「オンライン・オピニオン」



2783.農政への怒り 6.7

「農政へ怒り 中学時代の思い今も」イベント企画運営 長田淳子 千葉県68から

「政府は一体何をやっているのでしょう」。中学時代に書いた作文の最初の一節です。

母の実家は新潟県でたくさんの田畑を持つ農家でした。早朝に野菜を収穫して選別、箱詰めし、その日のうちに農協に納めます。ですが、大きさが規格外、不ぞろいなどの理由で出荷できない野菜が膨大な量に上り、それらはタダ同然か廃棄処分。しかも規格に合わせた段ボールは全て自費でした。

あまりに理不尽だと書いた作文は表彰され、全校生徒の前で発表することになりました。ところが冒頭の一節は学校側に削除されてしまいました。たくさんの田畑がありながら、減反政策のために専業農家では食べていけなくなった叔父。規格という枠のために捨てられていく野菜。そんな事態への怒りがほとばしる一文を削除されたのです。

そのまま50年が経過した結果が今の日本の食事情です。叔父と叔母は鬼籍に入り、農家の後継ぎはいません。あの時伝えられなかった一節を、私は今、大きな声で尋ねたい。「政府は一体何をやっているのでしょう」

コメント:何もやっていない。少なくとも農家や国民の為になることは。それは日本の他の肥大した官公庁と同じだ。しかもこと農水関連となると、規模も硬直度も群を抜いている。いまや農水省もJAも農水族議員も、皆結託し、既得権の圧力団体と化しており、言い換えれば国民の大きなお荷物だ。令和のコメ騒動のこの機会に、農水関係の組織を根本から合理化しないと、大規模農業化など、夢のまた夢。重厚長大で硬直した農水関係者の、価値観や体質を変えることが、至急求められているのです。
小泉進次郎よ、そして進次郎がJAに否定的であることを知っていて指名した石破よ、ひるまず進撃せよ。君たちは今国民の希望の星なのだ。だから現在のところ、中身も信念もない、場当たりの玉木や、風見鶏の野田では、束になってかかっても勝てる相手ではなくなっている。国民を味方につけよ。




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