「WTWオピニオン」
【第62巻の内容】
「外交問題を外国に頼むのか」
「官僚は政局に手を出すな」
「猿のちゃぶ台返し」
「万引き家族」
「拉致は日朝の問題」
「政治ショウ」
「人類滅亡の危機」
「言い訳するJR」
「目的も方法も間違っている」
「首相を替えないと日本が危ない」
「児相、アイドルグループ、トランプのパシリ」
「台湾は中国の一部ではない」
「帰宅困難に無策」
「お猿のドナルドの思い付き」
「クロ現の成れの果て」
「ネット著作のご案内」
「官僚の質の低下は政治の責任」
「犯罪者は民間人」
「諦めるな、勝機が来るまで」
「さすがもう無理だよ、安部さん」
1221.外交問題を外国に頼むのか 18/6/9
五歳の女の子の悲劇。何故周囲は助けられなかったのか。祖父や祖母はどうしていたのか。それよりも、他の誘拐寺家などを含めて、人間はどういう環境に置かれると、こうも非人道的で残酷な「鬼」になれるのかという点が最大の問題だと思います。
安部首相が拉致問題の解決を米国に頼んでいます。自国の外交問題を外国に依存する。それを世界はどう見ていると、「安部首相」は考えているのでしょうか。しかもれが、人道上の理由や国民の救出よりも、政権の維持が目的でであることが、余りにも見え見えなので、一層やりきれないのです。最近になって突然、司令塔を名乗り出た安倍首相に、今更どういうつもりかと「拉致被害者の家族の会」も不快感を示しているのです。さらに、その時にすがる相手が、外国の、しかもトランプとなれば、タダ(無償)で済むわけがないことくらい、誰にでも想像がつくのです。
無能な政府が、自分が出来ない、というより「何もやってこなかった」課題を、突然「取ってつけたように」持ち出して、しかも外国に解決を頼む。その結果、経済的なものか、安全保障(軍事協力)か、或いはその両方で、トランプが法外な要求を持ち出してくるでしょう。そのツケを払うのは安倍首相ではなく、日本の国民なのです。このどこに自主外交があるというのでしょうか。
一度、拉致問題となると、途端にそれがタブー視される。問題の理解と、解決方法の議論は切り離して考えないと、実質的な解決に近づかないのに、一括りにする。しかも分析したり、批判することが本業なのに、メディアはその本来の役目を果たしていないのです。その中途半端な姿勢が、全ての局面で日本の歪んだ政治を後押ししているのです。
とはいえ、メディアも一企業だから、有形無形の圧力が(政府や財界から)掛かってくる。だから自由な発言は、むしろ個人の特権、というより権利と責任になりつつある。
権利には責任が伴います。但し大事なことは、自由は発言に伴うのは、あくまで責任であって、義務ではないということです。自己責任が義務になった途端に、自主規制の名のもとに、言論の自由が事実上失われてしまうからです。だからヘイトスピーチは、責任ある発言ではないのです。
関連記事。トランプ、G7をG8に。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000001-mai-int
コメント:この分では、トランプは世界にはG7しかないと思っているようだ。ロシアが何故抜けたのかも分かっていないのだろう。歴史の勉強など彼にとっては時間の無駄らしい。というより本を殆ど読まないという点でも、某首相とよく似ています。日本を含めて、我欲の強い、しかし頭は余り良くない指導者が、権力を振り回し、政権にしがみつこうとする。こうした独裁者を生みだすのは大衆迎合主義であり、その結果としてのファシズム(全体主義)の傾向から、どうすれば世界を救えるのでしょうか。
関連記事。安部首相、トランプの悪口に賛同。ツイッターに誤投稿。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180608-00000113-jij-pol
コメント:それが本音なら、まだしも国民は納得するでしょう。安倍首相の愚痴が聞こえてきそうです。それでも、俺は拉致問題で点を稼いで、首相の座にしがみつかないといかんという、身勝手な考えのどこに国民の民意が存在するというでしょうか。
関連記事。金正恩、中国機で現地入り。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180608-00000060-nnn-int
関連記事。戦闘機が護衛。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180608-OYT1T50110.html?from=ytop_main4
コメント:撃墜防止です。日本は米国に頼る。北は中国に頼る。出番がないのはロシア。
・関連記事。金正恩、信頼できないが多数。非核化期待できず。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180608-00000079-jij-pol
コメント:拉致問題の進展も期待できない可能性があります。しかも米国経由ではむしろうまくいかないのではないか。なぜなら米国の武力報復をあてにしている(虎の威を借る狐、いや狸)ので、これは国際関係では禁じ手だからです。
・人間のクズ、ボルトンが会談を左右。
https://toyokeizai.net/articles/-/224273
・記録残さなければ、ヘイトも生む。福田元首相の危機感。
https://www.asahi.com/articles/ASL685KBKL68UTIL039.html?iref=comtop_8_01
・なぜ英国離脱派が勝ったのか。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36628343
深夜、ホトトギスの初音を聞きました。
1222.官僚は政局に手を出すな 18/6/10
6/10の時事放談(TBS)で、藤井が、役人は政策には関与しても、政局に関与してはならないと述べていました。役人は個々の政策ではサポートするが、政局に手を出してはならない。若しこの鉄則(三権分立)が徹底していれば、モリカケのような不毛な問題で、国会の時間を空費する必要もなかったのです。というよりは、政権と役人の醜い(しかも違法な)体質が露呈したので、これはこれで、国民に真の「日本」の姿が分かっただけでも、「実利」はあったのかもしれません。
・新幹線内で殺傷事件。相手は誰でも良かった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000079-mai-soci
関連記事。血の海。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180610-00000001-sasahi-soci
関連記事。計画的犯行。映像。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180610/k10011470961000.html
関連記事。容疑者は1月に家出。
https://www.asahi.com/articles/ASL6B13G1L69OIPE021.html?iref=comtop_8_02
コメント:このどこが美しい国なのでしょうか。政権を最優先にする前に、少しは国民の事を考えて、世相がここまで悪くなっていることを認めないと。
相模原の大量殺人(官房長官が政権へのインパクトを最小限=印象操作、にするために奔走していた)以降、無差別や虚無的な殺傷事件で、一体子供を含む何人の国民が無残に命を落としたことか。それを政府と官邸は分かっているのでしょうか。
首相が友人には便宜を図り、それがいかに税金の無駄遣いであっても、その違法性も、嘘をついて開き直れば抹殺できるような国の、何処に正義と倫理があると言えるのでしょうか。政治家と高額所得者や高級官僚だけが優遇される国で、底辺の荒廃には見て煮ぬ振りを決め込む。民間でも、内田のような悪の塊のような、事実上の犯罪者だけが某利をむさぼる社会の、どこに平等や社会的正義があるのでしょうか。
関連記事。誰も追い詰めぬ社会を。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018060902000147.html
・G7,日本が主導権。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000006-mai-pol
関連記事。拉致、道筋描けず。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000037-jij-pol
関連記事。トランプ孤立。
http://www.bbc.com/japanese/44422601
関連記事。G7閉幕。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180610/k10011470921000.html
コメント:いかに随行記者の情報とはいえ、毎日ともあろうものが、こういう記事を書くようでは、日本のメディアもおしまいです。
全く国民の目線(せめて野党の意見くらいは取り上げるべき)で見ようとしていません。安倍首相が発言できたのは、トランプとG6が鋭く対立するという異常な構図に原因があり、トランプが安部に振ったからです。間に立っていると思い込んでいる安部首相が、その機会を利用しただけのことです。
G7で存在感を増して、総裁選を有利に運ぶ(ということは8月前倒しの可能性が高い)打算が見え見えです。今回のG7'の主要議題は、トランプの保護主義に対する先進国の抗議であって、それさえ十分議論できていない。またG7には北朝鮮より重要なテーマがあります。それはEU離脱問題と、中東紛争の火種になりつつある、イラン・イスラエルの事実上の紛争、そしてエルサレムの問題です。
それらの「真に国際的な」問題から、主要国の注意を逸らすなどという、視野と想像力の欠如した安倍首相は、もはや「国際的」なおじゃま虫なのです。
WTWは政権と同様に、提灯記事しか書かない、無能な記者や、コメンテーターや放送局も批判の対象にしています。メディアが聖域になり、政府の情報の垂れ流しにると、ろくなことにはならないことを、太平洋戦争が示しています。
来年のG20では日本が議長国。トランプの支持(と言うより支配)受け、そこでいいところを見せたいという安倍首相の気持ちが痛い程伝わってきます。でも、お気の毒ですが、与党の中でさえ、今すぐ安倍首相と交代しても、元tうまく内政や外交を処理できる人材が、ごろごろしているのです。
人気の筆頭は石破ですが、仮に岸田がそれまでのリリーフを勤めたにしても、安倍首相以上にうまく内政。外交を処理するだろうことは誰にでも想像できるのです。即ち安部首相が絶対だということは「ない」のです。それは政権と御用メディアが作り上げた虚像であり、「刷り込み」に過ぎないのです。
しかもこの交代は、これ以上安部首相がトランプ(半分狂人)にコミットしてしまう前に行う必要があります。首相が自分の「地位の保証」と引き換えに、日本を売り渡すようなことになれば、もはや冗談では済まされないのです。
・在位中、最後の被災地訪問。映像。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180609-00393933-fnn-soci
コメント:本当に有難うございました。私も実は未だ被災地に行っておりません。なにより不出来な首相が宰相失格であり、大変ご不快な思いもさせ、ご迷惑もおかけしました。両陛下のお気持ちも「忖度」できない(忖度という言葉が首相に対してだけ使うものとは知りませんでしたが)者に、日本国の首相を名乗らせたのは、国民の不徳の致すところです。国民の一人として、深くお詫びを申し上げます。
こうなると王政復古の為の「新維新」が、具体的に話題になる日も遠くはないのかもしれません。その時は売国の安倍政権から皇居を守る為に、老兵も駆けつける所存です。これが冗談ですと言えないところが、現代の日本の政治の問題点です。自分で辞めたくなるまで首相を続ける。習近平やプーチン(ともに独裁者)と同じです。
・グーグルが恐れる個人情報規制。
https://diamond.jp/articles/-/170989
関連記事。ネットとデータはどう変わるのか。
https://diamond.jp/articles/-/170897
1223.猿のちゃぶ台返し 18/6/11
新潟知事選は自民・公明の候補者が当選しました。勝因は(与党なのに)原発再稼働に慎重姿勢を見せたこと(後でどうなるか保証はないのに)、政党色を薄めたことです。自民党はこれを大勝利として、安倍三選の追い風になったと言うが、果たしてそうでしょうか。54万票対50万票では辛勝だし、むしろ連合選挙に慣れていない、野党が善戦したという見方を取るべきです。ましてこれでモリカケ問題がチャラになるというものでもありません。
関連記事。再稼働反対票、取り込む。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000063-asahi-pol
関連記事。みそぎにはならない。
https://this.kiji.is/378558554661028961?c=39546741839462401
関連記事。退陣訴え国会前に2万7千人。
https://this.kiji.is/378471732472251489?c=39546741839462401
コメント:NHKはデモを無視しました。このどこが国営放送でしょう。
ところでG7直後にトランプが、不承不承ではあるが自分も一度合意した内容を、ツイッターの一行で引っ繰り返しました。これは愚人か狂人にしかできないことです。ゴリラでももっと知性と品格と、プライドを持っています。
関連記事。一転拒否。
https://jp.reuters.com/article/g7-summit-idJPKBN1J60BE
関連記事。安倍首相、大慌て。
https://toyokeizai.net/articles/-/224019
関連記事。G7,反保護主義を維持。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000009-jij-pol
こういう使い方をするのなら、即ち短い情報や意見を伝えるためのツールではなく、政治権力者が、国民を誘導するための道具にするのなら、ツイッターはトランプのサイトを強制的にクローズして頂きたい。トランプは一市民ではなく、公人、しかもその頂点にいるからです。トランプにはそれでなくても、情報発信の様々な手段がある。政治的な首長ならホワイトハウスの公式サイトでいくらでも言える。仮に自分でPCを使えなくても、秘書にやらせれば済むことです。それを自分で直接やろうとして、しかもスマホしか使えないというのでは、知能程度が疑われても仕方がないのです。
米国の雑誌が、人類の成れの果ての姿として、スマホをいじっている腰の曲がった猿を描いたことがあります。今思えば、実に秀逸でした。表題はなかったが、猿が誰を指しているのかは、すぐに分かります。何故ならその猿には前髪があったからです。
関連記事。トランプ政権、不法移民1600人を連邦刑務所。親と子は切り離し。
http://www.bbc.com/japanese/44408828
コメント:これトランプの正体です。ナチスと変わりません。
こういう使い方を見ていると、ツイッターの負の側面が見えてきます。資料の裏付けもない、衝動的な発言が、瞬時に世界にばらまかれる。しかも時系列で発言を追うと、主張が二転三転して、何が結論なのか、どこに向かおうとしているのかさえ分からない。どうせまた変わるだろうと思うと、誰もうかつに動けない。文章のレベルも御粗末で、ヘイトスピーチと余り変わらない。
分からないのは、何故「炎上」しないのかです。どこかで誰かがガードでもしているのでしょうか。私は余りお勧めではないが、それでもトランプのツイッター・アカウントを閉鎖させることが、米国と世界を混乱と紛争から救う、最も手っ取り早い方法ではないかと思います。それがシステム上不可能なら、フォロワーが抗議を山のように送りつければいいのです。それが真に意味のある「炎上」というものです。
一方で、トランプが卒業した学校(含む大学)には、是非とも在学当時の成績を公表して欲しい。大統領は公人だし、その個人情報は大幅に制限されます。それが嫌なら、立候補などしなければ良いのです。ついでに学歴と成績の公開は、公私混同がお得意の、安倍首相の出身校にもお願いしたい。
何故なら我々国民は、今や首相の知能程度を疑っているからです。今のような状態が続くと、日本人全体が馬鹿だと思われて、世界中から軽蔑されかねないのです。なぜなら馬鹿を選ぶものも、また馬鹿(か金の亡者)しかないからです。
会って、話をしている事実さえ、否定する。証言者には前言を翻させる(これは完全に偽証罪です)。自民党の名のある議員でさえ、もう無理だ、沢山だと言っているのです。バレバレの嘘を、更なるバレバレの嘘で塗り固める。宮沢賢治ならこう言うでしょう、「そういう人に、私はなりたくない」。私達も、自分の子や孫に、こう言っています。「ああいう人になってはいけませんよ」と。
トランプに話を戻すと、世界市民は団結して、米国の「まとも」な人達に、そろそろお宅の国の大統領を何とかしてくれと働きかけるべきなのです。内政はともかく、外交や国際関係で、世界各国の努力でなんとか保ってきた微妙な均衡を引っ繰り返され、約束は破る為にあるような言動ばかりが目立つ。一人の狂人のせいで、世界秩序が破壊され、世界中が大迷惑しているのです。
トランプはG7で、安部首相に「シンゾー、まとめておけ」と言いました。その態度のどこに日本国に対するリスペクトがあるというのでしょうか。いつ日本が米国の属国になったのでしょうか。言うまでもなく、これが安倍首相(売国Xという言葉がこれほどふさわしい首相がかつていたでしょうか)の、これまでの追従外交の「成果」です。こうなることを、我々は心底恐れていたのに、それが現実のものとなってしまったのです。
我々が何故、恐れたのかと言えば、いつ何時トランプが「おいシンゾー、自衛隊を出せ」、「おいシンゾー、米国の代わりに北に金を出せ」、「朝鮮半島が統一されるから、今度は日本が軍備を増強して(米国の為に)、中国との間の防波堤になれ」と言ってくるか分からないからです。
世界の先進国の前で演じた、安部首相の道化の役ほど恥ずかしい光景はそうはありません。しかも安倍首相自身がそう思っていないことが二重に恐ろしいのです。トランプに比べれば、ドン・キホーテだってもっと高潔です。サンチョ・パンサはあまり変わりばえしませんが。
日米安保の最大の問題点は、日本の地政学的な役割と、自国の安全保障を混同していることにあります。自分の国土を守るのは自国の責任であり、仮に米軍が応援に来たとしても(しかもその保証はない)、領土保全の責任と義務が最終的に日本人にあることは、否定のしようがないのです。これは右派・左派に関係のない「事実」です。ところが、では国と国民を守るための最善の方法は何かという議論に一歩進むと、途端に自民党や保守派の論客は思考停止に陥るのです。
日本が日本を守るのなら分かる。でも日本の軍事力が、強大な軍事力を誇る米国の前線基地として使われるのではないか。それがことさらトランプの時代には実現する可能性が高い。その不安が日米安保の裏側にあるのです。
戦後、米ロが相手と同等以上の軍事力を持つことで、平和の均衡を保とうとした。攻められる前に攻めよから、攻めてきたら倍返しという姿勢に変わったのです。それは先に手出しをしないだけ、戦前よりはましかもしれないが、恐怖を背景にした「異様な」均衡であることに変わりはない。それが冷戦時代の考え方です。しかもそのせいで、一触即発の危機も実際にキューバで起きています。南シナ海の様子を見ていると、今の中国に、戦前の大国の覇権主義(なんたる時代錯誤)に似たものを感じます。
大戦と冷戦の反省から、紛争を解決するためには、まず停戦し、話し合いのテーブルにつくというルールが生まれました。そして米ロの合意から、核軍縮の機運も生まれました。武力を背景にした威嚇で我を押し通すのではなく、相手の立場を認め、必要なら譲歩も行う。そのための機関が国連です。近年は国連が発言力を増す為の重要な時期だったのに、(広い意味での)私利私欲を優先して、空白の期間を作りだした、潘基文は万死に値します。韓国が世界に送り出した毒ガスです。
国連が国際紛争の調停機関であるべきだという共通理念に対して、トランプのしていることは、戦前の覇権主義であり、それは、彼が政治の近代史を含めて「何も」勉強してこなかったことを如実に示しているのです。
そこで明日行われる金正恩とトランプの拉致問題に関するやりとりを、紙上で再現してみましょう。
「金正恩よ。君とは友達になれると思っていたよ。ところで日本が拉致被害者を返すよう頼んでくれと、うるさくてかなわん。俺からシンゾーには、目の飛び出るような経済支援をするように言っておくから、考えておいてくれ。腹が決まったら、シンゾーにではなく、俺に直接電話をくれ」
関連記事。米朝首脳会談で議題にならない人権問題。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44408730
愚かな猿と狸、3人のずるがしこい悪人。勝負は見えています。ついでに言えば、トランプと安倍首相の共通点は、冗談が一切通じないことです。ブッシュ・ジュニアでさえ、自分を笑いものにする番組に出演する心の余裕がありました。そう言えば自民党の二階にも冗談は通じません。見た目は漫才師風で、ちっとも面白くなくても、それは本人の責任ではないでしょうが、頭が堅い、しかも悪い(理念もない)のは明らかに本人の責任です。勉強する機会はいくらでもあったはずだからです。
1224.万引き家族 18/6/12
カンヌで受賞した「万引き家族」を見ました。家族という名前がついているが、とてもではないが、家族で観るような映画ではありません。また貧しいけれど、(世間的な意味で)幸せに暮らしている家族の映画でもありません。家族と言っても、これ以上はないという訳アリだらけの、寄せ集めの「家族」構成。万引きをするのは、収入が全く無いからというよりは、犯罪の概念が「一般人」とは異なるからです。店頭に並んでいる商品は、その段階では未だ誰のものでもないという「屁理屈」が、その一つです。
でもこの家族には、筋が一本貫かれています。それは他人を傷つけないこと、そして自分達自身が社会的弱者なのに、困っている人間を見過ごさないということです。現在の日本で、これが出来ている日本人がどれほどいるでしょうか。
とはいえ、学校にも通っていない長男(?)は、老店主が万引きを知っていて見逃してくれたことを契機に、やはり万引きは良くないのではないかと思い始めます。それでもなお、万引きはこの映画の主要なテーマではないのです。
今の日本の法律や福祉の仕組みでは救えない、最下層の人達の方が、気持ちの上では、フツーの人より遥かに人間的な場合もあり得るという事を、作者は言いたかったのではないか。法律の枠組みを超えたところで、むしろ、「楽しく」、「美しく」、「人間らしく」生きている者たちがいる。見た目はまともでも、心の中に闇をかかえている生き方と比べて、どちらの方が「優しく」、或いは「まとも」なのか。体裁だけ整えても心の結びつきのない、血のつながった家族と、他人同士だが、気持ちの上では強く結びついて、支え合っている「万引き家族」。どちらが本当の家族なのか。それを監督は言いたかったのではないでしょうか。
祖母役の樹木希林が、老衰で亡くなる前に、夕日に照らされながら、満足そうな穏やかな表情を浮かべます。後妻に追い出されたという暗い過去を引きずっていても、ほぼ犯罪者の家族しか持てなかくても、彼女は自分の人生を最期に肯定できたのです。
本当の人生とは何か、本当の人間同士の愛とは何か、更には本当の正義とは何かを、この映画は観客に執拗に問いかけ続けます。無論実話ではありませんが、これ以下はないというくらいの「負け組」が、それでも絶望だけはせずに、支え合って(いがみ合うシーンがない)、なんとか生きていこうとする。この荒廃した現代の日本の社会の中で、地位も能力も財産もない人間が生きてゆく事が、どれだけ大変かということも、この映画は問題提起しています。
振り返れば、果たして自分は彼ら以上に「正しく」、「人間らしい」生き方が出来ているのだろうか。今まさに、嘘がはびこる政治や官僚の世界、そして5歳の幼児を餓死させるような鬼畜の事件を目のあたりにして、この映画の持つ意味は、時期的に看ても、極めて大きなものがあります。これは単なる映画ではありません。体裁だけで、実態は不公平で、万引き以上の巨大な不正がまかり通る日本社会に対する、死に物狂いの「挑戦状」だと思います。
映像はそれほど美しくないし、アクが強くて、これでいいのかと思うシーンもあり、途中で帰りたくなるかもしれませんが、そこを我慢して見て頂ければ、最後には納得して頂けると思います。
但し、あくまでこれは個人的な感想です。人によって、見方や受け取り方が違うのは、今更申しあげるまでもないことと思います。
関連記事。子役が語る撮影現場。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000060-it_nlab-ent
関連記事。憤りと切なさと。
https://www.asahi.com/and_w/interest/CGcinema570611.html?iref=comtop_list_andw_n01
そこで思いつくのは、おなじみ教養と品格のない政治家でトップを争う、安部・麻生のお二人です。もしお二人が、なにがなんでも続投したいということであれば、この映画の感想文を書いて国民に示して頂きたい。こればかりは代筆は不可です。そうすれば、偽らざる価値観、正義感、感性、創造力、そして文章能力が、白日の下にさらされることになるでしょう。
以前、安倍首相が洋画の「沈黙」を見た後で、感想を記者から問われて、言葉がありませんでした。その時から、私は安部首相の基本的な教養を疑い始めました。それでも未だ、沈黙を見ただけましだと思っています。
もしAAコンビが、漫画しか読まないというのであれば、この映画の代わりに、感想文を書いて頂きたい映画は、「火垂るの墓」です。アニメだから見やすいと思います。
私達は無能ならともかく、まともな正義感や、人間らしい感情がない政治家が、日本を仕切っているとは思いたくないのです。だから、そうではないことを、ご両人は是非とも自分の言葉で、国民に分かりやすく示して頂きたいのです。
1225.拉致は日朝の問題 18/6/12
・拉致家族、欲しいのは帰国の約束。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000056-mai-soci
コメント:問題は安部首相がトランプとどんな密約をしているかです。以前と違って、もはや一人一億では済まなくなっているでしょう。ISの人質、後藤さんの場合、米国などは、身代金は払わないと表向きでは言っていても、実際は裏で金額の交渉をしていたのです。それなのに安部・麻生が一銭も払わないと無定見に宣言してしまったので、これはもう払う気がないなと思われて、法外な金額に跳ね上がり、払えない、或いは払わないことを口実に、処刑されたのです。
しかも今回は、人質事件と違って、安部政権の延命に直接関わっている。しかも安倍政権延命とい切り札を握っているのは金正恩の方なのです。安倍政権の「値段」を、金正恩が自由に決められる立場にあるのです。これほど、相手に足元を見られた、不平等な国際関係の、どこに一国としての外交があるというのでしょうか。
この際、ハッキリ申しあげておきたいことは、拉致解放の交渉のためなら、青天井が許されるわけではないということです。それは後藤さん寺家の時の、安倍政権の見解でもあります。それにしても人質解放には金を払わないと豪語した時の麻生の傲慢な表情は忘れられません。それが今は財務省の責任は一切取らないと、これまた豪語しているのです。
一方で、「人質」には生きていて欲しいが、既に亡くなっている可能性もゼロではない。でもここは、最後の最後まで、生きていることを前提にしないと交渉にはなりません。
思い起こせば、かつて北で亡くなった拉致被害者に関して、なぜ日本政府は、遺骨の返還と賠償請求を、国際法廷に持ち出してでも、強く要求してこなかったのでしょうか。それをトランプの時にだけ、手のひらを返したように、大騒ぎしていることに、違和感を覚えるのは私だけではないと思います。しかも、それもごく最近になってからです。
結局それは、安部首相にとって政局が全てだからではないのでしょうか。これはモリカケで官僚がズルをした事件と共通するものがあるのではないか。それこそが安倍首相の、絶対権力への果てしない欲望なのではないでしょうか。
今回、国民が注意すべきは、安部首相が拉致問題を聖域化していることです。だからどんな密約をしようが(どうせ都合の悪い部分は外交機密にして、公開する気などは毛頭ないでしょう)、どれだけ税金を使おうが、一切お構いなしということにさせてはならないのです。
今の状況は、安部首相が政局に拉致問題を利用しようとしているという見方を取ることが、最も冷静な状況分析になるのです。だから、この問題の解決は、トランプの交渉が終わった「後で」、日本が北と一対一で交渉を始めるとこらから始まり、しかもその時には、国民が信用できない安倍や河野ではなく、次の政権の代表が当たるべきなのです。なぜなら今の今まで、安部首相派「何もしてこなかった」という実績があるからです。今回も安倍政権の「取ってつけた」体質が浮き彫りになっている。だから信用できない、というより、一切信用してはならないのです。今回の首相の変わり身は、拉致被害者にとっては、むしろ失礼ではないかと思います。
それにしても、安部首相が、その時の気分と立場次第で、勝手に聖域を設けたり、外したりするなどは、あってはならないことなのです。
来るべき日朝交渉での具体的な解は、鉱物資源に対する投資、または人道支援でしょう。それ以上に有効なものは、日本の技術を使った現地生産(自動車等)です。そうすれば、北の国民の生活も向上するでしょう。いずれにせよ、(安倍首相が期待しているような)短期決着は難しいでしょう。
ところが交渉が長引けば、長引いたで、またぞろ安部首相が口を出し、だから私が最後まで面倒見ますと言い出しかねません。延命のためならなりふり構わず、何でも利用する。政治哲学も、社会正義もあったものではない。ここまでくれば、政治家は愚か、人間でさえなく、垢離妖怪の類です。でも安部首相、国民からすれば、「あなたはもうお引き取り下さって結構」なのですよ。
・内田、人事部長解任。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000539-sanspo-spo
関連記事。驚異の44%が理事長の辞任を。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000114-spnannex-spo
コメント:贈収賄の常習犯が人事部長とは、悪い冗談どころではありません。それから、そろそろ理事長の責任を明らかにすべきでしょう。在校生が負わされた、いわれなき悪印象を払拭するには、それしかありません。報復が恐ろしいという話も聞くが、ここでも安倍政権に酷似しています。いずれも自浄作用が期待できない、独裁の弊害です。
・総裁選、なお高いハードル。
https://toyokeizai.net/articles/-/224713
・米朝会談の焦点。
https://www.asahi.com/articles/ASL6C4TV8L6CUHBI01R.html?iref=comtop_8_01
1226.政治ショウ 18/6/13
昨日(6/12)のTV放送は米朝会談一色。しかしトランプが直前まで匂わせたサプライズもなし。共同声明に拉致の言及もなし。世界中が拍子抜け。あるのは政治ショウだけ。しかも、非核化に取り組む「努力」(完全不可逆ではない)と引き換えに、北の体制(いうより金正宇の安全)を保証。人権が最重要課題の北の国民にとって、それがいかなる意味を持つのか分かっているのでしょうか。それが民主主義の守護国のすることでしょうか。
関連記事。米朝会談に落胆の声。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000098-asahi-pol
関連記事。北の主張ほぼ丸のみ。
https://www.asahi.com/articles/ASL6D633HL6DUHBI045.html?iref=comtop_8_01
関連記事。具体策ない共同声明。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000099-mai-int
関連記事。戦争終結の言及無し。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6285985
関連記事。北が国際的な地位確保と宣伝。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000063-mai-int
関連記事。結果何も出ず。曽我さん。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061201143&g=soc
関連記事。政府は生存情報締めえ。蓮池さん。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061201097&g=soc
コメント:これが正論というものです。拉致を政治宣伝に使う安倍首相は、この質問に正面から向き合う義務があります。
関連記事。非核化で骨抜きにされたCVID.
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/cvid.php
関連記事。被爆者、肩すかし。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000120-mai-int
関連記事。非核化費用は日韓で負担。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180612-00000090-nnn-int
コメント:自国の廃炉費用さえ、ままならないのに、北の核廃棄には2000兆円(一説)必要とも言われています。しかも核弾頭がなくなれば、一番恩恵を受けるのはICBMが届く米国でしょう。
今回の会談の主たる目的がトランプの中間選挙前の宣伝(安倍首相の場合は総裁選)なので、拙速で貯湯猛進。ところがどっこい、足元を見た相手はしたたかな金正恩です。そう簡単に核を手離すはずはありません。非核化の努力を「約束」しただけです。
しかもトランプが功を焦っているので、事務方がまともな合意案を作る時間的な余裕さえない。だからアドバルーンだけ上げておいて、両者が握手をして写真に収まる事だけが成果となりました。言い換えれば儀式以上のなにものでもなかったのです。号外を印刷した方も読んだ方も、馬鹿を見たことになります。
一日中TVに張り付いていた人は、無駄な時間を過ごしたと思ったことでしょう。中でもNHKは、安倍首相の宣伝に終始しました。今回くらい、我ながら、大手メディアよりもWTWの方がましだと思ったことはありませんでした。
同じ新聞を読み、同じ放送を見ていても(多分見る番組は違うと思いますが)、今回の「歴史的」会見が茶葉になることは、誰にも想像できました。「平和合意」が段階的にばることを金正恩が最後まで主張したからです。しかも、融和ムードを双方で演出してきた以上、いまさらトランプが武力行使を言い出すことはないと、金正恩は読んだのでしょう。即ち今回の第一回交渉は金正恩の粘り「勝ち」なのです。当初の予定と異なり、会談が短時間で終わったことを見ても、事前の事務方の調整がうまくいかなかった(主張に隔たりがあった)ことを示しています。
何らかの重要な基本的合意があれば、トランプがサプライズを発表し、しかもその後でセレモニーがあったはずなのに、それもなく、二人が「さっさと」帰国したのを見ても、「米国にとって(日本にとっても)」これという成果がなかったことは明らかなのです。筋書き通りなら、次のステップとして、トランプが金正恩を米国に招待し、金正恩がそれを受けるという発表があったはずです。
我々観客から見た場合でも、ステージの上の二人が、世界的大ウソつきのレッテルにふさわしい人達でもあり、どんなまやかしの共同声明が出ても全く不思議ではなく、むしろ期待する方(安倍首相もメディアも)が間違っているのです。
それでもドンパチやるよりはましだと、おそらく「フツー」の人達は思ったことでしょう。でもなんでそう思うのかが、私には分からないのです。というのはその背景には、日本政府の卑劣な宣伝活動があるからです。
WTWは、金正恩はあくどい宣伝と恫喝をしているだけで、日米にミサイルを打ち込む気などさらさらにないと、散々言ってきました。それなのに、安部首相は大騒ぎをして、その状況を政局と選挙に利用したのです。
役にも立たないJアラートなどといういかがわしい代物を付け焼刃(或いは泥縄)で作り、しかもそれが何回も御動作しては、誤報をたれ流しました。北が攻めてくるから大変だ、政治を自民党に任せてくれ、武装を強化せよ(陸上イージスの価格をご存じか。自国が開発した方がましなのです)と騒ぐ、オオカミ少年の役を首相自らが演じて見せたのです。この「醜態」のどこに一国の代表に相応しい、品格と信頼感があるというのでしょうか。
国民の80%が首相を信用していないのは、安倍首相が考えているように、国民が野党の言い分を信じて、首相を「誤解」しているからではないのです。全くその逆であって、何年にも渡って、安倍首相の「本性=真実」を嫌というほど見せつけられてきた「成果」なのです。「北の脅威」を安倍政権の宣伝に利用したのも、安倍政権が国民を馬鹿にした政治手法の一つなのです。
モリカケ問題に限らず、政府の説明にいかに無理があって、辻褄が合わなくても、どうして国民はそれを無条件に信じなければならないのでしょうか。安部首相の言葉は天の声で、安部首相が言えば、黒も白なのでしょうか。そんな子供だましが、いつまでも通用するとでも思っているのでしょうか。
安部首相が黒を白にする独裁者であるがゆえに、日本中で、正義も法律も無力で、他人の痛みに鈍感になっています。美しいどころか、かつてない、虚無的で殺伐とした日本になってきているのです。首相が、襟を正すというたびに、国民から失笑が漏れていることを、ご自分だけは御存じないようです。
働き方にしても、カジノにしても、反対する国民の方が多いのに、なぜそれを強行採決するのでしょうか。カジノをIRと言い換えるところからイカサマを感じます。これらのどこに民主主義の理念が生きていると言うのでしょうか。またNHKは何故3万人もの反政府デモでも報道しないのでしょうか。単に(政治とメディアの)権力が暴走を重ねているだけではないのでしょうか。極端に時間が短くされ(これは与党の暴力です)、しかも婉曲な言い方しかできない党首討論等は、国民にとっては何の意味もありません。
関連記事。カジノ、資金洗浄の危険性。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000010-asahi-soci
関連記事。手抜きのヒアリング。
https://this.kiji.is/379218275445769313?c=39546741839462401
首相はWTW(正気の個人メディア)と「さし」で議論して頂ければ、これ以上、国会の不毛な押し問答で、国民の時間を浪費する必要もなくなると思います。WTWは「本質の議論」にしか興味がないからです。
1227.人類滅亡の危機 18/6/14
・何も決めない首脳会談。トランプ外交。
https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2018/06/post-30.php
関連記事。米朝会談、韓国メディアは批判的。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6286128
関連記事。北メディア、トランプを称賛。
https://www.cnn.co.jp/world/35120796.html?tag=cbox;world
関連記事。金正恩とトランプの損得勘定。パックン。
https://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2018/06/post-37.php
関連記事。トランプはどうやって体制を保証するのか。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10366.php
関連記事。日本にとって最悪の落としどころ。
https://diamond.jp/articles/-/172366
コメント:理念がなく、人権を軽視するトランプと金正恩が、「自分達の権力」の為に、血で汚れた手を組む。そこにCIAが一枚加わる。日本がコケにされるのは、安倍首相だからむしろ当然。悪夢の光景です。金正恩は家族を毒殺、親せきを銃殺しました。無用なエルサレム移転で、トランプは「異教徒」を50人殺したのも同然なのです。
・演習中止、韓国に事前連絡なし。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000118-asahi-int
関連記事。非核化、段階的。早くも立場の隔たり。
https://this.kiji.is/379407036163146849?c=39546741839462401
関連記事。非核化が骨抜き。政府関係者。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/12/abe-pushes-trump_a_23457512/?utm_hp_ref=jp-homepage
関連記事。まさかの非核化費用の日韓ツケ回し。
https://toyokeizai.net/articles/-/225003
関連記事。落とし穴露呈。
https://www.asahi.com/articles/ASL6F64SKL6FUHBI045.html?iref=comtop_8_01
関連記事。ICANメンバーが米朝合意を批判。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/13/hikakuka_a_23457530/?utm_hp_ref=jp-homepage
コメント:これがトランプのやり方です。要は自分ファーストです。残念ながら安部首相も名実ともにそのお仲間です。信用や、期待をする方が間違っているのです。「おい晋三、お前まとめておけ」と言った、その舌の根も乾かぬうちに、G7の合意のちゃぶ台を引っ繰り返す。過去の政府間合意を「正当な理由もなく」しかも「感情的に」破棄する。ということは、金正恩との合意文書でさえ、いつ破棄してもおかしくはないということです。
米国の次の政権は、この知性と縁遠い大統領が作った政策と合意を、全て白紙に戻すところから始まるでしょう。国家として、なんという時間と金の損失でしょうか。しかしそれは米国民が、自分で選びとった道なのです。
今や米国は世界の反面教師です。理性より感情が支配するポピュリズム、そしてナチスの亡霊のような全体主義が、米国を含む世界中を覆い始めているのです。
我々が目の当たりにしているのは、民主主義の「振りをした」大衆迎合主義が、世界にもたらした「破局」(但し部分的」です。人類が、今後一層、人間としての理性や、合理的な考え方を否定し、その場の感情で判断することになれば、もはや人類もその文化も遠からず消滅してしまうでしょう。築城2千年、落城1年なのです。これを食い止める、何らかの仕組みを考案しない限り、破局が破滅に至るのは、もはや時間の問題です。
不平等な身分制度、度重なる搾取と侵略行為、王権による独裁、植民地政策、全体主義などを生み出した。そして利権の為の不毛な戦争が起き、その余りにも大きい代償から、民主主後と三権分立が、民意を代表し、理性が政治をコントロール(するはずの)仕組みとして、考案され、それが現状では最良の政治形態として世界各国で取り入れられているのです。
でも昨今の大国のリーダーたちの所業を見るにつけ、なぜ民主主義の国なのに、独裁者(安倍首相を含む)が続々と誕生してしまうのか。それは民主主義の政治形態と、自由主義の経済が制度疲労を起こし始めているからなのか。
一方で、制度疲労、或いは制度の不備だけで、こうも独裁の「悪の華」が咲き誇るものだろうか。なぜ「大衆」は自ら考える事を放棄して、独裁者に全権を預けようとするのか。でもまさにここに、未来へのヒントがあるのではないでしょうか。
これから、いかなる新しい仕組みを作るにせよ、基本の基本たる部分、即ち個々の国民、市民、個人が、自らの頭で考えて、自らの判断に責任を持つということ。但し、自分の判断が他に及ぼす影響も考慮することが重要です。なぜなら社会は複数の個人で成り立っているからです。分かりやすく言えば、自分の損得だけでなく、他人の利害にも気を配るということです。
という事は、そういう考え方や姿勢(価値観ではないことに注意。方法を論じているのです)を身につけることが大事だという事になる。それでは全体主義になるのではという質問が出ると困るので、再三強調しておきますが、「自分の頭で考える習慣」を持ち、「思考停止」の状態にならないようにしようと、申し上げているのです。
私は、昔の松下村塾などの塾が、論語などをいくら教えても、どんな利点があったのかと思いますが、実は塾で教える「知識」そのものには、余り大きな意味はなかったのではないか。優秀な人材が集まり、「自分の頭で考え」、「議論を戦わす」ことにこそ意味があったのではないかと思います。その結果、優秀な人材同士が切磋琢磨し、「その結果」として、大物が輩出したのではないか。そういう人物の中には、自分の考えとして理念や思想を、消化して取り込み、行動に移す者はいても、(なにも考えずに)盲目的に従う人間は見当たらないのです。
そういう、自らの脚で立つ人間を作り上げる。それこそが教育の究極の目的ではないのか。だからお仕着せの道徳教育などは余計なお節介に過ぎず、自分で考える習慣をつけた人間であれば、自分で正しく判断できるので、今更のように、政府から価値観を押し付けられる必要はないという事なのです。
今は余り聞かないが、昔よく言われた現象に、レミングの行進があります。これはモルモットに似たげっ歯類で、その個体数が増え過ぎると、集団で海岸に行進して、自ら溺死するという現象です。現在の大衆迎合主義、全体主義的傾向こそ、人類が増え過ぎたための、何らかの自動調節機能(もしくは神の手)が、働き始めた兆候ではないのか。そう思うと、底知れぬ恐怖に襲われます。それは、政治と経済の葉面の制度疲労で、人類が滅亡に向かって行進を始めたのではないかという恐怖感だからです。
未来から現代に話を戻すと、トランプの政策は全て(しかもできれば今すぐ)破棄すべきであって、何故ならそれらは「深謀遠慮」の産物ではなく、後先の考えのない「思い付き」でしかないからです。気分次第で、なんぼでも嘘をつき、約束も破る。そういう人間、いや猿だと思って覚悟しておき、お猿の大統領が、無理無体を言い出した時に、世界各国はいつでも結束して、スクラムを組んで押し返すことができるようにしておくことが、地球が「猿の惑星=知能指数の低い生物が支配する惑星」にならないための、唯一の方法なのです。
1228.言い訳するJR 18/6/14
・JR東海社長。手荷物検査は困難。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00003713-tokaiv-l23
関連記事。車掌が説得。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000115-asahi-soci
関連記事。密室でどう防ぐ。
https://www.asahi.com/articles/ASL6C7DH0L6CUTIL0BK.html?iref=comtop_8_03
コメント:加害者の人権尊重もほどほどに。しかもなぜ15分も走行したのか。救急の概念はないのだろうか。暴漢対策が不可能だと決めつけるのもおかしい。JRの説明には多分に言い訳の臭いがする。
ラッシュアワーの山手線で検査しろと言っている訳ではない。新幹線は停車区間が長い。だから車内が密室化して逃げ場がなくなる。それを承知で、犯人はのぞみを犯行現場に使っている。
JRの事件の対応には疑問が多く残る。なぜ一度停車した後で、乗客を社外に逃がさずに、また発車したのか。パトカーが線路脇迄来ていたのなら、緊急通報で、線路上にある全ての新幹線を一時的に止める事もできたはず。後は柵に梯子を掛ければ、車内に警官を導入できたでしょう。なぜそうしなかったのか。とにかく駅まで移動したいという、人命よりダイヤ優先の判断をしたからではないのか。
そもそも昔は鉄道公安官がおり、列車に警官が乗り込んでいたのです。暴漢になすすべなしというのは、JRと警察の無策、無作為の言い訳にはならないのです。現場で、咄嗟の思い切った緊急対応をしていれば、被害者が助かる一抹の可能性もあったのではないか。
あれも出来ない、これもできないではなく、できることからやればいいのです。新幹線なら乗客数はそれ程多くはない。手荷物をX戦に通すことも不可能ではないのです。そして板前でもないのに刃物を持っていれば、質問するだけでいいのです。もっと言えば、刃物は車掌が預かり、目的地で返すという「規則」を作るだけでもいいのです。
それさえできない、やらないというのなら、それは余りにも自社の都合だけを考えたご都合主義で、政権「ありき」の安部政権の姿勢と変わりません。
危険な密室列車に乗るくらいなら、私は飛行機か自家用車(または駅の間隔の短い在来線)で移動します。その前にこの事件の不条理を告発する映画を作りたいくらいです。
なすすべがなければ、それを作る努力が必要であり、そうやって人類は進化してきたのです。何であれ、少しでも厄介な事は、最初から無理だと決めつける。それは旧国鉄の御役所体質です。
車内には「さすまた」さえ置かず(我が家には二本あります。今後、用心深い市民はこれを持ち歩くことになるでしょう)、車掌の訓練もしていない。JRは、告訴されても文句は言えないのです。実際、外国なら間違いなく裁判になる局面です。今回、命を懸けて女性の乗客を狂人から守ったのは「説得した車掌」ではなく、乗客だったのです。
1229.目的と方法が間違っている 18/6/15
・日朝、モンゴルで接触。
https://this.kiji.is/379955637662090337?c=39546741839462401
コメント:日本にとって拉致問題の最大の問題なのか。ならばなんで上空をミサイルが飛んだ時に、ギャーギャー大騒ぎして、今でも制裁強化を叫び続けているのか。北朝鮮の外交問題で、いつから論点が「拉致からミサイルに」すり替わったのか。そしてなぜ今またそれが拉致問題になったのか。政局と関係ないとはっきりと言い切れるのか。
日本人なら誰も反対できないテーマだからとタカを括ったのではないか。拉致問題を議論しようものなら、非国民だと言わんばかり。反論を一切封殺する暗黙の報道規制、言い換えれば事実上の言論の弾圧こそ、安部首相が事実上掲げている、全体主義の体質そのものではないのか。
しかも今回、安倍首相が大騒ぎしても、トランプは伝言だけで終わった。そこで今後は首相が自分で交渉すると言い出した。それでは順序が逆であるばかりか、そもそも、今まで、なぜそうしてこなかったのか。
NHKは政権放送局だから(特に7時のニュースの安部首相の演説)、ジャーナリズムとしては余り信用できないが、それでもシンガポールのNHKの特派員が、今回の米朝会談は「政治ショウ」だったと言い切った。その勇気が、NHKに一抹の期待を持たせるものとなりました。
安倍首相がこれまでのように、中腰ではなく本腰を入れて問題に取り組むのであれば、まずやり方を変える必要があります。なぜならこれは二国間だけの問題ではないからです。しかも経済援助と拉致問題を切り離さないと、筋が通りません。いかにそれが建前に過ぎなくとも、北朝鮮は無償、無条件で、人質を返す義務があるのです。
なぜ筋(論理)を通さなければならないのかというと、これを二国間の経済援助の問題にすり替えてしまうと、貧しい国の被害者は、永遠に帰って来れなくなるからです。金の為なら人質を買い戻させ、核兵器をシリアに売るというような極悪非道を、日本が率先して認める事になっては困るからです。人質は問答無用で返す、経済援助は国ごとの個別の問題として切り分ける事が、絶対に必要なのです。
どうやらトランプは、なぜ非核化を米国が要求したのかという理由さえ分かってはいないようです。それは北が「ビジネス」として、核兵器をテロ集団に手に渡しかねない懸念があったからです。ところがトランプは、米国さえ安全ならいい。後は知ったことか。それがトランプの基本姿勢なのです。
北は未だに大気圏再突入時の高熱に耐えられる弾頭を開発していない。近い将来それが完成したとしても、米本土にミサイルが到達するには、それなりの時間が掛かります。ということは、その間に打ち落とすことが可能になります。しかも核弾頭を載せたICBMを発射した途端に、トランプが報復核ミサイルの発射ボタンを押すこともまた「間違いない」ことなのです。
一方、技術が確立している中距離弾道ミサイルが届く日本の場合は、事情がかなり異なります。10分足らずで、ミサイルが届くので、着弾を回避することは事実上困難です。一方で、(ここが肝心です)、交戦状態にない日本に、北がミサイルを打ち込む理由もメリットもないのです。打ち込む理由がないから、「飛んでこない」のです。
関連記事。ミサイル発車の可能性低い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00000569-san-pol
なぜ安倍政権は、事実上存在しない脅威ばかりを煽って、現実には目を向けようとしないのか。そこでもまた、政権は国民を欺こうとしているのでしょうか。
具体的な対策の一つとして、自国防衛のために、或いは米国との(軍事情報の)連携のために、日本も偵察衛星を打ち上げました。北のICBMが米国に向かった途端に察知され、報復が始まります。
なので、北がICBMを発射した1時間後には、北朝鮮どころか朝鮮半島全体が火の海になるのは「確実」です。そしてここが一番重要な点ですが、トランプは「冷静」な判断はしない。それは、例え報復行動で韓国や日本に甚大な被害が出る事が分かっていても、トランプは「躊躇」なく踏み切ることを意味しています。狂気の人物だという「確信」を、金正恩が持った。だから会談に至ったのでしょう。
米朝韓中の中で、日本の存在感だけが掛け離れて希薄なのは、安倍政権が、最近まで政治権力の維持だけに汲々としており、大局的な視野を持ってこなかったからです。これという展望もなく、大所高所の見方も出来ない安部・河野では、地政学的に重要で、しかも危うい位置にある日本の、これ以上の外交は無理です。自分では処理できない事に、背伸びをしている。それが安倍政権の実態なのです。
繰り返しになりますが、トランプが(金正恩をしのぐ)「狂犬」であることが、金正恩への最大の恫喝になっています。これまでの米国の大統領は理性も知性もあり、紳士的だった。だから無茶なこと(軍事行動)はしないと安心していられた。でもトランプにはそれがない。トランプなら平気で平壌にミサイルを撃ち込みかねないと金正恩が思った。だから事態が動いた。これは21世紀最大の皮肉なのです。だからこそ、金正恩は「イラク方式」という言葉にだけ、過剰に反応したのです。
関連記事。ポンペイオが痛いところ突かれてキレた。
https://this.kiji.is/379808816063382625?c=39546741839462401
日本の場合、拉致とミサイルの問題は切り離すべきです。日本は北朝鮮が世界中から拉致した被害者「全員」の即時解放を北朝鮮に強く要求し、その世界的な運動の、それこそ司令塔として、国連の決議を背景に、圧力を掛けるべきなのです。しかもその時のキーワードは金正恩の嫌いな人権であるべきです。国連を動かし、即刻、無条件の解放を要求し、しかもこれも重要なことは、その努力は、最後の一人が帰ってくるまで何十年掛かかろうとも、執拗に食い下がらなければならないということなのです。その覚悟が安倍政権には欠けていたのです。
関連記事。政府は生存情報示せ。(再掲)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061201097&g=prk
しかも今なお、安部首相には、腰の座った十分な覚悟があるとは思えません。その理由は、拉致問題を深刻な人権問題として捉えているのではなくて、むしろそれを山積する政治不正の問題(モリカケ、カジノ、働き方など枚挙に暇がない)から、国民の眼を逸らすために使おうとする目的が、(NHKを除く)誰の眼にも明かだからです。だから拉致被害者の蓮池さんでさえ、呆れているのです。
ところで、証拠や証言があるのに、いざ裁判となると、容疑者が自分の犯罪を他人のせいにして、白ばくれる(バックレ)ケースが多くなりました。これは誰の影響でしょうか。日本の政治は、安倍首相でなくても良いのではなく、安倍首相でない方が良いのです。
1230.首相を替えないと日本が危ない 18/6/15
寺島実郎は6/15の自身の番組で、米朝会談をテーマに、他の番組が言及していない、二つの点を取り上げていました。
その一つは、トランプが会談の前に東アジアの専門家からブリーフィングを受けており、日本と朝鮮半島の関係について予備知識を得ていることです。そこでは35年に及ぶ、日本帝国主義の支配(日韓併合)と慰安婦、徴用工の問題が含まれます。それは日本と韓国北朝鮮との間には、ネガティブな感情が横たわっているという事実に、トランプが気付かざるを得ないことを意味しています。米国と韓国北朝鮮との関係で、その点が考慮され、それがひいては、声明で拉致問題を取り上げなかったことにもつながったという見解です。
そこにWTWが付け加えれば、拉致問題は日朝で話し合ってくれというのが、現在のトランプの立ち位置だと思います。それは安倍首相や、私を含む日本国民が期待したように、拉致問題で、米国が北朝鮮との間で積極的な解決の労を取るつもりはないという事です。
もう一つは、朝鮮半島全体の非核化は、在韓米軍の縮小も同時並行で行われるという意味だろいうことです。どこまでが非核化の費用化は分からないが、いずれにせよその費用は韓国と日本が負担せよということを、トランプは、明確に意思表示したのです。
寺島は、これは日本には大きな抵抗があると指摘しています。何故なら、かつてKEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)で日本は巨額を負担させられて、結局効果がなかったという苦い経験があるからです。
以下はWTWの追加の見解です。日本はトランプに乗って、制裁だけを叫ぶという姿勢でした。でもその安倍首相の政策が、うまく機能しなかったことを、政治家も国民も、素直に認めるべきなのです。これはトランプとの「友情」(と口約束)だけを宛にするという、安部首相の未熟で御粗末な外交手法が、限界に来ていることを示すものなのです。
米国に従属することを至上命題とする自民党と公明党に、これ以上、日本の外交を任せることは、日本の国民が、自分で自分の首を締める事を選んでいるのとなんら変わらないのです。モリカケや財務省の不祥事で、半分沈み掛かった安部政権にとって、日本のかじ取りはもう無理なのだという事を、我々自身が納得する必要があります。
ちゃぶ台返しが得意のトランプと、まともに付き合うのは誰でも難しい事です。それは分かるが、だからこそ一定の距離を置けと、有識者やWTWが何度も提言してきたのです。政権(政府)を維持するだけで精一杯の(しかもいつも自分の判断が絶対だと思う権力ボケの)安倍首相には、そうした声に耳を傾ける余裕などなかったのでしょう。その結果が現在の体たらく、即ち国際的な信用も、朝鮮半島での発言力も失った、日本の姿なのです。
韓国から在韓米軍が引き上げる。それは仮定の話ではなく、直近の現実の問題なのです。その結果、何が起きるかが分からないようでは、外務省は無用の長物です。まず喉元から米軍がいなくなるので、中国が喜びます。その結果、トランプと習近平の関係も改善されます。そして、(中国が期待するような)真ん中の線引きではないにしても、米中で太平洋を分け合う事になります。米中がご同慶の至りですが、日本は蚊帳の外です。
しかも核廃棄を含めた極東の安全保障のコストは、トランプの言うことならなんでも聞く、シンゾーに負担させればいいというのがトランプの立場です。米国は日本を守ってやっているのだから、それくらいやってくれても当たり前だろう、という理屈です。
東西ドイツの統合に掛かった莫大な費用は、全部西イツが負担しました。それは統一が将来大きな果実を実らせることが分かっていたからです。そしてかなりの短期間で元を取り返しました。でも経済規模の小さい韓国には、半島統一の費用を負担する余裕も、覚悟もあるようには思えません。そこでまたぞろ出てくるのが、韓国北朝鮮中国共通の仮想敵、日本です。あれだけ戦時中に彼らに迷惑をかけたのだから、費用を負担しても当然だという屁理屈が、再三持ち出されることになるのです。慰安婦問題一つ、未だに解決できていない政府のどこに、一国の「外交」姿勢があるというのでしょうか。
一方で、北朝鮮に絶対的な影響力を持つ中国は、統一の機会を見逃すことはないでしょう。製品の販路と、投資先を求めて、中国マネーが北朝鮮になだれ込むことになるでしょう。人民解放軍を北に駐留する必要はもはやありません。中国の経済力が北朝鮮を支配し、それが朝鮮半島全体に広がることになるでしょう。
ここで思うのは、なぜ日本の産業界や財界には、往年の勢いがないのかということです。高度成長期には、企業と役所が連携して、経済を拡大し、海外進出を果たした。日本・アズ・ナンバーワンの時代でした。でもいまはその勢いが全く感じられない。報じられるのは企業の不正や、海外投資の失敗だけです。財界がこれからも安部政権を支持したいというのであれば、それに見合った自分達の活躍や発展の実績と計画を示さないと、安部政権の正当性に根拠が失われ、つじつまも合わなくなるのです。
米国は、日本を経済的に支配し、安全保障面では、中国に対する軍事的な防波堤にしようとするでしょう。なぜなら私がトランプなら、そうするからです。トランプは金正恩の体制を保証しました。一方で、半島の統一は、北に対して絶大な影響力を持つ中国の意向を無視しては成り立ちません。北は中国と同じような、政治は共産主義だが、経済は自由主義に移行するでしょう。そしてこれまでの米朝の対立は、今後は本命同士、即ち米中の(経済的な)せめぎ合いに姿を変えることでしょう。
米朝会談の、最大で唯一の被害国は日本です。今のところ得たものは、当面ミサイルが頭上を飛び越える事はない(だろう)という予想だけです。しかも、トランプに従属するしか能のない安倍首相なら、北や中国ひいては米国との間で、今後どのような不平等な条件を呑まされるか分かったものではないのです。
従って、来るべき総裁選では、安倍首相は、したたかで防衛大臣の経験もある石破に、是非とも交代して頂きたい。それしか、現在の日本の窮状を救う、手っ取り早い方法はないからです。それと同時に、限定的な兵器による自主防衛と、軍事力以外の安全保障の方法を、真摯に検討すべき時期に来ていると思います。
繰り返しますが、トランプ盲従への反省を踏まえ、首相の交代しか現状を打開する方法はないのです。安部首相の続投は、日本にとって最悪の選択肢なのです。
関連記事。内閣支持率、4か月連続減。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061500851&g=pol
関連記事。細田派と石破派が異例の会合。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180615-00000119-mai-pol
同じく。フェアに戦う。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180615-OYT1T50120.html?from=ytop_ylist
コメント:ここで大胆(という程でもないが)予想をしてみましょう。細田派は安倍首相の出身母体で、安倍首相三選を推進中。但し国民の安倍の支持率は石破より低い事も事実。自民党内なら、相変わらず安倍が有利。とは言え、モリカケでは逃げ場がなくなってきているし、他の派閥の出方次第では、100%安倍が勝つという保証はない。そこで、安部首相が三選を果たしたら、党内の決定的な亀裂を避けるためと、懐柔策として、石破を副総裁兼防衛相、または財務相で迎えるという話でも持ち掛けたのではないか。そんな策に易々と乗る石破ではないが、かと言って、岸田や野田が出れば票が割れて、石破が勝てるという保証もない。だからお話だけでも伺いましょうという事になったのではないか。いずれにせよ麻生の続投だけはない、という筋書き出うが、賢明なる読者諸兄諸姉は如何お考えであろうか。
1231.児相、アイドルグループ、トランプのパシリ 18/6/17
・虐待死、4人に一人は児相関与。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000083-asahi-soci
関連記事。 幼児虐待死。前のパパがいい。
https://www.asahi.com/articles/ASL6J52P5L6JUTIL00H.html?iref=comtop_8_08
コメント:もし収用する施設や、相談所の職員が足りないというのなら、そのあたりこそ、「金余り」の日本の、金の使いどころでしょう。それでなくても数が多すぎる国会議員を、更に6人も増やせるほど、税金が余っていると自民党は考えているようです。年間6憶もあれば、かなり大きい施設を運営できるし、自民党の議員を増やしても(ただの定数是正なら自民党は提案しない)日本にとって良いことなどなく、むしろ子供に投資するほうが、遥かに日本の将来にとって、実りあるリターンが期待できるのです。
・AKBに世間は興味ない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000169-dal-ent
コメント:このタレントの告発は重要です。
この際、秋元を含む商業プロデューサーに言いたいことは、世の中はロリコンの男ばかりだけではないということです。そして覚えきれないほどの同種のグループは、構成員の年齢に相応しくない「媚び」を商品として切り売りしているたこ部屋だということです。ファンの興味も、対象の年齢に相応しい正常な興味ではないから、(熱狂した)ファンの異常行動が目立つし、握手会で刃物を振り回すような変質者も現れ、実際に重症の怪我人も出ている。しかもその事件の報道でも、グループとファンの持つ、異常性には一切言及していないのです。
今回の記事でも分かるように、市場が受け入れられる以上の「賞品」を、無理やり押し込もうとするから、選挙や卒業などいう意味のないイベントで「ふるい落とす」必要が出てくるのです。そして一旦落ちこぼれれば、AVや風俗の仕事が待っているのです。
性の、しかも未熟な性を商品(売り物)にすることの異常さに、国民が気付く必要があるのです。この点では、未だにバラエティの本質が理解できずに、哲学もなければ、機能もしていないNHKの芸能部門も同罪です。
しかもグループに加わることが、女優になる道として最善でもありません。俳優に要求される能力は、見た目より演技力であって、その点では子役からやってきた連中に到底適いません。しかもは女優デビューする頃には、年齢的にもとうが立ってしまっているので、初々しさが無くなっている。俳優を目指すのなら、グループに入ることは近道どころか遠回りなのです。グループに参加するよりも、もっと早い段階で決心して、原団を選ぶべきなのです。
とにかくステージに立つのが楽しくたまらないという理由以外の理由で参加する少女たちは、間違ってもグループに幻想を抱かないことです。100人の99人に待っているのは、参加しなかった場合より、一層悲惨な人生だという現実を直視して欲しいのです。そして2-3年楽しんだら、さっさと自分から抜けることが大事です。そこで更に芸能界にしがみつこうとすれば、ほぼロクな結果にはなりません。ところがNHKを含むメディアは、決してグループを批判しません。批判すればプロダクションが「商品」を供給してくれなくなるからです。
ミニスカ-のセーラー服のような衣装が、健全とは言い難い少女愛の、不純な「目的」を明確に物語っています。その延長線上にナンタラ喫茶もあります。同時にそれは、女子グループを賛美する者たちの、未熟で歪んだ異性観も象徴しているのです。その背景には、恋愛における、「需要」と「供給」のアンバランスがあるにしても、年齢の不均衡を前提にした「少女愛」の不健全さ(オジさんと中学生の組み合わせ)は、もっと認識されてしかるべきなのです。最近多い、無差別、大量殺害事件でも、潜在的な変質者の要素を感じ取るのは私だけではないでしょう。
コスプレは別にしても、欧米ではセーラー服を着た少女の集団は、大人のグループとは見なされません。という事は、アジアの男達は、少女と見れば夢中になって追いかける、おぞましい異常性欲の持ち主だという事になるのでしょうか。
・首相、非核化の費用負担は当然。総裁選はまもなく。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00050046-yom-pol
関連記事。
https://www.asahi.com/articles/ASL6J336CL6JUTFK002.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。米朝合意に、自民から疑問噴出。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000024-asahi-pol
コメント:安倍閣下は正気を失っているとしか思えない。冷静な判断が全くと言って良い程できない状態にあるようだ。トランプの言うことなら何でも聞くというだけでなく、今回のトランプの発言に驚いた様子がなかったということは、事前のトランプとの話し合いで、いつものように「独断」でトランプに費用負担をOKしてしまっているとしか思えないのです。
以前、安部首相が最初に米国の議会で演説した時にも、国会の了承もなく、集団的自衛権を推進すると約束した前科があります。しかも安倍晋三は、国民に嘘を吐くことに全く抵抗がないという不思議な精神の持ち主でもある。このうな「信用度ゼロ」野政治家に、到底日本の政治は任せられないのです。今後一切、トランプとの接触を遠慮してほしいし、いっそ公邸でバナナの皮でも踏んでもらって、長期入院(しかも精神病棟に)して頂きたいくらいです。
非核化費用を負担するのは北朝鮮と韓国であって、日本は関係ありません。なぜなら協議に参加も出来ず、拉致問題が声明には含まれていないからです。これはイラクの戦費だけ負担させられ、クエ―とから感謝さえされなかった湾岸戦争の時と全く同じ構図です。いまのまま(安倍体制)では、非核化費用の大半を負担させられ、しかも拉致被害者の返還で、また巨額を要求されるという、最悪のシナリオしか想像できないのです。しかも新市場は、米中が独占するでしょう。なぜならそれが、いつもの安部政権と自民党の政治姿勢だからです。
しかも制裁ばかりを声高に叫んできたのはどの国の首相でしたか。国内では朝鮮学校への支援は打ち切り、ヘイトスピーチは野放し状態。対北朝鮮外交で精神分裂症気味の首相には、もう政治外交どころか、いかなる判断も無理なのです。日本は金だけ出して、発言できず、影響力もなし。それはまさに国際社会における、安倍首相のみじめな姿そのものです。安部首相の精神錯乱の症状は、もはや笑って見過ごすことなど出来ないほど重体だとお見受けします。
関連記事。トランプが暴言。日本に移民送れば、晋三は退陣するしかない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00000055-asahi-int
コメント:この兄にして、この弟ありです。
1232.台湾は中国の一部ではない。18/6/19
・台湾、中国の一部表記でJAL,ANAに抗議。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00000068-jij-cn
コメント:それはそうでしょう。日本に住んでいる私達が、日本という呼び名に決めたから日本なのです。台湾だって同じでしょう。それともJALやANAは、トランプが日本を日本州だと言い出したら、それに従うのですが。私達はいずれ覇権国家の米国と中国に、正面から向き合わなければならない時が来ます。その時に世界を味方につけて、日本が生延びるためのキーワードが3つあります。それは人権、民主主義、そして非戦です。しかもそのどれもが安倍首相の辞書にはない。だから大国に隷従して、国益を損ねているのです。「シンゾー、お前は退陣になるぞ」という言葉の意味は、「大分、国内での足もとが怪しくなってきているじゃないか。今こそ俺の言う通りにしないと首相ではいられなくなるぞ」と脅されているのと同じことなのです。日本の代表というよりは、日本の恥のシンゾー君なのです。総裁選で安倍政権をリセットしないと、もう日本は持たないのです。
1233.帰宅困難に無策。18/6/19
・都市機能まひ。帰宅困難。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00000114-mai-soci
コメント:大阪市の交通部は何をしているのか。なぜ観光バスを投入し、近県からバスを借りてでも、「昨日だけは無料で」府民の帰宅の足を確保しようとはしなかったのか。大阪市長は地震発生6分後に休校を指示する等、的確に動いた。自民党の応援団の府知事はこういう緊急時に一体どこで何をしていたのか。そもそも帰宅困難者(私も311の時に帰宅困難者だった)の気持ちになってみたことがあるのか。それがどんなに不安で心もとないものか、経験した者でなければ分かりるまい。
まず警察は総出で、私用・商用の車の通行が市内に入らないように通行を制限して、緊急車両の通行路を確保する。地震の直後には市内は交通警官が溢れていなければ、むしろおかしい。警察官も民間人も、移動には道路をふさがないバイクを使って貰う。そのうえで、タクシーの相乗りと、警察車両や、自衛隊車両にも協力してもらえば良い。帰宅難民を運ぶのも緊急輸送の一つです。「都構想」などと言う前に、地方行政のしっかりした理念が必要ではないのか。
1234.お猿のドナルドの思い付き 18/6/20
・米国、中国に追加関税検討。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000022-reut-cn
コメント:泥試合です。誰に対しても自分の恫喝ディール(?)が通用すると思ったら大間違いです。私が習近平なら、米国債の全額即時償還を要求します。世界はいまこそトランプが精Xに以上を来しているか、または極端に知Xが低いことを、率直に指摘すべきなのです。似たようなノータリXがもう一人、極東のどこかの国にいますが。世界中でトランプを攻撃しない限り、トランプは国内外で権力、というより最早暴力を振るい続けるでしょう。
自分が世界中の嫌われ者であることを自覚させる必要があるのです。トランプの政策は全てが思い付きであり、思い付きに過ぎないから、コロコロと変わるのです。そんなものにいつまでも付き合うほど、世界は暇ではないのです。
1235.クロ現の成れの果て 18/6/21
今一番大事な事は大阪への支援(首相が不在でもないのに、官房長官任せ)であり、次がまたも安倍首相の矛盾が明らかになった政局でしょう。なのに、世間と報道は敵失で救われた(但しパスはうまかった)サッカーの話題ばかりです。誰かに洗脳されているとしか思えません。その人(または組織)はW杯に興味を見たないような国民は、非国民だとでも言いたいのでしょうか。
関連記事。渋谷交差点、大混乱。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00000504-san-socc
関連記事。クローズアップ現代が、難民で問題報道。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20180619-00086664/
コメント:7時半に国谷(くにや)キャスターが担当していた頃、安倍政権が目の敵にしていた番組です。それを(多分籾井が)キャスターを交代させ、深夜に追いやってからは、質が極端に低下しました。あってもなくても良い番組になり下がったのです。その上での出来事です。
NHKが国営放送局なら、四権分立の一翼として、絶対やってはいけない事は、行政(政府)の宣伝機関になることです。それでは現代のジャーナリズムから退行して、大本営発表の戦前に戻ってしまうからです。なのに7時のニュースでは、政権のヨイショばかりで目を覆いたくなります。首相や政府の宣伝は、国民身の為の放送局の仕事ではありません。それは官邸の仕事なのです。
国民に敵対する放送局には、不払い運動を起こす必要があります。手始めに小池報道局長の辞任または更迭を要求します。その給料の一円でも「強制的に負担させられている」と思うと不愉快だからです。その出自から人脈、言動の全てを、週刊誌は暴いて欲しい。タブー視されているこの問題局長を、共産党だけが、以前から名ざしで批判しています。
1236.ネット著作のご案内 18/6/21
巻末に、2000年から現在に至るまでのエッセイ(会社員時代を含む)と、当時の映画の感想文を掲載しました。皆様が時代の変化を検証する時の、参考になれば幸いです。私達は、21世紀という同じ船に、たまたま乗り合わせた時代の証人です。但し時代の捉え方は、人それぞれであることは言うまでもありません。
大坂北部地震が周辺の活断層に影響を与え、ひずみが溜まっていると専門家が指摘しています(NHK報道)。これは再発の可能性を意味しています。
大坂北部地震は、来るべき首都直下型地震の、重要な他山の石です。それなのに、殆ど何もしない(やったのは家計の記者会見だけ)政府の無神経、無策ぶりには驚きを禁じ得ません。このような国民の命と安全軽視の政権(安倍政権)下で、直下型地震を含めた大災害が起きれば、死ななくても良い国民や都民が、大勢命を落とすことになります。一日も早く、政権を替える、国民が自分と家族の「命」を救う具体的な対策になります。
関連記事。熊本、兵庫から支援者続々。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/20/utilizing-experiences_a_23463322/?utm_hp_ref=jp-homepage
関連記事。カジノが第二のモリカケ騒動に。
https://diamond.jp/articles/-/172927
1237.官僚の質の低下は政治の責任 18/6/22
政治家レベルでも、国民レベルでも、良識や常識が、大きく人の道を踏み外さないための最後の拠り所です。ところが常識どころか法律や憲法違反まで、遠慮なく踏み込んでいる安倍政権。世界中に迷惑を掛け続けている利己主義のトランプ。両者ともに既に最後の一線を踏み越えています。常識も良識も踏みにじる人達が、国と世界の行方に大きく関わっている。そういう国や世界が、今後どうなるかを、老弱男女の国民は、試しに想像してみてはいかがでしょうか。
安部政権になってから、官僚の倫理感の低下は目を覆うばかりです。この傾向に政権が無関係だとは言わせません。モリカケ問題の本質はまさにそこにあるのです。官僚のモラルを破壊することで、政権が国と国民に与えたダメージがどれほどのものかを、安部首相は理解しているのでしょうか。それとも見て煮ぬ振りなのか。そうなると、盗人猛々しい、開き直りの内閣ということになります。
大坂北部地震は南海トラフ地震の予兆とも言われています。実際に津波の痕跡も残っており、今度発生すれば10mの巨大津波になると言われています。
関連記事。スーパーサイクル。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180621-10000001-mbsnews-l27
関連記事。強い怒り。武田邦彦。映像。
https://www.youtube.com/watch?v=WHhvrb2m7XQ
コメント:65万回の閲覧です。かたや通り一遍の府知事会見は5千回です。
1238.犯罪者は民間人 18/6/23
・特定秘密の運用は「適正」。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180622-00000129-asahi-pol
コメント:政府に都合の悪い情報の廃棄は全て「妥当」ですか。安部首相の辞書には「お手盛り」も「我田引水」も「ご都合主義」もないらしい。更に影も形もないのは「順法精神」、「正義感」そして「民主主義」です。
安部政権下の日本で、犯罪を犯すのは「民間人」だけと、決まっているようだ。国民は収奪の対象であるばかりでなく、犯罪者の予備軍でもある。だから徹底的に支配すべき。このどこに民主主義があるのだろう。自民党議員とその取り巻き以外は、人間でさえない。
政治家または高級官僚であれば、何をやらかそうとお咎めはなし。但しそれは安倍首相に楯突かないという条件付き。
引責辞任が相当の失言でさえ、謝罪会見で一度頭を下げ、前言を取り消せば、後はお構いなし。閣僚辞任、議員辞職の必要はない。裏で舌を出しているのが目に見えるようだ。某副総裁に至っては、その様子を隠そうとさえしていない。
でも民間人だとはそうはいかない。疑惑だけで逮捕、収監。その段階で犯罪者扱い。後に待つのは告訴、裁判での刑の確定(99.9%)、罰金、収監、前科。
籠池は収監なのに、佐川は退職金のごく一部を返して、事実上の無罪放免。
但し官僚でも、安倍首相に歯向かえばこの限りではない。
これでは軍部が超法規的に人権を無視していた戦前とどこが違うというのだろう。日本の北朝鮮化(独裁恐怖政治)。内閣府も「大本営」に名前を変更するべきです。さしずめ安倍首相は、安部幕府の将軍です。もしそうなら、間違いなく21世紀の維新(尊王攘夷)が起きるでしょう。その結果は、追放(米国などは如何か)でしょう。
そもそも昭恵から籠池への百万円(未だにそれはないと言い張っている)を含む、首相周辺の金の流れ(内閣官房機密費を含む)は一切解明されていないのです。メディアは誰も怖がって、手をつけようとしない。
安部首相が、何が何でも自分は潔白だというのなら、最後の1円まで金の出入りを、証拠をつけて国民に公開すべきです。それとも自分は「日本の首相だから」、その義務はないと言いたいのでしょうか。誰が犯そうとも、犯罪は犯罪であり、首相のムシの居所などに、国民は関心はないのです。
こんな自分にだけ甘い、身勝手な政治が、そう都合よくいつまでも続くわけがないと思っているのは、他ならぬ安倍首相自身かもしれないのです。
・加計学園は利害関係者ではない。内閣府。映像。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180622-00000132-jnn-pol
コメント:これには呆れて絶句。
・地上イージスに山口、秋田が反発。
https://jp.reuters.com/article/idJP2018062201002266
コメント:山口は首相の地元なのに。
・防衛大学校。過半数が下級生いびり。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/21/defense-school-violence_a_23465231/?utm_hp_ref=jp-homepage
コメント:さぞかし立派な幹部になることでしょう。そして国民に牙をむく軍隊に。
・日本の偵察衛星の目的。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10448.php
1239.諦めるな、勝機が来るまで 18/6/24
・慰霊の日、政府と沖縄の溝深く。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180623-00000092-mai-pol
関連記事。集団自決。消えぬ思い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180623-00000058-jij-soci
関連記事。終わらない戦争。
https://www.huffingtonpost.jp/yoshihiro-takayama/never-ending-war_a_23466153/?utm_hp_ref=jp-homepage
コメント:首相は何故知事に声を掛けないのか。心のこもらない慰霊祭への参加ほど無意味な行為があるとは思えません。
ところではれのひの元社長が逮捕されました。責任回避は明かですが、大事なことは被害者の救済です。一方で、政治家や官僚は、「誰の目にも明らかな」違法行為があっても、白を切っていさえすれば、税金を何十億円横流し(加計学園への補助)しても、収監はもとより、告発もされません。
二言目には反省と言いながら、実際には裏で航空局と示し合わせており、実際にはいかなる反省もしていない、三代にわたる理財局長など、その最たるものです。彼らが訴追されないのは、総理や、大臣や、局長という肩書があるからです。たまに着服で逮捕される公務員も下級職員(失礼)だけです。責任を感じて自死するのも現場の職員のみです。
とても法治国家とは思えない今の日本なのに、それでも検察が機能している体裁だけは必要です。そこで捕まえるのは、「大臣や官僚ではない」下級の官吏と、「民間人」の犯罪者です。検察風情が、政治家と高級官僚にうっかり手でも出せば、クビになりかねない。大阪の特捜部長(女性)は、森友問題では、これ以上の追及は限界があると、悔し涙にくれました。高級官僚(検察トップを含む)と政治の壁があるからです。
検察がまともに機能していないということは、本当はとても恐ろしい事なのです。民間で職場放棄、服務規定違反をすれば、良くても左遷、普通はクビです。しかし職業の良心を捨て、法律を曲げ、憲法に違反してでも、政権(=官邸)の意向を尊重(=忖度)しない限り、地位が保証されないのです。このように、権力者のご都合主義で、法の正義がどうにでもなる社会なら、政治権力者や既得賢者にとって、さだめし住みやすい国でしょう。
欲ボケで、IQにもEQにも問題のある権力層には、「住みやすい」日本が、今後どうなるかという見通しが欠けています。彼らにも分かるような例を出します。SF映画のバック・トゥ・ザ・フューチャー2で、悪童のビフが未来の年鑑を手に入れます。そして、スポーツ賭博で富を得て、カジノの経営者になるのです。そうして作り上げたのが悪夢の都市です。その世界では、ビフが法律なのです。
それと同じような、今の日本では、安倍シンゾウが法律なのです。しかも来日の時にトランプが連れてきた親友のカジノ王のアデルソンに、安倍首相は会っています。今バタバタとIR法案を押し通したことが、その面会と無関係とは思えません。日米共にカジノの国になるのです。しかも安部首相が「便宜を図っている」のは、モリカケだけだとどうして断定できるのでしょうか。一度あることは二度あるし、万事、首相が無理を押し通しているではないですか。しかも、総裁の三選で、この闇の社会が将来も続くのです。
意味不明の「美しい国」ではなく、法律が行き届く「清潔」で「安全」な国を、我々は自分の子孫に残さなければならないのです。その為には、一日でも早く、安部政権に退陣してもらう必要があるのです。
安部首相はトランプの数少ない「個人的な」友達だと言われます。でもトランプにとって、友情と国益は全く別ものなのです。その実例が関税です。いま日本の自動車業界は戦々恐々としている。「間違いなく」今年の日本の自動車業界の業績は悪化します。だから既に関連株は下がっているのです。トランプが、親友シンゾーにいくらすがりつかれても、これだけは変えられない。トランプにとって最も大事なものが米国内での「自分の」人気だからです。しかも論理が通用しない相手に、いくら話しても分かる道理がないのです。
関連記事。カナダ、次期戦闘機入札で米企業の受注困難に。
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-canada-fighterjets-idJPKBN1JI09D
コメント:これが外交交渉です。安部首相のそれは、交渉する気がない(但しお願いする気はある)のだから、外交以前の「度胸」と「度量」の問題なのです。
かつて日本会議が安倍首相に不満を漏らしたことがありました。それは彼が日和ったからです。しかも右翼の正統派も、とっくに見放しています。今や日和見どころではない。ネトウヨのリーダーどころか、要は偽物だからです。森友問題での変身ぶりは記憶に新しいし、米国の配下として、トランプに日本を切り売りしている、もはや国賊の安倍首相には、国を守るための米国と戦った英霊達に、靖国で会わせる顔があるとは思えないのです。
身勝手でご都合主義の首相など、日本は必要としていないのです。しかも彼は精神的にも強くはない。なぜなら安部(夫妻)にとって大事なものは見せかけであって、これといって信念と呼べるようなものは、何も持ち合わせていないからです。
だからこそ、野党とメディア、そして心ある国民は、安倍首相画が自ら退陣を決意するまで、しつような批判と攻撃の手を、絶対に緩めてはならないのです。なぜなら、野党にも、自民党の反対派にも、未だ独裁政権を覆す力はないからです。なので、辛抱強く民意の中で批判派を育てて、強固な民意を構築してゆく、国民の不断の努力が欠かせないのです。
三選など放っておいて(むしろ下手に国民が関心を示した挙句、三選されたら国民が後押しをしたことになるので、無関心を装っていた方が良いのです)、安部政権がこれだけ悪事を重ねていれば、否定しようもないボロが出てくるのは、時間の問題だし、三度目の正直で自滅するのは間違いないからです。悪が栄えた試しはありません。国民が日本の「社会正義」と「法の下の平等」の追及を諦めさえしなければ、必ず「ワル」がコケる日は来るのです。
1240.さすがにもう無理だよ、安部さん 18/6/26
昨日(6/25)の参院予算委員会における、共産党の大門議員の一見「何気ない」質問で、モリカケ問題の様相が大きく変わってきたからです。同じ質問を、立憲の福山議員も、法務大臣に質問しましたが、上川法相は答えられず、福島議員も同じ問題を取り上げました。国交相の煮え切らない答で、審議は何度も中断しました。それは政官が結託して、司法にさえ圧力を掛ける、悪質極まる前代未聞の、隠蔽工作事件だったのです。しかももっと驚くべきは、W杯では熱狂するくせに、メディアがこの情報(NHKの中継で誰もが見ているというのに)を全く取り上げていないことです。
これまで、モリカケ問題とは、首相夫妻のお友達(籠池もかつてはお友達)に、学園の認可と建設で、首相夫妻が「間接的」に便宜を図ったことです。「実際」に便宜を図ったのは首相に「忖度」した官僚であり、首相の答弁に合わせて書類を改ざんしたのも官僚です。だから官邸(=首相」はノータッチ(柳瀬の答弁を見よ)で、省庁間の積極的な連携もなかったことになっています。また何より、事件の違法性の判断は「検察に委ねる」と繰り返し説明してきました。ところが実態は、そんな上っ面だけの説明とは、全く異なっていたのです。
これまで安部政権は、一貫して政治家からの直接の指示はないということを、前川前次官の言葉まで引用して、再三言い訳してきました。いわば役人が「勝手に」やったことだから、政治家には「道義上」の、或いは「組織の看板」以上の責任はないと主張してきたのです。
ところが共産党が今回すっぱ抜いた2つの資料は、政治家が森友問題の「もみ消し」に直接関与してきたことと、事実隠蔽のために、財務省と国交省と官邸が共謀して動いていたことを、はっきりと示したのです。
一つは、谷首相夫人付が、森友の土地の値下げを、直接財務省に持ちかけていたというものです。しかもそこでは、ご丁寧にも、昭恵が名誉校長であることが敢えて付記されていたと言われています。
もう一つの文書は、更に危ない代物で、国交省と財務省のやりとりです。その中で関係文書は不公表のままで最高裁まで争うと述べており、しかも、官邸から法務省にはマキが入っている(せかせるという意味)とまで、書かれていたのです。官邸や省庁が、事件を「検察に任せる」つもりなど、全くなかったことを示しているのです。
ここでは昭恵が関与していたことを、徹底的に隠すように官邸(=首相)から指示があり、しかも検察に圧力が掛かり、書類の改ざんどころか、更に深く官邸、財務省、国交省の間で意思統一が図られていたのです。このどこに、政治家が指示していない、関与していないという説明が成り立つのでしょうか。
すでにこの文書については先週指摘されていたのに(しかも報道されていない。これが大問題)ロクに調査もせず、大門議員の質問にも、国交相は、否定も肯定もせず、しかも調査の要求にさえ、まともに答えようとしませんでした。その態度こそが、この文書が「実際に存在した」ことを暗示しています。なぜなら、これが根拠のない怪文書なら、即座にその存在を否定すれば済むからです。ないと言っておいて、後になって共産党やメディアから文書が出されたら、のっぴきならない立場になる。だから存在を否定しなかったのです。
ここまでくると、モリカケ問題は、他愛のないと言えば言い過ぎだが、少なくとも「ありがちな」お友優の遇通事件では済まなくなってきたのです。政治家(官邸)と官僚(財務省、国交省)が結託して、「司法に圧力」を掛けたからです。国会も国民も、彼らにとっては、一切尊重も配慮もする必要のない相手であり、これまでの取ってつけたような反省など、口先だけもいいところであって、過去も現在も将来も、本当のことなど言うつもりなど、さらさらないことを、はっきりと示しているからです。
もはや国民は、自分達を守る為に、課長以上の官僚を更迭しなければならない時期にまで来ているのです。無論その前にやることは首相の刑事告訴と弾劾です。そして佐川に対する殺人の告発(省益と自分の地位を守るために、職員を死に追いやったのです)です
何故事件の様相が変ったのかというと、この「積極的」な「隠蔽作業」が、日本の法律と正義が、政治家と官僚の都合で、いかようにも曲げられているという、法治国家にあるまじき、政官上げての、戦後でも最も卑劣でおぞましい最大級の疑獄事件に変貌したからです。NHKを含むメディアも、事の重大性を理解しているようには思えません。
一方、カジノ法案ですが、国民の7割、自民党支持者の6割がこの法案を今国会で成立させる必要はないと答えているという世範調査の結果があるとのことです。
しかも、カジノの収益の3割を上納させて依存症の対策に使われると言われています。そうまでしてカジノを解禁する必要が分からない。トランプと安部の「友情」が実を結ぶ、最悪の例になっているのです。
まず外国からの観光客が増加するという目論見だが、政府の見込みでは、利用客の75%は日本人です。このどこが観光立国なのでしょうか。
しかも観光日本のイメージと、カジノリソートでは、イメージもコンセプトも、余りにチグハグです。いま日本を訪れている外国人観光客に、どういう理由で日本にきたのか、カジノがあればもっと来日回数が増えるのかを、直接尋ねてみればいいのです。
本当に観光客を増やしたいのなら、取るべき対策はたった一つしかないのです。それは安くて安全で、清潔な宿泊施設を増やすことです。それなのに、その努力は放棄して(宿泊料の高さは異常なほどです)、その代わりに民泊などいうという、中途半端な対策でお茶を濁そうとしています。しかも近隣住民との問題、生活スタイルなどで、問題が山積しています。
カジノで「湯水のように」金を使えるのは、ほんの一握りの富裕層(日本人を含む、というより大半が日本人)であり、しかも日本の観光産業を支えているのは、外国人の富裕層でもありません。ラーメン屋に行くような一般庶民なのです。富裕層にしても、わざわざカジノに行くのに、遠い日本迄、足を運ぶ必要さえないのです。
そして政治家と官僚が「甘い」と思うのは、カジノがどの国でもうまくいっている訳ではないことです。アジアでは、韓国がカジノで経済効果を上げることに失敗しています。
米国ではネバダ州(ラスベガス)以外でも、賭博を認めている州があります。マンハッタンの近くにも、ニュージャージー州のアトランティック・シティがあります。でも自分で行ってみれば分かるが、閑古鳥が鳴いているのです。振り返って、日本ではテーマパークでさえ、存続が怪しいものが複数あるのです。施設さえ作れば、必ず成功するという保証など、どこにもないのです。
統合施設という以上、規模をある程度大きくしないと経営はうまくいきません。しかしラスベガスと同じような施設を、日本で作ろうとすれば、広大な土地と、天文学的な資金が必要になります。そんなことは日本の企業には到底耐えられない。そもそも日本の企業はエンタメ系は得意ではない。それは日本人が遊びが下手(基本は真面目)だということと、無関係ではないでしょう。
しかも遊び心がない者が、カジノに行けば、心に余裕がないから、全財産を擦る迄、最低でも持ち金がなくなるまで、賭け続ける事になるのです。しかもその行動は、ギャンブル依存症だからではなくて、賭博に足を踏み入れる、ごく一般的な人間の、普通の心理状況なのです。
そもそも安倍首相自身が、カジノでスマートに遊べないようでは、カジノを語る資格はないのです。私はトランプでさえ、カジノでは遊ばないと思います。何故なら彼はビジネスマンであって、商売人なら、絶対に勝てないことが数学的に証明されているカジノで、無駄な金など使わないからです。という事は富裕層であればあるだけ、絶対に損はしない(金は落とさない)。それは安全な遊び方を心得ているからです。自ら損をして、カジノ産業の利益に貢献するのは、賭博に不慣れな、一般庶民(しかも日本の国民)だけなのです。
それでも安倍首相は日本にカジノを持って来ようというのでしょうか。そもそも一度は、この法案は、無理が多いとして、公明も反対してお蔵入りになったのです。それをトランプにプッシュされた安倍首相が、蒸し返したとしか思えないのです。
成功しているのは、TDLやUSJなど規模の大きい、外国系施設だけです。安倍首相は、観光立国日本の利権を、利益の3割をピンハネする条件で、米国のカジノ産業(しかも2-3人の個人経営)に売り渡そうとしているのです。でも、それは日本のPC産業を、例えばマイクロソフトに全部売り渡すのと似ています。
そして米国資本が(外国人観光客ではなく)日本の庶民から、博打で金を巻き上げて、米国(かケイマン島)に資金を還流するのです。これは合法的な収奪であって、それを推進する安倍首相こそ、まさに文字通りの売国奴(日本を米国に切り売り)ということになってしまうのです。
なお、予算委員会では、維新の藤巻が、1985年から2015年の間に日本のGDPは1.5倍にしかならなかった。その間に米国は4.2倍、韓国は18倍、中国は76倍になったと指摘していました。という事は、税収も1.5倍だという事になり、事実それは1.47倍でした。
ところが理解できないことに、歳出は1.9倍になっています。しかも日銀が御法度の国債買い上げで、総資産がGDPの99%になっている。そんな国はどこにもない。日本もかつては29%だったし、いまのFRB(米国)でさえ、日本の1/4でも未だ多いと言っている。日本の政府は財政の問題に鈍感だ。だから議員を6人増やすなどいう、国家財政を無視した法案も出してくるのだろうと指摘していました。
ところで安倍首相が三選すれば、どんな日本になるのでしょうか。まず安倍首相の批判や悪口を言うことも、書くことも、事実上許されなくなるでしょう。すぐに逮捕はされなくても、警察に目をつけられるので、些細な違反でもあれば、すぐに摘発され、処罰の対象になるでしょう。集会の自由も、デモも厳しく制限され、そのくせ世間には、ヘイトスピーチが溢れかえることでしょう。更にはトップが法律も憲法も無視しているのに、国民には道徳教育が強制され、(無論その目的は国民皆兵です)、全ての幼稚園で、教育勅語が必修になるでしょう。
会社でも、うっかり与党や役所の批判を口にすれば、出世の見込みはなくなるでしょう。労働組合は事実上廃止になるでしょう。もっとも、レンゴーの様子などを見れば、今でも労組はあってもないのと同じです。給与を含めた待遇、残業時間、パワハラなど、全てが経営者のやりたい放題、想い通りになるでしょう。何故なら安倍政権は経営者重視だからです。しかも経営者の質は急速に悪化しています。しかしトリクルダウン(おこぼれ頂戴)という言葉くらい、国民を馬鹿にした言葉もありません。そういう企業経営の暗黒時代で、生き残れるのは、経営者の為なら、不正も厭わない社員だけが生き残ることになるのです。それこそ、今の役所と同じ構造なのです。
一方で、膨れ上がった国の借金で、ハイパーインフレになる可能性が極めて高いのです。というより財政の不均衡という「現実」を、政府がいくら見て見ぬ振りしても、それは1足す1が2になるように、必ずやってくるのです。その時、国が財政破綻しないためには、国の借金(国債)をタダ同然にするしかないのです。或いは海外から金を借りるかです。国が国民からの借金(国債)をふみ倒す。それは国民が一夜にして資産を失い、貧乏になって、路頭に迷う事を意味しています。藤巻に言われるまでもなく、遅かれ、早かれ、とんでもないことが起きる事を、国民レベルで正面から受け止める必要があるのです。その時に、麻生(竹中や安部は論外)のような無責任で素人の馬鹿が国の経済を担当していたら、日本はもたないのです。
しかしながら、安部三選を阻止することは現状では殆ど不可能です。何故なら自民党の過半数の議員が安部支持に回っているからです。それでも、私たち国民に出来る事が一つだけあります。それは世論調査が来たら、安部政権不支持に丸を付ける事です。それだけしか出来ないが、それだけでいいのです。開き直りが得意な(それしか出来ない)政権なので、仮に支持率が10%台になっても、政権にしがみつくでしょう。しかも自民党が過半数を占めている限りそれが可能なのです。
でも参院選があります。それまでに充分に安倍首相の評判を落としておけば、日本を変える事も、必ずしも不可能ではないのです。短期決戦ではなく、中長期で確実に相手を倒すことが最も重要なのです。その為には、短期のしかも勝ち目のない戦いで、体力を使うべきではありません。それより、いま一番大事な事は、国民、特に無党派層の教育です。草の根の対策が最優先であり、だから急がば回れなのです。
その為には、集会を頻繁に開催して、財政破綻や道徳教育、米国資本によるカジノのオープンなど、安倍自民党の政治が続けば、日本がどんな国になってしまうのかを、野党が総出で、何回も国民集会を開いて説明し、デモでも先頭に立ち、民意を育てて、練り上げてゆく必要があるのです。
自分達の世代で、ここまで差別が拡大し、富裕層は一層豊かになっているのに、社会的弱者は人間らしい生活さえ出来ずに、労働者が消耗品扱いされるような「腐り切った」国を、そのままの形で、子どもや孫に残す訳にはいかないではありませんか。そしていま問われているのは、日本がどこへ行くかではなく、人生も方向性も見失っている日本人がどこへ行くかなのです。
関連記事。日本は民主主義の危機にある。石破。
https://news.yahoo.co.jp/feature/994
コメント:国民の人気は安倍より遥かに多いのですが。
私は信仰というようなものは持ち合わせていませんが、トルコを初め、次々に独裁国家が誕生するのを見ていると、神が人類を試しているように思えてならないのです。自分で自分の進む道も見つけられないような生物なら、自ら滅んでも仕方がない。愚かさゆえに、自滅するような生物なら、それは自業自得だと、言われているような気がするのです。独裁を自ら選ぶ国民の姿。それはレミングの死の行進にも似ています。