「オンライン・オピニオン」
2785.JA伏魔殿 6.9
今回の前書きは、週刊文春(6.12)から拾い読みです。
@「進次郎を阻む、JA伏魔殿」
(前略)JAとの癒着を重ねてきた大物から早速、牽制球が飛んでいる。野村哲郎元農相だ。(中略)
野村氏の収支報告書で資金の流れを精査した。(中略)総額7千万円近いJA、マネーが注入されていたことになる。(中略)
トライアングルの共犯関係
「今年四月現在で都道府県や市町村の地域単位で496のJAがあり、その頂点に経済事業(商社機能など)を担うJA全農があります。加えて信用事業を担う農林中央金庫、共済事業を担うJA共済連をはじめ、数多の関連団体が形成されている。これらの組織 を代表し、調整機能を担うのがJA全中です」(JA関係者)
その経営においてとりわけ重要なのが、農林中金などの信用事業だという。元農水官僚でキャノングローバル戦略研究所研究主幹の山下一仁氏が指摘する。
「コメ農家の大部分を占める小規模な兼業農家は、農業収入を大きく上回る兼業収入を農林中金などのJAバンクに預けています。JAの経営は、これを元手にした運用業務で成り立っている。実際、信用事業での総利益が約6800億円なのに対し、本業であるはずの農業関述事業の総利益は約4200億円(23年度)に留まります。JAとして は、資金源でもある兼業農家が淘汰されることは避けたい。そこで生産コストが高い彼らを守るために、高米価維持を目的とした実質的な減反政策を支持しているのです」
こうしたJAが抱える問題について、小泉氏は大臣就任会見でも抜本的な改革を求めていた。
「JAグルーブ全体に対しても、金融で稼ぐんじゃなくて経済事菜で稼いでもらいたい」
本業の農業で稼げ、と主張しているのだ。小泉氏のブレーンが補足する。
「減反政策を廃止し、兼業農家の延命ではなく、大規模農家に集約させる。輪出も強化し、稼ぐ農業を実現する。それが、小泉氏が本音では進めたい改革です」
だが、そこに立ちはだかるのが、農政においてJAに阿る歪な、農政トライアングルだ。
「自民党の農水族議員がJA傘下の兼業農家を票田とし、農水官僚がJAとその関連会社を天下り先として確保している構図がある。それゆえ、彼らはJAが望む減反政策の継続を進めています」(前出・山下氏) (以下略)
コメント:それでいてJAを悪者にするなと言っても、それは無理というもの。
A「Xさん怒髪天の肉声」
五月下旬、元フジテレビアナウンサーのX子さんは極めて親しい友人に、塗炭の苦しみを明かしていた。
「何度も人生の再スタートを切ろうとしているのに、ずっと妨害されている気分で、心の底から辛いです。 私は、ただただ普通に生きていたかった。一度しかない自分の人生を誰にも邪魔されず、楽しんで生きていたいだけなのに…」
次々降りかかる苦難を振り返り、こう言葉を続ける。
「橋下徹さんや古市憲寿さんは私や私の代理人に確認もせず、加害者側の発言を一方的に信じている。加害者側から聞いた話を事実だと思い込んで社会に言い触らしています。声が大きいから信じる人も一定数いる。失恋事案発言が独り歩きして、いまだ誹謗中傷や脅迫が止みません」(以下略)
コメント:もういい加減に、メディアは右翼の上に有名人志向の橋下と古市を重用するのをやめにするべきだ。思いつきと屁理屈、しかも思い上がりを取れば、後には何も残らない。国民にとって何の足しにもならない連中だ。メディアが彼らを使うのは、若者層に一定の支持者がいると見込んでのことだろうが、今回だけでなく散々問題発言を繰り返しており、もはやIQ自体が疑わしい。こちらは傲慢な顔つきを見て、自分勝手な屁理屈を聞くだけでも虫唾が走る。だから出演しているのが分かると直ちにチャンネルを切り替えている。立花、ひろゆきや成田とひとからげで出禁が相応しい。何が困ると言って彼らにはコメンテーターもしくは論客と言うレッテルが付いている事だ。彼らが若者の意見を代表しているなら、日本の未来は真っ暗だ。彼らが大きな顔が出来るということが、とりもなおさず、日本のメディアの質がいかに低いかを世界に示している。
B言霊USA 町山智浩
(前略)トランブのデタラメ攻勢にラマポーザ(南ア)大統領は終始落ち着いた態度で反論し続けた。トランブの扱い方は研究済だったのだろう。
そこで、NBCのピーター・アレクサンダー記者が突然、質問した。
「大統領、国防総省はカタールから供与される4億ドルのジェット機を受け取ると発表しましたが…」
そのジェットについてトランブは繰り返し「寄付」などと言っている。賄賂のようにしか見えないが、その質問は場違いだった。
「君は何を言ってるんだ?」トランプがブチ切れた。「いい加減ここから出て行け! 本当にひどい記者だ! 素質がない! 頭も足りない!」
ラマポーザはその場を和ませようと徴笑んで言った。「すみませんね、飛行機をお土産に持ってこなくて」
トランプは答えた。「持ってきてほしかったな。喜んで受け取るよJ
もしかして、皮肉言われたの、わかってない?
コメント:高額の贈答は米国の憲法違反。早く猿の惑星からお迎えを。
C自死前県議妻が慟哭告白、斎藤さんに知事の資質はない。元総務部長の軽すぎる処分にも関与。
「第三者委が客観的に結論を導いているのに、それを受け入れないというのは…。あれで乗り切れると思っていることが、不思議でなりません」
そう吐露するのは、故竹内英明前兵庫県議の妻だ。
百条委員会で斎藤元彦知事(47)を鋭く迫及していた竹内氏は、昨年十一月に斎藤氏が出直しに臨んだ兵庫県知事選の期間中、「知事を貶めた黒幕」としてSNS空間でバッシングを浴びた。結局、斎藤氏が再選を果たした翌日に県議を辞職。身に覚えのない誹謗中傷に加え、家族に危害を加えられるかもしれない恐怖から、精神的に不安定にな っていった。(中略)
五月二十七日、X氏の私的情報の漏洩をめぐって県が設置した第三者委員会の最終調査報告書が公表された。元総務部長の井ノ本知明氏による情報漏洩が認定されると共に、世間に衝撃を与えたのは、第三者委が下した結論だった。
(漏洩行為は、知事及び元副知事の指示のもとに行われた可能性が高い)(中略)
竹内氏の妻の告白は続く。
「これだけの事態を招いた責任は、やっぱり知事にあるのではないでしょうか。斎藤さんは.冷血の知事、というより、何か大事なものが欠けているような気がします。知事の資質はないということなのでしょう」(中略)
今後、斎藤氏への追及の舞台となるのは、兵庫県議会の六月定例会だ。開会日の六月三日には、自民・維新・公明・県民連合の四会派が、井ノ本氏を刑事告発するよう県側に申し入れた。別の県議が語る。
「刑事告発の先にあるの は、斎藤氏の偽証罪の告発です。刑事告発によって、斎藤氏の指示による情報漏洩が起訴事実として確定すれば、百条委における斎藤氏の偽証も確定する。斎藤氏追及への本気度は会派によってバラつきがありますが、元総務部長の刑事告発について後ろ向きな県議はほとんどいません」
県議会の中には、刑事手続きを待たず、再び不信任案を提出すべきだとする、強硬派もいる。一方、様子見を決め込む県議もおり、議会の行方は不透明だ。ただ、
「百条委での証言が三つも嘘だった疑惑があるのは確か。六月議会はこの三つの嘘で紛糾するでしょう」(同前)
(以下略)
コメント:知事どころか人としての自覚もない。なぜメディアは斎藤の人生や人間性を分析しようとしないのか。
Dハーバード大生50人に聞いたトランプへの怒り
(前略)学生ら二百名以上にアプローチし、五十名強から生の声を得た。学生たちが 語るのは、トランブ政権への怒り、将来への不安、大学生活への危機惑だった。
「トランプの措置は、馬鹿げているし、非愛国的です。大統領は無能な独裁者だ」
(心理学と経済学を専攻する学部二年生のウィリアム・フー氏)
「政権はファシストがやるであろうことを忠実になぞっているようにみえる」
(ガバナンス専攻の大学院生ルーカス・アトキンス氏)
「自分よりも遥かに大きい権力と対峠し、無力感がある」(ケネディスクール卒、コマラ・アヌピンディ氏)
「とても合理的な判断ではない。民主主義国家でこんなことが起きるんだと驚いています。アメリカ政治への見方がまるっきり変わった」(ケネディスクール卒、 日本人のミカコ氏〈仮名〉)
アメリカの憲法修正第一条は、表現の自由や報道の自由を保証するが、ロースクールの学生らは、「トランプ政権は憲法を侵害している」と口をそろえる。(以下略)
コメント:大統領就任式で、憲法を守るという誓約を、トランプはしたのだろうか。
【注目記事】
・コメ卸間の取引相場急落。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6541508
・任命拒否から5年。今度は法人化ごり押し。日本学術会議。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5170912960d0d3da28c3c0c276e5c2d9c5225ef2
コメント:杉のハゲ田は今どこに。