「WTWオピニオン」

【第88巻の内容】


「国民を信じられる安心感」
「参院選の総括」
「改憲派の敗退と、首都圏の新たな息吹」
「1憶総火の玉を強制する、迷惑な五輪教」
「吉本の問題の本質は、ブラック企業より、闇社会とのつながり」
「無差別殺人では何故を問え」
「N国に多くを期待するのは禁物」
「自民分裂の予感」
「金髪のオランウータン」
「政権が隠したいことは何か」


1481.国民を信じられる安心感 19/7/21

WTWの重要な使命の一つは、一般市民には難しい(なぜなら比較検討する時間がない)、既存のメディアに対する批判だと考えています。

・改憲勢力、2/3維持出来ず。
https://www.asahi.com/articles/ASM7M5QYKM7MUTFK027.html?iref=comtop_8_01
関連記事。立民倍増。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019072101001783.html
関連記事。枝野、野党5党派で政権選択迫る。
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q00R4M7PUTFK016.html?iref=comtop_list_pol_n01
コメント:野党が健闘して、(堕落した)自民党議員から各地で議席を奪っています。改選議席で過半数の壁を破れなかったのは残念ですが、10増は良しとしなければなりません。
それにつけても、改憲勢力が3/2に届く勢い等と、最後まで書き続けた日経とはどういう新聞社なのでしょうか。余りにも馬鹿々々しいので、WTWでは取り上げていませんが、トップの見出しが「与党が改選過半数」です。しかも別の記事で、安倍一強、変わらずと迄書いているのです。
これでは衆参両選挙の区別さえ理解できているとは思えません。しかもいまや安倍一驚の勢いは、急速に衰えているのが「現実」なのです。今回の選挙で、その下降の勢いに一層弾みがつくことも「確実」なのです。そもそも外交でも経済でも見るべきものは何もなく、逆にマイナスの効果しか出ていないのです。治安の面でも、自暴自棄のミニテロが続発しています。それは社会への不満であり、それが社会不安を醸成しているのです。
安倍打倒のマグマが日本の地下で、噴火を待って、煮えたぎり始めているのを感じます。ゆえに安倍政権は安全で安泰だと謳う日経の記事は、少なくとも悪質な印象操作だと言う事は出来ると思います。同紙を以前は購読していたけれど、当時のリベラルな空気が、今はみじんも感じられなくなったことは非常に残念です。この種の超保守系のメディアは、(結果的に)日本と国民の脚を引っ張って、何が楽しいのでしょうか。忖度すべきは国民であって、権力者ではない。そうでなければメディアには存在理由などないのです。

・重度障碍者、れいわ二名当選。
https://www.asahi.com/articles/ASM7L7H8WM7LUBUB01N.html?iref=comtop_list_pol_n02
関連記事。れいわ新選組報道を妨げる数量公平。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12578.php
コメント:これは凄い事になりました。山本太郎は、自分が当選しないことを前提にした、捨て身の賭けに打って出て、しかもその賭けに勝ったのです。それを承知で投票した国民にも賛辞を送りたい。立憲も、国民も、もはやこの2人を無視は出来ないでしょう。
ところが日経は、これが既存の野党への不信を表していると書いているのだから、あいた口がふさがりません。現象の本質を見誤るというより、もはや捻じ曲げるにも、限度というものがあります。そもそも山本太郎の政権放送だって見ているかどうか怪しいものです。「彼の主張に共感したから」国民はれいわに投票したのです。それが「比例投票」なのです。
国民は福祉政策に冷淡な安倍政権に嫌気がさしたから、れいわに投票したのであって、既存野党が嫌だから、れいわに投票したわけではないのです。その大前提を自社の都合で無視をする。そういう記事を書く新聞記者の知能程度を疑います。第二産経に堕した日経に、いかなる存在理由があるのか、浅学菲才の私には分かりかねる次第です。

・秋葉原で沸き起こる、安倍辞めろコール。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072000570&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:ここにこそ国民の声があります。ところが某NHKはその様子を「一切」報道していません。TV画面に映し出されるのは「熱弁を振るう」首相のアップ画像だけ。な二やらヒットラーの演説を彷彿とさせるシーンだけです。その場で群衆をとり囲んでいるのは警官隊だけではないのです。小池報道局長もその一人なのです。しかもNHK内部にも(安部と小池)辞めろコールが、少しずつ積み上がってきていることを、ひしひしと感じています。NHKの民営化の前に(造反による)民主化を、何としても実現させたいものです。



1482.参院選の総括 19/7/23

今回の参院選。自民党が過半数を取ったから、自民党の勝利なのだそうです。自民党の「全て」の政策を国民が認めたという(安倍首相の)理解らしい。この選挙で(参院選なのに)過半数になったので、これからも与党(正確には自民党)が好きなように政治を動かすと、池上の番組で、二階が(いつもの仏頂面で、しかもいつものカクゼツの悪さで)豪語していました。

そこで私は完全に(我慢袋の緒が)切れました。二階は安倍四選を言い出しています。たしか二階は、ごく最近、菅をポスト安倍に押していたはずです。それを自分に都合よく、キレイさっぱり忘れて、安倍4選を言い出したのです。最早人間として一番大事なところで変調を来している(ネジが抜け落ちている)としか思えません。暴言は自民党議員の十八番(おはこ)ではあるにしても、二階は自民党にとってさえ、政党の信用の脚を引っ張る、マイナスの存在でしかないのではないでしょうか。

風見鶏の政治屋からごう慢さを取れば、後には何も残りません。政治的信念=特に民主主義、とも恒心とも無縁のようです。しかも首相への野心さえ見え隠れしています。ちみに林議員の対応も全く大人気のないもので、到底大臣の器とは思えませんでした。

この選挙で、国民は全面的に自民党を支持し、政治を自民党に預けたことになるのでしょうか。自民党政治と安倍政権には批判的な国民の意志は無視していいと、憲法の何処に書いてあるのでしょうか。しかも政権に批判的な国民の方が数の上では多いのです。25%の自民党支持者が、残り75%の運命を自由にして良いというのでは、多数決の原則さえも、踏みにじっているのです。

少しでも正確に民意を選挙結果に反映させるためには、一人区では有権者の過半数を取れなければ、上位2名の決選投票にする。複数選挙区では人数割りの有権者数(投票数ではない)数を確保できない場合は、上位で再度投票を行うなど、慎重に「民意を測定する」誠実さ=民主主義への敬意、があってしかるべきなのです。なぜなら選挙しか、政治に民意を反映させる方法が、国民にはないからなのです。

また投票はマルバツ式の方が、間違いや無効票が少なくなり、民意を正確に反映できるようになります。しかもマルだけの評価ではなく、バツをつけられた議員は投票から一定割合唖を引くことも考えるべきです。20人が賛成しても、10人が反対票を投じたら、有効投票は10人(例えば)にするべきなのです。適当な候補者がいないに丸が付けば、全員から割り引くことになります。

そもそも議員定数を増やす等という、行革から見れば真逆の暴挙にとどまらず、特定枠(必ず当選とはどういうことか、選挙権を否定)などという、自民党の北陸と四国の議員救済を目的にしたお手盛りシステムまで強引に導入した挙句、それでも議席を減らし、得票数を大きく減らしたのは何処の政党だったでしょうか。

しかも呆れたことに、7/22の午後、NHKで取ってつけたように首相の会見が行われました。NHKは何処までも安倍首相について行く決心でもしているかのようです。そもそもN国(NHK批判政党)に、1名といえども議員が当選したことを、NHKはどう考えているのでしょうか。官邸からの圧力として、百歩譲っても、この会見が首相としてではなく、自民党総裁としての発言なら、各党代表にも同じ機会を与えなければ、不公平だし、また首相としてなら、選挙の後に自党を代表してコメントするのは筋が違うでしょう。

安倍首相は、自民党が負けたという印象を少しでも残すのは得策ではないと考えたのでしょう。だからNHKにねじ込んで、言い訳の時間を強引に作らせたとしか思えないのです。無論、彼は「国民の誤解を解く為だ」と言うでしょう。でもそこには(特に自民党では)ありふれた、失敗でも、認めなければ失敗にはならないという常とう手段が見え隠れしています。しかし考えれば分かるように、このやり方は、民主的な議会政治とは全く相いれないものです。大本営(官邸)発表がいつも正しいと言っているのと変わらないからです。

安倍首相のことだから、選挙で、改憲は必要ないという国民の審判が下ったとは、口が裂けても言わないでしょう。逆に彼は、改憲に賛成する議員を勧誘して2/3に持って行くとこともなげに言い放っています。参院選で国民が示した改憲反対の民意を「完全」に無視して、そんなものは自分の力でどうにでもなると開き直ってみせました。国民の意志より、自分の意志の方が優先すると言ったのです。

常識で考えても、嘘と欺瞞で政治を進める政府に丸投げする事で、良いことは何一つないのです。財政改善、雇用の不均衡、年金、社会保障の事実上の削減は言うまでもありません。全てを次世代にしわ寄せし、自分がツケを払うつもりは全くないのです。明るい未来を創るという政治本来の役割は何処かへ飛んで行ってしまったようです。

こうなると与党議員は、極端な表現で申し訳ないが、国民の体に寄生して、生き血(税金)を吸う害虫のようにさえ思えてくるのです。そのような歪んだ政治の構図が定着し、継続することが、政治の安定だというのなら、そんな安定はいらないのです。士農工商の江戸時代ではあるまいし、経済的な格差からは、日本の進歩も繁栄も生まれないのです。身分制度は民主主義とは相いれない概念なのです。

池上の番組は5時間もあるので、私は録画で見ました。余談ですが、歌が上手なのは山本一太と山東昭子でした。池上との短い質疑では、二階や林との会話に注目しました。痛いところを突かれた二階と林が、しどろもどろで、しかも色を成して筋の通らない反論をする姿勢に、良い印象を持った国民はいなかったと思います。彼らは自分達の傲慢さがどれだけ国民を不快にしたのかさえ、気が付いていないようです。それは結果的に自民党の脚を引っ張ることになるのです。こうなると衆院選が楽しみになってきます。でも五輪を控えているので、解散はその後(来年末)だと見込んでいます。それまで(命があれば)精いっぱい野党を応援する覚悟です。

いささか賞味期限切れの印象のある田原総一朗の後任には、池上しかないような気もしますが、今一つ確信が持てません。林修は政治には全く関心はなさそうです。池上の特番では、画面の隅に、池上の痛烈な本音がテロップで流れていたことに気が付いた国民(この場合は視聴者)も多かったのではないでしょうか。

関連記事。九条守る、決意の一票。東京社説。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019072202000261.html
関連記事。全議席確定。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019072202000321.html
関連記事。立憲・維新が伸長。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/3271.php
関連記事。自民が比例区の得票数、大きく減らす。国政選挙で過去最低。
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q2SX4M7QUTFK003.html
関連記事。有名人候補、相次ぎ討ち死に。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000017-ykf-soci
関連記事。自民党の漫画候補とパチンコ候補。
https://news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20190722-00135187/
関連記事。菅に応援要請殺到。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190722-00000019-pseven-soci
関連記事。岸田派、現職4人破れる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000534-san-pol
関連記事。公明は改憲に距離。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000103-asahi-pol
関連記事。令和、N国の票は何処から来たのか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000010-jct-soci
関連記事。視聴者向き仕事して。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019072202000309.html
関連記事。れいわ、左派ポピュリズムの衝撃。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidosatoru/20190722-00135238/
関連記事。れいわ、非常識の前評判が一転。
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q558PM7QUTFK00V.html?iref=comtop_8_01
関連記事。志位、れいわと協力関係強めたい。
https://www.47news.jp/politics/2019san/3802236.html
関連記事。政権交代可能な民主主義は、善戦した立憲が鍵。
https://diamond.jp/articles/-/209448
関連記事。安部政権にひれ伏すマスコミ幹部は矜持を取り戻せ。小林節。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190722-00197513-hbolz-soci
関連記事。参院選の無効求めて一斉提訴。一票の格差。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6330896
関連記事。下層階級、転落の不安。自分もいずれは。
https://www.asahi.com/articles/ASM7D41VPM7DUPQJ00G.html?iref=comtop_favorite_01
コメント:だから政治を変えなければならないのです。




1483.改憲派の敗退と、首都圏の新たな息吹 19/7/24

7/22のBSTBSの1930で亀井静香が、今回の選挙で改憲の発議に必要な2/3の議席を確保できなかったから、自民党にとってこの選挙は負けを意味すると言っていました。私もその通りだと思います。百歩譲って消費増税は強行できたにせよ、国民は明確に改憲議論にノーを突きつけたのです。ところが保守系のメディアは与党が過半数だったので、与党(全部)が支持されたと書き立てました。しかも「れいわが躍進したのは、(政権への批判ではなくて)野党に不満があったからだ」と迄書いたのです。記者は一体どのツラ下げて、記事を書いているのか、顔が見たくなりました。

しかも選挙の翌日、事もあろうにNHKの特別枠を取って、安倍首相は参院選の「勝利宣言」を行いました。自民党党首としての意見を、首相の立場で発言したのです(馬鹿よ貴方は)。こんなことは自分自身を含めて、現職の首相は誰もやったことがない。謝罪会見なら未だ分かります。加担するNHKもNHKです。

そこで、安倍晋三は何を語ったのか。改憲勢力が2/3に達しなかったのは、「国民が憲法の議論を押し進める事を望んでいるからだ」と言い放ったのです。一体どこからこんな屁理屈が飛び出すのか。絶対に負けは認めたくないという気持ちしか伝わってこないのです。いつもの、子供だましの(国民を馬鹿にしする)ロジックです。
関連記事。議論を、それが国民の審判。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019072302000150.html

しかも殆ど誰もこの「異常」な演説を批判しようともしていません。それがもっとも恐ろしいのです。自分勝手な屁理屈を並べ立て、自らの言葉に酔う。それはアドルフ・ヒトラーそのものです。日本版トランプなら我慢も出来ても、(侵略)戦争で大きな犠牲を強いられ、310万人の命を失った日本人が(世界でも)絶対に我慢できないものが「日本版ヒトラー」です。政治的な狂人から、身命を賭して国民を守る。それが戦後世代に課せられた最後の、そして最も重要な使命になりつつあるのです。

安倍首相が警官隊に演説会を守らせる意味が分かりました。暴徒から身を守る為ではなく、「国民」から身を守る為だったのです。そう言えば、ヒトラーも根は小心であったと伝えられています。そこに見えているのは、まさに「滑稽な独裁者」の姿なのです。
関連記事。改憲、反対が賛成上回る。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201907/CK2019072302000143.html
関連記事。首相に望む政策。社会保障38%。憲法改正3%。
https://www.asahi.com/articles/ASM7R33WZM7RUZPS001.html?iref=pc_extlink
関連記事。支持政党なしの過半数が立民に。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201907/CK2019072302000163.html
関連記事。自民支持、有権者の2割なのに議席は5割。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019072302000149.html
関連記事。新たな息吹、首都圏から。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019072302000173.html
関連記事。政党交付金、れいわ6700万円。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6331000
コメント:ところが、既に4億円も寄付金が集まっているのです。

ところで御存じとは思いますが、「NHKから国民を守る党」の主張は、スクランブル、即ち契約者だけが放送を見られるシステムです。これは実に筋が通った話で、私は大賛成です。放送を見てもいないのに、古い受像機があるだけでも、料金を強制的に徴収される。外国では絶対に通用しない理屈です。

憲法違反の違法行為であるばかりでなく、そこで優先的に流される、即ち半強制的に見せられるのが、首相の演説(7/22の午後の意味不明の首相会見を見よ。国民が憲法の議論を望んだ結果とはフェイクニュースそのものではないか)というのでは、国民は堪ったものではないのです。

報道の自由度が低い国に「認定」されているのも、この歪んだ公共放送が一役も二役も買っているのです。N国の躍進の為なら、寄付集めの後押しをしたいくらいです。その結果、(もし)今後NHKに無駄な料金を払わずに済むようになったら安いものだと思います。
関連記事。N国に投票。68%は男性。
https://www.asahi.com/articles/ASM7R4JTTM7RUZPS008.html?iref=comtop_8_01
コメント:しかも全ての年代にまたがって平均的に支持されているのです。正直、まさかの当選ではあるけれど、たった一人でもえ、国民によるNHK批判の明瞭な意思表示であることに変りはありません。それが具体的な形でNHKののど元に突きつけられたのです。
関連記事。総務相は反対。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6330967
コメント:定期的に、しかも強制的に安倍首相のアップだけを見せられる国民の身にもなってみよ。しかも費用は首相や政府の広報費用ではなく、国民が負担している。これほど国民を馬鹿にした話はないでしょう。自民党を支持している有権者は2割しかいないというのに。



・山本太郎は放送禁止物体だった。
https://www.asahi.com/articles/ASM7T6SJMM7TUTFK01P.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。消費税5%なら共闘。野党連携。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019072602000292.html
コメント:衆院選があれば当選確実です。これから仲間も増えるでしょう。ためしに演説会をやってみればいいのです。



1484.1憶総火の玉を強制する、迷惑な五輪教 19/7/24

・首都高一部で入り口閉鎖。渋滞対策テスト。
https://www.asahi.com/articles/ASM7R7V04M7RUTIL05M.html?iref=comtop_8_03
コメント:そこまでやる必要があるのでしょうか。首都高の入り口閉鎖だけでなく、一般道(世田谷通りや環七)でも信号の青を時間を短くするなどの調整が実施されています。しかも今日(と一日おいて金曜日に)、この実験が行われることを知らないドライバーが多く、混乱と渋滞が起きていると(NHKとしては珍しく)批判的に報道しています。こういう行政のやり方には危険な要素(一億総火の玉、反対する者は非国民)があります。体育祭よりも国民の生活の方が優先でしょう。それにオリンピックはいつ国定「宗教」になったのか。まさに戦争犯罪者の子孫が考えそうなことです。ところで五輪と直接関係はないが、首相は岸姓に改名してはいかがですか。今の様子を見れば、平和主義だった安倍晋太郎(実父)がお墓の中で泣くことでしょう。




1485.吉本の問題の本質は、ブラック企業より、闇社会とのつながり 19/7/24-26

・吉本社長の的外れ会見が与えた強烈な不信感。
https://toyokeizai.net/articles/-/293688
関連記事。閉鎖的組織の王様の時代錯誤。
https://diamond.jp/articles/-/209532
関連記事。吉本反社問題、閣僚から批判。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072300998&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:現社長はダウンタウンの元マネージャーで「がきの使い」にも出演。松本人志は、(世話をした)岡本は見捨てたが、(世話になった)山崎会長は徹底的に弁護しています。このままいけばダウンタウンも共倒れでしょう。特に論客を自認する松本にとっては正念場です。ここは率直に反旗を翻した加藤浩次の方を評価したい。他の芸人も続々後に続いています。ここまでくれば、会長、社長が辞任しない限り、この問題は終息しないでしょう。何故なら吉本というだけで、既に寄席で芸人が受けなくなっているからです。芸人にとって、所属会社の印象が死活問題になってきているのです。

・芸能人が政治を語るには勇気がいる。集団的自衛権で。石田純一。
https://www.asahi.com/articles/ASM7J63Y0M7JUCVL03F.html?iref=comtop_8_08
コメント:その通りです。しかもまともな芸能人には、意識と知性の高い革新派が多いのです。


・吉本、経営アドバイザリー委員会設置。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072500972&g=soc
関連記事。吉本自身の反社との関わりを反省で済ませていいのか。フジTVの吉本擁護。
https://diamond.jp/articles/-/209758
コメント:紳助は、頼みもしないのに、のこのこ出てきて、筋違いの口をきくべきではありません。契約書がないことは、いくらでもピンハネが出来るから、言い逃れは出来ません。週刊誌が闇社会とのつながりを暴けば、会長といえども、絶対に責任から逃れる事は出来ません。暴力団への利益供与となれば、刑事罰もあり得ます。この機会に厳密な税務監査を要求したい。芸能事務所が済んだら、TV局の会計監査(使途不明金の調査)も必要だと思います。


・宮迫の処分撤回の撤回。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6331348
関連記事。デーブ・スペクター、芸能界を語る。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2019/07/post-12626.php
関連記事。芸能事務所とテレビ局は共同体のままでいいのか。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12623.php
コメント:問題のパーティーには吉本の社員4名も参加していたのだから、会社自体が裏社会とつながっていることになり、反省の一言で済まさせられるものではありません。吉本は芸人を裁くより、自分が裁かれる立場なのです。
AVなどもあり、風俗にも最も近い業界です。しかも芸人は当たれば一攫千金。なので(特に女子にとって)危険極まりない業界です。そして金の動きは極めて不明瞭。どこに金が流れていてもおかしくない。だから犯罪の温床にもなりやすい。今回、検察は芸能界の活動のすべてにメスを入れて、膿を出すべきなのです



1486.無差別殺人では何故を問え 19/7/24-26

・京アニ放火。数人に直接ガソリンを浴びせる。
https://www.asahi.com/articles/ASM7R4KGFM7RPTIL01J.html?iref=comtop_8_02
コメント:その時、自分にもガソリンが掛かったから火傷して、自業自得と言えばそれまでです。しかも狂人の理屈(某代表者を含む)は理解できないかもしれないが、それでもなお国費で手術代を負担してでも、犯人を何とか生き延びさせ、何がそうさせたかを聞き出す必要があるのです。それしか、今年になって続発しているミニテロの連鎖を断ち切る方法はないのです。大分前の相模原やまゆり園事件(いまだに判決が出ていない。オウムではあっさり大量処刑したのに。周到に用意したこの犯人が、精神鑑定で無罪になるのなら、誰も納得はしないでしょう。何よりも、障碍者は人間ではないと言った時点で本人が鬼畜なのです)もそうだが、一狂人の発作的な犯行で終わらせたいのが(仮に)政権の意向であったにしても、国民は、不慮の犯罪から身を守るために、犯罪の背景の情報が必要なのです。
関連記事。無差別殺人は無くならないという常識に、戦いを挑む高校生たち。米国。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12584.php


・京アニ容疑者、夢は大金持ち。
https://www.asahi.com/articles/ASM7T4RSSM7TPTIL01B.html?iref=comtop_8_01
コメント:だからこそ、何が凶行に至らせたのかを、事細かく調べなければならないのです。社会環境と、精神状態の両面でです。小太りのテレビゲームオタク(失礼)が、皆自暴自棄に走るわけではなく、ひきこもりや自閉症が、全員任犯罪者予備軍でもないのです。一線を越える者には、なにか全く別の共通するファクターがあるはずです。政治がその要素、または因子と正面から向き合わない限り、同種の事件は増える事はあっても、減ることはないような気がします。米国の銃乱射と、日本での刃物三昧。無差別殺傷事件としては同じものではないのか。
社会への不満や、模倣犯を恐れて、政府が臭いものに蓋をしようとすることは許されないのです。動機不明では、亡くなった人達が余りに気の毒です。しかも安倍首相は守る警察はなんでこういう時(市民を守るべき時)には、途端に無力になるのでしょうか。
事前に京アニから警察に通報があったという情報もありました。でもその後、一切それについては、警察も京アニも口を噤んでいます。事前に何らかの予兆があったことを認めてしまえば、京アニのトップも、警察も、立場がなくなるからでしょう。記者のインタビュー時の社長の挙動に不自然さを感じたのは私だけではないはずです。来週の週刊誌を全部チェックする予定です。



1487.N国に過剰な期待は禁物 19/7/25-26

・N国。NHK,民意の一つ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6331116
関連記事。N国、NHKぶっ壊す。
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q76BNM7QUTIL05S.html?iref=comtop_8_06
コメント:極めて残念なことに政治理念がない。安倍政権に嫌気がさした国民の空気の流れに乗って、偶然当選しただけのようです。それくらいなら山本太郎を当選させたかった。主張が明確な「れいわ」と違って、野党も相手にはしにくいでしょう。そもそも改憲に反対でさえないのです。これでは台風の目には到底なれそうもありません。迷走して、いずれ自民党に吸収される可能性も捨てきれません。私が自民党なら委員会の席でもちらつかせて、勧誘します。そうすれば2/3までにあと3人になるからです。
国民のNHKの不買運動(NHK撃退シール)の主原因は、スクランブルをやらないからではありません。民意からも、民主主義からも離れて、安倍首相の宣伝マンになっているからなのです。反NHKの最終目標はNHKの民営化なのです。NHKは、そうした国民の批判が嫌なら、官邸広報室と名前を変えるべきなのです。但しそうすれば、ますます誰も視聴料は払わなくなると思いますが。



・丸山がN国と合体か。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072500936&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:食わせ物同士、どうぞご自由に。ついでに石崎もおまけにつける。しかし丸山・石崎に議員を続ける資格はありません。


・N国、一人では総務委員会にもいけない、NHKに質問することも出来ない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00010029-abema-pol
関連記事。渡辺喜美も参加か。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00010011-fnnprimev-pol
コメント:理屈は分からないでもない。でも目的の為に手段を択ばすというのは如何なものか。まともな野党と会派を組むよう努力するのが筋でしょう。国民の知る権利(=民主主義)を守るために働くという、崇高な大義まで捨ててしまったらおしまいです。北方領土を戦争で取り戻せというのは民意ではありません。下手な野合は逆に国民の信頼を裏切ることになります。今後は憲法を順守し、国民と民主主義の為に骨身を惜しまないという誓約文は最低限必要でしょう。とはいえこのN国の捨て身のしぶとさは、きれい事ばかりの(そのくせ民意から遠い)野党が見習うべき点かもしれません。



1488.自民分裂の予感 19/7/25

・広島選挙区で、岸田派と官邸に深い怨念残る。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190724-00000017-pseven-soci
関連記事。自民党の派閥別当選者数。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072401099&g=pol
関連記事。首相演説に疑問の声も。
https://www.asahi.com/articles/ASM7R4W0TM7RUTFK00H.html?iref=comtop_favorite_03
コメント:岸田派が負けたのは残念ですが、安倍・菅が広島で人気というのもおかしな話です。いっそ自民党はこの際、分裂してくれないものでしょうか。黒を白と言いくるめるだけしか脳のない独裁政治に、国民はもううんざりし、飽き飽きしているのです。そうではないと言うのなら、街行く人々に、「あなたは積極的に安倍政権を支持しますか」と聞いてみればいいのです。他に適当な政党がないからと多くの人が答えるでしょう。という事は有権者の25%と言われる有権者でさえ、本当ももっとずっと少ないのです。しかもポスト安倍に菅とは、冗談にもほどがあります。安倍よりましだという証拠は何処にも「ない」のです。ヒトラーからメフィストフェレスへのバトンタッチなど、21世紀の悪夢です。

・誰が得の議論ばかりの税金。無駄遣いは思考停止。
https://www.asahi.com/articles/ASM7L6HJ0M7LUPQJ014.html?iref=comtop_list_pol_n03
関連記事。女性非正規の半分がワーキング・プアという、令和日本の悲惨な実態。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12610.php
コメント:安倍政権が「外交」にどんだけ税金を使ったのかを、政府は国民に示す「義務」があります。税金にも決算はあり、しかもそれは(極めて分かりにくい形で)公表されているはずです。それを分析して、国民に分かりやすく解説することこそ、メディアの仕事なのです。ところでアベニミクスを日t湖で言えば、デフレ(全国民)でバブル(高額所得者のみ)です。

・参院選の欠陥。かすむ民意。
https://www.asahi.com/articles/ASM7R6QMZM7RUTIL04W.html?iref=comtop_list_pol_n05
コメント:中選挙区(数県単位)と全国区(比例代表)だけにすべきです。参院は地域性を考慮するべき組織ではないからです。だから人数も少ないのです。増員ももってのほかです。参院迄衆愚政治になってしまったら存在価値がないのです。ところで道州制の議論は何処に行ってしまったのでしょうか。




1489.金髪のオランウータン 19/7/25

英国の与党がトランプの偽物を党首に選びました。米英の民主主義が、ともに大衆迎合に堕して、民主主義の理念を喪失し、政治のバランス感覚が根底から崩れています。英米両国に見られる、自国さえ良ければといいという自国第一主義が、他国との間で摩擦を起こすのは時間の問題と言いたいところだが、既に米中で貿易摩擦が起きており、しかもそれが発火点に近づいているのです。無論そこでは中国も充分に悪いのです。
関連記事。労働党がEU残留を支持。
https://www.afpbb.com/articles/-/3234457
関連記事。ブレグジットの現状。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20190330-00120203/
関連記事。合意なき離脱は愚かさに包まれた狂気。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56734
関連記事。イギリスのトランプが首相に、アメリカからお悔やみが殺到。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12613.php
コメント:ならば日本にもお悔やみを頂きたい。何しろ事実でさえないのに、安倍首相が選挙の勝利宣言を(NHKを使って)するような国なのですから。

日本の政府が、言葉通り、全方位外交を目指すのであれば、いまこそ、日本は米国の支配から離れて、侵略をしないし、されもしない国を志向しなければなりません。そのためには国連の立て直しに力を傾けるべきなのです。そうすることで、自由陣営の屈指のパワーになれるのです。覇権主義の大国と手を切って、世界中の民主主義の国と市民を味方にすることで、初めてそれが可能になるのです。それが日本主導で理想的な世界を築くための第一歩です。いま日本が目標にするべきは、国連の復権と大国の拒否権の停止なのです。
関連記事。ソーダストリームが開くユダヤ・パレスチナの未来。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/post-12612.php



1490.政権が隠したいことは何か 19/7/26

情報収集に5時間。読むのは10分。虚しい気がしないでもないが、国民が知るべき情報が、(TVや新聞報道の陰に)埋もれてしまうよりは、遥かにましだと思っています。たとえまとめサイトのまとめサイトに過ぎなくとも、せめて読者の時間節約の役に立ってくれることを願っています。

・マスコミが芸能ネタやスキャンダルを執拗に報道している時は気をつけよ。裏で国民に知られたくないことが起きている。故竹村健一。
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190725-21215626-techinq
コメント:ジャニーズと吉本です。首相が一番、隠したいことと言えば、トランプとの密約でしょう。そしてモリカケ問題、解散総選挙(噂がもう出ている)、デフレとバブルの同時進行でしょう。カリタス学園と京アニの無差別殺人が代表する世相の悪化、人心の荒廃もあります。しかも無差別殺傷事件について、政府は固く口を閉ざし、一切のコメントを拒否しています。でもそれで(文部省の文書と同様に)事件を無かったことには出来ないのです。