「天体写真集」





M42 オリオン大星雲
オリオン座の三つ星の下に、短剣と言われる、小さな三星がありますが、その
中央の星を双眼鏡で見ると、にじんでいるのが分かります。デジカメで写真を取る
不定形なシミが僅かにピンク色である事も分かります。中心部の3つの恒星
(トラペゾイド)が内側からガスを照らし出しているのです。左側のより小さい星雲を
頭部に見立てて、怪鳥と呼ばれることもあります。


IC434 馬頭星雲
オリオン星座の帯に当たる、いわゆる三つ星の左端の星の周りに赤いガス星雲があります。
写真の左側のものは黒いくぼみ=暗黒星雲、の部分が馬の首のように見えることから馬頭星雲と
呼ばれており、右側の星雲は、木が燃えているように見えることから、バーニング・ツリーと
呼ばれています。但し、望遠鏡を持ってしてもこの形を見る事は難しく、写真でないと
その形を確認することは出来ません。写真もデジカメに望遠ズームではちと無理で
この写真では口径20cmの反射望遠鏡を使いました。



M31 アンドロメダ銀河
かなり以前は、恒星でないものは何でもかんでも星雲(ネビュラ)で一括りされていましたが
ガスの塊に過ぎない散光星雲や、超新星の残骸と区別するために、巨大な星の集まりを
銀河(ギャラクシー)と呼ぶようになりました。スターウォーズの冒頭部部分は、遙か昔、銀河の
彼方で戦争があったという説明から始まります。そこではイン・ザ・ギャラクシーと言っているので
これは同じ天の河銀河の中ではあるが、地球からは離れた宇宙で起きた事件だと解釈されます。
だから物語に地球は絶対に出てこないのです。アンドロメダも出てきません。でも実は乙女座の
ソンブレロ銀河のすぐ脇にいるようなシーンもあるのですが、一定の距離は取っているように
見えます。いかにワープ技術が発達しようとも、よその銀河との間には気の遠くなるような距離が
あるからです。だからウルトラマンもスーパーマンも同じ天の河銀河の中の星団の出身なのです。
M31は典型的な渦巻き銀河です。これが多くの星の集まりである事は、大型の望遠鏡が開発されて
すぐに分かりました。私もハワイのすばる望遠鏡の近くのセンターで、夜間、ボランティアの
天文家(天文台勤務)に、直径50cmの反射望遠鏡でM31を見せて貰ったことがあります。
その時初めて個々の星が確認できました。まさに砂粒を撒いたような光景でした。
ハッブルが、この星々の中からセファイド型変光星を見つけて、その明るさの変化から、初めて
M31との距離を正確に計算しました。我々の天の河銀河に一番近い銀河がこのアンドロメダ銀河です。
共に乙女座銀河団に属しています。正確に言うと、アンドロメダに見られるような随伴銀河を、
天の河銀河も持っており、それらは比較的大きな天体で、マゼラン雲と呼ばれています。但し
それが見られるのは南半球です。アンドロメダ銀河は、天の河銀河ノ方向に移動しており、
やがて合体すると予想されています。アンドロメダの渦巻きには二つの謎があります。
ひとつは渦の内側と外河の星の回転速度が同じであることです。もうひとるはこの写真でも
それが分かるように、円盤が折れ曲がっているように見えることです。
双眼鏡や農園教で見ると中心部の明るいところガぼんやりしたシミのように見えるだけで
少しも、面白くも、美しくも有馬s年。ところがその全体はかなり大きくて、月の直径の
数倍はあるのです。だから広角レンズで星空を撮影すると、必ずどこかに映り込んできます。




M45プレアデス星団
すばるは日本の呼び名であり、古語もすまる=集まる、から派生した言葉と
言わています。即ち古くから親しまれてきた天体なのです。冬の空野天頂ちかくにあり
地方の暗い世皿なら見つけるのはカンタンです。双眼鏡で見るのにちょうど良い
大きさの天体でもあります。小さな柄杓型を構成している星々は、いずれも
青く輝き、生まれたばかりの恒星であることを示しています。というより、未だに
母体となった青いガスをまとっているのです。より高性能の望遠鏡で撮影すると
刷毛で描いたような、たなびく青いガスガよく見えます。


M1かに星雲


M3球状星団、りょうけん座


中央M8干潟星雲、右側M20三裂星雲


M13球状星団、ヘルクレス座


M15球状星団、ペガスス座


M16散光星雲、いて座


M17オメガ星雲、いて座


M33銀河、さんかく座


M35散開星団、ふたご座


M36散開星団、ぎょしゃ座


M57環状星雲


M51子持ち銀河


Cr399コートハンガー星団


ペルセウス座の二重星団


M52散開星団、カシオペア座


M64黒目銀河


M66,M65銀河、しし座


M67散開星団かに座


M61銀河、おおぐま座


M84他乙女座銀河団


M84乙女座銀河団の一部。いわゆるマルカリアンの鎖の一部


M81銀河、おおぐま座


M88銀河、かみのけ座


M47散開i星団、とも座


左M108銀河、右M97惑星状星雲(ふくろう星雲)、おおぐま


M101銀河、おおぐま座


M104ソンブレロ銀河、おとめ座


NGC2237バラ星雲


NGC869散開星団、ペルセウス座


NGC7000散光星雲(北アメリカ星雲)


NGC6960 赤い筋です


NGC6992、うっすらと赤い輪が見える


NGC1499カルフォルニア星雲の一部


ホルムズすい星


金環食2012年5月21日


金環食2012年5月21日


太陽の黒点


上弦の月


月ではありません。今明け方の空に見える一番明るい星、金星です。軌道上で地球の側に来ると
近くなると共に、三日月状になります。キヤノンKiss X6i、キヤノン200mm F2.8 1/500秒


富士山から立ち上る天の河。


20cm反射望遠鏡と冷却CCDカメラ


物干し台天文台で


すばる望遠鏡の前で


2017年の夜明け


2017年の初日の出。


金星と方向転換する三角型のUFO、と言いたいところですが、実はフィルターの反射像で
あることが分かりました。



木星と四大衛星。200mm望遠+2倍エクステンダー。


旅客機の航跡


ヒアデス星団とプレアデス。


オリオン座を通過する人工衛星。


牛飼い座とアークトゥルス。


金星の脇を通過する航空機。





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