「WTWオピニオン」
【第90巻の内容】
「独裁の地獄、五輪の地獄」
「森友、不起訴」
「誰のための国防軍か」
「N国に御用心」
「終戦記念日に」
「有権者は間違える」
「総幼児化と精神の荒廃」
「念願が叶った宮崎文夫」
「自衛隊の米軍化」
「心と人生のコンサルを」
1501.独裁の地獄、五輪の地獄 19/8/6
・焼き場に立つ少年、ローマ法王も注目。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00010002-nishinpc-soci
コメント:この写真を国民は一度は見ておくべきです。「火垂るの墓」の実写版です。
・灼熱地獄。五輪の建設現場。持続可能な五輪とは言えまい。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6332359
コメント:石原慎太郎、森喜朗、安倍晋三、小池ゆり子は、一度は灼熱の現場を体験するべきだと思います。なにがバラ色の五輪ですか。無理の上に無理を重ね、道理も、天文学的な費用も蹴散らして強行しているのは、単なるスポーツの祭典に過ぎないのです。一度決めたら、一億総火の玉でしゃにむに進む。その姿は太平洋戦争当時の日本と少しも変わらない。大本営発表の片棒を担ぐNHKもNHKですが、国威発揚が最重要というは、戦前の全体主義そのものです。
・防衛予算、最大の5.3兆円。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48248150V00C19A8MM8000/
コメント:推しも押されもせぬ軍事大国です。だから安倍首相は憲法を変えてでも、統帥権を握りたいのでしょう。税金で買ってあげるので、晋三坊やは自宅でおとなしく戦車の玩具で遊んでいていただきたい。危険極まりない軍事力を、国家主義の個人に預けるなど、あってはならないことなのです。
・万能川柳。
https://mainichi.jp/articles/20190806/ddm/003/040/042000c
コメント:野球場やじ排除なら客いない。特高化した警察など、国民にとって無用の存在です。
・五輪中の首都高値上げ千円。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48876390S9A820C1CR8000/
コメント:戦時中のような、一億総火の玉ですか。常識の歯止めが全く効いていません。国民の生活が優先であって、今の政府の姿勢は五輪全体主義です。
1502.森友、不起訴 19/8/11-15
・佐川不起訴。森友捜査終結。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6332795
関連記事。再び不起訴。
https://www.asahi.com/articles/ASM8274ZNM82PTIL030.html?iref=comtop_8_06
コメント:検審はなぜ起訴相当にしなかったのでしょう。一方、大阪地検は、国民の意志を反映している検査審査会の判断をどう思っているのか。本人も認めている公文書の改ざんがなぜ罪に問われないのか。大阪地検は、職責を全うする気がないのであれば、総辞職するべきではないのか。一方で、今回はNHKの報道はかなり「まし」でした。というのは、大阪地検は「政治から圧力があったかどうかについては言明を避けた」と明確に指摘していたからです。
検査審査会は不起訴不当ではなく、政治からの圧力の疑義について、別の角度から再度起訴を提案するべきだと思います。なんといっても、大多数の国民が、本件は黒だと確信しているのです。地検が、何があっても佐川らはシロだと言い張るのであれば、なぜそういう判断を下したのかを、具体的に、また分かりやすく国民に説明する必要があります。なぜなら、検察は、「社会正義を守るために、国民が付託」している組織だからです。
・森友捜査終結。幕引きも忖度か。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019081402000154.html
コメント:では籠池はどうするのか。民間人だから厳罰、収監では筋が通らない。
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503.誰のための国防軍か 19/8/13
「敗戦記念日」が近づいています。そこでWTWは再度訴えます。自衛隊を国防軍と改称する、安倍首相の改憲案は、その意図が戦前の日本主義と通じるので、心ある国民は反対の態度を貫いてほしいという事です。
8/12にNHKが、日本が戦争を始める前の10年で、いかに「自由」が失われたかを、最近発見された右翼のメディア、日本新聞を取り上げ、説明していました。同新聞は国粋主義を掲げ、意に沿わない者を売国、非国民と繰り返し攻撃しました。日本新聞がもう一つ激しく攻撃したものが議会政治です。当時、議会は軍を抑えこむことに成功していました。そこで軍は日本新聞の主張に飛びついたのです。
日本新聞は浜口雄幸の軍縮条約調印は、憲法違反だと主張しました。天皇の統帥権を干犯しているからだという論拠です。日本新聞の解説者は、日本がアジアの盟主になるべきと訴え、浜口を暗殺した犯人とも事件前に会って話し合っています。岸信介とも親交がありました。
しかも浜口暗殺の1年後に日本の空気が一変します。関東軍が中国東北部を占領したのです。政治家の汚職事件が頻発し、政治家の腐敗と、国会での泥仕合が続き、国民の議会政治への失望が広がりました(今とそっくりです)。民衆は満州への侵攻に熱狂していき、国家改造を掲げるテロが続発。恐怖が言論を封殺してゆきます。そして1935年に、大正デモクラシーの自由が失われ、議会政治が終わります。
東京帝国大学の美濃部達吉は、天皇機関説の立場を取り、こう述べています。「独裁政治は一国一党の政治で政府に反対する者は即ち国賊であり、その生命すらも脅かされる。議会政治の長所は反対党に対する寛容の態度である」。
日本新聞は美濃部の学説は国の根本を乱すとして執拗に非難しました。この番組は天皇機関説を激しく攻撃した、日本新聞の過激な論客、蓑田胸喜(どこか百田を想起させます)の戦後の自死で終わっています。
NHKは、国民がどう判断すべきかは無論のこと、日本新聞をどう評価するかさえ、この番組では明らかにしていません。無論そこには,番組が材料は提供しても、それを解釈し、判断し、今後の行動に結びつけるのは国民の役割だという考え方もあることでしょう。しかしそこにはNHKの良識派による、安倍首相に忖度する社内の日本主義者、小池報道局長(=現代の蓑田)のグループへの無言の抵抗も感じ取れるのです。
NHKの「リベラリズム=自由主義」は、美濃部達吉の言葉にすべてを託したのです。安倍晋三の「独裁政治」で、国民の自由が事実上失われつつある現状へのNHKの「良識」のささやかな「警鐘」だと考えないと、番組制作者の意図を見失うことになると思います。
もう一つ、自衛隊から見て、安倍首相が主張する(首相が指揮する)国防軍になることを望むのか。それとも、これまでのように国民に愛される「国と国民の護衛隊」であり続けることを望んでいるのか。その存在を支え、そのサービスを受ける立場の国民の一人として、あなたはどうお考えになるでしょうか。
1504.N国に御用心 19/8/14
N国の登場で、安倍政権の宣伝部門と化したNHKが「反省」し、報道局が少しでも国民目線になるのなら、立花議員に払う給料など微々たるものです。
ところが当選後の立花の動き方は、国民の常識からも期待からも、余りに掛け離れた異質なものでした。国民も、所属政党も見放した、異常な価値観の石崎や丸山を取り込もうと画策しているのです。N国が政党要件を満たすために、議員数を増やしたいという目的は誰の目にも明らかですが、では政党になったらどういう政策の実現を目指すのかという段になると、これが雲をつかむような話になるのです。仮にそれが、彼がこれまで吐き散らして来たような内容だとすれば、むしろ大問題なのです。思いつき以外に定見がない。それがかれの本性ではないという確信が持てないのです。しかも当選した途端に、改憲論議に参加すると言い出した。無論自民党の気を引く為でしょう。定見がないというより、今日もの焦点が自分の権力の拡大(=自分ファースト)で、それ以外に何を考えているのか、あるいは何も考えていないのか。
しかもそういう立花を、更に「危険」な人物にしているものは、彼をはやし立てているメディアの存在です。
賢明なる読者諸兄諸姉は、彼のプロパガンダを決して真に受けないようにお願いします。それが、民意を裏切る、あるいは踏みにじる「ミニ野党」(維新で懲りていないらしい)の台頭を阻止する、国民にとっての唯一の自衛手段なのです。
なりすまし詐欺の政治家バージョンだとすれば、迷惑なだけです。
・マツコ対N国。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190813-00010019-abema-pol
コメント:共に見た目は気持ち悪いが、それでもマツコの方が、多くの国民の気持ちを代表しているように思います。国民に安倍政権の暴走を厳重に監視しなければならないので、立花のNHKに対する個人的な怨恨に付き合っている暇はないのです。これという政治理念はなく、理屈よりも、大衆の感情に訴える手法(ポピュリズム)を最大限利用しています。自民党の某政、悪政の陰に咲いた毒キノコです。喧嘩となれば、面白がってメディアが取り上げる。それを計算しているので、一層たちが悪いのです。理念と大義に訴える「れいわ」との、対極にあるのがN国なのです。
関連記事。それが国会議員のやることか。野口健。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190813-00000056-dal-ent
関連記事。ウィキペディア。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E8%8A%B1%E5%AD%9D%E5%BF%97
コメント:生活保護費の現物支給と、その見返りの労役義務を公約にしていたというだけで、議員どころか人間失格です。「売名議員(なぜか自民党の女性議員によく見られる)」以外の何者でもありません。三原じゅん子の男版と言ったところです。丸山を擁立とは、開いた口がふさがらない。目的のためには手段を選ばすだが、有権者は誰もそんなことは望んでいません。ところでNHKは国民の手で「改心」させます。(いつ手の平を返すか分からないような)不誠実な立花の手は必要ないのです。彼の存在は「無視」するのが一番です。メディアが取り上げれば取り上げるだけ、知名度が上がり、立花の思うつぼになるか
1505.終戦記念日に 19/8/15-16
お早うございます。終戦記念日です。
関連記事。戦争には勝者も敗者もない。亀井静香。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1413
関連記事。千鳥ヶ淵で平和祈願式典。超宗派で。
https://www.asahi.com/articles/ASM8G51VYM8GUTIL020.html?iref=comtop_list_nat_n04
関連記事。上皇元側近。A級戦犯合祀。靖国参拝できる状況でない。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019081402000144.html
関連記事。被爆者の声、なぜ首相に届かない。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019081402000153.html
コメント:聞こうとしないからです。
・文大統領は徴用工にお金を渡せ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190814-00013265-bunshun-int
関連記事。米、徴用工で日本に理解。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190814-00000080-jij-pol
関連記事。日本政府、強気崩さず。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019081200493&g=pol
コメント:韓国は国としての体裁をなしていません。そもそも、個人の請求権は妨げないという判断を両政府がした時点で、話は完全におかしくなっているのです。なぜ徴用工の賠償金が韓国の政府に行き、本人たちの手に渡らないのか。二重構造にしないで、個人の賠償請求権だけの方が分かりやすい。論理的には、個人対企業の賠償訴訟に、両国政府が介入するのもおかしいのです。またこれは韓国の裁判所が判断するのではなく、国際司法裁判所が扱うべきでしょう。
一方、満州にいた日本人の家族は、戦争でほぼ全財産を失いました。在韓の日本人も同じでしょう。悪いのは戦争です。だから戦争は二度とお断りなのです。ところが、国防軍を作りたいから。憲法を変えたいと安倍首相が無茶苦茶を言い出しており、そのあまりの無知と不見識には、お前さんに戦争の何が分かるのかと、面と向かって言いたくなります。
ついでに言えば、この時期の不自由展は、日本の国民の神経を逆なでするだけで、両国にとって何の利益にもならないのです。定見も信念もない津田の考えは、あまりにも浅く、偏狭だったと思わざるを得ないのです。しかも慰安婦像の問題は、「検閲の問題」ではなく、(両国の)国民感情の問題なのです。
関連記事。東浩紀が不自由展の助言役辞任。
https://mainichi.jp/articles/20190814/k00/00m/040/238000c
真の自由とは、命がけで守るべき、人間にとって最も重要な権利の一つであって、今度の騒動を検閲で片付けるような人たちの言うような、浅薄なものではありません。もっと言えば、「日本の展覧会」で、「日本における」表現の不自由を訴えたければ、まずは外交問題などとごちゃごちゃにならない作品に限定すべきだったのです。そうすることで、主宰者の(反権力の)意図はより明確になり、検閲の抗議に筋が通ったことでしょう。
いずれにしても、少女像を含めて、作家自身には責任がなく、「安易に」少女像を並べた主宰者側に責任があるのです。ちなみに話が一層こじれて、慰安婦に何らかの追加の補償を行うことに、(仮に)なった場合は、「日本の」従軍慰安婦にも、日本政府はきちんと補償を行うべきなのです。
もはや精神の均衡が失われたかのような文は、慰安婦問題を国際社会に拡散していくと息巻いています。ならば今なお日本で献金を巻き上げては、巨額を韓国に送金させている統一教会の問題(集団結婚という名前の現代の慰安婦あるいは性奴隷の問題。しかも犠牲者は日本人女性)を、日本政府が取り上げて、国として精査するべきなのです。安倍首相には同教会との間に腐れ縁があるとの噂もあるので、ここは野党の有田議員の出番でしょう。
・追悼式のおことば。深い反省踏襲。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48574440V10C19A8MM0000/
コメント:結構と存じます。
・首相、今年も加害触れず。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201908/CK2019081502000272.html
・生き地獄だったシベリア抑留。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6333418
・引き上げ船の中の朧月夜。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019081502000137.html
・戦争を知らなくても語り継ぐことは出来る。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1415
・東条英機はなぜ石原莞爾より優遇されたのか。天才を潰し、秀才を重用した日本型組織の末路。
https://toyokeizai.net/articles/-/296225
・トランプが、文と安倍のなまった英語を物まね。
https://www.asahi.com/articles/ASM8H34B3M8HUHBI00J.html?iref=comtop_8_07
コメント:安倍晋三さん、これがあなたの義理のお兄さんの、あなたの偽らざる評価です。礼儀も知らず、教養もない、お猿さんです。
・文、日本に対話呼びかけ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190815-00000546-san-kr
・全閣僚、靖国参拝見送り。
https://www.47news.jp/news/3887610.html
コメント:しかし萩生田も進次郎(通称政界のというより自民党のプリンス)も参拝。
・丸山議員に怒り禁じ得ない。
https://www.asahi.com/articles/ASM8H5VYBM8HIIPE01G.html?iref=comtop_8_05
・B29の墜落供養。三重。
https://www.47news.jp/news/3887590.html
1506.有権者は間違える 19/8/17
有権者も人間です。だから間違いも犯す。石崎、丸山、そして今度は立花。彼らは自分達が国民の味方であるかのように装って当選した。でもそれは嘘だったのです。明らかになったのは、その卑しい品性とレベルの低い人間性でした。これは国民相手の悪質なオレオレオ詐欺でもあります。党全体、政権全体でそれをやっているのが、いうまでもなく自民党です。
しかも彼らは、反省するどころか、特権を使って、自分からは絶対にやめない。どんなスキャンダルがあっても、批判されても、議員どころか大臣も辞めない。
ならばせめて国民は、彼らを厳重な監視下に置くしかないのです。国民の多くが、その存在を忘れても、(21世紀の語り部の)WTWだけは、決して忘れることはないでしょう。
関連記事。メディアはN国の取り上げ方よく考えて。炎上商法。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6333548
・米学生の6割、アメリカはもはや正義ではない。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/08/6-52.php
関連記事。パックンの国際情勢。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/08/6-52.php
コメント:トランプと安倍の共通点。先天的虚言癖と誇大妄想。
1507.総幼児化と精神の荒廃 19/8/18
国民には徹底的に威張り散らす(ですます調でも、内容はため口そのもの=慇懃無礼)。同じ者がトランプには靴の裏を舐めんばかり。日本全体が暴君ネロのトランプにひれ伏したかのように思える。弱い者には傲慢で、強い者には卑屈、しかも大人の分別はない。そういう人を、私たちはどうやったら尊敬できるのでしょうか。教えて下さい、晋三さん。
関連記事。森友問題捜査終結。最強の特捜部、今や影も形もなし。
https://diamond.jp/articles/-/212069
・あおり運転宮崎、女性監禁で逮捕歴。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190817-00013437-bunshun-soci
関連記事。外車やルイ・ヴィトン好きで、すぐ切れる。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190817-00000021-sasahi-soci
コメント:スポイルされた典型的なダメ餓鬼。ハゲラッチョ(失礼)で被害妄想。我慢が出来ず、人としてお粗末だから、やることなすこと旨くいかない。その結果の自暴自棄。そしてすべてを他人と社会のせいにする。この歪んだ精神状況は、無差別殺人鬼のそれとも共通しています。年収300万で暮らしている人間にとって、見たくもない光景でしょう。
抜けきらない幼児性、あまりも弱い精神力。しかも情けないことに、この幼児性が日米の政治指導者にも見られます。結論から先に言えば、こういう精神の弱い人たちには、特効薬があります。それはスポーツで己を鍛える事です。但しここで言うスポーツにゴルフは含まれません。自分に甘くても、同伴者には分からないからです。それでも駄目なら、戸塚ヨットスクール(古い!)を復活するしかありません。
ついでと言っては何ですが、国民の不満を感情的にあおるだけの、N国の議員(と愚行を更にあおるメディア)は,「市民と民主主義の敵」なのです。もっと言えば、リベラルとは対極にある、右翼の過激派(ヘイト)とおなじ臭いがします。ロクに考えもせず決めつける。だからコロコロ主張が変わる。理屈ではなく「刹那的な」感情が先行する。だからN国から勢いを取ったら、実質、後には何も残らないのです。
更に言えば、我々日本国民は、間違ってもトランプを支援する愚かな米国民の真似をしてはならないのです。立花は日本におけるポピュリズムの最近かつ、最悪の例です。加えて、(愚かな)メディアが、彼が民意を代表しているかのように書き立てる。だから更に増長する。しかし、それは事実とは全く異なります。メディアが自らフェイクニュースを作り出し、国民を印象操作している最悪の構図です。
話を戻すと、宮崎(あおり)や青葉(京アニ)、岩崎(カリタス)のような社会不適応者が、これ以上市民に犠牲者を出させないように、即ち自己中の人間の社会への不満が無差別殺傷事件に発展しないように、そろそろ救済措置(=精神虚弱者対策)を真剣に考えても良い時期に来ていると思います。
いま日本が最も必要としているのは、道に迷い、たそがれて、暴力でしか鬱憤を晴らすことが出来ない者たちに、正面から向き合い、挫折しまくった彼らの不満を存分に聞いてやり、人生に意味を与え、生きる希望を持たせる。そして正しい生き方をアドバイスできる人物です。ところが、宗教者も哲学者も、いまや民心から遠く離れた存在です。令和は、人生の師がいない時代なのです。
首相も、閣僚も、実業家も、カネと権力に血眼です。国民は国民で、正義も自由も思いやりも失われた日本で、人生の目標を見失い、精神的に漂流しています。しかもそういう国民の心の隙間につけこむような詐欺が横行し、いかがわしい政治家が跋扈しています。N国も某芸術監督も、某おもてなし女史も、自己中のいかがわしさが満載なのです。
最近の悲惨な事件の背景には、必ずと言っていいほど、崩壊した価値観と、人心の荒廃があり、その風潮を、先頭に立って、せっせと推し進めているのが、他ならぬ安倍首相と菅官房長官のお二人なのです。荒んだ、虚無的で救いのない精神的な風景の、背景にあるものは政治の私物化と、世情の悪化であり、この二人の「ご尽力」が、それらに寄与して余りあるのです。でもアベスガは、今の日本人の精神的荒廃、閉塞感を、死んでも認めようとはしないでしょう。なぜなら彼らの政治の大義名分では、日本人は、安倍政権の下で幸せでないはずがないからです。
もういい加減、いまの日本が精神的に荒廃し、不毛な状態にあるという「現実」を、我々国民が自ら直視し、どうすれば精神的に豊かな人生を送れるのかを考えるべき時期に来ていると思います。そこから、政治・経済・教育・文化の見直しがが始まるのです。政府がいくら五輪を盛り上げて、悲惨な現実をごまかそうとしても、お祭りだけで国民の不満や不安を解消することは出来ないのです。
宮崎(あおり)の例が、カネが人生ではないことをはっきりと示しているのです。親の金がいくらあっても、人間と人生の価値を見失い、自ら努力も我慢もできず、その結果、評価も成果が得られないのだから、満足感が得られるはずはないのです。成金のIT実業家や高額芸能人を含めて、「自分ファースト」が人間性を腐食し、存在価値のない人間を世に送り出しているのです。価値観と人間性の崩壊、それが政治家、実業家、芸能人、そして最近の犯罪者にも共通して見られる特徴なのです。
ダウンタウンの松本が、俺が俺がで見苦しいのは、傷つきやすい自我を懸命になってかばい、「自意識過剰」が丸見えになっているからです。その点はビートタケシも同類です。自分に自信がないのです。彼らに必要なことは、自分の殻から一歩踏み出し、一度自分を捨ててみることです。それが出来なければ、(自分達は気が付いていないかもしれない)彼らの無明長夜は、死ぬまで続くのです。
1508.念願叶った宮崎文夫 19/8/20-21
宮崎文夫は念願が叶ったようです。日本中に顔と名前が知れ渡ったからです。
驚くべきはその容貌の変化です。とても同一人物とは思えない。少年時代はごく普通。高校は進学校。私大を出て、社会人になったが、最初の勤務先を半年で退社(または解雇)。スーツ姿で経営者としてSNSに自分の写真を掲載したこともある。退社後は定職に就かず。最近両親を亡くし、遺産を相続してから急に金遣いが荒くなり、外車と女をとっかえひっかえの(荒んだ)日々を送り始めた。
保有するマンショ(親の遺産)の駐輪場を勝手に自分の車庫に変え、マンションの住民の評判は最悪。気に入らないことがあれば、すぐに切れる。女性監禁で逮捕歴がある。深夜女性の助けてという悲鳴と殴打する音が響き渡ったことがあると近隣住民が証言。逮捕時に警察が撮影した写真には、凶悪な男のすさんだ表情が写っている。
今回の逮捕の瞬間には、帽子とサングラスとマスクで顔を隠し、出頭するところだと連呼していたが、これはメディアの取材を承知の上での減刑のアピールだとの専門家の見方。しかも、同棲している50代の女と手をつなぎたいと騒いだ。まるで幼児。
目立ちたい、評価されたい。それが叶わない(暴力や脅しでは無理)から、憂さ晴らしに、高速道路を走り回って、おあり運転や嫌がらせを繰り返す。
そしてとうとう、宮崎の念願が叶う日が来ました。日本中が彼の異常な行動と、暴力団にも劣る歪んだ人間性を知るところとなったからです。でもそこにあるのは、究極の自己中の醜い姿、自己愛に支配された哀れな末路なのです。
関連記事。車ぶつけられ、頭にきて殴った。
https://www.asahi.com/articles/ASM8M5HVTM8MUTIL02D.html?iref=comtop_8_02
関連記事。異様な二面性。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00010016-fnnprimev-soci
関連記事。かつては野球選手と対談。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000009-jct-soci
関連記事。警察。身から出た錆。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190819-00000028-sasahi-soci
関連記事。執拗なあおり。
https://www.47news.jp/news/3900348.html
関連記事。同種のあおり運転。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00010015-fnnprimev-soci
関連記事。出会い系で知り合った男女。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000075-sph-soci
関連記事。あおりで息子を失った母親。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6333848
コメント:頭にきたら何をしても良いということにはならないのです。ドライバーなら絶対にしてはならない事がある。だから命にかかわる「危険運転」には厳罰が必要なのです。ところが未だに、宮崎が事件で5回殴った「くらい」で、なぜ全国指名手配されたのかが分からないといわんばかりのメディアもあるのです。なぜなら、殴ったことより、宮崎が車を走る凶器として使ったからなのです。事故の誘発と挑発は、殺人と紙一重の、ドライバーが絶対にしてはならない行為なのです。宮崎らには車に乗る資格がないのです。
・宮崎文夫、逃亡目的で代車を早めに返還。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48774210Q9A820C1CC1000/
関連記事。食べ方も汚い成金。元交際相手。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190820-00013490-bunshun-soci
1509.自衛隊の米軍化 19/8/22
週刊文春の8/29号を読むと、進次郎とクリステルが嫌いになるでしょう。特に小泉の異常なまでの女子アナへの拘りと、既婚者との交際を含めた女性遍歴を読むと、イメージと裏腹な人間性に興ざめを禁じ得ません。言い方は悪いが、中身が頂けないという点では、お似合いの二人とお見受けしました。但し記事を信じるか、信じないかはあなた次第です。それにしても、ここまで鮮明に菅が安倍から離脱宣言する(進次郎支持)とは思っても見ませんでした。
いずもの改装が終わり、空自のF35Bが配備されるまでに約3年間のブランクがあります。そこでいずもの空母利用を米軍に提供すると日本政府が米軍に申し入れたとのことです。ではその間、いずもは国家の防衛には使わない、護衛艦は必要がないということでしょうか。ならば、なぜそんな無駄(で超高額な)な船を作ったのでしょうか。
いいたいとは分かっています。空自のF35が来るまでの間、米軍のF35に一時的に使わせることで、外国からの攻撃に備える(いずもへの攻撃は、米軍への直接攻撃と同じ)と共に、離着艦などの運用を学べるということでしょう。F35がいずもの飛行甲板に離着陸する風景に、日本国民を慣らしておこうという意図があるのかもしれません。
でもそれは方法論としても正しくないのです。自衛官を実戦で使えるように訓練したいのであれば、いますぐ米軍に申し入れて、米空母に艦上勤務させてもらい、操艦から着艦、イージス艦との情報連携まで、全てを徹底的に学べばいいのです。
安倍政権得意の、建前と本音の使い分けなど、韓国はおろか、外国、特に米国には全く通用しないのです。
そもそも外国の軍隊に、日本の武器を自由に使わせるのは、明確な憲法違反です。ドイツは米軍の基地使用にも制限を設けています。自ら進んで米軍の下請けの「軍隊」になり下がるとは、岸も吉田も、あの世で開いた口がふさがらないことでしょう。
米国におぶさって、全て任せておけば安心だと思う方がどうかしています。いざ有事になってみたら、背後から足を引っ張るのが(特にトランプ政権下では)米国だったという可能性も十分にあり得るからです。なぜなら米政権は、あくまで米国ファーストだからです。従って、軍拡が国是に反する日本、経済が貿易に依存している日本にとって、外交の持つ意味は外国のそれより、遥かに大きいのです。
ところが安倍首相は何百回も専用機で外遊した挙句、外交の成果はほぼゼロです。外相も無能です。ということは、安倍政権の外交能力もゼロだということなのです。そこで自国の防衛は、米国におんぶにだっこでは、国民としては恥ずかしい限りです。この機会に、どれだけ安倍首相が国内外で、税金を浪費して来たのか、財務省は一度集計してみて頂きたいものです。
もうこれ以上、日本を安倍首相と自民党の好きにさせていてはいけないのです。日本をあるべき民主的な国に戻すためには、早く安倍政権の暴走に歯止めをかける必要があり、そのためにも早く国会を開催するべきです。参院選はとっくに終わっているのです。
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関連記事。空母化に膨大なハードル。
https://www.asahi.com/articles/ASM8K0GCYM8JUTIL03K.html?iref=comtop_8_07
関連記事。夏休みの国会、早く議論を始めよう。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019082102000177.html
関連記事。中銀が金融緩和競争。日銀窮地。
https://diamond.jp/articles/-/212245
関連記事。反戦が犯罪だった時代。そして今は反安倍も犯罪。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019082102000179.html
コメント:ならば、なんぼでも言うたるわい。
安倍首相は言うてることと、やっとることが、まるで違うやないか。
1510.心と人生のコンサルを 19/8/23
昨今の無差別殺傷事件(やあおり運転)に共通するのは、容疑者の自我肥大、行き過ぎた自己中心性と被害妄想です。社会から切り離され、もしくは自分から殻に閉じこもり、家庭内ではDV。外に出れば、自分の不満や怒りを見知らぬ(しかも自分より弱い)者にぶつけ、刃物で傷つける。この種の犯罪容疑者には、非社会性と、孤立という共通の要素が見受けられます。
もう一つ、攻撃的な性格になった原因として、家庭環境に問題があることも多い。両親の離婚、あるいは死別。親からのDVなどで、この点に関しては、本人の責任とは言い切れません。でも本人にとって不幸なファクターが、社会病理の大きな原因であることは無視できないと思います。
孤立した人たちは、社会との接点が必要最低限で、友人も少ない。また社会活動に参加せず、スポーツや音楽活動とも関係がない事が多い。そして最大の問題は、人生の目標を見失い、空虚な時間を持て余していることです。やり場のない不満と怒りを抱え、それが自分と他人に対する攻撃的な言動として現れる。
他人(社会)に対する攻撃が、社会不適応に原因があるとすれば、国や公共機関にでも出来ることがありそうです。それは彼らと社会の接点を修復すること、即ち社会復帰の機会と、受け皿を作ることです。
もうひとつ出来る事は、人生コンサルタントを育てることです。それも改めて専門家を育成する必要はありません。まず資格だけ設けておき、聖職者、教師、弁護士、社会活動家など、社会奉仕の経験と意欲のある人たちが肩書に書けるようにしておけば良いと思います。そのうえで、専門家の社会奉仕活動に財政的支援を与えればいいのです。
社会全体で、火種を抱えた人たちが精神のバランスを崩して無関係な人たちを巻き込まないように、社会的あるいは精神的弱者を救済するセーフティ―・ネット(または駆け込み寺)を設けるという「姿勢」があるだけでも、世間の雰囲気は大きく変わるはずです。
誰だって、差別的で、排他的で、荒んで、潤いも、思いやりもない社会を、住みやすいとは思わないでしょう。そうではないと自分に言い聞かせているのは、(自分の思い通りになる今の)日本が美しい国だと思っている安倍首相(と菅長官)くらいのものです。
要は「無為な人生」を送ることが不満や犯罪の温床になっているのです。どんな人でも、人生に目標を持つことさえ出来れば、最近社会を騒がしている事件の大半は、起きなくても済んだ事件なのです。
関連記事。人はなぜあおり運転し、暴言暴力を振るうのか。
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関連記事。横行する正義のリンチ。
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コメント:これもまた一種の狂気です。
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