「WTWオピニオン」

【第95巻の内容】

「世論調査か世論操作か」
「西も東も見ないふり」
「見劣りする日本の政治家」
「占いとの付き合い方」
「政治の無免許運転」
「本末転倒の地球外生命探査」
「山本太郎という名の奇跡」
「吉本と官僚に欠如しているもの」
「N国もN国、NHKもNHK」
「札幌にはお願いせよ」


1551.世論調査か世論操作か。19/10/21

読売によれば、増税後も消費を減らしていないが70%、内閣支持率は55%で横ばいだそうです。我々国民の実感とは、余りにかけ離れた数字の公表に唖然とします。増税、関電スキャンダル、災害対応の遅れで、政府の印象が悪化しても、良くなる要素は一つもないのです。消費が減らないという人たちには、減らす必要がない富裕層と、減らしたくとも減らせない貧困層が含まれているでしょう。影響の大きい中間層を取り上げなければ意味がないのです。読売は、増税は正しかった、それは内閣支持率が横ばい(そもそもこの情報がフェイクです)であることから分かるとでも言いたいのでしょう。時期を考えれば、意図的な報道と、メディアによる世論操作と考えざるを得ません。WTWのような政官財のしがらみのない「独立系」メディアは、政府の御用新聞と違って、権力に忖度せずに真実を追い求め、自由な口が利けるところに、存在価値があると思います。



1552.西も東も見ないふり。19/10/25

・トランプ、連邦機関にNYTとWPの購読打ち切り指示。
https://jp.wsj.com/articles/SB10059827090622323412804585631123103238974
関連記事。証言。政敵の汚点捜査に協力しなければ国防に協力しないと脅した。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13256.php
コメント:愚かさにも限度があります。トランプ政権の末期的症状です。再選はあり得ないことを、自ら認めてしまったようなものです。目と耳をふさいでも、悪評は無かったことにはならないのです。砂に頭をうずめるダチョウそのものではないか。

しかもこの傾向は安倍政権でも顕著です。菅官房長官が記者会見で東京新聞の記者を排除したのは有名な話です。一方、安倍首相が口先でいくら否定しても景気の悪化は隠しようがありません。第三の矢などは影も形もありません(クールジャパンも大失敗)。そこに消費税が、追い打ちをかけている。それがい日本(経済)の否定出来ない「現実」なのです。

政官財の権力者は、庶民の手取りの減少、生活苦は見て見ぬ振り。好きなように御手盛りし、豪遊し、身内で大盤振る舞いしていたことが、関電の事件で分かって来ました。関電の事例が、日本の歪んだ政官財のもたれあいの構図の、氷山の一角であることくらい、誰でも想像はつきます。むしろこれ(政官財の腐敗)は、関電だけの問題だとどうして言い切れるのでしょうか。
関連記事。全電力会社を巻き込む原発再編の現実味。
https://diamond.jp/articles/-/217929
関連記事。関電マネーを告発する会が発足。
https://jp.reuters.com/article/idJP2019102401001797

政治家や官僚が、特権を振りかざし、倫理観を投げ捨て(自浄作用は皆無)、法の網をかいくぐり、検察を手なづける。やっていることは江戸時代の悪代官と同じです。そもそも財界を含めて、不正を不正と感じていない組織が、世界と競争して勝てる訳がないのです。寡占の上にあぐらをかいた結果、技術的な欠陥が原因で、墜落事故を多発し、経営が傾きつつあるボーイングを見れば分かるでしょう。しかも同社はFAAとの癒着、データの改ざんも明るみに出てきています。日本では電力がこれに一番近い存在です。
関連記事。ボーイングに巣くう企業文化問題。
https://jp.wsj.com/articles/SB10318246738119614684704585629144214733192

アベノミクスは、傷口に絆創膏を貼っただけの偽物の景気対策でした。だから日本の経済が破滅の淵に近づいているのです。日銀を無理強いして、その場限りの禁じ手を連発させることで、景気が浮揚したと騒いで見せただけのことです。しかも安倍首相が宣伝したトリクルダウンは結局起きませんでした。その代わりに(主に為替差益による)利益は、企業が剰余金の形でしまい込んでしまったのです。そこにはアベノミクスに対する企業側の本音(信頼できない)もはっきりと見て取れるのです。だからアベノミクスのおかげで、国民の可処分所得は減るばかり、生活は少しも楽にはならなかったのです。

法人税減税で足りなくなった税収を、消費増税で穴埋めしようとしました。政府は、増税分は福祉に全額使うと言っており、それは福祉重視で、しかも高齢者がお荷物だと言わんばかりの説明でした。ところが行政改革の意図は皆無です。自分たちに少しでも損になることに関心は無いのです。天井知らずの防衛費についても、議員にかかる費用についても、一切の言及はなく、見直しのジェスチャーすらありません。一方で、言葉と裏腹に、年金は毎年「確実に」減らされているのです。このどこが手厚い福祉なのでしょうか。嘘をつくのもいい加減にして欲しいものです。

安倍政権や自民党に日本の政治を委ねるということは、国民がゆでガエルになる道を選ぶという事に他ならないのです。トランプを(うっかり)選んだ結果、米国がどうなったかをみれば一目瞭然です。人を見る目がない(立花の悪例もある)と言ってしまえばそれまでですが、自分の運命を「無責任で不適格」な者に委ねた結果が、今の日本(とアメリカ)の惨状なのです。そしてそれを変えられるのも、国民自身なのです。

世論調査で大多数を占めている、「他に選択肢がないから」と言う理由(というより言い訳)だけで、これ以上安倍政権や自民党に続投(と言うより野放しに)させることは、自分(と他の国民)を茹で上げてしまう(=息の根が止まる)ことになるだけなのです。耐えがたくなる前に(=現実から目をそらさずに)、鍋から飛び出すのがあたり前の行動なのです。自民党の政治家の引きも切らない不正や暴言だけを取り上げても、彼らが賞味期限をとっくに過ぎていることは明らかなのです。

きつい言い方になりますが、砂に頭を突っ込んでいるのはダチョウ、トランプ、アベスガだけでなく、(日米の)有権者も同じことなのです。



1553.見劣りする日本の政治家。19/10/26

・経産相更迭。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191025-OYT1T50274/
コメント:さっさと辞任しました。選挙違反が良いとは言わないが、国会での答弁姿勢は正直だったし、彼より先に辞任して欲しい、言い換えれば、国民にとって選挙違反の菅原より悪質な議員(例えば萩生田、河野、二階、世耕、そして無論のこと安倍首相)もいると思います。

・文科相。ローマ字表記、来年から制・名に。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6340561
コメント:いつから外国では逆になったのか。国内でも、クレジット・カードの変更、パスポートや名刺の変更、どれ一つとっても、どれくらいの手間と費用と混乱が発生すると思っているのでしょうか。最初に言い出した(外交実績ゼロの)河野も河野です。こういう(ものを深く考える習慣のない)手合いが、こともあろうに学問を束ねる文科大臣(や防衛大臣)とは、安倍首相による、国民を徹底的に馬鹿にした振る舞いとしか思えません。君が代、日の丸問題でも、何が起きるか今から予想がつきます。誰とは敢えて言わなくても、利口ぶった馬X(N国の代表も加えて)ほど始末に悪いものは無いのです

・底知れぬ原発マネーの闇。
https://mainichi.jp/articles/20191025/k00/00m/020/284000c
コメント:NHKのクロ現が特集し、分かりやすく説明していました。クロ現は再放送すべき番組です。この番組はもともと午後7時半だったのに、午後11時に押しやったのも、安倍首相の悪辣なメディアの介入(とその横車を受け入れた会長)の結果です。そうした自民党の言論弾圧の急先鋒だった萩生田が、日本の教育担当とは、悪い冗談では済まされないのです。教育の場は自由でなければならないからです。日本の招来を考えれば、更迭すべきは菅原よりも萩生田の方なのです。そもそも安倍首相の存在自体が、国民にとって激甚災害(人災)なのです。

・マラソン札幌移転、IOC撤回せず。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019102501002146.html
コメント:最初に都に根回しするべきだったとは思います。しかし、都の暑さ対策は、むしろ都民にとって役に立つはずです。逆に一過性の対策に300億も使ったら、都民が承知しないでしょう。都民が怒っているというのも小池の我田引水の説明です。都民だって選手の命の方が大事なのです。しかも彼女が都民の気持など理解していないことは、豊洲市場の強行、都民ファーストの会の崩壊、二階への異常接近(国政への復帰の布石)等々で、都民には嫌と言う程分かっているのです。

・プーチンの地政学的スキル、
https://jp.wsj.com/articles/SB10105183562228293586104585629681704773168
関連記事。トランプには戦略的、抽象的な思考が欠如。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13264.php
コメント:トランプ、アベ(人が悪いより先に、アXマが悪い)と比較すると「頭の良さ(ずるがしこさ)」が際立っています。覇権主義の国のトップではなく、国連の事務総長か欧州委員長にしたいくらいです。



1554.占いとの付き合い方。19/10/29

私事で恐縮ですが、電話で商品を注文すると、必ず名前の漢字表記を尋ねられます。電話で漢字を説明すること自体に無理があるし、ネットで注文した方が、その点は楽です。私の場合、祖父がつけてくれた名前ではありますが、発音はフツーなのに、漢字表記が一般と異なるので、(子どもの頃から)説明では苦慮してきました。
とりわけ欣という字が厄介です。欣喜雀躍などと言ってみても、通用しません。そこで最近は、北大路欣也のキンに、木村拓哉のヤと言うことにしています。以前は志賀直哉のヤとか、小室哲哉のヤとか言ってみた時期もありました。ということは本人が知らないところで、私はキムタクのお世話になっているということになります。後は北大路欣也に代わる、若手の有名人の登場が望まれます。萩本欽一が改名してくれないものでしょうか。
このシンプル志向のグローバルの時代に、凝った漢字名は時代錯誤さえ感じます。発音は英語名(例えばカノン=音楽用語)なのに、漢字を無理やり当てはめる例に至っては、クイズみたいです。なので、最近の子供の名前では、一見しただけでは、読み方さえ分からないことがあります。

なおついでですから、ムーの世界という番組で島田秀平が説明していた、生年月日で分かる性格という占いの方法をご紹介します。血液型占いは4種類しかないので、いかにも無理がありますが、こちらは10種類なので、選択肢の幅が広がります。方法は簡単で、生年月日に使われている数字を順に足してゆくだけです。
1995年10月29日なら、1+9+9+5+1+0+2+9=36で、更に3と6を足して9となります。このように一桁になるまで足し算を繰り返します。但し生年が2000年以降なら、最初の二桁は20のままで足します。結果は以下の通りです。なお番組中で説明は無かったが、色はおそらくラッキー・カラーでしょう。
1=才能も運もあるがハートが弱く小心者(赤)
2=頭がよく直感も働くが短気で人からあれこれ言われたくない(銀)
3=面倒見がよく芸術的センスがあるがストレスを溜めやすい(金)
4=働き者でリーダーシップがあるがクールで人間味がない(青)
5=マイペースで安定志向だが恋愛下手(緑)
6=八方美人で愛情深いが裏切りを許さない(桃)
7=お調子者でパワフルだがデリケートで傷つきやすい(紺)
8=こだわりが強く金運もあるが、ものの考え方が極端(橙)
9=記憶力がよく天才肌だが寂しがり屋(紫)
ゼロはどうするのかという疑問が残ります。
安倍、トランプ、金正恩は皆4だそうです。最強の占いの四柱推命でも、生年月日を使っていたと記憶しています。ちなみに私は当たりでした。但しどの数字でも、一部なら当てはまりそうです。
なお集計の途中で、11,22,33などのゾロ目の数字が現れると、最強の生年月日で、中でも33がベストとのことです。
11=強運
22=リーダー
33=カリスマ
上記以外のゾロ目の説明はありませんでした。
但し(ここが肝心です)、この理屈で言うと、おなじ日に生まれた人は全員(しかも世界中で)同じ性格になってしまうので、さすがにそれは無いでしょう。だから過信は禁物です。当たった、外れたくらいで楽しむ程度にとどめておいた方が無難です。パワーや運に頼るのは、努力を怠るという問題以前に、自分の人生を他人に委ねる、もしくは他人に振り回されることになるので、(行き過ぎた神頼みは)お勧めできません。良運でも悪運で、全て他人や超自然の力のせいにしていたら、人間(人類)は進歩が止まります。どころか石器時代に戻ってしまうでしょう。
関連記事。世界にバカは4人いる。
https://diamond.jp/articles/-/218605
コメント:いえいえ、とてもそんな数では収まりません。安倍、トランプ、二階、萩生田、河野、立花だけでもう6人です。とはいえ、面白いので一読を。但し血液型占いと同じで、4つに限定するのには無理があります。


【気になる記事】

・英、再生可能エネルギーが化石燃料発電を上回る。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13273.php
コメント:むしろ、それしかないことに日本の政府も早く気付くべきです。そんな状況なのに、環境汚染のモンスター(堪り続ける汚染水タンクを見よ)である原発への、異常とも思えるこだわりが、実は利権が原因だったというのですから、内閣が総辞職してもおかしくない、一大不祥事なのです。

・バグダディ死亡、急襲作戦の詳細。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102802000257.html
関連記事。指導者死亡でも残る温床、脅威。
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2019/10/251361.php
コメント:凄惨な現場です。しかし殺し合いで、問題は解決しません。無論、それをを最初に言いたい相手は他ならぬISです。誰でも(ISでさえ)死にたくはないことが今回の急襲でも分かります。

・ゴッサム市の憂い。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019102802000154.html
コメント:TV放映があったので、バットマンのリターンズと、ダークナイト・ライジングを続けて見る機会がありました。いずれも2時間を超える大作で、特撮技術も極限、もはやリアルとの区別もつきません。その底流を流れる閉塞感、救いのないやりきれなさは、往年のハリウッド映画とは明らかに別物であって、娯楽映画であると同時に、陰鬱な社会派作品です。米国社会の現実の一面でもあるが、最近の自暴自棄の事件の多発でも分かるように、日本でも同じことが起きているのです。それを政府もメディアも認めていないだけのことなのです。



1555.政治の無免許運転。19/10/30

・高齢者に限定免許。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102900968&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
コメント:年令の問題ではないでしょう。言いたくはないが、主婦ドライバーの自己中の運転マナーだって決して褒められたものではない。追い越し車線をのろのろ走るかと思えば、急に曲がったり、軽で飛ばしてみたり。先日は幼児を後部座席に一人で乗せ、しかもベルトをしていないので、窓から顔を出しています。たまりかねて、赤信号で隣に止まった時に、危ないと呼びかけたら、窓を閉め、こちらを睨みつけて走り去りました。言い方は悪いが、以前タクシーのドライバーからメドラ(失礼)には気を付けろと聞いたこともあります。

但し自己中運転を除けば、女性は、基本的にあまり無理はしないし、ウィンカーもつけずに車の間を縫うような運転(割り込みだから、後続車が怒ってあおりを誘発する)をするのは中年までの男性です。何でも画一的に決めつけたがる政府の姿勢に問題があるのです。

安全装置前提の免許は、高齢者だけに限定するべきではないのです。政府は統計を無視しています。政府の統計無視や改ざんは、いまに始まったことではないが、事故率が高いのはじゃy九年相じゃy九年相若年層なのです。しかもスマホ、飲酒による悲惨な事故を起こしたのは高齢者ではありません。即ち安全装置が必要なのは高齢者だけではないのです。操作ミスはあっても、無茶な運転、非常識な運転で悲惨な事故を起こしているのは、高齢者ではありません。

しかも高齢者には、免許書き換え前に、(更新者の費用負担)で、事実上の実技の試験が行われていることも、余り知られていないようです。そこで、この機会の活用を考えればいいのです。即ち教習所を一回りしてみて、少しでも不安がある(怪しい)と教官が判断すれば、別途時間を作り、自分のクルマを持ち込ませて、操作を復習させるとともに、敢えてパニックの状況を作り、それを何度も反復させることで、踏み間違いを減らすことが出来るはずです。しかもその方が、法改正より、遥かに実質的で効果的です。

そしてもう一つの問題が、文春砲で有名になったメディアの無茶ぶりです。それ見たことかのメディアの見せしめ裁判(些細なことで社会生命の死刑判決)と、世論操作です。

今回の法改正に限ったことではないが、なんでも画一的に決めつける政府の傾向には身の毛がよだちます。例えば街頭演説で、安倍首相に反対する者は国民ではないと決めつけました。また頼まれもしないのに、自衛隊は国民の守護神であるかのようにレッテルを貼ってみる。危険で悲惨な災害現場で最初に対応しているのは、消防と警察なのです。いま自衛隊を批判でもしようものなら非国民と言われかねません。安倍政権が目指すものは、安倍首相の命令一価、全国民が右向け右の国家総動員法では無いのかと疑いたくなるくらいです。

権力と既得権への批判を許さないという風潮。それが、独裁政権と全体主義の特徴でもあります。日本が民主主義の国ではないと、首相が自分で言ってしまっているようなものなのです。国粋主義の傾向を含め、個人的な価値観を、国民に強要とまでは言わなくとも、少なくとも要望することを、多様性を尊重するとは言いません。しかもそれを批判すべきメディアが機能不全(ソンタク・ドンタク)に陥っているのです。

国民は型にはめられて、こんがり焼き上げられるのを待つたこ焼きではありません。しかもお生憎様ですが、若手の一部にはこれでもネトウヨ(=安倍ユーゲント)一辺倒ではない、リベラルな風も吹き始めているのです。


【気になる記事】

・年内の新党結成目指す。小沢。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102901100&g=pol
コメント:見届けるまで死ぬことはできません。

・山本太郎のブレーン。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/-19804020092015-6-115-20121010tpp-1.php



1556.本末転倒の地球外生命探査。19/10/31

・地球外知的生命体探査プロジェクト。NASA。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000025-jij_afp-sctch
コメント:命名が長すぎます。それに何をいまさらです。彼らはとっく(1万2千年前)に地球に来て、最小限度の文化と技術(特に天文学)だけを残して、去っていったのです(おそらく天の川銀河内、それもシリウス星系方向)。そして去るときに、時限起動装置のついた探査機兼記録マシン(UFO)を残していったと考えられます。エリア51で有名なグレイタイプの宇宙人は、クローン技術による、探査用の生体ロボットだと考えれば、つじつまが会うのです。
地球外知生命体が、未だに人類を成熟した知的生命体とみなしていないから、アブダクション(誘拐)も起きるのです。人類は知的・文化的に遅れているとみなされているのです。そういう見方をして、初めてUFOや宇宙人の行動が、(人間から見て)常識を逸していることの説明がつくのです。UFOは、ただ無駄に光っているだけでなく、分裂して多数の子機を放出することがあります。それでもあくまで探査機だから向こうから手出しはせず、ただ近寄って観察するだけです。
UFOが消えるのは、透明になるからでも、異次元に移動するからでもなく、超高速で動くからです。だから空の写真を撮ると、連続写真の中に、一枚だけ映っている事があります。またこの子機(ドローン)にはセンサーがついていて、天変地異や大規模集会があると、その場に瞬間移動して情報報集を行います。なので大統領の就任演説の場には必ず出現するし、日本では311の日に目撃例があります。
UFO(ドローン)の格納庫は、人間が近づけない、火山の火口の内部や深海(海中でも時速300キロを出せる)にあることが多いようです。退屈すると、(文字だと分からないので)麦畑に図形を描くことがあります。ミステリーサークルがそれです。一晩どころか数分もかからないのです。時間の感覚が人類とは違うようです。但し図形には、これというメッセージが含まれているようには思えません。
地球人は、こちらから地球外生命を捜すなどというようなおこがましい立場ではなくて、少なくも今のところ、地球外知的生命からまともに相手にされていないようなのです。しかし2019-2020年を境に、人類がバージョン2.0になるので、その時には、ついに宇宙人が人類の前に、(再度)姿を現すでしょう。そして人類は神の正体を知ることになるのでしょう。2019-2020年には、人類がその歴史を根本から書き換えなければならなくなる、画期的な年になるのではないかと、(あくまで個人的に)考えているのです。



1557.山本太郎という名の奇跡。19/11/1

・山本太郎のブレーン。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/-19804020092015-6-115-20121010tpp-1.php


「ニューズウィーク、11月5日号。特集山本太郎現象」から一部を紹介

【ニッポンを揺さぶる山本太郎とは何者か】森達也
7月の参院選で新風を起こした 山本太郎とれいわ新選組、関係者の証言でたどる彼のこれまでとこれから

「…彼は本気です。最初に会ったときの目が忘れられない。国会で質問する際も必ず現場に行って当事者の話を聞き、きちんと原稿を作ってストップウオッチで秒数も計って何度もシミュレーションしている。他の議員たちとはまったく質が違います」
森ゆうこ国民民主党参院議員

…広場の一角に設営されたステージ横のテントに向かって歩きながら、時折呼ばれる市民集会やデモとは空気が微妙に違うと感じる。理由は分かっていた。若い人が多いのだ。

…何を話すかはまだ決められなかった。なぜならこの場でしゃべることに、微妙なためらいがあったからだ。

…ためらいの一つの理由は、対自民という戦略で考えたとき、れいわと山本太郎を手放しで応援することが賢明な選択である、との確信をどうしても持てないことだ。
いきなり自己申告するけれど、憲法9条は保持すべきと僕は思っている。原発再稼働には反対だし、沖縄から基地をなくすべきと考えている。

つまり右か左かと問われれば明らかに左だ。ただし左翼という言葉には違和感がある。だってマルクスもエンゲルスもまともに読んでいないし、プロレタリアート独裁や世界同時革命など世迷い言に近いと思っている。あえてカテゴライズするならリベラルだ。だから当然ながら、改憲や原発再稼働を主張しながら軍備増強を進めて対米従属を強める自民党は支持しない。もっとストレートに書けば、安倍政権の時代を一刻も早く終わらせたいと考えている。

そのためには(日本維新の会やNHKから国民を守る党は別にするにしても)野党共闘は前提だ。だから山本がれいわ新選組の旗揚げを発表したとき、また票が割れるのか、と複雑な気分になったことは確かだ。

戦後日本において、自民党は圧倒的な巨大与党であり続けている。これに対抗すべき野党は、ここ数年だけでも離合集散を繰り返し、自民党に拮抗する力には全くなり得ていない。

メインストリーム・メディアが撮った(れいわの)映像が、今日や明日のニュースで放送されたり紙面で記事になったりすることは決してない。その理由を尋ねれば、公正中立不偏不党の原則があるからだと彼らは答えるだろう。確かにれいわはまだ政党要件を満たしていない。既存政党との扱いに差があることは理解する。でも報道することには何の問題もない。公職選挙法や放送法に抵触などしない。れいわの選挙活動は大きな話題になっている。ニュースバリューは十分にあるはずだ。ところがメインストリーム・メディァのほとんどは報道しない。

…でも現場に来てこの熱気を感じたなら、取材が終わって会社に戻ってからプロデューサーやデスクに、これはすぐに報道すべきですと伝えるべきだ。それができないあなた方はジャーナリストではない。会社員だ。

…メディアならばジャーナリズムの精神。視聴率や部数に貢献しなくても伝えなければいけないことがある。多くの人が喜ばなくても知らなければいけないことがある。 マイクを手に、僕はそんなことを言った。

しかしこの国は組織と相性がいい。言い換えれば個が弱い。だからジャーナリズムが窒息しかけている。

…「非常に率直。裏表はないし何かをたくらむタイプでもない。ほかの政治家とは全く違う」 衆院選に自身が立つかどうかは時点では微妙という安冨に、「ならばプレーンとして参画すれば?」と質問すれば、「太郎さんはプレーンの必要性は感じていないと思いますよ」との答えが返ってきた。

…「非常に率直。裏表はないし何かをたくらむタイプでもない。自分で考える。基本的に彼はどこまでいっても一人です。これに対して安倍政権(を支える人たち)は何も考えていなくて、判断の主体は自分ではなく官僚を含むシステムです。主体性がある人は一人もいない。言われたとおりにやっている。それが日本の政治。この既存のシステムに適合しようとしなかった民主党政権はつぶされた。政権交代を選択したはずなのに、いざシステムが止まりかけたら多くの人は恐れをなした。システムを止める決意をしていなかった。 山本太郎が首相になったら、間違いなくシステムは止まります」。

「…私は政治の原則を『富国強兵』から『子供を守る』に変えないといけないと思っている。山本さんが考えている政治の方向性の先には、必ずそういうものが出てくると私は思っている。だから、れいわに参加した」

「…いつも弱い人の立場に立っている。それは実感します。エリート街道を歩んできた政治家は、苦しんでいる人たちの状況がピンとこない。直感が働かない。山本さんは実際に苦しんでいる人たちに会ってきた。だからどういう言葉を使えば人々に届くのか、という感覚が鋭い。モチベーションも非常に強い。他の政治家とはまったく違う」

「菅(直人、WTW注)も既存の政治システムから離脱できなかった。連合会長が接近してきた。やっぱりそのほうが楽なんです。連合を味方にすれば金にも困らないし、野党の中で力を持てる。僕が見る限り、(山本太郎は)最初から一貫して、既存の政治システムに対して否定的です。それに依存しないで新しい政治をつくろうとしている。それは一度もぶれていない。むしろ先鋭化している。とはいえ、既存の政党を全否定しているわけじゃない。今だって野党共闘を呼び掛けている」。

山本太郎のプレーン的位置にいることをあっさりと否定した斎藤は、とても饒舌だった。最後に「今後、彼がつまずく可能性は?」と質問すれば、「殺されるとかもあり得る」との答えが返ってきた。

「日本の富を独占しようとしている人たちにとって、彼は危険人物。政権を取る条件を彼が持てるかどうかは、次の衆院選に懸かっている。…自由で公平な選挙なんてとっくにない。僕は『未必の故意による黙示的共謀』で公職選挙法違反の有罪判決を受けた。政権にとって不都合な存在なら、いつでも誰でも共謀罪で逮捕できる。そんな時代になっちゃった。これほどにメディアの選挙報道が統制された時代も初めて。統制じゃなくて実質は自主規制だけど」

現政権になってからメディアと司法が大きくひずみ始めている。その思いは僕も共有する。教育や歴史認識もずいぶん変わった。斎藤のように平成の30年を俯瞰はできないけれど、この十数年はそれが加速していると感じている。

その後に国会議員になった山本は、園遊会で天皇に手紙を渡して日本中から非難された。それから何かの会合で一緒になって、打ち上げの場で言葉を交わした。にこにことほほ笑みを絶やさない好青年だった。でもこの頃、山本は国会で、与党議員たちの怒号を浴びながら牛歩をしていた。壇上で「恥を知れ」と与党議員たちに罵り返していた。

「この国の政治を変えるラストチャンス。それが山本太郎だと思ったのよ」
山本太郎ってそこまでの存在なのかな、とつぶやく僕に、「ずっと見ているから分かる。とにかくすごく進化している」と木内(みどり、WTW注は言う。「勉強もすごい。他のボランティアスタッフが疲れ切って寝ているときに、こんな分厚い本を読んでいるのよ。経済かなんかの本だったと思う。とにかく知識はすごい。私は全国会議員の中で、彼が最強だと思う」

「何がそこまで彼を支えるのだろう」
「やっぱり困っている人、助けを求めている人を見過ごせないのだと思う。その感受性は本当に強い。…でも政治は1人じゃ無理。だから支えないと」

これからの日本にとって、山本は重要なカードだ。ただし(おそらくだが)本人にその意識は薄い。困っている人を助ける。弱い人に手を伸ばす。できることをやる。たぶんそれだけだ。総理になることは彼にとって手段でしかない。困っている人や弱い人を助けることが最終日標だ。そのために既存のシステムを壊す。


【仁義なき戦いを仕掛ける】インタビュー
―山本さんに対してはいろいろな懸念も指摘されている。例えば、移民受け入れ政策に反対なのではないか、と批判も既に起きている。
―もともと、この国に生きていた人の労働環境も、どんどん悪くなっている。自ら命を絶つようなところにまで追い詰められている方々がたくさんいます。そして、既に日本に来て働いている方々の中にも同じような状況があり、外国人技能実習生の中には、実際のところは奴隷労働的な環境で働かされている人もいます。
そんな状況を改善できていないのに、さらに人数を増やし、長期間受け入れたらどうなるか。もともと暮らしていた労働者の環境はより悪くなる。外国から来られる方々も分断に苦しむことになるのは明らか。人手が必要な産業はなぜ人手不足なのか。例えば農業とは安全保障なのだから、この国にもともと生きている人に、国が仲立ちして就業してもらうべきではないか。生産者になれば、生活が楽になるというパッケージが必要でしょう。
介護も同様です。現場の良心にだけ甘え続けるような政策を国が続けていていいのか。そこが改善されない限り、このままいけば未来は日本人の賃金も下がり、労働環境も悪くなり、外国人労働者も追い詰められ、企業だけが得をするということになる。お互いに不幸しか生まれない。

―平成の天皇(今の上皇)について、「お父さんのような存在」と述べたことがある。その真意はどこにあるのか。
―こう言うと、山本太郎にも右派的な要素があるのか、と思われるかもしれないが、(今の上皇には)お父さんのような感じを抱いています。私が母子家庭で育ち、家に父親がいなかったから、父性的なものを求めているというのはあるとは思います。
過去にあった戦争の戦地を回ったり、災害があれば現地に駆け付けたり、被災者を励ましたりしている。それは自分の中にあるお父さん感、父性を満たすものです。

―野党共閻についての見通しを聞きたい。
―私たちは衆院選で100人立てると言っているが、これは単独で選挙に挑むときの話です。100人擁立して嫌がるのは既存政党側ですよね。嫌ならば調整するしかない。まずは共通の政策を掲げて調整すべきだと考えています。それは消費税しかない。野党が一致して、政権交代を目指して「消費税5%」を訴えていく。
私たちは消費税廃止を掲げているが、実現には時間がかかることも承知しています。
私は右派でも左派でもなく、フリースタイル。右派でも、左派でも、いいと思う部分があれば取り込んでいく、フリースタイルでやっていけたらいいだけです。
(引用終わり)
コメント:山本を共同代表にした小沢の眼に狂いはありませんでした。人を見る眼のない安倍とは大違いです。



1558.吉本と官僚に欠如しているもの。19/11/2

兄弟漫才のミキが、京都訪問を促すだけの、特徴も工夫もない短いツイッターを2回発信しただけで、1回につき50万円が京都市から吉本に支払われました。あたかも芸人が自主的に情報発信を行った(ならば京都市が市民の税金から払う理由はない)かのように装ったことが問題視されました。

どれだけ吉本がピンハネするつもりか知りませんが、払った方も受け取った方も、金額は妥当だと説明しています。最低賃金で10円の攻防をしているのに、2回のツイッターに100万円という、(市の宣伝費に関する)破格の金銭感覚は異常としか言いようがありません。

そもそも吉本と反社の深くて長い関係は、同社の複数の関係者が証言しており、若手芸人が涙ながらにTV放映で告発して話題になりました。でも吉本が約束した第三者(?)の調査も、竜頭蛇尾で終わっており、客観的に潔白が証明されたようには思えません。口頭で関係はなかったと言っただけでは、調査結果の報告にはならないのです。反社組織との個々の関係を、具体的に調査し、記述した「分厚い」報告書がなければおかしいでしょう。

芸人と会社の取り分の見直しだけでは不十分です。裏社会との関係を断ち、企業経営の透明性を担保しなければ、捨て身で内部告発し、その後TV界から姿を消した若手が浮かばれません。しかも最近では、徳井の脱税を見て見ぬ振りをしていたという報道もあります。

吉本の不正や不明朗の問題で、一番気になるのは、警察も検察も微動だにしなかったことです。最近ではメディアさえもはや取り上げようとしません。即ちまたあの「忖度」とやらが、背後で働いているのかと思わざるを得ないのです。安倍首相が同社と親しい関係にあることは万人の知るところなのです。何らかの手心が加えられていないと思う方が不自然です。無論それを証明するのは不可能です。なぜなら(この場合でも)官邸は具体的な指示をする必要はないからです。

しかし一つだけ言えることは、少なくとも吉本けしからんという声は、政府筋や議員からは全く聞こえてこなかったという事実です。もしそれが反社勢力を恐れてのことならば、そういう時にこそ警察が全力で政治家を守るべきなのです。

WTWは、何かが起きたことよりも、当然起きるべきことが起きず、批判が全く出てこない時に、それをおかしいと感じるように努めています。そこには、はっきりとは見えない形ではあれ、国民の前に政治や社会の(裏の)真実が示されていると考えるからです。なぜ見えないかというと、それは権力にとって不都合な真実は、権力サイドが影響力を総動員して、全力を挙げて隠そうとするからです。関電の贈収賄事件が、その最たるものです。今や政府は第三委員会を事実上阻止(あるいは骨抜きに)することで鎮静化を図っています。

自民党は国会の開催さえ渋っており、やっと来週委員会が開催されます。野党にも問題はあります。小物の議員の選挙違反などにかまけるより先にやることがあるはずです。しかも発端はまたもや週刊文春。一体いつまで週刊誌に依存するつもりなのでしょうか。調査や政策立案のための秘書があり、必要経費も国が出しているのです。ところが独自に調査・告発を行っているのは共産党だけなのです。
関連記事。政策よりもスキャンダル。
https://diamond.jp/articles/-/219089

関電と政治の癒着と贈収賄の問題、汚染水問題、原発再稼働、辺野古の工事の強行、陸上イージスの不合理、上にだけ厚い税制、災害対策の不備など、国と民主主義の根幹に関わる大問題が山積しているのです。そのため(政策を糺すため)にこそ、野党が必要なのです。

安倍政権はもう死に体なので、近いうちに解散総選挙に踏み切る可能性もあると思います。仮にそこで、自民党が政権の座を明け渡す様なことがあっても、今度はその新与党に対する新野党が必要になるのです。それこそが、政治が正気を保つために必要な仕組みなのです。

文科相が英語試験の外注(民営化)の計画を延期しました。その発表の時に、あまり悪びれた様子がないのが、気になりました。ということは、身も蓋もない言い方をすれば、筋書きを書いたのは文部官僚であって、萩生田は単に看板として使われたのではないかということです。身の丈にあった云々は、どう考えても余計な一言で、安倍政権の本音でもあるのでしょうが、問題の政策が、萩生田が自分で考えたものでないことだけは、確かでしょう。

今更、元財務省の佐川を例に出すまでもなく、日本の官僚の(知性とモラルの)レベルがそこまで劣化していることこそが、大問題なのです。私がメーカーの国際物流の分野で、各省庁とお付き合いさせて頂いた当時は、全く今とは違っていました。(日本のかじ取りを)任せて安心していられたのに、今はなんという体たらくでしょうか。

よく局長以上の人事を官邸が握っているから、政府に忖度するのはしょうがないじゃないかという声を聞きます。でも本当にそうでしょうか。行政の現場を実際に仕切っているのは課長クラスであり、ごくたまに部長クラスです。即ち実働部隊の人事を官邸が握っているわけではないのです。なので今回の問題の原因は、人事制度よりも個々のお役人の頭の中身にあるのです。選良の頭が、帽子の台になっている(考えることに使われていない)のです。

今すぐ官僚の意識を変えていかないと、日本丸は右側に大きく傾いた挙句、世界から取り残されるだけではなく、財政的にも破綻し、間違いなく沈没します。というよりは、モリカケ問題の時から、既に各省庁の迷走、というより暴走が始まっています。今回の英語試験の外注も、そうした(国家公務員の矜持の欠落した)官僚による、(国民への)背任行為であり、無責任が招いた、悪しき例の一つに過ぎないのです。

官僚がプライドを取り戻せるかどうかに、日本の立て直しが掛かっているのです。なぜなら、仮に政権が代わったとしても、政策を実行するのは同じ官僚組織だからです。しかもこの方針の大転換は、お役人の意識と価値観を変える(政治家にではなく、国民に向き合う)だけで出来るのです。そこでは余分な費用も組織の見直しもいらないのです。
関連記事。最悪の試験止めた。
https://jp.reuters.com/article/idJP2019110101001718
関連記事。文科相。不信任案視野。
https://jp.reuters.com/article/idJP2019110101002408
関連記事。身の丈。上から目線。斉藤孝。
https://www.asahi.com/articles/ASMB05DSHMB0UPQJ00P.html?iref=comtop_8_06



1559.N国もN国、NHKもNHK。19/11/3

・N国の手法はスラップ。
https://this.kiji.is/562166263974069345?c=39546741839462401
コメント:逆告訴で対抗するしかないでしょう。政策らしい政策もなく、災害には一切関心を示さず、ただ批判する者を手当たり次第に攻撃する以外に、何もしていない人たちに対して、いかなる投票(=選択)の根拠があるのでしょうか。活動があいまいな政党に助成金が支払われるだけでも不愉快です。
東京新聞は社説で、参院議員を辞職して、また参院議員に立候補とは、国民を愚弄する行為だと批判しました。
それにしてもN国の当選には国民の一定の支持があることを認めるという、NHK会長の言い訳にも驚きます。自組織を否定しているというだけで、まさかの籾井以下です。そういう人を会長に選び、或いは食わせものの元総務次官の無理無体に屈するような、そんな経営委員会も、国民にとっては有害無益の存在です。
今NHKが国民に対して負うべき責任は、N国との公開討論会です。なぜならN国に一定の国民の支持があると、NHKが組織として自ら認めているからです。
そしてその公開討論会の場では、N国が言うように、NHKに不正経理があったのかどうかも説明する必要があります。
現状のままなら、暴れ回るN国も、視聴者の側に立つことを忘れているNHKの会長や、NHKの経営委員会も、ついでに言えば、超保守の総務大臣(個人的な意見ですが、人間としては、前経産相の方が遥かに好ましい)も、国民にとっては無用な存在でしかないのです。



1560.札幌にはお願いせよ。19/11/3

五輪のマラソン競技を、札幌が「やりたい」わけでも、札幌に「やらせたい」訳でもありません。都が札幌に(無事な開催の為に)一部会場の肩代わりを「お願い」しているのです。そういう基本的な理解が小池知事には欠如しています。あるのは(行事の主宰者にあるまじき)被害者意識だけです。
なんでも自分の思い通りにならないと気が済まない性格とお見受けしているのは私だけではないようで、敬遠され、事前相談からも外されてしまい、IOCと国で決められてしまうのです。まさに不徳の致すところなのです。
小池知事は、二言目には、都民がとか、都を代表してと言うけれど、それは安倍首相が、二言目には自分が行政府の長だと繰り返すのと似ています。国民がそれを知らないとでも思っているのか、或いはよほど自分に自信がないのかのどちらか(多分後者)です。
少なくとも私(都民の一人)は、小池ゆり子に投票したわけではなく、それでも(自分にとっては過重な)地方税(都税)を負担しています。だから一層のこと、小池知事の言い方には引っ掛かりを覚えるのです
小池知事が必ずしもそうだとは言わないが、自分が目立つことにしか関心のない政治家には、国民や都民もまた関心はないのです。とりわけ小池知事に足りないものは、気さくさと親しみやすさです。かといって信念や論理が一貫しているようにも思えません。もっと言えば、東京には女帝はいらないのです。
なので、私は小池知事には、来るべき解散総選挙を機会に、知事を辞職して、衆院(国政)に立候補することをお勧めしたい。いずれの場合でも、必要になるものは信頼できるブレーンです。現在のような個人プレイでは限界があるからです。