「WTWオピニオン」
【第93巻の内容】
「災害とリーダーの質」
「千葉停電に見る首相と両知事の人間失格」
「政治の意識は米国以下」
「統一会派は野田抜きで」
「警察は説明を」
「想定外は言い訳にならない」
「メディアと報道姿勢」
「お粗末な四次安倍内閣」
「不寛容な世界」
「陸上イージスの実験に550億」
1531.災害とリーダーの質 19/9/16
小池都知事が伊豆諸島の台風被害を、(今頃になって)取ってつけたように視察をしました。しかも大島と言えば、目と鼻の先です。マスコミ対応のお手軽なパフォーマンスと見られても仕方がないのです。出来る限り支援したいとは言ったもの(誰だってそう言う)、いかにも来てやったという傲慢な態度が垣間見えていました。なぜなら終始、保守系女性政治に特有の、上から目線だったからです。
かたや森田千葉県知事は、台風被害に直面して、困った困ったを繰り返すだけで、行政の長としての無能ぶりをさらけ出しました。うろうろ歩き回る暇があったら、日本中の電源車を集めて、公民館や体育館を冷房すれば、救えた命もあったはずです。
河野防衛相が自衛隊を派遣したものの、どこかの首相閣下は、未だに一切見て見ぬふりを決め込んでいます。
石原都知事は311で、何と言ったか記憶されているでしょうか。首都圏に被害がなくてよかった、罰が当たったと言ってのけて、東北の人たちの神経を逆なでしました。この石原都知事と、小池都知事とでは、国民と、その生活への無関心という点で共通しています。
記憶に新しいところでは、昨年の北海道胆(いぶり)東部地震で、日本で初のブラックアウトが起きました。爪でひっかいたような無残な山崩れが起き、亡くなった道民もいました。しかし高橋はるみ北海道知事(現参院議員)は殆ど何もしないどころか、被災当時どこにいたのかさえ分かりませんでした。ろくな声明も出していません。
かたや岩手や福島の知事は311以降、未だに奮戦ており、広島と長崎の知事の平和への固い決意も、広く国民に知られているところです。
結論を言えば、今のまま、自民党、並びに保守系政治家に行政を任せていたら、来るべき大地震で、日本は壊滅するという事です。被災した国民は、いかなる行政の支援もあてには出来ないという事なのです。自助と共助だけで、公助は来ないのです。
311で、民主党政権は大騒ぎになりました。官房長官の枝野は連徹で、国民からは、いい加減に帰って寝ろという言葉まで出ました。菅首相もすぐにヘリで福島の原発に飛び、東電の本社に乗り込みました。
今になって、民主党政権の311への対応の不備を指摘することは容易です。誰も経験したことのない大規模災害でもあり、完璧な対応など出来なかったからです。阪神淡路大地震の時の村山首相も混乱していました。でも少なくとも、彼らには日本と国民を「心配する気持ち」がありました。それが今の知事たちや首相には感じられない。だからこそ、当時が、(冷血な)安倍政権だったらと思うと、身の毛がよだつ思いがするのです。
それなのに、安倍首相は、良くも悪夢の民主党政権などと言えたものです。自分では国費を湯水のごとく使うだけで、行革はおろか、身を切るいかなる改革もしていません。自民党には政治家と政権だけがあっても、肝心の政治が存在していないのです。悪夢は自民党政治の方なのです。安倍首相と小池都知事の体制で、大地震が起きたら、その悪夢が現実の被害という形で、日本中を覆い尽くすことになるでしょう。
もういい加減に、国民は自民党の言う安心・安全が空手形であり、安定というのは、国民にとってではなく、自民党の政治家だけのものなのだという「真実」から目をそらすのは止めにしたいものです。
安倍政治が、嘘の上に、嘘を塗り固めたものであることは国民全員が「知って」います。ならば、嘘を何とも思わない者に政治権力を預けるようなことがあってはならないのです。責任感も、国民に対する配慮もない人たちが権力の座にあるときに、大震災が起きたら、国民に寄り添う政治と行政のない日本は大混乱に陥り、多くの犠牲者が出るでしょう。少なくとも、それくらいは断言できると思います。
関連記事。千葉被害報道少ない。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336638
関連記事。電源確保は命の問題。
https://www.47news.jp/news/4001655.html
関連記事。ボランティア、赤の他人でいられない。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336575
コメント:安首相、森田知事、小池知事は赤の他人のままで、激甚災害の指定もい。
・他者の人権を侵害する表現も自由なのか。
https://mainichi.jp/articles/20190915/k00/00m/040/121000c
コメント:一読を。右へならへが正義なら、太平洋戦争も聖戦になります。世間の常識や通念に、大所高所から光を当てて、異論を誘発することは、メディアの大事な役割です。だからN国に対する批判の自粛などをしてはならないのです。表現の自由を論じる前に、その前提である、批判と言論の自由、公権力への抵抗の自由が保障されていなければならないのです。
・国が表彰予定の尾畠さん。その時間あればボランティアする。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190904-OYT1T50126/
コメント:だから国民の英雄なのです。
1532.千葉停電に見る首相と両知事の人間失格 19/9/19
・政府に批判。台風より内閣改造。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6336864
関連記事。今井絵理子が災害対応司令塔に不安の声。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000085-dal-ent
関連記事。千葉で熱中症搬送498人。全国では4243人。
https://www.asahi.com/articles/ASM9L55C6M9LUTIL03Z.html?iref=comtop_8_02
関連記事。大停電、今すぐやるべき対策。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-12997.php
コメント:台風と酷暑で、日本中が大変(非常事態)なのに、政府はそれを認めようとしていません(9/18時点)。安倍政権はどこを向いて政治をしているのでしょうか。国民が災害で苦しんでいても、大嘗祭や五輪のようなお祭り(ええじゃないか)で、気分を盛り上げれば帳消しになり、被害も忘れるとお考えなのだろうか。「無知で保守的」な国民に、その場限りの適当なことを言っせておけば、後はどうにでもなると思っているのでしょうか。到底、国民の心配をしているようには思えません。まさに戦後最悪の首相と呼ぶに相応しいお方のようです。一般的に、安倍晋三氏や小池ゆり子氏のような、我儘な人ほど自分に甘く、他人に冷淡です。だから本来、他人を思いやる仕事(首相や知事)には向いていないのです。
1533.政治の意識は米国以下 19/9/20
米国民の自分達さえ良ければという価値観(孤立主義と不寛容)が、トランプという知的レベルの低い魔物を生み出し、そのせいで、(誰も公式には認めようとしない)イランの攻撃(=事実上の国家間戦争)が始まりました。
米国民(というより福音主義者)が国家主義に傾斜し、移民に対する人種差別が横行し、人権侵害にまで発展しています。世界一の大国が、自国の影響力や立場をわきまえず、国連を含む国際機関や、国際協定からも事実上脱退し、自国の権利と報復だけを声高に叫ぶ、愚かな国になり下がったのです。その時から、世界に混乱と摩擦が起きることは、誰にでも予想できたのです。
国家同士が覇権を競い合い、譲歩も協調もしないのだから、議論が紛争と軍事行動に発展するのは時間の問題でした。一方で、米国に限らず、多くの先進国が自国主義に傾いていった背景に、資本主義の根本的な矛盾と、その矛盾が作り出した経済格差、即ち膨大な貧困層を生み出す結果となった、富の偏在がありました。
でもなお、私はトランプが支配する米国よりも、現在の日本の方が危ないと考えています。なぜなら、今はトランプを支持している米国民も、その基礎には、政府は必要悪であり、いつか国民を裏切る可能性があるという共通認識があるからです。だから無条件に政府を信頼する事などあり得ないのです。その背景には、すべてが原則自由、これを言い換えれば自己責任であり、自分のことは自分でという、建国以来の価値観と(自主独立)国民性があるのです。
一方で、日本はそうではありません。「自分で決めなればならない」政治でも、自分の判断を放棄し、与党にお任せする。もっと言えば、黒を白と言いくるめ、嘘もつき放題、信用できないことがはっきりと「証明」されているのに、批判さえできない。批判が仕事のメディアでさえそうなのです(NHKを見よ)。だからデモなども到底考えられないのです。
関連記事。千葉停電。国と県に危機管理の意識が欠如。
https://toyokeizai.net/articles/-/303302
それが意味することは、独裁政権が好き勝手に決められるという事で、その結果が第四次安倍内閣です。閣僚のひどさ加減は、以下の週刊朝日の記事を参考にして頂くとしても、国民の政府や政治への無関心が招いた(=だから自らが招いたと言える)、独裁の暴走と、政空白の時代に、我々は生きているのです。それを痛感しないと何位も始まらない、即ち現状は変わらないのです。その一つが事実上の専守防衛の放棄です。
関連記事。専守防衛政策が変質。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019091902000188.html
私は常々、安倍政権、中でも安倍首相には否定的な言辞を述べてきました。安倍首相が退陣するまでそれは続くでしょう。但し安倍首相自身でも、四選は諦めているという記者の見方もあります。それは別にしても、私は安倍首相を公職から離れた一人の人間とした見た場合、それほどの悪感情を持っているわけではありません。頭脳明晰とは言い難いし、人物的に尊敬できるとは言えないが、極悪非道の大悪人とも言い難い。むしろどこかで偶然個人的に知り合う機会があったとしたら、良き隣人、友人になれるのではないか。温厚(但し素顔は別でしょう)で、言葉も丁寧、友人と身内を大事にするという点では、好感を持つかもしれません。なぜなら、いまではそういう、従来なら当たり前の美徳ですら、世間から少なくなってきているからです。
逆に許し難いのは、道徳感も正義感も責任感もない、私利私欲だけの、前澤のような「人間失格」経営者です(週刊文春最新号を参照願います)。ついでに言えば理想も思想もない、N国の立花も同類です。ホリエモンとの対談の閲覧がトップになっており、ホリエモンをN国の議員に立てたいと言っています。
今の日本の若者にとって、人道を踏み外し、金だけが正義、私欲のためならなんでもするに獲物の経営者や、売名にしか関心のない偽物の政治家しか、選択肢がないとしたら、これほどの不幸はありません。おそらく正常な価値観と判断力が残っている若者たちは、れいわを応援しているのでしょう。本を読まなくなったという社会全体の傾向と、何事も印象と雰囲気(=外見)だけで判断するという風潮とは、無関係ではないと思います。
関連記事。器の小さい議員が増え、秘書へのパワハラが尽きない。
https://diamond.jp/articles/-/215105
今の日本の政治で、最も大事なことは、支持政党はないが、それでも政治にまともに向き合おうという人たちに、(労組の紐のつかない本当の)リベラルな選択肢を提供することです。そしてそのためには、いかがわしいN国の登場を、安倍政権への一時的な批判票と捉えずに、社会現象であると考えることが必要なのです。
話を安倍政権に戻すと、菅官房長官は、派閥の領袖というだけで、政治に対して基本無責任な、麻生、二階、岸田と異なります。安倍首相の番頭として、安倍首相の戦前の価値観、憲法の精神と民意と民主主義の軽視(どころか無視)という「悪しき独裁政治」の汚れ役を、一手に引き受けています。
一見、悪代官に見えるが、それでも安倍首相よりは民意を理解しており、常識という観点で見ても、安倍首相よりはましだということになります(安倍首相の常識は国民の非常識)。でないと後始末もできないからです。
山ゆり園の障害者大量殺害事件で、首相は何もしなかったのに、菅長官は現地に行っています。今回の千葉の停電でも、現地に行って、支援を約束しています。少なくとも菅長官は国民がどう感じているかまでは理解しているように思います。問題は、それでも最終的には民意を否定することです。番頭にとっては店のお客より、店主が第一なのです。沖縄県民の意志を踏みにじる、辺野古基地の工事強行がその例です。
次期総裁として、進次郎の評判が高いが、やり切れないのは、そこには「安倍首相よりは良さそうだ」という以外に何の根拠もないことです。確固とした政治理念があれば、こうも頻繁に見解がブレないでしょう。配偶者の滝川クリステルも、タレント以上の何者でもないと思います。
長い前書きはこれくらいにして、今回は週刊朝日(9/27号)の冒頭の記事から、安倍政権関連の記事の一部をご紹介します。
「消費税10%阻止をあきらめない。安倍醜聞内閣に挑む」
蓋を開けてみれば、小泉進次郎氏の初入閣以外は安倍晋三首相のお友達の出戻りと横滑り、初入閣組は待機組の在庫一斉セールのような布陣の改造内闇だった。10月には消費増税10%が迫る。それを阻止すべく、あの男が動き出した。れいわ新選組の山本太郎氏だ。
第4次安倍再改造内閣には、小泉環境相はじめ、自民党各派が推薦した「待機組」13人が初入閣した。その顔ぶれをみて、自民党のベテラン議員は心配そうにつぶやいた。
「大丈夫なのかと思いたくなるメンツが何人かいるな」
本誌の調べで国家公安委員長として二階派から初入閣した武田良太氏(51)が山口組系の元暴力団員や関連企業から計120万円の献金を受け取っていたことが判明。さらに科学技術担当相に起用された岸田派の竹本直一氏(78)が指定暴力団山口組系の元幹部と撮影した写真も入手。「グレーな交友」疑惑を報じた。
「武田国家公安委員長、竹本科学技術担当相のほか、過去に暴力団関係者からの献金を報じられた田中和徳復興相の頭文字をとって3Tと呼ばれ、国会で火だるまになる危険性がある」(官邸幹部)
そんなスキャンダル閣僚の弾よけ要員とされているのが、小泉環境相だという。
「安倍さんの進次郎起用の本当の狙いは、注目が彼に集まって、疑惑大臣らのスキャンダルがスルーされて、報道されにくくなること。進次郎がメディア攻勢をしのげるのか、お手並み拝見という感じです」(自民党幹部)
安倍改造内閣の正念場は、いよいよ10月1日から税率が8%から10%に引き上げられる消費増税だ。
(中略)
野党とともに、消費税のないマレーシアを視察してきた山本太郎は、消費増税が無くてもやっていけるという確信をもったという。
消費税をゼロにした場合、財源はどうするのだろうか。
「消費税をやめると仮定した場合、年間20兆円くらいの財源が必要になります。その財源を何で埋めるかというと二つある。一つは国積の発行。もう一つは税でやる。法人税を累進性に変えていく。もうかっているときに税率は高まるが、そうでないときは税負担が低くなるというやり方です。
さらに、所得税についても累進性を強化し、分離課税などをやめることで金持ちからより取れるようになれば、29兆円の財源ができるという試算が存在するんです。あくまでざっくりとした数字。でも、税の取り方を変えれば、消費税だってやめられる、ということです」
(中略)
もう一つの財源となる国債発行については、大胆に財政出動すべきだと指摘。
「国が、成長産業が何かを見極めて、投資すべきです。教育、保育、介護など国がケチり続けてきた分野は、伸びしろしかない。『国が本腰を入れるので、みなさんも参加しませんか』とやればいいんですよ」
(後は本誌を参照願います)。
1534.統一会派は野田抜きで 19/9/21
日本で最もまともな(まっとうという言葉は普通は使わない)生活情報サイトです。
暑さ、寒さも彼岸までと言いますが、台風17号の気温は高そうです。
野党連合は結構ですが、勝財務次官の操り人形になって、消費増税を断行。しかも結果的に約束は守らなかった安倍総裁の口車に乗って国会を解散。挙句、民主党が国民の信頼と支持を失って大敗し、政権を自民党に明け渡した張本人が野田佳彦です。しかも今に至るまで全く反省の色はありません。当時、消費税反対の国民デモが官邸に迫った時、誰かが騒いでいるようだとうそぶいた。民意などどうでもいいと言ったのです。それを私は決して忘れることが出来ません。しかもあろうことか、民主党の敗退を、消費増税に反対した小沢のせいにしました。無責任さは、政治家以前に、人間としても屑なのです。
民主党が負けた結果、日本中を覆うことになった安倍独裁政治の下で、国民は平等はおろか、正義と自由と、民主主義まで失いました。当事者の安倍の言うように、民主党政権時代が悪夢だとすれば、まさにそれは野田が国会を解散した時の民主党政治がそれだったのです。
その戦犯の野田が、今また野党統一会派で、性懲りもなく大きな顔をしているとすれば、悪夢が再現する恐れがあります。ついでに言えば、岡田続く蓮舫代表時代の民主党も、国民にとっては準悪夢でした。悪夢は、俺が、私が、とわめくしか能のない、器の小さい政治家による人災なのです。
野党連合を推進したのは、野田ではありません。共産の志位です。国民が民主党(と希望の党)を見放したのは、それが第二自民党を志向したからです。途中まで掲げていた、官僚が操る政治からの脱皮、行政改革の一大目標も、腰砕けになりました。悪夢の再現は沢山です。その兆候があれば、国民の最後の希望は、れいわしかないということになるでしょう。
関連記事。統一会派の名称。19文字。
https://www.asahi.com/articles/ASM9N5TPJM9NUTFK01F.html?iref=comtop_8_05
関連記事。千葉停電長期化。
https://mainichi.jp/articles/20190920/k00/00m/040/328000c
コメント:人命にも関わる生活の不便さに加え、経済的損失も馬鹿になりません。安倍政治の無策と、無情が生んだ悲劇です。
関連記事。菅、台風への態勢問題なし。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6337134
コメント:国民、なかでも千葉県民の意見は違うと思います。(菅自身が現地に行って)問題があったことを知っていて言うのだから、確信犯です。そうまでして安倍をかばいたいのか。極端に過ぎるごますりは、忠誠心を超えて見苦しいだけです。しかもポスト安倍を期待しても無駄です。派閥の代表でもなく、安倍の下働きだけで、自民党の総裁にはなれないことくらい分かっているはずです。国民も、今更、安倍のセカンド・バージョンに用はないのです。菅が進次郎を担ぐのも、心ある国民にとっては迷惑な話です。今回の発言は、令和おじさんの息の根を止めることになりかねません。
・数千億円かけたサウジの防空システムに欠陥。わずか数万円のドローン攻撃に無防備。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-13027.php
コメント:日本のイージスアショアは大丈夫なのでしょうか。それにしてもイランは戦争に慣れています。
1535.警察は説明を 19/9/22-25
・女児暴行(死)容疑の男釈放。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6337209
コメント:意味が分からない。安倍首相への追従で、殺人でもないのに、籠池は1年も拘留したではないか。この事件が事故死や、自然死にされたら、亡くなった子供は浮かばれまい。容疑者は逮捕容疑を認めているのに、立件できない可能性が1%でもあれば、(市民の訴えがあっても)犯罪者を野に放つ。だから実際にストーカー殺人も起きている。見て見ぬ振りか、意図的な無作為か、それとも再逮捕で揺さぶりをかける戦術か。確たる証拠がない、或いは疑わしきは罰せずという理由なのかもしれないが、それならそれで、国民が納得できる説明を行う義務がある。それほどこの事件は社会的影響の大きい事件だ。刑事告発のための検察と異なり、警察が正義と真実の追及を自ら放棄するようなことが(仮に)あれば、しかも自らと自分の組織の保身にしか関心がないとすれば、存在価値を問われても、仕方がないと思う。
1536.想定外は言い訳にならない 19/9/23
台風15号で、千葉で倒れた電柱は2千本。電柱の規格は風速40m。しかし15号の最大瞬間風速は57.5m。台風17号でも既に突風の被害が報告されています。
関連記事。復旧を阻む真因は何か。
https://toyokeizai.net/articles/-/304103
関連記事。台風15号の経済損失の全容見えず。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50104490S9A920C1MM8000/
関連記事。15号の罹災証明遅れ。生活再建に影。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019092202000128.html
問題は、電力会社にも、政府や行政機関にも、想定外の事態など、いとも簡単に発生し得るという認識がないことです。
関連記事。台風17号。対策甘かった。
https://www.47news.jp/localnews/4026534.html
関連記事。17号。鉄塔折れ、コンテナ飛ぶ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190922/k10012094041000.html
しかもこれは福島の原発事故でも言えることです。予測不可能な津波の高さなので、経営幹部に責任はないという裁判所の判断はそもそも間違っています。なぜなら経産省が、過去15m以上の津波が起きたことを会議で東電に指摘しており、東電のスタッフからも、意見が出ていたのに、それらの想定や提案を、上層部が握りつぶしたからです。そこには最大限度の安全対策の努力をするという姿勢も、危機管理の意識もなく、費用を惜しむだけのご都合主義しかなかったのです。
関連記事。東電の無責任体質分かった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019092202000114.html
・嵐が台風被災地に6千万円。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190924-OYT1T50156/
コメント:安倍首相の被災地に対する酷薄さ(言っていることとやっていることがまるで違う)を見せつけられているので、この話を聞いて、国民はほっとするでしょう。それに引きかえ、超高額所得者の東西お笑芸人や旧アイドルは、ため込むか、乗りもしない高級車を買いあさるくらい。古参の芸人に至っては、下半身のだらしなさでも前澤某(人間失格)と変わりません。裏社会とも繋がり、国民の常識が通用しない、日本のTVやネットの世界の異質さが、そこにはありそうです。ところで久しぶりにV6の学校へ行こう(TBS)を見て、未だ健全な番組が少しは残っていることを確認しました。
1537.メディアと報道姿勢 19/9/24
サウジの油田が、ドローンでいとも簡単に炎上したのに、日本の防空システムへの不安や原発の脆弱性を、一切取り上げようとしない日本のメディア。日本のメディアは国民の立場で権力を批判するどころか、国民に対する宣伝担当、行政と企業の代弁者に過ぎないのでしょうか。
関連記事。北の新型ミサイル。低高度、変則軌道で日本探知できず。
https://www.47news.jp/news/4027943.html
その一方で、私は千葉の大停電に関するNHKの報道姿勢は評価しています。小池報道局長の圧力や、官邸への忖度で両両足を縛られてもなお、報道の現場では、千葉の惨状を伝えようと、民放以上に必死になっていました。NHKには一抹の良心が残っていると信じたい。ちなみにこういう時にN国は一切批判も要請もしない。1時間で行ける現地にも行かない。それだけで偽野党の素性が知れるというものです。
関連記事。千葉、また強風、また停電。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190923-OYT1T50151/
1538.お粗末な四次安倍内閣 19/9/26
安倍首相が、国連でサウジ攻撃を非難しようが(日本は無関係の立場を貫くべき)、トランプと隷属的な貿易交渉で握手しようが、気にならなくなってきました。記事を取り上げる気にもなれません。今私の目に映っているのは、勢いを失って凋落し、過去の人になりつつある、超保守の政治家の後ろ姿だけです。一方、第四次安倍内閣の客寄せパンダは、浮かれた挙句の虚言・失言。早くもメッキがはがれ、中身のないことが暴露されてきています。
関連記事。何言ってるか分からない。
https://news.headlines.auone.jp/stories/showbiz/news/12737836?genreid=3&subgenreid=7&articleid=12737836&cpid=10130012
関連記事。韓国に利用される進次郎。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190925-00584422-shincho-pol
関連記事。文科省、事実解明難しい。萩生田。
https://373news.com/_news/?storyid=110607
コメント:やる気がないというより、この人事自体が、モリカケのもみ消しが目的でしょう。自分の個人的な不始末を閣僚に背負わせ、うまくやれれば後継の芽も。ワルの極みです。それはそうと籠池の起訴はどうなったのでしょうか。安倍首相にとって、籠池の起訴は諸刃の剣のはずです。なので、籠池が黙ることを条件に、起訴を取り下げる方向で調整中というのが一番ありそうなシナリオです。メディアが籠池や加計学園の現状を一切報道しないのも極めて不自然です。自主規制か忖度かは別にしても、官邸からモリカケの報道に圧力が掛かっていることを想像させます。何しろあの悪番頭が仕切っているのです。そうやってなんとか、安倍晋三の最後の花道、大嘗祭と五輪に持ち込みたいところでしょう。日本の政治は、あろうことか安倍晋三の個人的な見栄で振り回されてきたのです。しかもそれが今や民主主義政治の制度疲労にまで発展しています。何という不幸な国民、国民の不幸であることか。
関連記事。日本、農産物72億ドル分の関税下げ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50218330W9A920C1000000/
関連記事。日米が相互に市場開放(?)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019092500342&g=int
コメント:それでなくても食糧の自給率が問題になっているのに、一方的に農村にしわ寄せですか。その代わりに売り込む日本の工業製品とは一体何のことでしょうか。自動車は最初から関税引き下げの対象外なのです。この状況を一言で言えば、米国の言いなりであって、3発殴られるところ1発で済んだから成功だと言っているだけのことです。
1539.不寛容な世界 19/9/27
上から下まで、自分にとって都合が悪く、気に食わなければ「制裁」と「報復」。不寛容と唯我独尊の時代。神(もしくは天の摂理)がこうしたちっぽけな人間たち(政治家と経営者を含む)の、思い上がりや増長を許すとは到底思えない。ガラポンのための大災害の予感が真実味を伴ってきています。
・NHK経営委員会が上田会長を厳重注意。かんぽの不正報道で。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019092602000276.html
関連記事。経営委員会に批判の声。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190926/k00/00m/040/327000c
コメント:無論NHKの現場の方が正しかったわけで、経営委員会(と総務省)はどう落とし前をつけるつもりなのか。経営を監視する立場なのに、自らが経営方針に口を出した最悪の例。背任で解任が妥当と思う。
・トランプの電話会談の全内容。
https://www.cnn.co.jp/usa/35143137.html
関連記事。トランプが大統領選に介入要求。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50275200X20C19A9000000/
コメント:これでもトランプを支持するようなら福音主義者とユダヤ系資本は気が狂っています。
・ソ連兵に性接待。封印された過去。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6337688
コメント:韓国から借り受けて、モスクワにも慰安婦像を。
・アベノミクスで日本経済は復活していない。
https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2019/09/post-80.php
コメント:一読を。
・不自由展。検閲に批判。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019092602000159.html
・イランと米国、憎しみの構図。
https://diamond.jp/articles/-/215806
・自力で避難できない人をどう助ける。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190919-OYTET50009/?utm_source=yomiuri&utm_medium=yol&utm_campaign=yoltop_yomidr
1540.陸上イージスの実験に550億。19/9/28
・イージスアショア試験に550億円追加。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/550.php
コメント:ずいぶん気楽に言ってくれるが、誰が負担するのか。それにドローンや低高度巡航ミサイルには無力なのではないか。タカ派内閣の歯止めなき軍拡。元々河野には経済観念などない。国民は自分に奉仕するものだと思っている。だから悪夢の相防衛相だと言っているのです。この頭の軽い(=思考力も思慮もない)大臣は機会があれば、自衛隊の武装の引き金を引きたくて、うずうずしているのでないか、