「WTWオピニオン」

【第92巻の内容】


「政党かカルトか」
「イヌ・アッチ・ケーと国民の知る権利」
「怒るのはいま」
「どちらの検察がまともか、並びに悪夢の防衛相」
「やりっぱなしは御法度」
「マインドフルネス」
「天文台の軍事利用」
「災害対策より組閣、改憲、育休か」
「幼年期の終わり」
「現代の奴隷」


1521.政党かカルトか。19/9/5-12

・国が表彰予定の尾畠さん。その時間あればボランティアする。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190904-OYT1T50126/
コメント:だから国民の英雄なのです。

・N国がマツコ相手に集団提訴。
https://mainichi.jp/articles/20190904/k00/00m/040/238000c
コメント:まさに炎上商法。しかも丸山を副党首とは、呆れます。民意を踏みにじり、国民を馬鹿にするにもほどがあります。
マツコはNHKと相談し、人権派弁護士を雇って徹底的に戦い、いかにそれが一時の軽口だったとしても、絶対にダルビッシュやMXのように謝罪してはなりません。自分も議員に立候補すればいいのです。
国民は、N国などに、言論と批判の自由を否定させてははならないのです。いまメディアが絶対にしてはならないこと、それは「立花を恐れて」、批判を控えることです。
私がこの件で心底怒っているのは、大衆の不満を自分のために利用した、ナチスヒトラーを思い出すからです。立花に関しては、改憲や兵家の自由、ヘイトスピーチについての意見を尋ねれば正体が分かると思います。反安倍の「民意」に乗って票を集めたのに、肝心の政権批判はおろか、改憲ですり寄ろうとさえしています。
毎日新聞ともあろうものが、こういう記事を掲載することに驚きます。当初メディアも、炎上商法は無視することが最善の対策だと言っていたと記憶しています。週刊誌は何をしているのでしょうか。こうなれば、TBSのTV番組でN国の正体を暴くという方法があるが、むしろそういう機会こそ、彼が待っていることが分かっているので、痛しかゆしです。
いま印象が立花に近い人たちと言えば、あおり運転の宮崎文夫か、オウムの故松本でしょう。
こういう政治理念が欠落した異質な「政党」が現れたのも、安倍首相の独裁が原因だと思うと、やり切れない気持ちです。
尾畠さんと比較すると、人間性の差が明確になります。自己顕示欲を取れば、後には何も残らない者を、国民がどう信用すればいいのでしょうか。
N国が一層不気味なのは、その手法がカルトのそれと酷似していることです。

関連記事。N国立花を事情聴取。
https://www.asahi.com/articles/ASM996GVDM99UTFK01B.html
関連記事。母親も脅迫。
https://www.fnn.jp/posts/00423773CX/201909101225_CX_CX


関連記事。N国の手法は政治の冒涜
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20190911/pol/00m/010/003000c



1522.イヌ・アッチ・ケーと国民の知る権利。19/9/7

スクランブルなどという生煮えの中途半端な対策でNHKの体質改善の議論を終わらせるわけにはいきません。(国民の生活と、日本の民主主義を守るために)NHKから大本営の機能を取り去ることが最優先事項なのです。それには民営化しかないのです。そもそも政府が国民に料金を負担させておいて、人事は事実上独占し、報道にも深く介入するというのは筋の通らない話であって、構造的に矛盾しているのです。

ひときわ安倍政権がNHKの支配に熱心なのは、世論には政治を変える力があり、中でも「公共放送」には、世論形成に大きな影響力があることを、良く知っているからに他ならないのです。それを安倍晋三は、第一次安倍内閣の無様な撤退から、身に沁みて感じたのです。

だからこそ、菅長官と萩生田の最初の仕事が、(民放と新聞を含めた)メディアの恫喝(締め上げ)であり、その触手(魔手)は、自民党に批判的な街頭調査の報道規制にまで及んだのです。

しかもあろうことか、最近NHKの経営者は、国民が払う料金は視聴料ではないという暴論まで吐いています。

この非常識極まる人物は民間企業の経緯者経験者らしいが、国民にとって(即ち公共放送にとって)、最も必要な人材は、民主主義と心中する覚悟のある、腹の座った報道のプロなのです。何のために国民が料金を(直接)負担しているのかさえ分かっていないとは驚愕です。

それは終戦まで、NHKが政府お抱えの放送局として、政府に都合の良い報道しか流さずに、大本営発表のお先棒を担いでいたことをGHQが問題視したからなのです。

民主主義の国家を建設しようという時に、政府が情報を握ってしまうと、またもや、「国民は知らしむべからず、依らしむべし(=安倍首相の政治姿勢でもある)」となって、政府に都合の悪い情報が、国民の目から隠されて、見えなくなってしまうのです。モリカケの報道でも、民放を見なければ、国民には何がどうなっているかさえ分からなかったことでしょう。

国民の立場、国民目線での報道を担保することが、民主主義の大前提であるからこそ、公共放送の費用を、国民が(自らの決断と責任で)負担することになったのです。それが理解できないようなアマチュアの経営者にNHKは任せられないし、的確な批判さえ出来ないようなN国の議員とともに、可及的速やかに辞職して頂きたい。

即ち、「公共放送の視聴料」なら、むしろ国民は負担すべきであり、視聴料ではないのなら、国民は1円たりとも払う必要はないのです。

しかもN国はスクランブル放送にすれば良いなどと、見当違いな要求を出しており、民営化の邪魔をしているのです。NHKを根本改造する前に、まず障害物でしかないN国をまず取り除かなければならない。国民にとっては二度手間なのです。NHKを壊す前に、N国を排除しなければならないからです。

・女児の虐待死。兆候見逃がさぬ体制に。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090602000175.html
コメント:そもそも無抵抗の者を虐待し、しかも殺してしまうという鬼畜の心理は、どうやったら生まれるのか。行政(児相や警察)のやる気のなさも大問題ですが、「交際相手」の心の闇(異常な精神)と、社会の背景(格差社会)に分け入ることも、再発防止には必要でしょう。

京アニやカリタスの事件、校内のいじめ自殺とも、虐待死は根底でつながっているような気がします。もう一度、悲劇が起きてからでは遅いのです。

背景にあるのは、社会的弱者(負け組)に対する冷たい社会であり、セーフティーネットが事実上ないことです。一例として生活保護世帯に対する仕打ちを見れば分かります。その扱いは人間以下であり、「行政によるいじめ」以外の何者でもありません。

国民の心から、正常な判断力や、精神的支柱が失われてきています。社会正義が崩壊(政治と行政から倫理が消滅)し、金が全ての、何でもありの世の中になってしまっています。今の日本では、金と力が正義であって、それはとりもなおさず、法治国家ではなく、憲法も機能しない、事実上無法地帯の国になり下がったということなのです。

それにつけても、モリカケ事件で、政治家と役人はおとがめなしになり、その社会的悪影響は計り知れないほど大きく、世相の悪化にボディーブローで効いているのです。

・ドイツはトランプにすり寄らず、価値観を守る道を選んでいる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019090402000167.html
コメント:それに引き換え、どこぞの首相。「…だって仕方がないんだもん」という、スネ夫の言い訳はもう聞き飽きました。自動車関税の据え置きにしても、大量の戦闘機、地上イ−ジス、トウモロコシの爆買いにしても、トランプの言いなりです。トランプになったから、良いことは一つもなかったではありませんか。政府の言い分は、本来3発殴られるところを、2発で済んで良かったと喜んでいるようなものです。なんという卑屈な日本にした、卑屈な安倍政権であることか。屈辱(国辱)内閣です。

・釜山。日本284社を戦犯企業。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201909/CK2019090602000292.html
コメント:もう日本のメディアはいい加減、韓国の政府の行動には無関心になった方が良いと思います。韓国政府のしていることは、N国と同じ炎上商法です。ヘイトの種を自ら蒔いてどうしようというのでしょうか。憎しみからは何も生まれないのです。不快な情報をいちいち取り上げていたら、両国民の感情を逆なでするだけで、誰の、しかも何の益にもなりません。文政権は無視するしかないと思います。

・戦災孤児の半数は餓死。
https://mainichi.jp/articles/20190814/k00/00m/040/214000c
コメント:安倍夫妻が絶対に見ようとしない映画は、ジブリの「火垂るの墓」です。

・森友学園めぐる文書、一部開示すべき。総務省審査会。
https://www.asahi.com/articles/ASM955HKCM95UTIL030.html?iref=comtop_8_03



1523.怒るのはいま。19/9/8

・北、日本射程のミサイル基地。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6335766
コメント:日本に対するむき出しの敵意です。いまこそ日本は厳重抗議と、国連への提訴、あらゆる制裁を含めた断固とした態度をとるべき時に来たのです。曖昧な態度や無視は逆効果です。トランプが中距離なら良いと言ったと、北は言うでしょうが、ならばトランプに前言を撤回させればいいのです。そのためにあれだけ山ほど、日本は「不用品」を米国に買わされているのです。いい加減な態度は100%国益を損ないます。ロシアがキューバにミサイルを持ち込んだ時に、米国がどう動いたかを米国に思い出させることも重要です。日本にとって、かつてない安全保障上の危機です。安倍政権の、国民の安全を守る気概と覚悟が試されているのです。組閣に熱中しているようだが、論功行賞の方が危機管理より大事だと考えるような、危機意識の希薄な政府なら、いりません。


・有志連合集まらず、米国の威信低下。
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20190905/pol/00m/010/002000c

・小林よしのり。伝統と因習を履き違えるな。
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/21434?_ga=2.174282470.515714759.1567799166-580242968.1564770161

・維新支持はただの期待感、田原総一朗。
https://www.asahi.com/articles/ASM8F4SQSM8FPTIL00Y.html?iref=comtop_fbox_u01

・尾畠さん、佐賀で活動。
https://www.asahi.com/articles/ASM97460VM97TTHB004.html?iref=comtop_8_04

・丸山戦争発言。憲法への重大な挑戦。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090702000150.html



1524.どちらの検察がまともか、並びに悪夢の防衛相。19/9/10

・文が法相指名を強行。検察と全面対決。
https://mainichi.jp/articles/20190909/k00/00m/030/299000c
コメント:ところで日本の検察が、自身の判断と責任で、政権と全面対決したことがあるでしょうか。田中角栄の告発は、明白に米国の差し金(田中が米国に楯突いたから情報をリークした)でした。某国の検察当局(特に特捜)が、保身や昇進と引き換えに、告訴を見送ったことが絶対にないと言い切れるのでしょうか。モリカケはどうなりましたか。
一方、文は自滅の道を自分で選んだので、もう日本は手も口も出す必要はなくなりました。ところが河野太郎は外国の新聞に韓国を告発する記事まで投稿までしています。
河野太郎は、内閣に加わらなければ。自分の政治の理想も実現できないと言って閣僚にしてもらった。ならば政府の方針が、自分の理想と異なれば、意見を具申したり、首相を諫める立場であり、それが一人前の閣僚の気概というものでしょう。ところがむしろ首相以上に過激に行動し、だから外交案件は何一つとして纏められなかった。無能をさらけ出したのです。
それが首相への忖度で、自分の本当の主張とは異なっていたと、後で言い訳するつもりなら、どこにでもいるゴマスリ議員と変わりはないということになります。(結果であっても)ごますりしか能のない議員(しかも超のつくタカ派=看板とは大違い、だとバレている)に日本の防衛をゆだねるなど、飛んでもない自殺行為なのです。
過去を振り返ると、石破、森本、岸田、中谷、小野寺などは、自制が効いた議員たちだった。なのに分別でも感情の抑制でも、不安のあるる河野太郎が次期防衛大臣というのは冗談や茶番を通り越した「悪夢」なのです。
安倍首相としては、こいつを防衛大臣にしておけば、自分が攻撃しろと言わなくても、顔色を読んで、否も応もなく直ちに自衛隊に出撃命令を出すという読みがあるのかもしません。何しろ我慢と自制心は人並以下なのですから、命令するまでもないのです。なので今回の組閣人事は、国民にとっては最悪なのです。
もう一つ気になるのは、閣僚人事で安倍(または官邸)が、秘密裏にトランプの御機嫌伺い、または忖度をしていないかどうかです。
関連記事。どっちがいいか悪いか。青木理。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000022-sph-soci


【気になる記事】

・役員、軒並み留任、横滑り。
https://mainichi.jp/articles/20190909/k00/00m/010/309000c
関連記事。選対下村、税調甘利、一億相衛藤。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49588550Z00C19A9MM8000/?nf=1
コメント:麻生が振り回しても、日本の政治は良くなりません。失礼を承知で言えば、考える力に疑問符が付くからです。日本の財政状態一つとってみてもそれは明らかではないでしょうか。なんなら試しに漢字の読解力のテストをしてみても良いと思います。こうなれば安倍麻生のセットでやめてもらうほかはないでしょう。ついでに二階と菅もおまけにつけていかがでしょうか。ところで、石破は一度、自民党から出るべきです。

・計画運休でも混乱。課題。
https://mainichi.jp/articles/20190909/k00/00m/040/355000c
関連記事。277万人に影響。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019090901002238.html
関連記事。成田で足止め1万人。空港で一夜。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019090901002047.html
関連記事。交通マヒで、成田が陸の孤島に。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336000
関連記事。台風に強い、テレワーク企業。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49580980Z00C19A9KNTP00/
コメント:私は車で出掛ける用事があったのですが、40分でいけるところが2時間掛かりました。中央道が(未だに理由は分からないが)通行止めになった影響もありそうです。話に聞くと裏道ほど混んだのだそうです。
今回の運休で、事情が分かっているのは山手線の倒木事故だけです。大木ではなく、架線が切れたとニュースでも言っていなかったので、取り除くのは難しくないと思います。安全確認と言っても、区間を分けて、一斉に社員を走らせれば済む話です。鉄道も高速道路も、利用者の都合は二の次という姿勢が見えかくれしていないでしょうか。日本人は本当に我慢強い国民です。外国なら暴動が起きてもおかしくありません。

・日産社長、暫定CEOに山内。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49580400Z00C19A9TJC000/
関連記事。ゴーンに350尾見賠償請求。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49598220Z00C19A9EA1000/
コメント:西川も最初から相打ちは覚悟の上でしょう。しかし改革の手を緩めてはなりません。ゴーンの不正の追及には、日本企業のガバナンスの透明性と、コンプライアンスが掛かっているからです。とはいえ、刑事訴追はシンプルにして、むしろ民事で追及する方が効果的だと思います。



1525.やりっぱなしは御法度 19/9/11

・やりっぱなしでは、問題解決がパー。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO49460830V00C19A9000000?channel=DF170620195140&style=1&n_cid=DSTPCS001
コメント:私は現役時代に事実上2つの会社を経験しており、最近の転職社会では少ない方だと思います。前の会社では、人間関係が重要な要素で、人間関係がうまくできないと、成果や評価に直接影響するような環境でした。一方、多くの優秀な先輩、後輩と出会うことも出来ました。人間関係という語弊があるが、言い方を変えれば、どれだけ信頼されるかが重要であって、仕事では相互の信頼関係が大きな要素であるとともに、資産でもありました。なので、自分なりに出会いを大事にしてきたつもりです。
そして二つ目の海運会社の技術研究の会社では、別の意味で貴重な経験をさせて貰いました。そこでは問題意識を持ち、自分で状況を分析し、専門家とユーザーから意見を聞き、海外を含む現場を視察し、問題解決方法を組み立てることが必要だったからです。問題にどっぷり漬かって、渦中で活動していた前の会社の時代と異なり、問題から一歩退いて、全体像を把握することが重要になったのです。
プラン・ドゥー・シーという表現はもう古いと思いますが、そのサイクルの中で、一番重要なのは実は最後の評価の部分で、そこで自分にどこまで厳しくなれるかがカギです。その点では、残念ながら自分は大変甘かったと今更ながら反省する今日この頃です。



1526.マインドフルネス 19/9/11

・マインドフルネス第二章。
https://note.mu/nicoful25/n/n1a82f37f339e
コメント:私は、マインドフルネスという言葉が出来る相当前から、それに近い手法を学んでいました。私なりの解釈で言えば、それは精神統一とリラックスの方法で、感情をコントロールする技術です。無念無想、無我の境地を自分で作り出す自己鍛錬ともいえると思います。これに近いものに座禅、ヨガ、気の訓練があります。但し宗教的な要素は全くありません。それがあれば、むしろ偽物だと断定できます。
そこでは怒りと向き合い、自分の心の中でかみしめ、昇華させることで、事態も自分も好転するとしています。最近の目を覆いたくなるような殺傷事件、またはあおり運転を引き起こすような者たちも、マインドフルネス(コントロ―ルというと別の意味になってしまう)の習慣を持っていれば、自分も他人も傷つけることはなかったでしょう。最近手軽な入門書がいくらも出ています。私が直接薫陶を受けたのは前田知則という先生です。彼の場合は心のデトックスと呼んでいます。
関連記事。心のデトックス。
http://rakurakulivenet.com/dtx/



1527.天文台の軍事利用 19/9/11

・国立天文台が一転軍事研究容認に。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091002000144.html
コメント:科学が軍事と結びついて良いことはありません。原爆や毒ガスを例に引くまでもありません。科学は人類の幸福の為に有るのであって、(効率よく)人間を殺傷するために有るわけではないからです。だから科学研究は、軍事とは絶対に一線を引かなければならないのです。小惑星からの地球防衛の話とは全く別の次元の話なのです。
常田という台長が右傾化の急先鋒です。しかも新文科相は安倍右翼の加藤です。だから嫌な予感しかしないのです。防衛予算を使いたい一心で、いうなれば金で科学者の良心を売ろうとしているのです。しかも台長の専門は太陽の研究で、一体何が成果かも良く分かりません。
この事態に、渡部潤一副台長はどうするおつもりか。少なくとも、昨年亡くなられた元国立天文台長の海部宣男氏(ご近所)がご存命だったら、こんなことにはならなかったと思います。


【気になる記事】

・8月の23区の熱中症死91人。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091002000292.html
関連記事。台風の停電。クーラー使えず、男性死亡。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190910/k10012074011000.html
関連記事。稲刈りで熱中症。児童10人搬送。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336098
関連記事。熱中症どう防ぐ。
https://www.asahi.com/articles/ASM9B5JYQM9BULBJ016.html?iref=comtop_8_07
コメント:看過して良い数字ではないと思います。なぜなら、それらは適切な配慮さえあれば、いくらでも「救えた」命だからです。

・習近平、トランプは信用できない。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336115
関連記事。壊しやトランプは人災。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-12961.php
コメント:同感です。ドナルドにしがみついているのは、ネタニヤフと日本の首相くらいのものでしょう

・日テレと吉本が加藤外しで談合。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000004-tospoweb-ent
コメント:吉本のたちの悪さは筋金入りです。闇社会と関係の深い古参芸人の、名前さえ出てこないのです。ブラック企業が、芸能界を支配し、私物化してきたのです。若手の造反が起きるのも当然です。しかも大きな影響力を持つのは高額所得の松本人志です。裏の支配者(松本と限らないが)を排除しない限り、吉本も、芸能界も正常化は期待できないと思います。

・引き揚げ体験、令和の若者に。ちばてつや。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201909/CK2019091002000159.html



1528.災害対策より組閣、改憲、育休か 19/9/12

千葉県民が生命の危機にさらされているというのに、安倍首相も菅長官も組閣にしか興味はない。見舞いの言葉もない。東電にも復旧の強い意志が感じられない。自衛隊も給水だけ。県民や国民のことより、自分のことにしか関心はない(育休の進次郎を含む)。これが日本の政治(国政)の本質だと思うと、やり切れない気持ちになるのはWTWだけでしょうか。
関連記事。全面復旧は13日以降。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336246
関連記事。クーラーがきかない状況横目で。福山が批判。
https://jp.reuters.com/article/idJP2019091101002099
関連記事。断水と停電。SNSで助けて。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336242
関連記事。蒸し風呂で夫は亡くなった。
https://www.asahi.com/articles/ASM9C5QL4M9CUTIL06G.html?iref=comtop_8_01
関連記事。通信障害拡大。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336212
関連記事。知事、政府に支援要請。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190911/k10012076981000.html
コメント:NHKは現状報道したものの、政府や東電の対応について、一言の批判もありませんでした。


【気になる記事】

・安倍一強。続く国会無視。
https://mainichi.jp/articles/20190911/dde/012/070/001000c
関連記事。改憲主張。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019091101001701.html
コメント:景気対策一つを取ってみても、改憲より先にするべきことが沢山あるはずでしょう。

・モリカケ疑惑の今井秘書官が首相補佐官。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336223
コメント:スケープゴート要員でしょう。首相に責任はない。私が独断でやりました…。もしくは口封じかメディア対策。

・加計問題、失言、台風対応。野党追及。
https://www.asahi.com/articles/ASM9C52BRM9CUTFK01B.html?iref=comtop_latestnews_04

・れいわ山本。でがらし内閣にコメントない。
https://www.asahi.com/articles/ASM9C5X2LM9CUTFK039.html?iref=comtop_list_pol_n04

・迎合しないと入閣出来ない露骨な人事。
https://mainichi.jp/articles/20190911/k00/00m/010/281000c
コメント:岸の孫は、何を考えているのか、というより何も考えていないのだろう。首相は名誉職ではありません。



1529.幼年期の終わり 19/9/13

「2001年宇宙の旅」で知られるアーサー・クラークの作品に「幼年期の終わり」というSF小説があります。長い話を短くすれば、圧倒的な科学力と知性を持つ宇宙人が地球を訪問し、姿を見せないまま、便利な技術を教えます。宇宙人は必要最小限しか話さないので、人類には来訪と滞在の意味がわからない。しかしやがて宇宙人が地球を去る日が来ます。それは超能力をそなえた子供たちが増えてきたからです。宇宙人は、人類が人類2.0に(無事に)移行するまで、自滅しないように監視するために、地球に滞在していたのです。

以前ETという映画があって、やがて人類が宇宙人と直面する時が来るので、そのときに無用な混乱を起こさないように、米国政府が準備した映画だと言われています。またヒラリーが大統領になったら、UFOの情報を公開するという約束もありました。これは政治と宇宙人との関係では、特筆すべき例であり、エリア51の情報が完全にデタラメだったら、そんな約束は出来ないはずです。

かたやNHKはなりふり構わずに、躍起になって超常現象を否定しています。しかし、自分でも経験していますが、UFOに限らず、なんらかの超常現象を体験している人は無数にいます。いくら勘違いだと一方的に否定してみても、現象の「存在」までは否定できないのです。全部が気のせいでは納得できる説明にはなりません。両極端による押し問答の繰り返しでは、少しも問題解決(=現象の論理的な説明)にはならないのです。

自称「科学者」の、頭から一方的に否定する態度こそ、逆に非科学的な姿勢と言わざるを得ないのです。科学的な裏付けのない主張に狂信的に従えば、カルトになり、妄信は科学と論理と人間性の否定につながります。一方、どんなに常識で信じられない説明でも、最後に残った答えに真実があるのです。そうやって常識では理解できない量子力学も発展してきたのです。

そこで「ダークサイドミステリー」でも「超ムーの世界」でもない、第三のアプローチが必要になってきます。それが、人類が幼年期を終えて、人類2.0に移行するためは、避けて通れないプロセスだと思います。

現象を、あるがままに受け入れて、科学と英知で説明を試みる。そうした地道な努力が人類を進歩させてきたのです。少なくとも近い将来、(場合によってはこの1-2年のうちに)、宇宙人や超能力の存在が公式に認知されるでしょう。その時こそ人類2.0への第一歩が始まるのです。
関連記事。
https://conception-of-concepts.com/reading-watching/childhoods-end/



1530.現代の奴隷 19/9/15

9/11のBSテレ東の未来世紀ジパングが、衝撃的な情報を伝えていました。現代は奴隷が4030万人もいるというのです。人身売買が行われ、漁船で強制労働させられ、働けなくなると生きたまま海に捨てられる。それも何百人もです。女性は一人5万円で売買されています。

漁船の甲板で魚を取り落とすと、海に飛び込んで取って来いと言われます。でも「奴隷」が海に落ちても誰も助けません。21世紀とは思えない非人道的な行為(犯罪)が横行しているのです。この話を聞いて、タイの海産物を買う気がしなくなりました。

悲惨な生活の背景には貧困があります。使い切れない資産を持つ少数者(不労所得)がいる一方で、明日の食べ物に困る膨大な数の人たちがいる。そういう人たちは、どんなに不利な条件でも、生きるためには働かなければならないのです。

そろそろ人類は、ヒューマニズムと資本主義は相容れないという「事実」を認めるべきなのです。いくら目を背けても、経済格差という「不条理」は消えないのです。

これだけ自然科学が発達し、医学や技術が進歩しても、肝心の社会システムは100年単位で、進歩がない。一方で富裕層のための金融工学などいう怪しげな理屈が大手を振ってまかり通り、リーマンなどの経済破綻を引き起こしている。端的に言えば、現在の資本主義は、人類のニーズと合っていない、または要望に追いついていないのです。

自然科学で言えば核兵器、社会科学で言えば金融資本主義は、それを生み出した人間にコントロールできなければならないし、管理する義務と責任がある。自分が作り出したものだからです。ところが現実問題としてそれが出来ていない。あるいはその気がない。技術やシステムが、人間(人類)の手を離れて、一人歩きどころか、暴走を始めているのです。言い換えれば、物質的な「進歩」に、精神の「進化」が追い付いていないのです。

人間が考え出した経済システムであれば、人間はそれを「人類」の幸福のために、運用し、管理できなければ意味がない。でもそうはなっていないのです。問題は、その「暴走」に一部の階層の権益や既得権が、色濃く影響していることにあるのです。

日本を例に取ると、その結果が、今の自民党政治、安倍政権の独裁政治なのです。社会・経済の無理も矛盾も、嘘と開き直りで「乗り切り」、或いは覆い隠し、格差もなかったことになる。国民の多くが事実上、企業とカネの「奴隷」だという「事実」を、政治家たちは絶対に認めようとはしないのです。その結果、どうなったかというと、国民が将来に理想も希望も持てなくなった(=閉塞感)のです。それには政治に大きな責任があるのです。

それもこれも、一言で言えば、私達国民が政治家を(無批判に、根拠なく)信用し、政治・経済を任せているからなのです。安倍政権が唯一セールスポイントにしている「安定感」は、要は国民の多くが「徐々に=緩やかに」貧しくなっていくということなのです。今の経済制度を維持(=自民党治の継続)すれば、それが歴史の必然なのです。経済システムを見直し、配分を見直さないと、大多数の国民が貧乏な奴隷になるのです。

政治・経済のシステムを変えられるのは、それを考え出した人間だけなのです。それが機能しておらず、ひずみが出て、結果世界に不満が鬱積しています。そこでは政治、即ち政治家を変えることが、唯一国民に出来る対策なのです

人類が滅びてしまえば、高層建築も、巨大な船も、ジェット機も、紙幣も金塊も、もはや何の意味も持たないのです。だからと言って、革命の必要はありません。自民党というぬるま湯からちょっと出てみるだけでいいのです。