないのに、容疑者を長期間拘留し、面会さえ許さない。これは司法の暴力であり、言い換えれば監禁と精神的な拷問です。何故裁判をしないのか。それは裁判になれば事実が公になり、総裁の続投等、事実上不可能になるからです。だから9月まで閉じ込めておき、面会も許さないつもりでしょう。自分さえ良ければという、首相の何という身勝手さであることか。
野党と人権擁護団体は、「国民と法の正義の為に」籠池夫妻の釈放運動を始めるべきなのです。しかも募金をすれば、応じる国民の数は馬鹿にならないと思います。
被疑者の人権も何もあったものではない。それが全て安倍首相を守る為だから、開いた口がふさがらないのです。安倍首相はそれが籠池の自業自得だと公言しています。有罪と決まった訳でさえないのにです。自分に楯突く者は、たとえ友人でも許さない。籠池が自業自得なら、なぜ安倍首相夫妻だけは、自業自得が通用しないのでしょうか。
首相の提灯記事を書いた記者は、婦女暴行が明白なのに起訴されなかった。逮捕直前になって「どこかから」横やりが入ったためです。警察さえ意のままにする。安倍首相に都合の良い人間だけが重用され、甘い汁を吸う。安倍政権下の日本では正義も法律もあったものではないのです。
一方で、兄貴分のトランプは、社会正義も常識も米国の政治の理念も踏みにじったので、まもなく政治的生命を終えます。その時こそ、安倍首相にとって正念場になるでしょう。
司法が守るべきは安倍首相夫妻ではなく、社会正義の方でしょう。何が三権分立の国ですか。自民党の陣笠や二階や菅が考える、主権在民の民主主義とはこんなものなのですか。
モリカケ問題の審議で国会の時間を空費していると言う人も少なからずいます。でもモリカケ問題は現象面だけで判断できないのです。その裏の政治の不正の構図が問題なのです。これは政治の正義、行政の中立性の根幹に関わる大問題なのです。だからいくら時間を掛けても掛け過ぎる事はないのです。日本の将来、中でも政治制度と、民主主義の未来が、この二点に掛かっているからです。
例えば、忖度という名の、政治権力への「お追従」が当たり前になった日本が、どのような国になるかを考えてみましょう。映画「バック・トゥー・ザ・フーチャー」で、悪童のビフが支配するようになった未来に迷い込んだ主人公が体験する、暗黒の社会がそれなのです。支配者の意のままに、いかなる悪事でも許される社会です。それに近い状況を私達日本の国民が、身をもって、しかもいま体験しているのです。
ICANと面会するのは、反核保有を掲げた国のトップの義務であり責任です。一方で、バルト三国の歴訪等、どの国民は望んでいないどころか、その目的さえ知らないでしょう。歴訪国の数を競うだけの安倍首相の幼稚な発想によるものだという可能性さえ否定できないのです。北の暴挙を訴えるのなら、相手が違う。まずは中国に行くべきなのです。ということは北への批判さえ、外遊の言い訳に使っていないとは言えないのです。本当に解決する気があるかどうかさえ疑わしくなってくるのです。しかもこの歴訪にも、
もはや安倍首相の暴走、暴挙、愚行は常軌を逸しています。三国訪問にも何億もの税金が掛かっているのです。米国の放送局なら、無駄な費用ではないかとコメンテーターが必ず突っ込んでいるでしょう。政府の御用放送局のイヌ・アッチ・ケーを除く、国民目線のメディアは、暴走の「事実」を、有識者のコメントともに、国民に正確に伝えるべきなのです。

関連記事。新元号、官房長官から。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6268531
コメント:安倍首相は自分が両陛下に蛇蝎の如く嫌われていることを、百も承知しています。だから事あるごとに官房長官の陰に隠れようとしています。前回の御前会議でも、必要も前例もないのに、長官を引っ張り出しています。情けない!それでも男ですか。
そもそも参院選で改憲を持ち出し、しかも結果、改憲勢力が2/3になりました。それまで平和憲法の理念を一人で支えてこられた陛下が、参院選の結果を見て、大いに落胆され、退位発言に至ったことは、誰も書かない「真実」なのです。
安倍首相を嫌っているのは、両陛下だけではありません。国民の過半数が安倍首相を嫌っているのです。不人気という点ではトランプといい勝負なのです。しかもそれもまた誰も書かない。それは記者が政府やネトウヨの「卑劣」な攻撃を恐れての事でしょう。安倍首相としては、籠池を見よ、安倍首相を批判、反対すれば、こうなるぞという見せしめとして、さらし者として、そこに置いてあるようなものなのです。
私は安倍首相が決めるのであれば、どのような元号に改めようとも、一切それを使う気はありません。全て西暦で統一するつもりです。安倍首相は尊大で自我肥大なのに、いやだからこそ、政治家としては二流なのです。何故なら同じ独裁政治家でも、習近平ともプーチンとも、対等に話は出来ないこと。いつもトランプの後ろに隠れてキャンキャン吠えているという印象しかないからです。一番近い独裁者と言えば、エルドアンかドゥテルテか、サウジの王子くらいでしょう。独裁者でない政治家、メルケルやマクロンにも遠く及ばないのです。その理由もはっきりしていて、これという政治理念を持ち合わせていないからです。その結果、尊敬されていないのです。代表が尊敬されないと国として何が困るかといえば、外交の交渉力がなくなるからです。しかも人気取りのために、カネだけをばらまくことになるからです。
そんな安倍首相閣下にも、日本のためにできることが一つだけあります。それは総裁選に出馬しないことなのです。



1108.首相と悪霊。18/1/17

日本国憲法が施行されたのは1947年5月。2017年5月で70年になります。ところが昨年の憲法記念日には政府とNHKはおろか、憲法記念日なのに、これという行事は行われませんでした。それはそうでしょう。安倍政権にとって、憲法は甚だ厄介なもの、眼の上のたんこぶに過ぎないからです。守るつもりもないものの為に、わざわざ記念行事などする訳がありません。しかも第一次安倍内閣では、2007年に国民投票を憲法の改正だけに限定し、しかも国民の過半数という規定を、有効投票数の過半数に変える国民投票法を押し切っています。そして前回の参院選でついに改憲勢力が議席の2/3に達したのを待っていたかのように、行政の長が自ら憲法の発議を言い出したのです。

安倍晋三は何故そこまで改憲に拘るのか。理由の一つは彼が戦後生まれで、戦争も、戦後の荒廃も知らないことが挙げられます。戦争の悲惨さを理解していない、或いは理解しようとしないのは、人格に問題があるからです。戦争が分からいのは、想像力と思いやりが欠如しているからです。首相の欠点を数え上げればきりがないが、もう一つ、他の首相にはなかったものに、臆病さがあります。安倍夫妻はスピリチュアルなものに影響を受けているとしか思えないふしがあります。そのくせ敬虔さは持ち合わせておらず、知識も不十分です。だから映画「沈黙」を見ても内容が理解できず、記者の質にも無言で、コメントできなかったのです。

安倍首相は旧首相官邸に英霊の幽霊が出るという話におびえて、決して官邸に住もうとはせず、自宅から通っていました。しかも官邸を建て替えさせたのです。という事は、ポスト安部で官邸に入ると、今度は安倍晋三の亡霊に悩まされ、また建て直すことになるのでしょう。ホワイトハウスで同じ事をしたら、米国民は大統領の事を何と思うでしょうか。こういう場合には、国民に無駄な金を遣わせず、せいぜいお祓いで済ませるのが良識ある首相の立場ではないでしょうか。

臆病という最近の例では、誰もそうとは書かないが、「北の刺客」を恐れて、韓国の五輪に絶対に行こうとしない例があります。小池百合子も行きません。二人とも東京五輪の責任者なのだから、各国に東京に来てもらうよう、アピールする場としても、是非とも韓国には行くべきなのです。この時期にバルト三国等は、国民から見れば少しもお呼びではないのです。この二人は、どこまで自分(だけ)を大事にすれば気が済むのでしょうか。こんな調子では、日本にいざミサイルが飛んで来たら、最初にトンズラをこくことも眼に見えるようです。気の小さい、器の小さい人間は、我が身が可愛いだけで、他人(特に国民と都民)のことなどどうでもいいのだから、人の上に立つことが出来ない、いや立ってはならないのです。それでも権力の味が忘れられず、トップにはなりたいから、挙句、無理を始めるのです。
関連記事。平昌五輪、首相欠席で政府苦慮。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000126-mai-pol

安倍首相の狂気にも似た暴走と、唯我独尊を見ていると、岸前首相の亡霊に取りつかれているとしか思えない時があります。安倍首相がここまで改憲に拘るのは、其れが岸前首相からの遺言であり、安倍首相の岸(と自民党)に対する約束でもあるからです。

でもそんな個人的な事情や、中でも明治時代の価値観と、歴史修正主義、そして「趣味」に付き合わされる、我々国民こそ溜まったものではないのです。まず安倍首相の頭の中に住み着いている岸の亡霊を退散させなければならないが、安倍省は絶対に御払いなど受けないでしょうから、日本中の宗教者は、岸伸介の墓の迄で、悪霊が地獄に退散するように、護摩を焚いて一斉に祈祷すべきだと思います。

なぜ一強などと言われて、安倍首相が好きなように振る舞っていられるのか。それは、その方が都合が良い人たちが裏に大勢控えているからなのです。それは安倍首相には、実害のない改憲や、戦車の玩具(自衛隊)をあてがって、遊ばせておけばいいと考えている人達です。その代わりに既得権と、権力層への優遇を確保する。法人税は下げる。富裕層への累進課税はさせない。厚労省には不当労働行為の摘発はさせない。法人税で減った税収は消費税で補い、それで足りなければ福祉を削る。公正取引委員会に企業の腹は探らせない。消費者庁にも余計な口出しはさせない。検察に政治家と官僚の摘発もやらせない。

多少の不祥事や不都合(モリカケ等)には目をつむり、後はもうしばらく泳がせておけばいいではないか。万が一かばい切れない不祥事でも発覚すれば、その時はその時のこと。自民党にははいくらでもぴちぴちした後継者がいる。しかも基本、地方では自民党が圧勝なのだから、まかり間違っても、自民党の議席が過半数割れすることなどあり得ない。総裁選も今から安倍の続投が決まっている。二階が言うように選挙さえいらないくらいなのです。

安倍首相の挑発から、万が一、中朝との間で紛争(戦争)が勃発しても、銃を握り、戦場に行くのは、自分でも自分の家族でもない。どころか、自国内での武器の製造販売の可能性というおいしい話も待っている。だから首相には専用機をあてがって、好きなだけ世界中を回らせておけばいい。

こう考えてくると、日本を不平等で、民主主義どころか、三権分立でも議会政治でもない国にし、法律も正義も通らない国にしてきたものの正体がはっきり見えてきます。それは行き過ぎた資本主義という怪物です。そしてそれが生んだものが経済的不平等です。支配し、搾取する側と、支配され、搾取される側とに、日本で大きく階級の二分化が進んでいるのが「現実」なのです。

しかも政府は絶対にこれを認めようとしないのです。トマ・ピケティが来日した時も、政府は追い返さんばかりの対応でした。日本人の圧倒的多数を占めている、勤労者という名の労働階級は、給料を払う経営者の言うことを聞かないわけにはいかないのです。それがいかに理不尽な要求であってもです。そうしないと解雇や配転、減給が待っているからです。

即ち日本では企業経営者(役員を含む)が最大の権限を持ち、しかもそれを自在に振り回しているからこそ、ブラック企業がとがめられず、残業で死者が出て、食うや食わずの世帯が山のようにできてしまうのです。いま日本では中小企業がどんどん倒産しているのに、大企業は最大利益を上げています。これは日本の産業が寡占化し、やがては第二の財閥時代に進んでゆくことを意味しています。その結果、本当に一握りの経営者が、日本を好きなようにすることになるのです。その意向を忖度しなければ、首相といえども一日たりとももちはしないでしょう。しかもそれが日本の将来のあるべき姿かといえば、私にはそうは思えないのです。
関連記事。倒産件数8年ぶり増加。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180117/k10011291361000.html

百歩譲って、経済が経営者の手にあるとしても、国の主役、それは即ち政治の主役でもあるのですが、それは国民なのです。国民は顔のない単純労働力でも、国のお荷物でもないのです。国家は家であり、その家に住む住民は国民なのです。だからこそ、「企業経営者」などに、国民の生殺与奪の権利など与えてはならないのです。そしてそれを阻止出来るのは政治の力だけなのです。だから政府が、権力者寄りになることが、「国家として」どれだけ異常で危険なことかを御理解頂きたいのです。

いまや中間層が中心になって、日本と世界の経済システムを見直し、必要な修正を加える事でしか、日本と世界を破滅から救う方法はないのです。さもないと急激な改善を求める大衆が暴動を起こし、流血を伴う市民革命に発展しかねないからです。民衆がいつまでも不平等と苦しい生活を我慢してくれるだろうと思う根拠はどこにもないのです。その上にあぐらをかいてきた武士階級(権力者で不労所得の人達。政治家、高級官僚、そして経営者)の人達の見方は、余りにも身勝手で、しかも甘いのです。

米国がまさにそうであるように、安倍やトランプを相手にして、いくら個人を糾弾してみても、問題の根本的な解決にはならないのです。彼らが失脚しても、第二第三のアベトラが出て来るだけのことだからです。それを支えている土壌をなんとかしない限り、また毒つたが芽を出すのです。大企業の経営者の違法行為(タックス・ヘイブン)を絶対に許さないとともに、その暴走(正規雇用の反対)を抑制し、厚労省に営業停止処分などの大きな権限を与えるなどの対策が必要なのです。

また経済システムの改良も、手掛かりが全くない訳ではありません。まずベーシック・インカム制度を導入して、国民が飢えないようにすること。その後で、不平等の何処をどう直せばいいのかを考えれば、暴動は防げるのです。安倍首相の続投を許している理由の一つに、他に良さそうな政治家がいない(もうこういういい加減な選択肢の設定をNHKは辞めるべきです)というものがあります。そんなことは「絶対」にありません。ベストではないかもしれないが、仮にリリーフとして小沢一郎を短期間登用すれば、即戦力でもあり、安倍以上にうまく政治や外交をこなして、次にバトンタッチするでしょう。安倍晋三色を、日本の政治シーンから一掃し、負の遺産を残させないようにするためにも、その方が良いのです。



1109.民進の生きる道。18/1/29

・民進、中道の新しい党への移行を視野。
https://this.kiji.is/330233252839490657?c=39546741839462401
関連記事。希望との合流は誤った判断。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180129/k10011306331000.html
コメント:それも一つの生き方でしょう。私は立憲を100%信頼できていません。長島がいる希望の党は論外です。立憲も、民主、民進時代と同じ人達が運営しています。ゆえに同じ失敗を繰り返すのではないかという不安がぬぐい切れないのです。立憲で一番気になるのは党首の「つっぱり」です。蓮舫も、山尾も、安心して任せられる議員とは言えないように思います。女性議員ならむしろ自由の森裕子でしょう。男性議員も、福山だけでは無理です。もう一つ言えば、小沢は枝野を買い被っていると思います。新緑風会が中心になれれば、民進の新党の方が、変なしがらみがなくなるのではないかと思います。いずれにせよ問題なのは御用組合化した連合の存在です。これだけは、どの野党も、はっきりと断ち切らなければなりません。連合はその体質から見ても、自民党と手を結ぶ方が分かりやすいからです。また新民進も、大塚耕平が抜ければそれまでです。何故なら、つまるところ、政党も人で決まるからです。

・クズネッツ曲線は繰り返すのか。バブルで需要と雇用は維持できない。
https://jp.reuters.com/article/column-kuznets-curve-ryutaro-kono-idJPKBN1FC0M5

・政府閉鎖寸前を繰り返す米国のヤバい状態。米国の財政リスクを見逃すな。
http://toyokeizai.net/articles/-/206094
関連記事。米国株が大天井打つ日はいつか。
http://toyokeizai.net/articles/-/206451

・インフルに最も効果のある対策とは。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/28/flu-medpeer_a_23345618/?utm_hp_ref=jp-homepage



1110.予算委員会と森友問題。18/1/30

・29日の予算委員会。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180129-00000089-jij-pol
関連記事。茂木大臣。有権者に線香配付。
https://www.asahi.com/articles/ASL1Y6HPDL1YUTIL05V.html?iref=comtop_latestnews_05
関連記事。麻生大臣の答弁は聞き捨てにできない。
https://www.asahi.com/articles/ASL1Y5WV0L1YUTFK01T.html?iref=comtop_list_pol_n04
コメント:首相が松本のやじ沈静化図る。モリカケでは、長妻が喚問に応じない佐川長官を追求。佐川氏の答弁が適切なら、首相が喚問に反対する理由はありません。逆に会計検査院の指摘を認めるのであれば、栄転は筋が通りませんし、記者会見を拒否する理由もありません。長妻の、国会の時間を何だと思っているという指摘は、国民が感じている怒りです。首相の答弁はしどろもどろでした。
更に長妻は日本がギャンブル依存症で世界一だと指摘していました。カジノについて、首相は回答しませんでした。
ところでいつまで籠池を監禁しておけば、安倍首相は気が済むのでしょうか。これでは最早人道問題です。
予算委員会での立憲の川内の質問も、正直時間の無駄でした。立憲は玉石混交です。立憲に比べると、先週の参院代表質問での民進の藤田幸久は、穏やかな内にも、終始正論でした。いつも危なっかしい福島みずほもまずまずでした。

・米株指数と恐怖指数が異例の同時上昇。不安反映か。
https://jp.reuters.com/article/us-stock-idJPKBN1FI0D1
コメント:不安、それこそが現在の世界を覆っている感情の正体ではないでしょうか。その犯人はトランプであり、習近平、プーチン、金正恩等などの独裁者です。何が困ると言って、日本の国民にはこの不安の間隔が不足していることです。経済にしても外交にしても、国民がいかなる根拠を持って、安倍政権にお任せして、安心していられるのか、私にはさっぱり分からないのです。危機感も恐怖感もなく、藁の家に住んでいる子ブタと同じなのです。狼が来たら(金髪の)猿が守ってくれると思っているのでしょうか。でも猿には子ブタを守る意図も理由もないのです。

・トランプが最も恐れる男。バイデン前副大統領。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52190

・2018年の地政学リスク。
http://diamond.jp/articles/-/156083



1111.原爆使用への抗議文。18/1/31

1/30の衆院予算委員会で、希望の大西が、破綻したジャパンライフ(社長の山口はマルチ商法で札付き)の詐欺を指摘していました。何度も業務改善命令を受けながら改善がないだけでなく、消費者庁の課長補佐が天下りしているのも不自然なら、加藤厚労相(当時総活躍相)が同社の宣伝スライドに登場して広告塔になるなど、安倍政権が諸費者を軽視する姿勢には呆れるばかりです。税金は上げる、生活保護は切る、諸費者詐欺には一役買う。高額所得者には税を優遇する。ジャパンライフでは刑事告発もない。ついでに分かったのは担当大臣の江崎の無能と言うより低能ぶりです。最後は回答さえ拒否していました。老醜であるばかりでなく、飼っておくのは税金の無駄です。引責辞任されたい。

なお無所属の原口議員が引用した、大日本帝国から米国にあてた原爆使用の抗議文は、今回初めてですがとても参考になりました。予算委員会をご覧になれなかった方のために引用します。
https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B_%E5%8E%9F%E7%88%86%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E7%B1%B3%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE%E5%8F%8D%E5%BF%9C%E3%81%A8%E5%8E%9F%E7%88%86%E5%A0%B1%E9%81%93
但し引用したこの資料には、ほぼすべての当時の資料が含まれるため、抗議文は相当下の方に書かれています。色がついて読みにくいが、短いものは以下です。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%B1%B3%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%9E%8B%E7%88%86%E5%BC%BE%E3%81%AB%E4%BE%9D%E3%82%8B%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%97%E8%AD%B0%E6%96%87
また原口の、原爆が非人道的兵器だと思うかという質問に、河野は答えませんでした。それが米国に盲従するこの二世議員の本音でしょう。これでは平和日本の外相は無理です。オバマを広島に連れてき岸田とは格が違います。河野には専用機としてビジネスジェットでも与えてやって(但し海外援助費は使わせずに)、中東でも回らせておけばいいのです。信念も理念もない政治家に、国民は用はないのです。核の傘より、非核の傘を作れという原口の主張には国民の多くが共感を持つでしょう。もっと言えば、米国の核の傘をあてにする方が甘いのです。さらに言えば、米国が日本を(ましてトランプに)守ってくれると期待することに根拠がないのです。

関連記事。スパコンで政権追求。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013001186&g=pol
コメント:首相はほぼノーコメントでした。

関連記事。野中、ハト派リベラル貫く。
http://toyokeizai.net/articles/-/206599

無理矢理関連記事。叩こうとした人を覚えて避ける。蚊が学習
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6270276
コメント:国民が蚊以下だとは思いたくありません。




1112.歪んだ芸人の世界。18/2/1

1/31の小川敏夫のモリカケ問題の追及を含む、民進党の政権追及は最悪・最低でした。これでは民進が国民から支持されなくても当然です。お馬鹿な議員は自民党だけではなさそうです。

ところでいささか旧聞ですが、1月末の「朝生」で、芸人のトップにいる少数が、総収入の80%を取っているという指摘がありました。代表格がタケシです。さもなければ自分で運転も出来ない(自分は別の車で後をついてゆくだけ)2億円のスーパーカー(ブガッティ)等買える訳がありません。また元SMAPの中居の蓄財は100億円とも言われます。芸能人も既得権の世界です。
週刊誌が卑劣なのは、麻薬や不倫で弱い者いじめをするくせに、自分が怖いから、裏社会と芸能界の関係には踏み込もうとしないことです。従って、この部分は国家権力が使える司法機関の出番です。
米国でもエンタメの世界は似たようなものでしょうが、それにしても日本の場合は芸能人自身の、教養程度がお粗末過ぎます。同じ顔ぶれが同じおしゃべりをする、バラエティ番組は全く見る気がしません。コントや漫才でも、欧米では当たり前の、政治や政権の批判がほぼ皆無なのも当然です。
バラエティやニュース番組の司会者、いわゆるMCも、自分が大衆の味方であるような振りをするのは辞めて頂きたい。芸能人即文化人ではないのです。政権万歳と正直に言ってくれた方が、まだしも大衆を惑わさずに済みます。政権依存という点では、芸人はメディアと一心同体です。しかも今の若手芸人の多くが、基本的な教養の問題もあるのか、ネトウヨとそれほど変わりません。
日本の民主主義の足を引っ張っているのは、政治家と経営者だけではなく、メディアと芸能人という、太鼓持ちのおまけ迄ついてくるのです。



1113.ナウシカ、ラピュタの続編を。18/2/2

2/1の衆院予算委。山本太郎の質問は滅茶苦茶でしたが、ただ一点、マンデラルールの説明は出色でした。籠池の拘束は人道にも違反しています。

以前は、アンケートや申込書には趣味の欄があり、読書や映画鑑賞と書いたものです。今はそんな質問の設定もなければ、そういう回答もないでしょう。特に映画鑑賞は、鑑賞などと構えたものではなく、TVやレンタルビデオの普及もあって、完全に日本人の生活に溶け込んでいます。一方米国人にとっては、映画は未だに最大規模の大衆娯楽であり、米国でセレブといえば上流階級の事ではなく、映画スターの事です。

TVドラマを含めれば、生涯で見る映画が何千本になるのかは想像もつきませんが、その本質はステージで俳優が演じるドラマにあることは変わりがなく、そう考えると、何千年も続いてきた、人類の娯楽の原点であることが分かります。虚構や実話のストーリー(お話)があり、それを実際の演技や、映像を使って観客に伝達する。その目的は、感動的な、或いは珍しいお話で、観客を楽しませることができるどうかです。即ちあくまで演技や映像の前に、ストーリー(筋書き)があるのです。もっと言えば原作者と、監督が観客に伝えたいものこそが、表現芸術の原点であって、範囲を広げれば、それは小説でも、詩でも、俳句でも、音楽でも同じことが言えるのです。

話が拡散しましたが、映画に戻ると、私の生活の一部になっている映画の中でも、スターウォーズと宮崎アニメは別格の存在です。SWについては、今更私が特に語る必要もないが、後者については、敢えて触れておきたいことがあります。

それは、宮崎駿には続編を作る社会的責任があるという事です。

私は幼児向けの一連の作品、「トトロ」や「ポニョ」にはさほど思い入れはないし、かといって神話や昔話をベースにした、「千と千尋」や「もののけ姫」、「平成狸合戦」、「かぐや姫」、或いは少女向けの「魔女宅」、または現代の青少年の生活を描いた「耳をすませば」にも、あまり関心はありません。問題はナウシカとラピュタに絞られるのです。この二本は映画芸術というよりは世界の文化遺産です。

但しジブリの作品なら、「火垂るの墓」も外せません。「この世界の片隅で」の原点に当たる作品で、安倍首相夫妻は絶対に見るべき作品です。これは泣ける映画ではなく、泣くべき映画なのです。

ナウシカは、人類の価値観と未来を問う、ディストピアを題材にした、壮大な人類の叙事詩であって、20世紀の人類の文化遺産です。しかも原作にはちゃんと続編があって、私も全巻を揃えていますが、その中には、なんと巨神兵とナウシカの交流までが描かれているのです。ナウシカの続編を、最新技術で作れば、日本が世界に胸を張れる作品になるでしょう。但しナウシカ自体が、未だに十分理解されているとは言い難いので、どれだけヒットするかは未知数です。でも間違いなく人類の文化遺産になるでしょう。

しかし宮崎駿も高齢化しているので、物理的な限界(特に時間の制約)があるでしょう。本来なら後継者たるべき息子の宮崎五郎も、ゲド戦記で大コケしているし、鈴木敏夫はつまるところ営業マンです。

但し、潤沢な資金があれば、ラピュタの続編なら誰にでも撮影できると思います。それもアニメではなく実写版が可能です。アニメの実写化では、宇宙戦艦ヤマトがあり、主演はキムタクと黒木メイサでした。余り期待はしていなかったが、結構これがまとまっていました。だからラピュタの続編もCGを多用すれば実写化が可能ではないかと思います。

ラピュタの大前提は飛行石の存在です。私がラピュタで最も印象的な場面は、鉱山の地下で、年老いた鉱山師が、落ちている石を割って見せると、一瞬青い光がさざ波のように広がるシーンです。その一帯の鉱石には、飛行石の成分が含まれており、上空にラピュタがくると石が騒ぐのだという説明です。このシーンには科学者の夢があります。

無論、重力を相殺するそんな物質があれば、人間も飛行に苦労はしない(多分UFOはその原理を使っている)でしょうし、非現実的ではありますが、映画ならそれが可能です。バズ―とシータが、巨木に抱かれて地球に近い軌道を漂う、巨大な飛行石を求めて、海賊(空賊)の高高度飛行機で旅立つ。飛行石があれば空中に巨大な都市を建設することが出来ます。宇宙空間を僅かな燃料で旅する事も可能になります。後はどのような展開になるかは、宮崎駿と神のみぞ知るです。

私がこの前書きで何が言いたいのかというと、今の日本の政治シーンを初め、あらゆる分野でまとまってきている、というより、小さく固まってきていることが気になるからです。既存の超保守の価値観が幅をきかせ、自由な発想も、飛躍もでき難くなっている。あまつさえ明治時代の価値観に戻ろうという動きさえある。世界中で進むナショナリズムの傾向は、より排他的で閉鎖的になり、ますます未来の可能性を狭めている。そこでは日本の未来も、世界の未来も、人類の発展も飛躍も望めないのです。

自由な発想の翼に乗って、思想と思考の翼をはばたかせる。それを可能にすることで、初めてこの閉塞感に満ちた現代社会から、人間を解き放つことができるのです。第二のルネッサンス、人間性の解放は、絵画や彫刻ではなく、映像芸術がその役割を担うのです。



1114.トランプ、河野を排除せよ。18/2/4

・米核戦略転換で核戦争の危機。被爆地反発。
https://www.asahi.com/articles/ASL2355SDL23PTIL00N.html?iref=comtop_latestnews_05
コメント:限定先制攻撃容認論です。しかも通常兵器の攻撃にも核で反撃するという内容です。核兵器の小型化は、核の通常兵器化を意味しています。一旦始めれば鼻血だけで済む訳がないのです。

狂人が包丁を握っている現在、独裁者プーチンが頼りという、逆転現象が起きています。しかしこれでは冷戦の再来です。米を非難し、核抑止力による自国防衛を主張してきた、金正恩の言い分が正しいという事にもなりかねないのです。

米の核(と核の傘)を容認する外相(と首相)は、日本人にあるまじき精神構造と、思い上がりの「大うつけ」です。とりわけ河野太郎の何が許せないかと言えば、閣僚になる前は反核を主張していたからです。彼の言い訳は、閣僚にならないと以下の高邁な理念を持っていてもそれを実現できない。だから主張を変えるのも戦術だという、身勝手な理屈でした。しかし言葉が信じられない、信念のない政治家は、閣僚以前に政治家でさえないのです。保守リベラルだった、河野一郎(祖父)も河野洋平(父)はどう思っているでしょうか。また河野太郎は自分で思っているほど優秀でも、頭が切れる訳でもない。逆にそこまで見抜き、足もとをすくわれる恐れがないから、安倍首相が任命したとも思えるのです。結果として今の日本の愚者による政治があるのです。無能、有害な河野外相は即刻辞任せよ。

早く政権交代しないと、日本が米国が主導する世界核戦争に巻き込まれる可能性があります。日本の新首相候補は石破でも岸田でもいい。そのどちらでも、少なくとも安倍晋三(とその閣僚たち)よりは、遥かに理性的で、感情の抑制が効いているからです。

米国の仮想敵国がどこであれ、そのミサイルが最初に狙うのは、最も手近な米国の出先機関、即ち日本であることは容易に想像がつきます。最初の攻撃にも高価なICBMを使う必要はなく、低価格の中距離弾道弾で済みます。手近にあるので、最初の核攻撃の後で、すぐに上陸作戦も実行できます。戦争が始まると、最初に目触りな敵の出城を叩くのは戦さの常道でもあります。

そしてその時に何が起きるかというと、日本列島全体が、沖縄がそうであったように、空爆の後に地上戦という、血で血を洗う戦場になるのです。

日本が、挑発に乗りやすく、血の気が多くて正義感も、抑制力もないトランプと、狡猾で冷静なプーチンと習近平(とおまけに腹黒の金正恩)が始めた、第二次冷戦時代を生き延びるためには、二つの方法しかないのです。それは世界中の核兵器の廃絶を求めて捨て身の独自外交を展開するか、もしくは自分で核兵器を持つことによって、米国の隷従から逃れる事です。トランプこそ、人類の滅亡を願う、地獄の悪魔の手先なのです。73年を経て、未だに戦後は終わっていないのです。米国が日本を支配し、保守の政治家が占領軍のジープの後をついて、チョコをねだり続けている限り。




1115.うそ発見器の出番です。18/2/6

昨日の予算委員会での、森友に関する逢坂の追及に、安倍首相は、自分と妻は関与していない、朝日新聞は嘘を報道していると感情的に繰り返すだけでした。佐川と夫人の証人喚問をかたくなに拒否するが、その理由は言いません。でも彼らが関与しているかどうかは、「首相」が判断する事ではないのです。それは「国民」が判断する事なのです。だからその機会を拒否し続けることで、疑惑は深まっても、晴れることは決してないのです。正々堂々と申し開きをし、抗議さえ出来る機会を拒絶する状況自体が、推定有罪の証拠だと言われても仕方がないのです。逢坂の攻撃は出色で、「盗人猛々しい」という逢坂の言葉も、その通りだと思う国民が大勢いたことは想像に難くないのです。ボディーブロ一になっていました。

国民と正面から向き合い、客観的な事実を提示し、「丁寧」に「誠実」に説明し、国民の「誤解」を解き、納得を得たいという意志が本当にあるとは思えないのです。安倍首相のしている事は口先での否定だけなのです。反証を示す、或いは援護の証言を得ることを一切していないのです。首相の言葉を無条件に、そのまま鵜呑みにせよと言っているだけなのです。そして二言目には、「ない」ことを証明するのは悪魔の証明だから出来ないと繰り返しているだけなのです。

この問題に対する首相の不誠実で傲慢な態度、即ち国民は首相の言葉を額面通りに受け取っていれば良い、余計な詮索はするな、という態度にこそ、安倍首相の本音、すなわち自らを特別扱いする権威主義の正体が現れていると思わざるを得ません。モリカケ問題では江田憲司も追及していました。江田は首相秘書官と夫人付も経験しているとのことで、首相がまともに反応したのは江田に対してだけでした。事実だけを積み上げ、夫人の森友への関与が強く推定されると指摘し、首相は反証すべきだと述べた江田の手腕には、正直感動しました。旧民進で江田が党首だったら、今のようなことにはなっていないと思います。
関連記事。籠池はウソ八百。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180205-00000030-ann-pol
関連記事。明恵夫人の活動自粛。
https://this.kiji.is/333160665561203809?c=39546741839462401

一方、乗り物事故が続いています。もはやこの状況は到底普通とは思えません。タンカーは沈没する、ヘリやオスプレイはバタバタ落ちる。欧州でも米国でも、列車の衝突が続く。数年に一度でも多いのに、この短期間に集中して大事故が発生している。普通ではないことが、普通に起きています。しかも信じられないのは、政府もメディアも、国民でさえ、この異常な状況に慣れっこになって、反応が鈍くなっているのです。それが普通ではないのです。暴風雨は巨大化し、雪が降れば豪雪、インフルの流行は過去最大、生物の大量死もあります。これが世紀末でなくて、何を世紀末と呼べるのでしょうか。

最後の手段として、嘘発見機を使うしかないのでしょうか。そうなれば前代未聞です。自民党が国会審議を私物化している以上、もはや特捜が動くしか、日本の法の正義を守る方法はないのかもしれません。



1116.株価はどうなる。18/2/6


・日経平均、600円下落。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180205-OYT1T50002.html?from=ytop_ylist
関連記事。日本株は今買いか。
http://toyokeizai.net/articles/-/207388
関連記事。世界株安へ警戒感。
https://www.asahi.com/articles/ASL253S6ML25UHBI00C.html?iref=comtop_8_03
関連記事。米株投資をどう見るか。
https://jp.reuters.com/article/column-masaharu-takenaka-idJPKBN1FP0FO
関連記事。英米大手議。クレジットカードでの仮想通貨購入禁止。
https://jp.reuters.com/article/gb-us-bnk-fins-0205-idJPKBN1FP20E
関連記事。仮想通貨、みなし業者の抜け穴。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000076-reut-bus_all
関連記事。コインチェック、460億円補填は本当に可能か。
http://diamond.jp/articles/-/158391
関連記事。コインチェック、疑惑のさなかに不正送金。
http://diamond.jp/articles/-/158129
保証はコメント:懸念はやはり仮想通貨です。コインチェックのNEM5460億円が返金されない時こそ「何か」が起きる可能性があります。ちなみに、はれの日の問題が、仮に氷山の一角であって、中小企業の経営不振が密かに、しかし確実に広がっているとすれば、日本経済もただごとでは済まない(株価も暴落)可能性があります。バブルの影で、屋台骨が揺らぎ始めている事を意味するからです。



1117.愚かで危険な鼻血作戦。18/2/8


寺島に言わせると鼻血作戦は語訳だそうです。確かに調べて見ると、自尊心を傷つける、面目を潰すとあり、無論鼻血を出させるという意味もあります。いずれにせよ英国起源のスラングです。北の五輪参加は、半島平和のジェスチャーと共に、少なくともその間は、米国の攻撃を免れるという意味もあるでしょう。

韓国へのペンス、安倍訪問が、朝鮮半島の平和に大きな意味を持つ局面になってきました。そこでの安倍首相の役割は、絶対に軍事行動を起こさせない、戦闘も挑発も禁止という、「日本」からの強いメーッセージを出すことであり、それが出来れば、日本はアジアの外交の場で主導的な役割を担う事が出来ます。しかも、それこそはアジアの諸国が望んでいる事でもあるのです。誰しも朝鮮半島の騒動のとばっちりなど被りたくはないからです。しかし安倍首相には、その度胸(米に逆らう)も頭(先を読む力)もないことが、同じ日本の国民としてはとても残念なところです。

北が五輪に、序列2位のキムヨンナム(金正恩の教育係)を送ったということの大きな意味を、日本のメディアが理解していないことから、日本のメディア(含むNHK)のレベルの低さを感じざるを得ません。これは実際には会談が行われなくても、事実上の南北対話なのです。ここで安部首相があくまで訪韓を拒否していたら、国際関係で置いてけぼりになるところだったのです。

但し、いま実際に北を制圧できるのは中国だけであり、米国でもそれは無理です。それはお猿の大統領に理念がないからです。米追従の日本には、それ以上に影響力がありません。ならば一層、日本は正論を推し進めるしかないのです。なぜなら発言に責任を問われることもないからです。世界核戦争を止め、金王朝を交代させられることができるのは中国だけです。だから日朝関係では、日米外交よりも、日中外交の方が大きな意味を持つのです。

寺島はトランプには思想も哲学もない、損得だけで判断するから、予測がつかないと言っていました。確かに猿に哲学を説いても無駄というものでしょう。猿の惑星ならぬ、柵の合衆国です。
関連記事。安倍、ペンス、北への圧力で一致。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180207-00000075-jnn-pol
コメント:気の小さい者ほど、すぐに武器を振りかざします。真の勇者であれば、素手で闘う事も厭わないのです。
関連記事。米の小型核導入はロシアの対応次第。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180207-00000081-mai-int
コメント:だれも信じないでしょう。トランプならどうせやるに決まっているからです。
関連記事。トランプ、異例の軍事パレード要求。
http://www.bbc.com/japanese/42971863
コメント:馬鹿か、それも猿真似か。トランプはいつまで豚将軍の手のひらの上で踊り続ければ気が済むのでしょう。どうしてもやりたければ税金の無駄遣いでなく、脱税で稼いだ私財を投じるべきです。
関連記事。北が今日にも軍事パレード。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020800185&g=int



1118.国民と民主主義に対する背信行為 18/2/8


・財務省、メール自動破棄やめず。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180207-00000091-ma」i-soci
コメント:経産省からは侍が結構出ていますが、財務省は紳士的だが金太郎飴のお役所で、これといった人材を輩出していないように感じます。本当は一味違う人もいるのですが、組織の存続のためには保守的な人が権限を握ることになるのでしょう。でも財務省の体質改善こそが、日本を大きく(良い方向)に変える決め手になるのです。

政治家に忖度するなどは、以前の民を見下ろす財務省(というより大蔵省)なら想像も出来なかったことです。安倍政権が独裁政権を維持するという判断が、森友問題の背景にあることは間違いないと思います。政権に恩を売りたかったのでしょう。それも政権が人事権を握っているからでしょう。

だからこの体制を基本から見直さないと、財務省に限らず、省庁の体質改善にはならないのです。そもそも官僚を監視するのは政治家ではおかしいのです。国民が政治家と官僚を「別々」に、評価、監視できる仕組みが必要なのです。いずれにせよ、森友問題の裏には、国民のことなど念頭にないという態度がないとは言えないと思います。国会での答弁軽視の態度がそれを物語っています。

まさに何様ですか、という話になるのですが、いまこそ財務省の風通しを良くして、民主主義、法治国家の金庫番だという立場を明確にすべきです。それしか財務省が21世紀を生き延びる道はないのです。自浄作用が全く無い組織(この点では民間企業の有様は一層酷いが)など、国民のお呼びではないのです。

事態がここまで悪化しても、安倍首相は、決して省庁の忖度を止めよとは言いません。自分は直接指示していない、だから忖度が原因だと思っているのなら、何故忖度を止めさせないのか。それは本音では、忖度を続けて欲しいからです。

日本の国民が森友問題で学んだのは、安倍政権の不信だけではありません。財務省の不信でもあるのです。これをそのまま放置すれば、財務省不要論に発展しかねない、その緊張感がこの記事にあるような、同省の資料やデータの廃棄の姿勢からは、全く感じられないのです。



1119.茶番劇の道化役 18/2/9


・金正恩、戦闘訓練に拍車。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000118-mai-int
関連記事。軍事パレード。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26694750Y8A200C1000000/
関連記事。米の北朝鮮攻撃シナリオ。
http://toyokeizai.net/articles/-/208032
コメント:金正恩から行動は起こさないと思っていましたが、少し怪しくなってきました。何らかの挑発行動を起こして、米国の出方を見る可能性がゼロではないと思います。但し限りなくゼロに近いと思います。

よほど理性か打算が働らかないと、示威行為がその段階で留まっていることは少なくて、必ずエスカレートを始めるからです。それは太平洋戦争の日本帝国軍の例でも分かります。軍備を増強すれば、それを使って覇権を求めだし、その下心(野心)があるから、何か言い訳を見つけては、戦争を始める口実にするのです。無論、豚将軍の狙いは金王朝による朝鮮半島の支配です。

米朝の小競り合いが始まった時に、中国がどう出るかが鍵ですが、中国が米朝どちらの味方につくかもはっきりしています。米国につくことはあり得ないし、北もそう踏んでいるでしょう。その結果、中国とロシアが米国と対峙する第三次大戦のきな臭い臭いが立ち込めるのです。しかも世界の混乱に乗じて漁夫の利を狙うというのが、北の汚い魂胆です。だからこそ、まかり間違っても、トランプは金の挑発に乗ってはならないのです。

防衛省は、偶発時の対応を腹案として持っておくべきです。但しそれは、(局地的ではあっても)米軍と一緒に攻撃に加わるというものではなくて、どう国民を避難させるか、どうやって敵の侵入を防ぐかというものでなければなりません。それが専守防衛の在り方だからです。戦車のおもちゃを手にした子供のようにはしゃいでいる安倍首相は、自衛隊を使ってみたくて仕方がないようですが、そんな首相の悪趣味に付き合うほど、国民も防衛省も暇ではないのです。

トランプは自国だけで動かずに、一朝事あれば、国連軍の出動を要請すべきです。イラク戦争はそういう段取りを踏んでいるのです。北の核武装の問題は、もはや米朝間の私闘で済む話ではないのです。ところが頭の空っぽなトランプは、米国は国連から抜けるべきだと言っているのです。

愚かな一人のアメリカ人、見た目も中身もレッドネックのトランプが、愚かではない多くの市民の命を握っている。自分ファーストの権力者(金、トランプ+安倍、習、プーチン)が世界の命運を決めている。その背景にあるのは武力です。国際機関の存在を否定する大統領が、どれだけ危険な存在かということにもなります。

ケネディの代わりに、あのオープンカーに乗っていたのが、時空を超えてトランプであったらと思わざるを得ません。

習とプーチンは権力欲が強いが、少なくとも冷静です。だから北の筋書き通りにはいかないと思いますが、問題は一人だけ冷静でないトランプの存在です。金正恩でさえトランプよりは冷静です。頭が良くないがゆえに、行動の予測がつかないトランプ。これという政治の理念も理想もない(何が美しい国ですか。見た目が大事なのか)、しかも順法精神さえない安倍首相。そういう人達に、現代の米国と日本を預けて安心出来るとすれば、それは国際情勢に疎いというよりは、モノを考える習慣がないということです。可及的速やかに二人を交代させること。それが、世界が核戦争に巻き込まれないようにする現実的な方法なのです。

但し、米が北風の役、韓国が太陽の役という、ありふれた筋書きでコトが進められているとしたら、その茶番劇で日本はなんなんだ(道化役)ということになります。取りわけ、安倍首相の訪韓で、北への圧力を働きかけるなどという発言には、いかなる意味も持たないということになります。



1120.平昌五輪とNHK中継 18/2/10


NHKは何故国会中継をしないのか。地上波が嫌なら、BS(特にスポーツ専門の第一)で報道せよ。他の誰でもない、国民がその料金を負担しているのです。NHKは国会の審議を報道する義務があります。昨日は報道されていないが、江崎低能大臣がまた失言。詳しくは政治コーナーで。

平昌五輪の開会式の中継を録画で見ました。釣り鐘が出てきたのには驚きましたが、CGや、プロジェクション・マッピングを駆使して、特に星座とホタルの3D投影や光の帯は秀逸でした。鳩が五輪になるドローンも高い技術です。全体的に洗練された印象でした。最初に白虎、玄武、朱雀も登場しましたがここではライオンキングの影響が顕著です。NHKのアナウンサーも中継では実力を発揮していました。こういう場面では、タレントに依存する民放とは一線を画していました。
関連記事。開会式ハイライト。
https://jp.reuters.com/news/picture/winter-olympics-opening-ceremony-idJPRTX4TIA6

ところでなぜ小池百合子が行かないのか、理解に苦しみます。これで東京五輪が見劣りするようなら、個人的な都合があったで済む問題ではありません。それほど五輪に関心がないのなら、担当者を別に設けるべきです。相も変らぬ都政の私物化ですか。日本の政治家諸兄諸姉は、もういい加減に「自分ファー-スト」を止めにし手もらわないと。安心出来るとすれば、それは国際情勢に疎いというよりは、モノを考える習慣がないということです。可及的速やかに二人を交代させること。それが、世界が核戦争に巻き込まれないようにする現実的な方法なのです。

但し、米が北風の役、韓国が太陽の役という、ありふれた筋書きでコトが進められているとしたら、その茶番劇で日本はなんなんだ(道化役)ということになります。取りわけ、安倍首相の訪韓で、北への圧力を働きかけるなどという発言には、いかなる意味も持たないということになります。

・安倍首相、キム・ヨンナムと握手。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020901303&g=pol
コメント:安倍首相が一点獲得。これが今回の訪韓の、というより無数に繰り返した外遊の中でも、最大の成果です。遠吠えだけではいかなる解決にもなりません。この握手があって、初めて朝鮮半島の核放棄という日本の主張が、明確な意味を持つのです。日本も朝鮮半島の統一を心から願っていることを伝える事も大事です。出でよ、現代のゴルビー。米中間の調整は安倍首相の手には余るので、それが出来るのは米中と微妙な距離を置くプーチンだけでしょう。しかもプーチンにその仲介を依頼できるのは、日本だけでしょう。日露が世界平和に貢献できる、またとない機会なのです。その時は、安倍・プーチンがノーベル平和賞賞の候補になる可能性もあります。

・米ロ新冷戦の荒波で安倍外交は難破寸前。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9510.php
コメント:こういう時は、独自外交でないと生き残れないのです。

・政府がNHK料金引き下げ求める。
https://this.kiji.is/334682192942842977?c=39546741839462401
コメント:実現すれば野田総務相に一点。

・新聞協会、NHK肥大化を懸念。
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-2018020901343/
コメント:私はNHKは政府の広報部門だと思っています。国民目線の放送局でなければ、国民が強制的に料金を負担する理由はありません。裁判所が何と言おうとも、上から目線のお役所の費用負担は、遠慮します。投獄したければどうぞ。全国規模で、国民が不払い運動を展開しない限り、思い上がったNHKの眼は醒めないのでしょう。自民党と相撲協会の宣伝マンなど、お呼びではないのです。

・首相の台湾見舞いに中国批判。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00000098-mai-int
関連記事。日本チームが被災地入り。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020801259&g=soc
コメント:人道が最優先です。しかも中国は外国の外交姿勢に、余計な口を出すべきでありません。世界中が中国の覇権主義を不快に思っていることを理解させる必要があります。近い将来、国際法廷で同国の民族の弾圧と、人権侵害の問題を取り上げるべきです。